以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る照明装置1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、照明装置1は、本体ユニット2と、光源ユニット3と、機能部品6とを備える。また、本実施形態において、照明装置1は、信号線4を備える。本体ユニット2は、天井等の建造物に取り付けられる。光源ユニット3は、建造物に取り付けられた後の本体ユニット2に対して取り付けられる。
本体ユニット2は、端子部5を含む。端子部5には、商用電源のような外部電源から電力が供給される。本実施形態では、端子部5に商用電源から交流電圧ACが供給される。端子部5は、例えば端子台である。
機能部品6は、本体ユニット2に搭載される。本実施形態において、機能部品6は人感センサー61を含む。人感センサー61は、検知範囲内に人体等の検知対象が存在するか否かを示す信号を生成する。具体的には、人感センサー61は、焦電素子を含むパッシブ型の赤外線センサーである。即ち、人感センサー61は、検知対象から放射される赤外線を検出することにより、検知対象を検知する。
光源ユニット3は、電源回路7と光源8とを含む。電源回路7には、端子部5から電力が供給される。本実施形態では、端子部5から電源回路7へ交流電圧ACが供給される。電源回路7は、光源8と機能部品6(人感センサー61)とへ給電する。
具体的には、電源回路7は、光源8を点灯させる点灯電力を生成する。光源8は、LED(Light Emitting Diode)素子のような発光素子を含む。本実施形態では、発光素子はLED素子である。したがって、電源回路7は、光源8へ直流電圧DC(以下、点灯電圧と記載する場合がある)を供給する。点灯電圧の電圧値は、例えば、80V以上100V未満であり得る。
また、電源回路7は、人感センサー61を駆動させる駆動電力を生成する。本実施形態では、人感センサー61は直流電圧によって駆動する。したがって、電源回路7は、人感センサー61へ直流電圧DC(以下、駆動電圧と記載する場合がある)を供給する。駆動電圧の電圧値は、例えば、12Vである。
電源回路7は、詳しくは、プリント配線基板と、プリント配線基板に実装された複数の電子部品とを含む。複数の電子部品は、点灯電圧を生成するために必要な回路部品と、駆動電圧を生成するために必要な回路部品とを含む。具体的には、トランスやダイオード、コンデンサなどの回路部品を含む。
また、電源回路7には、人感センサー61によって生成された信号が信号線4を介して入力される。電源回路7は、人感センサー61の出力に応じて、光源8の状態を点灯状態と非点灯状態との間で切り替える。具体的には、人感センサー61の出力が、検知範囲内に検知対象が存在することを示す信号になると、電源回路7は、光源8への点灯電圧の供給を開始する。この場合、壁スイッチや引き紐等が操作されるまで、光源8は点灯し続ける。
なお、電源回路7は、人感センサー61が、検知範囲内に検知対象が存在することを示す信号を生成している期間、光源8へ点灯電圧を供給してもよい。この場合、人感センサー61が、検知範囲内に検知対象が存在しないことを示す信号を生成している期間、あるいは、人感センサー61から信号が出力されていない期間、電源回路7は、光源8への点灯電圧の供給を停止する。
また、人感センサー61は、タイマー機能を有し得る。この場合、人感センサー61は、検知対象を検知すると、タイマー機能により、予め設定された期間の計時を開始する。また、人感センサー61は、タイマー機能による計時が行われている間、検知範囲内に検知対象が存在することを示す信号を生成する。その結果、タイマー機能による計時が行われている間、光源8が点灯状態となる。一方、タイマー機能による計時が終了すると、人感センサー61は、検知範囲内に検知対象が存在しないことを示す信号を生成する。又は、人感センサー61から信号が出力されなくなる。その結果、光源8は非点灯状態となる。
また、電源回路7は、調光機能を有し得る。この場合、電源回路7は、人感センサー61の出力に応じて、光源8の状態を全灯状態と調光状態との間で切り替えてもよい。光源8は、全灯状態になると、100%の光量で点灯する。即ち、電源回路7が、光源8を100%の光量で点灯させる電圧を生成する。一方、光源8は、調光状態になると、例えば20%の光量で点灯する。即ち、電源回路7が、光源8を20%の光量で点灯させる電圧を生成する。
図2は、実施形態1に係る照明装置1の平面図である。図2に示すように、照明装置1(本体ユニット2及び光源ユニット3)は長手形状を有する。人感センサー61は、本体ユニット2の長手方向(長辺方向)における中央部に対して配置される。
図3は、実施形態1に係る照明装置1の正面図である。図3に示すように、照明装置1は、ベースライトの一種である直付け1灯型の照明装置であり、天井Cに取り付けられる。本体ユニット2は、2つの反射板21、21を備える。2つの反射板21、21は、図2を参照して説明した長手方向に直交する幅方向(短辺方向)において、光源ユニット3を挟んで対向する。各反射板21、21は、天井Cに向かって傾斜する傾斜面を形成しており、一方の反射板21から人感センサー61の一部が突出する。
人感センサー61は感度部61aを備え、感度部61aは検知範囲Aを有する。本実施形態において、人感センサー61は、光源ユニット3が検知範囲Aから離れる位置に配置される。換言すると、人感センサー61は、光源ユニット3が検知範囲Aと重ならない位置に配置される。また、人感センサー61は、感度部61aが直下を向くように配置される。なお、検知範囲Aは、例えば、感度部61aの中心軸Bから60度の範囲である。但し、検知範囲Aの広さは、適宜設定することができる。
図4は、実施形態1に係る本体ユニット2の断面図である。詳しくは、図4は、図2に示すIV−IV線に沿った本体ユニット2の断面を示している。但し、理解を容易にするために、人感センサー61を支持する構造のみを図示している。図4に示すように、本体ユニット2は、筐体25と、支持部材26とを備える。筐体25は、収容部27を形成する。収容部27に光源ユニット3の少なくとも一部が収容される。
支持部材26は、例えばアングルのような板金からなり、ネジや溶接等によって筐体25に固定される。また、支持部材26は、筐体25及び反射板21に形成された開口から人感センサー61の少なくとも一部が突出するように、人感センサー61を支持する。
また、図2〜図4に示すように、本実施形態の人感センサー61(機能部品6)は、本体ユニット2(筐体25)の設置範囲内に位置するように、支持部材26によって支持される。このような構成により、照明装置1の設置面積の増加を抑制することができる。
以上、実施形態1について説明した。実施形態1によれば、機能部品6が本体ユニット2に設けられる。したがって、機能部品が光源ユニットに設けられる照明装置に比べて、光源ユニット3の軽量化を図ることができる。よって、光源ユニット3の本体ユニット2への取り付け作業の負担増加を抑制することが可能となる。更に、光源ユニット3の軽量化を図ることができることから、長期間の使用による光源ユニット3の下垂を抑制することも可能となる。
また、光源ユニットには、長さ等のサイズと、光束と、光色とを組み合わせたバリエーションが存在する。このため、光源ユニットのバリエーションは、一般的に本体ユニットのバリエーションに比べて多い。一方、光源ユニットの全てのバリエーションに機能部品を搭載した場合、機能部品を搭載しないモデルに加えて機能部品を搭載するモデルを用意することになり、光源ユニットのバリエーションの数が2倍になる。したがって、光源ユニットに機能部品を搭載した場合、光源ユニットのバリエーションが、本体ユニットのバリエーションに比べて更に多くなる。その結果、光源ユニットの在庫管理が困難になる。また、光源ユニットに機能部品を搭載した場合、本体ユニットに機能部品を搭載した場合に比べて、光源ユニットと本体ユニットとの組み合わせの数が多くなる。その結果、照明装置の組み立てが複雑化する。
これに対し、実施形態1によれば、機能部品6が本体ユニット2に搭載される。上記したように光源ユニットのバリエーションは一般的に本体ユニットのバリエーションよりも多い。換言すると、本体ユニットのバリエーションは、一般的に光源ユニットのバリエーションよりも少ない。よって、本体ユニットに機能部品を搭載して本体ユニットのバリエーションを2倍にした数は、光源ユニットのバリエーションを2倍にした数よりも少ない。したがって、本体ユニットに機能部品を搭載した場合における本体ユニットの在庫管理は、光源ユニットに機能部品を搭載した場合よりも容易となる。また、本体ユニットに機能部品を搭載した場合、光源ユニットに機能部品を搭載した場合に比べて、光源ユニットと本体ユニットとの組み合わせの数は少なくなる。その結果、照明装置1の組み立てが容易となる。
更に、実施形態1によれば、光源8を点灯させる電力と、機能部品6(人感センサー61)を駆動させる電力とを、1つの電源回路7によって生成することができる。したがって、各電力を生成するために必要な回路部品の一部を共通化して、電源回路7の回路規模を削減することができる。
また、実施形態1では、人感センサー61として、直流電圧によって駆動する人感センサー(以下、DC駆動型の人感センサーと記載する場合がある)を使用した。したがって、交流電圧によって駆動する人感センサー(以下、AC駆動型の人感センサーと記載する場合がある)を使用する場合に比べて、人感センサー61の小型化を図ることができる。更に、人感センサー61が小型化することにより、照明装置1の軽量化を図ることができる。具体的には、AC駆動型の人感センサーの駆動電圧には、一般的にAC100Vが使用され、DC駆動型の人感センサーの駆動電圧には、一般的に、AC駆動型の人感センサーの駆動電圧よりも小さい電圧(例えば、DC12V)が使用される。よって、AC駆動型の人感センサーと比べて、DC駆動型の人感センサーを構成する部品(例えば、端子)は小さい。したがって、DC駆動型の人感センサーは、AC駆動型の人感センサーと比べて小型であるため、人感センサー61としてDC駆動型の人感センサーを使用することにより、人感センサー61の小型化とともに、照明装置1の軽量化を図ることができる。
また、人感センサー61としてDC駆動型の人感センサーを使用することにより、人感センサー61へ駆動電圧を供給するケーブルに、AC駆動型の人感センサーへ駆動電圧を供給するケーブルよりも細いケーブルを使用することができる。したがって、照明装置1の軽量化、及びコストダウンを図ることができる。
また、人感センサーを光源ユニットに搭載する場合、一般的には、配線の容易化のため、AC駆動型の人感センサーが使用される。即ち、AC駆動型の人感センサーを使用する場合、端子台と電源回路との間に人感センサーを接続すればよいため、配線が容易となる。その反面、人感センサーに、出力用の端子と入力用の端子とが必要になる。換言すると、AC100V用の端子が2個必要となる。これに対し、実施形態1によれば、人感センサー61は入力用の端子のみを備えればよい。また、入力用の端子として、AC駆動型の人感センサーが備える入力用の端子に比べて小さい端子を使用できる。よって、実施形態1によれば、AC駆動型の人感センサーを光源ユニットに搭載する場合に比べて、人感センサー61の小型化を図ることができる。
また、例えば、照明装置の長手方向における端部に人感センサーを配置した場合、その端部とは反対の端部側から照明装置へ近づく人体等の検知対象は、人感センサーによって検知され難い。これに対して、実施形態1では、人感センサー61は、本体ユニット2の長手方向における中央部に対して配置される。この配置によれば、検知対象を検知し易い方向(範囲)に偏りが生じ難くなる。
また、照明装置の長手方向における端部に人感センサーを配置した場合、天井Cのような取付面の面方向において照明装置の向きを変えると、取付面に対する人感センサーの位置が大きく変化する。例えば、照明装置の長辺と南北方向とを平行にする場合と、照明装置の長辺と東西方向とを平行にする場合とでは、人感センサーの位置が大きく異なる。したがって、人感センサーを所望の位置に配置しようとすると、照明装置の位置や向きが制約されて、自由な照明設計ができないおそれがある。これに対し、実施形態1では、人感センサー61は、本体ユニット2の長手方向における中央部に対して配置される。この結果、取付面の面方向において照明装置1の向きを変えても、取付面に対する人感センサー61の位置は大きく変化しない。よって、実施形態1によれば照明設計の自由度を高めることができる。
また、照明装置の長手方向における端部に人感センサーを配置した場合、複数の照明装置を一直線上に連結配置すると、隣接する光源ユニットの発光面間に人感センサーが配置される。その結果、光の連続性が妨げられる。これに対し、実施形態1では、人感センサー61は、本体ユニット2の長手方向における中央部に対して配置される。よって、複数の照明装置1を一直線上に連結配置しても、複数の光源ユニット3の発光面が一直線上に並び、光の連続性を実現できる。
また、人感センサーの検知範囲に光源ユニットの一部が重なる位置に人感センサーが配置された場合、人感センサーに向かう赤外線の一部が光源ユニットによって遮られる。その結果、人感センサーの検知範囲が狭くなる。これに対し、実施形態1では、人感センサー61は、光源ユニット3が検知範囲Aと重ならない位置に配置される。したがって、人感センサーに向かう赤外線が光源ユニットによって遮られ難くなり、人感センサー61の検知範囲Aが狭くなることを抑制することができる。
また、実施形態1によれば、人感センサー61は、感度部61aが直下を向くように配置される。その結果、検知範囲Aが特定の方向に偏らないため、検知対象を検知し易い方向(範囲)に偏りが生じ難くなる。
なお、本実施形態では、人感センサー61は、光源ユニット3が検知範囲Aと重ならない位置に配置されたが、人感センサー61は、光源ユニット3の一部が検知範囲Aと重なる位置に配置されてもよい。例えば、検知範囲Aを特定の範囲に限定してもよい場合に、人感センサー61は、光源ユニット3の一部が検知範囲Aと重なる位置に配置され得る。あるいは、光源ユニット3の一部が検知範囲Aと重なることによって検知対象を検知し難くなった範囲を、複数の人感センサー61を用いて補完してもよい。
また、本実施形態では、人感センサー61は、本体ユニット2の設置範囲内に配置されたが、人感センサー61は、本体ユニット2の設置範囲の外側に配置され得る。この場合、光源ユニット3から人感センサー61を遠ざけることが可能となる。一方、人感センサー61を光源ユニット3に近い位置に配置した場合、光源ユニット3から出射される光の一部が人感センサー61によって遮られて、光の照射範囲に比較的暗い部分(影となる部分)が発生するおそれがある。これに対し、人感センサー61を本体ユニット2の設置範囲の外方に配置することで、人感センサー61によって光が遮られ難くい構成とすることが容易となる。換言すると、光の照射範囲に暗い部分が発生し難い構成とすることが容易となる。
また、本実施形態では、人感センサー61がDC駆動型の人感センサーであったが、人感センサー61は、AC駆動型の人感センサーであってもよい。この場合、電源回路7は、人感センサー61の駆動電圧として、交流電圧を生成する。
また、本実施形態では、機能部品6が人感センサー61を含む場合について説明したが、機能部品6は、人感センサー61とは異なるセンサーを含んでもよい。例えば、機能部品6は、照度センサー又は照度センサー付きの人感センサーを含み得る。
機能部品6が照度センサーを含む場合、照度センサーが生成する信号は、信号線4を介して電源回路7に入力される。具体的には、照度センサーは、周囲の環境の照度に応じた信号レベルを有する照度信号を生成する。電源回路7は、照度信号に基づいて光源8の点灯を制御する。詳しくは、照度信号の信号レベルが判定値未満になると、電源回路7は、光源8へ点灯電力を供給する。一方、照度信号の信号レベルが判定値以上になると、電源回路7は、光源8への点灯電力の供給を停止して、光源8を消灯させる。
具体的には、電源回路7は、判定回路部品を含む。判定回路部品は、例えば、オペアンプのような比較器を含み得る。判定回路部品は、照度信号の信号レベルが判定値未満であるか否かを判定する。電源回路7は、判定回路部品による判定の結果に応じて、光源8の点灯を制御する。また、電源回路7は、光源8への給電を停止させるために、タイマー機能を有してもよい。詳しくは、照度信号の信号レベルが判定値未満になると、電源回路7は、タイマー機能により、予め設定された点灯期間の計時を開始する。そして、電源回路7は、点灯期間が経過するまで、光源8へ給電する。換言すると、点灯期間の経過後は、照度信号の信号レベルが再び判定値未満になるまで、光源8は消灯する。
また、機能部品6が照度センサーを含む場合、チャタリングの発生を防止することを目的として、照度センサーの検知範囲を、光源ユニット3の照射範囲から可能な限り離すことが好ましい。例えば、照度センサーの配置位置を天井Cへ近づけることにより、照度センサーの検知範囲を、光源ユニット3の照射範囲から離すことができる。あるいは、照度センサーにエリアマスクを設けて、チャタリングの発生を防止してもよい。エリアマスクは壁状の部材であり、エリアマスクを設けることにより、光源ユニットから出射される光が照度センサーの感度部に入射し難くなる。
[実施形態2]
続いて図5〜図7を参照して、実施形態2について説明する。ただし、実施形態1と異なる事項を中心に説明し、実施形態1と重複する事項の説明は割愛する。実施形態2は、照明装置1がベースライトの一種であるトラフ型の照明装置である点で、実施形態1と異なる。
図5は、実施形態2に係る照明装置1の平面図である。図5に示すように、照明装置1は、本体ユニット2と、光源ユニット3と、機能部品6とを備える。本実施形態において、機能部品6は人感センサー61を含む。照明装置1(本体ユニット2及び光源ユニット3)は長手形状を有し、人感センサー61は、本体ユニット2の長手方向における中央部に対して配置される。
図6は、実施形態2に係る照明装置1の正面図である。図6に示すように、照明装置1は、天井Cに取り付けられる。本体ユニット2は、2つの側面22、22を有する。2つの側面22、22は、幅方向において光源ユニット3を挟んで対向する。人感センサー61は、一方の側面22の近傍に配置される。換言すると、人感センサー61は、本体ユニット2の設置範囲の外方に配置される。
本実施形態において、人感センサー61は、光源ユニット3が検知範囲Aに重ならない位置に配置される。また、人感センサー61は、人感センサー61の感度部61aが直下を向くように配置される。
図7は、実施形態2に係る本体ユニット2の断面図である。詳しくは、図7は、図5に示すVII−VII線に沿った本体ユニット2の断面を示している。但し、理解を容易にするために、人感センサー61を支持する構造のみを図示している。図7に示すように、本体ユニット2は、筐体25と、支持部材26とを備える。支持部材26は、例えばアングルのような板金からなり、ネジや溶接等によって筐体25に固定される。また、支持部材26は、筐体25の一方の側面22に形成された開口から突出する。人感センサー61は、支持部材26の筐体25から突出した部分において支持される。
以上、実施形態2について説明した。実施形態2によれば、実施形態1において説明した効果と同様の効果を得ることができる。なお、機能部品6が照度センサーを含む場合、チャタリングの発生を防止することを目的として、本体ユニット2の一方の側面22から照度センサーを遠ざけてもよい。
[実施形態3]
続いて図8〜図10を参照して、実施形態3について説明する。ただし、実施形態1、2と異なる事項を中心に説明し、実施形態1、2と重複する事項の説明は割愛する。実施形態3は、照明装置1がベースライトの一種である狭幅の直付け型の照明装置である点で、実施形態1、2と異なる。
図8は、実施形態3に係る照明装置1の平面図である。図8に示すように、照明装置1は、本体ユニット2と、光源ユニット3と、機能部品6とを備える。本実施形態において、機能部品6は人感センサー61を含む。照明装置1(本体ユニット2及び光源ユニット3)は長手形状を有する。人感センサー61は、本体ユニット2の長手方向における中央部に対して配置される。
図9は、実施形態3に係る照明装置1の正面図である。図9に示すように、照明装置1は、天井Cに取り付けられる。本体ユニット2は、2つの反射板21、21を備える。2つの反射板21、21は、幅方向において光源ユニット3を挟んで対向する。各反射板21、21は、天井Cに向かって傾斜する傾斜面を形成し、一方の反射板21から人感センサー61の一部が突出する。
本実施形態において、人感センサー61は、光源ユニット3が検知範囲Aと重ならない位置に配置される。また、人感センサー61は、人感センサー61の感度部61aが直下を向くように配置される。
図10は、実施形態3に係る本体ユニット2の断面図である。詳しくは、図10は、図8に示すX−X線に沿った本体ユニット2の断面を示している。但し、理解を容易にするために、人感センサー61を支持する構造のみを図示している。図10に示すように、本体ユニット2は、筐体25と、支持部材26とを備える。支持部材26は、例えばアングルのような板金からなり、ネジや溶接等によって筐体25に固定される。また、支持部材26は、筐体25及び反射板21に形成された開口から人感センサー61の少なくとも一部が突出するように、人感センサー61を支持する。また、人感センサー61の少なくとも一部が、筐体25の幅方向における端から突出する。
以上、実施形態3について説明した。実施形態3によれば、実施形態1において説明した効果と同様の効果を得ることができる。
[実施形態4]
続いて図11及び図12を参照して、実施形態4について説明する。ただし、実施形態1〜3と異なる事項を中心に説明し、実施形態1〜3と重複する事項の説明は割愛する。実施形態4は、照明装置1がベースライトの一種である埋込型の照明装置である点で、実施形態1〜3と異なる。
図11は、実施形態4に係る照明装置1の平面図である。図11に示すように、照明装置1は、本体ユニット2と、光源ユニット3と、機能部品6とを備える。本実施形態において、機能部品6は人感センサー61を含む。照明装置1(本体ユニット2及び光源ユニット3)は長手形状を有する。人感センサー61は、本体ユニット2の長手方向における中央部に対して配置される。
更に、本体ユニット2は、幅方向において対向する2つの鍔部23、23を備える。2つの鍔部23、23は、2つの反射板21、21の縁部にそれぞれ連接しており、長手方向に延在する。
図12は、実施形態3に係る本体ユニット2の断面図である。詳しくは、図12は、図11に示すXII−XII線に沿った本体ユニット2の断面を示している。但し、理解を容易にするために、人感センサー61を支持する構造のみを図示している。図12に示すように、本体ユニット2は天井Cに埋設される。本体ユニット2は、筐体25と、2つの反射板21と、2つの鍔部23とを備える。各反射板21、21は、天井Cに向かって傾斜する傾斜面を形成する。2つの鍔部23、23は、2つの反射板21、21の縁からそれぞれ外方に突出している。
本実施形態において、人感センサー61は、一方の鍔部23に固定されて、本体ユニット2(筐体25)の設置範囲の外方に配置される。その結果、人感センサー61は、図11に示す光源ユニット3が検知範囲Aに重ならない位置に配置される。また、人感センサー61は、人感センサー61の感度部61aが直下を向くように配置される。
以上、実施形態4について説明した。実施形態4によれば、実施形態1において説明した効果と同様の効果を得ることができる。なお、機能部品6が照度センサーを含む場合、チャタリングの発生を防止することを目的として、本体ユニット2の一方の鍔部23から照度センサーを遠ざけてもよい。
[実施形態5]
続いて図13を参照して、実施形態5について説明する。ただし、実施形態1〜4と異なる事項を中心に説明し、実施形態1〜4と重複する事項の説明は割愛する。実施形態5は、照度センサー62の感度部62aの中心軸Bが、光源ユニット3から出射される光の光軸Lに対して傾斜している点で、実施形態1〜4と異なる。
図13は、実施形態5に係る照明装置1の正面図である。図13に示すように、照明装置1は直付け1灯型の照明装置であり、本体ユニット2と、光源ユニット3と、機能部品6とを備える。本実施形態において、機能部品6は照度センサー62を含み、本体ユニット2の一方の反射板21から、照度センサー62の一部が突出している。
照度センサー62は感度部62aを備え、感度部62aは検知範囲Aを有する。本実施形態では、感度部62aの中心軸Bが、光源ユニット3から出射される光の光軸Lに対して傾斜している。
以上、実施形態5について説明した。実施形態5によれば、照度センサー62の検知範囲Aを、光源ユニット3の照射範囲から遠ざけることができる。よって、チャタリングの発生を防止することができる。また、実施形態5によれば、実施形態1において説明した効果と同様の効果を得ることができる。但し、実施形態5では、照度センサー62の感度部62aが直下を向いていないため、照度センサー62の検知範囲が特定の範囲に限定される。
なお、本実施形態では、機能部品6が照度センサー62を含む場合について説明したが、機能部品6は、照度センサー62とは異なるセンサーを含んでもよい。例えば、機能部品6は、人感センサー又は照度センサー付きの人感センサーを含み得る。
[実施形態6]
続いて図14を参照して、実施形態6について説明する。ただし、実施形態1〜5と異なる事項を中心に説明し、実施形態1〜5と重複する事項の説明は割愛する。実施形態6は、照明装置1がベースライトの一種である直付け2灯型の照明装置である点で、実施形態1〜5と異なる。
図14は、実施形態6に係る照明装置1の正面図である。図14に示すように、照明装置1は、本体ユニット2と、2つの光源ユニット3と、機能部品6とを備える。本実施形態において、機能部品6は照度センサー62を含む。本体ユニット2は、2つの反射板21、21を備える。また、本体ユニット2は、2つの反射板21、21の間に形成される平坦面24を有する。2つの光源ユニット3は、本体ユニット2の2つの反射板21、21に対してそれぞれ設けられる。
本実施形態において、照度センサー62は、平坦面24に対して設けられる。その結果、照度センサー62の感度部62aの中心軸Bが、各光源ユニット3から出射される光の光軸Lに対して傾斜する。
以上、実施形態6について説明した。実施形態6によれば、照度センサー62の検知範囲Aを、光源ユニット3の照射範囲から遠ざけることができる。よって、チャタリングの発生を防止することができる。また、実施形態6によれば、実施形態1において説明した効果と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、機能部品6が照度センサー62を含む場合について説明したが、機能部品6は、照度センサー62とは異なるセンサーを含んでもよい。例えば、機能部品6は、人感センサー又は照度センサー付きの人感センサーを含み得る。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明した。なお、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。
例えば、本発明の実施形態では、光源ユニットが長手形状を有する形態について説明したが、光源ユニットの形状は特に限定されない。光源ユニットは、例えば、円形形状であり得る。又は、光源ユニットは、正方形のような矩形形状であり得る。
また、本発明の実施形態では、人感センサー61として、焦電素子を含むパッシブ型の赤外線センサーを使用する形態について説明したが、人感センサー61の種類は特に限定されるものではない。例えば、人感センサー61は、イメージセンサーであり得る。あるいは、人感センサー61は、電波又は超音波を利用したアクティブ型のセンサーであり得る。
また、本発明の実施形態では、発光素子がLED素子である場合について説明したが、発光素子はLED素子に限定されるものではない。例えば、発光素子は、有機ELであり得る。
また、本発明の実施形態では、機能部品6がセンサーを含む形態について説明したが、機能部品6はセンサーに限定されるものではない。例えば、機能部品6は、保安灯等の補助光源を含み得る。あるいは、機能部品6は、リモートコントローラーからの赤外線パルス信号を受光する赤外線受光部を含み得る。
機能部品6が補助光源を含む場合、信号線4は削除される。また、電源回路7は、補助光源を点灯させる電力を生成する。補助光源の点灯と、光源8の点灯とは、例えば、壁スイッチや引き紐によって切り換えられる。補助光源は、発光素子として、例えば、LED素子、有機EL素子、蛍光灯、又は白熱電球を備え得る。
機能部品6が赤外線受光部を含む場合、電源回路7は、赤外線受光部を駆動させる電力を生成する。また、本体ユニット2は、マイクロコンピューターのような制御機器を備える。制御機器は、赤外線受光部で受光した赤外線パルス信号に応じて、照明装置1の動作を制御する。
また、本発明の実施形態では、機能部品6が本体ユニット2の長手方向における中央部に対して配置される形態について説明したが、機能部品6が配置される位置は特に限定されない。例えば、機能部品6は、本体ユニット2の長手方向の一方に偏った位置に配置され得る。機能部品6が人感センサー61を含む場合、このような配置により、人感センサー61が配置される位置に応じた特定の検知範囲(特定の検知方向)において、人体等の検知対象を検知し易くなる。例えば、本体ユニット2の長手方向における一方の端部に対して人感センサー61を配置し得る。
また、本発明の実施形態では、照明装置1が機能部品6を1つ備える形態について説明したが、機能部品6の数は特に限定されない。例えば、照明装置1は、複数の人感センサー61を備え得る。このように照明装置1が複数の人感センサー61を備えることにより、照明装置1が人感センサー61によって人体等の検知対象を検知する範囲を拡大することができる。
また、本発明の実施形態では、人感センサー61等の機能部品6へ電源回路7から電力が供給される構成について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、端子部5から機能部品6を介して電源回路7へ電力が供給されてもよい。
また、本発明の実施形態では、電源回路7が光源ユニット3に設けられた構成について説明したが、本発明はこれに限定されない。電源回路7は本体ユニット2に設けられてもよい。