JP6938424B2 - 端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、端末装置に関する。
近年、音声認識機能およびスピーカ機能を兼ね備え、ユーザの発話に基づいて各種制御を行う端末装置、いわゆるスマートスピーカが提案されている。例えば、スマートスピーカは、ユーザとの対話に基づき要求された情報提供や、ユーザとの対話に基づき指示された制御をネットワーク接続された家電機器等に対して行う。
特開2018−63272号公報
ところで、このようなスマートスピーカでは、ユーザの発話を受け付けることによって、ユーザの存在を認識するものがある。かかる場合、例えば、発話していないユーザは認識されないため、ユーザの認識精度が低下するおそれがある。例えば、ユーザの認識精度が低下すると、発話しているユーザのみに合わせた制御が行われるため、発話していないユーザにとっては適切でない制御が行われるおそれがある。また、スマートスピーカは、部材増加に伴うコストアップも極力抑えられることが好ましい。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、低コストを実現しつつ、ユーザの認識精度を向上させることができる端末装置を提供することを目的とする。
本願に係る端末装置は、筐体と、スピーカユニットと、基板と、制御ユニットと、人感センサとを備える。前記スピーカユニットは、前記筐体の内部に配置され、前記筐体の外部へ放音する。前記基板は、前記筐体の内部に配置される。前記制御ユニットは、前記基板に設けられ、音声認識による制御を行う。前記人感センサは、一部が前記筐体から露出した状態で前記基板に設けられ、周囲の人を検知する。
実施形態の一態様によれば、低コストを実現しつつ、ユーザの認識精度を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る端末装置の斜視図である。 図2は、実施形態に係る端末装置の側面図である。 図3は、実施形態に係る端末装置の側面図である。 図4は、実施形態に係る端末装置の断面図である。 図5は、実施形態に係る端末装置の斜視図である。 図6は、第1基板の一方の主面を示す図である。 図7は、第1基板の他方の主面を示す図である。 図8は、筐体における上方筐体の展開図である。 図9は、筐体における下方筐体の展開図である。 図10は、端末装置が備える各部の配置関係を示す図である。 図11は、入力ユニットの周辺を拡大した断面図である。 図12は、実施形態に係る端末装置の斜視図である。 図13は、フレームの斜視図である。 図14は、フレームおよび上側面の配置関係を示す図である。 図15は、フレームおよび下側面の配置関係を示す図である。 図16は、スピーカユニットの斜視図である。 図17は、スピーカユニットが備える反射部の斜視図である。
以下に、本願に係る端末装置を実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により端末装置が限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。また、各図面において、説明を分かりやすくするために、端末装置の鉛直方向上向きをZ軸正方向とする3次元の直交座標系を図示する場合がある。
まず、図1〜図3を用いて、実施形態に係る端末装置の外観について説明する。図1は、実施形態に係る端末装置1の斜視図である。図2および図3は、実施形態に係る端末装置1の側面図である。
実施形態に係る端末装置1は、ユーザの発話に基づく音声認識処理により各種制御を行う、いわゆるスマートスピーカである。例えば、端末装置1は、家電機器等が接続される家庭内ネットワークに接続され、ユーザの発話による制御指示に基づいてかかる家電機器を制御する。また、実施形態に係る端末装置1は、各種情報を提供するサーバ装置に接続され、ユーザの発話による情報要求に基づいてサーバ装置から情報を取得し、ユーザへかかる情報を提供する。また、実施形態に係る端末装置1は、ユーザと対話を行うながら、上記した制御や情報提供等を行うことができる。
図1に示すように、実施形態に係る端末装置1は、筐体2を備え、後述するスピーカユニットや制御ユニット等が筐体2の内部に収納される。図1に示すように、筐体2は、多面体であり、上方筐体2aおよび下方筐体2bによって構成される。
上方筐体2aは、Z軸正方向側の面である上面と、上面と交差する面である側面を備える。例えば、上方筐体2aの上面から、後述する入力ユニット3の入力部材3aが露出している。また、上方筐体2aの側面から、後述する人感センサ10の一部(後述の送信部10a)が露出している。なお、端末装置1の側面全体は、上方筐体2aの側面と、後述の下方筐体2bの側面とにより構成される。
下方筐体2bは、Z軸負方向側の面である下面と、下面と交差する面である側面を備える。下方筐体2bの下面は、床等の被設置面に設置される設置面である。また、下方筐体2bの側面は、後述のスピーカユニットによって発せられた音が筐体2の外部へ放出される面である。このように、多面体の筐体2は、面ごとに異なる機能を有するように構成される。なお、筐体2のより詳細な構成については、図8および図9で後述する。
また、図2および図3に示すように、実施形態に係る端末装置1は、ユーザの見る位置によって外観形状が異なる。例えば、図2に示すように、下方筐体2bの側面を正面に見た場合、端末装置1は、上底が下底よりも長い台形状である。また、図3に示すように、上方筐体2aの側面を正面に見た場合、端末装置1は、上底が下底よりも短い台形状である。なお、上方筐体2aの側面および下方筐体2bの側面は、Z軸方向である鉛直方向に対して傾斜して固定されるが、かかる点の詳細については図14および図15で後述する。
ところで、一般的なスマートスピーカでは、ユーザの発話である音声入力が制御のトリガーとなる。つまり、ユーザの発話を受け付けることで、ユーザの存在を認識しているとも言える。しかしながら、このような一般的なスマートスピーカでは、発話していないユーザが認識されないため、ユーザの認識精度が低下するおそれがある。例えば、ユーザの認識精度が低下すると、発話しているユーザのみに合わせた制御が行われるため、発話していないユーザにとっては適切でない制御が行われるおそれがある。
そこで、実施形態に係る端末装置1は、通常の音声認識機能に加えて、周囲の人を検知する人感センサ10を備える。これにより、発話していないユーザの認識が可能となる。
また、実施形態に係る端末装置1は、人感センサ10および制御ユニットが1つの基板(後述の第1基板4)上に集約して配置される。つまり、実施形態に係る端末装置1では、人感センサ10専用の基板を別途設ける必要がないため、コストが嵩むことを防止できる。
このように、実施形態に係る端末装置1は、人感センサ10を備え、かかる人感センサ10を制御ユニットとともに1つの基板に集約して配置することにより、低コストを実現しつつ、ユーザの認識精度を向上させることができる。
次に、図4および図5を用いて、実施形態に係る端末装置1の内部構成について説明する。図4は、実施形態に係る端末装置1の断面図である。図5は、実施形態に係る端末装置1の斜視図である。図4では、図1におけるA−A線で切断した場合の断面図を示す。また、図5では、端末装置1の筐体2および後述のフレーム12を省略した図を示している。
図4および図5に示すように、端末装置1は、上方筐体2aと、下方筐体2bと、入力ユニット3と、第1基板4と、第2基板5と、通信ユニット6と、スピーカユニット7と、緩衝部材8と、支持部9と、人感センサ10と、電源ユニット11と、フレーム12とを備える。
上方筐体2aおよび下方筐体2bは、入力ユニット3と、第1基板4と、第2基板5と、通信ユニット6と、スピーカユニット7と、緩衝部材8と、支持部9と、人感センサ10と、電源ユニット11と、フレーム12とを収容する。
入力ユニット3は、ユーザの入力操作を受け付ける入力装置である。入力ユニット3は、入力部材3aと、保護部材3bと、固定リング3cとを備える。入力部材3aは、円盤状の部材であり、上方筐体2aから外部へ露出した状態で設けられる。入力部材3aは、例えば、硬質の樹脂材料で構成される。また、入力部材3aは、透光性を有する部材であり、後述の光源から発生される光を透光させることによってかかる光を外部へ出射する。
保護部材3bは、入力部材3aと、第1基板4との間に設けられ、入力部材3aと、第1基板4とが直接接触することを防止する。また、保護部材3bは、ユーザの入力部材3aへの押下に伴って、第1基板4に設けられた後述のスイッチ素子41を押下することで、ユーザの入力操作を受け付けるが、かかる点については後述する。
固定リング3cは、入力部材3aを保護部材3bに固定するリング状の固定部材である。具体的には、固定リング3cは、入力部材3aの周端に設けられた鉤状部位30aの先端部における上方側(Z軸正方向側)に配置される。これにより、入力部材3aが固定リング3cに引っかかり、Z軸正方向側への移動が規制されるため、入力部材3aの脱落を防止することができる。
第1基板4は、第2基板5、通信ユニット6、スピーカユニット7、人感センサ10および電源ユニット11が接続される基板である。また、第1基板4は、被設置面であるXY平面に沿って延在し、Z軸正方向側である上方側に入力ユニット3が配置され、下方側に第2基板5、通信ユニット6、スピーカユニット7、人感センサ10および電源ユニット11が配置される。また、第1基板4は、後述のスイッチ素子41、光源42およびマイク43が設けられるが、かかる点については後述する。
第2基板5は、各種プログラムを実行することで制御を行うマイクロコンピュータが搭載された制御基板である。つまり、第2基板5は、音声認識や、ユーザの手動入力に基づく制御を行う制御ユニットである。具体的には、制御ユニットである第2基板5は、入力ユニット3を介した手動入力や、後述のマイク43等を介した音声入力の認識結果に基づいて各種制御を行う。
また、第2基板5は、被設置面であるXY平面に沿って延在し、第1基板4とフレーム12との間に設けられる。
通信ユニット6は、制御ユニットである第2基板5の制御指示に基づいて外部(上記した家電機器や、サーバ装置)と通信を行う通信インターフェースである。通信ユニット6は、無線通信可能に構成されてもよく、あるいは、有線通信可能に構成されてもよい。
通信ユニット6は、第1基板4とフレーム12との間に設けられるとともに、第2基板5に対して被設置面であるXY平面に沿う方向で並例して配置される。これにより、通信ユニット6をZ軸方向である段積み方向に配置する場合に比べて、端末装置1のZ軸正方向への高さを低くできるため、端末装置1を転倒しにくくすることができる。
スピーカユニット7は、制御ユニットである第2基板5の制御指示に基づいて放音する。また、スピーカユニット7は、被設置面側に寄せて配置される。具体的には、スピーカユニット7は、筐体2のZ軸正方向側である上方側に寄せて配置される第1基板4とは反対側である下方側に寄せて配置される。つまり、スピーカユニット7は、第1基板4よりも端末装置1の被設置面に近い側に設けられる。
これにより、第1基板4に設けられた後述のマイク43と、スピーカユニット7とを離すことができるため、スピーカユニット7が放出した音をマイク43が誤認識することを抑えることができる。また、スピーカユニット7を被設置面に寄せて配置することによって、放音に伴う振動を被設置面側に逃がすことができるため、第1基板4に対する振動の影響を抑えることができる。
また、スピーカユニット7は、音を発生させる放音部7aと、放音部7aによって放音された音を所定の方向へ反射させる反射部7bとを備えるが、かかる点の詳細については、図16および図17で後述する。
緩衝部材8は、例えば、ゴム等の弾性樹脂で構成される。緩衝部材8は、下方筐体2bの下面と被設置面との間に設けられる。これにより、緩衝部材8は、下方筐体2bの下面が被設置面との摩擦により傷付くことを防止できる。さらに、弾性樹脂等で構成される緩衝部材8は、被設置面との摩擦により、端末装置1の横滑りを防止できる。
支持部9は、フレーム12に固定され、人感センサ10を支持する。具体的には、支持部9は、人感センサ10における送信部10aの基端部に固定されることで送信部10aを支持する。
人感センサ10は、送信部10aと、受信部10bとを備える。送信部10aは、筐体2の外部へ電波を放射する。送信部10aが送信する電波は、例えば、赤外線や、超音波、可視光等である。受信部10bは、送信部10aが送信した電波が人に当たって反射した反射波を受信する。つまり、人感センサ10は、電波の送信時刻と、反射波の受信時刻との時間差に基づいて周囲の人を検出する。
なお、人感センサ10は、電波の送受信の時間差による検知方式に限定されるものではなく、例えば、人の熱検知による検知方式であってもよく、あるいは、人感センサ10は、イメージセンサ等の撮像素子を備えたカメラであってもよい。
また、人感センサ10の送信部および受信部10bは、第1基板4の2つの主面のうち、Z軸負方向側の主面に設けられるが、かかる点の詳細については、図6および図7で後述する。
電源ユニット11は、電源端子11aと、電源基板11bとを備える。電源端子11aは、外部電源と接続される端子である。電源基板11bは、外部電源から供給される電力を変圧する回路等を備え、端末装置1全体へ電力を供給する。
また、電源ユニット11は、スピーカユニット7よりもZ軸負方向側である下方側に設けられる。つまり、電源ユニット11は、第1基板4および第2基板5から最も離れた位置に配置される。これにより、第1基板4および第2基板5が、電源基板11bの動作に伴って発生する熱の影響を受けにくくすることができる。
フレーム12は、スピーカユニット7と第2基板5との間に設けられる。また、フレーム12には、支持部9が固定される。これにより、支持部9に支持された人感センサ10の送信部10aがフレーム12に固定される。また、フレーム12には、第1基板4が固定される。これにより、第1基板4は、フレーム12によって支持される。なお、フレーム12の詳細については、図12〜図15で後述する。
次に、図6および図7を用いて、第1基板4について詳細に説明する。図6は、第1基板4の一方の主面4aを示す図である。図7は、第1基板4の他方の主面4bを示す図である。図6では、Z軸正方向側から見た主面4aを示し、図7では、Z軸負方向側から見た主面4bを示す。なお、以下では、一方の主面4aを単に主面4aと記載し、他方の主面4bを単に主面4bと記載する場合がある。
まず、図6に示す主面4aについて説明する。図6に示すように、第1基板4は、略矩形状である。また、第1基板4の主面4aには、複数のスイッチ素子41と、複数の光源42とが設けられる。
スイッチ素子41は、例えば、リレーやトランジスタ等の各種スイッチング素子で構成される。例えば、スイッチ素子41は、入力ユニット3へのユーザの押圧操作により押圧された場合に、オン信号を制御ユニットである第2基板5へ出力する。なお、入力ユニット3およびスイッチ素子41によるスイッチ機構については、図11で後述する。
図6に示すように、複数のスイッチ素子41は、等間隔で配置される。具体的には、複数のスイッチ素子41は、第1基板4の中心周りに略90度の間隔で配置される。より具体的には、複数のスイッチ素子41それぞれは、矩形状である第1基板4の頂点それぞれに対応する位置に設けられる。これにより、スイッチ素子41の位置をユーザに容易に認識させることができる。
また、複数のスイッチ素子41を略90度間隔で配置することによって、隣り合うスイッチ素子41同士の距離を遠ざけることができるため、いずれか一のスイッチ素子41を押圧した場合に、他のスイッチ素子41が誤って押圧されにくくすることができる。
なお、図6では、スイッチ素子41が4つである場合を示したが、スイッチ素子41の数は、3つ以下であってもよく、5つ以上であってもよい。また、スイッチ素子41は、複数である場合に限定されず、1つであってもよい。
光源42は、例えば、点状光源であり、LED(Light Emitting Diode)等で構成される。また、光源42は、制御ユニットである第2基板5の点灯指示に従って点灯する。また、図6に示すように、複数の光源42は、等間隔で配置される。具体的には、複数の光源42は、スイッチ素子41と重ならない位置で、第1基板4の中心周りに等間隔でリング状に配置される。これにより、複数の光源42は、上記した入力ユニット3の入力部材3aをリング状に光らせることができる。
なお、図6では、光源42が12個である場合を示したが、11個以下であってもよく、13個以上であってもよい。また、複数の光源42は、リング状に配置される場合を示したが、これに限定されず、矩形状等、任意の形状で配置されてもよい。
また、図6では、点状の光源42をリング状に複数並べる場合を示したが、例えば、線状の光源42をリング状に配置してもよい。
次に、図7を用いて、第1基板4の他方の主面4bについて説明する。図7に示すように、第1基板4の主面4bには、人感センサ10の送信部10aと、受信部10bと、マイク43とが設けられる。なお、図7には、送信部10aの配線が接続される端子を送信部10aの位置として示している。
図7に示すように、複数の送信部10aは、第1基板4の中心周りに略90度の間隔で配置される。具体的には、複数の送信部10aそれぞれは、矩形状である第1基板4の各辺の中央に設けられる。
また、複数の送信部10aに対して、受信部10bは、1つだけ設けられる。つまり、複数の送信部10aの電波を1つの受信部10bが受信する。具体的には、受信部10b
は、矩形状の第1基板4における頂点のいずれかに対応する位置に設けられる。なお、受信部10bは、上記した電源端子11aから最も遠い位置であり、ユーザの想定される立ち位置に最も近い位置に設けられるが、かかる点については、図10で後述する。
また、受信部10bの位置は、第1基板4の中央部よりも周縁部に近いほど好ましい。これにより、受信部10bは、筐体2に近い、すなわち、筐体2の外部に近い配置となるため、外部からの反射波をより受信しやすく、かつ、他の電子部品との干渉を起こしにくくすることができる。
マイク43は、ユーザの発話を収集する。また、マイク43は、ユーザの発話に限らず、ユーザの足音等の動作に起因する音や、風や雨等に起因する自然音、電子機器の発する電子音等を収集してもよい。
図7に示すように、第1基板4の主面4bには、複数のマイク43が設けられる。具体的には、マイク43は、第1基板4の中心周りに略90度の間隔で配置される。より具体的には、複数のマイク43それぞれは、矩形状である第1基板4の各頂点に対応する位置に設けられる。このように、略90度間隔で複数のマイク43を配置することによって、集音範囲を端末装置1の周囲全体(360度)に亘って設定できるため、確実に集音できる。
なお、図7で示した送信部10a、受信部10bおよびマイク43それぞれの数および配置は、一例であって、任意の数および配置であってよい。例えば、送信部10aおよびマイク43それぞれは、3つ以下でも、5つ以上でもよく、受信部10bは、2つ以上であってもよい。
また、図6および図7に示すように、光源42は、一方の主面4aに設けられ、人感センサ10の送信部10aおよび受信部10bは、他方の主面4bに設けられる。つまり、光源42および人感センサ10それぞれは、第1基板4の異なる面に配置される。
これにより、例えば、人感センサ10における電波が赤外線である場合、かかる赤外線と光源42の光とが互いに干渉しにくくなるため、干渉による人感センサ10および光源42の性能低下を抑えることができる。
次に、図8および図9を用いて、筐体2について具体的に説明する。図8は、筐体2における上方筐体2aの展開図である。図9は、筐体2における下方筐体2bの展開図である。なお、図8および図9では、上方筐体2aおよび下方筐体2bを模式的に示している。
まず、図8を用いて、上方筐体2aについて説明する。図8に示すように、上方筐体2aは、上面2a1と、上側面2a2とを備えた一枚板で形成される。上方筐体2aは、例えば金属や硬質樹脂等の比較的剛性が高い材料で構成される。
上面2a1は、矩形状(略正方形)の板状部材であり、入力部材3aの位置に対応する開口であるボタン孔22aと、マイク43の位置に対応する開口であるマイク孔21aとを備える。具体的には、ボタン孔22aは、上面2a1の略中央部に設けられる。また、複数のマイク孔21aそれぞれは、矩形状である上面2a1の各頂点に対応する位置に設けられる。つまり、マイク43は、上方筐体2aにおける上面2a1の頂点すべてに対応する位置に設けられる。これにより、マイク43は、マイク孔21aを介して端末装置1の周囲全体(略360度)を集音範囲とすることができるため、高感度に発話を収集できる。
換言すれば、多面体である筐体2において、上面2a1は、ユーザが手動入力するための入力機能と、マイク43による集音機能とを備えた面であるともいえる。
上側面2a2は、矩形状の上面2a1の各辺からそれぞれ延伸する板状部材である。図8に示すように、上側面2a2の形状は、略三角形であり、例えば、上面2a1の辺を底辺とする2等辺三角形である。換言すれば、上側面2a2の形状は、上面2a1から離れるほど先細りとなるテーパ形状である。
なお、図8に示す上面2a1および上側面2a2の形状は一例であって、任意の形状を採用可能である。例えば、上面2a1は、三角形であってもよく、五角形以上の多角形であってもよい。また、上側面2a2は、四角形以上の多角形であってもよい。
また、図8では、複数の上側面2a2は、すべて同じ大きさおよび同じ形状(三角形)である場合を示したが、複数の上側面2a2それぞれが異なる大きさおよび異なる形状であってもよい。
また、図8に示すように、複数の上側面2a2それぞれには、上記した人感センサ10の送信部10aが露出する開口であるセンサ孔20aが設けられる。つまり、送信部10aは、上方筐体2aの上側面2a2すべてから露出する。例えば、センサ孔20aは、三角形である上側面2a2の中心(例えば、重心や内心)の位置に設けられる。換言すれば、多面体の筐体2において、上側面2a2は、人感機能を備えた面であるともいえる。
なお、上述したように、上方筐体2aは、例えば、上面2a1および上側面2a2が一枚板で形成されるが、これに限定されるものではなく、例えば、上面2a1および上側面2a2それぞれは異なる部材で構成されてもよい。これにより、上面2a1および上側面2a2の各面の機能に最適な材料を選択することができる。
次に、図9を用いて、下方筐体2bについて説明する。図9に示すように、下方筐体2bは、下面2b1と、下側面2b2とを備えた一枚板で形成される。下方筐体2bは、例えば金属や硬質樹脂等の比較的剛性が高い材料で構成される。なお、下方筐体2bと上方筐体2aとは同一材料であってもよく、異なる材料であってもよい。
下面2b1は、矩形状(略正方形)の板状部材であり、床等の被設置面に設置される設置面である。また、下面2b1には、上記した緩衝部材8に対応する凹部20bが形成される。これにより、緩衝部材8が凹部20bに嵌ることで、緩衝部材8の横ずれを防止できる。なお、下面2b1の領域面積は、上面2a1の領域面積と略同じであってもよく、異なってもよい。換言すれば、下面2b1は、設置機能(あるいは固定機能)を備えた面であるとも言える。
下側面2b2は、矩形状の下面2b1の各辺からそれぞれ延伸する板状部材である。図9に示すように、下側面2b2の形状は、略三角形であり、例えば、下面2b1の辺を底辺とする2等辺三角形である。換言すれば、下側面2b2の形状は、下面2b1から離れるほど先細りとなるテーパ形状である。
なお、図9に示す下面2b1および下側面2b2の形状は一例であって、任意の形状を採用可能である。例えば、下面2b1は、三角形であってもよく、五角形以上の多角形であってもよい。また、下側面2b2は、四角形以上の多角形であってもよい。
また、図9では、複数の下側面2b2は、すべて同じ大きさおよび同じ形状(三角形)である場合を示したが、複数の下側面2b2それぞれが異なる大きさおよび異なる形状であってもよい。
また、複数の下側面2b2それぞれには、径が比較的小さい開口が複数形成される。かかかる小さい開口を介して、スピーカユニット7の音が外部へ放出される。換言すれば、多面体の筐体2において、下側面2b2は、放音機能を備えた面であるともいえる。
また、複数の下側面2b2のうち、一の下側面2b2には、上記した電源端子11aの位置に対応する開口である端子孔21bが形成される。かかる端子孔21bを介して外部電源が電源端子11aに接続される。換言すれば、端子孔21bが形成された下側面2b2は、電源接続機能を備えた面であるともいえる。
図8および図9で説明したように、上方筐体2aの上面2a1は、入力機能および集音機能を備え、上側面2a2は、人感機能を備える。また、下方筐体2bの下面2b1は、設置機能を備え、下側面2b2は、放音機能および電源接続機能を備える。つまり、上方筐体2aおよび下方筐体2bで構成される多面体の筐体2は、各面においてそれぞれ異なる機能を備える。
次に、図10を用いて、端末装置1が備える各部の配置関係について説明する。図10は、端末装置1が備える各部の配置関係を示す図である。図10では、端末装置1をZ軸正方向側から見た上面図を示す。また、図10では、端末装置1の設置位置に対するユーザUの想定される立ち位置(図10の足型位置)を示す。
図10に示すように、第1基板4は、上面2a1(上方筐体2a)の形状に合わせた矩形状である。具体的には、第1基板4と上面2a1とは略同じ形状である。また、第1基板4の領域面積は、上面2a1の領域面積よりわずかに小さい程度(すなわち略同じ)であることが好ましい。これにより、上面2a1の大きさを最小限にできるため、端末装置1をコンパクト化できるとともに、部材コストも最小限に抑えることができる。
また、図10に示すように、電源端子11aは、ユーザUとは反対側に配置される。具体的には、電源端子11aは、上面2a1の頂点のうち、いずれか1つの頂点に対応する位置に設けられる。これにより、電源端子11aに接続される配線をユーザUから見えにくくすることができる。
また、図10に示すように、端末装置1は、ユーザUに対して上面2a1の頂点が最も近くなるように設置される。そして、ユーザUに最も近い頂点は、人感センサ10の受信部10bが設けられる頂点である。
具体的には、受信部10bは、電源端子11aの位置に対応する頂点に対して対角の位置にある頂点に対応する位置に配置される。これにより、受信部10bは、ユーザUに最も近い位置で電波の受信が可能となるため、ユーザUの認識精度を向上させることができる。
また、図10に示すように、人感センサ10の送信部10aは、上面2a1の各辺の中央に配置される。各辺に配置された送信部10aそれぞれは、上記した上方筐体2aの上側面2a2のセンサ孔20aから露出する。これにより、複数の送信部10aは、端末装置1の周囲全体(360度)を電波の送信範囲とすることができるため、端末装置1の周囲にいるユーザUを高精度に認識できる。
また、図10に示す上面視において、複数のスイッチ素子41は、入力部材3aの領域に収まるように配置されている。これにより、ユーザUが入力部材3aを押下することによりスイッチ素子41がユーザUの押下を検知可能となる。なお、入力部材3aを介した入力機構については図11で後述する。
また、複数の光源42も、同様に、入力部材3aの領域に収まるように配置されている。具体的には、複数の光源42は、円形である入力部材3aの周縁に沿う位置に設けられる。これにより、光源42が光を発することで、リング状の光を発することができるため、意匠性を高めることができる。
なお、図10では、1つの入力部材3aの領域に複数のスイッチ素子41すべてが収まるように配置されたが、例えば、複数の入力部材3aを備え、1つの入力部材3aに1つのスイッチ素子41が収まるように配置されてもよい。
次に、図11を用いて、入力ユニット3による入力機構について説明する。図11は、入力ユニット3の周辺を拡大した断面図である。図11では、図10に示すB−B線で切断した断面を示す。
図11に示すように、入力部材3aは、突出部3a1を備える。突出部3a1は、スイッチ素子41に対応する位置に設けられ、保護部材3bへ向かって突出するとともに、保護部材3bに当接している。
また、保護部材3bは、接続部3b1と、支持部3b2とを備える。接続部3b1は、一方の面において入力部材3aの突出部3a1と当接する。また、接続部3b1の他方の面は、ユーザUにより入力部材3aが押下されていない状態では、スイッチ素子41とは離間しており、ユーザUにより入力部材3aが押下された状態では、スイッチ素子41と当接する。つまり、スイッチ素子41は、接続部3b1により押下されることで、ユーザUの入力操作を検出する。
また、保護部材3bの支持部3b2は、接続部3b1の周端に接続される部位であり、接続部3b1よりも肉薄形状である。つまり、支持部3b2は、保護部材3bにおいて比較的小さな力で変形する部位である。これにより、接続部3b1をスイッチ素子41へ当接させるために突出部3a1が接続部3b1を押下する力を小さくできる。
また、図11に示すように、突出部3a1は、接続部3b1側である先端側が基端側よりも細くなっている。これにより、突出部3a1は、接続部3b1を局所的に押圧できるため、ユーザUの入力部材3aへの押下力を比較的小さくすることができる。
次に、図12〜図15を用いて、フレーム12について具体的に説明する。図12は、実施形態に係る端末装置1の斜視図である。図12では、端末装置1の構成のうち、上方筐体2aを省略した図を示している。図13は、フレーム12の斜視図である。図14は、フレーム12および上側面2a2の配置関係を示す図である。図15は、フレーム12および下側面2b2の配置関係を示す図である。
図12および図13に示すように、フレーム12は、第1固定部12aと、第2固定部12bと、支持部12cとを備える。フレーム12は、例えば、金属や硬質樹脂等といった比較的剛性が高い材料で構成される。なお、図13では、第1固定部12aと、第2固定部12bと、支持部12cとは1つの部材として構成された場合を示しているが、第1固定部12aと、第2固定部12bと、支持部12cとがそれぞれ別部材で構成されてもよい。
第1固定部12aは、面形状であり、人感センサ10の送信部10aに対応する凹部12a1が形成される。具体的には、第1固定部12aの凹部12a1は、Z軸正方向側である上方から下方へ向かって凹んだ形状である。
また、図14に示すように、第1固定部12aは、人感センサ10の送信部10aに対して直交して配置される。具体的には、送信部10aは、電波軸WOが被設置面と平行な仮想的な面Gに対して角度θの分だけ上方を向いている。
つまり、送信部10aは、電波軸WOが被設置面(面G)に対して離れる向きである。これにより、送信部10aの電波範囲を斜め上方へ向けることができるため、被設置面により無効化される電波範囲を少なくできるため、有効な電波範囲が広くなり、ユーザUの認識精度を向上させることができる。
このため、送信部10aと直交する第1固定部12aも、角度θの分だけ傾斜した傾斜角αで固定される。そして、図14に示すように、第1固定部12aと対向する上側面2a2も、傾斜角αだけ傾斜した状態で位置決めされる。これにより、端末装置1を側面から見た場合に、上底が下底よりも短い台形形状(図3参照)となるため、意匠性の高い端末装置1を提供できる。
第2固定部12bは、複数の板状部材が突出した部位であり、下方筐体2bの下側面2b2の位置決めを行う部位である。具体的には、図15に示すように、第2固定部12bは、下側面2b2と対向する傾斜面12b1が形成される。傾斜面12b1は、所定の傾斜角βだけ傾斜した傾斜面である。
具体的には、傾斜面12b1は、Z軸正方向側である上方へ向かって上り傾斜となる傾斜面である。そして、下側面2b2は、傾斜角βだけ傾斜した状態で位置決めされる。これにより、端末装置1を側面から見た場合に、上底が下底よりも長い台形状(図2参照)となるため、意匠性の高い端末装置1を提供できる。
なお、第1固定部12aによって位置決めされた上側面2a2の傾斜角αと、第2固定部12bによって位置決めされた下側面2b2の傾斜角βとは、略同じ角度であることが好ましい。これにより、端末装置1の意匠性を高めることができる。
図13に示すように、支持部12cは、例えば、格子状の部材であり、複数の第1固定部12aおよび複数の第2固定部12bに接続され、第1固定部12aおよび第2固定部12bを支持する。
また、支持部12cは、第1基板4を固定するための基板固定孔120と、人感センサ10の送信部10aを固定するためのセンサ固定孔121とを有する。
具体的には、支持部12cは、Z軸正方向側である上方に配置される第1基板4を、ネジ等の締結具を介して基板固定孔120に固定する。また、支持部12cは、Z軸負方向側である下方に配置された送信部10aの支持部9を、ネジ等の締結具を介してセンサ固定孔121に固定する。
次に、図16および図17を用いて、スピーカユニット7について説明する。図16は、スピーカユニット7の斜視図である。図17は、スピーカユニット7が備える反射部7bの斜視図である。
図16に示すように、スピーカユニット7は、放音部7aと、反射部7bとを備える。また、スピーカユニット7は、放音部7aと反射部7bとの間に開口70を有する。放音部7aは、反射部7bに対してZ軸正方向側である上方側に設けられ、上記した第2基板5の制御指示に基づいて音を発する。具体的には、放音部7aは、Z軸負方向側である反射部7b側へ向かって音を発する。
反射部7bは、放音部7aの下方側に配置され、放音部7aから放たれた音を開口70側へ反射する矩形状の部材である。つまり、反射部7bは、放音部7aよりも被設置面に近い側に配置され、外部へ向けて音を反射する。具体的には、反射部7bは、突出部7b1と、側部7b2とを備える。
突出部7b1は、矩形状の反射部7bにおける中央部に設けられ、放音部7a側である上方へ突出する。これにより、放音部7aから放たれた音が突出部7b1の傾斜面に当たることで開口70側へ反射される。
側部7b2は、矩形状の反射部7bにおける頂点に設けられ、放音部7aから放たれた音を開口70側へ導くガイド部として機能する。そして、開口70から出た音は、下方筐体2bの下側面2b2から外部へ放出される。
上述してきたように、実施形態に係る端末装置1は、筐体2と、スピーカユニット7と、第1基板4と、第2基板5と(制御ユニットの一例)、人感センサ10とを備える。スピーカユニット7は、筐体2の内部に配置され、筐体2の外部へ放音する。第1基板4は、筐体2の内部に配置される。第2基板5は、第1基板4に設けられ、音声認識による制御を行う。人感センサ10は、一部が筐体2から露出した状態で第1基板4に設けられ、周囲の人を検知する。これにより、低コストを実現しつつ、ユーザUの認識精度を向上させることができる。
また、実施形態に係る端末装置1において、スピーカユニット7は、第1基板4よりも端末装置1の被設置面に近い側に設けられる。これにより、スピーカユニット7の放音に伴う振動を被設置面側に逃がしやすくできるため、第1基板4の性能が劣化することを防止できる。
また、実施形態に係る端末装置1は、光源42をさらに備える。光源42は、第1基板4の一方の主面4aに設けられ、筐体2の外部へ光を発する。人感センサ10は、第1基板4の他方の主面4bに設けられる。これにより、例えば、人感センサ10が赤外線である場合に、かかる赤外線と、光源42の光とが互いに干渉することを防止できる。
また、実施形態に係る端末装置1は、入力ユニット3をさらに備える。入力ユニット3は、第1基板4の一方の主面4aに設けられ、入力部材3aが筐体2から露出する。光源42は、第1基板4の一方の主面4aにおいて、入力部材3aの周縁に沿う位置に設けられる。これにより、入力部材3aの周縁形状に沿った光を発することができるため、意匠性を高めることができる。
また、実施形態に係る端末装置1において、筐体2は、上方筐体2aと、下方筐体2bとを備える。上方筐体2aは、矩形状の上面2a1および上面2a1の各辺からそれぞれ延伸する上側面2a2を有する。下方筐体2bは、設置面となる矩形状の下面2b1および下面2b1の各辺からそれぞれ延伸する下側面2b2を有する。人感センサ10は、上方筐体2aの上側面2a2から露出する。スピーカユニット7は、下方筐体2bの下側面2b2から放音する。これにより、意匠性の高いスマートスピーカを提供できる。
また、実施形態に係る端末装置1において、第1基板4は、上方筐体2aの上面2a1の形状に合わせた矩形状である。これにより、上面2a1の領域面積を最小限にできるため、端末装置1をコンパクト化できるとともに、部材コストも最小限に抑えることができる。
また、実施形態に係る端末装置1において、人感センサ10は、電波を送信する送信部10aと、電波の反射波を受信する受信部10bとを備える。また、送信部10aは、上方筐体2aの上側面2a2すべてから露出する。受信部10bは、上面2a1の少なくとも1つの頂点に対応する位置に配置される。これにより、端末装置1の周囲全体に亘って電波範囲を設定できるため、ユーザUを高精度に認識することができる。
また、実施形態に係る端末装置1は、電源端子11aを備える。電源端子11aは、上面2a1の頂点のうち、いずれか1つの頂点に対応する位置に設けられる。受信部10bは、電源端子11aの位置に対応する頂点に対して対角の位置にある頂点に対応する位置に配置される。これにより、受信部10bは、ユーザUに最も近い位置で電波の受信が可能となるため、ユーザUの認識精度を向上させることができる。
また、実施形態に係る端末装置1において、送信部10aは、電波軸WOが端末装置1の被設置面(面G)に対して離れる向きである。これにより、送信部10aの電波範囲を斜め上方へ向けることができるため、被設置面により無効化される電波範囲を少なくできるため、有効な電波範囲が広くなり、ユーザUの認識精度を向上させることができる。
また、実施形態に係る端末装置1において、上方筐体2aの上側面2a2は、送信部10aの電波軸WOに対して直交する位置である。これにより、上側面2a2が傾斜した状態で位置決めされるため、端末装置1を側面から見た場合に、上底が下底よりも短い台形形状(図3参照)となるため、意匠性の高い端末装置1を提供できる。
また、実施形態に係る端末装置1において、第2基板5は、第1基板4に設けられ、周囲の音を収集するマイク43を備える。マイク43は、上方筐体2aにおける上面2a1の頂点すべてに対応する位置に設けられる。これにより、集音範囲を端末装置1の周囲全体(360度)に亘って設定できるため、確実に集音できる。
また、実施形態に係る端末装置1において、スピーカユニット7は、放音する放音部7aと、放音部7aによって放音された音を外部へ向けて反射する反射部7bとを有する。反射部7bは、放音部7aよりも被設置面に近い側に配置される。これにより、放音部7aから放たれた音が第1基板4側とは反対側にある反射部7bによって反射されるため、第1基板4に対して放音による振動を伝えにくくすることができるため、第1基板4をかかる振動から保護できる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態に記載した各処理は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。
1 端末装置
2 筺体
2a 上方筐体
2a1 上面
2a2 上側面
2b 下方筐体
2b1 下面
2b2 下側面
3 入力ユニット
3a 入力部材
3a1 突出部
3b 保護部材
3b1 接続部
3b2 支持部
3c 固定リング
4 第1基板
5 第2基板
6 通信ユニット
7 スピーカユニット
7a 放音部
7b 反射部
7b1 突出部
7b2 側部
8 緩衝部材
9 支持部
10 人感センサ
10a 送信部
10b 受信部
11 電源ユニット
11a 電源端子
11b 電源基板
12 フレーム

Claims (12)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部に配置され、前記筐体の外部へ放音するスピーカユニットと、
    前記筐体の内部に配置される基板と、
    前記基板に設けられ、音声認識による制御を行う制御ユニットと、
    一部が前記筐体から露出した状態で前記基板に設けられ、周囲の人を検知する人感センサと
    を備え
    前記筐体は、
    矩形状の上面を有する上方筐体を有し、
    前記人感センサは、
    電波を送信する送信部と、前記電波の反射波を受信する受信部とを備え、
    前記受信部は、
    前記上面の少なくとも1つの頂点に対応する位置に配置されること
    を特徴とする端末装置。
  2. 前記スピーカユニットは、
    前記基板よりも前記端末装置の被設置面に近い側に設けられること
    を特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記基板の一方の主面に設けられ、前記筐体の外部へ光を発する光源をさらに備え、
    前記人感センサは、
    前記基板の他方の主面に設けられること
    を特徴とする請求項1または2に記載の端末装置。
  4. 前記基板の前記一方の主面に設けられ、入力部材が前記筐体から露出した入力ユニットをさらに備え、
    前記光源は、
    前記基板の前記一方の主面において、前記入力部材の周縁に沿う位置に設けられること
    を特徴とする請求項3に記載の端末装置。
  5. 前記筐体は、
    該上面の各辺からそれぞれ延伸する上側面を有する前記上方筐体と、
    設置面となる矩形状の下面および当該下面の各辺からそれぞれ延伸する下側面を有する下方筐体と、を備え、
    前記人感センサは、
    前記上方筐体の前記上側面から露出し、
    前記スピーカユニットは、
    前記下方筐体の前記下側面から放音すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の端末装置。
  6. 前記基板は、
    前記上方筐体の前記上面の形状に合わせた矩形状であること
    を特徴とする請求項5に記載の端末装置。
  7. 記送信部は、
    前記上方筐体の前記上側面すべてから露出すること
    を特徴とする請求項5または6に記載の端末装置。
  8. 前記上面の頂点のうち、いずれか1つの頂点に対応する位置に設けられる電源端子をさらに備え、
    前記受信部は、
    前記電源端子の位置に対応する前記頂点に対して対角の位置にある前記頂点に対応する位置に配置されること
    を特徴とする請求項7に記載の端末装置。
  9. 前記送信部は、
    電波軸が前記端末装置の被設置面に対して離れる向きであること
    を特徴とする請求項7または8に記載の端末装置。
  10. 前記上方筐体の前記上側面は、
    前記送信部の前記電波軸に対して直交する位置であること
    を特徴とする請求項9に記載の端末装置。
  11. 前記制御ユニットは、
    前記基板に設けられ、周囲の音を収集するマイクを備え、
    前記マイクは、
    前記上方筐体における前記上面の頂点すべてに対応する位置に設けられること
    を特徴とする請求項5〜10のいずれか1つに記載の端末装置。
  12. 前記スピーカユニットは、
    放音する放音部と、前記放音部によって放音された音を外部へ向けて反射する反射部とを有し、
    前記反射部は、
    前記放音部よりも被設置面に近い側に配置されること
    を特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載の端末装置。
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