JP6940052B2 - バイオマス燃料体の製造方法およびその方法により製造されたバイオマス燃料体 - Google Patents

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Description

本発明は、バイオマス燃料体の製造方法およびその方法により製造されたバイオマス燃料体に関するものである。
一般に、バイオマス由来の燃料用ペレットとして木質ペレットが知られている。木質ペレットを製造するには、木材をおが粉やおが屑のように細かく粉砕して原料とし、加圧ローラで原料を押し出してペレット化するようにしている。粉状の原料がペレット状に成型されるのは、原料がダイスから押し出させる際、摩擦熱でリグニンが軟化し接着剤の役目を果たすからである(例えば、特許文献1参照)。
木質ペレットでは、木質原料のみを圧縮成形しているので、木質の燃焼カロリー以上のカロリーを得ることはできない。このため、従来、石炭に、再生可能原料、例えば、木材やサトウキビ植物や草などの地上植物バイオマスや、藻類などの水性植物バイオマスを混ぜ合わせた複合固形燃料が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この従来技術では、石炭と地上植物バイオマスや藻類など固形の再生可能原料物質とを調整し、バインダー物質を加えた後、混合、乾燥して熱分解炉で熱分解し、生じた固形の炭化物を冷却し、固形の複合燃料を製造するようにしている。
特開2015−74691号公報 米国特許出願公開第2014/0075833号明細書
しかしながら、特許文献2に記載のバイオマスを用いた複合固形燃料では、燃焼カロリーは木質に比較して向上するものの、異なる材料同士が細かく分離するのを避けるため、成型前にバインダー物質を混ぜ合わせなければならず、また、混合後には、乾燥工程を経て熱分解炉で熱分解しなければならず、コストも手間もかかるという問題があった。
他方、近年、バイオマス資源である藻類オイルの生産の増大に伴い、大量に発生する油分抽出後の藻類残渣の廃棄物処理において環境負荷が大きくなるという問題がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、簡素な構成で、植物由来の廃棄物を有効に利用するとともに木質ペレットよりも燃焼カロリーが高くかつ安価なバイオマス燃料体の製造方法およびその方法により製造されたバイオマス燃料体を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係るバイオマス燃料体の製造方法は、オイルを生成する水性浮遊生物を培養して増殖させた後、回収して原料を得る第1の工程と、得られた原料の水分を、所望の重量比に調整する第2の工程と、水分が調整された原料を練混して粘土状化する第3の工程と、粘土状化された原料を所望の形状に成型し、乾燥させる第4の工程とを有することを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係るバイオマス燃料体の製造方法では、上記構成としたことにより、油分を含む原料の水分を調整した後、混練して粘土状化するので、バインダーを添加することなく粘土状化することができ、最終製品までの工程を省略化短縮化してバイオマス燃料体を得ることができ、コストが削減される。
本発明の請求項2に係るバイオマス燃料体の製造方法は、第1の工程で、得られた原料を乾燥させて粉砕し、第2の工程で、乾燥され粉砕された原料にバインダーを添加して所望の重量比に調整し、第3の工程で、バインダーが添加された原料を混練して粘土状化するようにしたことを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係るバイオマス燃料体の製造方法では、上記構成としたことにより、原料を一旦乾燥させた上で、バインダーを添加するので、所望の粘性で粘土状化することができ、成型しやすくなる。
本発明の請求項3に係るバイオマス燃料体の製造方法は、水性浮遊生物が藻類であって、アオコ、ユーグレナ(ミドリムシ、Euglena)、クロレラ(Chiorella)、スピルリナ(Spirulina)、アルスロスピラ(オルソスピラ、Arthrospira)、ボトリオコッカス(Botryococcus)、オーランチオキトリウム(Aurantiochytrium)、ラビリンチュリッド(Labyrinthulids)、スラウストキトリッド(Thraustochytrids)およびシゾキトリウム(Schizochytrium)のうちいずれか1またはこれらを2以上組み合わせたものであることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係るバイオマス燃料体の製造方法は、水性浮遊生物は生成するオイル分が2〜70Wt%の水性浮遊生物であることを特徴とするものである。
本発明の請求項5に係るバイオマス燃料体の製造方法は、第1の工程で、原料を、オイル分を抽出した油分抽出後の乾燥した藻類残渣により構成したことを特徴とするものである。
本発明の請求項5に係るバイオマス燃料体の製造方法では、上記構成としたことにより、油分抽出後の、たとえ低い油分を含む乾燥した藻類残渣であっても、粉砕した後、バインダーを添加して混練すると粘土状化されるので、一次利用後の藻類残渣を利用することができ、植物由来の廃棄物を有効に利用することができる。
本発明の請求項6に係るバイオマス燃料体の製造方法は、藻類残渣は、藻類のオイル分を抽出して精製するバイオマス由来の燃料の製造により発生する油分抽出後の藻類残渣であることを特徴とするものである。
本発明の請求項6に係るバイオマス燃料体の製造方法では、上記構成としたことにより、藻類のオイル分を抽出して精製されたバイオマス由来の燃料の製造により発生する油分抽出後の藻類残渣を廃棄することなく利用することができ、コストを低減させることができる。
本発明の請求項7に係るバイオマス燃料体の製造方法は、バインダーが水であることを特徴とするものである。
本発明の請求項7に係るバイオマス燃料体の製造方法は、上記構成としたことにより、バインダーの重量比が調整しやすく、管理も容易になり、コストを低減させることができる。
本発明の請求項8に係るバイオマス燃料体の製造方法は、第2の工程で添加される水は、水分の占める割合が5〜55Wt%の範囲となるよう調整されることを特徴とするものである。
本発明の請求項9に係るバイオマス燃料体の製造方法は、油分抽出後の藻類残渣のオイル分が2〜20Wt%であることを特徴とするものである。
本発明の請求項10に係るバイオマス燃料体の製造方法は、バインダーが、天然樹脂、植物系蝋、澱粉系のり、海藻系のり、石油系蝋、合成樹脂のうちいずれか1またはこれらを2以上組み合わせたものであることを特徴とするものである。
本発明の請求項10に係るバイオマス燃料体の製造方法は、上記構成としたことにより、バインダーの種類や組み合わせによりバイオマス燃料体の燃焼カロリーを調整できる。
本発明の請求項11に係るバイオマス燃料体の製造方法は、第2の工程で、バインダー添加時、バインダーが液状化される温度に保持されることを特徴とするものである。
本発明の請求項11に係るバイオマス燃料体の製造方法では、上記構成としたことにより、バインダーは原料に円滑かつ均等に混練される。
本発明の請求項12に係るバイオマス燃料体の製造方法は、第4の工程で、押し出し成型されることを特徴とするものである。
本発明の請求項12に係るバイオマス燃料体の製造方法では、上記構成としたことにより、成型された最終製品の外周形状を均一化することができる。
本発明の請求項13に係るバイオマス燃料体の製造方法は、第4の工程で、成型時または成型乾燥後、所望の寸法に応じて切断されることを特徴とするものである。
本発明の請求項13に係るバイオマス燃料体の製造方法では、上記構成としたことにより、用途に応じた寸法のバイオマス燃料体を提供することができる。
本発明の請求項14に係るバイオマス燃料体の製造方法は、第2または第3の工程で、脱硫用材料を添加することを特徴とするものである。
本発明の請求項14に係るバイオマス燃料体の製造方法では、上記構成としたことにより、バイオマス燃料体の燃焼時生じる硫黄分を脱硫することができ、脱硫装置を設ける必要がなくなる。
本発明の請求項15に係るバイオマス燃料体の製造方法は、脱硫用材料が消石灰であることを特徴とするものである。
本発明の請求項16に係るバイオマス燃料体の製造方法は、第1の工程で、自然環境水域に発生しオイルを生成する水性浮遊生物を回収して原料とすることを特徴とするものである。
本発明の請求項16に係るバイオマス燃料体の製造方法では、上記構成としたことにより、水域に異常発生した水性浮遊生物を廃棄することなく利用することができ、環境負荷を軽減できる。
本発明の請求項17に係るバイオマス燃料体は、請求項1ないし16のうちいずれか1の製造方法により製造されることを特徴とするものである。
本発明の請求項17に係るバイオマス燃料体の製造方法により製造されたバイオマス燃料体では、上記構成としたことにより、油分を含む原料を乾燥させた後、バインダーを添加して混練すると粘土状化されるので、成型しやすく最終製品までの工程を省略化短縮化してバイオマス燃料体を得ることができ、コストが削減される。
本発明に係るバイオマス燃料体の製造方法は、オイルを生成する水性浮遊生物を培養して増殖させた後、回収して原料を得る第1の工程と、得られた原料の水分を、所望の重量比に調整する第2の工程と、水分が調整された原料を練混して粘土状化する第3の工程と、粘土状化された原料を所望の形状に成型し、乾燥させる第4の工程とを有するようにしたので、簡素な構成で、木質ペレットよりも燃焼カロリーが高いバイオマス燃料体を安価に製造することができる。
本発明に係るバイオマス燃料体の製造方法により製造されたバイオマス燃料体は、請求項1ないし16のうちいずれか1の製造方法により製造されるようにしたので、安価に製造することができるだけでなく、木質ペレットよりも燃焼カロリーを高くすることができるので、燃焼効率の高い燃料を得ることができる。
図1の(A)ないし(E)は、本発明の第1実施形態に係るバイオマス燃料体の製造過程を順を追って示す説明図である。 図2の(A)、(B)はそれぞれ、図1のバイオマス燃料体の製造工程を示すフローチャートで、(A)は乾式抽出により油分抽出された乾燥した藻類残渣を利用して粘土状化する場合を、(B)は湿式抽出により油分抽出された水分を含む藻類残渣を利用してバインダーを用いないで粘土状化する場合を示す。 図3は、図1の第1実施形態に係るバイオマス燃料の製造方法に基づいて、実際に製造されたバイオマス燃料体である藻類残渣ペレットの品質のデータを木質ペレットの品質規格と比較して示す表である。 図4は、図1の藻類残渣ペレットと同じ方法で製造された藻類残渣100%のペレットと従来の加圧ローラとダイスにより加圧押し出し工程を経て製造される木質ペレットの製造方法と同じ方法で製造されたアオコ100%のペレットとをそれぞれ試作し、試作された藻類残渣とアオコとの性状をそれぞれ比較して示す表である。 図5の(A)、(B)はそれぞれ、従来の加圧ローラとダイスにより加圧押し出し工程を経て製造される木質ペレットの製造方法を示す説明図および加圧ローラとダイスの実機を示す説明図である。 図6は、藻類残渣とアオコの組成を比較して示すグラフである。 図7の(A)、(B)はそれぞれ、本発明の第2実施形態に係るバイオマス燃料体の製造工程を示すフローチャートで、(A)は油分抽出を行っていない水分を含んだ生で未処理の藻類を粘土状化の前に一旦乾燥させて利用する場合を、(B)は同じく油分抽出を行っていない水分を含んだ生の藻類を回収し脱水しバインダーを用いないで粘土状化する場合をそれぞれ示す。
簡素な構成で、植物由来の廃棄物を有効に利用するとともに木質ペレットよりも燃焼カロリーが高くかつ安価なバイオマス燃料体を得るという目的を、オイルを生成する藻類を培養して増殖させ、回収した藻類のオイル分を抽出して精製するバイオマス由来の燃料の製造により発生する油分抽出後の藻類残渣を乾燥させて粉砕し原料を得る第1の工程と、乾燥された原料にバインダーとして水を添加して所望の重量比に調整する第2の工程と、水分が調整された原料を混練し粘土状化する第3の工程と、粘土状化された原料を所望の形状に成型し、成型された原料を乾燥させる第4の工程とを有する製造方法により実現した。
以下、図面に示す実施形態により本発明を説明する。本発明の第1実施形態に係るバイオマス燃料の製造方法は、図1の(A)ないし(E)に示すように、オイルを生成する藻類(海水性および真水性を含む水性浮遊生物)Mを原料に用いて製造される。本実施形態で用いられる藻類Mは、オイルを生成する藻類(例えば、アオコ、ユーグレナ(ミドリムシ、Euglena)、クロレラ(Chiorella)、スピルリナ(Spirulina)、アルスロスピラ(オルソスピラ、Arthrospira)、ボトリオコッカス(Botryococcus)、オーランチオキトリウム(Aurantiochytrium)、ラビリンチュリッド(Labyrinthulids)、スラウストキトリッド(Thraustochytrids)およびシゾキトリウム(Schizochytrium)のうち少なくともいずれか1またはこれらを組み合わせたもの)を培養して増殖させたものが用いられる。好ましくは、培養して増殖させた後回収され、オイル分を抽出して精製するバイオマス由来の燃料の製造により発生する油分抽出後の乾燥した藻類残渣M1が用いられる。
本実施形態では、油分抽出剤(有機溶剤)を用いた乾式抽出によりオイル分抽出後の乾燥された藻類残渣M1−dを用いているがこれに限られるものではなく、後述するように、水中に浮遊している状態の藻類Mから油分を抽出する湿式抽出により得られた藻類残渣M1−wであってもよいし、オイル分抽出のなされていない生で未処理の藻類Mであってもよい。また、藻類Mは植物性に限られるものではなく、オイルを生成するものであればよく、人工的に培養して増殖させることができるものであれば、動物性の水性浮遊生物であってもよいし、菌類であってもよい。オイルを生成する藻類Mは、種類により全体に占めるオイル成分の割合は多少異なる。例えば、ボトリオコッカス・ブラウニ(Botryococcus braunii)の場合、油分抽出前のオイル成分はおおよそ2〜70Wt%であり、油分抽出により完全にオイル成分を抜ききることはできず、油分抽出後にも低いながらオイル成分が残留しており、油分抽出後のオイル成分はおおよそ2〜20Wt%となっている。本発明は、この残留オイル分に着目してなされたものである。本実施形態では、藻類残渣M1としてボトリオコッカス・ブラウニ(Botryococcus braunii)を用いている。
本実施形態に係るバイオマス燃料体の製造方法は、まず、図1の(A)および図2の(A)に示すように、油分抽出後の乾燥した藻類残渣M1−dを粉砕し、乾燥され粉末化された藻類残渣M1−d.pを一次原料として容器3に集積する第1の工程(藻類残渣集積工程)S1を有している。油分抽出後の藻類残渣M1は既に乾燥状態となっているので、乾燥炉を使用する必要はないが、必要に応じて用いてもよい。乾燥した藻類残渣M1−dの粉末化は図示しない粉末化装置で行われる。粉末化については、粒径2mm以下が好ましい。次に、第2の工程(水分調整粘土状化工程)S2で、容器3に集積された藻類残渣M1−d.pにバインダーとして水Wを添加して吸水させ(図1の(B)参照)、所定の範囲の水分含有量5〜55wt%で、藻類の種類に応じて粘土状化するのに適切な所望の水分含有量となるよう調整する。そして、所望の水分含有量に調整された藻類残渣M1−d.pを図示しない攪拌機で練混して粘土状化し、粘土状化した原料M2を二次原料として得る。このとき、粘土状化した二次原料M2は水分の含有量および藻類Mの種類に応じて柔らかさが決まる。油分抽出後の藻類残渣M1は、上述の如く、オイル成分が残留しているので、水(バインダー)Wを添加して混練すると、二次原料M2は粘土状化されて外部からの力により塑性変形可能となる。
次に、第3の工程(成型工程)S3で、粘土状化された藻類残渣の二次原料M2を押出成形器(例えば、クレイガン)4により押し出して成型する(図1の(C)参照)。そして、第4の工程(乾燥工程)S4で、成型された円棒状の長い成型体5を載置台6に載置し、乾燥させる(図1の(D)参照)。本実施形態で使用したクレイガン4は吐出口が円形で直径6mmの口径を有している。なお、押出成形器4は、クレイガンに限られるものではなく、断面が楕円形や角状の所望の形状に成型するものであればよい。そして、最後に、成型され乾燥された成型体5を最終製品寸法にカットし、バイオマス燃料体である藻類残渣ペレット7が製造されるようになっている(図1の(E)参照))。
図3は、上記第1実施形態に係るバイオマス燃料の製造方法に基づいて、実際に製造されたバイオマス燃料体である藻類残渣ペレット7の品質のデータを木質ペレットの品質規格と比較して示す表である。また、図4は、図1の藻類残渣ペレットと同じ方法で製造された藻類残渣(ボトリオコッカス・ブラウニ)100%のペレットと従来の加圧ローラとダイスにより加圧押し出し工程を経て製造される木質ペレットの製造方法(図5の(A)、(B)参照)と同じ方法で製造されたアオコ100%のペレットとをそれぞれ試作し、試作された藻類残渣とアオコとの性状をそれぞれ比較して示す表である。従来の木質ペレットの製造方法と同じ方法で製造されたアオコ100%のペレットを作成した動機は、まず、第1に、実際に行った実験において、従来の加圧ローラとダイスによる木質ペレットの製造方法を用いてアオコのペレット化を行った。この実験では、想定通り、アオコのペレット化には成功した。このため、アオコに代えて藻類残渣(ボトリオコッカス・ブラウニ)でも、同様にペレット化が可能と想定し、実験を行った。ところが、藻類残渣(ボトリオコッカス・ブラウニ)を用いて加圧ローラとダイスによりペレット化を行おうとしたところ、ペレット化できなかった。本発明は、従来のペレット化方法で失敗した事例に鑑みてなされたものである。さらに、図6は、藻類残渣とアオコの組成を比較して示すグラフである。図4から明らかなように、藻類残渣(ボトリオコッカス・ブラウニ)100%のペレット7では、微粉率および機械的耐久性の点で規格を満たしている。かさ密度の規格は、600〜650kg/m3の値ではまだルーズなペレットが含まれるとのことで650kg/m3以上に定めた(日本木質ペレット協会、2011)とされているので、かさ密度の下限値は成型の強度を担保するために定められている。この藻類残渣(ボトリオコッカス・ブラウニ)100%のペレット7では、微粉率および機械的耐久性を高いレベルで満たしているので、かさ密度の規格を満たしていなくとも、特段問題はない。
一般に用いられる木質ペレットに、藻類残渣100%のペレット7を重量割合で1%混合し、家庭用のペレットストーブで連続燃焼の実験を行った。
結果は、悪臭の発生もなく、8時間燃焼し続けた。燃焼後の燃焼ポットを確認したところ、少量の灰が残っている程度で、ガラス化してブリッジした灰や燃焼不良のペレットが残るようなことはなく、良好に燃焼したことがわかった。
次に、上記第1実施形態に係るバイオマス燃料の製造方法の作用について説明する。この第1実施形態に係るバイオマス燃料の製造方法は、第1の工程S1で、オイルを生成する藻類Mを培養して増殖させた後、回収して油分を抽出し、油分抽出後の乾燥された藻類残渣M1−dを粉砕して一次原料として容器3に集積し、第2の工程S2で、容器3に集積された藻類残渣M1−d.pにバインダーとして水Wを添加して所望の水分含有量(5〜55wt%)となるよう調整する。そして、第3の工程S3で、所望の水分含有量に調整された藻類残渣M1−d.pを練混して粘土状化し、二次原料M2を得る。次に、第4の工程S4で、粘土状化された二次原料M2を所望の形状に成型し、乾燥させて、最終製品の寸法にカットするようになっている。このため、油分抽出後の、たとえ低い油分を含む乾燥した藻類残渣であっても、粉砕した後、水分を添加して混練すると粘土状化されるので、一次利用後の藻類残渣を利用することができ、植物由来の廃棄物を有効に利用することができる。また、木質ペレットよりも燃焼カロリーが高いバイオマス燃料体を安価に製造することができる。
図2の(B)は、第1実施形態の変形例を示すもので、第1実施形態に係るバイオマス燃料の製造方法とその方法により製造されたバイオマス燃料体では、オイル分抽出後の乾燥された藻類残渣M1−dを用いているのに対し、この変形例に係るバイオマス燃料の製造方法では、水中に浮遊している状態の藻類Mから油分を抽出する湿式抽出により得られた藻類残渣M1−wを用いた点が異なっている。このため、バインダーとしての水Wを添加する工程が省略されている。
すなわち、第1実施形態の変形例に係るバイオマス燃料の製造方法とその方法により製造されたバイオマス燃料体では、水中に浮遊している状態の藻類から油分を抽出された湿式抽出により得られた藻類残渣M1−wに、水分が多く含まれている。このため、図2の(B)に示すように、第1の工程(水分調整集積工程)S11では、湿式抽出後の水分を含んだ藻類残渣M1−wを回収し、水切り脱水して粉砕し、徐々に水分を低下させ、所望の水分含有量に調整された一次原料の藻類残渣M1−w.pを集積する。次に、第2の工程(粘土状化工程)S12で、所望の水分含有量に調整された藻類残渣M1−d.pを図示しない攪拌機で練混して粘土状化し、粘土状化した原料M2を二次原料として得る。続く第3の工程(成型工程)S13および第4の工程(乾燥工程)S14は、上記第1実施形態の第3第4の工程S3、S4と同様である。なお、第4の工程S14では、最終製品寸法にカットするようにしてもよいし、第3の成型工程S13で予め最終製品形状に成型されていれば、乾燥させるだけでよい。
次に、本発明の第2実施形態に係るバイオマス燃料の製造方法について説明する。第2実施形態に係るバイオマス燃料の製造方法は、上記第1実施形態に係るバイオマス燃料の製造方法が一次原料M1として、培養して増殖させた後回収され、オイル分を抽出して精製するバイオマス由来の燃料の製造により発生する油分抽出後の乾燥した藻類残渣M1−dまたは水分を含む藻類残渣M1−wを用いているのに対し、油分が抽出されていない生で未処理の藻類や自然環境水域に発生しオイルを生成する水性浮遊生物、例えば、アオコ等を一次原料Mrとして用いる点が異なっている。
すなわち、自然環境水域に大量発生しオイルを生成する藻類M、または培養されて増殖されたオイルを生成する藻類Mr−wを回収して、一旦、乾燥させ、図7の(A)に示すように、乾燥された藻類Mr1−dを粉砕して一次原料Mr1−d.pを得る第1の工程(藻類乾燥集積工程)S31と、得られた一次原料Mr1−d.pにバインダーとして水Wを添加し、所望の範囲の重量比に調整して二次原料Mr2を得、得られた二次原料Mr2を練混して粘土状化する第2の工程(水分調整粘土状化工程)S32と、粘土状化された二次原料Mr2を所望の形状に成型する第3の工程(成型工程)S33と、成型された二次原料Mr2を乾燥させる第4の工程(乾燥工程)S34を有している。このため、油分抽出などの処理を行わない未処理の藻類が利用できるので、高カロリーのバイオマス燃料体が得られる。また、水域に異常発生した水性浮遊生物を廃棄することなく利用することができ、環境負荷を軽減できる。
図7の(B)は、第2実施形態の変形例を示すもので、第2実施形態に係るバイオマス燃料の製造方法とその方法により製造されたバイオマス燃料体では、生で未処理の藻類Mr−wを回収した後、一旦、乾燥させるようにしているのに対し、この変形例に係るバイオマス燃料の製造方法では、油分抽出などの処理の行われていない生の、水分を多量に含んだ藻類Mr−wを回収し、水切り脱水して粉砕し、徐々に水分を低下させ、所望の水分含有量に調整した後、粘土状化するようにした点が異なっている。このため、バインダーとしての水Wを添加する工程が省略されている。
すなわち、第2実施形態の変形例に係るバイオマス燃料の製造方法とその方法により製造されたバイオマス燃料体では、図7の(B)に示すように、第1の工程(水分調整集積工程)S41では、生で未処理の、水分を多く含んだ藻類Mr−wを回収し、水切り脱水して粉砕し、徐々に水分を低下させ、所望の水分含有量に調整された一次原料の藻類Mr1−w.pを集積する。次に、第2の工程(粘土状化工程)S42で、所望の水分含有量に調整された藻類残渣Mr1−w.pを図示しない攪拌機で練混して粘土状化し、粘土状化した原料Mr2を二次原料として得るようになっている。続く第3の工程(成型工程)S43および第4の工程(乾燥工程)S44は、上記第2実施形態の第3第4の工程S33、S34と同様である。このように、この第2実施形態の係るバイオマス燃料の製造方法では、第1の工程S31で、油分抽出前の藻類を回収した後、一度乾燥させる乾燥工程を設け、第2の工程S32で、水Wを添加するようにしているが、この変形例では、第1の工程S41で一次原料Mr1−w.pを得る際に、水分を所望の重量比に調整して粉砕するようにしている。このようにすることで、粘土状化する前の乾燥工程を省略することができる。また、粒径の小さい藻類については、粉砕化の工程を省略してもよい。さらに、上記第1、第2実施形態とも、二次原料M2、Mr2の成型に押出成形器4を用いて乾燥後カットするようにしているがこれに限られるものではなく、ブリケットのような豆炭様の小塊状体に成型してよい。この場合、最終製品にカットする工程が省略される。
なお、上記各実施形態に係るバイオマス燃料の製造方法では、バインダーとして水を使用しているがこれに限られるものではなく、天然樹脂、植物系蝋、澱粉系のり、海藻系のり、石油系蝋、合成樹脂のうちいずれか1またはこれらを2以上組み合わせたものであってもよい。常温で固形化しているバインダーについては、バインダー添加時、バインダーが液状化される温度に加熱して混合すればよい。バインダーの種類により最終製品の燃焼カロリーを高めることもできる。さらに、図4に示すように、アオコ100%のペレットと藻類残渣(ボトリオコッカス・ブラウニ)100%のペレットとではそれぞれ、硫黄分が1.5%、0.3%含まれる。このため、上記各実施形態において、一次原料M1、Mrを混練して粘土状化させる際、消石灰などの脱硫用材料を添加するようにしてもよい。このように構成することにより、バイオマス燃料体の燃焼時生じる硫黄分を脱硫することができ、脱硫装置を設ける必要がなくなる。また、環境への負荷を減じることができる。
M 藻類(水性浮遊生物)
M1 一次原料(油分抽出後の藻類残渣)
M2 二次原料(粘土状化された原料)
7 藻類残渣ペレット(バイオマス燃料体)
S1 第1の工程(藻類残渣集積工程)
S2 第2の工程(水分調整粘土状化工程)
S3 第3の工程(成型工程)
S4 第4の工程(乾燥工程)
W 水

Claims (8)

  1. オイルを生成する藻類(ボトリオコッカス・ブラウニ)を培養して増殖させた後回収し、乾燥した前記藻類(ボトリオコッカス・ブラウニ)を原料として得て、粉砕する第1の工程と、
    乾燥していて粉砕された原料に対し、水、もしくは液状の天然樹脂、植物系蝋、澱粉系のり、海藻系のり、石油系蝋、合成樹脂のうちいずれか1またはこれらを2以上組み合わせたものを、含有量が所望の重量比となるように添加する第2の工程と、
    添加後の原料を練混して粘土状化する第3の工程と、
    粘土状化された原料を所望の形状に成型し、乾燥させる第4の工程とを、固形のバイオマス燃料体を製造するために順に行うことを特徴とする、木質ペレット品質規格に基づいて測定される高位発熱量が20.4(MJ/kg現物)、かつ、低位発熱量が18.9(MJ/kg現物)、であって、かつ木質ペレット品質規格に基づいて測定されるかさ密度が410Kg/m3である固形のバイオマス燃料体の製造方法。
  2. 藻類(ボトリオコッカス・ブラウニ)は生成するオイル分が2〜70Wt%の藻類であることを特徴とする請求項1に記載の固形のバイオマス燃料体の製造方法。
  3. 第2の工程で、水分の占める割合が5〜55Wt%の範囲となるように、水を添加することを特徴とする請求項1または2のいずれか1に記載の固形のバイオマス燃料体の製造方法。
  4. 第1の工程において、乾燥した藻類(ボトリオコッカス・ブラウニ)から油分を抽出し、油分抽出後の乾燥した藻類残を原料として得て、粉砕し、
    油分抽出後の乾燥した藻類残渣に残留するオイル分が2〜20Wt%であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記載の固形のバイオマス燃料体の製造方法。
  5. 第4の工程で、押し出し成型されることを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1に記載の固形のバイオマス燃料体の製造方法。
  6. 第4の工程で、成型時または成型乾燥後、所望の寸法に応じて切断されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1に記載の固形のバイオマス燃料体の製造方法。
  7. 第2または第3の工程で、脱硫用材料を添加することを特徴とする請求項1ないし6のうちいずれか1に記載の固形のバイオマス燃料体の製造方法。
  8. 脱硫用材料が消石灰であることを特徴とする請求項7に記載の固形のバイオマス燃料体の製造方法。
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