JP6941124B2 - フーリエ変換マルチチャンネルスペクトルイメージャ - Google Patents

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Description

本発明は一般に、シーンの所与の複数の干渉状態の像を同時に撮像するように設計されたフーリエ変換マルチチャンネルスペクトルイメージャに関する。より具体的には、本発明は、1つのシーンの複数の像を異なる波長で同時に生成するように設計されたコンパクトなデバイスに関する。そのようなデバイスはスペクトルイメージャと呼ばれる。
図1に提示され従来技術で知られるフーリエ変換スペクトルイメージャ10は、二波干渉計を備えている。現在テロプス(TELOPS)社によって「Hyper‐CamTM」の名称で市販されているこのスペクトルイメージャは、マイケルソン干渉計と光検出器40を備えている。
光検出器40は、シーン30を撮像するために用いられる複数の感光サイト(「ピクセル」)を備えている。
したがって、マイケルソン干渉計の移動鏡30の異なる位置に関して、シーン30の所与のポイントに対応する検出器40の各感光サイトは、前記ポイントの干渉の状態を表す光強度を収集する。こうして、移動鏡30の位置について全ての感光サイトによって収集された全ての光強度は、シーン30の干渉状態に対応し、それを「干渉画像」と呼ぶ。
動作中、そのようなデバイスは移動鏡30の異なる位置について複数の干渉画像を収集し、その結果、各感光サイトに関して、前記サイトによって収集された全ての干渉状態は、シーン30上のポイントのスペクトル(または分光光度)のフーリエ変換のインターフェログラム符号化に対応する。全ての干渉画像の数学的「フーリエ変換」タイプの処理は、次に、「分光画像」(分光画像の完全なセットが「画像キューブ」を形成する)と呼ばれる、異なる波長でのシーン30の1セットの画像を得るために適用され得る。
しかしながら、このデバイスは十分なものではない。
光検出器40の平面上のシーンの分光画像の形成は、移動鏡20の異なる位置に関する干渉画像シーケンスの取得を要する。その結果、十分な解像度での動的シーンの取得は、不可能でないにせよ困難である。
さらに、そのようなデバイスは、それらの光学素子の精密なアライメントを要し、よって使用が複雑である。
さらに、温度および圧力変動が観測されるたびに精密な再アライメントが必要となり得る。
最後に、その質量と寸法により、検出器のみが冷却され、したがって、定期的な再アライメントを要する。
図2は、従来技術で知られ、文献〔1〕で開示され、先行技術文献に挙げた別のスペクトルイメージャ11を提示している。
文献〔1〕において、スペクトルイメージャは、感光センサ(イメージセンサ)に対面して配置されたマイクロレンズのネットワーク70を備えている。スペクトルイメージャはさらに、マイクロレンズネットワークと感光センサの間に配置されたカラーフィルタのネットワーク60も備えている。
マイクロレンズおよびカラーフィルタのレイアウト、形状およびサイズを用いて、感光センサの異なる部分の単一のシーンの本質的に単色の画像を構成できる(各フィルタが、感光センサに透過させる前に、シーンの画像を特定の波長でフィルタリングする)。
図1で示したスペクトルイメージャとは違って、可動部分はなく、シーンの撮像は、カラーフィルタネットワークのフィルタの全ての代表的波長に関して同時に発生する。このデバイスを、マルチチャンネルに該当すると認める(各カラーフィルタは1つのチャンネルに対応する)。このデバイスは、逆フーリエ変換の計算を使用することなく光検出器の分光画像を直接形成する(画像キューブが光検出器の表面で直接取得される)。
このデバイスも十分なものではない。
そのようなデバイスのスペクトル分解能は本質的に、フィルタ60の個数と、各フィルタの分光幅に依存する。したがって、スペクトル分解能の増加は、フィルタの個数の増加と、各フィルタの分光幅の減少を必要とさせ、それは対応して、前記フィルタのサイズを大幅に減少させ、その結果、各フィルタ60を通過する光束も減少させる。よって、デバイスの感度は、フィルタの個数が増加するにつれ減少する。
さらに、カラーフィルタ60の個数が増加すると、像がブレてコントラストが低くなる。
さらに、図2に提示されたデバイスは、暗色のシーンを観測するためには使用できない。
ルイ・ショゲンジ他(Rui Shogenji et al.)著「コンパクトなコンパウンド光学素子を用いたマルチスペクトルイメージング(Multispectral imaging using compact compound optics)、オプティクスエクスプレス(Optics Express),12, 8, 1643-1655、2004年
本発明の1つの目的は、同じシーンのいくつかの単色画像を、従来技術で可能であったものより優れた分光解像度と感度で同時に撮像することが可能なマルチチャンネルスペクトルイメージャを開示することである。
本発明のもう1つの目的は、スペクトルイメージャが低温まで完全に冷却され得るように、従来技術で入手可能なスペクトルイメージャよりも小型のスペクトルイメージャを開示することである。
本発明の目的は、フーリエ変換マルチチャンネルスペクトルイメージャによって少なくとも部分的に達成され、このデバイスは、
光検出器の感光面と同一平面の複数の感光サイトを備えた光検出器と、
二主要波(two majority wave)の干渉計のネットワークであって、それぞれが、互いに面しており感光面に対して平行な2つの面によって区切られたキャビティを備え、各干渉計の2つの面は、干渉計ごとから異なる間隔hにあり、干渉計は、感光面に対して平行な平面内に配置されている、干渉計のネットワークと、
感光面に対して平行な平面に形成されたマイクロレンズのネットワークと、
を備えている。
マイクロレンズのネットワーク内の各マイクロレンズは、干渉計ネットワーク内の干渉計とペアリングされて光学ペアを形成し、前記光学ペアは感光面と一致する焦点像面を備え、前記ペアは感光面の一セクションに対面している。
こうして、各光学ペアは、対面する感光面のセクション上に干渉画像を形成するために(言い換えると、所与の段差の干渉状態を撮像するために)配置されている。
本発明によるスペクトルイメージャは、複数の干渉画像を同時に収集するために用いられ得る。
さらに、本発明によるスペクトルイメージャは、動的シーンの観測向けにも適合される。
さらに、本発明によるスペクトルイメージャは、図2に示したスペクトルイメージャよりも優れた感度を有する。分光画像は干渉画像のセットから構築される、言い換えると、従来技術のデバイスとは違って、感光面に達する光束全体が、分光画像の構築に考慮される。そのため、前記スペクトルイメージャの感度を劣化させずに高い分光解像度のスペクトルイメージャを考慮することが可能となる。
最後に、図2に示したスペクトルイメージャとは違って、本発明によるスペクトルイメージャは、カバーする波長に関してより融通がきく。図2のデバイスによって試験される波長は、前記デバイスの設計段階で固定される。
スペクトルイメージャは、感光面に対して平行に配置された中間焦点面を備えたコリメートレンズも備えてよい。コリメートレンズは曲面を有してよい。コリメートレンズの曲面は、反射防止堆積で処理されてよく、反射防止処理は有利には誘電材料の層であり、有利にはZnSである。
一実施形態によれば、スペクトルイメージャはさらに、信号分離ネットワークも備え、各信号分離器は光学ペアとペアリングされ、感光面で各光学ペアによって形成される像が、前記光学ペアがそれに対面して配置されている感光面のセクションに限られるように配置されている。
一実施形態によれば, 各信号分離器は、感光面に対して垂直であり有利には前記感光面と接触している側壁を備えている。
一実施形態によれば、各信号分離器は第2側壁を備え、第2側壁それぞれは、2つの隣接する二主要波干渉計を絶縁する。
一実施形態によれば、スペクトルイメージャは第1サブスライドを備え、第1サブスライドは、第1面と、その第1面に対して平行な第2面を備え、第2面は、第2サブスライドの第1面に対して平行であり第2サブスライドの第1面に対面しており、第2サブスライドはさらに、マイクロレンズのネットワークがその上に配置された第2面も備え、デバイスはさらに、第1サブスライドの第2面および第2サブスライドの第1面のうちから選択された2つの面のうち一方に形成された段を備え、2つの面のうち他方は平面ジオプターであり、その結果、2つの面のうち一方の上に形成された段が、平面ジオプターを備えた二主要波干渉計のネットワークを形成し、各段は、他の段とは異なる深さで形成されて、感光面に対して垂直な方向に沿ってマイクロレンズと垂直方向に揃っている。
一実施形態によれば、第1サブスライドの第2面は5〜90%に等しい反射率を有する。
一実施形態によれば、第2サブスライドの第1面は5〜90%に等しい反射率を有する。
一実施形態によれば、段は形状が正方形、長方形または六角形である。
一実施形態によれば、二主要波干渉計のネットワーク内の干渉計は、二次元行列、有利には、正方二次元正方行列で分布している。
一実施形態によれば、光検出器、二主要波干渉計のネットワークおよびマイクロレンズネットワークは全て、低温室に配置され、有利には低温室は開口を備えている。
一実施形態によれば、各マイクロレンズは曲面を有し、前記面は、反射防止堆積で処理されてよく、反射防止処理は有利には誘電材料の層であり、有利にはZnSである。
一実施形態によれば、二主要波干渉計のネットワーク内の干渉計は、12〜60%、有利には20〜50%に等しい、好ましくは42%に等しい平均反射係数を有する。
本発明はさらに、ガスおよび/またはエアロゾルの検出および/または定量化のための、本発明によるスペクトルイメージャの使用法にも関する。
一実施形態によれば、ガスは温室効果ガスであり、特に、二酸化炭素、水またはメタンである。
本発明はさらに、本発明によるスペクトルイメージャを備えたモバイル電子機器にも関し、モバイル電子機器は有利にはモバイルフォンまたはタブレットまたはドローンである。
他の特徴および利点は、添付図面を参照して、非限定的な例として挙げた、本発明によるフーリエ変換マルチチャンネルスペクトルイメージャを製造する方法に関する以下の説明から明らかとなろう。
鏡の各位置についてシーンの干渉状態を撮像するように適合された、従来技術で知られるマイケルソン干渉計を備えたフーリエ変換スペクトルイメージャの図である。 感光性検出器に対面して配置されたマイクロレンズのネットワークを備え、各マイクロレンズが光路の上流にカラーフィルタを有し、その結果、各レンズによって、対向する感光センサのセクション上に投影された像が本質的に単色となる、従来技術で知られるスペクトルイメージャの図である。 本発明の1つの特定の実施形態によるスペクトルイメージャの図である。 本発明の1つの特定の実施形態によるスペクトルイメージャの図である。 第1および第2サブスライドの配置図である。 二主要波の干渉計の詳細図である。 信号分離器の図である。 M列N行に配置された感光サイトの行列によって表される光検出器の図である。 二主要波の干渉計による光放射の透過を表す図である。
以下に詳述する本発明は、マイクロレンズのネットワークを備えた光学デバイス内に配置された二主要波干渉計のネットワーク140を使用する。各マイクロレンズは干渉計とペアリングされて光学ペア160を形成する。光学ペア160は、所与の段差について、感光センサのセクション上のシーンの干渉の状態を投影するように配置されている。そのようなデバイスは、可動部品を用いずに複数の干渉画像の同時撮像のために用いられ得る。
光学デバイスはさらに、その物体焦点面(以後中間焦点面と呼ぶ)内に配置された物体の像を無限遠に送るコリメートレンズ110も含み得る。
図3aから3dは、本発明による、2つの主要波100を備えた干渉デバイスの加工の一例を示す。
フーリエ変換マルチチャンネルスペクトルイメージャ100は、前記光検出器120の感光面121と同一平面の複数の感光サイト(「ピクセル」)を備えた光検出器120(図4)を備えている。感光面121に対して垂直な方向を、これ以降Y方向と呼ぶ。
感光サイトとは、その表面上への入射光の数をカウントし、前記光子の数を電気回路、例えば電圧および/または電流に変換するように適合されたサイトを指す。感光サイトはM列N行からなる行列に配置され得る(したがって、M×N感光サイトがある)。さらに、感光サイトのサイズはtpixと表示される。
光検出器120は、CMOSイメージセンサ、CCD(電荷結合素子)イメージセンサを含み得る。
光検出器120の感光サイトは有利には、平面上に規則的(周期的)に配置され得る。
2つの主要波100を有する干渉デバイスはさらに、コリメートレンズ110(図3c)も備えてよい。コリメートレンズ110の軸はY方向に対して平行である(したがって、コリメートレンズ110は感光面121に対して平行である)。本提示全体を通して、用語コリメートレンズとジオプターは互換的に用いられる(本発明によれば、それらは光学的コリメーション手段に還元されてもよい)。レンズの軸は、像と、コリメートレンズ110の第1焦点を結ぶ軸である。コリメートレンズ110は、中間焦点面130を備えている。中間焦点面130は、前記コリメートレンズ110の第1焦点を通るコリメートレンズ110の軸に対して垂直な平面として定義される。コリメートレンズ110は、直径Φ2と焦点距離f2を有するレンズである。
本発明によるデバイス100は二主要波干渉計のネットワーク140を備えている。2つの主要波を備えた各干渉計141は、互いに対面していて互いに平行であり、感光面121に対して垂直な方向に沿って間隔hにある2つの面141b,141cによって区切られているキャビティ141aを含む。干渉計は、感光面121に対して平行な平面内に配置されている。
キャビティ141aはエアキャビティであってよく、または、例えばゲルマニウム等の固形物で充填されてもよい。
干渉計のネットワークは、平面内に横並びで配置され、互いに異なっている干渉計141の二次元行列を意味する。互いに異なるということは、2つの主要波を有する1つの干渉計141からの間隔hが、次の干渉計141からの間隔hとは異なっていることを意味する。よって、二主要波干渉計のネットワーク140は、それぞれが異なる段差を課す一組の異なる間隔hを特徴とする(図3e)。
代替的に、各干渉計間での異なる段差は、各干渉計によって形成されるキャビティ内の異なる屈折率によって課されてもよい。言い換えると、各干渉計のキャビティは、各干渉計が、他の干渉計とは異なる段差に関連付けられるように、異なる屈折率を有する材料で充填されてよい。
本発明では、二主要波の干渉計141とは、2つの平行な面141b,141c(感光面121に対しても平行である)によって区切られたエアキャビティ141aを意味する。2つの平行な面141b,141cは、60%以下、好ましくは50%未満、さらに好ましくは45%未満の平均反射係数Rを有する。平均反射係数は、関係式
Figure 0006941124
によって定義され、RとRは、本発明による二主要波の干渉計141のエアキャビティ141aをそれぞれ区切る2つの面141b,141cの内部反射係数である。
本発明による二主要波の干渉計141は以下の関係式によって定義される適合度Fも特徴とする:
Figure 0006941124
適合度F=10の場合、平均反射係数Rは72%に等しい。
例えば70%を超える高い平均反射係数は、干渉フィルタ(言い換えると、多重波干渉計)の特徴である。そのようなデバイスは製造と操作が非常に困難であり、大量工業生産にうまく適合しない。さらに、そのようなデバイスはその外部環境(塵芥、湿度など)に非常に敏感である。
本発明によれば、二主要波の干渉計は、適合度Fが2〜10、有利には2〜5、例えば4である干渉計である。
図5は、本発明による二主要波の干渉計141の動作原理を示す。図5に示した例において、干渉計141は放射Fによって照明される。第1のビームFAは反射せずに透過し、第2のビームFBは、二主要波の干渉計141の2つの面141b,141c間の間隔hによって課される位相シフトΔφをもって、面141b,141cそれぞれに反射した後で透過する。2つのビームは重畳されて干渉体積を形成する。検出面がこの干渉体積内に配置されると、干渉図が観測され得る。対象領域に精通した者ならば、二主要波の干渉計141の詳細な説明を、引用した著作[2]マックス・ボーンおよびエミル・ウルフ(Max Born & Emil Wolf)著、「光学原理(Principles of Optics)」,Pergamon Press, Sixth Edition, 1980年、 section VII (干渉および干渉計の理論の要素(Elements of the theory of interferences and interferometers)で見出すことができる。
本発明によるデバイスはさらにマイクロレンズネットワーク150も含む。 マイクロレンズ151は感光面121に対して平行な平面に配置される。
マイクロレンズネットワーク150とは、平面内に横並びに配置されたマイクロレンズ151の二次元行列を意味する。各マイクロレンズ151は、F値またはNouvで示される開口率値を有する。
マイクロレンズネットワーク150内の各マイクロレンズ151は、干渉計ネットワーク140の干渉計141とペアリングされて光学ペア160を形成する。
ペアリングとは、各マイクロレンズ151が、感光面121に対して垂直な方向に沿って干渉計141に対応させられることを意味する。言い換えると、各マイクロレンズ151は、感光面121に対して垂直な方向に沿って、干渉計ネットワーク140の干渉計141に重畳される。したがって、各光学ペア160はマイクロレンズ151の1つのスタックに対応し、二主要波の干渉計141はY方向に沿っていると理解される。本発明の特定の実施形態の詳細な説明を読めば、対象領域に精通した者ならば、マイクロレンズネットワーク150と二主要波干渉計のネットワーク140がしたがって、光学ペア160のネットワークを形成するということを理解するであろう。
したがって、各光学ペア160は、感光面121と一致する焦点像面を備えている。コリメートレンズ110を考慮すると、各光学ペア160は、中間焦点面130に位置するシーンが、各ペアによって感光面121のセクション122に投影されるように、コリメートレンズ110および感光面121に相対して位置している。各光学ペア160について感光面121の対応するセクション122があり、その結果、感光面121のセクション122のセットが感光面121のセクションのネットワークを形成することも理解される。面のセクション122は「チャンネル」とも呼ばれる。
面セクション122の個数は「チャンネル数」とも呼ばれ、Nchannelsと表示される。各チャンネルは、μ列ν行に配置された光検出器120の感応サイトを含み得る(したがって、チャンネル毎にμ×ν感光サイトがある)。
本発明によれば、各イメージチャンネルは同時に1つの干渉状態を有する(所与の段差について、また、それに関連する、二主要波の干渉計の間隔hによって課せられる)。または、全ての像は異なるチャンネルで収集される。光学ペア160のネットワークを考慮することは、光学ペア160の個数と同じ個数の干渉画像を同時に撮像することを可能にする。こうして、本発明によれば、単色画像(または分光画像)のキューブが、このように逆フーリエ変換によって取得されたデータの処理によってこうして再構築され得る。
したがって、分光画像の撮像は即時である(分光画像の作成に必要な全てのデータが同時に取得される)。
さらに、本発明によるデバイスは可動部分を含まない。
有利には、感光面121の各セクション122は同じ個数の感光サイトを備えている。したがって、シーンの観測中に収集されたデータの処理が促進される。さらに有利には、感光面121の全てのセクション122は同じ形状と同じ寸法を有する。
二主要波干渉計のネットワーク140における間隔のセットの間隔hは、最小間隔hminと最大間隔hmaxの間で均一に分布し得る。スペクトル分解能は、最大間隔hmaxの値を増加させると改善することに留意されたい。
ここで、図3aから3dに示した本発明の適用例について説明する。
この例において、デバイスにはコリメートレンズ110が配設されている。このコリメートレンズは省略されてもよいことが理解される。
この適用例によれば、コリメートレンズ110は中間焦点面130を備えている。コリメートレンズ110は感光面121に対して平行に配置されている。さらに、コリメートレンズ110は、中間焦点面130を通過する放射が感光面121の方向に無限遠に送られるように配置されている。この第1の適用例によれば、コリメートレンズ110は、第1サブスライド170の第1面171上に形成された凸面ジオプター(用語凸面と凸面ジオプターは本明細書内で互換的に使用される)を備えている。
コリメートレンズ110を省略した場合、第1サブスライド170の第1面171は平面ジオプターであってよい。
第1サブスライド170は第2面172も備える。2つの主要波を備えた干渉デバイスは第2サブスライド180も備えている。第2サブスライド180は、互いに平行な第1面181と第2面182を備えている。
第1サブスライド170と第2サブスライド180は感光面121に対して平行であり得る。
第1サブスライド170の第2面172は第2サブスライド180の第1面181に対面している。
サブスライドは、1つの輪郭によって結ばれる平行な面を有する薄型スライドに関する。
第2サブスライド180は、その上にマイクロレンズのネットワーク150が位置する第2面182も備えている。段142は、第1サブスライド170の第2面172および第2サブスライド180の第1面181から選択される2つの面のうち1つの上に形成され、2つの面のうち他方は平面ジオプターであり、その結果、2つの面のうち1つに形成された段142が平面ジオプターと協働して二主要波干渉計のネットワーク140を形成する。各段142は他の段142とは異なる深さに形成され、感光面121に対して垂直な方向に沿ってマイクロレンズ151と揃っている。図3aから3dに示された例において、段142は第1サブスライド170の第2面172に形成されるが、段142を第2サブスライド180の第1面181上に形成することを想定してもよい。
段142の形成の技術は、対象領域に精通した者の一般知識に基づくものであり、よって、本発明では説明しない。
2つの隣接する段142間の距離はdeで表示される。言い換えると、deは、2つの隣接する段142間の間隔hの差である。有利には、deは、段142が延在する全領域にわたって一定であってよい。
有利には、第1サブスライド170の第2面172の反射係数は5〜90%であってよい。
また、有利には、第2サブスライド180の第1面181の反射係数は5〜90%であってよい。
特に有利には、第2面172の反射係数と第1面181の反射係数は等しい。こうして、スペクトルイメージャはより良いコントラストを有する。
段142は形状が正方形、長方形、または六角形であってよい。
有利には、二主要波干渉計のネットワーク140は二次元正方行列または二次元長方行列であってよい。
特に有利には、スペクトルイメージャ100は信号分離ネットワーク220も備え、各 信号分離器221は光学ペア160とペアリングされ、感光面121で各光学ペア160によって形成される像が、前記光学ペア160がそれに向いて配置されている感光面121のセクション122に限定されるように配置されている。
こうして、1つの光学ペアによって形成された像が別の光学ペアに関連するセクション122にわたって延在することはない。
各信号分離器221は、感光面に対して垂直であるとともに有利には前記感光面と接触している第1側壁を備えてよい。言い換えると、信号分離器は感光面121上に格子を形成し、前記チャンネルそれぞれが、ペアリング先の光学ペアからの光信号出力のみを収集するように、各チャンネルを物理的に分離する。
各信号分離器221はさらに第2側壁も備えてよく、各第2側壁は2つの隣接する二主要波干渉計を光学的に絶縁する。
「光学的絶縁」とは、スペクトルイメージャの波長の動作レンジ内の不透明な壁を意味する。
さらに有利には、光検出器120、コリメートレンズ110(これも想定しなければならない場合)、二主要波干渉計のネットワーク140およびマイクロレンズのネットワーク150は全て低温室190内に配置されてよい。デバイスのコンパクトさは、装置を全体で冷却することを考慮することを可能にする。
有利には、低温室190は、前記室190のコールドスクリーンに開口200を備えてよい。言い換えると、コールドスクリーンとその開口200は、区域を区切る隔膜を形成し、例えば、開口200の直径はΦDFである。さらに詳細には、開口200は中間焦点面130と一致する。低温室190は例えばクライオスタットであってよく、より詳細には、ソフラディール(SOFRADIR)社によって販売されているScorpioTMまたはDaphnisTMタイプのクライオスタットであってよい。
低温室190の使用法はこの第1の適用例にのみ限定されず、本発明の全ての変形形態に一般化され得ることに留意されたい。
デバイスはさらに、入射放射を中間焦点面130に集束させるように設計された集束対物レンズ210を備えてよい。集束対物レンズ210の焦点距離はf1であり、その直径はΦ1である。集束対物レンズは光学的対物レンズであってよい。
コリメートレンズ110は中間焦点面130に面した第1の面を有し、各マイクロレンズ151の表面は湾曲している。前記第1の面および曲面は反射防止堆積で処理されてよく、反射防止処理は有利には誘電材料の層であり、有利にはZnSの層である。
特に有利には、二主要波干渉計のネットワーク140内の干渉計141は、12〜60%、有利には20〜50%、例えば42%に等しい平均反射係数Rを有し得る。
動作中、光検出器の各チャンネルで干渉画像が読み取られる。直線性、利得または「オフセット」などの補正が行われてよい。
以下のような、干渉画像への他の補正も行なわれてよい。
1/不良ピクセルの削除、
2/異なるチャンネルどうしの境界のピクセルの削除、
3/シフト
4/シリンダー(幾何収差の補正)
5/ビグネッティング(輝度の調節)
6/測光補正
さらに、干渉画像における各等価ピクセルに関して、次にインターフェログラムが再構築され得る、言い換えると、束値を有する各等しいピクセルに関して、異なる二主要波干渉計によって課される段差の関数として表が埋まり得る。
最後に、各インターフェログラムが逆フーリエ変換を用いて反転されて、波長(単数または複数)の個数に関して均質であるデータセットを取得する、言い換えると、画像キューブを再構築する。
この第1の適用例の実例として、第1と第2サブスライド170,180はゲルマニウムを含み得る。ゲルマニウムは、赤外域での適用に特に好ましい。熱機械特性はさらに、低温室190内に配置された場合にデバイスの冷却と適合する。
さらに、段142の寸法、間隔hのセット、凸面ジオプターとマイクロレンズ151の幾何特性は、当業者に知られる計算技法によって算定され得る(例えば、ジオプターとマイクロレンズ151の特性は、ZEMAXソフトウェアを用いて計算され得る)。
第1および第2サブスライド170,180の設計は、光検出器120の特性とデバイスの最終特性に依存し得る。これに関連して、第1の適用例の一環として、凸面ジオプター、段142およびマイクロレンズ151の設計の決定のための方法論を提示する。しかしながら、この手法はこの第1の適用例に限定されず、本明細書に記載された全ての実施形態に転置され得る。
光検出器120の特性は、表1に挙げる通りであり得る。
Figure 0006941124
この光検出器の特性は、表2に提示される本発明によるデバイスの特性を計算するために用いられる。
Figure 0006941124
図5は、光学チャンネルの光線路を示す。コリメートレンズ110への入射放射(コリメートレンズ110の光軸に対して入射角θで)は、第1サブスライド170の第1面171に達したときに屈折する。放射は、第1サブスライド170から、その第2面172 (二主要波の干渉計141のエアキャビティ141a内)で、同じ角度θで現れる。この放射の一部(図5ではFAと表示される)が透過し、したがって、マイクロレンズ151によって光検出器120上に集束される。この放射の別の部分は、 二主要波の干渉計141の各面141b,141c上で反射してから次に透過しマイクロレンズ151によって集束される(図5でFBと表示される放射)。放射FAと放射FBは、感光面121内で干渉する(これら2つの放射FAと放射FBは、感光面121上の同じ点に集束される)。二主要波の干渉計141によって、放射FAと放射FBの間に導入される段差は、
Figure 0006941124
に等しい。
但し、nはエアキャビティ141aの屈折率である(n=1)。したがって、干渉環が、所与の入射角θから開始して感光面121形成される。または、所与のチャンネルについて、例えば、チャンネルk番について、大部分に対応する段差δがあるが、この段差は、θの次則に従って入射角θの関数として変化する。こうして、所与の入射角θから開始して、干渉環は、感光サイトによって正しくサンプリングされるには狭くなり過ぎる可能性がある。その場合、感光サイト内で許容できる最大段差としてλmin/4の値が課され得る。段差を差別化することによって得られる結果は:
Figure 0006941124
であり、そこで
Figure 0006941124
である。
したがって、最大入射角θmaxが、各チャンネルについて定義されることができ、また、以下の式によって、デバイスの異なるパラメータに連結される。
Figure 0006941124
ΦμLはマイクロレンズ151の直径であり、fμLは前記 マイクロレンズ151の焦点距離である。
こうして、スペクトル分解能が改善されチャンネル毎に許容できる画角はemaxの値が増加するにつれて減少する。
実際には、低分光解像度の構成では、最大許容入射角は、マイクロレンズ151の開口角に限られる。この値を超えるとすぐに、感光面121でマイクロレンズ151によって撮像される範囲は、隣接するマイクロレンズ151によって撮像される範囲よりも高くなり得る。
Figure 0006941124
上記のように、各チャンネルは1つのマイクロレンズ151に対応し、各チャンネルに割り当てられる検出器ゾーンは、マイクロレンズ151の直径に対応する(言い換えると、ΦμL=tpixμである)。
以上の考察はこうして、第1の適用例によるデバイスの設計の詳細をもたらす。
したがって、焦点距離f1および直径Φ1の集束対物レンズ210のパラメータ、直径ΦDFの視野制限部、焦点距離f2(入力データ)および直径Φ2の第1サブスライドのサイズを、表3に列挙した式を用いて決めることが依然として必要である。
Figure 0006941124
高分光解像度のフーリエ変換マルチチャンネルスペクトルイメージャ100の第1の例が表4および5に提示されている。この例において、デバイスは1cm−1の分光解像度で1.5〜5.5μmの光学波長で機能する。
Figure 0006941124
Figure 0006941124
低分光解像度のフーリエ変換マルチチャンネルスペクトルイメージャ100の第2の例が表6および7に提示されている。
この例において、デバイスは1.5〜5.5μmの間の光学波長で機能する。
Figure 0006941124
Figure 0006941124
本発明を、二主要波干渉計140のネットワークとマイクロレンズネットワーク150の特定の配置構成に関して説明してきた。しかしながら、本発明はこの配置構成に限定されない。マイクロレンズネットワークと二主要波干渉計のネットワークの順が、上記の説明と逆転しているスペクトルイメージャ(干渉計ネットワーク140は感光面とマイクロレンズネットワークの間に配置されていることを理解されたい)が、本発明の枠組み内で容易に想定され得る。
有利には、本発明によるスペクトルイメージャは、ガスおよび/またはエアロゾル、および特に二酸化炭素、水またはメタンの検出および/または定量化に用いられ得る。測定原理はフォルチュナート(Fortunato)により文献[3]G.フォルチュナート(G. Fortunato)著、「大気汚染物の検出のためのスペクトルの干渉相関の適用(Application de la correlation interferentielle de spectres a la detection de polluants atmospheriques(Application of the interference correlation of spectra to detection of atmospheric pollutants)),J. Opt. 9, 281 (1978年)によって記述された技法に基づく。
さらに、有利には、スペクトルイメージャ100は、電子機器、例えばモバイルフォンまたはタブレットまたはドローンで使用され得る。
100 フーリエ変換マルチチャンネルスペクトルイメージャ
110 コリメートレンズ
120 光検出器
121 感光面
122 セクション
130 中間焦点面
140 二主要波の干渉計のネットワーク
141 干渉計
141a キャビティ
141b,141c 面
142 段
150 マイクロレンズのネットワーク
151 マイクロレンズ
160 光学ペア
170 第1サブスライド
171 第1面
172 第2面
180 第2サブスライド
181 第1面
182 第2面
190 低温室
200 開口
220 信号分離ネットワーク
221 信号分離器

Claims (14)

  1. フーリエ変換マルチチャンネルスペクトルイメージャ(100)であって、前記フーリエ変換マルチチャンネルスペクトルイメージャ(100)は
    光検出器(120)であって、前記光検出器(120)の感光面(121)と同一平面の複数の感光サイトを備えている光検出器(120)と、
    二主要波の干渉計のネットワーク(140)であって、前記二主要波の干渉計のネットワークにおける二主要波の干渉計のそれぞれが2〜10の適合度Fを有しており二主要波の干渉計のそれぞれが互いに面しており前記感光面(121)に対して平行な、2つの面(141b,141c)によって区切られたキャビティ(141a)を備え、各二主要波の干渉計(141)の2つの面(141b,141c)は、一の二主要波の干渉計(141)から次の前記二主要波の干渉計までの異なる間隔hにあり、前記二主要波の干渉計ネットワーク(140)の前記二主要波の干渉計(141)は、前記感光面(121)に対して平行な平面内に配置されている、干渉計のネットワークと、
    前記感光面(121)に対して平行な平面に形成されたマイクロレンズのネットワーク(150)と、
    を備え、
    前記マイクロレンズのネットワーク(150)内の各マイクロレンズ(151)は、前記二主要波干渉計のネットワーク(140)内の二主要波の干渉計(141)とペアリングされて光学ペア(160)を形成し、各光学ペアは前記マイクロレンズ中の1つのマイクロレンズと前記干渉計中の1つの干渉計の1つのスタックに対応し、前記光学ペア(160)は、前記感光面(121)と一致する焦点像面を備え、光学ペアの干渉計からの光放射は前記感光面(121)のセクション(122)上の前記光学ペアのマイクロレンズによって透過される、フーリエ変換マルチチャンネルスペクトルイメージャ。
  2. 前記スペクトルイメージャ(100)は信号分離ネットワーク(220)も備え、各信号分離器(221)は光学ペア(160)とペアリングされ、前記感光面(121)で各光学ペア(160)によって形成される像が、前記光学ペア(160)がそれに対面して配置されている前記感光面(121)のセクション(122)に限られるように配置されている、請求項1に記載のスペクトルイメージャ。
  3. 各信号分離器(221)は、前記感光面(121)に対して垂直であり有利には前記感光面(121)と接触している第1側壁および第2側壁を備えており
    前記信号分離器(221)は、前記感光面(121)上に格子を形成し、
    前記感光面(121)の前記セクション(122)は、前記第1側壁および前記第2側壁によって、物理的に分離されている、請求項2に記載のスペクトルイメージャ。
  4. 前記スペクトルイメージャは第1サブスライド(170)を備え、前記第1サブスライドは、第1面(171)と、前記第1面(171)に対して平行な第2面(172)を備え、前記第2面(172)は、第2サブスライド(180)の第1面(181)に対して平行であり第2サブスライドの第1面に対面しており、前記第2サブスライド(180)はさらに、前記マイクロレンズのネットワーク(150)がその上に配置された第2面(182)も備え、前記フーリエ変換マルチチャンネルスペクトルイメージャ(100)はさらに、前記第1サブスライド(170)の第2面(172)および前記第2サブスライド(180)の第1面(181)のうちから選択された2つの面のうち一方に形成された段(142)を備え、前記2つの面のうち他方は平面であり、その結果、前記2つの面のうち一方の上に形成された段(142)が、前記平面を備えた二主要波干渉計(140)のネットワークを形成し、各段(142)は、他の段(142)とは異なる深さで形成されて、感光面(121)に対して垂直な方向に沿ってマイクロレンズと垂直方向に揃っている、請求項1からのいずれか一項に記載のスペクトルイメージャ。
  5. 前記第1サブスライド(170)の第2面(172)は5%〜90%に等しい反射率を有する、請求項に記載のスペクトルイメージャ。
  6. 前記第2サブスライド(180)の第1面(181)は5%〜90%に等しい反射率を有する、請求項またはに記載のスペクトルイメージャ。
  7. 前記段(142)の形状は正方形、長方形または六角形である請求項からのいずれか一項に記載のスペクトルイメージャ。
  8. 前記二主要波干渉計のネットワーク(140)内の前記干渉計(141)は、二次元行列、有利には、正方二次元正方行列に分布している、請求項1からのいずれか一項に記載のスペクトルイメージャ。
  9. 前記光検出器(120)、前記二主要波の干渉計ネットワーク(140)および前記マイクロレンズネットワーク(150)は全て、低温室(190)に配置され、有利には前記低温室(190)は開口(200)を備えている、請求項1からのいずれか一項に記載のスペクトルイメージャ。
  10. 前記各マイクロレンズ(151)は曲面を有し、前記曲面は、反射防止堆積で処理され、反射防止処理は有利には誘電材料の層であり、有利にはZnSである、請求項1からのいずれか一項に記載のスペクトルイメージャ。
  11. 前記二主要波干渉計のネットワーク(140)内の干渉計(141)は、12〜60%、有利には20〜50%に等しい、好ましくは42%に等しい平均反射係数を有する、請求項1から10のいずれか一項に記載のスペクトルイメージャ。
  12. ガスおよび/またはエアロゾルの検出および/または定量化のための、請求項1から11のいずれか一項に記載のスペクトルイメージャ(100)の使用法。
  13. 前記ガスは温室効果ガスであり、特に、二酸化炭素、水またはメタンである、請求項12に記載の使用法。
  14. 請求項1から11のいずれか一項に記載のスペクトルイメージャ(100)を備えたモバイル電子機器。
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