JP6941521B2 - 脱気システム - Google Patents

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Description

本開示は、熱交換器冷却水の脱気システムに関する。
バイナリ発電等の発電設備、工場、居住設備、船舶等において、水冷式の熱交換器が広く利用されている。水冷式の熱交換器には、冷却塔で空冷された冷却水が導入され、熱交換器において、冷却水と熱媒体との熱交換が為される(例えば、特許文献1)。
しかし、冷却塔で冷却された冷却水には少なからず空気が含まれてしまうため、熱交換器の内部に形成された冷却水の流路に空気が滞留する場合がある。空気の滞留箇所(以下、「空気溜り」と称する)が形成されると、流路における空気溜りの下方の冷却水が、空気溜りを通過できなくなり、停滞してしまう(流れなくなってしまう)場合がある。この場合、空気溜りの下方の領域には、冷却された新たな冷却水が供給されなくなり、空気溜りの下方の領域の熱交換機能が失われてしまうという問題がある。
そこで、熱交換器から排出された冷却水が通過する排水管に、端部が大気開放された排気管を設けておき、熱交換器で冷却された熱媒体を利用する機器(以下、「利用機器」と称する)の能力が低下した場合に、排気管に設けられたバルブを開弁することで、滞留した空気を熱交換器の内部から取り除いている。
特開2002−5595号公報
しかし、上記の従来技術では、利用機器の能力が低下した後に熱交換器の内部の空気(ガス)を取り除く。例えば、利用機器が熱媒体で回転するタービン発電装置である場合には、発電量が低下してから、熱交換器の内部の空気を取り除く。そうすると、発電量が低下する期間、つまり、利用機器の能力が低下する期間が生じてしまうという問題がある。
本開示は、このような課題に鑑み、熱交換器によって熱交換された熱媒体を利用する利用機器の能力の低下を予防することが可能な脱気システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本開示の一態様にかかる脱気システムは、冷却液が通過する冷却液流路と、前記冷却液流路と熱伝達可能に設けられ熱媒体が通過する媒体流路とを有し、前記冷却液と前記熱媒体とを熱交換させる熱交換器と、中空形状の塔本体と、前記冷却液流路から排出された冷却液を前記塔本体内に散水する散水部と、前記散水部から散水された前記冷却液と空気とを接触させて冷却する冷却部と、前記塔本体の下部に設けられ冷却された前記冷却液を貯留する貯留部とを有する冷却塔と、前記貯留部に貯留された前記冷却液の液面より上方に位置し、前記貯留部に貯留された前記冷却液が導入され、内部に前記冷却液の層と気層とが形成される中空形状の槽本体部と、前記槽本体部における前記気層が形成される箇所の底面から前記槽本体部内に立設した堰と、前記槽本体部内の気層の圧力が所定値に維持されるように空気を吸引する吸引部とを有する脱気機構と、吸入側が、前記貯留部に貯留された前記冷却液の液面より下方に位置し、前記脱気機構の前記槽本体部における前記堰の下流側に接続され、吐出側が前記冷却液流路の入口に接続された冷却液ポンプと、を備え、前記冷却液ポンプは、前記脱気機構から冷却液を吸入することで、前記貯留部に貯留された冷却液を前記脱気機構に導く
また、前記吸引部は、前記冷却液ポンプの吐出側が接続されるエジェクタを含んで構成されてもよい。
本開示によれば、熱交換器によって熱交換された熱媒体を利用する利用機器の能力の低下を予防することが可能となる。
バイナリ発電装置の概略的な構成を説明する図である。 凝縮器の構成例を説明する図である。 冷却水と作動媒体の流れを説明する図である。 凝縮器内の空気溜りを説明する図である。 本体、堰、排気弁の断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の実施形態について詳細に説明する。実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本開示を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。また本開示に直接関係のない要素は図示を省略する。
(バイナリ発電装置100)
図1は、バイナリ発電装置100の概略的な構成を説明する図である。図1中、冷却水の流れを実線の矢印で示し、加熱水の流れを二点鎖線の矢印で示し、作動媒体の流れを一点鎖線の矢印で示す。
図1に示すように、バイナリ発電装置100は、循環ポンプ110と、蒸発器120と、利用機器(例えばタービン発電機130)と、脱気システム200とを含んでいる。
循環ポンプ110は、脱気システム200(凝縮器220)によって冷却された作動媒体(凝縮器220によって凝縮された液体)を昇圧して蒸発器120に送出する。作動媒体は、例えば、R−245fa(HFC−245fa)である。循環ポンプ110は、凝縮器220の媒体出口342bに吸入側が接続される。また、循環ポンプ110は、蒸発器120の媒体入口122aに吐出側が接続される。したがって、循環ポンプ110は、蒸発器120、タービン発電機130、脱気システム200(凝縮器220)に作動媒体(熱媒体)を循環させる。
蒸発器120は、作動媒体と加熱水との熱交換を行い、作動媒体を加熱して、加熱水を冷却する。蒸発器120は、例えば、プレートタイプの熱交換器や、シェルアンドチューブタイプの熱交換器で構成される。蒸発器120には、媒体流路122、および、加熱水流路124が形成される。蒸発器120において、媒体流路122と加熱水流路124とは熱伝達可能に面接触している。また、蒸発器120において、作動媒体の流れと加熱水の流れとが対向流となるように、媒体流路122に媒体入口122aおよび媒体出口122bが形成され、加熱水流路124に加熱水入口124aおよび加熱水出口124bが形成される。
媒体流路122には、媒体入口122aを通じて、循環ポンプ110から作動媒体(液体)が導入される。媒体流路122の通過過程において、加熱水によって加熱されることで気化した作動媒体は、媒体出口122bを通じて、タービン発電機130に導入される。
一方、加熱水流路124には、加熱水入口124aを通じて、加熱水源から加熱水が導入される。加熱水源は、例えば、温泉やプラント排水源である。加熱水流路124の通過過程において、作動媒体に熱を伝達することで冷却された加熱水は、加熱水出口124bを通じて外部に排出される。
タービン発電機130は、蒸発器120から導入された作動媒体(気体)によって発電する。具体的に説明すると、タービン発電機130は、作動媒体によって回転されるタービンと、タービンの回転によって発電する発電機とを含む。タービン発電機130のタービンを通過した作動媒体(気体)は、脱気システム200の凝縮器220に導入される。
(脱気システム200)
脱気システム200は、冷却水ポンプ210(冷却液ポンプ)と、凝縮器220(熱交換器)と、冷却水導入管230、冷却水排出管232と、媒体導入管234と、媒体排出管236と、冷却塔250と、脱気機構260とを含んでいる。
冷却水ポンプ210は、冷却塔250によって冷却され、脱気機構260によって脱気された冷却水を昇圧して凝縮器220に送出する。冷却塔250、脱気機構260については、後に詳述する。冷却水ポンプ210は、脱気機構260の槽本体部410に吸入側が接続される。また、冷却水ポンプ210は、凝縮器220の冷却水入口344aに吐出側が接続される。したがって、冷却水ポンプ210は、冷却水導入管230、凝縮器220、冷却水排出管232、冷却塔250、脱気機構260に冷却水を循環させる。
凝縮器220は、作動媒体と冷却水との熱交換を行い、作動媒体を冷却して、冷却水を加熱する。凝縮器220は、例えば、プレートタイプの熱交換器で構成される。
図2は、凝縮器220の構成例を説明する図である。図2(a)は、凝縮器220の分解斜視図である。図2(b)は、第1プレート310の前面310aを示す平面図である。図2(c)は、第2プレート320の前面320aを示す平面図である。図2(d)は、第1プレート310、第2プレート320の後面310b、320bを示す平面図である。本実施形態の図2をはじめとする以下の図では、垂直に交わるX軸(水平方向)、Y軸(水平方向)、Z軸(鉛直方向)を図示の通り定義している。なお、図2(a)中、理解を容易にするために、第1プレート310、第2プレート320を実際より少なく示す。
図2(a)に示すように、凝縮器220は、複数の第1プレート310と、複数の第2プレート320と、封止板330と、出入板340とを含んでいる。第1プレート310、第2プレート320、封止板330、出入板340は、金属等の熱伝導率が大きい材料で構成される。具体的に説明すると、凝縮器220は、封止板330と出入板340との間に、第1プレート310と第2プレート320とが交互に積層されて構成される。凝縮器220において、第1プレート310および第2プレート320は、例えば、166枚ずつ設けられる。
第1プレート310は、図2(b)に示すように、略矩形形状の平板である。第1プレート310には、前面310aから後面310bに貫通した4つの貫通孔312a〜312dが形成されている。貫通孔312a、312dは、第1プレート310の下部に形成され、貫通孔312b、312cは第1プレート310の上部に形成される。貫通孔312bは、貫通孔312aの鉛直上方に形成される。貫通孔312cは、貫通孔312dの鉛直上方に形成される。また、第1プレート310の前面310aには、図2(a)、図2(b)中−Y軸方向に突出した突出部314が設けられる。突出部314は、第1プレート310の前面310aのうち、貫通孔312a、312bが形成された領域と、貫通孔312cが形成された領域と、貫通孔312dが形成された領域とをそれぞれ囲繞し、これらの領域を区画する。突出部314の内側には、図2(a)、図2(b)中+Y軸方向に陥没した溝部316が形成される。
第2プレート320は、第1プレート310と同一の構造であり、第1プレート310を180°回転させたものである。具体的に説明すると、第2プレート320は、図2(c)に示すように、略矩形形状の平板である。第2プレート320には、前面320aから後面320bに貫通した4つの貫通孔322a〜322dが形成されている。貫通孔322a、322dは、第2プレート320の下部に形成され、貫通孔322b、322cは第2プレート320の上部に形成される。貫通孔322bは、貫通孔322aの鉛直上方に形成される。貫通孔322cは、貫通孔322dの鉛直上方に形成される。また、第2プレート320の前面320aには、図2(a)、図2(c)中−Y軸方向に突出した突出部324が設けられる。突出部324は、第2プレート320の前面320aのうち、貫通孔322aが形成された領域と、貫通孔322bが形成された領域と、貫通孔322c、322dが形成された領域とをそれぞれ囲繞し、これらの領域を区画する。突出部324の内側には、図2(a)、図2(c)中+Y軸方向に陥没した溝部326が形成される。
また、図2(d)に示すように、第1プレート310の後面310b、および、第2プレート320の後面320bは、図2(d)中XZ平面に沿った平面形状である。
図2(a)に戻って説明すると、封止板330は、第1プレート310、第2プレート320と実質的に同じ形状、同じ大きさの平板である。封止板330には、貫通孔は形成されていない。
出入板340は、第1プレート310、第2プレート320と実質的に同じ形状、同じ大きさの平板である。出入板340には、媒体入口342a、媒体出口342b、冷却水入口344a(入口)、冷却水出口344bが形成される。第2プレート320と接続されたときに、媒体入口342aは貫通孔322cに、媒体出口342bは貫通孔322dに、冷却水入口344aは貫通孔322aに、冷却水出口344bは貫通孔322bに連通するように出入板340に形成される。なお、凝縮器220は、媒体入口342aの下方に媒体出口342bが、冷却水入口344aの上方に冷却水出口344bが位置するように設置される。
図2(a)に示すように、第1プレート310の前面310aには、第2プレート320の後面320bが接続(例えば、ろう付け)される。詳細には、第1プレート310の突出部314が第2プレート320の後面320bに接続される。また、第2プレート320の前面320aには、第1プレート310の後面310bが接続される。詳細には、第2プレート320の突出部324が第1プレート310の後面310bに接続される。このようにして、第1プレート310、第2プレート320が交互に積層された積層体が形成される。そして、積層体の一方の端部に位置する第1プレート310の後面310bに封止板330が接続される。また、積層体の他方の端部に位置する第2プレート320の前面320a(突出部324)に出入板340の後面が接続される。
このように、第1プレート310、第2プレート320、封止板330、出入板340が積層されることにより、媒体入口342a、貫通孔312c、貫通孔322cによって媒体流路222aが形成される。つまり、媒体流路222aは、一端に媒体入口342aが形成され、他端が封止板330によって封止された流路である。また、媒体出口342b、貫通孔312d、貫通孔322dによって媒体流路222bが形成される。つまり、媒体流路222bは、一端に媒体出口342bが形成され、他端が封止板330によって封止された流路である。なお、媒体流路222a、媒体流路222bは、水平方向に延在している。また、媒体流路222aと媒体流路222bとは、溝部326(媒体流路)によって連通される。
また、第1プレート310、第2プレート320、封止板330、出入板340が積層されることにより、冷却水入口344a、貫通孔312a、貫通孔322aによって冷却水流路224a(冷却液流路)が形成される。つまり、冷却水流路224aは、一端に冷却水入口344aが形成され、他端が封止板330によって封止された流路である。また、冷却水出口344b、貫通孔312b、貫通孔322bによって冷却水流路224b(冷却液流路)が形成される。つまり、冷却水流路224bは、一端に冷却水出口344bが形成され、他端が封止板330によって封止された流路である。なお、冷却水流路224a、冷却水流路224bは、水平方向に延在している。また、冷却水流路224aと、冷却水流路224bとは、溝部316(冷却液流路)によって連通される。
冷却水導入管230は、冷却水入口344aに連続した管であり、冷却水ポンプ210の吐出側に接続される。冷却水排出管232は、冷却水出口344bに連続した管であり、冷却塔250の散水部254に接続される。媒体導入管234は、媒体入口342aに連続した管であり、タービン発電機130のタービンに接続される。媒体排出管236は、媒体出口342bに連続した管であり、循環ポンプ110の吸入側に接続される。
図3は、冷却水と作動媒体の流れを説明する図である。なお、図3中、冷却水の流れを実線の矢印で示し、作動媒体の流れを破線の矢印で示す。図3に示すように、冷却水入口344aから導入された冷却水は、第1の冷却水流路224aを(貫通孔322a、貫通孔312aを交互に)図3中+Y軸方向に通過するとともに、溝部316を上昇する。溝部316を上昇した冷却水は、第2の冷却水流路224bを(貫通孔312b、貫通孔322bを交互に)図3中−Y軸方向に通過して冷却水出口344bから排出される。
一方、媒体入口342aから導入された作動媒体は、第1の媒体流路222aを(貫通孔322c、貫通孔312cを交互に)図3中+Y軸方向に通過するとともに、溝部326を下降する。溝部326を下降した作動媒体は、第2の媒体流路222bを(貫通孔312d、貫通孔322dを交互に)図3中−Y軸方向に通過して媒体出口342bから排出される。
そして、凝縮器220内において、溝部316を上昇流となって流れる冷却水と、溝部326を下降流となって流れる作動媒体とで熱交換が為される。具体的に説明すると、溝部316と、溝部326とは、第1プレート310または第2プレート320によって区画されている。つまり、溝部316と、溝部326とは、第1プレート310または第2プレート320によって熱伝達可能に設けられている。このため、溝部316を流れる冷却水と、溝部326を流れる作動媒体とで熱交換が為されることになる。そして、溝部326の通過過程において、冷却水によって冷却されることで凝縮した作動媒体は、媒体出口342bを通じて、循環ポンプ110に吸引される。一方、溝部316の通過過程において、作動媒体から熱が伝達されて加熱された冷却水は、冷却水出口344bを通じて冷却塔250に送出される。
図1に戻って説明すると、冷却塔250は、凝縮器220によって加熱された冷却水を冷却する。具体的に説明すると、冷却塔250は、中空形状の塔本体252と、散水部254とを含んでいる。塔本体252は、冷却水を貯留可能な貯留部252aを下部に有する。また、塔本体252は、下部側面に外気取り込み口252b(冷却部)が形成されている。散水部254は、例えば、ノズルで構成され、塔本体252内に配される。冷却水排出管232を通じて凝縮器220から導入された冷却水は、散水部254から散水される。散水された冷却水は、塔本体252内を落下する。冷却水は、落下する過程において、外気取り込み口252bから塔本体252内に取り込まれた外気と接触することにより冷却される。冷却された冷却水は、塔本体252の貯留部252aに貯留される。
なお、冷却塔250が、散水部254が冷却水出口344bより下方に位置するように設けられている場合、サイフォンの原理により、冷却水流路224bから自重で散水部254に冷却水を送出することができる。このため、凝縮器220の冷却水出口344bと散水部254との水頭差分、冷却水出口344bの圧力を低く(負圧に)することが可能となる。
上記したように、冷却塔250では、冷却水を外気に接触させて冷却しているため、冷却水に空気が少なからず含まれてしまう。具体的に説明すると、冷却水に含まれる空気は、冷却水中に溶解している溶解空気、直径が10μm未満の気泡(以下、「ナノバブル」と称する)、直径が10μm以上50μm未満の気泡(以下、「マイクロバブル」と称する)、直径が50μm以上の気泡(以下、「大気泡」と称する)が含まれる。凝縮器220内に供給される冷却水は、冷却水ポンプ210によって昇圧されるため、溶解空気の気化が抑制される。一方、昇圧により、冷却水ポンプ210の出口から凝縮器220の冷却水流路224aの端末(封止板330の近傍)までの間に、混在している一部の気泡が径の大きい順に冷却水に溶解して溶解量が増加する。この冷却水が、凝縮器220の溝部316に流入すると、作動媒体により加熱され、その後冷却水流路224bに送出される。加熱によって冷却水の温度が上昇して、気体の溶解許容値が減少するため、温度上昇が大きい場合には溶解空気の一部が気化して気泡が生成される。したがって、温度上昇が大きい程、気泡の生成量は多くなる。このため、冷却水流路224bに送出された冷却水の溶解空気から生成された気泡混在冷却水と、冷却水入口344aから溝部316を通過して一部残存している気泡混在冷却水の両方が冷却水流路224bに送出される。このため、冷却水流路224b内における流体の挙動によってはこれらの気泡の一部が冷却水から分離される。
また、大気泡は浮上速度が大きいため、浮上時間が相対的に短い。このため、大気泡は、冷却塔250に貯留されている時間内に冷却水から分離される。
一方、ナノバブルおよびマイクロバブルは、浮上時間が相対的に長いため、冷却塔250に貯留されている間に冷却水からほとんど分離されない。このため、ナノバブルおよびマイクロバブルは、冷却水とともに凝縮器220内に導入される。しかし、ナノバブルは、ブラウン運動によって冷却水中に浮遊(分散)されているため、ナノバブル同士の凝集が抑制される。したがって、ナノバブルは、冷却水の流れとともに凝縮器220を通過することになり、凝縮器220(冷却水流路224a、224b、溝部316)内に空気溜りを形成することはない。マイクロバブルは、ブラウン運動が為されないため、凝縮器220内においてマイクロバブル同士が凝集し、大気泡が形成される場合がある。ただし、凝縮器220内を流れる冷却水が乱流である場合、マイクロバブルは、冷却水の流れとともに凝縮器220を通過することになる。
図4は、凝縮器220内の空気溜りAPを説明する図である。図4中、理解を容易にするため、一部の部材を破線で示す。凝縮器220は、冷却水流路224a、224b、溝部316を通過する冷却水が乱流となるように設計される。このため、凝縮器220内のナノバブルおよびマイクロバブルは、ほとんどが冷却水とともに凝縮器220から排出される。
しかし、冷却水流路224a、224bにおける封止板330の近傍は、他の箇所と比較して冷却水の流速が低下する。具体的に説明すると、上記したように冷却水入口344aから導入された冷却水は、冷却水流路224aを図4中+Y軸方向に流れた後、溝部316において−Z軸方向の上昇流となって、冷却水流路224bに到達する。そして、冷却水は、冷却水流路224bを図4中−Y軸方向に流れる。つまり、冷却水入口344aから導入された冷却水は溝部316に分流されるため、冷却水流路224a、224bのうち、冷却水入口344aからの距離が遠い封止板330の近傍において冷却水の流速が低下する。そうすると、図4に示すように、上方に位置する冷却水流路224bにおける封止板330の近傍から冷却水出口344b近傍の冷却水の流速が極度に低下して冷却水が滞留する。このため、冷却水中の気泡が相対的に短時間で分離されやすくなり、冷却水流路224bにおいて、封止板330の近傍から冷却水出口344bに向かって空気が滞留し、空気溜りAPが形成される(空気層が形成)ことがある。
また、溝部316を通過する冷却水が作動媒体と熱交換されることによって、昇温され、溶解空気が気化して気泡となる場合もある。このようにして生じた気泡が上昇し、冷却水流路224bにおいて空気溜りAPを形成することもある。
空気溜りAPが形成されると、冷却水流路224bにおける空気溜りAPの下方の冷却水が、空気溜りAPを通過することができなくなる場合がある。具体的に説明すると、空気溜りAPが、冷却水流路224bにおける封止板330の近傍に形成されるに従い、溝部316の冷却水が冷却水流路224bに到達(上昇)する量が減少し、当該部分が空気だけになると冷却水は流れなくなる。つまり、空気溜りAPの下方の溝部316において、冷却水が停滞する。このため、空気溜りAPの下方の溝部316には、冷却された新たな冷却水が供給されなくなり、空気溜りAPの下方の溝部316の熱交換機能が失われてしまう。そうすると、凝縮器220全体の熱交換量が低下して作動媒体の凝縮量が低下し、ひいては、タービン発電機130の発電量が低下してしまう。
そこで、脱気機構260を冷却塔250と冷却水ポンプ210との間に設け、冷却塔250によって冷却された冷却水から一部の空気を取り除いて、冷却水ポンプ210に送出する。具体的に説明すると、脱気機構260は、図1に示すように、配管212と、主管214と、槽本体部410と、堰420と、排気弁430と、主管216と、吸引部440とを含んでいる。配管212は、貯留部252aと冷却水ポンプ210の吸入側とを接続する。配管212には、バルブ212aが設けられている。配管212およびバルブ212aは、槽本体部410のバイパスラインであり、脱気システム200の起動前において水張りに使用する。したがって、配管212、バルブ212aは補助ラインであり、槽本体部410の入口管と出口管とに接続されている。
主管214は、貯留部252aと槽本体部410に接続される。主管216は、槽本体部410と、冷却水ポンプ210の吸入口に接続される。
図5は、槽本体部410、堰420、排気弁430の断面図である。なお、理解を容易にするために、図5中、ナノバブルおよびマイクロバブルを実際より大きく示す。図5に示すように、槽本体部410は、主管214、主管216よりも流路断面積が大きい中空形状であり、貯留部252aに貯留された冷却水が導入される。本実施形態において、槽本体部410は、図5中XY平面に沿って延在した内部空間の鉛直断面が矩形形状の管であり、上部が鉛直上方(図5中−Z軸方向)に突出している。槽本体部410は、底面412が水平方向(図5中XY平面)となるように配される。槽本体部410は、例えば、底面が平坦な面(ボトムフラット)のレデューサ配管で構成される。槽本体部410の一方の開口410aには主管214が接続され、他方の開口410bには主管216が接続される。
したがって、冷却塔250から送出された冷却水は、開口410aから開口410bに向かって(図5中+Y軸方向)に流れることになる。また、脱気システム200の運転を開始する際に、槽本体部410内における下部に冷却水の層が形成され、冷却水の層の上部に空気の層(気層)が形成されるように槽本体部410に冷却水が導入される。
堰420は、槽本体部410の底面412における空気の層が形成される箇所から槽本体部410内に立設し、冷却水の流れ方向と直交する方向(図5中±X軸方向)に延在した部材である。堰420の図5中±X軸方向の端部は、それぞれ槽本体部410の側面に接続される。堰420は、上面420aが、槽本体部410内の水面410cより下方になるように設計される。
主管214から槽本体部410に導入された冷却水は、堰420の上面420aを乗り越えて主管216に導かれることになる。堰420は、冷却水が上面420aを通過する間に10μm以上の気泡(マイクロバブル)が空気層に到達する深さと広さに設計される。堰420の図5中−Z軸方向の高さHsは、下記式(1)に示すストークスの式に基づいて決定される。
V = 1/18 × gd/ν …式(1)
なお、式(1)中、V(m/s)は気泡の上昇速度を示し、g(m/s)は重力加速度を示し、d(m)は気泡の直径を示し、ν(m/s)は冷却水中の動的粘性係数を示す。
具体的に説明すると、まず、長さLsは、槽本体部410の図5中Y軸方向の長さ(開口410aから開口410bまでの距離)に基づいて決定される。つまり、冷却水が上面420aを通過する時間(長さLs/冷却液の流速)が決定される。
そして、式(1)に基づき、10μmの気泡の上昇速度を算出する。続いて、10μmの気泡の上昇速度と、冷却水が上面420aを通過する時間(滞留時間、つまり、長さLs)とに基づいて、堰420の上面420aと水面410cとの距離、つまり、堰420の高さHsが決定される。例えば、長さLsが長い場合、つまり、滞留時間が長い場合には、高さHsを低くすることができる。一方、長さLsが短い場合、高さHsは高くなる。
このように、堰420が、冷却水が上面420aを通過する間に10μm以上の気泡が空気層に到達する大きさに設計されることにより、堰420を通過した後の冷却水に、10μm以上の気泡が含まれる事態を回避することができる。したがって、冷却水ポンプ210に導入される冷却水中には10μm未満の気泡(ナノバブル)と溶解空気のみが含まれることになる。上記したように、ナノバブルは、ブラウン運動によって冷却水中に浮遊(分散)されているため、ナノバブル同士の凝集が抑制される。したがって、冷却水とともにナノバブルが凝縮器220に導入されたとしても、凝縮器220(冷却水流路224a、224b、溝部316)内に空気溜りAPを形成することはない。
また、仮に堰420を通過した冷却水に10μm以上の気泡(マイクロバブル)が含まれていても、槽本体部410における堰420の下流側(開口410b側)で気泡を分離することができる。具体的に説明すると、単位体積あたりの気泡の体積が少ない冷却水は質量密度が大きく、気泡の体積が多い冷却水は質量密度が小さい。このため、何らかの理由で堰420の通過過程においてマイクロバブルが分離されない場合に、この冷却水は、マイクロバブルが分離された冷却水より質量密度が小さい。したがって、マイクロバブルが分離されなかった冷却水は、冷却水の層における上層を流れることになる。
冷却水の層における上層は、空気層までの距離が短いため、堰420の下流を流れる間に、マイクロバブルを分離することができる。なお、堰420は、槽本体部410における中央より上流側(開口410a側)に設けられるとよい。これにより、堰420の下流の距離を長くすることができ、マイクロバブルを確実に冷却水から分離することができる。
排気弁430は、例えば、フロート式の排気弁である。排気弁430は、筒体432と、フロート434と、排出管436とを含んでいる。筒体432は、円筒形状であり、水導入口432aと、複数のガス導入口432bとが形成されている。水導入口432aは筒体432の底面または側面に形成される。ガス導入口432bは、筒体432の側面のうち、水導入口432aより上方に形成される。本実施形態において、ガス導入口432bは、鉛直方向の位置を異にして複数形成される。
フロート434は、円筒形状であり、筒体432内に摺動自在に収容される。フロート434は、水面410cが水導入口432aの下方である場合に、筒体432の底面に接触する。また、水面410cが水導入口432aより上方である場合、水導入口432aから筒体432内に冷却水が導入される。フロート434は、導入された水によって押し上げられ、筒体432内を上昇する。そして、フロート434は、ガス導入口432bの少なくとも一部を封止することになる。
排出管436は、排気弁430の筒体432の上面と、後述する吸引部440(エジェクタ450)に接続される。排出管436を通じて、吸引部440によって筒体432内の空気が吸引される。吸引部440は、槽本体部410の水面410cが所定の高さ(空気層の圧力が所定値)に維持されるように空気を吸引する。
図1に戻って説明すると、吸引部440は、分岐管442と、バルブ442aと、減圧弁442bと、エジェクタ450と、排出管460とを含んでいる。分岐管442は、冷却水導入管230から分岐され、エジェクタ450のノズルに接続される。また、エジェクタ450に導入される冷却水の駆動水量(流量および圧力)が、上記槽本体部410の水面410cが所定の高さに維持される駆動水量となるようにバルブ442aの開度および減圧弁442bにより、減圧量が設定されている。
エジェクタ450は、吸引入口に排出管436が接続される。エジェクタ450は、冷却水を駆動流体として、筒体432内の空気を吸引する。これにより、槽本体部410から空気を吸引することができ、槽本体部410の水面410cを所定の高さに維持することができる。
排出管460は、エジェクタ450のディフューザに接続され、端部460aが冷却塔250の貯留部252aに貯留された冷却水に浸漬される。これにより、エジェクタ450に利用した冷却水を再利用することができる。したがって、冷却水が無駄に廃棄されてしまう事態を回避することが可能となる。
また、本実施形態においては、槽本体部410の水面410cが、冷却水の水面252cより上方に位置するように、槽本体部410および冷却塔250が設置される。これにより、槽本体部410の水面410cと、貯留部252aの水面252cとの水頭差分、槽本体部410内を減圧することができる。この場合、主管214と主管216の最低高さを同じにし、槽本体部410の水面410cより低くすることにより、槽本体部410で減圧した分の圧力を主管216の低部においてサイフォンの原理によって回復し得る。これに対し、槽本体部410の水面410cが冷却水の水面252cと高さが等しい場合には、冷却水の全量を減圧弁で所定の圧力に減圧して、混在する空気を排気する必要がある。このため、減圧弁で減圧した分、冷却水ポンプ210の吸入圧力が低下する。したがって、冷却水ポンプ210は、全冷却水量を所定の吐出圧力まで昇圧させることになる。つまり、槽本体部410の水面410cが冷却水の水面252cより上方に位置する場合と、槽本体部410の水面410cが冷却水の水面252cと等しい場合とを比較すると、前者の方が冷却水ポンプ210の動力が小さくなり、コストを削減することができる。
例えば、冷却塔250から送出される冷却水に含まれる空気(溶解空気、ナノバブル、マイクロバブル)を加圧してすべて冷却水中に溶解させる場合の圧力(飽和圧力)が0.03MPaであるとする。槽本体部410の水面410cが冷却水の水面252cと高さが等しい場合、槽本体部410においてマイクロバブルはほとんど分離されないため、冷却水ポンプ210は、0.03MPaGとなるように冷却水を昇圧する必要がある。そうしないと、凝縮器220(冷却水流路224a、冷却水流路224b)内においてマイクロバブルが凝集して空気溜りAPが形成されるからである。
これに対し、槽本体部410の水面410cを、冷却水の水面252cより上方に位置させることにより、水頭差分、槽本体部410においてマイクロバブルを分離できるため、冷却水中に溶解させなければならない空気の量を低減できる。これにより、冷却水ポンプ210の昇圧程度を低減することができ、動力を削減することが可能となる。例えば、冷却水出口344bの圧力を0.01MPaGに設定する場合、0.02MPaG(飽和圧力(0.03MPa)−0.01MPaG)に相当する水頭差(2m程度)を設ければよい。なお、飽和圧力はヘンリーの式に基づいて算出することができる。
以上説明したように、本実施形態の脱気システム200は、凝縮器220に導入する前に冷却水から空気(マイクロバブルおよび大気泡)を取り除くことができる。これにより、凝縮器220の熱交換量が低下する事態を回避することが可能となる。したがって、発電量を低下させることなく、タービン発電機130を連続して運転させることができる。
また、脱気システム200は、冷却水ポンプ210の吐出圧を高くして空気の溶解度を増加させる従来技術と比較して、低コストで空気溜りAPの形成を抑制することができる。
以上、添付図面を参照しながら実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態において、凝縮器220の冷却液として水(冷却水)を例に挙げて説明した。しかし、凝縮器220に導入される冷却液に限定はない。
また、上記実施形態において、媒体流路222a、222b、冷却水流路224a、224bが水平方向に延在する構成を例に挙げて説明した。しかし、媒体流路222a、222b、冷却水流路224a、224bは、水平方向からある程度傾斜していてもよい。
また、上記実施形態において、凝縮器220としてプレートタイプの熱交換器を例に挙げて説明した。しかし、凝縮器220の構成に限定はない。例えば、凝縮器220として、シェルアンドチューブタイプの熱交換器を利用してもよい。
また、上記実施形態において、堰420が冷却水の流れ方向と直交する方向に延在する構成を例に挙げて説明した。しかし、堰420は、冷却液の流れと交差する方向に延在していればよい。
また、上記実施形態において、吸引部440がエジェクタ450を含む構成を例に挙げて説明した。しかし、吸引部は、槽本体部410内の空気を吸引できれば構成に限定はない。例えば、吸引部を真空ポンプで構成してもよい。この場合、真空ポンプが排出管436に接続され、分岐管442、バルブ442a、減圧弁442b、排出管460は省略できる。
本開示は、脱気システムに利用することができる。
200 脱気システム
210 冷却水ポンプ(冷却液ポンプ)
220 凝縮器(熱交換器)
222a 媒体流路
222b 媒体流路
224a 冷却水流路(冷却液流路)
224b 冷却水流路(冷却液流路)
250 冷却塔
252a 貯留部
254 散水部
260 脱気機構
316 溝部(冷却液流路)
326 溝部(媒体流路)
344a 冷却水入口(入口)
410 槽本体部
412 底面
420 堰
440 吸引部
450 エジェクタ

Claims (2)

  1. 冷却液が通過する冷却液流路と、前記冷却液流路と熱伝達可能に設けられ熱媒体が通過する媒体流路とを有し、前記冷却液と前記熱媒体とを熱交換させる熱交換器と、
    中空形状の塔本体と、前記冷却液流路から排出された冷却液を前記塔本体内に散水する散水部と、前記散水部から散水された前記冷却液と空気とを接触させて冷却する冷却部と、前記塔本体の下部に設けられ冷却された前記冷却液を貯留する貯留部とを有する冷却塔と、
    前記貯留部に貯留された前記冷却液の液面より上方に位置し、前記貯留部に貯留された前記冷却液が導入され、内部に前記冷却液の層と気層とが形成される中空形状の槽本体部と、前記槽本体部における前記気層が形成される箇所の底面から前記槽本体部内に立設した堰と、前記槽本体部内の気層の圧力が所定値に維持されるように空気を吸引する吸引部とを有する脱気機構と、
    吸入側が、前記貯留部に貯留された前記冷却液の液面より下方に位置し、前記脱気機構の前記槽本体部における前記堰の下流側に接続され、吐出側が前記冷却液流路の入口に接続された冷却液ポンプと、
    を備え
    前記冷却液ポンプは、前記脱気機構から冷却液を吸入することで、前記貯留部に貯留された冷却液を前記脱気機構に導く脱気システム。
  2. 前記吸引部は、前記冷却液ポンプの吐出側が接続されるエジェクタを含んで構成される請求項1に記載の脱気システム。
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