JP6762144B2 - 感震led照明器具 - Google Patents

感震led照明器具 Download PDF

Info

Publication number
JP6762144B2
JP6762144B2 JP2016117438A JP2016117438A JP6762144B2 JP 6762144 B2 JP6762144 B2 JP 6762144B2 JP 2016117438 A JP2016117438 A JP 2016117438A JP 2016117438 A JP2016117438 A JP 2016117438A JP 6762144 B2 JP6762144 B2 JP 6762144B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
led
seismic
module
lighting fixture
acceleration sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016117438A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017224421A (ja
Inventor
正博 泰平
正博 泰平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hotalux Ltd
Original Assignee
Hotalux Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hotalux Ltd filed Critical Hotalux Ltd
Priority to JP2016117438A priority Critical patent/JP6762144B2/ja
Publication of JP2017224421A publication Critical patent/JP2017224421A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6762144B2 publication Critical patent/JP6762144B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、感震LED照明器具に関する。
近年、地震の多発から、振動の感知により、消灯時でも、点灯したり、ブザーが鳴るような機能を備えた感震LED照明器具の需要が高まっている(特許文献1参照)。
特開2007−287500号公報
感震LED照明器具は、感震センサにより振動を検知するが、地震によって家屋そのものが揺れることによる前記照明器具の揺れだけでなく、地震によらない前記照明器具の揺れも感知してしまう場合がある。
そこで、本発明は、精度よく地震による揺れや振動を検知することができる感震LED照明器具の提供を目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の感震LED照明器具は、
本体と、
LED(発光ダイオード)の発光を駆動する電源モジュールを有する電源基板と、
LEDが実装されたLED基板と、
カバーと、
感震センサとを備え、
前記本体、前記電源基板、前記LED基板および前記カバーの順に配置され、
前記LED基板は、前記カバーと対向する面が、前記LEDの実装面であり、
前記LED基板の前記実装面は、複数の前記LEDが実装された実装領域を有し、
前記感震センサは、加速度センサであることを特徴とする。
従来の感震LED照明器具では、一般的に、ボール(鋼球)が電極に触れると電流が流れる仕組みの感震センサが用いられている。このため、例えば、天井に取り付けられた前記照明器具が、天井面に対して約3度程度傾いただけでも、前記ボールが前記電極に触れてしまう。このため、前記照明器具は、例えば、天井に対する取付け角度や、地震以外の原因による傾き等も感知し、誤検知が生じる場合がある。これに対し、本発明の感震LED照明器具は、前記感震センサとして加速度センサを用いるため、例えば、前述のような取付け角度等の影響を受けることなく、より精度よく、地震等による揺れや振動を感知することが可能である。
図1は、実施形態1の感震LED照明器具の各構成部材の一例を示す分解斜視図である。 図2は、実施形態1の感震LED照明器具におけるLED基板の一例を示す平面図である。 図3は、実施形態1の感震LED照明器具における、ユニットケースを拡大した斜視図である。 図4(A)および(B)は、実施形態1の感震LED照明器具における本体と緩衝部材との関係の概略を示す断面図である。 図5(A)は、実施形態2の感震LED照明器具において、実装領域と非実装領域とを含むLED基板の一例を示す平面図であり、図5(B)は、実施形態2の感震LED照明器具において、実装面の全面が実装領域となるLED基板の一例を示す平面図である。
本発明の感震LED照明器具において、例えば、前記加速度センサは、三軸の加速度センサである。
本発明の感震LED照明器具は、例えば、さらに、リモコン信号の受信部を備える。
本発明の感震LED照明器具は、例えば、前記受信部と前記加速度センサとが、一つのユニットケースの内部に収容されている。
本発明の感震LED照明器具において、例えば、前記加速度センサは、前記電源モジュールにより駆動するセンサである。
本発明の感震LED照明器具は、例えば、さらに、ブザーモジュールおよびブザー制御手段を備える。前記ブザー制御手段は、前記加速度センサが振動を検知した際、前記ブザーモジュールのブザーをONにする。
本発明の感震LED照明器具は、例えば、さらに、LED制御部を備える。前記LED制御部は、前記加速度センサが振動を検知した際、前記電源モジュールの駆動により前記LEDの発光をONにする。
本発明の感震LED照明器具において、例えば、前記加速度センサは、前記電源基板と前記LED基板との間に配置されている。
本発明の感震LED照明器具において、例えば、前記加速度センサは、前記電源基板の表面から離間した状態で配置されている。
本発明の感震LED照明器具において、例えば、前記加速度センサは、前記LED基板の表面から離間した状態で配置されている。
本発明の感震LED照明器具は、例えば、さらに、残光モジュールを備え、前記電源モジュールは、さらに、電気エネルギーを蓄電する蓄電部を備え、前記残光モジュールは、前記蓄電部に蓄電された電気エネルギーにより発光するモジュールである。
本発明の感震LED照明器具は、例えば、さらに、残光モジュール制御手段を備え、前記残光モジュール制御手段は、前記加速度センサが振動を検知した際、前記蓄電部に蓄電された電気エネルギーを、前記残光モジュールに供給して、前記残光モジュールの発光をONにする。
本発明の感震LED照明器具において、例えば、前記加速度センサは、前記実装領域内に対応する部位に配置されている。
本発明の感震LED照明器具において、例えば、前記本体は、一方の面が、前記LED照明器具の設置対象と対向する設置面であり、前記本体の前記設置面は、周方向に、前記設置対象に接する緩衝部材が配置され、前記加速度センサは、前記緩衝部材の配置位置よりも、前記LED照明器具の中心側に対応する部位に配置されている。
以下、本発明の感震LED照明器具について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、本発明は、以下の説明に限定されない。なお、図1から図5において、同一部分には、同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。また、図面においては、説明の便宜上、各部の構造は適宜簡略化して示す場合があり、各部の寸法比等は、実際とは異なり、模式的に示す場合がある。
[実施形態1]
本実施形態は、感震LED照明器具の一例である。図1に、本実施形態の感震LED照明器具の構成の一例を示す。図1は、感震LED照明器具の主な構成部材を分解して示した斜視図である。本実施形態において、感震LED照明器具は、略円形としたが、これには制限されない。
本実施形態の感震LED照明器具は、例えば、天井に取り付けるLEDシーリングライトとして使用できる。この場合、前記感震LED照明器具は、例えば、取付部を有し、他方、天井は、引掛けシーリングボディ等の屋内配線器具と、これに電気的に接続されたアダプタとを備える。そして、前記感震LED照明器具は、前記取付部により、前記アダプタに取付けられ、且つ、前記屋内配線器具と電気的に接続される。なお、以下の説明において、特に説明しない限り、前記感震LED照明器具は、天井に取り付けられた状態を基準とし、天井側を上面側、その反対側(床側)を下面側という。また、設置対象の面と平行な方向を面方向といい、前記面方向に垂直な方向、すなわち、上面側と下面側とを結ぶ方向を厚み方向(または軸方向)という。
図1に示すように、感震LED照明器具1は、上面側から、本体10、電源基板11、電源カバー15、LED基板12およびカバー13が、この順序で配置されて、電源基板11とLED基板12との間にユニットケース14が配置されている。ユニットケース14は、リモコン信号の受信部と感震センサとを備える。前記感震センサは、加速度センサである。感震LED照明器具1において、電源カバー15は、任意の構成部材であり、有してもよいし、有さなくてもよい。
本体10は、前記天井に対向する部材であり、その上面は、前記天井に対向する面であり、その下面は、電源基板11が配置される面である。本体10は、中央に、下面側に突出した開口101を有し、中央よりであって前記開口の周囲に、上面側に凹んだ円周帯状の凹部102を有する。前者の前記突出した開口101は、前記天井に対する取付部が配置され、後者の前記円周帯状の凹部102には、電源基板11が配置される。本体10の素材は、特に制限されず、スチール等の金属があげられる。
本体10の上面は、感震LED照明器具1の設置対象(前記天井)に対向する設置面であり、前記設置面は、例えば、前記設置対象に接する緩衝部材が配置されてもよい。前記緩衝部材は、特に制限されず、例えば、スポンジ等があげられる。このような形態によれば、感震LED照明器具1を設置対象に設置した際、感震LED照明器具1と前記設置対象との間に前記緩衝部材が存在するため、例えば、前記設置対象への感震LED照明器具1の固定化をより安定にすることができる。
前記緩衝部材の設置位置は、特に制限されない。前記緩衝部材は、例えば、本体10の前記設置面において周方向に配置され、具体例として、感震LED照明器具1の中心から、本体10の外周までの長さを1とした場合、前記中心から3/10〜1の範囲があげられる。前記緩衝部材は、例えば、周方向において、連続して配置されてもよいし、非連続で配置されてもよい。
本体10における前記緩衝部材の配置位置は、例えば、前記設置対象に対向する本体10の上面の形状により、適宜設定することもできる。図4に、前記設置対象である天井に対する前記本体の上面の形状と前記緩衝部材の配置位置との関係を示す概略断面図を示す。図4において、(A)は、本体20の上面が、設置対象に対して凸部を有する形態であり、(B)は、本体21の上面が、設置対象に対してフラットな形態である。図4(A)に示すように、本体20の上面が凸部を有する場合、緩衝部材22は、例えば、前記凸部の外周側に配置する。この場合、緩衝部材22は、本体20の半径において、例えば、中心から3/10〜3/5の付近、具体例としては、27/50付近に配置される。また、図4(B)に示すように、本体21の上面がフラットな場合、緩衝部材22は、例えば、本体21の外周側に配置され、外観の点から、外部から見えない程度に内よりであることが好ましい。
電源基板11は、その上面が、本体10に対向し、その下面に、LEDの発光を駆動する電源モジュールが配置されている。前記電源モジュールは、特に制限されず、従来公知の回路部品等があげられる。電源基板11の前記電源モジュールは、感震LED照明器具1が、天井のアダプタに電気的に接続されると、前記アダプタを介して交流電源に接続される。そして、前記電源モジュールは、受けた交流電流から直流電流を生成し、これをLED基板12の各LED121に供給して、LED121の発光を駆動させることができる。前記電源モジュールは、例えば、電源制御用の制御電源を有し、前記制御電源の電圧は、例えば、1.5〜17Vである。前記制御電源は、例えば、1系統でもよいし、2系統でもよく、一例として、5Vと14Vの2系統があげられる。
電源カバー15は、その上面が、電源基板11に対向し、その下面が、LED基板12に対向する。感震LED照明器具1が電源カバー15を有する場合、例えば、電源カバー15によって、本体10内の空間を2室に区切ることができる。そして、電源カバー15によれば、例えば、LED121からの放熱の促進、電源基板11が発する放熱の遮断、LED基板12の固定等を、より効率よく行うことができる。電源カバー15の素材は、特に制限されず、例えば、アルミニウム、スチール等の金属等があげられる。
LED基板12は、その上面が、電源基板11に対向し、電源カバー15を有する場合は、電源カバー15に対向し、その下面が、カバー13と対向し、且つ、LED121が実装された実装面である。感震LED照明器具1を天井に設置した際、LED121の実装面は、前面側となり、下方を照射することになる。
LED基板12の実装面は、複数のLED121が実装された実装領域を有する。LED基板の実装面は、例えば、前記実装領域とLEDが実装されていない非実装領域とを有し、前記非実装領域が、前記実装領域の周囲における円周帯状の領域であってもよいし、前記実装面の全領域が実装領域であってもよい。前者の場合、例えば、前記実装領域と前記非実装領域との境界が、前記実装領域の外周となり、後者の場合、例えば、前記LED基板の外周が、前記実装領域の外周となる。
図1において、LED基板12は、前者の形態、すなわち前記実装領域と前記非実装領域とを有する。すなわち、LED基板12の実装面は、複数のLED121が実装された実装領域を有し、前記実装領域の周囲に、LED121が実装されていない円周帯状の非実装領域を有する。前記実装領域は、例えば、感震LED照明器具1の中心から外側に向かって広がる領域である。この場合、前記実装領域の外周は、面方向の全方位において前記中心から最も離れて実装されたLED121の位置が、前記実装領域の外周である。図2の平面図に、図1のLED基板12の概略を示す。図2に示すように、LED基板12の実装面には、中央から全方位に向かって、複数のLED121が配置されており、点線より内部の領域が、前記実装領域であり、点線より外部の領域が、前記非実装領域である。
LED基板12において、複数のLED121の実装形態は、特に制限されない。複数のLED121は、例えば、LED基板12において、円周上に実装されている。円周の数は、特に制限されず、例えば、同心円状の複数の円周上が好ましい。同じ円周上におけるLED121の実装間隔は、例えば、等間隔でもよいし、異なる間隔でもよい。隣接する円周上間において、LED121は、中心から外周方向に向かって、同じ線状に実装されてもよいし、ずれた位置関係となるように実装されてもよい。
図1および図2において、LED基板12の中央は、開口部を有しているが、開口部を有していなくてもよい。
カバー13は、その上面がLED基板12に対向し、その下面が、照射面となる。カバー13の部材は、例えば、透光性を有し、また、さらに拡散性を有する部材があげられ、具体例としては、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等の透光性樹脂等があげられる。
前記加速度センサは、特に制限されず、例えば、静電容量検出方式があげられ、具体的に、三軸加速度センサ(例えば、STMicroelectronics製LIS2DH12等)等があげられる。
このように、前記感震センサとして、前記加速度センサを使用することにより、天井に対する前記感震LED照明器具の取付け角度の影響を受けることなく、より精度よく、地震の感知を行うことが可能となる。また、前記加速度センサは、例えば、加速度センサ用に別途電池を必要とせず、LEDの発光を駆動する前記電源モジュールにより駆動させることが可能である。
前記加速度センサの配置部位は、特に制限されないが、例えば、厚み方向において、電源基板11とLED基板12との間に配置されることが好ましい。この際、前記加速度センサは、例えば、電源基板11の面およびLED基板12の面と、それぞれ直接的に接触せず、距離を置いた状態で配置されることが好ましい。このように、電源基板11およびLED基板12と距離を置いて配置することにより、例えば、近傍の大電流によるノイズの影響をより回避し、感震精度をより向上できる。感震LED照明器具1が電源カバー15を有する場合は、後述するように、電源基板11とLED基板12との間であって、前記加速度センサが配置される領域において、電源カバー15は開口を有していることが好ましい。
前記加速度センサは、図1に示すように、例えば、ユニットケース14に収容されている。ユニットケース14は、LED基板12の実装領域内に対応する位置であって、電源基板11の下面(LED基板12との対向面)側に、配置されている。
図3に、ユニットケース14を拡大した斜視図を示す。ユニットケース14内には、ユニット基板141が配置され、ユニット基板141の下面側に前記加速度センサが固定化されている。ユニット基板141は、前述のように、電源基板11側の上面が、電源基板11の下面と距離を置いた状態で配置されていることが好ましい。
本実施形態の感震LED照明器具1は、さらに、前記加速度センサの検出結果から揺れを演算する演算手段を有することが好ましい。
前記加速度センサによる揺れの判定は、特に制限されず、例えば、波形の周期の閾値範囲を予め設定し、加速度センサによる加速度の測定結果から波形の周期を演算し、前記波形の周期が、閾値範囲内の場合には、揺れと判定とし、閾値範囲より小さいまたは閾値範囲より大きい場合には、揺れではないと判定とすることができる。前記閾値範囲としては、例えば、周期0.2s〜2sが例示でき、この範囲内の場合は揺れ、この範囲から外れる場合は揺れではないと判断できる。また、周期だけでなく、例えば、周期が所定の範囲内であり、且つ、加速度が一定の値以上である場合に、揺れと判断し、周期が所定の範囲から外れる、または、加速度が一定の値未満である場合に、揺れではないと判断してもよい。加速度の測定結果からの震度の算出は、特に制限されず、例えば、気象庁のURL(http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/kyoshin/kaisetsu/comp.htm)等にも開示されており、既存の手法を採用できる。
感震LED照明器具1は、例えば、さらに、リモコン信号の受信部を備えてもよい。前記受信部は、例えば、前記加速度センサとともに、一つのユニットケースの内部に収容されてもよい。図1において、前記受信部は、ユニット基板141の下面側に、前記加速度センサとともに固定化され、ユニットケース14に収容されている。
前記リモコン信号は、床側から天井側の感震LED照明器具1に向かって、リモコン操作により送信される。このため、感震LED照明器具1において、前記受信部よりも下面側が、前記リモコン信号を透過可能であることが好ましい。このため、図1において、ユニットケース14の下面側において、LED基板12および電源カバー15は、ユニットケース14内の前記受信部に前記リモコン信号が届くように、それぞれ、開口122および開口152を有している。また、LED基板12において、前記受信部と対向する領域は、例えば、開口122および開口152に代えて、前記リモコン信号を透過する透過性部材で形成されてもよい。なお、図1の感震LED照明器具1は、前記加速度センサと前記受信部とを同じユニットケース14に収容する形態を例示したが、これには制限されず、例えば、それぞれを別個のユニットケース14に収容した状態で配置してもよい。
感震LED照明器具1は、例えば、さらに、ブザーモジュールおよびブザー制御手段を備えてもよい。この形態によれば、前記ブザー制御手段は、前記加速度センサが振動を検知した際、前記ブザーモジュールのブザーをONすることができるため、ブザーにより、地震の発生を使用者に知らせることができる。前記ブザーの条件として、例えば、ブザーの種類、ブザーの時間等を予め設定してもよい。
感震LED照明器具1について、前記加速度センサを駆動させるには、例えば、主電源(「外部電源」または「固定のスイッチ」ともいう)をONにしておく。また、感震LED照明器具1が、前述のように、副電源であるリモコン(「リモコンスイッチ」ともいう)によりON−OFFを制御できる場合、前記加速度センサを駆動させるには、リモコンスイッチはONでもOFFでもよい。主電源をONにしておくことで、感震LED照明器具1には、前記リモコン信号を受信するための電流が流れているため、その電気エネルギーによって、前記加速度センサが振動を検知し、前記電源モジュールの駆動により前記LEDの発光をONにすることができる。
感震LED照明器具1は、例えば、内部に、さらに反射板を備えてもよい。
〔実施形態2〕
本実施形態は、LED基板12の前記実装領域内に対応する部位に、前記加速度センサを備える感震LED照明器具の一例である。特に示さない限り、本実施形態2は、他の実施形態を援用できる。
感震LED照明器具1は、例えば、LED基板12の非実装領域ではなく、それよりも中心側の前記実装領域に対応する部位に、前記加速度センサを備えれば、地震以外の揺れに対する感度をより低減させ、地震による揺れに対する感度をさらに向上させることができる。
前記加速度センサの配置位置は、LED基板12の前記実装領域内に対応する部位に配置されていることが好ましく、例えば、以下のような条件が例示できる。
前記加速度センサの配置位置は、例えば、感震LED照明器具1の中心から、LED基板12の前記実装領域の外周までの長さを基準に設定することができる。すなわち、前記加速度センサの配置位置は、感震LED照明器具1の中心から、LED基板12の前記実装領域の外周までの長さ(半径ともいう)を1とした場合、例えば、前記中心から0〜1の範囲、前記中心から1/5〜1の範囲、前記中心から1/5〜2/3の範囲である。
感震LED照明器具1におけるLED基板12は、前述のように、前記実装領域と前記非実装領域とを含む形態がある。この形態を、図5(A)の概略図に示す。図5(A)において、斜線領域が、前記実装領域に対応する。この場合、前記加速度センサの配置位置は、例えば、感震LED照明器具1の中心から、LED基板12の外周までの長さ(半径ともいう。図5(A)において矢印)を基準に設定することもできる。すなわち、前記加速度センサの配置位置は、感震LED照明器具1の中心から、LED基板12の外周までの長さを1とした場合、例えば、前記中心から0〜1未満の範囲、前記中心から1/5〜1未満の範囲が好ましい。
感震LED照明器具1におけるLED基板12は、前述のように、前記実装面の全面が前記実装領域となる形態がある。この形態を、図5(B)の概略図に示す。図5(B)において、斜線領域が、前記実装領域に対応する。この場合、前記加速度センサの配置位置は、例えば、感震LED照明器具1の中心から、感震LED照明器具1の外周までの長さ(半径ともいう。図5(B)において矢印)を基準に設定することもできる。すなわち、前記加速度センサの配置位置は、感震LED照明器具1の中心からその外周までの長さを1とした場合、例えば、前記中心から0〜10/12の範囲、前記中心から1/5〜10/12の範囲、前記中心から1/5〜2/3の範囲が好ましい。
前記加速度センサの配置位置は、例えば、感震LED照明器具1の中心からの距離で表すこともできる。この場合、前記加速度センサの配置位置は、例えば、感震LED照明器具1の半径に応じて適宜決定できるが、感震LED照明器具1の中心から、例えば、4cm〜25cmの範囲である。感震LED照明器具1の半径は、特に制限されない。感震LED照明器具1の半径が、例えば、半径20cm〜25cmの場合、前記加速度センサの配置位置は、例えば、感震LED照明器具1の中心からの距離が、前記範囲であることが好ましい。
[実施形態3]
本実施形態は、さらに、前記蓄電部および前記残光モジュールを備える感震LED照明器具の一例である。特に示さない限り、本実施形態3は、他の実施形態を援用できる。なお、本実施形態において、前記LED基板のLEDの発光は、通常の通電による発光を主照明と呼び、前記残光モジュールの発光を副照明または残光照明と呼ぶ。
本実施形態の感震LED照明器具は、さらに、前記残光モジュールを備え、前記電源モジュールは、さらに、電気エネルギーを蓄電する蓄電部を備える以外は、特に示さない限り、前記実施形態1および2と同様である。前記残光モジュールは、前記蓄電部に蓄電された電気エネルギーにより発光するモジュールであり、例えば、前記LED基板に実装されたLEDが、前記残光モジュールを兼ねる。
この形態によれば、前記加速度センサが振動を検知した際、前記実施形態1と同様に、まず、前記電源モジュールの駆動により前記LEDの発光(主照明)をONにする。しかし、停電等により、主電源(「外部電源」ともいう)が遮断されている場合、主照明を点灯させることができない。そうすると、前記感震LED照明器具は、前記残光モジュールの発光(副照明)の点灯モードに切り替わり、前記蓄電部に蓄電された電気エネルギーが、前記残光モジュールに供給され、前記残光モジュールの発光をONにすることができる。
このように、蓄電された電気エネルギーにより発光する残光モジュールを備えることにより、例えば、地震で停電が起きた場合でも、蓄電された電気エネルギーを利用して、強制的に、残光モジュールを発光させることができる。つまり、停電時の自動的な点灯も可能になるため、より安全性を確保することができる。
前記残光モジュールは、例えば、発光する残光照明負荷を備え、前記蓄電部と電気的に接続されている。前記残光モジュールの前記残光照明負荷は、例えば、LEDであり、前記LED基板に実装されたLEDが、前記残光照明負荷を兼ねてもよい。この場合、前記LED基板に実装された複数のLEDのうち、全てまたは一部について、さらに、前記蓄電部と電気的に接続させることで、それらのLEDは、前記残光モジュールとしても機能することになる。
本実施形態においては、前記電源モジュールは、前述のように、さらに前記蓄電部を備える以外は、特に制限されず、従来公知の回路部品等があげられる。前記電源モジュールは、具体的に、例えば、電流生成部と前記蓄電部とを備える。本実施形態の感震LED照明器具は、天井のアダプタに電気的に接続されると、前記アダプタを介して交流電源に接続される。そして、前記電源モジュールの前記電流生成部は、受けた交流電流から直流電流を生成し、これを前記LED基板の各LEDに供給して、LEDの発光(主照明)を駆動させることができ、前記蓄電部は、蓄積した電気エネルギーにより前記残光モジュールの発光(副照明)を駆動させることができる。
前記残光モジュールおよび前記残光モジュールを発光させるための蓄電部に関しては、特に制限されず、従来公知の技術が使用できる。具体例としては、特開2013−80702号公報における残光回路モジュールの記載が援用できる。
また、感震LED照明器具1は、例えば、さらに、LED制御手段を備えてもよい。この場合、前記LED制御手段によって、例えば、前述のように、前記加速度センサが振動を検知した際、前記電源モジュールの駆動により前記LEDの発光をONにすることができる。このため、発光により、地震の発生を使用者に知らせることができ、また、就寝時等であっても、自動的に灯りをつけて安全性を確保することができる。前記発光の条件として、例えば、明かりの種類、色調、発光時間等を予め設定してもよい。
また、感震LED照明器具1は、例えば、さらに、残光モジュール制御手段を備えてもよい。この場合、前記残光モジュール制御手段によって、例えば、前述のように、前記加速度センサが振動を検知した際、前記電源モジュールの駆動により前記LEDの発光をONにすることができる。より詳細には、例えば、主電源が遮断されている場合、前記残光モジュール制御手段により、前記残光モジュールの発光の点灯モードに切り替わり、前記蓄電部に蓄電された電気エネルギーが前記残光モジュールに供給され、前記残光モジュールの発光をONにする。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
本発明の感震LED照明器具によれば、例えば、家屋の揺れにはよらない振動の誤検知を防ぐことができ、より精度よく揺れや振動を感知することが可能である。
1 感震LED照明器具
10、20、21 本体
11 電源基板
12 LED基板
13 カバー
14 ユニットケース
15 電源カバー
141 ユニット基板
22 緩衝部材

Claims (12)

  1. 本体と、
    LEDの発光を駆動する電源モジュールを有する電源基板と、
    LEDが実装されたLED基板と、
    カバーと、
    感震センサとを備え、
    前記本体、前記電源基板、前記LED基板および前記カバーの順に配置され、
    前記LED基板は、前記カバーと対向する面が、前記LEDの実装面であり、
    前記LED基板の前記実装面は、複数の前記LEDが実装された実装領域を有し、
    前記感震センサは、加速度センサであり、
    さらに、リモコン信号の受信部を備え、
    前記受信部と前記加速度センサとが、一つのユニットケースの内部に収容され、
    前記加速度センサは、前記電源基板と前記LED基板との間に配置されていることを特徴とする感震LED照明器具。
  2. 前記加速度センサは、三軸の加速度センサである、請求項1記載の感震LED照明器具。
  3. 前記加速度センサは、前記電源モジュールにより駆動するセンサである、請求項1または2に記載の感震LED照明器具。
  4. さらに、ブザーモジュールおよびブザー制御手段を備え、
    前記ブザー制御手段は、前記加速度センサが振動を検知した際、前記ブザーモジュールのブザーをONにする、請求項1からのいずれか一項に記載の感震LED照明器具。
  5. さらに、LED制御部を備え、
    前記LED制御部は、前記加速度センサが振動を検知した際、前記電源モジュールの駆動により前記LEDの発光をONにする、請求項1からのいずれか一項に記載の感震LED照明器具。
  6. 前記加速度センサは、前記電源基板の表面から離間した状態で配置されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の感震LED照明器具。
  7. 前記加速度センサは、前記LED基板の表面から離間した状態で配置されている、請求項1から6のいずれか一項に記載の感震LED照明器具。
  8. さらに、残光モジュールを備え、
    前記電源モジュールは、さらに、電気エネルギーを蓄電する蓄電部を備え、
    前記残光モジュールは、前記蓄電部に蓄電された電気エネルギーにより発光するモジュールである、請求項1からのいずれか一項に記載の感震LED照明器具。
  9. さらに、残光モジュール制御手段を備え、
    前記残光モジュール制御手段は、前記加速度センサが振動を検知した際、前記蓄電部に蓄電された電気エネルギーを、前記残光モジュールに供給して、前記残光モジュールの発光をONにする、請求項8に記載の感震LED照明器具。
  10. 前記LED基板に実装された複数の前記LEDのうち全部または一部を前記残光モジュールとして用いる、請求項8または9に記載の感震LED照明器具。
  11. 前記残光モジュールの発光の種類、色調、または、発光時間が予め設定可能である、請求項8から10のいずれか一項に記載の感震LED照明器具。
  12. 前記LED基板は、リモコン信号が通過可能な開口またはリモコン信号透過性部材を有する、請求項1から11のいずれか一項に記載の感震LED照明器具。
JP2016117438A 2016-06-13 2016-06-13 感震led照明器具 Active JP6762144B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016117438A JP6762144B2 (ja) 2016-06-13 2016-06-13 感震led照明器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016117438A JP6762144B2 (ja) 2016-06-13 2016-06-13 感震led照明器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017224421A JP2017224421A (ja) 2017-12-21
JP6762144B2 true JP6762144B2 (ja) 2020-09-30

Family

ID=60688477

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016117438A Active JP6762144B2 (ja) 2016-06-13 2016-06-13 感震led照明器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6762144B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7115950B2 (ja) * 2018-09-28 2022-08-09 コイズミ照明株式会社 照明器具
JP7300645B2 (ja) * 2019-07-19 2023-06-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 光源ユニット及び照明器具
JP7463702B2 (ja) 2019-11-21 2024-04-09 三菱電機株式会社 光源ユニットおよび照明器具

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3030048U (ja) * 1996-04-10 1996-10-18 祐次 青枝 感震非常灯スイッチ
JP5374399B2 (ja) * 2010-01-26 2013-12-25 パナソニック株式会社 センサ着脱式照明器具
US20130043781A1 (en) * 2011-08-15 2013-02-21 Robert Wang Integral lamp with a replaceable light source
JP5780098B2 (ja) * 2011-09-30 2015-09-16 大日本印刷株式会社 照明装置
JP2016103404A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 株式会社東芝 照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017224421A (ja) 2017-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6762144B2 (ja) 感震led照明器具
US20120086576A1 (en) Multifunctional emergency lighting device
JP2011165577A (ja) 照明器具及び照明システム
JP6775333B2 (ja) 感震led照明器具
JP6837295B2 (ja) 感震led照明器具
JP7093128B2 (ja) 感震led照明器具
TW201315327A (zh) 面板導光裝置
JP6821180B2 (ja) 屋外設置型の照明器具
JP7285600B2 (ja) 感震led照明器具
JP6761248B2 (ja) 照明装置
JP2015057791A (ja) 照明装置
JP6128480B2 (ja) Ledランプ
JP5127053B2 (ja) 照明器具
JP5559649B2 (ja) 照明装置
JP5836470B2 (ja) 光源モジュール
JP5404886B2 (ja) 光源モジュール及び照明器具
JP2012126339A (ja) エンブレム
JP7448216B2 (ja) Led照明器具
TWM480129U (zh) 緊急指示燈裝置
TWI660188B (zh) 光學雷達裝置及電子裝置
JP2020068147A (ja) 照明装置
KR20230002223U (ko) 선택적으로 교체 가능한 발광판을 장착할 수 있는 전등
JP6341789B2 (ja) 照明器具
KR101019599B1 (ko) 인체 감지 센서등
JP2018073727A (ja) 照明器具

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20190528

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190605

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200311

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200908

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6762144

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250