JP6941963B2 - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機 Download PDF

Info

Publication number
JP6941963B2
JP6941963B2 JP2017079155A JP2017079155A JP6941963B2 JP 6941963 B2 JP6941963 B2 JP 6941963B2 JP 2017079155 A JP2017079155 A JP 2017079155A JP 2017079155 A JP2017079155 A JP 2017079155A JP 6941963 B2 JP6941963 B2 JP 6941963B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
ejector
fixed
plate
die plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017079155A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018176539A (ja
Inventor
寺田 貴明
貴明 寺田
秀治 大畑
秀治 大畑
卓哉 内海
卓哉 内海
昇平 脇坂
昇平 脇坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Machinery and Metal Co Ltd
Original Assignee
Toyo Machinery and Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Machinery and Metal Co Ltd filed Critical Toyo Machinery and Metal Co Ltd
Priority to JP2017079155A priority Critical patent/JP6941963B2/ja
Publication of JP2018176539A publication Critical patent/JP2018176539A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6941963B2 publication Critical patent/JP6941963B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、射出成形機に係り、特に、固定ダイプレートに固定側エジェクタユニットを備えた射出成形機に関する。
従来、固定ダイプレートにエジェクタ装置を備えた射出成形機としては、固定プラテン(固定ダイプレート)と、固定プラテンに取り付けられた金型と、金型内に前後進可能に配置されたエジェクタバックプレートと、エジェクタバックプレートに取り付けられた突出プレートと、突出プレートに設けられたエジェクタピンと、エジェクタバックプレートを前後進駆動するアクチュエータと、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。金型は、型板と金型取付部材とを含んで構成されており、型板と固定プラテンとの間に形成される空間内にエジェクタバックプレートが前後進可能に配置されている。また、アクチュエータは、固定プラテンの両側部に備えられる。
従来の射出成形機は、アクチュエータによりエジェクタバックプレートを前進方向(金型側)に駆動することにより、型板の表面に形成された金型本体内にエジェクタピンが突き出され、金型本体からスプルー及びランナーを取り出すことができる。
実開平2−82512号公報
しかしながら、従来の射出成形機は、エジェクタバックプレート、突出プレート及びエジェクタピンが金型内に配置されているので、固定プラテンに対する金型の交換作業が複雑なものになる。即ち、従来の射出成形機は、金型の交換に際して、エジェクタバックプレートとアクチュエータの連結を解除した後に、金型を構成する型板及び金型取付部材等を分解して、金型からエジェクタバックプレート、突出プレート及びエジェクタピンを取り出し、この取り出された部材を再度交換後の金型に組み込むという作業が必要になるので、金型の交換作業が複雑なものになる。
また、従来の射出成形機は、金型と一体のものであるので、金型に適合する複数種類のエジェクタバックプレート及び突出プレートを用意しなくてはならず、不経済である。即ち、従来の射出成形機は、交換前の金型と交換後の金型とで、エジェクタピンの突出位置が異なっている場合、交換後の金型におけるエジェクタピンの突出位置に適合する位置にエジェクタピンが備えられた新たなエジェクタバックプレートに交換しなくてはならず、不経済である。
さらに、従来の射出成形機は、固定プラテンの両側部に油圧シリンダ等のアクチュエータを備えるので、固定プラテンの側方にアクチュエータが突出し、射出成形機が大型化するという問題もある。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型にして、固定側金型の交換作業を容易かつ経済的に行うことができる射出成形機を提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するため、金型装置の開閉及び型締を行う型開閉・型締ユニットと、型締された前記金型装置のキャビティ内に可塑化樹脂を射出・充填する射出ユニットと、型開された前記金型装置から成形品を突き出す固定側エジェクタユニットと、を備えた射出成形機において、前記型開閉・型締ユニットは、固定ダイプレートと、前記固定側エジェクタユニットを介して前記固定ダイプレートに着脱可能に取り付けられた固定側金型と、を含んで構成され、前記固定側エジェクタユニットは、前記固定ダイプレートに着脱可能に取り付けられた金型取付部材と、前記金型取付部材に形成された凹部内に前後進可能に収容されたエジェクタプレートと、前記エジェクタプレートに取り付けられた複数の突出しピンと、前記エジェクタプレートを前記凹部内で前後進駆動するエジェクタ用駆動源と、を備え、前記エジェクタプレートは、複数の突出しピン取付孔を有し、前記複数の突出しピン取付孔のうち、前記固定側金型に備えられたエジェクタピンの設定位置に対応する位置に形成された突出しピン取付孔に、前記突出しピン取付孔の数よりも少数の前記突出しピンが付け替え可能に取り付けられていることを特徴とする。
上記構成によると、固定側エジェクタユニットが固定側金型とは独立の別体に形成されているので、固定側金型に特別な加工を施す必要が無く、一般的な射出成形機に適用されている標準的な固定側金型を使用できる。また、上記構成によると、固定側エジェクタユニットが固定側金型とは独立の別体に形成されていることから、金型の交換作業は、固定側エジェクタユニットの金型取付部材から交換前の固定側金型を取り外し、交換前の固定側金型が取り外された金型取付部材に交換後の固定側金型を取り付けることで行うことができる。よって、上記構成によれば、固定ダイプレート側に固定側エジェクタユニットを備えた射出成形機のコスト上昇を抑制できると共に、金型の交換作業を容易化できる。
上記構成によると、1つの固定側エジェクタユニットをエジェクタピンの設定位置が異なる各種の固定側金型に適用できるので、固定側エジェクタユニットの汎用性を高めることができて、射出成形機の経済性を高めることができる。
また本発明は、金型装置の開閉及び型締を行う型開閉・型締ユニットと、型締された前記金型装置のキャビティ内に可塑化樹脂を射出・充填する射出ユニットと、型開された前記金型装置から成形品を突き出す固定側エジェクタユニットと、を備えた射出成形機において、前記型開閉・型締ユニットは、固定ダイプレートと、前記固定側エジェクタユニットを介して前記固定ダイプレートに着脱可能に取り付けられた固定側金型と、を含んで構成され、前記固定側エジェクタユニットは、前記固定ダイプレートに着脱可能に取り付けられた金型取付部材と、前記金型取付部材に形成された凹部内に前後進可能に収容されたエジェクタプレートと、前記エジェクタプレートに取り付けられた複数の突出しピンと、前記エジェクタプレートを前記凹部内で前後進駆動するエジェクタ用駆動源と、を備え、前記エジェクタプレートは、前記凹部内において前記固定ダイプレートと前記金型取付部材とに両端が保持されたガイドピンに案内されて、前記固定ダイプレート側又は前記金型取付部材側に移動することを特徴とする。
上記構成によると、エジェクタプレートがガイドピンにより案内されるので、エジェクタプレートの動作を円滑化できて、射出成形機の動作安定性を高めることができる。
また本発明は、前記構成の射出成形機において、前記エジェクタプレートは、ノズル挿通孔が中心部に開設され、前記ノズル挿通孔を中心とする対称位置に、それぞれ複数個の突出しピン取付孔、ガイドピン挿通孔及び駆動源連結孔が開設されていることを特徴とする。
上記構成によると、エジェクタプレートに成形品からの反力及びエジェクタ用駆動源の駆動力が均等に作用するので、エジェクタプレートに不正な捩りモーメントが作用せず、固定側エジェクタユニットの動作安定性及び耐久性を高めることができる。
また本発明は、前記構成の射出成形機において、前記突出しピン取付孔、前記ガイドピン挿通孔及び前記駆動源連結孔は、前記エジェクタプレートの面内で前記ノズル挿通孔の中心を通り、かつ前記ノズル挿通孔の中心で直交する2本の線上に配置されていることを特徴とする。
上記構成によると、突出しピン取付孔、ガイドピン挿通孔及び駆動源連結孔を、ノズル挿通孔の中心で直交する2本の線上に集中配置できるので、エジェクタプレートの正面形状を、例えば十文字形、菱形又は花びら形に形成できる。よって、エジェクタプレートの正面形状を単純な円形又は四角形に形成した場合に比べて、エジェクタプレートを軽量化でき、エジェクタ用駆動源の小型化による射出成形機の低コスト化を図ることができる。
また本発明は、金型装置の開閉及び型締を行う型開閉・型締ユニットと、型締された前記金型装置のキャビティ内に可塑化樹脂を射出・充填する射出ユニットと、型開された前記金型装置から成形品を突き出す固定側エジェクタユニットと、を備えた射出成形機において、前記型開閉・型締ユニットは、固定ダイプレートと、前記固定側エジェクタユニットを介して前記固定ダイプレートに着脱可能に取り付けられた固定側金型と、を含んで構成され、前記固定側エジェクタユニットは、前記固定ダイプレートに着脱可能に取り付けられた金型取付部材と、前記金型取付部材に形成された凹部内に前後進可能に収容されたエジェクタプレートと、前記エジェクタプレートに取り付けられた複数の突出しピンと、前記エジェクタプレートを前記凹部内で前後進駆動するエジェクタ用駆動源と、を備え、前記固定ダイプレートは、複数の収容凹部を有し、前記複数の収容凹部のそれぞれに前記エジェクタ用駆動源を収容することを特徴とする。
上記構成によると、固定ダイプレートの側方にエジェクタ用駆動源が突出しないので、射出成形機の小型化を図ることができる。
本発明に係る射出成形機は、固定側エジェクタユニットと固定側金型とを独立の別体に形成したので、固定ダイプレート側に固定側エジェクタユニットを備えた射出成形機のコスト上昇を抑制できると共に、金型の交換作業を容易化できる。
実施形態に係る射出成形機の一部省略した正面図である。 図1のA−A断面図である。 第1実施形態に係る固定側エジェクタユニットを固定ダイプレートと共に示す分解斜視図である。 図3のB矢視図である。 第2実施形態に係る固定側エジェクタユニットを固定ダイプレートと共に示す分解斜視図である。 図5のC矢視図である。 第3実施形態に係る固定側エジェクタユニットを固定ダイプレートと共に示す分解斜視図である。 図7のD矢視図である。
以下、実施形態に係る射出成形機を図に基づいて説明する。なお、本発明の技術範囲は、以下に記載する実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨に反しない範囲で様々な設計変更を加えて実施されるものを含むことは勿論である。
図1に示すように、実施形態に係る射出成形機1は、機台2と、型開閉・型締ユニット3と、射出ユニット4と、金型装置5と、固定側エジェクタユニット6と、移動側エジェクタユニット7と、を含んで構成されている。実施形態に係る射出成形機1は、固定側エジェクタユニット6を金型装置5とは独立の別体に形成し、型開閉・型締ユニット3に備えられた固定ダイプレート11に着脱可能に取り付けたことを特徴とする。
型開閉・型締ユニット3及び射出ユニット4は、図1に示すように、機台2上に載置される。機台2は、フレーム材及び板材を用いて所定サイズの箱型に形成されており、その内部には、型開閉・型締ユニット3、射出ユニット4、固定側エジェクタユニット6及び移動側エジェクタユニット7の駆動を制御する、図示しない制御ユニットが収納されている。
型開閉・型締ユニット3は、固定ダイプレート11と、固定ダイプレート11と対向に配置されたテールストック12と、これら固定ダイプレート11とテールストック12とに両端が橋架された複数本のタイバー13と、タイバー13に案内されて固定ダイプレート11とテールストック12との間で移動する移動ダイプレート14とを有している。固定ダイプレート11は、機台2の上面の所定位置に固定され、テールストック12は、型厚を調整可能な範囲で機台2の上面に移動可能に取り付けられる。型厚調整は、テールストック12に取り付けられた型厚調整用電動サーボモータ15を用いて行われる。
固定ダイプレート11の内面(移動ダイプレート14との対向面)には、固定側エジェクタユニット6が取り付けられ、固定側エジェクタユニット6には、金型装置5を構成する固定側金型16が取り付けられている。一方、移動ダイプレート14の固定側金型16との対向面には、金型装置5を構成する移動側金型17が取り付けられる。固定側金型16の合わせ面16aと移動側金型17の合わせ面17aとの間には、所定形状のキャビティ18が形成される。固定側金型16には、キャビティ18から成形品を突き出すためのエジェクタピン19が摺動自在に内蔵されている。
移動ダイプレート14は、テールストック12と移動ダイプレート14とに両端が連結されたトグルリンク機構20を収縮駆動することにより、型開方向に移動される。また、移動ダイプレート14は、トグルリンク機構20を伸長駆動することにより、型閉・型締方向に移動される。
トグルリンク機構20は、テールストック12に備えられた図示しない型開閉用電動サーボモータを用いて収縮駆動又は伸長駆動される。即ち、トグルリンク機構20のクロスヘッド22には、ボールねじ機構23の直進部23aが連結され、当該直進部23aは、ボールねじ機構23の回転部23bに螺合されている。また、ボールねじ機構23の回転部23bは、例えばタイミングベルト及びプーリ等の動力伝達機構を介して、型開閉用電動サーボモータの出力軸に連結されている。従って、トグルリンク機構20は、型開閉用電動サーボモータの出力軸を所定の一方向に回転駆動することにより、ボールねじ機構23を介して収縮方向に駆動される。また、トグルリンク機構20は、型開閉用電動サーボモータの出力軸を他の一方向に回転駆動することにより、ボールねじ機構23を介して伸長方向に駆動される。
そして、トグルリンク機構20を伸長すると、移動ダイプレート14がタイバー13に案内されて固定ダイプレート11側に移動し、型閉と型締とが行われる。反対に、トグルリンク機構20を収縮すると、移動ダイプレート14がタイバー13に案内されてテールストック12側に移動し、型開が行われる。
射出ユニット4は、図1に示すように、先端に射出ノズル31が取り付けられた筒型の加熱シリンダ32を備えている。加熱シリンダ32内には、図示しないスクリュが回転可能かつ前後進可能に収納されており、加熱シリンダ32内においてスクリュを回転駆動することにより、原料樹脂の可塑化が行われる。また、加熱シリンダ32内においてスクリュを前進駆動することにより、キャビティ内への可塑化樹脂の射出が行われる。
なお、スクリュは、射出ユニット4に備えられた図示しない可塑化・計量用電動サーボモータにより回転駆動される。また、スクリュは、射出ユニット4に備えられた図示しない射出用電動サーボモータにより前後進駆動される。
固定側エジェクタユニット6は、金型取付部材41と、複数本の突出しピン42を備えたエジェクタプレート43と、エジェクタプレート43を前後進方向に案内するガイドピン44と、エジェクタプレート43を前後進方向に駆動するエジェクタ用駆動源であるエジェクタ用電動シリンダ45とを含んで構成される。なお、本実施形態においては、エジェクタ用駆動源としてエジェクタ用電動シリンダ45を用いたが、油圧シリンダ等の他の駆動源を用いることもできる。エジェクタ用電動シリンダ45は、エジェクタ用電動サーボモータと、エジェクタ用電動シリンダ45の出力軸であるピストンロッド45aと、エジェクタ用電動サーボモータの回転力をピストンロッド45aの直進力に変換する、例えばボールねじ機構等の動力変換機構とから構成される。
図2〜図4に、第1実施形態に係る固定側エジェクタユニット6を示す。第1実施形態に係る固定側エジェクタユニット6は、エジェクタプレート43の正面形状を花びら形、即ち、四隅部に凸部43aを有する四角形に形成したことを特徴とする。
金型取付部材41は、図2に示すように、正面形状が固定ダイプレート11とほぼ同形同大の略正方形に形成されており、四隅部には、タイバー13の逃げ溝46が形成されている。また、金型取付部材41の中央部には、ノズル挿通孔47が開設されている。ノズル挿通孔47は、射出ノズル31を挿通可能な直径に形成される。以下に説明するエジェクタプレート43に開設されるノズル挿通孔53、及び固定ダイプレート11に開設されるノズル挿通孔62についても、これと同様である。さらに、金型取付部材41の周縁部分には、図示しない金型固定ボルトが挿通される多数のボルト挿通孔48が開設されている。金型取付部材41に多数のボルト挿通孔48を開設するのは、各種サイズの固定側金型16を金型取付部材41に取り付けられるようにするためである。
金型取付部材41の外面(固定ダイプレート11との対向面)には、図2及び図4に示すように、エジェクタプレート43を前後進可能に収容するための凹部49が形成されている。凹部49は、正面形状がエジェクタプレート43の正面形状と同様の花びら形で、エジェクタプレート43を緩やかに収容可能な大きさに形成される。また、凹部49の深さは、エジェクタプレート43を所定のストロークで前後進できる深さに形成される。
そして、凹部49内には、複数(図2の例では、4個)の突出しピン挿通孔50が開設される。また、凹部49の底面には、図4に示すように、複数(図2の例では、4個)のガイドピン保持穴51が開設される。さらに、凹部49の四隅部には、金型取付部材41とエジェクタプレート43との干渉を防止するための円形の逃げ穴52が形成される。
図2に示すように、突出しピン挿通孔50、ガイドピン保持穴51及び逃げ穴52は、ノズル挿通孔の中心Oを通り、ノズル挿通孔の中心Oで直交する2本の直線X−X、Y−Y上に同一配列で形成される。つまり、突出しピン挿通孔50、ガイドピン保持穴51及び逃げ穴52は、ノズル挿通孔の中心Oを介してそれぞれ対称位置に形成される。
エジェクタプレート43の中心部には、ノズル挿通孔53が開設されている。また、エジェクタプレート43の凸部43aには、駆動源連結孔である電動シリンダ連結孔54が開設されている。電動シリンダ連結孔54には、エジェクタ用電動シリンダ45の出力軸であるピストンロッド45aに、エジェクタプレート43を固定するボルト55が挿通される。さらに、対向する2つの電動シリンダ連結孔54の中心を結ぶ直線X−X上及びY−Y上であって、金型取付部材41に形成された突出しピン挿通孔50と対応する位置には、合計4個の突出しピン取付孔56が開設されている。突出しピン取付孔56は、ねじ孔とすることができる。加えて、対向する2つの電動シリンダ連結孔54の中心を結ぶ直線X−X上及びY−Y上であって、金型取付部材41に形成されたガイドピン保持穴51と対応する位置には、合計4個のガイドピン挿通孔57が開設されている。
固定ダイプレート11の四隅部には、タイバー13の貫通溝61が形成されている。そして、固定ダイプレート11の中心部には、ノズル挿通孔62が開設されている。また、固定ダイプレート11の内面(固定側エジェクタユニット6の取付面)には、エジェクタプレート43に開設されたガイドピン挿通孔57と対応する位置に、ガイドピン44の一端を固定するガイドピン固定孔63が開設されている。ガイドピン固定孔63は、ねじ孔とすることができる。さらに、固定ダイプレート11には、金型取付部材41に開設された多数のボルト挿通孔48のそれぞれと対応する位置に、ボルト締結孔64が形成されている。ボルト締結孔64は、ねじ孔をもって構成される。
固定ダイプレート11の外面側には、各辺の中央部分に、合計4個の電動シリンダ収容凹部65が形成されている。また、電動シリンダ収容凹部65の底面には、固定ダイプレート11の内面まで貫通するピストンロッド貫通孔66が開設されている。
以下、固定ダイプレート11に対する第1実施形態に係る固定側エジェクタユニット6及び固定側金型16の取り付け方法と、固定ダイプレート11からの第1実施形態に係る固定側エジェクタユニット6及び固定側金型16の取り外し方法とについて説明する。
固定ダイプレート11への固定側エジェクタユニット6の取り付けに際しては、まず最初に、エジェクタ用駆動源であるエジェクタ用電動シリンダ45を電動シリンダ収容凹部65内に収容して、固定ダイプレート11に固定する。固定ダイプレート11に対するエジェクタ用電動シリンダ45の固定は、ボルト71(図1参照)を用いて行うことができる。このとき、エジェクタ用電動シリンダ45の出力軸であるピストンロッド45aは、固定ダイプレート11に開設されたピストンロッド貫通孔66内に貫通され、ピストンロッド45aの先端部が、固定ダイプレート11の内面側に突出される。なお、本実施形態では、エジェクタ用駆動源として電動シリンダを用いたが、固定ダイプレート11に形成された収容凹部65内に収まるのであれば、油圧シリンダ等でも使用可能である。
次に、ガイドピン44を固定ダイプレート11に固定する。固定ダイプレート11に対するガイドピン44の固定は、固定ダイプレート11に形成されたガイドピン固定孔63にガイドピン44の一端を螺合あるいは圧入することにより行うことができる。これにより、各ガイドピン44は、固定ダイプレート11の内面に対して垂直に設置される。
次に、固定ダイプレート11の内面に垂直に設置されたガイドピン44をガイドピン挿通孔57内に挿通して、ガイドピン44にエジェクタプレート43を取り付ける。しかる後に、エジェクタプレート43に開設された電動シリンダ連結孔54内に電動シリンダ取付用のボルト55を挿通し、当該ボルト55をピストンロッド45aに螺合する。これにより、エジェクタプレート43がピストンロッド45aに連結される。
次に、図示しないボルトを用いて、金型取付部材41を固定ダイプレート11に固定する。固定ダイプレート11に対する金型取付部材41の取り付けは、金型取付部材41に開設されたボルト挿通孔48内に挿通されたボルトを、固定ダイプレート11に形成されたボルト締結孔64に締結することにより行うことができる。
固定ダイプレート11に対する金型取付部材41の取り付けは、金型取付部材41に開設されたボルト挿通孔48と固定ダイプレート11に開設されたボルト締結孔64、金型取付部材41に形成された逃げ穴52とボルト55、及び、金型取付部材41に形成されたガイドピン保持穴51とガイドピン44の先端部と、をそれぞれ対向に配置した状態で行われる。これにより、ガイドピン保持穴51内にガイドピン44の先端部が挿入され、固定ダイプレート11と金型取付部材41との間でガイドピン44が安定に保持される。
最後に、図示しないボルトを用い、かつ金型取付部材41を介して、固定側金型16を固定ダイプレート11に取り付ける。固定ダイプレート11に対する固定側金型16の取り付けは、固定側金型16に開設された図示しないボルト挿通孔内に挿通され、かつ金型取付部材41に開設されたボルト挿通孔48を貫通した金型固定用ボルトを、固定ダイプレート11に形成されたボルト締結孔64に締結することにより行うことができる。
金型取付部材41からの固定側金型16の取り外しは、固定ダイプレート11のボルト締結孔64に締結されている金型固定用ボルトを取り外すことにより行うことができる。
エジェクタプレート43の正面形状は、第1実施形態に示した花びら形に限定されるものではない。図5及び図6に示す第2実施形態においては、エジェクタプレート43の正面形状が十文字状に形成されている。また、図7及び図8に示す第3実施形態においては、エジェクタプレート43の正面形状が菱形に形成されている。その他の部分については第1実施形態に係る固定側エジェクタユニットと同じであるので、対応する部分に同一の符号を付して説明を省略する。
移動側エジェクタユニット7は、移動ダイプレート14に備えられる。移動側エジェクタユニット7も固定側エジェクタユニット6と同様に、複数の突出しピンと、これら複数の突出しピンを駆動するための駆動源を有している。移動側エジェクタユニット7の構成については、公知に属する事項であり、かつ本発明の要旨でもないので、説明を省略する。
上述した第1実施形態〜第3実施形態に係る射出成形機1は、金型取付部材41、突出しピン42、エジェクタプレート43及びエジェクタ用電動シリンダ45を含む固定側エジェクタユニット6を、固定側金型16とは独立の別体に形成する構成を有している。
従って、前記第1実施形態〜第3実施形態に係る射出成形機1は、固定側金型16に特別な加工を施す必要が無いので、固定ダイプレート11側に固定側エジェクタユニット6を備えた射出成形機1のコスト上昇を抑制できる。また、前記第1実施形態〜第3実施形態に係る射出成形機1は、固定側エジェクタユニット6を分解することなく固定側金型16の着脱を行うことができるので、金型の交換作業を容易化できる。
また、上述した第1実施形態〜第3実施形態に係る射出成形機1は、エジェクタプレート43が、固定ダイプレート11と金型取付部材41とに両端が保持されたガイドピンに案内されて移動する構成を有している。
従って、前記第1実施形態〜第3実施形態に係る射出成形機1は、エジェクタプレート43の動作を円滑化できて、射出成形機1の動作安定性を高めることができる。
また、上述した第1実施形態〜第3実施形態に係る射出成形機1は、エジェクタプレート43の中心部に開設されたノズル挿通孔53を中心とする対称位置に、それぞれ複数個の突出しピン取付孔56、ガイドピン挿通孔57及び電動シリンダ連結孔54を開設する構成を有している。
従って、前記第1実施形態〜第3実施形態に係る射出成形機1は、エジェクタプレート43に成形品からの反力及びエジェクタ用電動シリンダ45の駆動力が均等に作用するので、固定側エジェクタユニット6の動作安定性及び耐久性を高めることができる。
また、上述した第1実施形態〜第3実施形態に係る射出成形機1は、突出しピン取付孔56、ガイドピン挿通孔57及び電動シリンダ連結孔54を、エジェクタプレート43の面内でノズル挿通孔53の中心を通り、かつノズル挿通孔53の中心で直交する直線X−X上及びY−Y上に配置する構成を有している。
従って、前記第1実施形態〜第3実施形態に係る射出成形機1は、エジェクタプレート43の正面形状を、例えば十文字形、菱形又は花びら形に形成できるので、エジェクタプレート43を軽量化できて、エジェクタ用電動シリンダ45の小型化による射出成形機1の低コスト化を図ることができる。
また、上述した第1実施形態〜第3実施形態に係る射出成形機1は、固定ダイプレート11にエジェクタ用電動シリンダ45の収容凹部65を形成する構成を有している。
従って、前記第1実施形態〜第3実施形態に係る射出成形機1は、固定ダイプレート11の側方及び射出ユニット4側にエジェクタ用電動シリンダ45が突出せず、射出成形機1の小型化を図ることができる。
また、上述した第1実施形態〜第3実施形態に係る射出成形機1は、固定ダイプレート11に複数のエジェクタ用電動シリンダ45を備える構成を有している。
従って、前記第1実施形態〜第3実施形態に係る射出成形機1は、低出力のエジェクタ用電動シリンダ45を適用することが可能になり、射出成形機1の低コスト化を図ることができる。
また、上述した第1実施形態〜第3実施形態に係る射出成形機1は、固定側エジェクタユニット6の他に移動側エジェクタユニット7を備える構成を有している。
従って、前記第1実施形態〜第3実施形態に係る射出成形機1は、スタックモールドにも対応することができる。
なお、前記第1実施形態〜第3実施形態では、エジェクタプレート43に複数の突出しピン取付孔56を形成し、これら複数の突出しピン取付孔56のそれぞれに突出しピン42を取り付けたが、かかる構成に代えて、成形品の突出しに必要な突出しピン42の数よりも多くの突出しピン取付孔56をエジェクタプレート43に形成しておき、固定側金型16に備えられたエジェクタピンの数及びその設定位置に応じて、突出しピン取付孔56の数よりも少数の突出しピン42を適宜付け替えできる構成とすることもできる。
本構成によると、1つの固定側エジェクタユニット6をエジェクタピンの設定位置が異なる各種の固定側金型16に適用できるので、固定側エジェクタユニット6の汎用性を高めることができて、射出成形機1の経済性を高めることができる。
1 射出成形機
3 型開閉・型締ユニット
4 射出ユニット
5 金型装置
6 固定側エジェクタユニット
7 移動側エジェクタユニット
11 固定ダイプレート
16 固定側金型
17 移動側金型
31 射出ノズル
41 金型取付部材
42 突出しピン
43 エジェクタプレート
44 ガイドピン
45 エジェクタ用電動シリンダ(エジェクタ用駆動源)
45a ピストンロッド
46 逃げ溝
47 ノズル挿通孔
48 ボルト挿通孔
49 凹部
50 突出しピン挿通孔
51 ガイドピン保持穴
52 逃げ穴
53 ノズル挿通孔
54 電動シリンダ連結孔(駆動源連結孔)
55 ボルト
56 突出しピン取付孔
57 ガイドピン挿通孔
61 貫通溝
62 ノズル挿通孔
63 ガイドピン固定孔
64 ボルト締結孔
65 電動シリンダ収容凹部
66 ピストンロッド貫通孔

Claims (5)

  1. 金型装置の開閉及び型締を行う型開閉・型締ユニットと、型締された前記金型装置のキャビティ内に可塑化樹脂を射出・充填する射出ユニットと、型開された前記金型装置から成形品を突き出す固定側エジェクタユニットと、を備えた射出成形機において、
    前記型開閉・型締ユニットは、固定ダイプレートと、前記固定側エジェクタユニットを介して前記固定ダイプレートに着脱可能に取り付けられた固定側金型と、を含んで構成され、
    前記固定側エジェクタユニットは、前記固定ダイプレートに着脱可能に取り付けられた金型取付部材と、前記金型取付部材に形成された凹部内に前後進可能に収容されたエジェクタプレートと、前記エジェクタプレートに取り付けられた複数の突出しピンと、前記エジェクタプレートを前記凹部内で前後進駆動するエジェクタ用駆動源と、を備え、
    前記エジェクタプレートは、複数の突出しピン取付孔を有し、前記複数の突出しピン取付孔のうち、前記固定側金型に備えられたエジェクタピンの設定位置に対応する位置に形成された突出しピン取付孔に、前記突出しピン取付孔の数よりも少数の前記突出しピンが付け替え可能に取り付けられていることを特徴とする射出成形機。
  2. 金型装置の開閉及び型締を行う型開閉・型締ユニットと、型締された前記金型装置のキャビティ内に可塑化樹脂を射出・充填する射出ユニットと、型開された前記金型装置から成形品を突き出す固定側エジェクタユニットと、を備えた射出成形機において、
    前記型開閉・型締ユニットは、固定ダイプレートと、前記固定側エジェクタユニットを介して前記固定ダイプレートに着脱可能に取り付けられた固定側金型と、を含んで構成され、
    前記固定側エジェクタユニットは、前記固定ダイプレートに着脱可能に取り付けられた金型取付部材と、前記金型取付部材に形成された凹部内に前後進可能に収容されたエジェクタプレートと、前記エジェクタプレートに取り付けられた複数の突出しピンと、前記エジェクタプレートを前記凹部内で前後進駆動するエジェクタ用駆動源と、を備え、
    前記エジェクタプレートは、前記凹部内において前記固定ダイプレートと前記金型取付部材とに両端が保持されたガイドピンに案内されて、前記固定ダイプレート側又は前記金型取付部材側に移動することを特徴とする射出成形機。
  3. 前記エジェクタプレートは、ノズル挿通孔が中心部に開設され、前記ノズル挿通孔を中心とする対称位置に、それぞれ複数個の突出しピン取付孔、ガイドピン挿通孔及び駆動源連結孔が開設されていることを特徴とする請求項に記載の射出成形機。
  4. 前記突出しピン取付孔、前記ガイドピン挿通孔及び前記駆動源連結孔は、前記エジェクタプレートの面内で前記ノズル挿通孔の中心を通り、かつ前記ノズル挿通孔の中心で直交する2本の線上に配置されていることを特徴とする請求項に記載の射出成形機。
  5. 金型装置の開閉及び型締を行う型開閉・型締ユニットと、型締された前記金型装置のキャビティ内に可塑化樹脂を射出・充填する射出ユニットと、型開された前記金型装置から成形品を突き出す固定側エジェクタユニットと、を備えた射出成形機において、
    前記型開閉・型締ユニットは、固定ダイプレートと、前記固定側エジェクタユニットを介して前記固定ダイプレートに着脱可能に取り付けられた固定側金型と、を含んで構成され、
    前記固定側エジェクタユニットは、前記固定ダイプレートに着脱可能に取り付けられた金型取付部材と、前記金型取付部材に形成された凹部内に前後進可能に収容されたエジェクタプレートと、前記エジェクタプレートに取り付けられた複数の突出しピンと、前記エジェクタプレートを前記凹部内で前後進駆動するエジェクタ用駆動源と、を備え、
    前記固定ダイプレートは、複数の収容凹部を有し、前記複数の収容凹部のそれぞれに前記エジェクタ用駆動源を収容することを特徴とする射出成形機。
JP2017079155A 2017-04-12 2017-04-12 射出成形機 Active JP6941963B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017079155A JP6941963B2 (ja) 2017-04-12 2017-04-12 射出成形機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017079155A JP6941963B2 (ja) 2017-04-12 2017-04-12 射出成形機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018176539A JP2018176539A (ja) 2018-11-15
JP6941963B2 true JP6941963B2 (ja) 2021-09-29

Family

ID=64280635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017079155A Active JP6941963B2 (ja) 2017-04-12 2017-04-12 射出成形機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6941963B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5396068U (ja) * 1976-12-31 1978-08-04

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018176539A (ja) 2018-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2385227C2 (ru) Инструмент для литьевого формования пластмассы
KR100873335B1 (ko) 사출성형기의 형체장치
US11141895B2 (en) Shaping machine and method of operating a shaping machine
CA2588737A1 (en) Injection molding machine apparatus and method with moving platen injection and ejection actuation
JP5131439B2 (ja) 型締め機構及び射出成形機
KR100887765B1 (ko) 슬라이드코어를 구비한 사출금형 및 그 제어방법
JP6941963B2 (ja) 射出成形機
JP5395494B2 (ja) 成形機のエジェクト装置
KR101268853B1 (ko) 사출성형기의 형체기구
KR20120117038A (ko) 사출금형의 게이트 커팅장치
JP4347791B2 (ja) 多材質射出成形機
TW558491B (en) Mold locking device
CN110978438A (zh) 注塑成型机的合模装置
JP3276883B2 (ja) 射出成形機等の複合型締装置
CN113306101A (zh) 一种液压两板式塑料注射成型机
KR101907673B1 (ko) 이중 사출성형기용 형체결부
JP2022049402A5 (ja)
JP2010247385A (ja) 射出成形方法および射出成形装置
JP4625489B2 (ja) 型盤、型締め装置、射出成形機
JP6699138B2 (ja) 樹脂成形金型
WO2023095652A1 (ja) エジェクタ装置、型締装置、および射出成形機
JP3064246B2 (ja) 電動式竪型射出成形機の製品突出し装置
JP5991725B1 (ja) 射出成形機
US5195431A (en) Shutter-type clamping device
JP7348158B2 (ja) 射出成形金型

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210817

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6941963

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150