JP6939155B2 - 密閉装置 - Google Patents

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本開示は、密閉装置に関する。
従来、第1の空間と第2の空間とを区画する壁に形成された貫通孔を密閉するために、シール部材としてOリングを備えた密閉装置が利用されている。Oリングを備えた従来の密閉装置は、貫通孔より大径のOリングと、Oリングを壁に押し当てる板部材と、板部材を壁に固定する複数のボルトを含んで構成されていた(例えば、特許文献1)。
特開2007−121068号公報
Oリングを備えた従来の密閉装置は、貫通孔の周囲に形成された溝にOリングを載置したり、板部材を付勢しつつボルトを螺合したりと、取り付けに手間がかかるという問題がある。
本開示は、このような課題に鑑み、容易に密閉することが可能な密閉装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る密閉装置は、一端から他端に向かうに従って径が漸減する円筒形状の本体部、および、貫通部材が貫通され、前記本体部の他端を閉塞する閉塞部を有する、弾性体で構成されたシール部材と、前記シール部材の本体部の内側に設けられ、前記本体部を径方向外方に付勢する付勢部材と、を備える。
また、前記付勢部材は、弾性体で構成され、前記シール部材の本体部の前記一端の内径より外径が大きい一端から前記本体部の一端の内径より外径が小さい他端に向かうに従って径が漸減する円筒形状の円筒部を有してもよい。
また、前記付勢部材は、前記貫通部材が挿通される挿通孔が形成され、前記円筒部の他端を閉塞する底面部をさらに有してもよい。
また、前記付勢部材は、前記挿通孔から前記一端の縁部に亘って切れ込みが形成されてもよい。
容易に密閉することが可能となる。
密閉装置の斜視図である。 図2(a)はシール部材の平面図である。図2(b)は付勢部材の平面図である。 図3(a)は、連通孔に嵌め込まれたシール部材を説明する断面図である。図3(b)は、連通孔を密閉した密閉装置を説明する断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の一実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本開示を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本開示に直接関係のない要素は図示を省略する。
(密閉装置100)
図1は、密閉装置100の斜視図である。図2は、密閉装置100の平面図である。具体的には、図2(a)はシール部材110の平面図であり、図2(b)は付勢部材120の平面図である。
図1に示すように、密閉装置100は、第1領域10と、第2領域12とを区画する壁20に形成された連通孔30を密閉する。壁20は、連通孔30が封止されることで、第1領域10および第2領域12の一方または両方を密閉する。
第1領域10と、第2領域12とは、収容される流体(気体、液体を含む)の組成が異なったり、圧力が異なったりする。例えば、第1領域10に収容されるガスと、第2領域12に収容されるガスとの組成が異なったり、第1領域10と第2領域12との圧力が異なったりする。また、例えば、第1領域10に液体が収容され、第2領域12に気体が収容される。また、例えば、第1領域10は無菌領域であり、第2領域12は開放領域である。
また、密閉装置100は、連通孔30の密閉状態を維持したまま、第1領域10から第2領域12に亘って、少なくとも連通孔30を貫通する貫通部材50を配置する。例えば、第1領域10が無菌状態のアイソレータであり、第2領域12が開放状態のインキュベータである場合、貫通部材50は、細胞が通過するチューブ52と、チューブ52の一端を封止する無菌コネクタ54とを含んで構成される。
密閉装置100は、シール部材110と、付勢部材120とを含んで構成される。シール部材110および付勢部材120は、弾性体、例えば、シリコンゴム、塩化ビニル等のエラストマーで構成される。また、本実施形態において、シール部材110と、付勢部材120とは実質的に等しい形状、大きさであり、実質的に等しい材質で構成される。
図1、図2(a)に示すように、シール部材110は、本体部112と、閉塞部114とを含んで構成される。本体部112は、一端から他端に向かうに従って径が漸減する円筒形状である。本実施形態において、本体部112は、本体部112の一端と他端とを最短距離で結んだ仮想線と、連通孔30の軸方向となす角(以下、「テーパ角」と称する)が45°以下となるように構成される。
本体部112の一端の外径は連通孔30より大きく、他端の外径は連通孔30より小さい。閉塞部114は、本体部112の他端に連続しており、他端を閉塞する。閉塞部114には、貫通孔114aが形成されている。貫通孔114aには、貫通部材50(チューブ52)が貫通される。貫通部材50は、第1領域10に無菌コネクタ54が配されるように、貫通孔114aに貫通される。つまり、貫通部材50は、一端が第1領域10に配され、他端が第2領域12に配されるように、貫通孔114aに貫通される。貫通孔114aと、貫通部材50との間の空隙は、接着剤で封止(コーキング)される。
図1、図2(b)に示すように、付勢部材120は、円筒部122と、底面部124とを含んで構成される。円筒部122は、一端から他端に向かうに従って径が漸減する円筒形状である。本実施形態において、円筒部122は、円筒部122の一端と他端とを最短距離で結んだ仮想線と、連通孔30の軸方向となす角(以下、「テーパ角」と称する)が45°以下となるように構成される。
円筒部122の一端の外径は、本体部112の一端の内径より大きく、他端の外径は本体部112の一端の内径より小さい。底面部124は、円筒部122の他端に連続しており、他端を閉塞する。底面部124には、挿通孔124aが形成されている。また、付勢部材120は、挿通孔124aから円筒部122の一端の縁部に亘って切れ込み124bが形成されている。これにより、挿通孔124aに貫通部材50を着脱自在に挿通することができる。なお、挿通孔124aは、貫通孔114aに対応する位置に形成される。
図3は、密閉装置100による連通孔30の密閉方法を説明する図である。具体的には、図3(a)は、連通孔30に嵌め込まれたシール部材110を説明する断面図である。図3(b)は、連通孔30を密閉した密閉装置100を説明する断面図である。
図3(a)に示すように、まず、貫通部材50が貫通されたシール部材110は、他端(閉塞部114)側から連通孔30内に挿入される。シール部材110は、本体部112の外周面が連通孔30を押圧する(付勢する)まで押し込まれる。これにより、シール部材110の本体部112の外周面と連通孔30とが密着し、連通孔30が密閉される。
続いて、付勢部材120の底面部124に形成された挿通孔124aに、切れ込み124bを通じて貫通部材50を挿通させる。なお、付勢部材120の底面部124がシール部材110の閉塞部114に対向するように、挿通孔124aに貫通部材50を挿通させる。すなわち、後述するように、シール部材110の本体部112内に付勢部材120が挿入された際に、貫通孔114aと挿通孔124aとが、連通孔30の軸方向に重なる位置関係にある。
そして、付勢部材120をシール部材110の方向に移動させ、付勢部材120をシール部材110内に挿入する。付勢部材120は、円筒部122の外周面が本体部112の内周面に当接し、かつ、底面部124が可能な限り閉塞部114に近づく距離まで、シール部材110内に押し込まれる。
上記したように、付勢部材120は、弾性体で構成される。このため、付勢部材120がシール部材110に挿入されることで、付勢部材120の復元力により、シール部材110の本体部112が径方向外方に付勢される。つまり、付勢部材120によって本体部112が連通孔30を押圧する。これにより、シール部材110の外周面と連通孔30とが密着し、シール部材110によって連通孔30を密閉することができる。
以上説明したように、本実施形態の密閉装置100は、弾性体で構成されたシール部材110と、シール部材110を径方向外方に付勢する付勢部材120とを備える構成により、シール部材110および付勢部材120を連通孔30に挿入するだけといった容易な操作で連通孔30を密閉することができる。
また、シール部材110のテーパ角および付勢部材120のテーパ角が45°以下であるため、シール部材110を連通孔30に押し込むだけで、径方向外方の付勢力を連通孔30に与えることができる。
さらに、密閉装置100は、従来のOリングを備えた密閉装置と比較して、板部材を付勢しながらボルトを螺合させるといった両手を使って同時に行う作業が不要である。つまり、密閉装置100は、片手のみを使って取り付けても連通孔30を密閉することが可能となる。
また、従来のOリングを備えた密閉装置と比較して、部品点数が少ない。これにより、低コストで密閉装置100を製造することができる。
さらに、従来のOリングを備えた密閉装置と比較して、位置決めが不要となるため、容易に設置することが可能となる。
また、シール部材110と、付勢部材120とを、実質的に等しい形状、大きさとし、実質的に等しい材質で構成することで、低コストで密閉装置100を製造することができる。
さらに、付勢部材120が切れ込み124bを備えることにより、付勢部材120に貫通部材50を着脱自在に挿通させることができる。したがって、付勢部材120を再利用(繰り返し利用)することが可能となる。
また、付勢部材120が底面部124を備えることにより、シール部材110に与える付勢力を増加させることができる。したがって、シール部材110による連通孔30の密閉を安定して行うことが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら一実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態において、付勢部材120が円筒部122と底面部124とを有する構成を例に挙げて説明した。しかし、底面部124は必須の構成ではない。この場合、付勢部材120は、両端に開口が形成されることになる。
また、上記実施形態において、付勢部材120に切れ込み124bが形成される構成を例に挙げて説明した。しかし、切れ込み124bは必須の構成ではない。
また、上記実施形態において、シール部材110と付勢部材120とが実質的に等しい形状、および、大きさである場合を例に挙げて説明した。しかし、シール部材110と付勢部材120とは形状や大きさが異なってもよい。付勢部材120は、少なくとも、弾性体で構成され、シール部材110の本体112部の一端の内径より外径が大きい一端から本体部112の一端の内径より外径が小さい他端に向かうに従って径が漸減する円筒形状の円筒部122を有していればよい。
また、上記実施形態において、シール部材110と付勢部材120とが実質的に等しい材質で構成される場合を例に挙げて説明した。しかし、付勢部材120は、少なくともシール部材110以上に硬い弾性体で構成されればよい。
また、上記実施形態において、付勢部材120がエラストマーで構成される場合について説明した。しかし、付勢部材は、少なくともシール部材110の本体部112の内側に設けられ、本体部112を径方向外方に付勢することができれば構成に限定はない。例えば、付勢部材を、バネで構成してもよい。
また、上記実施形態において、貫通部材50がチューブ52と、無菌コネクタ54とで構成される場合を例に挙げて説明した。しかし、貫通部材50に限定はない。貫通部材50として、例えば、電線をシール部材110に貫通させてもよい。
本開示は、密閉装置に利用することができる。
10 第1領域
12 第2領域
30 連通孔
50 貫通部材
100 密閉装置
110 シール部材
112 本体部
114 閉塞部
114a 貫通孔
120 付勢部材
122 円筒部
124 底面部
124a 挿通孔
124b 切れ込み

Claims (4)

  1. 一端から他端に向かうに従って径が漸減する円筒形状の本体部、および、貫通部材が貫通され、前記本体部の他端を閉塞する閉塞部を有する、弾性体で構成されたシール部材と、
    前記シール部材の本体部の内側に設けられ、前記本体部を径方向外方に付勢する付勢部材と、
    を備える密閉装置。
  2. 前記付勢部材は、弾性体で構成され、前記シール部材の本体部の前記一端の内径より外径が大きい一端から前記本体部の一端の内径より外径が小さい他端に向かうに従って径が漸減する円筒形状の円筒部を有する請求項1に記載の密閉装置。
  3. 前記付勢部材は、前記貫通部材が挿通される挿通孔が形成され、前記円筒部の他端を閉塞する底面部をさらに有する請求項2に記載の密閉装置。
  4. 前記付勢部材は、前記挿通孔から前記一端の縁部に亘って切れ込みが形成される請求項3に記載の密閉装置。
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