JP6936705B2 - 接続装置及び連結機構 - Google Patents

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Description

本発明は、管や機器等の接続対象に接続する接続装置、及び、該接続装置に係る連結機構に関する。
本発明の接続装置は、例えば、管や機器等の接続対象に接続するための継手として具現化される。そして、継手として所定の接続対象に接続するために種々の接続装置が用いられている。
例えば、特許文献1は、Cリングを介してユニオンナットが抜け止め状態で本体に回転自在に装着されるユニオン継手を開示する。以下、当該段落において、()内に特許文献1の符号を示す。ユニオン継手(A)は、合成樹脂製の通水部本体(1a)と、金属製のユニオンナット(2a)と、バネ鋼線材製のCリング(3a)と、外筒部材(4)と、筒状キャップ(5)と、止水ゴムリング(6)と、挿入ガイド(7)と、抜け止めリング(8)とを備える。通水部本体(1a)は、合成樹脂からなり、ユニオンナット(2a)の最小径部の内径より小径になっている。また、通水部本体(1a)は、ユニオンナット挿入側端部に大径部(11)を備えている。大径部(11)は、Cリング(3a)を介してユニオンナット(2a)を通水部本体(1a)から抜け止め状態になるように装着したときの内径よりほぼCリング(3a)の断面径分だけ大きな外径をしている。また、通水部本体(1a)は、大径部(11)に隣接してCリング(3a)を介してユニオンナット(2a)を通水部本体(1a)から抜け止め状態になるように装着したときの内径とほぼ同じ内径をしたCリング(3a)の嵌装部(12)が設けられている。つまり、Cリング(3a)は、嵌装部(12)に嵌まり込むように配置されている。そして、嵌装部(12)の周方向の一部には、Cリング(3a)の切れ目の両側の端面(31,32)間に入り込む突起(13)が設けられている。Cリング(3a)は、ユニオンナットを締め込んでいく際、合成樹脂からなる通水部本体(1A)自体が破壊することを防止する。さらに、Cリング(3a)は、突起(13)によってユニオンナットの回転に従って共回りをすることが抑えられることから、大径部(11)が削られることを防止する。
特開2015−129580号公報
すなわち、特許文献1のユニオン継手では、金属製のCリングを用いることによって、合成樹脂製の通水部本体が変形や破損することが防止される。しかしながら、強度を確保するためにユニオン継手にCリングを追加することは、部品点数の増加による構造の複雑化や、ユニオン継手の製造工程の煩雑化など、いくつかの欠点を有することも事実である。よって、本発明は、コネクタ部材(又はユニオンナット)と本体(又は通水部本体)の間にCリングを配置することなく、本体の強度を確保し、本体が撓んだり、破損したりすることを抑えることを課題とした。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、Cリングを組み込むことなく、コネクタ部材の締め付け時に本体の撓み及び破損を防止する接続装置、及び、該接続装置に係る連結機構を提供することにある。
請求項1に記載の接続装置は、本体、及び、接続対象に接続可能であるとともに前記本体に装着されるように構成されたコネクタ部材を備える接続装置であって、
前記本体は、前記コネクタ部材を装着するための軸方向に延びる中空筒状の接続筒部を備え、
前記接続筒部の外面には、前記接続筒部の軸方向先端から奥まった位置に被係合部が形成され、
前記コネクタ部材は、前記接続筒部に内挿される内筒部、前記接続筒部に外嵌される外筒部、前記外筒部の内周面に形成され、前記被係合部に軸方向で係合する係合部、及び、前記接続対象の被螺着部に螺着可能である螺着部を備え、
前記係合部及び前記被係合部が軸方向に係合可能な状態に配置されたときに、前記コネクタ部材の軸方向の移動が規制された状態で、前記コネクタ部材の周方向全体に亘る移動が許容され、前記コネクタ部材が前記接続筒部に対して自在に相対回転可能であることを特徴とする。
請求項2に記載の接続装置は、請求項1に記載の接続装置において、コネクタ部材を前記本体に装着する際、前記係合部が前記接続筒部の先端部を通過するときに、前記外筒部が径方向外方に撓み変形可能であり、前記係合部が前記被係合部内に配置されたときに、前記外筒部が弾性復帰することを特徴とする。
請求項3に記載の接続装置は、請求項1又は2に記載の接続装置において、前記被係合部の外径は前記接続筒部の先端部よりも小径であり、且つ、前記係合部が前記外筒部内周面に凸設されており、前記被係合部に前記係合部が収容されることにより、前記係合部が前記被係合部に対して軸方向に相対的に係止されることを特徴とする。
請求項4に記載の接続装置は、請求項1から3のいずれか一項に記載の接続装置において、前記内筒部が前記外筒部よりも軸方向において長いことを特徴とする。
請求項5に記載の接続装置は、請求項1から4のいずれか一項に記載の接続装置において、前記螺着部は、前記内筒部の内周面に形成された雌ねじ部であることを特徴とする。
請求項6に記載の接続装置は、請求項1から5のいずれか一項に記載の接続装置において、前記係合部は、前記外筒部の内周面から径方向内方に突出した係止爪であり、前記被係合部は、前記係合部を内部に配置可能な周方向に延びる環状溝であることを特徴とする。
請求項7に記載の接続装置は、請求項1から6のいずれか一項に記載の接続装置において、前記接続装置は、機器からの排水を排水管へ間接排水するために排水経路に設置される間接排水継手として構成され、
前記本体は、前記機器からの排水を流入する前記接続筒部、前記接続筒部からの排水を受ける受け部、前記受け部と連通して排水を前記排水管へ排出する排水部、及び、前記流入部と前記受け部とを連結し、側方に開口部を設けて内部に排水口空間を定める周壁部を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の接続装置は、軸方向に延びる中空筒状の接続筒部と、前記接続筒部に回転自在に装着される回転部材との連結機構であって、
前記接続筒部の外面には、前記接続筒部の軸方向先端から奥まった位置に被係合部が形成され、前記被係合部は、前記接続筒部の周方向全体に延びる環状溝からなり、
前記回転部材は、前記接続筒部に内挿される内筒部、前記接続筒部に外嵌される外筒部、及び、前記被係合部に軸方向で係合する係合部を備え、前記係合部は、前記環状溝内に配置され、周方向全体に自在に摺動可能である係止爪からなり、
前記係合部及び前記被係合部が係合することで、前記回転部材の軸方向の移動が規制された状態で、前記回転部材の周方向全体に亘る移動が許容され、前記回転部材が前記接続筒部に対して自在に相対回転可能であるように、前記回転部材が前記接続筒部に保持され、
前記内筒部が前記接続筒部の先端から内側に入り込んでいることを特徴とする。
請求項1に記載の接続装置によれば、接続筒部の被係合部内にコネクタ部材の係合部が配置され、コネクタ部材の軸方向の移動が係止され、周方向の移動が許容されることにより、コネクタ部材は本体に対して回転自在に装着されている。当該構成によって、コネクタ部材が接続対象の被螺着部に螺着して締め付けられても、接続筒部に対して径方向の力が作用することが抑えられる。さらに、コネクタ部材の内筒部が接続筒部に内挿され、外筒部が接続筒部に外嵌されている。特には、コネクタ部材の内筒部が接続筒部の内周面に対向配置され、コネクタ部材の外筒部が接続筒部の外周面に対向配置されることにより、内筒部及び外筒部で接続筒部の周壁を挟み込んでいる。すなわち、コネクタ部材の締め付け時の力や設置後に外部から何らかの力が加わったとしても、内筒部及び外筒部が協働して接続筒部の周壁を径方向から支持又は係止することによって、接続筒部の周壁の撓み変形が規制される。したがって、本発明の接続装置は、Cリングを組み込むことなく、コネクタ部材の締め付け時に合成樹脂製の本体の撓み変形や破損を防止することが可能である。
請求項2に記載の接続装置によれば、請求項1の発明の効果に加えて、コネクタ部材を接続筒部に対して軸方向に押圧することにより、外筒部のみを径方向外方に撓み変形させ、係合部を接続筒部の先端部を越えて被係合部に配置して、コネクタ部材を接続筒部に簡単に装着することができる。また、係合部が被係合部内に配置されてコネクタ部材が装着位置に到達したときに撓み変形した外筒部が弾性復帰するので、コネクタ部材が不意に接続筒部から離脱することが効果的に防止される。
請求項3に記載の接続装置によれば、請求項1又は2の発明の効果に加えて、凸状の係合部が凹状の被係合部に収容されることによって、効果的に周方向の移動を許容しつつ、軸方向の移動を規制することができる。
請求項4に記載の接続装置によれば、請求項1から3のいずれかの発明の効果に加えて、内筒部が外筒部よりも軸方向において長いことにより、接続筒部がより大きい表面積で内側から内筒部によって支持されるようになるので、本体の強度をより一層高めることができる。
請求項5に記載の接続装置によれば、請求項1から4のいずれかの発明の効果に加えて、コネクタ部材内周面に螺着部としての雌ねじ部が形成されることにより、コネクタ部材の回転操作が容易となる。
請求項6に記載の接続装置によれば、請求項1から5のいずれかの発明の効果に加えて、係合部としての突起が被係合部としての環状溝の内部に配置されることにより、係合部及び被係合部が協働して、コネクタ部材の軸方向の移動が規制され、コネクタ部材の周方向の移動が許容される。
請求項7に記載の接続装置によれば、請求項1から6のいずれかの発明の効果を間接排水継手として発揮することができる。
請求項8に記載の連結機構によれば、接続筒部の被係合部及び回転部材の係合部が軸方向において係合することにより、回転部材の軸方向の移動が係止されるとともに周方向の移動が許容されるように、回転部材は筒部に対して回転自在に装着されている。当該構成によって、回転部材の回転に従って、接続筒部に対して径方向の力が作用することが抑えられる。さらに、回転部材の内筒部が接続筒部に内挿され、外筒部が接続筒部に外嵌されている。特には、回転部材の内筒部が接続筒部の内周面に対向配置され、回転部材の外筒部が接続筒部の外周面に対向配置されることにより、内筒部及び外筒部で接続筒部の周壁を挟み込んでいる。すなわち、連結機構に外部から何らかの力が加わったとしても、内筒部及び外筒部が協働して接続筒部の周壁を径方向から支持又は係止することによって、接続筒部の周壁の撓み変形が規制される。したがって、本発明の連結機構は、Cリングを組み込むことなく、合成樹脂製の接続筒部の撓み変形や破損を防止することが可能である。
本発明に係る一実施形態の接続装置の分解斜視図。 図1の接続装置の継手本体の(a)上方から見た概略斜視図及び(b)下方から見た概略斜視図。 図2の継手本体の(a)正面図、(b)側面図、(c)平面図及び(d)底面図。 図3の継手本体の(a)A−A断面図、及び(b)B−B断面図。 図2の継手本体の分解斜視図。 図1の接続装置のコネクタ部材の(a)上方から見た概略斜視図及び(b)下方から見た概略斜視図。 図6のコネクタ部材の(a)平面図、(b)正面図、(c)側面図及び(d)底面図。 図7のコネクタ部材の(a)C−C断面図、及び(b)D−D断面図。 図1の接続装置において、コネクタ部材を接続筒部に接続する形態を示した概略断面図。 図1の接続装置のカバー体の(a)上方から見た概略斜視図及び(b)下方から見た概略斜視図。 本発明に係る一実施形態の接続装置の(a)上方から見た概略斜視図及び(b)下方から見た概略斜視図。 図11の接続装置の(a)正面図及び(b)側面図。 図12の接続装置のF−F断面図。 本発明の一実施形態の機器設置構造の概略図。 図14の機器設置構造の部分分解斜視図。 図15の機器設置構造の部分拡大断面図。 本発明に係る別実施形態(変形例)の接続装置を示す模式図。 本発明に係る別実施形態(変形例)の接続装置を示す模式図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照する各図の形状は、好適な形状寸法を説明する上での概念図又は概略図であり、寸法比率等は実際の寸法比率とは必ずしも一致しない。つまり、本発明は、図面における寸法比率に限定されるものではない。
本発明の接続装置は、本実施形態において、機器及び排水管に接続する間接排水継手として具現化される。すなわち、接続装置100は、潜熱回収型ガス給湯器である機器11のドレン排水用の排出部としての雄ねじ部12に直接的又は間接的に接続され、機器11から発生したドレン排水を排水管15に間接排水することに用いられる。ガス給湯器などの機器では、従来よりも熱効率を向上させる仕組みにより、ガス燃焼由来の凝縮水であるドレン排水が発生する。このようなドレン排水は、環境への悪影響を考慮して、定められた排水設備に間接排水されるように規制されている。この間接排水とは、衛生上問題などにより、排水の逆流を防止すべく排水経路を一旦大気中に開放し、その後、排水経路に沿って排水設備に排水するものである。なお、本実施形態の説明は、本発明の例示を目的とするものであり、本発明の接続装置の技術的構成及び技術的思想が間接排水継手の用途以外の任意の用途に使用され得ることは云うまでもない。
図1は、本実施形態の接続装置100の分解斜視図である。図1に示すとおり、接続装置100は、間接排水継手として構成された継手本体110と、該継手本体110の内部への異物侵入を規制すべく該継手本体110に装着されたカバー体120と、継手本体110に装着されるとともに機器11の雄ねじ部12に接続されるコネクタ部材130とを備える。
まず、図2乃至図5を参照して、本施形態の継手本体110の構成を説明する。図2(a),(b)は、継手本体110の概略斜視図である。図3(a)〜(d)は、継手本体110の正面図、側面図、平面図及び底面図である。図4(a),(b)は、継手本体110のA−A断面図及びB−B断面図である。図5は、継手本体110の分解斜視図である。
本実施形態の継手本体110は、軸方向に延伸する中空の筒状体である。継手本体110は、撓み変形し得る合成樹脂製である。図2に示すとおり、継手本体110は、機器11に直接的又は間接的に接続されて排水を流入する接続筒部111と、該接続筒部111と連通する流水筒部112と、該流水筒部112を包囲するとともに接続筒部111下端に連結された周壁部113と、該周壁部113の下端に連結されて該流水筒部112から流出した排水を受ける受け部116と、該受け部116と連通し、排水を排水管15へ排出するための排水部117とを備えてなる。これら接続筒部111、流水筒部112、受け部116及び排水部117は互いに同心円状に配置されている。
接続筒部111は、図4に示すように、軸方向に延びる中空の円筒形状を有している。接続筒部111の先端(上端)には、機器11からの排水を流入する流入口としての上流側接続口111aが形成され、該上流側接続口111aに対して機器11の雄ねじ部12が直接的又は間接的に接続される。本実施形態では、上流側接続口111aが雄ねじ部12下端の排出口に連通する。当該上流側接続口111aの大きさは接続先の対象に応じて任意に定められる。さらに、接続筒部111の先端部において、上流側接続口111aから軸方向に奥まった位置には、周方向全体に延びる環状溝111bが凹設されている。換言すると、環状溝111bの外径は、該環状溝111bよりも先端側に位置する部位(接続筒部111の先端部)よりも小径である。該環状溝111bは、後述するコネクタ部材130の係合部としての係止爪135が軸方向で係合する被係合部として機能する。つまり、環状溝111bの軸方向の幅は、係止爪135を配置可能に構成されている。また、接続筒部111の下端側には、円環状のフランジ111dが張り出し形成されている。該フランジ111d下面から周壁部113が下方に延伸している。
流水筒部112は、接続筒部111の下端側に一体的に連設された直状の円筒体である。該流水筒部112は、円筒状の接続筒部111下端から縮径して下方に延伸している。流水筒部112の上端には、円形状の通水口112aが開口しており、接続筒部111の上流側接続口111aと連通している。該流水筒部112の下端には、上流側接続口111aからの排水を通水口112aを介して下方に流出させる流出口112bが開口している。該流出口112bは、半径r1を有する円形状を有する。また、流水筒部112は周壁部113内部で受け部116に近接するように所定の長さで延伸している。換言すると、流水筒部112下端の流出口112bは、受け部116から所定距離で離隔している。さらに、流水筒部112の内周面には、軸方向に延びる複数の凹条112cが凹設されている。この複数の凹条112cは、下端側で開放されており、排水が流出口112bから径方向外側に飛び散らないように流れ落ちることをガイドするように機能する。
周壁部113は、軸方向に延伸する円筒状に形成され、接続筒部111下部と受け部116上部とを連結する。より具体的には、接続筒部111のフランジ111d下面から下方に延在し、受け部116の受け口116a縁端面に一体的に連結されている。周壁部113の側方には、排水経路を大気中に開放すべく複数(本実施形態では2つ)の開口部114が穿設されている。これにより、周壁部113の内方に排水口空間115が定められている。そして、流水筒部112が周壁部113に内挿されるように排水口空間115内部で軸方向に延伸している。開口部114は、正面及び背面の両方に矩形状に形成されており、周壁部113をその上端から下端まで切り欠いている。つまり、開口部114は、流水筒部112基端(もしくは接続筒部111下端)から受け部116上端まで開口している。これにより、開口部114が受け口116aから流出口112bよりも上方にかけて開口して、該開口部114から流出口112bとともに流水筒部112の外側面の少なくとも一部が側方に露出する。
受け部116は、周壁部113の下方に配置され、流出口112bからの排水を受けるようにカップ状に構成されている。より具体的には、受け部116は、上側が短筒状に形成され、下側がテーパー状に縮径している。そして、受け部116上端には、上方に円形状に開口した受け口116aが設けられている。該受け口116aの内径は流出口112bの内径よりも大きい。また、受け口116aと流出口112bとが所定距離で離隔している。なお、周壁部113と受け部116とが一体的に連設されているため、両者の境界を適宜解釈可能であるが、本実施形態では、開口部114の下側の端縁を受け部116の受け口116aの周縁として定めた。
排水部117は、受け部116のテーパー部分の下端に一体的に連設されている。該排水部117は、受け部116と連通しており、受け部116から流入した排水を該継手本体110から排水設備へと排出するように機能する。排水部117は、受け部116よりも縮径した円筒体であり、その下端に下流側接続口117aを有する。該下流側接続口117aを介して、当該継手本体110が排水管15の接続口に接続される。
図5に示すとおり、該継手本体110は、上側部材110aと下側部材110bとが接合することにより構成される。上側部材110aには、接続筒部111及びフランジ111dが一体形成されている。下側部材110bには、周壁部113、受け部116及び排水部117が一体形成されている。上側部材110aの接続筒部111下端近傍の爪111eが周壁部113上端近傍に穿設された係合孔113aに係合するとともに、周壁部113の上端縁がフランジ111d下面に当接することにより、上側部材110a及び下側部材110bが接合される。これら部材は、嵌合によって結合されてもよく、あるいは、接着剤等で一体的に接着されてもよい。つまり、継手本体110は、一体で構成可能であるため、簡易な構成を有している。
本実施形態では、継手本体110は合成樹脂から成形されることにより作製された。しかしながら、本発明はこれに限定されず、継手本体を金属やガラス等の他の素材で形成してもよい。また、本実施形態では、別体としての上側部材110aと下側部材110bとを組み合わせてなるが、継手本体全体を一体成形してもよい。
次に、図6乃至図8を参照して、本実施形態のコネクタ部材130の構成を説明する。図6(a),(b)は、コネクタ部材130の概略斜視図である。図7(a)〜(d)は、コネクタ部材130の平面図、正面図、側面図及び底面図である。図8は、コネクタ部材130のC−C断面図及びD−D断面図である。
コネクタ部材130は、図6乃至図9に示すとおり、軸方向に延びる中空筒状の内筒部131、該内筒部131の径方向外側で軸方向に延びる外筒部132と、上面で内筒部131及び外筒部132を連結する上壁部133とを備える。コネクタ部材130は、合成樹脂からなり、径方向に撓むように弾性変形可能である。内筒部131は、円筒形状を有し、軸方向両側に開口している。外筒部132は、外面に多角面及び内面に円周面を有し、軸方向下方側のみに開口している。つまり、内筒部131と外筒部132との間で、上壁部133と対向する側が開口している。そして、内筒部131の方が外筒部132よりも軸方向に長尺である。また、内筒部131が接続筒部111に内挿されるとともに、外筒部132が接続筒部111に外嵌されるように構成されている。つまり、内筒部131の外径が接続筒部111の先端部内径よりも小さく、且つ、外筒部132の内径が接続筒部111の先端部外径よりも大きい。これらの径の差は、コネクタ部材130と接続筒部111との間のがたつきを抑えるべく僅かである方が好ましい。さらに、内筒部131の内周面には、雌ねじ部134が形成されている。螺着部としての雌ねじ部134は、被螺着部としての機器11の雄ねじ部12に螺合するものである。なお、本実施形態では、螺着部としての雌ねじ部134は、内筒部131の開口端から途中まで形成されたものであるが、内筒部131の軸方向全体にわたって雌ねじが形成されてもよく、内筒部131の中央のみに形成されてもよい。つまり、本発明において、雌ねじ部の位置はコネクタ部材の任意に位置に定められる。
また、図8(a)、(b)に示すように、コネクタ部材130の外筒部132の内周面には、係合部としての係止爪135が径方向内側に突出形成されている。本実施形態では、2つの係止爪135が対向配置されている。各係止爪135の上方には、矩形状に切り欠かれた窓部136が穿設されている。窓部136を介して外部から接続筒部111の外周面を確認可能である。係止爪135は、コネクタ部材130が接続筒部111に対して装着される軸方向一方(装着方向)の移動を許容するが、係止爪135が環状溝111bに配置された状態で軸方向他方(離脱方向)の移動を規制するように構成されている。具体的には、係止爪135は、下側に傾斜したガイド面135aを有し、上側に垂直な係止面135bを有している。
図9を参照して、コネクタ部材130を接続筒部111に装着する際の形態を説明する。図9(a)に示すように、装着において、コネクタ部材130が接続筒部111に対して軸方向下側に押圧されると、係止爪135が接続筒部111先端部(環状溝111bよりも先端部分)を通過するときに、係止爪135が接続筒部111先端縁に当接して、外筒部132のみが径方向外側に撓み変形する。このとき、傾斜するガイド面135aが接続筒部111先端縁に当接することで、外筒部132の径方向外側に撓み変形がガイドされる。また、内筒部131外面が接続筒部111内面に対向配置されていることから、内筒部131が径方向外側に弾性的に撓み変形することが規制されている。そして、図9(b)に示すように、係止爪135が撓み変形した状態でさらに軸方向下側に押圧されると、係止爪135が接続筒部111先端部を乗り越えて、環状溝111bに進入する。環状溝111bに係止爪135が到達すると同時に、係止爪135が原形に弾性復帰し、環状溝111b内部に配置される。
次に、図10を参照して、本実施形態のカバー体120の構成を説明する。図10(a),(b)は、カバー体120の概略斜視図である。
図10に示すとおり、カバー体120は、透明又は半透明な合成樹脂からなり、平面(横断面)視C字形状を有する肉薄の筒状に形成されている。換言すると、カバー体120は、その両端が近接するまで円弧を描きつつ湾曲する肉薄の帯状体である。該肉薄の帯状体が板バネのように弾性変形可能である。カバー体120は、軸方向に沿って切断された略円筒状の壁部121から構成されている。この壁部121は、継手本体110の周壁部113に対応する形状を有している。より具体的には、壁部121の高さが周壁部113の高さとほぼ一致し、且つ、壁部121の内径が周壁部113の外径とほぼ一致する。つまり、カバー体120は、継手本体110の周壁部113に嵌着可能な形状で構成されている。
また、カバー体120の壁部121には、所定の大きさの透孔領域を形成すべく、所定領域に延在するルーバー部122が設けられている。該ルーバー部122は、平面に展開された状態では矩形状であり、上下に並設された複数の羽根からなる。また、該ルーバー部122は、該壁部121の2箇所で互いに略対向する位置に形成されている。そして、該ルーバー部122の位置は、周壁部113の開口部114の位置に対応し、尚且つ、ルーバー部122の高さ及び幅は、開口部114の高さ及び幅に対応している。すなわち、図1及び図2に示したように、カバー体120が継手本体110に装着された状態で、各ルーバー部122が各開口部114全体を覆うことができるように構成されている。
さらに、カバー体120の壁部121の(軸方向に亘る)切れ目は、着脱開口125として定められる。すなわち、該着脱開口125は、カバー体120の周方向で分断されて側方に開放している。換言すると、壁部121の周方向の一部が切断(又は分断)されている。カバー体120の原形態において、着脱開口125の開口幅は、継手本体110の周壁部113の外径よりも小さい。そして、カバー体120の壁部121が弾性変形することにより、着脱開口125が拡開可能である。この着脱開口125は、少なくとも周壁部113を側方から受け入れ可能な幅まで拡開可能である。換言すると、拡開状態の着脱開口125の開口幅は、継手本体110の周壁部113の外径よりも大きい。すなわち、カバー体120は、その弾性により、周壁部113に対して側方から着脱自在である
続いて、図11乃至図13を参照して、コネクタ部材130を継手本体110に装着した接続装置100について説明する。図11(a),(b)は、該接続装置100の概略斜視図である。図12(a),(b)は、該接続装置100の正面図及び側面図である。図13は、該接続装置100のF−F断面図である。
コネクタ部材130は、継手本体110の接続筒部111先端部に回転可能に装着されている。そして、コネクタ部材130の内筒部131の上流側開口が継手本体110の内部空間と連通している。コネクタ部材130が接続筒部111に装着された状態において、係合部(係合爪135)及び被係合部(環状溝111b)が協働することにより、コネクタ部材130の軸方向の移動が規制され、且つ、コネクタ部材130の周方向の移動が許容されている。特には、コネクタ部材130が軸方向下方(装着方向)に移動しようとすると、上壁部133が接続筒部111の先端縁に係止される。他方、コネクタ部材130が軸方向上方(離脱方向)に移動しようとすると、係止爪135の係止面135bが環状溝111bの上側の壁面に係止される。その結果、係止爪135が環状溝111b内に維持され、コネクタ部材130の継手本体110に対する軸方向上下への相対移動が規制される。これに対し、係止爪135が環状溝111b内で周方向に自在に摺動可能であることから、コネクタ部材130は継手本体110に対して自在に相対回転可能である。コネクタ部材130の回転操作によって、雌ねじ部134を接続対象の1つである雄ねじ部12に対して自在に螺着又は螺脱することができる。
また、図13に示すように、コネクタ部材130の内筒部131が接続筒部111の先端の開口から内側に入り込み、外筒部132が接続筒部111の外側に位置している。つまり、内筒部131が接続筒部111の内周面に対向配置され、外筒部132が接続筒部111の外周面に対向配置されている。さらに、内筒部131が外筒部132よりも接続筒部111の深部まで延伸している。当該構成では、接続筒部111及びコネクタ部材130は、係止爪135が環状溝111b内に配置され、径方向において互いに作用することなく保持されている。それ故、各々に付加される径方向の力が互いに影響し合うことがほとんどない。具体的には、コネクタ部材130が接続対象の雄ねじ部12(被螺着部)に螺着して締め付けられても、互いに独立した部材であることから、接続筒部111に対して径方向の力が作用することが抑えられる。さらに、内筒部131及び外筒部132が接続筒部130の周壁の内周面及び外周面にそれぞれ近接又は摺接して対向配置されている。これにより、外部から外筒部132に径方向の何らかの力が加わった場合、外筒部132が径方向に撓み変形して歪んだとしても、接続筒部111及び内筒部131が互いに係合することで、接続筒部111及び内筒部131が撓み変形することが防止される。そして、内筒部131が外筒部132よりも接続筒部111の奥に延びていることにより、内筒部131と接続筒部111周壁との係合可能な面積が大きくなり、より強固に接続筒部111の変形が抑えられる。他方、内部から内筒部131に径方向の何らかの力が加わった場合、接続筒部111及び外筒部132が互いに係合することで、接続筒部111及び外筒部132が撓み変形することが防止される。すなわち、コネクタ部材130が継手本体100に装着された接続装置100において、内筒部131及び外筒部132が協働して接続筒部111の周壁を径方向から支持又は係止することによって、接続筒部111の周壁の撓み変形が抑えられている。なお、本発明の連結機構は、上記説明した、軸方向に延びる中空筒状の接続筒部111と、接続筒部111に回転自在に装着される回転部材としてのコネクタ部材130とを連結する機構である。
続いて、図14乃至図16を参照して、本実施形態の接続装置100を介して機器11からのドレン排水を排水管15に間接排水するための機器設置構造10の構成を説明する。該第1の機器設置構造10では、接続装置100のコネクタ部材130が選択的に継手本体100に装着されている。図14は、該機器設置構造10を模式的に示す全体図である。図15は、該機器設置構造10の分解斜視図である。図16は、該機器設置構造10の部分断面図である。
機器設置構造10は、機器11、該機器11に上流で接続された接続装置100、及び、該接続装置100の下流で接続された排水管15を備えてなる。図14に示すように、機器設置構造10では、建造物の壁面に機器11が固定されている。この機器11の下面からドレン排水を排出するための筒状の排出部として雄ねじ部12が延び出ている(図15参照)。雄ねじ部12は、下方に開口した排出口を有する。そして、該機器11の下流に排水管15が設置されている。該排水管15は、機器11の下方で縦横に延びる副排水管と、該副排水管からの排水が流れ込み排水設備へと排水する上下に延びる主排水管とから構成されている。すなわち、該機器設置構造10において、機器11と排水管15との間で上流から下流へとドレン排水を間接排水するための排水経路が形成されている。
図15に示すように、接続装置100に装着されたコネクタ部材130が該雄ねじ部12に螺着され、コネクタ部材130を介して機器11の雄ねじ部12に継手本体110が接続される。すなわち、コネクタ部材130の雌ねじ部134の先端を雄ねじ部12の先端に宛がって、コネクタ部材130の外筒部132外周面を操作してコネクタ部材130を継手本体110に対して相対的に回転させることによって、雌ねじ部134及び雄ねじ部12が螺合する。そして、上壁部133上面が機器11の下面に圧接するまで締め付けられる。接続装置100の構造上、締め付けの際、継手本体110に径方向の力がかかることはない。また、接続装置100が機器11に連結された状態で、継手本体110がコネクタ部材130(又は機器11)に対して自在に回転可能であることから、その向きを任意に変更することができる。これにより、ルーバー部122を正面に配置させる等、メンテナンス性の向上を図ることができる。
図16に示すように、コネクタ部材130の雌ねじ部134及び機器11の雄ねじ部12が強固に螺合している。これにより、継手本体110の上流側接続口111aと機器11の排出口とが連通し、接続筒部111が排水を流入可能に機器11の雄ねじ部12に接続されている。そして、継手本体110の2つの開口部114が正面及び背面に開口し、該開口部114を介して排水経路が外部空間に開放されている。このとき、流水筒部112が排水口空間115内で受け口116aに向けて延伸し、流出口112bと受け口116aとが互いに近接した距離で離隔し、開口部114から流出口112bが露出している。換言すると、開口部114が流出口112bと受け口116aとの間で開口している。また、継手本体110の周壁部113外面にカバー体120の壁部121内面が当接するようにカバー体120が継手本体110に装着されている。
そして、その下流で継手本体110が排水管15に接続されている。より詳細には、図16に示すように、排水部117の下方に延びる下流側接続口117aに排水管15の副排水管が内挿されて互いに接続されている。したがって、本機器設置構造10では、継手本体110を介して、機器11から発生したドレン排水が排水管15(排水設備)へと間接排水される。
該機器設置構造10において、逆流した排水が排出部107を介して上流に上昇した場合、受け部116が排水で一杯となって受け口116aから開口部114を介して排水が外に溢れ出る。このとき、開口部114を覆うルーバー部122の透孔124を介して逆流した排水が外に吐出される。逆流する排水の水圧の大きさに応じて、最下段の透孔124から順に排水が通過する。水圧が比較的弱い逆流排水の場合、最下段の透孔124から全ての排水が吐出され得る。このような場合、最下段の透孔124の下縁と受け口114の開口縁とが同じ高さにあり、且つ、透孔124が開口部114の幅全体に亘って延びていることから、カバー体120に起因する吐水量の低下が起こらない。他方、水圧が比較的強い逆流排水の場合、水位が最下段の透孔124を超えて上昇するが、下から複数段の透孔124を介して排水が吐出され得る。これら透孔124は、開口部114の高さ方向全体に亘って並設されているので、所望の吐水量が十分に維持されている。
以下、本発明に係る一実施形態の接続装置100における作用効果について説明する。本実施形態では、接続筒部111の環状溝111b(被係合部)内にコネクタ部材130の係止爪135(係合部)が配置され、コネクタ部材130の軸方向の移動が係止され、周方向の移動が許容されることにより、コネクタ部材130は継手本体110に対して回転自在に装着されている。当該構成によって、コネクタ部材130が接続対象である雄ねじ部12(被螺着部)に螺着して締め付けられても、接続筒部111にコネクタ部材130から径方向の力が作用することが抑えられる。さらに、コネクタ部材130の内筒部131が接続筒部111に内挿され、外筒部132が接続筒部111に外嵌されている。特には、コネクタ部材130の内筒部131が接続筒部111の内周面に対向配置され、コネクタ部材130の外筒部132が接続筒部111の外周面に対向配置されることにより、内筒部131及び外筒部132で接続筒部111の周壁を挟み込んでいる。すなわち、コネクタ部材13の締め付け時の力や設置後に外部から何らかの力が加わったとしても、内筒部131及び外筒部132が協働して接続筒部111の周壁を径方向から支持又は係止することによって、接続筒部111の周壁の撓み変形が規制される。したがって、本発明の接続装置は、Cリングを組み込むことなく、コネクタ部材130の締め付け時に合成樹脂製の継手本体110の撓み変形や破損を防止することが可能である。
[変形例]
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の実施形態や変形例を取り得る。以下、本発明の複数の変形例を説明する。各実施形態において、下二桁が共通する構成要素は、特定のない限り、同一又は類似の特徴を有し、その説明を一部省略する。
(1)本発明の接続装置は上記実施形態に限定されない。図17の接続装置200では、コネクタ部材230は、機器21(第2の接続対象部材)の雌ねじ部22(被螺着部)に螺合可能である雄ねじ部134(螺着部)を外筒部132の外面に有している。すなわち、上記実施形態に対して、雌ねじと雄ねじの関係が逆であってもよく、本変形例は、上記実施形態と同様の作用効果を発揮し得る。
(2)本発明の接続装置は上記実施形態に限定されない。図18の接続装置300では、接続筒部311の外面に被係合部として係止爪311bが形成され、コネクタ部材330の外筒部332の内面に係合部として環状溝335が形成されている。すなわち、上記実施形態に対して、係止爪と環状溝の関係が逆であってもよく、本変形例は、上記実施形態と同様の作用効果を発揮し得る。また、係合部及び被係合部は、上記実施形態のような爪及び溝の形態でもよく、互いに軸方向に係止可能であれば、その形状寸法を問わない。例えば、係合部は、単なる凸部であってもよい。また、被係合部は、凹部や段部であってもよい。
(3)上記実施形態の接続装置の継手本体は、軸方向に延びる円筒状に構成されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、継手本体は、断面多角形状や長円もしくは楕円形状であってもよい。
(4)上記実施形態の接続装置の継手本体は、各部位が軸方向に直線状に構成されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、流入部及び排水部が接続する機器又は排水管の位置に応じて屈折又は屈曲していてもよい。
(6)上記実施形態の接続装置では、コネクタ部材の螺着部は内筒部内面又は外筒部外面に形成されているが、螺着部はコネクタ部材の任意の他の箇所に形成されてもよく、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、内筒部及び外筒部と独立して、上壁部から軸方向に突出した筒部の内面又は外面に雌ねじ又は雄ねじが形成されてもよい。
本発明は上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限りにおいて種々の態様で実施しうるものである。
10 機器設置構造
11 機器(接続対象)
12 雄ねじ部(被螺着部)
13 継手
15 排水管
100 接続装置
110 継手本体(本体)
111 接続筒部
111a 上流側接続口
111b 環状溝(被係合部)
111c 接着面
111d フランジ
112 流水筒部
112a 通水口
112b 流出口
112c 凹条
113 周壁部
113a 係合孔
114 開口部
115 排水口空間
116 受け部
116a 受け口
117 排水部
117a 下流側接続口
120 カバー体
121 壁部
122 ルーバー部
123 羽根部
124 透孔
125 着脱開口
130 コネクタ部材
131 内筒部
132 外筒部
133 上壁部
134 雌ねじ部(螺着部)
135 係止爪(係合部)
135a ガイド面
135b 係止面
136 窓部

Claims (8)

  1. 本体、及び、接続対象に接続可能であるとともに前記本体に装着されるように構成されたコネクタ部材を備える接続装置であって、
    前記本体は、前記コネクタ部材を装着するための軸方向に延びる中空筒状の接続筒部を備え、
    前記接続筒部の外面には、前記接続筒部の軸方向先端から奥まった位置に被係合部が形成され、
    前記コネクタ部材は、前記接続筒部に内挿される内筒部、前記接続筒部に外嵌される外筒部、前記外筒部の内周面に形成され、前記被係合部に軸方向で係合する係合部、及び、前記接続対象の被螺着部に螺着可能である螺着部を備え、
    前記係合部及び前記被係合部が軸方向に係合可能な状態に配置されたときに、前記コネクタ部材の軸方向の移動が規制された状態で、前記コネクタ部材の周方向全体に亘る移動が許容され、前記コネクタ部材が前記接続筒部に対して自在に相対回転可能であることを特徴とする接続装置。
  2. コネクタ部材を前記本体に装着する際、前記係合部が前記接続筒部の先端部を通過するときに、前記外筒部が径方向外方に撓み変形可能であり、前記係合部が前記被係合部内に配置されたときに、前記外筒部が弾性復帰することを特徴とする請求項1に記載の接続装置。
  3. 前記被係合部の外径は前記接続筒部の先端部よりも小径であり、且つ、前記係合部が前記外筒部内周面に凸設されており、前記被係合部に前記係合部が収容されることにより、前記係合部が前記被係合部に対して軸方向に相対的に係止されることを特徴とする請求項1又は2に記載の接続装置。
  4. 前記内筒部が前記外筒部よりも軸方向において長いことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の接続装置。
  5. 前記螺着部は、前記内筒部の内周面に形成された雌ねじ部であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の接続装置。
  6. 前記係合部は、前記外筒部の内周面から径方向内方に突出した係止爪であり、前記被係合部は、前記係合部を内部に配置可能な周方向に延びる環状溝であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の接続装置。
  7. 前記接続装置は、機器からの排水を排水管へ間接排水するために排水経路に設置される間接排水継手として構成され、
    前記本体は、前記機器からの排水を流入する前記接続筒部、前記接続筒部からの排水を受ける受け部、前記受け部と連通して排水を前記排水管へ排出する排水部、及び、前記流入部と前記受け部とを連結し、側方に開口部を設けて内部に排水口空間を定める周壁部を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の接続装置。
  8. 軸方向に延びる中空筒状の接続筒部と、前記接続筒部に回転自在に装着される回転部材との連結機構であって、
    前記接続筒部の外面には、前記接続筒部の軸方向先端から奥まった位置に被係合部が形成され、前記被係合部は、前記接続筒部の周方向全体に延びる環状溝からなり、
    前記回転部材は、前記接続筒部に内挿される内筒部、前記接続筒部に外嵌される外筒部、及び、前記被係合部に軸方向で係合する係合部を備え、前記係合部は、前記環状溝内に配置され、周方向全体に自在に摺動可能である係止爪からなり、
    前記係合部及び前記被係合部が係合することで、前記回転部材の軸方向の移動が規制された状態で、前記回転部材の周方向全体に亘る移動が許容され、前記回転部材が前記接続筒部に対して自在に相対回転可能であるように、前記回転部材が前記接続筒部に保持され、
    前記内筒部が前記接続筒部の先端から内側に入り込んでいることを特徴とする連結機構。
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