JP2018004027A - 密封装置 - Google Patents

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修司 義経
Shuji Yoshitsune
修司 義経
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Abstract

【課題】高圧時に、密封流体を密封するシールリング20のはみ出しを確実に防止し、装着溝90における誤装着を防止する密封装置10を提供する。【解決手段】密封装置10は、互いに同心的に配置された二部材間に配置され、二部材のうちの一方の部材80に設けられた装着溝90に装着され、ゴム状弾性体よりなるシールリング20と、シールリング20の反密封空間B側に配置されるとともにシールリング20よりも硬質な樹脂材よりなり、傾斜面61を有するバックアップリング60と、を備え、傾斜面61は、装着溝90の傾斜底面91bと接触可能であり、シールリング20は、二部材と摺動自在に接触することで密封空間A側の密封流体を密封するシール本体部30と、シール本体部30の反密封空間B側に設けられ、バックアップリング60と接触することでシール本体部30を支持する支持部40と、が一体に形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、密封装置に係り、例えば、密封流体に高圧を発生する種々の機器に用いられる密封装置に関する。
従来から、密封流体に高圧を発生する種々の機器に用いられる密封装置100として、図3に示されるようなものが知られている。
この密封装置100は、外周部材700の内周面710と、その内周側に配置された内周部材800の外周面810との間で密封空間A内の密封流体を密封するもので、ゴム状弾性体で成形され、断面が円形を呈するシールリング200と、このシールリング200の反密封空間B側に配置されるとともにシールリング200を反密封空間B側から支持するバックアップリング600と、を備え、密封装置100は、内周部材800の外周面810に形成された装着溝900に装着される。また、シールリング200は、装着溝900の円筒面状底面910aと外周部材700の内周面710との間に適宜圧縮された状態で介在されるとともに、装着溝900の傾斜底面910bに対応して傾斜する傾斜面610を有するバックアップリング600は、装着溝900の傾斜底面910bと外周部材700の内周面710との間に配置される。
かかる密封装置100によれば、図4に示すとおり、密封空間A側の圧力が高まると、この圧力による軸方向荷重が、シールリング200を介してバックアップリング600に作用し、バックアップリング600は、装着溝900内を反密封空間B側へ向けて変位しながら傾斜面610が装着溝900の傾斜底面910bと摺動して傾斜底面910bの最浅側へ向けて乗り上がる。これにより、バックアップリング600の外周面630と外周部材700の内周面710との隙間を縮小し、かつ密接するように径方向へ変形することで、反密封空間B側へのシールリング200のはみ出しを防止する。
しかし、上述の構成の密封装置100は、装着溝900やバックアップリング600の寸法公差、あるいは、内周部材800の偏心等によりバックアップリング600と外周部材700との間の隙間が大きくなる可能性がある。また、バックアップリング600は、高圧時にシールリング200を介して軸方向荷重が作用することで、外周部材700の内周面710との隙間を縮小しようとする。ところが、バックアップリング600が前記隙間を埋める前に、シールリング200がバックアップリング600の外周面630と外周部材700の内周面710との間に到達するおそれがある。したがって、高圧時にはシールリング200の一部がバックアップリング600と外周部材700との間の隙間へはみ出してしまうおそれがある。
また、シールリング200の断面形状は、円形を呈するため、装着溝900への組み込みの際にシールリング200がねじれてしまう等による誤装着の可能性が指摘される。
特開平11−315925公報
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、高圧時に、密封流体を密封するシールリングのはみ出しを確実に防止し、かつ、密封装置が内周部材の装着溝に誤装着されることを防止する密封装置を提供することにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、本発明の密封装置は、互いに同心的に配置された二部材間に配置され、前記二部材のうちの一方の部材に設けられた装着溝に装着される密封装置において、前記密封装置は、ゴム状弾性体よりなるシールリングと、前記シールリングの反密封空間側に配置されるとともに前記シールリングよりも硬質な樹脂材よりなるバックアップリングと、を備え、前記装着溝には、前記二部材間の隙間を密封空間側から反密封空間側へ漸次狭める傾斜底面が前記バックアップリングを装着する部位に形成され、前記バックアップリングは、内周面が前記傾斜底面に対応して傾斜する傾斜面を有し、前記傾斜面は、前記傾斜底面と接触可能であり、前記シールリングは、前記二部材と摺動自在に接触することで密封空間側の密封流体を密封するシール本体部と、前記シール本体部の反密封空間側に設けられ、前記バックアップリングと接触することで前記シール本体部を支持する支持部と、が一体に形成されていることを特徴とする。
また、前記支持部は、軸心を通る平面で切断した断面の形状が矩形であってもよい。
また、前記支持部の径方向の幅は、前記バックアップリングにおけるシールリングとの対向面の径方向の幅よりも小さくてもよい。
また、前記シール本体部と前記支持部との間には、径方向の幅を減少させるくびれ部が形成されていてもよい。
本発明の密封装置によれば、高圧時にシールリングにおけるシール本体部のはみ出しによる破損を確実に防止しつつ、密封性能の低下を防ぐことができる。また、密封装置が内周部材の装着溝に誤装着されることを防止することができる。
本発明の実施形態に係る密封装置を、軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図である。 本発明の実施形態に係る密封装置に圧力が作用した状態を、軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図である。 従来技術に係る密封装置の一例を、軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図である。 従来技術に係る密封装置の一例に圧力が作用した状態を、軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図である。
以下において、本発明の実施形態に係る密封装置10について図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る密封装置10を、軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図であり、図2は、本発明の実施形態に係る密封装置10に圧力が作用した状態を、軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図である。
本実施形態に係る密封装置10は、外周部材70の内周面71と、その内周側に配置された内周部材80(請求項における一方の部材に相当)の外周面81との間で密封空間A内の密封流体を密封するもので、ゴム状弾性体(ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料)で成形されたシールリング20と、このシールリング20の反密封空間B側(シールリング20からみて密封空間Aと反対側の空間)に配置されるバックアップリング60とからなり、内周部材80の外周面81にその軸心Oを中心とする環状に形成された装着溝90に装着される。
内周部材80の外周面81に形成された装着溝90の底面91は、密封空間A寄りの部分、すなわちシールリング20の装着位置と対応する部分に円筒面状の円筒面状底面91aが形成され、その反対側の端部寄りの部分、すなわちバックアップリング60の装着位置と対応する部分に反密封空間B側へ向けて漸次溝深さが浅くなる円錐面状の傾斜底面91bが形成されている。
バックアップリング60は、シールリング20よりも硬質の、例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)又は、ナイロンなどの合成樹脂材料によって成形され、バックアップリング60の外周面63は外周部材70の内周面71と同心の円筒面をなし、内周面が傾斜面61となっており、この傾斜面61は内周部材80における装着溝90の傾斜底面91bとほぼ同じ角度のテーパ状の摺接面となっている。
シールリング20は、軸心Oを通る平面で切断した断面形状(図示の断面形状)がC字形を呈するシール本体部30と、軸心Oを通る平面で切断した断面形状(図示の断面形状)が矩形を呈する支持部40と、が一体として成形されている。
シール本体部30は、装着溝90における円筒面状底面91aと外周部材70の内周面71との間に適宜圧縮された状態で介在される。これにより、シール本体部30は、外周部材70の内周面71及び円筒面状底面91aと摺動自在に密接することによって、密封空間Aと、反密封空間Bとを分離する。
支持部40は、シールリング20の装着状態において反密封空間B側を向いており、バックアップリング60に対して密封空間A側、すなわち、シール本体部30とバックアップリング60との間に介在される。これにより、支持部40は、バックアップリング60の端面62と当接することでシール本体部30を反密封空間B側から支持する。また、支持部40は、図1に示すようにその径方向の幅βがシール本体部30の径方向の幅γ及びバックアップリング60の端面62の径方向の幅αよりも小さく設定されており、本実施形態では、装着溝90における円筒面状底面91a及び外周部材70の内周面71と支持部40との間に隙間δ1,δ2が形成されている。
シール本体部30と支持部40との間には、周方向に沿って連続し、シールリング20の内外周両側で径方向へ凹んだくびれ部50が形成されている。
上述の構成を備える密封装置10は、まず、シールリング20とバックアップリング60を内周部材80の装着溝90に装着し、次に、シールリング20とバックアップリング60とが装着された内周部材80を外周部材70の内周面71に挿入することにより内周部材80と外周部材70との間に装着する。また、図1に示される装着状態において密封空間Aが高圧になると、図2に示すようにシールリング20が装着溝90内を相対的に低圧の反密封空間B側へ向けて変位することで、シールリング20における支持部40の端面41は、バックアップリング60における端面62と当接し、バックアップリング60にシールリング20からの軸方向荷重が作用する。その後、バックアップリング60は、装着溝90内を反密封空間B側へ向けて変位しながら、その傾斜面61が装着溝90の傾斜底面91bと摺動して傾斜底面91bの最浅側へ向けて乗り上がるので、バックアップリング60の外周面63と外周部材70の内周面71との対向面間の隙間が縮小される。
したがって、高圧時には、図2に示すように支持部40の端面41のみがバックアップリング60の端面62と接触するため、シール本体部30がバックアップリング60の外周面63と外周部材70の内周面71との間の隙間へはみ出すおそれがない。また、支持部40がバックアップリング60の外周面63と外周部材70の内周面71の間の隙間へはみ出したとしても、支持部40は、密封流体を密封するものではないため、密封装置10の密封性能に影響がない。よって、高圧時におけるシール本体部30のはみ出しによる破損を確実に防止しつつ、密封性能の低下を防ぐことができる。
また、図1に示す支持部40の径方向の幅βは、シール本体部30の径方向の幅γ及びバックアップリング60の端面62の径方向の幅αより小さいため、密封装置10を外周部材70の内周面71に挿入する際に、シールリング20に生じる挿入抵抗の増大を抑制することができる。特に、本実施形態に係る支持部40は、装着溝90における円筒面状底面91aとの間に隙間δ1が形成され、外周部材70の内周面71との間に隙間δ2が形成されている。したがって、前記隙間δ2によって密封装置10は、外周部材70の内周面71に挿入する際に外周部材70の内周面71と干渉しない。よって、本実施形態に係る密封装置10は、図3に示す従来技術におけるシールリング200とバックアップリング600のみを備えた密封装置100を外周部材の内周面に挿入する際の挿入荷重と同等にすることができる。
また、図1に示すように、本実施形態に係る密封装置10の断面は、密封空間A側及び反密封空間B側で非対称となる形状を呈する。したがって、この密封装置10を内周部材80における装着溝90への組み込みの際にシールリング20がねじれてしまうことによる誤装着のおそれもない。
なお、本実施形態に係る密封装置10におけるシールリング20のシール本体部30、支持部40、及びくびれ部50の位置、大きさ、範囲等は密封装置10を使用する用途、環境に応じて適宜設定される。
10 密封装置
20 シールリング
30 シール本体部
40 支持部
41 端面
50 くびれ部
60 バックアップリング
61 傾斜面
62 端面
63 外周面
70 外周部材
71 内周面
80 内周部材
81 外周面
90 装着溝
91 底面
91a 円筒面状底面
91b 傾斜底面
A 密封空間
B 反密封空間

Claims (4)

  1. 互いに同心的に配置された二部材間に配置され、前記二部材のうちの一方の部材に設けられた装着溝に装着される密封装置において、
    前記密封装置は、ゴム状弾性体よりなるシールリングと、前記シールリングの反密封空間側に配置されるとともに前記シールリングよりも硬質な樹脂材よりなるバックアップリングと、を備え、
    前記装着溝には、前記二部材間の隙間を密封空間側から反密封空間側へ漸次狭める傾斜底面が前記バックアップリングを装着する部位に形成され、
    前記バックアップリングは、内周面が前記傾斜底面に対応して傾斜する傾斜面を有し、前記傾斜面は、前記傾斜底面と接触可能であり、
    前記シールリングは、前記二部材と摺動自在に接触することで密封空間側の密封流体を密封するシール本体部と、前記シール本体部の反密封空間側に設けられ、前記バックアップリングと接触することで前記シール本体部を支持する支持部と、が一体に形成されていることを特徴とする密封装置。
  2. 請求項1に記載の密封装置であって、
    前記支持部は、軸心を通る平面で切断した断面の形状が矩形であることを特徴とする密封装置。
  3. 請求項1又は2に記載の密封装置であって、
    前記支持部の径方向の幅は、前記バックアップリングにおけるシールリングとの対向面の径方向の幅よりも小さいことを特徴とする密封装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の密封装置であって、
    前記シール本体部と前記支持部との間には、径方向の幅を減少させるくびれ部が形成されていることを特徴とする密封装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08200501A (ja) * 1995-01-30 1996-08-06 Toyota Motor Corp ピストンのシール構造
JP2007255697A (ja) * 2006-02-22 2007-10-04 Nok Corp 密封装置

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