JP6936562B2 - 解体装置 - Google Patents
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Description
また、解体対象物の大きさによって、各作業に対応するアタッチメントが異なることがある。
また、多くのアタッチメントを使用することにより、アタッチメントの管理に手間や費用がかかる問題がある。
また、作業ごとに異なる解体装置を使用する場合と比べて、解体装置の数を少なくすることができるため、解体装置の管理を容易に行うことができる。
このような構成とすることにより、第1破砕部で比較的小さい解体対象物を掴んだり破砕したりすることができ、第2破砕部で比較的大きい解体対象物を掴んだり破砕したりすることができる。そして、異なる大きさの解体対象物にも同一の解体装置で対応することができ、解体対象物の大きさ毎に解体重機に解体装置を付け替える必要がないため、解体作業を容易に行うことができる。
また、本発明に係る解体装置では、前記第2破砕部は、前記一対のアームの互いに対向する面にそれぞれ形成されて、前記一対のアームが最も近接した状態において前記第1破砕部よりも互いに離間する位置に設けられていて、互いに嵌合することがない第2破砕部凹凸部を有している。
このような構成とすることにより、一対のアームの先端部側を利用することで、狭隘部における作業を行うことができるため、狭隘部であっても解体装置を交換せずに作業を行うことができる。
図1および図2に示すように、本実施形態による解体装置1は、構造物や機械の解体の際に、クレーンや油圧ショベルなどの解体重機11の作業アーム111に取り付けられて使用されている。
解体装置1は、解体重機11の作業アーム111の先端に取り付けられる取付部2と、それぞれ取付部2に回動可能に支持された第1アーム3および第2アーム4と、第1アーム3および第2アーム4をそれぞれ回動させる回動機構5と、を有している。
アーム支持部22には、第1アーム3の回動中心となる第1回動軸部24と、第2アーム4の回動中心となる第2回動軸部25と、が設けられている。第1回動軸部24と第2回動軸部25とは、それぞれの軸線が平行となる向きで、それぞれの軸線に直交する方向に間隔をあけて配置されている。
ここで、第1回動軸部24および第2回動軸部25の軸線が延びる方向を回動軸線方向とし、これらの軸線に直交する方向を回動軸線直交方向とする。
第1アーム3における第2アーム4と対向する端面を第1アーム対向端面31(図1参照)とし、第2アーム4における第1アーム3と対向する側の端面を第2アーム対向端面41(図1参照)とする。
また、第1アーム3および第2アーム4のそれぞれ第1回動軸部24および第2回動軸部25に支持されている側の端部を基端部3a,4aとし、第1回動軸部24および第2回動軸部25と離間する側の端部を先端部3b,4bとする。第1アーム3および第2アーム4において、基端部3a,4aと先端部3b,4bとを結ぶ方向を長さ方向とする。
第1アーム3および第2アーム4は、それぞれ長さ方向に長い形状に形成されていて、基端部3a,4a側から先端部3b,4b側に向かって断面形状が漸次小さくなるように形成されている。
本実施形態では、第1アーム3と第2アーム4とは、回動リンクによって互いに異なる方向に回動し、回動することで互いに近接または離間するように構成されている。
第1アーム3および第2アーム4が互いに離間している状態を開状態とし、互いに近接している状態を閉状態とする。
第1切断刃61および第2切断刃62は、第1アーム3および第2アーム4が閉状態となると互いに当接し、第1切断刃61と第2切断刃62との間の解体対象物12を切断可能に構成されている。
第1弾性体71は、第1切断刃61よりも先端部3b,4b側において第1アーム3の回動軸線方向の一方側に配置されている。第2弾性体72は、第2切断刃62よりも先端部3b,4bにおいて第2アーム4の回動軸線方向の一方側に配置されている。第1弾性体71および第2弾性体72は、第1アーム3および第2アーム4が閉状態となると当接する位置に配置されている。
図3に示すように、第1アーム3および第2アーム4が閉状態となると第1弾性体71と第2弾性体72との間の解体対象物12を挟持して把持可能に構成されている。
第1凹凸部81と第2凹凸部82とは、第1アーム3および第2アーム4が閉状態となると互いに嵌合し、第1凹凸部81と第2凹凸部82との間の解体対象物12を破砕可能に構成されている。
なお、図4に示すように、第1凹凸部81および第2凹凸部82は、第1アーム3および第2アーム4が互いに近接すると、第1凹凸部81と第2凹凸部82との間の解体対象物12を挟んで掴むことができるように構成されている。
第3凹凸部91と第4凹凸部92とは、第1アーム3および第2アーム4が閉状態となっても嵌合せずに離間するように構成されている。ここで、第1アーム3および第2アーム4が閉状態となった際の第1アーム3と第2アーム4との間隔を凹凸部間隔93とする。
なお、図5に示すように、解体対象物12が凹凸部間隔93よりも大きい場合には、第1アーム3および第2アーム4を互いに近接させると、第3凹凸部91および第4凹凸部92は、解体対象物12を挟んで掴むことができるように構成されている。
また、解体対象物12の大きさや形状によっては、第1破砕部8および第2破砕部9の両方で解体対象物12を破砕したり掴んだりすることが可能に構成されている。
鉄筋などの解体対象物12を切断する場合は、第1切断刃61と第2切断刃62との間に解体対象物12を挟み、第1アーム3および第2アーム4を閉状態にして第1切断刃61と第2切断刃62とを近接させ、解体対象物12を切断する。
鉄筋などの解体対象物12を把持する場合は、第1弾性体71と第2弾性体72とで解体対象物12を挟み、第1アーム3および第2アーム4を閉状態に近づけて第1弾性体71と第2弾性体72とで解体対象物12を挟持する。
また、第1凹凸部81と第2凹凸部82とで掴んだ解体対象物12を破砕する場合は、第1アーム3および第2アーム4を閉状態とし、第1凹凸部81と第2凹凸部82とで解体対象物12を潰すようにして破砕する。
また、第3凹凸部91と第4凹凸部92とで掴んだ解体対象物12を破砕する場合は、第1アーム3および第2アーム4を閉状態とし、第3凹凸部91と第4凹凸部92とで解体対象物12を潰すようにして破砕する。
上述した本実施形態による解体装置1では、第1アーム3および第2アーム4は切断部6、把持部7、第1破砕部8および第2破砕部9を有していることにより、同一の解体装置1で切断、把持、破砕、掴みなどの複数の作業を行うことができる。これにより、解体重機11に解体装置1を付け替える必要がないため、解体作業を容易に行うことができる。
また、作業ごとに異なる解体装置1を使用する場合と比べて、解体装置1の数を少なくすることができるため、解体装置1の管理を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、切断部6が第1アーム3および第2アーム4の基端部3a,4a近傍に設けられていることにより、切断部6が第1アーム3および第2アーム4の先端部3b,4b近傍に設けられている場合と比べて、解体対象物12を切断する際に第1切断刃61および第2切断刃62から解体対象物12に力が作用しやすいため、解体対象物12を確実に切断することができる。
例えば、上記の実施形態では、解体対象物12を破砕する破砕部として、第1破砕部8と第2破砕部9とが設けられているが、いずれか一方のみが設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、第1アーム3および第2アーム4は、基端部3a,4aから先端部3b,4bに向かって漸次断面形状が小さくなるように形成されているが、このように形成されていなくてもよい。例えば、第1アーム3および第2アーム4は、先端部3b,4bの近傍のみが他の部分よりも断面形状が小さくなるように形成されていてもよい。
2 取付部
3 第1アーム(アーム)
3a 基端部
3b 先端部
4 第2アーム(アーム)
4a 基端部
4b 先端部
5 回動機構
6 切断部
7 把持部
8 第1破砕部(破砕部)
9 第2破砕部(破砕部)
11 解体重機
12 解体対象物
24 第1回動軸部(回動軸部)
25 第2回動軸部(回動軸部)
81 第1凹凸部(第1破砕部凹凸部)
82 第2凹凸部(第1破砕部凹凸部)
91 第3凹凸部(第2破砕部凹凸部)
92 第4凹凸部(第2破砕部凹凸部)
111 作業アーム
Claims (2)
- 解体重機の作業アームに取り付けられる取付部と、
該取付部に設けられた回動軸部に対して回動可能に支持され、回動して互いに近接すると解体対象物を挟み込むことが可能な一対のアームと、を有し、
該一対のアームは、前記解体対象物を挟み込んで切断する切断部と、
前記解体対象物を挟み込んで把持する把持部と、
前記解体対象物を挟み込んで掴み破砕可能な破砕部と、を有し、
前記破砕部は、前記一対のアームにおける前記回動軸部と離間する先端部の近傍に形成された第1破砕部と、
前記一対のアームにおける前記第1破砕部よりも前記回動軸部に近接する側に形成された第2破砕部と、を有し、
前記第1破砕部は、前記一対のアームの互いに対向する面にそれぞれ形成されて、前記一対のアームが最も近接すると互いに嵌合する第1破砕部凹凸部を有し、
前記第2破砕部は、前記一対のアームの互いに対向する面にそれぞれ形成されて、前記一対のアームが最も近接した状態において前記第1破砕部よりも互いに離間する位置に設けられていて、互いに嵌合することがない第2破砕部凹凸部を有し、
前記一対のアームのうちの一方のアームに形成された前記第2破砕部凹凸部および他方のアームに形成された前記第2破砕部凹凸部は、それぞれ前記アームが延びる方向の中間部が互いに離間する方向に突出する湾曲線に沿うように形成されていることを特徴とする解体装置。 - 前記一対のアームは、前記回動軸部に近接する側よりも前記回動軸部と離間する先端部側の方が断面形状が小さく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の解体装置。
Priority Applications (1)
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JP2016144234A JP6936562B2 (ja) | 2016-07-22 | 2016-07-22 | 解体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016144234A JP6936562B2 (ja) | 2016-07-22 | 2016-07-22 | 解体装置 |
Publications (2)
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JP2018013009A JP2018013009A (ja) | 2018-01-25 |
JP6936562B2 true JP6936562B2 (ja) | 2021-09-15 |
Family
ID=61020032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016144234A Active JP6936562B2 (ja) | 2016-07-22 | 2016-07-22 | 解体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6936562B2 (ja) |
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2016
- 2016-07-22 JP JP2016144234A patent/JP6936562B2/ja active Active
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JP2018013009A (ja) | 2018-01-25 |
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