JP6936495B2 - バッテリ容量の予測方法 - Google Patents

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Description

本発明は予測方法に関し、特に、バッテリの残容量及び満充電容量を予測する方法に関する。
バッテリ技術の進展に伴って、現在では多くの電子機器にバッテリが設置されており、バッテリに蓄えられた電気量を用いて電子機器の動作に必要なエネルギーを供給している。また、バッテリに蓄えられる電気量は電子機器の動作とともに徐々に減少していく。バッテリに蓄えられた電気量が使い切られ、電子機器が予告なく停止することのないよう、通常は電子機器自体がバッテリの残容量を予測するようになっている。バッテリの残容量を予測することで、電子機器の使用者は、バッテリに蓄えられた電気量が不足した場合にバッテリを充電することができる。
従来技術では、電圧ルックアップテーブル法(OVC Lookup Table)のようなルックアップテーブル法によりバッテリの残容量を予測することが多い。通常、バッテリは特定の電圧−容量特性を有しており、電圧ルックアップテーブル法のテーブルには電圧別に対応するバッテリ容量が列挙されている。現時点でのバッテリ電圧を検出すれば、電圧ルックアップテーブル法のテーブルから対応するバッテリ容量が見出される。ここで、電圧ルックアップテーブル法によれば、迅速且つ簡単にバッテリ容量を予測可能ではあるが、一般的に、バッテリの使用過程で測定される電圧には変動が生じる。例えば、バッテリの放電時において、電圧は突然大幅に低下してからゆっくりと上昇する。或いは、バッテリの充電時において、電圧は突然大幅に上昇してからゆっくりと低下する。このように、バッテリの電圧はバッテリの充放電によって特定の時間内に激しく変化するため、電圧ルックアップテーブル法で予測されるバッテリ容量は正確さに欠けるとの課題が存在する。このほか、バッテリは使用時間に伴って物理性が徐々に劣化し、蓄電性能が次第に悪化してゆく。しかし、電圧ルックアップテーブル法にはバッテリの劣化を予測する性能はないため、予測されるバッテリ容量がいっそう不正確となってしまう。
本発明は、バッテリを備える電子機器に応用され、バッテリ容量の予測プログラムが残容量予測フローを実行する際には、正確なバッテリの残容量が予測されるよう、記録されているバッテリの残容量をルックアップテーブルと自己消費電気容量を用いて修正し、バッテリ容量の予測プログラムが満充電容量予測フローを実行する際には、予測したバッテリの残容量を用いるとともに、クーロン・カウンタ方式を組み合わせて放電過程又は充電過程から補償容量を算出し、算出した補償容量に基づいて、事前に誤って記録されていた満充電容量を補償することで、正確な満充電容量を更に予測するバッテリ容量の予測方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、バッテリを備える電子機器に用いられるバッテリ容量の予測方法であって、バッテリの電流又は平均電流が0であるか否かを判断し、0の場合には残容量予測フローを実行し、0でない場合には満充電容量予測フローを実行するステップを含み、残容量予測フローを実行するステップにおいて、バッテリの電圧を検出し、検出したバッテリの電圧に基づいてルックアップテーブルから対応する基準容量を検索し、事前に記録されている残容量が基準容量よりも小さいか否かを判断し、事前に記録されている残容量が基準容量よりも小さい場合には、バッテリの電流又は平均電流が0であるか否かを判断するステップに戻り、事前に記録されている残容量が基準容量よりも大きい場合には、新たに記録する残容量が基準容量よりも小さくなるよう、現在記録されている残容量について自己消費電気容量を差し引くプログラムを少なくとも1回実行し、自己消費電気容量を差し引くプログラムが終了すると、バッテリの電流又は平均電流が0であるか否かを判断するステップに再び戻り、満充電容量予測フローを実行するステップにおいて、バッテリに放電プログラムを実行させ、バッテリから放電される電荷容量をクーロン・カウンタ方式で算出することで放電算出容量を演算するとともに、事前に記録されている残容量から放電算出容量を差し引くことで新たに記録する残容量を取得し、バッテリが電気量を使い切った状態か否かを判断し、使い切った状態の場合には、新たに記録する残容量を第1補償容量とし、使い切っていない状態の場合には、バッテリの放電を継続するとともに、事前に記録されている残容量から放電算出容量を差し引くことで新たに記録する残容量を更新し、事前に記録されている満充電容量から第1補償容量を差し引くことで新たな満充電容量を予測する方法を提供する。
本発明の一実施例において、更に、電流が0よりも小さいか否かを判断し、0より小さい場合、バッテリは放電プログラムを実行中であり、0より小さくない場合、バッテリは充電プログラムを実行中であるステップを含む。
本発明の一実施例において、バッテリが充電プログラムを実行中であるステップにおいて、バッテリに充電される電荷容量をクーロン・カウンタ方式で算出することで充電算出容量を演算するとともに、事前に記録されている残容量に充電算出容量を加えることで新たに記録する残容量を取得し、バッテリが満充電状態か否かを判断し、満充電状態の場合には、新たに記録する残容量から事前に記録されている満充電容量を差し引くことで第2補償容量を取得し、満充電状態でない場合には、バッテリの充電を継続するとともに、事前に記録されている残容量に当該充電算出容量を加えることで当該新たに記録する残容量を更新し、事前に記録されている満充電容量に第2補償容量を加えることで新たな満充電容量を予測する。
本発明の一実施例において、更に、バッテリの動作温度を検出するステップと、検出したバッテリの電圧及び動作温度に基づいて、ルックアップテーブルから対応する基準容量を検索するステップ、を含む。
本発明の一実施例において、更に、検出した当該バッテリの電圧、動作温度及びバッテリの充電回数に基づいて、ルックアップテーブルから対応する基準容量を検索するステップを含む。
更に、本発明は、バッテリを備える電子機器に用いられるバッテリ容量の予測方法であって、バッテリの電流又は平均電流が0に等しいか否かを判断し、0に等しい場合には残容量予測フローを実行し、0に等しくない場合には満充電容量予測フローを実行するステップを含み、残容量予測フローを実行するステップにおいて、バッテリの電圧を検出し、検出したバッテリの電圧に基づいて、ルックアップテーブルから対応する基準容量を検索し、事前に記録されている残容量が基準容量よりも小さいか否かを判断し、事前に記録されている残容量が基準容量よりも小さい場合には、バッテリの電流又は平均電流が0であるか否かを判断するステップに戻り、事前に記録されている残容量が基準容量よりも大きい場合には、新たに記録する残容量が基準容量よりも小さくなるよう、現在記録されている残容量について自己消費電気容量を差し引くプログラムを少なくとも1回実行し、自己消費電気容量を差し引くプログラムが終了すると、バッテリの電流又は平均電流が0であるか否かを判断するステップに再び戻り、満充電容量予測フローを実行するステップにおいて、バッテリに充電プログラムを実行させ、バッテリに充電される電荷容量をクーロン・カウンタ方式で算出することで充電算出容量を演算するとともに、事前に記録されている残容量に充電算出容量を加えることで新たに記録する残容量を取得し、バッテリが満充電状態か否かを判断し、満充電状態の場合には、新たに記録する残容量から事前に記録されている満充電容量を差し引くことで第2補償容量を取得し、満充電状態でない場合には、バッテリの充電を継続するとともに、事前に記録されている残容量に充電算出容量を加えることで新たに記録する残容量を更新し、事前に記録されている満充電容量に第2補償容量を加えることで新たな満充電容量を予測する方法を提供する。
図1は、本発明における電子機器の回路構成を示す図である。 図2は、本発明におけるバッテリ容量の予測方法のフローチャートである。 図3は、本発明における電子機器の回路構成に関するフローチャートである。 図4は、本発明における満充電容量の予測に関するフローチャートである。
本発明における電子機器の回路構成を示す図1、本発明におけるバッテリ容量の予測方法のフローチャートである図2、本発明における残容量の予測に関するフローチャートである図3、及び本発明における満充電容量の予測に関するフローチャートである図4を参照する。図1に示すように、本発明の電子機器100は、バッテリ10、プロセッサ11、蓄積ユニット12、表示ユニット13、電流検出回路14及び電圧検出回路15を含む。プロセッサ11は、バッテリ10、蓄積ユニット12、表示ユニット13、電流検出回路14及び電圧検出回路15に接続されている。蓄積ユニット12には、バッテリ容量の予測プログラム120及びルックアップテーブル121が蓄積されており、且つ、バッテリの残容量(Remaining Capacity,RM)と、バッテリの満充電容量(Full Charged Capacity,FCC)に関する情報が記録されている。本発明の電子機器100は、記録されている残容量(RM)又は記録されている満充電容量(FCC)を更新すべく、バッテリ容量の予測プログラム120を利用して、バッテリ10について残容量予測フロー又は満充電容量予測フローを実行する。また、記録された残容量(RM)又は満充電容量(FCC)は、蓄積ユニット12に蓄積されるか、表示ユニット13に表示される。
図2に示すように、本発明におけるバッテリ容量の予測方法のフローは次の通りである。まず、ステップS201において、プロセッサ11はバッテリ容量の予測プログラム120を起動し、電流検出回路14によってバッテリ10の電流(I)を検出して、バッテリ10の電流(I)又は平均電流(Iavg)が0であるか否かを判断する。バッテリ10の電流(I)又は平均電流(Iavg)が0の場合、バッテリ10は非充放電状態であるため、バッテリ容量の予測プログラム120は残容量予測フローS21を実行する。或いは、バッテリ10の電流(I)又は平均電流(Iavg)が0でない場合、バッテリ10は充電状態又は放電状態であるため、バッテリ容量の予測プログラム120は満充電容量予測フローS23を実行する。
図3に示すように、残容量予測フローS21の実行時には、まず、ステップS211において、プロセッサ11が電圧検出回路15によりバッテリ10の電圧(V)を検出し、検出した電圧(V)に基づいてルックアップテーブル121から対応する基準容量(RMref)を検索する。本発明の一実施例において、ルックアップテーブル121はバッテリの電圧と基準容量との比較テーブルであって、例えば、電圧A1(mV)は基準容量B1(mA)に対応し、電圧A2(mV)は基準容量B2(mA)に対応し、…、電圧A(mV)は基準容量B(mA)に対応するというように、各バッテリ電圧に対応する基準容量が列挙されている。ステップS213において、プロセッサ11は事前に記録されている残容量(RMprev)が基準残容量(RMref)よりも小さいか否かを判断する。事前に記録されている残容量(RMprev)が基準容量(RMref)よりも小さい場合には残容量(RMprev)を更新することなくステップS201に戻り、プロセッサ11によってバッテリ10の電流(I)又は平均電流(Iavg)が0であるか否かを引き続き判断する。反対に、事前に記録されている残容量(RMprev)が基準容量(RMref)よりも大きい場合には、事前に記録されている残容量(RMprev)について、自己消費電気容量(self−consumption capacity)を差し引くプログラムを少なくとも1回実施することで新たな残容量(RMnew=RMprev−Self_con)を取得するステップS215を実施する。その後、新たな残容量(RMnew)が基準容量(RMref)よりも小さくなるまで、ステップS201、S211、S213及びS215の実行を継続する。本発明において、自己消費電気容量(Self_con)とは残容量の自己修正値であり、例えば1mAh又はその他のような小さな単位の数値である。自己消費電気容量(Self_con)を差し引くプログラムの終了後、新たな残容量(RMnew)が基準容量(RMref)よりも小さくなると、新たな残容量(RMnew)が蓄積ユニット12に記録される。そして、再びステップS201に戻り、プロセッサ11によってバッテリ10の電流(I)又は平均電流(Iavg)が0であるか否かを引き続き判断する。このように、記録された残容量(RMnew)を自己消費電気容量(Self_con)により複数回修正することで、記録された残容量(RMnew)をルックアップテーブル121において対応する基準容量(RMref)に次第に近付けられるため、正確なバッテリの残容量(RM)が予測される。
また、本発明の他の実施例において、電子機器100は更に温度検出回路16を含む。プロセッサ11は温度検出回路16に接続されており、且つ、温度検出回路16を通じてバッテリ10の動作温度を検出する。ルックアップテーブル121は、バッテリの電圧、バッテリの動作温度及び基準容量の比較テーブルとしてもよい。したがって、ステップS211において、プロセッサ11は検出されたバッテリ10の電圧及び動作温度に基づいて、ルックアップテーブル121から対応する基準容量(RMref)を検索してもよい。或いは、本発明の更なる実施例において、ルックアップテーブル121は、バッテリの電圧、バッテリの動作温度、バッテリの充電回数及び基準容量の比較テーブルとしてもよい。よって、プロセッサ11は検出されたバッテリ10の電圧、動作温度及び充電回数に基づいて、ルックアップテーブル121から対応する基準容量(RMref)を検索してもよい。

図2及び図4に示すように、ステップS201に戻って、プロセッサ11がバッテリ10の電流(I)又は平均電流(Iavg)が0に等しくないと判断した場合、バッテリ容量の予測プログラム120は満充電容量予測フローS23を実行する。満充電容量予測フローS23の実行時には、まず、ステップS231において、プロセッサ11はバッテリ10の電流(I)が0よりも小さいか否かを判断する。Yesの場合、バッテリ10は放電プログラムS25を実行中であり、Noの場合、バッテリ10は充電プログラムS27を実行中である。
バッテリ10が放電プログラムS25を実行中の場合には、ステップS251において、バッテリ10から放電される電荷容量をクーロン・カウンタ方式で算出することで放電算出容量(Count_Dsg)を演算するとともに、事前に記録されている残容量(RMprev)から放電算出容量(Count_Dsg)を差し引くことで新たな残容量(RMnew=RMprev−Count_Dsg)を取得する。続いて、ステップS253を実行し、バッテリ10が電気量を使い切った状態であるか否かを判断する。Yesの場合、バッテリ10は電気量を使い切った状態にあるため、新たな残容量(RMnew)を第1補償容量(Offset=RMnew)とするステップS255を実行する。反対に、バッテリ10の放電が終了していない場合にはステップS251に戻り、引き続きバッテリ10の放電を実行するとともに、バッテリ10の放電電荷容量をクーロン・カウンタ方式で算出することで残容量(RMnew)の更新を継続する。ステップS257において、第1補償容量(Offset)を取得した後、事前に記録されている満充電容量(FCCprev)から第1補償容量(Offset)を差し引くことで新たな満充電容量(FCCnew=FCCprev−Offset)を予測する。
上記に関して、バッテリ10の電気量が使い切られた場合、記録されるバッテリの残容量は0となるはずである。しかし、事前の記録が不正確であったりバッテリが劣化していたりとの要因から、記録されるバッテリの残容量が0とならない場合がある。バッテリ10の電気量が使い切られており、且つ、記録される残容量(RMnew)がマイナスの値を示す場合には、事前に記録されていた満充電容量(FCCprev)がバッテリ10の蓄電性能を過小評価していたことになる。反対に、バッテリ10の電気量が使い切られており、且つ、記録される残容量(RMnew)がプラスの値を示す場合には、事前に記録されていた満充電容量(FCCprev)がバッテリ10の蓄電性能を過大評価していたことになる。そこで、本発明におけるバッテリ容量の予測プログラム120は、予測したバッテリの残容量を用いるとともにクーロン・カウンタ方式を組み合わせて放電過程から第1補償容量(Offset)を算出し、事前に記録されていた満充電容量(FCCprev)を第1補償容量(Offset1)で補償することで、正確な満充電容量(FCCnew=FCCprev−Offset)を予測する。
反対に、ステップS231において、プロセッサ11によりバッテリ10の電流が0よりも大きいと判断された場合には、バッテリ10が充電プログラムS27を実行中であることがわかる。バッテリ10が充電プログラムS27を実行中の場合には、ステップS271において、バッテリ10に充電される電荷容量をクーロン・カウンタ方式で算出することで、充電算出容量(Count_Chg)を演算するとともに、事前に記録されている残容量(RMprev)に充電算出容量(Count_Chg)を加えることで新たな残容量(RMnew=RMprev+Count_Chg)を取得する。続いて、ステップS273を実行し、バッテリ10が満充電状態か否かを判断する。Yesの場合、バッテリ10は満充電状態にあるため、新たな残容量(RMnew)から事前に記録されている満充電容量(FCCprev)を差し引くことで第2補償容量(Offset=RMnew−FCCprev)を取得するステップS275を実行する。反対に、バッテリ10が満充電でない場合にはステップS271に戻り、引き続きバッテリ10の充電を実行するとともに、バッテリ10の充電電荷容量をクーロン・カウンタ方式で算出することで残容量(RMnew)の更新を継続する。ステップS277において、第2補償容量(Offset)を取得した後、事前に記録されている満充電容量(FCCprev)に第2補償容量(Offset)を加えることで新たな満充電容量(FCCnew =FCCprev+Offset)を予測する。
同様に、上記に関しては、バッテリ10が満充電となった場合に記録されるバッテリの残容量(RM)と事前に記録されている満充電容量(FCCprev)との差は0となるはずである。例えば、RMnew−FCCprev=0となるはずである。しかし、記録が不正確であったりバッテリが劣化していたりとの要因から、差が0とならない場合がある。バッテリ10が完全に充電されており、且つ、記録されるバッテリの残容量(RM)と事前に記録されている満充電容量(FCCprev)との差がマイナスの値を示す場合、事前に記録されている満充電容量(FCCprev)はバッテリ10の蓄電性能を過大評価していたことになる。反対に、バッテリ10が完全に充電されており、且つ、記録されるバッテリの残容量(RM)と事前に記録されている満充電容量(FCCprev)との差がプラスの値を示す場合、事前に記録されている満充電容量(FCCprev)はバッテリ10の蓄電性能を過小評価していたことになる。そこで、本発明におけるバッテリ容量の予測プログラム120は、予測したバッテリの残容量を用いるとともにクーロン・カウンタ方式を組み合わせて充電過程から第2補償容量(Offset)を算出し、事前に記録されていた満充電容量(FCCprev)を第2補償容量(Offset)で補償することで、正確な満充電容量(FCCnew=FCCprev+Offset)を予測する。
以上述べたように、本発明におけるバッテリ容量の予測プログラム120が残容量予測フローを実行する際には、正確なバッテリの残容量(RM)が予測されるよう、記録されているバッテリの残容量(RM)をルックアップテーブル121と自己消費電気容量を用いて修正する。また、事前に記録されている満充電容量(FCCprev)には、記録が不正確であったりバッテリが劣化していたりとの要因で誤りが生じている場合がある。そこで、本発明におけるバッテリ容量の予測プログラム120は満充電容量予測フローを実行する際に、予測したバッテリの残容量(RM)を利用するとともに、クーロン・カウンタ方式を組み合わせて放電過程又は充電過程から補償容量(Offset)を算出し、算出した補償容量(Offset)に基づいて、事前に誤って記録されていた満充電容量(FCC)を補償することで、正確な満充電容量(FCC)を更に予測する。
以上は本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明の実施範囲を限定するものではない。即ち、本発明の特許請求の範囲に記載する形状、構造、特徴及び精神に基づき実施される等価の変化及び補足はいずれも本発明の特許請求の範囲に含まれる。
100 電子機器
10 バッテリ
11 プロセッサ
12 蓄積ユニット
120 バッテリ容量の予測プログラム
121 ルックアップテーブル
13 表示ユニット
14 電流検出回路
15 電圧検出回路
16 温度検出回路

Claims (8)

  1. バッテリを備える電子機器に用いられるバッテリ容量の予測方法であって、
    当該バッテリの電流又は平均電流が0であるか否かを判断し、0の場合には残容量予測フローを実行し、0でない場合には満充電容量予測フローを実行するステップを含み、
    当該残容量予測フローを実行するステップにおいて、
    当該バッテリの電圧を検出し、
    検出した当該バッテリの当該電圧に基づいて、ルックアップテーブルから対応する基準容量を検索し、
    事前に記録されている残容量が当該基準容量よりも小さいか否かを判断し、当該事前に記録されている残容量が当該基準容量よりも小さい場合には、当該バッテリの当該電流又は当該平均電流が0であるか否かを判断するステップに戻り、当該事前に記録されている残容量が当該基準容量よりも大きい場合には、新たに記録する残容量が当該基準容量よりも小さくなるよう、現在記録されている当該残容量について自己消費電気容量を差し引くプログラムを少なくとも1回実行し、当該自己消費電気容量を差し引くプログラムが終了すると、当該バッテリの当該電流又は当該平均電流が0であるか否かを判断するステップに再び戻り、
    当該満充電容量予測フローを実行するステップにおいて、
    当該バッテリに放電プログラムを実行させ、
    当該バッテリから放電される電荷容量をクーロン・カウンタ方式で算出することで放電算出容量を演算するとともに、当該事前に記録されている残容量から当該放電算出容量を差し引くことで当該新たに記録する残容量を取得し、
    当該バッテリが電気量を使い切った状態か否かを判断し、使い切った状態の場合には、当該新たに記録する残容量を第1補償容量とし、使い切っていない状態の場合には、当該バッテリの放電を継続するとともに、当該事前に記録されている残容量から当該放電算出容量を差し引くことで当該新たに記録する残容量を更新し、
    事前に記録されている満充電容量から当該第1補償容量を差し引くことで新たな満充電容量を予測する方法。
  2. 更に、当該電流が0よりも小さいか否かを判断し、0より小さい場合、当該バッテリは当該放電プログラムを実行中であり、0より小さくない場合、当該バッテリは充電プログラムを実行中であるステップを含む請求項1に記載のバッテリ容量の予測方法。
  3. 当該バッテリが当該充電プログラムを実行中であるステップにおいて、
    当該バッテリに充電される当該電荷容量を当該クーロン・カウンタ方式で算出することで充電算出容量を演算するとともに、当該事前に記録されている残容量に当該充電算出容量を加えることで当該新たに記録する残容量を取得し、
    当該バッテリが満充電状態か否かを判断し、満充電状態の場合には、当該新たに記録する残容量から当該事前に記録されている満充電容量を差し引くことで第2補償容量を取得し、満充電状態でない場合には、当該バッテリの充電を継続するとともに、当該事前に記録されている残容量に当該充電算出容量を加えることで当該新たに記録する残容量を更新し、
    当該事前に記録されている満充電容量に当該第2補償容量を加えることで当該新たな満充電容量を予測する請求項2に記載のバッテリ容量の予測方法。
  4. 更に、
    当該バッテリの動作温度を検出するステップと、
    検出した当該バッテリの当該電圧及び当該動作温度に基づいて、当該ルックアップテーブルから当該対応する基準容量を検索するステップ、を含む請求項1に記載のバッテリ容量の予測方法。
  5. 更に、検出した当該バッテリの当該電圧、当該動作温度及び当該バッテリの充電回数に基づいて、当該ルックアップテーブルから当該対応する基準容量を検索するステップを含む請求項4に記載のバッテリ容量の予測方法。
  6. バッテリを備える電子機器に用いられるバッテリ容量の予測方法であって、
    当該バッテリの電流又は平均電流が0に等しいか否かを判断し、0に等しい場合には残容量予測フローを実行し、0に等しくない場合には満充電容量予測フローを実行するステップを含み、
    当該残容量予測フローを実行するステップにおいて、
    当該バッテリの電圧を検出し、
    検出した当該バッテリの当該電圧に基づいて、ルックアップテーブルから対応する基準容量を検索し、
    事前に記録されている残容量が当該基準容量よりも小さいか否かを判断し、当該事前に記録されている残容量が当該基準容量よりも小さい場合には、当該バッテリの当該電流又は当該平均電流が0であるか否かを判断するステップに戻り、当該事前に記録されている残容量が当該基準容量よりも大きい場合には、新たに記録する残容量が当該基準容量よりも小さくなるよう、現在記録されている当該残容量について自己消費電気容量を差し引くプログラムを少なくとも1回実行し、当該自己消費電気容量を差し引くプログラムが終了すると、当該バッテリの当該電流又は当該平均電流が0であるか否かを判断するステップに再び戻り、
    当該満充電容量予測フローを実行するステップにおいて、
    当該バッテリに充電プログラムを実行させ、
    当該バッテリに充電される電荷容量をクーロン・カウンタ方式で算出することで充電算出容量を演算するとともに、当該事前に記録されている残容量に当該充電算出容量を加えることで当該新たに記録する残容量を取得し、
    当該バッテリが満充電状態か否かを判断し、満充電状態の場合には、当該新たに記録する残容量から当該事前に記録されている満充電容量を差し引くことで第2補償容量を取得し、満充電状態でない場合には、当該バッテリの充電を継続するとともに、当該事前に記録されている残容量に当該充電算出容量を加えることで当該新たに記録する残容量を更新し、
    当該事前に記録されている満充電容量に当該第2補償容量を加えることで新たな満充電容量を予測する方法。
  7. 更に、
    当該バッテリの動作温度を検出するステップと、
    検出した当該バッテリの当該電圧及び当該動作温度に基づいて、当該ルックアップテーブルから当該対応する基準容量を検索するステップ、を含む請求項6に記載のバッテリ容量の予測方法。
  8. 更に、検出した当該バッテリの当該電圧、当該動作温度及び当該バッテリの充電回数に基づいて、当該ルックアップテーブルから当該対応する基準容量を検索するステップを含む請求項7に記載のバッテリ容量の予測方法。
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