JP2024050264A - 電磁弁及びブレーキ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】一例として、可動部材の位置を正確に制御しやすい電磁弁を得る。【解決手段】実施形態に係る電磁弁は、一例として、第1の部屋と第2の部屋とを連通する連通孔と、前記連通孔から離間した位置で前記第1の部屋に開口する流路と、が設けられた筐体と、前記連通孔を通って第1の端部と第2の端部との間で延び、前記第1の端部が前記流路を塞ぐ閉位置と、前記流路を開放する開位置と、の間で移動可能な可動部材と、前記第2の部屋に位置するプランジャと、前記可動部材を前記開位置に向かって押す弾性体と、を備え、前記可動部材は、前記連通孔の内面によってガイドされる第1の部分と、前記第1の部分と前記第1の端部との間に位置するとともに前記第1の部分よりも細い第2の部分と、を有し、前記第2の部分の端は、前記開位置において前記連通孔の内部に位置し、前記閉位置において前記第1の部屋の内部に位置する。【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、電磁弁及びブレーキ制御装置に関する。
従来のブレーキ制御装置において、電磁弁は、通電されたコイルが発生させた磁界により、プランジャを吸引する。磁界がプランジャを吸引することで、例えば、流路を閉じる方向にプランジャが可動部材を押す(特許文献1)。
しかしながら、従来の構成では、プランジャが収容された部屋に流体が流入することで、プランジャが収容された部屋の圧力が増大することがある。当該圧力は、流路を閉じる方向にプランジャ及び可動部材を押す。一方、電磁弁の内部を流れる流体は、流路を開く方向に可動部材を押す。これらの流体に起因する力は、可動部材の位置の正確な制御を妨げる虞がある。
そこで、本発明は上記に鑑みてなされたものであり、可動部材の位置を正確に制御しやすい電磁弁及びブレーキ制御装置を提供する。
本発明の実施形態に係る電磁弁は、一例として、第1の部屋と、前記第1の部屋から第1の方向に離間した第2の部屋と、前記第1の部屋と前記第2の部屋とを連通する連通孔と、前記連通孔から前記第1の方向の反対の第2の方向に離間した位置で前記第1の部屋に開口する流路と、が設けられた筐体と、前記第1の部屋に位置する第1の端部と、前記第2の部屋に位置する第2の端部と、を有し、前記連通孔を通って前記第1の端部と前記第2の端部との間で延び、前記第1の端部が前記流路を塞ぐ閉位置と、前記流路を開放する開位置と、の間で移動可能な可動部材と、電流を流されることで磁界を発生させるコイルと、前記第2の部屋に位置し、前記磁界により前記可動部材を前記閉位置へ向かって押すように前記第2の方向に付勢される、プランジャと、前記可動部材を前記開位置に向かって押す弾性体と、を備え、前記可動部材は、前記開位置と前記閉位置との間で移動するときに前記連通孔の内面によってガイドされる第1の部分と、前記第1の部分と前記第1の端部との間に位置するとともに前記第1の部分よりも細い第2の部分と、を有し、前記第1の方向における前記第2の部分の端は、前記可動部材が前記開位置に位置するときに前記連通孔の内部に位置し、前記可動部材が前記閉位置に位置するときに前記第1の部屋の内部に位置する。よって、一例としては、可動部材が開位置に位置するとき、連通孔の内部のうち、当該連通孔の内面と第2の部分との間に、第1の部屋に連通する空間が形成される。流路から第1の部屋に流体が流入する場合、流体は当該空間に流入し、開位置の可動部材を当該開位置に維持するように第1の方向に押す。このため、電磁弁は、第2の部屋の圧力が第1の部屋の圧力より高かったとしても、可動部材が勝手に閉位置へ向かって移動することを抑制できる。また、可動部材が閉位置の近傍に位置するとき、第1の方向における第2の部分の端は、第1の部屋の内部又は第1の部屋の近傍に位置する。すなわち、第2の部分は、上述の空間を連通孔の内部に形成しないか、上述の空間を小さくする。このため、電磁弁は、流路から第1の部屋へ流れる流体が可動部材を開位置へ向かって押す力を低減でき、可動部材を閉位置の近傍の所望の位置に維持することができる。以上より、上述の電磁弁は、可動部材の位置を正確に制御しやすい。
(第1の実施形態)
以下に、第1の実施形態について、図1乃至図4を参照して説明する。なお、本明細書において、実施形態に係る構成要素及び当該要素の説明が、複数の表現で記載されることがある。構成要素及びその説明は、一例であり、本明細書の表現によって限定されない。構成要素は、本明細書におけるものとは異なる名称でも特定され得る。また、構成要素は、本明細書の表現とは異なる表現によっても説明され得る。
以下に、第1の実施形態について、図1乃至図4を参照して説明する。なお、本明細書において、実施形態に係る構成要素及び当該要素の説明が、複数の表現で記載されることがある。構成要素及びその説明は、一例であり、本明細書の表現によって限定されない。構成要素は、本明細書におけるものとは異なる名称でも特定され得る。また、構成要素は、本明細書の表現とは異なる表現によっても説明され得る。
図1は、第1の実施形態に係るブレーキ制御装置10の構成を示す模式図である。ブレーキ制御装置10は、自動車のような車両1に搭載される。なお、ブレーキ制御装置10は、この例に限られない。
図1に示すように、ブレーキ制御装置10は、マスタシリンダ(M/C)11と、ホイールシリンダ(W/C)12と、アクチュエータ13と、ブレーキペダル14と、ECU(electronic control unit)15とを有する。M/C11は、液圧源の一例である。なお、ブレーキ制御装置10は、この例に限られない。
M/C11とW/C12との間に、ブレーキ液が流れる流路Cが設けられる。アクチュエータ13は、流路Cの経路においてM/C11とW/C12との間に設けられ、ブレーキ液の圧力を制御する。
流路Cは、流路C1,C2,C3を含む。流路C1は、M/C11とアクチュエータ13とを接続する。流路C2は、W/C12とアクチュエータ13とを接続する。流路C3は、アクチュエータ13に設けられる。
アクチュエータ13は、差圧制御弁21と、増圧制御弁22と、リザーバ23と、減圧制御弁24と、ポンプ25と、逆止弁26と、固定容量ダンパ27とを有する。増圧制御弁22は、電磁弁の一例である。ポンプ25は、液圧源の他の一例である。
差圧制御弁21は、流路C3の経路において、M/C11とW/C12との間に設けられる。差圧制御弁21は、例えば、連通状態と差圧状態とに制御可能な電磁弁である。差圧制御弁21は、運転者がブレーキペダル14の操作を行う通常時ではソレノイドに電流が流されず、連通状態となる。一方、差圧制御弁21は、ソレノイドに電流が流されることで、当該ソレノイドが発生させた磁界により弁体が閉弁方向に付勢される。これにより、差圧制御弁21は、リリーフ弁のように機能し、差圧状態となる。
差圧制御弁21により生じる差圧値は、差圧制御弁21のソレノイドに流される電流の電流値に応じて変化する。差圧制御弁21により生じる差圧値は、当該電流値が大きいほど大きくなる。
差動状態の差圧制御弁21は、流路Cを介してW/C12に接続される部分(以下、W/C12側と称する)におけるブレーキ液の圧力(以下、W/C圧と称する)が、流路Cを介してM/C11に接続される部分(以下、M/C11側と称する)におけるブレーキ液の圧力(以下、M/C圧と称する)よりも所定値以上高くなった際に、W/C12側からM/C11側へのブレーキ液を流動させる。このため、差動状態の差圧制御弁21は、W/C圧をM/C圧よりも所定値より高くならないように維持する。
差圧制御弁21には、M/C11側からW/C12側へのブレーキ液の流動を許容する逆止弁21aが、流路C3と並列に設けられる。逆止弁21aは、運転者によりブレーキペダル14が踏み込まれた場合に、M/C圧をW/C12に伝達可能とする。
増圧制御弁22は、流路C3の経路において、差圧制御弁21とW/C12との間に設けられる。増圧制御弁22は、W/C12におけるブレーキ液の圧力の増加を制御する。増圧制御弁22は、差圧制御弁21と同様なリニア制御弁である。
通常時では、増圧制御弁22は、常時連通状態となる。連通状態の増圧制御弁22は、M/C圧又はポンプ25からのブレーキ液の吐出による圧力をW/C12に加えることができる。
増圧制御弁22には、W/C12側からM/C11側へのブレーキ液の流動を許容する逆止弁22aが、流路C3と並列に設けられる。逆止弁22aは、ブレーキペダル14の戻し操作に対応したW/C圧の減少を補助する。
増圧制御弁22とW/C12との間において、流路C3に逃がし流路Caが接続される。逃がし流路Caは、流路C3をリザーバ23に接続する。リザーバ23は、ブレーキ液を一時的に貯留する。
減圧制御弁24は、逃がし流路Caの経路において、流路C3とリザーバ23との間に設けられる。減圧制御弁24は、逃がし流路Caの連通状態及び遮断状態を制御する。減圧制御弁24は、通常時には遮断状態とされている。減圧制御弁24は、例えばABS制御中の減圧タイミング時に連通状態にされて、流路C3内のブレーキ液をリザーバ23に逃がし、W/C圧を低減させる。
差圧制御弁21と増圧制御弁22との間において、流路C3に還流流路Cbが接続される。リザーバ23は、還流流路Cbを通じて、流路C3に接続される。ポンプ25は、還流流路Cbの経路において、リザーバ23と流路C3との間に設けられる。
ポンプ25は、電動式のポンプである。駆動されたポンプ25は、ブレーキ液をリザーバ23から吸入し、当該ブレーキ液を差圧制御弁21と増圧制御弁22との間で流路C3に吐出する。
逆止弁26及び固定容量ダンパ27は、還流流路Cbの経路において、ポンプ25と流路C3との間に設けられる。逆止弁26は、ポンプ25に高圧のブレーキ液が流入することを抑制する。固定容量ダンパ27は、ポンプ25が吐出したブレーキ液の脈動を緩和する。
差圧制御弁21とM/C11との間において、流路C3に吸入流路Ciが接続される。リザーバ23は、吸入流路Ciを通じて、流路C3に接続される。ポンプ25は、例えばTCS制御時において、吸入流路Ciを通じてブレーキ液をM/C11から吸入し、還流流路Cbを通じてブレーキ液を流路C3へ吐出し、対象となる車輪のW/C圧を増加させることができる。
リザーバ23は、所定量のブレーキ液が貯留されると、ボール弁23aが弁座23bに当接することで、リザーバ23にブレーキ液が流入することを制限する。これにより、リザーバ23は、ポンプ25の吸入能力より多くのブレーキ液がリザーバ23に流入することを抑制し、ポンプ25に高圧が印加されることを抑制する。
ECU15は、差圧制御弁21、増圧制御弁22、減圧制御弁24、及びポンプ25を制御することで、各W/C12に発生させられるW/C圧を制御する。例えば、ABS制御時において、差圧制御弁21、増圧制御弁22、及び減圧制御弁24のソレノイドとポンプ25のモータとにECU15から制御電圧が印加される。これにより、当該制御電圧に応じて差圧制御弁21、増圧制御弁22、減圧制御弁24、及びポンプ25が駆動され、流路Cを流れるブレーキ液の経路が設定される。そして、設定された経路に応じたブレーキ液の圧力がW/C12に発生し、各車輪に発生させられる制動力が制御される。
また、アクチュエータ13は、運転者がブレーキペダル14を操作していない非制動時に、差圧制御弁21が差圧状態にされるとともに、ポンプ25のモータに電圧が印加される。これにより、ポンプ25がM/C11のブレーキ液を吸入吐出し、アクチュエータ13は各W/C12の圧力を調整する。このとき、例えば、駆動輪と対応する増圧制御弁22は連通状態とされ、従動輪と対応する増圧制御弁22は遮断状態とされる。これにより、駆動輪にのみ制動力が発生する。なお、以上の制御は一例であり、ECU15による制御はこの例に限られない。
図2は、第1の実施形態の増圧制御弁22を示す断面図である。なお、差圧制御弁21及び減圧制御弁24が、図2の増圧制御弁22と略同一の構造を有しても良い。図2に示すように、増圧制御弁22は、筐体31と、可動部材32と、プランジャ33と、コイル34と、弾性体35とを有する。
筐体31は、ガイド41と、スプリングスタンド42と、シート43と、スリーブ44と、フィルタ45とを有する。なお、筐体31は、この例に限られない。
ガイド41は、金属のような磁性体により作られる。ガイド41は、例えば、アクチュエータ13の筐体13aに設けられた略円柱状の凹部13bに加締められる。ガイド41の一部は、アクチュエータ13の筐体13aから外部に突出している。
ガイド41は、中心軸Axに沿って延びる略円筒形に形成される。中心軸Axは、ガイド41の略中心を通り、ガイド41の長手方向に延びている。なお、中心軸Axは、ガイド41の中心とずれていても良い。
以下、便宜上、中心軸Axに沿う方向が軸方向、中心軸Axと直交する方向が径方向、及び中心軸Axまわりに回転する方向が周方向と称される。軸方向は、ガイド41の長手方向である。
軸方向は、図2に示す第1の方向D1と第2の方向D2とを含む。第1の方向D1は、中心軸Axに沿う一方向であり、開弁方向とも称され得る。第2の方向D2は、第1の方向D1の反対方向であり、閉弁方向とも称され得る。
略円筒状のガイド41の内部に、内孔50が設けられる。内孔50は、中心軸Axに沿って延び、ガイド41を軸方向に貫通している。このため、内孔50は、第1の方向D1におけるガイド41の端部41aと、第2の方向D2におけるガイド41の端部41bとに開口している。端部41aは、アクチュエータ13の筐体13aの外部に位置する。端部41bは、アクチュエータ13の凹部13bの内部に位置する。
内孔50は、第1の挿通孔51と、第2の挿通孔52と、第3の挿通孔53とを有する。第1の挿通孔51、第2の挿通孔52、及び第3の挿通孔53のそれぞれは、内孔50の一部である。第1の挿通孔51、第2の挿通孔52、及び第3の挿通孔53は、互いに軸方向に連通している。
第1の挿通孔51は、ガイド41の端部41aに開口している。第2の挿通孔52は、ガイド41の端部41bに開口している。第3の挿通孔53は、第1の挿通孔51と第2の挿通孔52との間に位置する。
第1の挿通孔51、第2の挿通孔52、及び第3の挿通孔53のそれぞれは、中心軸Axと直交する略円形の断面を有する。なお、第1の挿通孔51、第2の挿通孔52、及び第3の挿通孔53は、多角形のような他の形状の断面を有しても良い。
第3の挿通孔53の断面は、第1の挿通孔51の断面よりも大きく、且つ第2の挿通孔52の断面よりも小さい。言い換えると、第3の挿通孔53の直径は、第1の挿通孔51の直径よりも長く、且つ第2の挿通孔52の直径よりも短い。
ガイド41に、複数の出口55が設けられる。出口55は、ガイド41を径方向に貫通する孔であり、第2の挿通孔52に連通する。出口55は、例えば、第3の挿通孔53の近傍に位置する。
スプリングスタンド42は、例えば、非磁性体の金属で作られる。スプリングスタンド42は、中心軸Axに沿って延びる略円筒状に形成される。スプリングスタンド42は、例えば、第3の挿通孔53に加締めにより固定され、第3の挿通孔53を塞ぐ。言い換えると、スプリングスタンド42は、第1の挿通孔51と第2の挿通孔52とを隔てる。スプリングスタンド42は、第1の方向D1における端面42aと、第2の方向D2における端面42bとを有する。
端面42aは、略平坦に形成され、第1の方向D1に向く。端面42aは、第1の挿通孔51に面する。端面42bは、端面42aの反対側に位置する。端面42bは、略平坦に形成され、第2の方向D2に向く。端面42bは、第2の挿通孔52に面する。
スプリングスタンド42に、ガイド孔57が設けられる。ガイド孔57は、中心軸Axに沿って延び、スプリングスタンド42を軸方向に貫通している。このため、ガイド孔57は、二つの端面42a,42bに開口している。ガイド孔57は、第1の挿通孔51と第2の挿通孔52とを連通する。
シート43は、スプリングスタンド42から第2の方向D2に離間した位置で、第2の挿通孔52に嵌め込まれる。これにより、筐体31に、弁体室Svが設けられる。弁体室Svは、第1の部屋の一例である。
弁体室Svは、第2の挿通孔52の一部であり、軸方向においてスプリングスタンド42とシート43との間に位置する。出口55は、弁体室Svとガイド41の外部とを連通する。
シート43は、例えば、非磁性体の金属で作られる。シート43は、中心軸Axに沿って延びる略円筒状に形成される。シート43に、入口61が設けられる。入口61は、流路の一例である。入口61は、中心軸Axに沿って軸方向にシート43を貫通する。このため、入口61と、内孔50と、ガイド孔57とは、同軸上に配置される。
入口61は、第1の方向D1におけるシート43の端面43aと、第2の方向D2におけるシート43の端面43bとに開口する。端面43aは、弁体室Svに面する。このため、入口61は、弁体室Svに開口する。端面43aは、弁体室Svを介してスプリングスタンド42の端面42bに向く。端面43bは、端面43aの反対側に位置する。
入口61に、オリフィス61aが設けられる。オリフィス61aは、入口61の他の部分よりも中心軸Axと直交する断面が小さい部分である。さらに、シート43は、端面43aからオリフィス61aに向かうに従って先細る略円錐状の座面43cを有する。
スリーブ44は、第2の方向D2に開放されるとともに底のある略円筒状に形成される。スリーブ44は、例えば、ステンレスのような非磁性の金属で作られる。なお、スリーブ44はこの例に限られない。
スリーブ44の内部に、ガイド41の端部41aが挿入される。スリーブ44は、溶接又は他の手段により、ガイド41に固定される。これにより、筐体31に、プランジャ室Spが設けられる。プランジャ室Spは、第2の部屋の一例である。プランジャ室Spは、スリーブ44の内部に設けられ、ガイド41の第1の挿通孔51に連通する。
プランジャ室Spは、弁体室Svから第1の方向D1に離間している。第1の挿通孔51及びガイド孔57は、弁体室Svとプランジャ室Spとを連通する連通孔Hcを形成する。言い換えると、連通孔Hcは、第1の挿通孔51及びガイド孔57を有する。なお、連通孔Hcは、弁体室Svとプランジャ室Spとの間に設けられる他の孔を含んでも良い。
入口61は、連通孔Hcに含まれるガイド孔57から第2の方向D2に離間した位置で、弁体室Svに開口する。このため、入口61と連通孔Hcとは、軸方向に向かい合う。入口61のオリフィス61aの直径は、ガイド孔57の直径よりも短い。
フィルタ45は、中心軸Axに沿って延びる略円筒状に形成される。フィルタ45の内部に、ガイド41が嵌め込まれる。フィルタ45は、ガイド41に設けられた複数の出口55を、当該ガイド41の外側から覆う。
フィルタ45に、複数の貫通孔63が設けられる。複数の貫通孔63はそれぞれ、フィルタ45を径方向に貫通する。フィルタ45の複数の貫通孔63のそれぞれは、ガイド41の複数の出口55のそれぞれよりも小さい。フィルタ45の貫通孔63は、ガイド41の出口55に連通する。これにより、フィルタ45は、貫通孔63よりも大きい異物が弁体室Svに流入することを抑制する。
入口61は、流路Cを通じてM/C11に接続される。さらに、入口61は、流路Cを通じてポンプ25に接続される。出口55は、フィルタ45及び流路Cを通じて、W/C12に接続される。このため、M/C11又はポンプ25は、入口61から弁体室Svにブレーキ液を流すことができる。ブレーキ液は、流体の一例である。弁体室Svのブレーキ液は、出口55及びフィルタ45を通ってW/C12へ流れる。なお、出口55から流出したブレーキ液は、リザーバ23へ流れても良い。
可動部材32は、筐体31の内部に位置する。可動部材32は、シート43に対して軸方向(第1の方向D1及び第2の方向D2)に移動することができる。可動部材32は、ロッド71と弁体72とを有する。
ロッド71は、例えば、ステンレスのような非磁性の金属で作られる。ロッド71は、嵌合部75と、摺動部76と、小径部77とを有する。なお、ロッド71は、この例に限られない。摺動部76は、第1の部分の一例である。小径部77は、第2の部分の一例である。
嵌合部75、摺動部76、及び小径部77のそれぞれは、中心軸Axに沿って延びる略円柱状に形成される。摺動部76の直径は、嵌合部75の直径よりも短く、且つ小径部77の直径よりも長い。このため、小径部77は、摺動部76よりも細い。
嵌合部75は、第1の挿通孔51に収容される。嵌合部75は、第1の挿通孔51の内面51aにより、軸方向に移動可能に支持される。言い換えると、嵌合部75は、第1の挿通孔51の内面51aによりガイド(案内)される。なお、嵌合部75と第1の挿通孔51の内面51aとの間には、僅かな隙間が設けられる。
摺動部76は、嵌合部75から第2の方向D2に突出している。摺動部76の一部は、ガイド孔57に収容される。摺動部76は、ガイド孔57の内面57aにより、軸方向に移動可能に支持される。言い換えると、摺動部76は、ガイド孔57の内面57aによりガイドされる。ガイド孔57の内面57aは、連通孔の内面の一例である。なお、摺動部76とガイド孔57の内面57aとの間には、僅かな隙間が設けられる。
図3は、第1の実施形態の筐体31と可動部材32とを示す断面図である。図3に示すように、摺動部76は、第2の方向D2における当該摺動部76の端に設けられた端面76aを有する。端面76aは、第2の方向D2に向く平面である。なお、摺動部76の端面76aは、この例に限られない。
小径部77は、摺動部76の端面76aから第2の方向D2に突出している。言い換えると、第1の方向D1における小径部77の端77aは、摺動部76の端面76aに接続されている。
本実施形態の小径部77は、一定の直径を有する略円柱状に形成される。しかし、小径部77が略円錐形の部分、突起、又は窪みを有しても良い。この場合、小径部77の直径は一定でなく変化する。しかし、少なくとも小径部77の端77aの直径は、摺動部76の端面76aの直径より短い。
小径部77の少なくとも一部は、弁体室Svに収容される。小径部77は、摺動部76よりも、ガイド孔57の内面57aから離間している。言い換えると、小径部77とガイド孔57の内面57aとの間の距離は、摺動部76とガイド孔57の内面57aとの間の距離よりも長い。
弁体72は、例えば、略半球状に形成される。なお、弁体72の形状は、この例に限られない。弁体72は、第2の方向D2における小径部77の端77bに設けられ、弁体室Svに収容される。弁体72は、ロッド71と一体的に軸方向に移動することができる。
図2に示すように、第1の方向D1における可動部材32の端部32aは、プランジャ室Spに位置する。端部32aは、第2の端部の一例である。本実施形態において、嵌合部75が端部32aを形成する。なお、端部32aは、この例に限られない。
第2の方向D2における可動部材32の端部32bは、弁体室Svに位置する。端部32bは、第1の端部の一例である。本実施形態において、弁体72が端部32bを形成する。このため、小径部77は、端部32bである弁体72と、摺動部76と、の間に位置する。なお、端部32bは、この例に限られない。
可動部材32は、連通孔Hcを通って二つの端部32a,32bの間で延びている。すなわち、可動部材32の一部は、連通孔Hcに収容される。さらに、端部32aを含む可動部材32の一部は、プランジャ室Spに収容される。端部32bを含む可動部材32の一部は、弁体室Svに収容される。
図3に示すように、可動部材32は、閉位置Pcと開位置Poとの間で軸方向に移動可能である。図3において、開位置Poに位置する可動部材32は、実線で示される。一方、閉位置Pcに位置する可動部材32は、二点鎖線で示される。
閉位置Pcにおいて、可動部材32の端部32bである弁体72は、シート43の座面43cに当接する。これにより、弁体72は、入口61を塞ぐ。言い換えると、弁体72は、座面43cに当接することで、入口61と弁体室Svとの間を遮断する。
開位置Poにおける弁体72は、閉位置Pcにおける弁体72から第1の方向D1に離間した位置に配置される。開位置Poにおいて、弁体72は、座面43cから離間している。これにより、可動部材32は、入口61を開放し、入口61と弁体室Svとを連通させる。
可動部材32が閉位置Pcと開位置Poとの間で移動するとき、可動部材32の摺動部76は、ガイド孔57の内面57aによってガイドされる。また、嵌合部75は、第1の挿通孔51の内面51aによってガイドされる。これにより、可動部材32は、軸方向に直線的に移動することができる。
図2に示すように、プランジャ33は、金属のような磁性体により作られ、中心軸Axに沿って延びる略円柱状に形成される。プランジャ33は、プランジャ室Spに位置する。プランジャ33は、スリーブ44により軸方向に移動可能に支持される。
プランジャ33は、第1の方向D1における可動部材32の端部32aに当接する。プランジャ33は、可動部材32と一体的に、軸方向に移動することができる。なお、プランジャ33は、可動部材32に固定されても良い。
コイル34は、例えば、中心軸Axまわりに巻かれたソレノイドである。コイル34は、スリーブ44の外側に位置し、スリーブ44を囲んでいる。コイル34は、電流を流されることで磁界を発生させる。ECU15が、コイル34へ流される電流を制御する。
コイル34は、例えば、樹脂のような非磁性体により作られた円筒状のスプール81に収納される。さらに、磁性体により作られたヨーク82が、スプール81及びコイル34を保持する。スプール81及びヨーク82は、筐体31に含まれても良い。
弾性体35は、例えば、中心軸Axまわりに巻かれたコイルスプリングである。なお、弾性体35は、他の弾性体であっても良い。弾性体35は、第1の挿通孔51に収容され、スプリングスタンド42の端面42aと、ロッド71の嵌合部75との間に位置する。
弾性体35は、端面42aと嵌合部75とに支持されるとともに、端面42aと嵌合部75との間で圧縮されている。このため、弾性体35は、端面42aに支持され、嵌合部75を第1の方向D1に押す。
弾性体35により押されたロッド71の嵌合部75が第1の方向D1に移動すると、弁体72及びプランジャ33もロッド71と一体的に第1の方向D1に移動する。これにより、弁体72がシート43から離間し、可動部材32が開位置Poへ移動する。このように、弾性体35は、弾性力により可動部材32を開位置Poに向かって押す。
可動部材32が開位置Poまで移動すると、プランジャ33がスリーブ44の底に当接する。これにより、スリーブ44は、プランジャ33を介して開位置Poに位置する可動部材32を支持し、可動部材32が開位置Poから第1の方向D1にさらに移動することを制限する。すなわち、開位置Poは、可動部材32が最も入口61から遠ざかった位置(全開位置)である。
弾性体35は、開位置Poに位置する可動部材32を、第1の方向D1にさらに付勢する。すなわち、可動部材32が開位置Poに位置する場合も、弾性体35は、端面42aと嵌合部75との間で圧縮されている。このため、弾性体35は、可動部材32を確実に開位置Poまで移動させることができる。なお、弾性体35は、この例に限られない。
ECU15は、通常時では、増圧制御弁22のコイル34に電流を流さない。可動部材32は、弾性体35に押され、開位置Poに配置される。このように、増圧制御弁22は、通常時では常時連通状態となる。
連通状態の増圧制御弁22において、ブレーキ液は、入口61から弁体室Svを通って出口55へ自由に流れることができる。可動部材32が開位置Poに位置するとき、入口61の上流と下流との間の圧力差は、例えば、オリフィス61aの直径により決まる。なお、圧力差は、この例に限られない。
入口61の上流は、例えば、流路Cの経路におけるオリフィス61aとM/C11又はポンプ25との間の所定の位置である。入口61の下流は、例えば、流路Cの経路におけるオリフィス61aとW/C12との間の所定の位置である。
ブレーキペダル14が踏み込まれると、弁体室Svを通じてM/C11からW/C12へブレーキ液が流れる。一方、ブレーキペダル14の踏み込みが中止されると、弁体室Svを通じてW/C12からM/C11へブレーキ液が速やかに戻される。なお、ブレーキ液は、弁体室Svを通らず、逆止弁22aを通ってW/C12からM/C11へ戻っても良い。
一方、ECU15は、ポンプ25によりW/C12の圧力を所望の値まで増大させる場合、ポンプ25を駆動させるとともに、増圧制御弁22を差圧状態に制御する。ECU15は、コイル34に電流を流すことで、コイル34に磁界を発生させる。
コイル34は、磁界を発生させることで、電磁力によりプランジャ33を第2の方向D2に吸引する。吸引されたプランジャ33は、可動部材32を第2の方向D2に押し、弁体72をシート43の座面43cへ近づける。このように、プランジャ33は、コイル34の磁界により、可動部材32を閉位置Pcへ向かって押すように第2の方向D2に付勢される。
ポンプ25が吐出したブレーキ液は、入口61から弁体室Svに流入する。ブレーキ液は、可動部材32の弁体72を第1の方向D1に押す。ブレーキ液は、弁体72をシート43の座面43cから離間させ、弁体72と座面43cとの間の隙間を通って入口61から弁体室Svに流入する。
磁界により生じる吸引力がプランジャ33を介して可動部材32を第2の方向D2に付勢する一方、ブレーキ液と弾性体35とにより生じる反力が可動部材32を第1の方向D1に付勢する。可動部材32は、吸引力と反力とが釣り合う位置へ移動し、入口61の開放度合い(開弁度)を調整する。
コイル34に流される電流によって、吸引力は変化する。このため、ECU15は、コイル34に流す電流を調整することで、可動部材32の位置を調整する。可動部材32の位置が調整されることで、入口61から弁体室Svを通って出口55に流れるブレーキ液の流量と、W/C12における圧力とが調整される。
図4は、第1の実施形態の筐体31と境界位置Pbに位置する可動部材32とを示す断面図である。増圧制御弁22は、可動部材32の位置を閉位置Pcと境界位置Pbとの間で調整することで、W/C12における圧力を調整する。
境界位置Pbは、閉位置Pcと開位置Poとの間の所定の位置である。例えば、可動部材32が境界位置Pbに位置するとき、可動部材32と座面43cとの間の隙間の断面積が、オリフィス61aの断面積と略同じになる。なお、境界位置Pbは、この例に限られない。
ブレーキ液が入口61から弁体室Svへ流れるとき、可動部材32が開位置Poと境界位置Pbとの間で移動したとしても、入口61の上流と下流との圧力差は変化しない。言い換えると、入口61の上流と下流との圧力差は、可動部材32が開位置Poと境界位置Pbとの間で移動する場合には、一定の最低値に維持される。
一方、可動部材32が境界位置Pbから閉位置Pcに近づくに従って、入口61の上流と下流との圧力差は増大する。このため、ECU15は、可動部材32の位置を閉位置Pcと境界位置Pbとの間の所望の位置に配置することで、W/C12における圧力を所望の値に調整する。
図3に示すように、小径部77の端77aは、可動部材32が開位置Poに位置するときに、連通孔Hcのガイド孔57の内部に位置する。このため、小径部77の一部がガイド孔57の内部に位置し、小径部77とガイド孔57の内面57aとの間に空間Ssが形成される。
空間Ssは、ガイド孔57の一部である。空間Ssは、ガイド孔57の内面57aと、摺動部76の端面76aと、小径部77とによって形成(規定、区画)される。空間Ssは、弁体室Svに連通する。
空間Ssは、ガイド孔57の内面57aと摺動部76との間の隙間を通じて、第1の挿通孔51に連通しても良い。しかし、ガイド孔57の内面57aと摺動部76との間の隙間は狭い。例えば、内面57aの直径と摺動部76の直径との差は、摺動部76の直径と小径部77の直径との差よりも短い。このため、空間Ssは、スプリングスタンド42の端面42bから第1の方向D1に窪んだ凹部のように形成される。
図3に二点鎖線で示すように、可動部材32が閉位置Pcに位置するとき、小径部77の端77aは、弁体室Svの内部に位置する。このため、可動部材32が閉位置Pcに位置するとき、小径部77の全域が、連通孔Hcの外に位置する。
図4に示すように、可動部材32が境界位置Pbに位置するとき、小径部77の端77aは、弁体室Svの内部に位置する。なお、小径部77の端77aは、弁体室Svと連通孔Hcとの境界に位置しても良い。可動部材32が境界位置Pbに位置するとき、小径部77の全域が、連通孔Hcの外に位置する。
図4において、境界位置Pbに位置する可動部材32が実線で示され、開位置Poに位置する可動部材32が二点鎖線で示される。図4に示すように、可動部材32が開位置Poに位置するときの軸方向における空間Ssの長さLxは、0より長く、且つ開位置Poと境界位置Pbとの間のストロークLs以下である。すなわち、0<Lx≦Lsとなる。
長さLxは、例えば、可動部材32が開位置Poに位置するときの摺動部76の端面76aと、スプリングスタンド42の端面42bと、の間の軸方向における長さである。ストロークLsは、例えば、可動部材32が開位置Poに位置するときの端部32bの位置と、可動部材32が境界位置Pbに位置するときの端部32bの位置と、の軸方向における距離である。言い換えると、ストロークLsは、開位置Poから、入口61の上流と下流との間に圧力差が発生するまでの、可動部材32の移動距離である。また、空間Ssの長さLxは、図2に示す、軸方向におけるガイド孔57の長さLgよりも短い。
図3に矢印で示すように、ブレーキ液は、入口61から弁体室Svへ流入するとき、可動部材32に沿って流れる。例えば、ブレーキ液は、小径部77に沿って、第1の方向D1に流れる。なお、ブレーキ液は、この例に限られない。
可動部材32が開位置Poに位置するとき、ブレーキ液は、入口61から空間Ssへ流れる。これにより、空間Ssの圧力が増大する。空間Ssが実質的に凹部であるため、ブレーキ液は、空間Ssの底である摺動部76の端面76aを第1の方向D1に押す。すなわち、ブレーキ液は、可動部材32を第1の方向D1に押す。
例えばガイド孔57の内面57aと摺動部76との間の隙間を通り、ブレーキ液がプランジャ室Spに流入することがある。この場合、プランジャ室Spの圧力が増大し、可動部材32及びプランジャ33が第2の方向D2に押される。しかし、弾性体35が可動部材32を第1の方向D1に押すとともに、空間Ssのブレーキ液も可動部材32を第1の方向D1に押す。このため、可動部材32は、開位置Poに維持されることができる。
一方、図4に示すように、可動部材32が境界位置Pbに位置するとき、空間Ssは形成されない。さらに、摺動部76の端面76aと小径部77とは、ガイド孔57の内面57aに覆われず、弁体室Svにおいて開放されている。
ブレーキ液は、小径部77に沿って流れるが、小径部77の端77aの近傍で可動部材32から剥離する。ブレーキ液は、摺動部76の端面76aに衝突したとしても、空間Ssのような小さい空間の圧力を増大させない。このため、ブレーキ液が端面76aを押す力は小さい。
ブレーキ液が端面76aを第1の方向D1に強く押すと、境界位置Pbと閉位置Pcとの間における可動部材32の位置の調整が困難になる。しかし、本実施形態では、ブレーキ液が端面76aを押す力が小さいため、ECU15は、可動部材32の位置をより正確に所望の位置に配置でき、W/C12における圧力を所望の値に調整できる。
なお、可動部材32が境界位置Pbに位置するとき、小径部77の端77aがガイド孔57の内部に位置しても良い。可動部材32が境界位置Pbに位置するときの空間Ssは、可動部材32が開位置Poに位置するときの空間Ssよりも小さい。このため、ブレーキ液が端面76aを押す力は小さくなる。
以上説明された第1の実施形態に係るブレーキ制御装置10において、可動部材32が開位置Poに位置するとき、第1の方向D1における小径部77の端77aは、連通孔Hcの内部に位置する。これにより、連通孔Hcの内部のうち、当該連通孔Hcの内面57aと小径部77との間に、弁体室Svに連通する空間Ssが形成される。入口61から弁体室Svにブレーキ液が流入する場合、ブレーキ液は当該空間Ssに流入し、開位置Poの可動部材32を当該開位置Poに維持するように第1の方向D1に押す。このため、増圧制御弁22は、プランジャ室Spの圧力が弁体室Svの圧力より高かったとしても、可動部材32が勝手に閉位置Pcへ向かって移動することを抑制できる。従って、増圧制御弁22は、入口61から弁体室Svへ流れるブレーキ液に抵抗が生じることを抑制できる。
増圧制御弁22は、可動部材32に細い小径部77を設けることで、上述のように、可動部材32が勝手に閉位置Pcへ向かって移動することを抑制できる。このため、増圧制御弁22は、可動部材32の勝手な移動を抑制する他の部材を備える必要が無く、製造が複雑化することを抑制できる。また、増圧制御弁22は、例えば、他の部材を追加で備えることによって磁界による吸引力が低下してしまうことを抑制できる。
一方、可動部材32が閉位置Pcに位置するとき、第1の方向D1における小径部77の端77aは、弁体室Svの内部に位置する。このため、可動部材32が閉位置Pcの近傍に位置するとき、小径部77の端77aは、弁体室Svの内部又は弁体室Svの近傍に位置する。すなわち、小径部77は、上述の空間Ssを連通孔Hcの内部に形成しないか、上述の空間Ssを小さくする。このため、増圧制御弁22は、入口61から弁体室Svへ流れるブレーキ液が可動部材32を開位置Poへ向かって押す力を低減でき、可動部材32を閉位置Pcの近傍の所望の位置に維持することができる。以上より、増圧制御弁22は、可動部材32の位置を正確に制御しやすい。
可動部材32が閉位置Pcと開位置Poとの間の境界位置Pbに位置するとき、小径部77の端77aは、弁体室Svと連通孔Hcとの境界又は弁体室Svの内部に位置する。増圧制御弁22が境界位置Pbと閉位置Pcとの間に位置するとき、小径部77は、連通孔Hcの内部に位置せず、連通孔Hcの内面によって覆われない。このため、入口61から弁体室Svにブレーキ液が流入するブレーキ液は、第1の方向D1における小径部77の端77aに衝突した場合、可動部材32を開位置Poに向かって強く押すことなく可動部材32から剥離する。従って、増圧制御弁22は、可動部材32を境界位置Pbと閉位置Pcとの間の所望の位置に維持することができ、入口61の上流と下流との間の圧力差をより正確に調整することができる。
摺動部76は、第2の方向D2における当該摺動部76の端に設けられるとともに第2の方向D2に向く平坦な端面76aを有する。小径部77の端77aは、当該端面76aに接続される。これにより、入口61から弁体室Svに流入するブレーキ液は、端面76aに衝突することでより効果的に、開位置Poの可動部材32を当該開位置Poに維持するように第1の方向D1に押すことができる。
(第2の実施形態)
以下に、第2の実施形態について、図5を参照して説明する。なお、以下の複数の実施形態の説明において、既に説明された構成要素と同様の機能を持つ構成要素は、当該既述の構成要素と同じ符号が付され、さらに説明が省略される場合がある。また、同じ符号が付された複数の構成要素は、全ての機能及び性質が共通するとは限らず、各実施形態に応じた異なる機能及び性質を有していても良い。
以下に、第2の実施形態について、図5を参照して説明する。なお、以下の複数の実施形態の説明において、既に説明された構成要素と同様の機能を持つ構成要素は、当該既述の構成要素と同じ符号が付され、さらに説明が省略される場合がある。また、同じ符号が付された複数の構成要素は、全ての機能及び性質が共通するとは限らず、各実施形態に応じた異なる機能及び性質を有していても良い。
図5は、第2の実施形態に係る筐体31と可動部材32とを示す断面図である。図5に示すように、第2の実施形態の可動部材32は、小径部77の代わりに、小径部201を有する。小径部201は、以下に説明される点を除き、小径部77と実質的に等しい。
第2の実施形態の小径部201は、摺動部76に向かって先細る略円錐状に形成される。すなわち、第1の方向D1における小径部201の端77aの直径は、第2の方向D2における小径部201の端77bの直径よりも短い。なお、小径部201の断面は、円形に限られず、他の形状であっても良い。
以上説明された第2の実施形態のブレーキ制御装置10において、小径部201は、摺動部76に向かって先細る。これにより、可動部材32が開位置Poに位置するときに連通孔Hcの内部に形成される空間Ssが、小径部77の太さが一定である第1の実施形態に比べ、大きくなる。従って、入口61から弁体室Svに流入するブレーキ液は、より効果的に、開位置Poの可動部材32を当該開位置Poに維持するように第1の方向D1に押すことができる。
(第3の実施形態)
以下に、第3の実施形態について、図6を参照して説明する。図6は、第3の実施形態に係る増圧制御弁22を示す断面図である。第3の実施形態の増圧制御弁22は、筐体31及びロッド71の代わりに、筐体301及びロッド302を有する。筐体301及びロッド302は、以下に説明する点を除き、筐体31及びロッド71と実質的に等しい。
以下に、第3の実施形態について、図6を参照して説明する。図6は、第3の実施形態に係る増圧制御弁22を示す断面図である。第3の実施形態の増圧制御弁22は、筐体31及びロッド71の代わりに、筐体301及びロッド302を有する。筐体301及びロッド302は、以下に説明する点を除き、筐体31及びロッド71と実質的に等しい。
第3の実施形態の筐体301は、ガイド41及びスプリングスタンド42の代わりに、ガイド311を有する。ガイド311は、以下に説明する点を除き、ガイド41に実質的に等しい。ガイド311の内孔50は、第3の挿通孔53が省略され、第1の挿通孔51及び第2の挿通孔52を有する。第1の挿通孔51と第2の挿通孔52とは、互いに連通する。
第3の実施形態において、弁体室Svは、軸方向における第1の挿通孔51と入口61との間に位置する。第1の挿通孔51は、弁体室Svとプランジャ室Spとを連通し、第3の実施形態における連通孔Hcを形成する。なお、連通孔Hcは、弁体室Svとプランジャ室Spとの間に設けられる他の孔を含んでも良い。
第3の実施形態のロッド302は、摺動部76が省略され、嵌合部75と小径部77とを有する。第3の実施形態において、嵌合部75が、第1の部分の一例である。小径部77は、可動部材32の端部32bである弁体72と、嵌合部75と、の間に位置する。第1の方向D1における小径部77の端77aは、嵌合部75に接続される。小径部77は、嵌合部75よりも細い。
弾性体35は、例えばシート43の端面43aと嵌合部75とに支持されるとともに、端面43aと嵌合部75との間で圧縮されている。弾性体35は、端面43aに支持され、嵌合部75を第1の方向D1に押す。
図6は、閉位置Pcに位置する可動部材32及びプランジャ33を二点鎖線で示し、開位置Poに位置する可動部材32及びプランジャ33を実線で示す。可動部材32が閉位置Pcに位置するとき、小径部77の端77aは、弁体室Svの内部に位置する。一方、可動部材32が開位置Poに位置するとき、小径部77の端77aは、連通孔Hcを形成する第1の挿通孔51の内部に位置する。
さらに、第1の実施形態と同じく、可動部材32が境界位置Pbに位置するとき、小径部77の端77aは、弁体室Svの内部に位置する。なお、小径部77の端77aは、弁体室Svと連通孔Hcとの境界に位置しても良い。
以上説明された第3の実施形態のように、筐体31,301は、スプリングスタンド42を有しても良いし、スプリングスタンド42を省略しても良い。また、弾性体35は、スプリングスタンド42に支持されても良いし、シート43に支持されても良い。
以上説明された少なくとも一つの実施形態に係る電磁弁は、一例として、第1の部屋と、前記第1の部屋から第1の方向に離間した第2の部屋と、前記第1の部屋と前記第2の部屋とを連通する連通孔と、前記連通孔から前記第1の方向の反対の第2の方向に離間した位置で前記第1の部屋に開口する流路と、が設けられた筐体と、前記第1の部屋に位置する第1の端部と、前記第2の部屋に位置する第2の端部と、を有し、前記連通孔を通って前記第1の端部と前記第2の端部との間で延び、前記第1の端部が前記流路を塞ぐ閉位置と、前記流路を開放する開位置と、の間で移動可能な可動部材と、電流を流されることで磁界を発生させるコイルと、前記第2の部屋に位置し、前記磁界により前記可動部材を前記閉位置へ向かって押すように前記第2の方向に付勢される、プランジャと、前記可動部材を前記開位置に向かって押す弾性体と、を備え、前記可動部材は、前記開位置と前記閉位置との間で移動するときに前記連通孔の内面によってガイドされる第1の部分と、前記第1の部分と前記第1の端部との間に位置するとともに前記第1の部分よりも細い第2の部分と、を有し、前記第1の方向における前記第2の部分の端は、前記可動部材が前記開位置に位置するときに前記連通孔の内部に位置し、前記可動部材が前記閉位置に位置するときに前記第1の部屋の内部に位置する。一般的に、電磁弁を備える装置は、第1の部屋と流路との間で流体を抵抗なく流すときに、可動部材を開位置に配置する。第2の部屋の圧力が第1の部屋の圧力より高い場合、可動部材は、勝手に閉位置へ向かって移動し、第1の部屋と流路との間の流体の流れに抵抗を生じる虞がある。しかし、上述の電磁弁では、可動部材が開位置に位置するとき、第1の方向における第2の部分の端は、連通孔の内部に位置する。これにより、連通孔の内部のうち、当該連通孔の内面と第2の部分との間に、第1の部屋に連通する空間が形成される。流路から第1の部屋に流体が流入する場合、流体は当該空間に流入し、開位置の可動部材を当該開位置に維持するように第1の方向に押す。このため、電磁弁は、第2の部屋の圧力が第1の部屋の圧力より高かったとしても、可動部材が勝手に閉位置へ向かって移動することを抑制できる。従って、電磁弁は、流路から第1の部屋へ流れる流体に抵抗が生じることを抑制できる。一方、電磁弁を備える装置は、可動部材を閉位置の近傍に配置することで、例えば流路の上流と下流との間に圧力差を生じさせることができる。上述の電磁弁では、可動部材が閉位置に位置するとき、第1の方向における第2の部分の端は、第1の部屋の内部に位置する。このため、可動部材が閉位置の近傍に位置するとき、第1の方向における第2の部分の端は、第1の部屋の内部又は第1の部屋の近傍に位置する。すなわち、第2の部分は、上述の空間を連通孔の内部に形成しないか、上述の空間を小さくする。このため、電磁弁は、流路から第1の部屋へ流れる流体が可動部材を開位置へ向かって押す力を低減でき、可動部材を閉位置の近傍の所望の位置に維持することができる。以上より、上述の電磁弁は、一例として、可動部材の位置を正確に制御しやすい。
上記電磁弁では、一例として、前記可動部材が前記閉位置と前記開位置との間の境界位置に位置するとき、前記第1の方向における前記第2の部分の端は、前記第1の部屋と前記連通孔との境界又は前記第1の部屋の内部に位置し、前記流路から前記第1の部屋へ流体が流れるときの前記流路の上流と下流との間の圧力差は、前記可動部材が前記開位置と前記境界位置との間で移動する場合に一定に維持され、前記可動部材が前記境界位置から前記閉位置に近づくに従って増大する。よって、一例としては、電磁弁は、境界位置と閉位置との間に位置することで、流路の上流と下流との間の圧力差を調整することができる。電磁弁が境界位置と閉位置との間に位置するとき、第2の部分は、連通孔の内部に位置せず、連通孔の内面によって覆われない。このため、流路から第1の部屋に流体が流入する流体は、第1の方向における第2の部分の端に衝突した場合、可動部材を開位置に向かって強く押すことなく可動部材から剥離する。従って、電磁弁は、可動部材を境界位置と閉位置との間の所望の位置に維持することができ、流路の上流と下流との間の圧力差をより正確に調整することができる。
上記電磁弁では、一例として、前記第1の部分は、前記第2の方向における当該第1の部分の端に設けられるとともに前記第2の方向に向く平面を有し、前記第1の方向における前記第2の部分の端は前記平面に接続される。よって、一例としては、流路から第1の部屋に流入する流体は、平面に衝突することでより効果的に、開位置の可動部材を当該開位置に維持するように第1の方向に押すことができる。
上記電磁弁では、一例として、前記第2の部分は、前記第1の部分に向かって先細る。よって、一例としては、可動部材が開位置に位置するときに連通孔の内部に形成される上述の空間が、第2の部分の太さが一定である場合に比べ、大きくなる。従って、流路から第1の部屋に流入する流体は、より効果的に、開位置の可動部材を当該開位置に維持するように第1の方向に押すことができる。
以上説明された少なくとも一つの実施形態に係るブレーキ制御装置は、一例として、上述の電磁弁と、前記流路から前記第1の部屋へ流体を流す液圧源と、を備える。よって、一例としては、ブレーキ制御装置は、可動部材が開位置に位置するとき、流路から第1の部屋へ流れる流体に抵抗が生じることを抑制できる。また、可動部材が閉位置の近傍に位置するとき、流路から第1の部屋へ流れる流体が可動部材を開位置へ向かって押す力を低減でき、可動部材を閉位置の近傍の所望の位置に維持することができる。
以上の説明において、抑制は、例えば、事象、作用、若しくは影響の発生を防ぐこと、又は事象、作用、若しくは影響の度合いを低減させること、として定義される。また、以上の説明において、制限は、例えば、移動若しくは回転を防ぐこと、又は移動若しくは回転を所定の範囲内で許容するとともに当該所定の範囲を超えた移動若しくは回転を防ぐこと、として定義される。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態および変形例はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態や変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各実施形態や各変形例の構成や形状は、部分的に入れ替えて実施することも可能である。
10…ブレーキ制御装置、11…マスタシリンダ(液圧源)、22…増圧制御弁(電磁弁)、25…ポンプ(液圧源)、31,301…筐体、32…可動部材、32a…端部(第2の端部)、32b…端部(第1の端部)、33…プランジャ、34…コイル、35…弾性体、57a…内面、61…入口(流路)、72…弁体(第1の端部)、76…摺動部(第1の部分)、76a…端面(平面)、77,201…小径部(第2の部分)、77a…端、D1…第1の方向、D2…第2の方向、Sv…弁体室(第1の部屋)、Sp…プランジャ室(第2の部屋)、Hc…連通孔、Pc…閉位置、Po…開位置、Pb…境界位置。
Claims (5)
- 第1の部屋と、前記第1の部屋から第1の方向に離間した第2の部屋と、前記第1の部屋と前記第2の部屋とを連通する連通孔と、前記連通孔から前記第1の方向の反対の第2の方向に離間した位置で前記第1の部屋に開口する流路と、が設けられた筐体と、
前記第1の部屋に位置する第1の端部と、前記第2の部屋に位置する第2の端部と、を有し、前記連通孔を通って前記第1の端部と前記第2の端部との間で延び、前記第1の端部が前記流路を塞ぐ閉位置と、前記流路を開放する開位置と、の間で移動可能な可動部材と、
電流を流されることで磁界を発生させるコイルと、
前記第2の部屋に位置し、前記磁界により前記可動部材を前記閉位置へ向かって押すように前記第2の方向に付勢される、プランジャと、
前記可動部材を前記開位置に向かって押す弾性体と、
を具備し、
前記可動部材は、前記開位置と前記閉位置との間で移動するときに前記連通孔の内面によってガイドされる第1の部分と、前記第1の部分と前記第1の端部との間に位置するとともに前記第1の部分よりも細い第2の部分と、を有し、
前記第1の方向における前記第2の部分の端は、前記可動部材が前記開位置に位置するときに前記連通孔の内部に位置し、前記可動部材が前記閉位置に位置するときに前記第1の部屋の内部に位置する、
電磁弁。 - 前記可動部材が前記閉位置と前記開位置との間の境界位置に位置するとき、前記第1の方向における前記第2の部分の端は、前記第1の部屋と前記連通孔との境界又は前記第1の部屋の内部に位置し、
前記流路から前記第1の部屋へ流体が流れるときの前記流路の上流と下流との間の圧力差は、前記可動部材が前記開位置と前記境界位置との間で移動する場合に一定に維持され、前記可動部材が前記境界位置から前記閉位置に近づくに従って増大する、
請求項1の電磁弁。 - 前記第1の部分は、前記第2の方向における当該第1の部分の端に設けられるとともに前記第2の方向に向く平面を有し、
前記第1の方向における前記第2の部分の端は前記平面に接続される、
請求項1の電磁弁。 - 前記第2の部分は、前記第1の部分に向かって先細る、
請求項1の電磁弁。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一つの電磁弁と、
前記流路から前記第1の部屋へ流体を流す液圧源と、
を具備するブレーキ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022157020A JP2024050264A (ja) | 2022-09-29 | 2022-09-29 | 電磁弁及びブレーキ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022157020A JP2024050264A (ja) | 2022-09-29 | 2022-09-29 | 電磁弁及びブレーキ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2024050264A true JP2024050264A (ja) | 2024-04-10 |
Family
ID=90622202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2022157020A Pending JP2024050264A (ja) | 2022-09-29 | 2022-09-29 | 電磁弁及びブレーキ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2024050264A (ja) |
-
2022
- 2022-09-29 JP JP2022157020A patent/JP2024050264A/ja active Pending
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