JP6937341B2 - 油圧ブースタ装置 - Google Patents
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前記コントローラからの第2指令によって前記第2電磁弁を作動させて前記油圧工具と低圧リリーフ弁とを接続し、前記ピストンを作動させずに前記ポンプからの作動油を前記油圧工具に供給し、前記油圧工具を作動させて、前記油圧工具に供給した作動油が第2圧力値に達すると前記低圧リリーフ弁が作動し、その後、前記油圧工具と前記低圧リリーフ弁とが非接続状態となる構成である。この構成によれば、作動油が第1圧力値(所定の高圧)に達すると作動する高圧リリーフ弁と、作動油が第2圧力値(所定の低圧)に達すると作動する低圧リリーフ弁との組み合わせによって、複雑かつ自由度の高い動作を油圧工具にさせることができる。さらに、この構成によれば、油圧シリンダを停止状態として、低圧の作動油にて作動可能な範囲内で油圧工具を作動させることができるので、省電力動作ができるとともに、一連の動作においてさらに静音化が達成できる。
ポンプPからの所定圧力(P圧)の作動油が切換弁部2におけるスプール径大側と切換チェック弁21とに印加される。径差により第1スプール2bが右側に作動し、切換チェック弁21を押し開くことで切換チェック弁21を解除する。所定圧力の作動油が切換弁部2を通り、増圧部3のシリンダボディ3cにおけるピストン3bの径大側をP圧で加圧し、ピストン3bが左に押し出される(図5Aの状態から図6Aの状態になる)。そして、ピストン3bに押し出された作動油が吐出しチェック弁22を一時的に開き、増圧した作動油を油圧工具Uのシリンダヘッドに供給する。
図6Aに示すように、増圧部3のシリンダボディ3cにおけるピストン3bが左に一定の位置まで押し出されると、切換弁部2におけるスプール径大側が増圧部3を通りタンクTと導通する。切換弁部2におけるスプール径大側の圧力が減少し、第1スプール2bが元の位置(左側)に戻り、切換チェック弁21も閉じる。増圧部3のピストン径大側の圧力が減少し、増圧部3のピストン径小側に印加された所定圧力(P圧)により、ピストン3bが押し戻される(図6Aの状態から図5Aの状態になる)。ピストン3bが一定の位置まで押し戻されると、ポンプPからの所定圧力(P圧)の作動油が切換弁部2におけるスプール径大側と切換チェック弁21とに印加されて、再度ピストン行き工程を開始し、この一連の動作を作動油が所定の高圧(第1圧力値G1)に達するまで繰り返す。
ピストン3bの行き工程とピストン3bの戻り工程を繰り返し、第3ポート(P2ポート)11aの圧力が設定圧、例えば約70[MPa]に到達後、高圧リリーフ弁9が作動し、圧力スイッチ8に作動油が供給され、圧力スイッチ8が圧力を検知して、到達信号を出力する。到達信号がコントローラWに受信されると、コントローラWからの指令によって、方向制御部7の電磁弁5が切り換わって方向切換弁6の第2スプール6bが切り換わる。ポンプPからの所定圧力(P圧)が印加されることでパイロットチェック弁15が作動し、油圧工具Uのシリンダヘッドに溜まった作動油がタンクTに排出され、油圧工具Uのシリンダヘッド内のスプリングの復元力によりシリンダヘッドが全開する。
2 切換弁部、2a ボディ、2b 第1スプール
3 増圧部、3a シリンダ室、3b ピストン、3c シリンダボディ
4 油圧シリンダ
5 第1電磁弁、5a タンク接続用電磁弁、5b ポンプ接続用電磁弁、5c ボディ、5p1 第1流路、5p2 第3流路
6 方向切換弁、6a ボディ、6b 第2スプール、6e 第2流路、6f 第4流路、6g1、6g2 ダンパ、6h 貫通穴、6j 中央ランド、6k1 第1ランド、6k2 第2ランド、6u1 第1ノッチ、6u2 第2ノッチ
7 方向制御部
8 圧力スイッチ、8a ケース、8b マイクロスイッチ、8c ホルダ、
8d ポペット、8d1 フランジ、8f スプリング、8g 固定部材、8h ポペット
9 高圧リリーフ弁、9a ボディ、9b ニードル弁、9b1 フランジ、9c 段差、9d 貫通穴、9f 弁体、9g 調整ネジ、9h スプリング
10 マニホールド部、10a 第1ポート(Pポート)、10b 第2ポート(Tポート)、10c ボディ
11 低圧リリーフ部、
11a 第3ポート(P2ポート)、11b 第4ポート(ドレンポート)、11c ボディ
12 第2電磁弁
13 低圧リリーフ弁
14 速度調整弁
15 パイロットチェック弁
16 逆止弁
21 切換チェック弁
22 吐出しチェック弁
E1 第1指令
E2 第2指令
F1 第1状態
F2 第2状態
G1 第1圧力値(所定の高圧)
G2 第2圧力値(所定の低圧)
K1 プラズマ窒化処理層が形成されている範囲
K2、K3 プラズマ窒化処理層が形成されていない範囲
P ポンプ
T タンク
U 油圧工具
W コントローラ
Claims (6)
- 切換弁部と増圧部とを有する油圧シリンダと、第1電磁弁と方向切換弁とを有する方向制御部と、圧力スイッチと、高圧リリーフ弁を有するマニホールド部とを備え、ポンプからの作動油を送液し、前記油圧シリンダにて増圧した作動油を油圧工具に供給し、その後、前記油圧工具に供給する作動油が所定の高圧に達すると前記高圧リリーフ弁が作動して前記圧力スイッチが作動し、前記油圧工具に供給した作動油をタンクに排出する構成であり、前記油圧シリンダは前記切換弁部のボディに内蔵された第1スプールを作動させることで前記増圧部のシリンダ室に内蔵されたピストンを作動させる構成であり、前記方向制御部は前記方向切換弁のボディに内蔵された第2スプールを前記第1電磁弁によって作動制御する構成であり、且つ、前記ポンプからの作動油を送液可能に作動制御するポンプ接続用電磁弁と前記タンクに作動油を排出可能に作動制御するタンク接続用電磁弁とが前記第1電磁弁のボディに配設されている構成であって、前記ポンプ接続用電磁弁を作動させて前記第1電磁弁のボディに形成された第1流路からの作動油が前記方向切換弁のボディに形成された第2流路を通って前記第2スプールに向かう際に前記第1流路からの作動油の流量が制限される構成であり、且つ、前記タンク接続用電磁弁を作動させて前記第1電磁弁のボディに形成された第3流路からの作動油が前記方向切換弁のボディに形成された第4流路を通って前記第2スプールに向かう際に前記第3流路からの作動油の流量が制限される構成であり、
コントローラからの第1指令によって前記第1電磁弁を作動させて前記ポンプからの作動油を送液し、前記油圧工具に供給する作動油が第1圧力値に達するように前記ピストンを作動させる構成であって、第2電磁弁と低圧リリーフ弁とを有する低圧リリーフ部をさらに備え、前記コントローラからの第2指令によって前記第2電磁弁を作動させて前記油圧工具と前記低圧リリーフ弁とを接続し、前記ピストンを作動させずに前記ポンプからの作動油を前記油圧工具に供給し、前記油圧工具を作動させて、前記油圧工具に供給した作動油が第2圧力値に達すると前記低圧リリーフ弁が作動し、その後、前記油圧工具と前記低圧リリーフ弁とが非接続状態となる構成であること
を特徴とする油圧ブースタ装置。 - 切換弁部と増圧部とを有する油圧シリンダと、第1電磁弁と方向切換弁とを有する方向制御部と、圧力スイッチと、高圧リリーフ弁を有するマニホールド部とを備え、ポンプからの作動油を送液し、前記油圧シリンダにて増圧した作動油を油圧工具に供給し、その後、前記油圧工具に供給する作動油が所定の高圧に達すると前記高圧リリーフ弁が作動して前記圧力スイッチが作動し、前記油圧工具に供給した作動油をタンクに排出する構成であり、前記油圧シリンダは前記切換弁部のボディに内蔵された第1スプールを作動させることで前記増圧部のシリンダ室に内蔵されたピストンを作動させる構成であり、前記方向制御部は前記方向切換弁のボディに内蔵された第2スプールを前記第1電磁弁によって作動制御する構成であり、且つ、前記ポンプからの作動油を送液可能に作動制御するポンプ接続用電磁弁と前記タンクに作動油を排出可能に作動制御するタンク接続用電磁弁とが前記第1電磁弁のボディに配設されている構成であって、前記ポンプ接続用電磁弁を作動させて前記第1電磁弁のボディに形成された第1流路からの作動油が前記方向切換弁のボディに形成された第2流路を通って前記第2スプールに向かう際に前記第1流路からの作動油の流量が制限される構成であり、且つ、前記タンク接続用電磁弁を作動させて前記第1電磁弁のボディに形成された第3流路からの作動油が前記方向切換弁のボディに形成された第4流路を通って前記第2スプールに向かう際に前記第3流路からの作動油の流量が制限される構成であり、
前記高圧リリーフ弁のボディに内蔵されたニードル弁が弁体から離れて作動する構成であって、前記ニードル弁の動作範囲を規制する段差が前記高圧リリーフ弁のボディの内壁に形成されており、且つ、作動油を排出可能な貫通孔が前記高圧リリーフ弁のボディに複数形成されていること
を特徴とする油圧ブースタ装置。 - 前記第2流路と前記第4流路とに、作動油の流量を絞るダンパが各々配設されていること
を特徴とする請求項1または2記載の油圧ブースタ装置。 - 前記第2スプールにおけるランドの所定箇所に、作動油が流動可能なノッチが形成されていること
を特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の油圧ブースタ装置。 - 前記圧力スイッチはケースに内蔵されたマイクロスイッチをポペットによって作動させる構成であって、前記方向制御部と前記圧力スイッチとを各々前記マニホールド部に外付けしたこと
を特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の油圧ブースタ装置。 - 前記シリンダ室は、前記ピストンと接する範囲にプラズマ窒化処理層が形成されていること
を特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の油圧ブースタ装置。
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JP2019115467A JP6937341B2 (ja) | 2019-06-21 | 2019-06-21 | 油圧ブースタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019115467A JP6937341B2 (ja) | 2019-06-21 | 2019-06-21 | 油圧ブースタ装置 |
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JP2021001656A JP2021001656A (ja) | 2021-01-07 |
JP6937341B2 true JP6937341B2 (ja) | 2021-09-22 |
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Family Applications (1)
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JP2019115467A Active JP6937341B2 (ja) | 2019-06-21 | 2019-06-21 | 油圧ブースタ装置 |
Country Status (1)
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2019
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