JP6936464B1 - ボトル保温装置、及びボトル保温方法 - Google Patents
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Abstract
Description
当該ボトル保温装置は、断面視で前記ボトル側から外側に向かって、透水性を有したポリエステル部、吸水性シート、保冷シート、アルミ蒸着膜、樹脂フィルム、外装材の順に配置され、
前記吸水性シートは、透水性を有した2枚の不織布の間に配置され、前記2枚の不織布における少なくとも端部同士が熱圧着された不織布シール部を有し、
前記樹脂フィルムは、巻きつける方向にバネ力を有する長尺の巻付バネを備え、前記巻付バネは特殊鋼からなり長手方向にまっすぐに伸びた状態で凸面を軽く押すことでボトルに巻き付くことを特徴とするボトル保温装置を提供するものである。
また、ボトル保温装置をしっかりとボトルに巻き付けることができる。
保冷シートを冷蔵又は冷凍させる冷却工程と、
断面視で前記ボトル側から外側に向かって、透水性を有したポリエステル部、アルミ蒸着膜、樹脂フィルム、外装材の順に配置されたボトル保温装置における前記透水性を有したポリエステル部と前記アルミ蒸着膜との間に前記保冷シートを収納する保冷シート収納工程と、
前記ボトル保温装置における前記透水性を有したポリエステル部と前記保冷シートとの間に透水性を有した吸水性シートを収納する吸水性シート収納工程と、
を備え、
前記吸水性シートは、透水性を有した2枚の不織布の間に配置され、前記2枚の不織布における少なくとも端部同士が熱圧着された不織布シール部を有し、
前記樹脂フィルムは、巻きつける方向にバネ力を有する長尺の巻付バネを備え、前記巻付バネは特殊鋼からなり長手方向にまっすぐに伸びた状態で凸面を軽く押すことでボトルに巻き付くことを特徴とするボトル保温方法を提供するものである。
本発明の実施例1におけるボトル保温装置について、図1―図4を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1におけるボトル保温装置を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は断面図を示す。図2は、本発明の実施例1における吸水性シートを説明する図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。図3は、本発明の実施例1における樹脂フィルムを説明する図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。図4は、本発明の実施例1におけるボトル保温装置をボトルに巻いた図であり、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は上面図、(d)は左側面図、(e)は右側面図、(f)背面図を示す。
ではボトル落下防止装置27の記載を省略している。)。実施例1におけるボトル落下防止装置27は弾性を有したゴム材で構成され、ボトル保温装置20を巻いた状態で底面を交差するようにボトル保温装置20に縫い付けられている。ボトル落下防止装置27が弾性を有したゴム材で構成されているため、ボトル保温装置20を開くことも可能である。
実施例1における吸水性シート10は、ボトル保温装置20の内部に収納して水分を吸収するものであり、高さ方向(図1におけるy方向)の長さは約160mm、幅方向(図1におけるx方向)の長さは約210mm、厚さ方向(図2におけるz方向)の長さは約1mmの略台形状を有している。吸水性シート10は、ほぼ同形状の2枚の透水性を有した不織布11a、11bと、8枚のシート状の吸水ポリマー12a〜12hと、を備えている。吸水性ポリマー12a〜12hは、複数の粒状からなり、2枚の不織布11a、11bの間にそれぞれ間隔を開けて配置され、2枚の不織布11a、11bにおける各吸水ポリマー間、及び2枚の不織布11a、11bにおける端部同士が熱圧着された不織布シール部13(13a〜13h)を有している。
図3に示すように、樹脂フィルム50は、中央部が山型を有し、端部にかけてなだらかに下方へ傾斜した形状を有している。そして、全体として、ボトル保温装置20より一回り小さい相似形を有し、ボトル保温装置120の形状に沿って内部にぴったりと収納されている。この樹脂フィルム50は厚さが約0.3mmのPETからなり、ボトル保温装置20内に収納することで、ボトル保温装置20自体をしっかりとボトルに巻き付けることができる。
当該ボトル保温装置は、断面視で前記ボトル側から外側に向かって、透水性を有したポリエステル部、吸水性シート、アルミ蒸着膜、樹脂フィルム、外装材の順に配置され、
前記吸水性シートは、透水性を有した2枚の不織布の間に配置され、前記2枚の不織布における少なくとも端部同士が熱圧着された不織布シール部を有したことを特徴とするボトル保温装置により、ボトルの表面が水で濡れることがないボトルを常温より低温に保温することができる。
実施例2における保冷シート40は、ボトル保温装置120の内部に収納してボトル30を低温に保温する保温効果を向上させたものであり、高さ方向(図1におけるy方向)の長さは約160mm、幅方向(図1におけるx方向)の長さは約210mm、厚さ方向(図2におけるz方向)の長さは約1〜2mmの略台形状を有している。保冷シート40は、ほぼ同形状の2枚のポリエチレンからなる樹脂シート41a、41bの間における5か所に流動性の保冷剤42(42a〜42e)を収容している。保冷剤42(42a〜42e)は、ポリマーからなり、2枚の樹脂シート41a、41bの間にそれぞれ間隔を開けて配置され、2枚の樹脂シート41a、41bにおける各保冷剤42a〜42e間、及び2枚の樹脂シート41a、41bにおける端部同士が熱圧着された保冷シートシール部43(43a〜43e)を有している。
ボトル保温装置20でボトル30を常温に対して低温で保温する場合、保冷シート40を冷蔵庫や冷凍庫に入れて冷やす冷却工程を実施する。そして、冷えた保冷シート40を挿入口21からボトル保温装置20に挿入して収納する保冷シート収納工程を実施する。次に、吸水性シート10を挿入口21からボトル保温装置20に挿入して収納する吸水性シート収納工程を実施する。そして、保冷シート40及び吸水性シート10が収納されたボトル保温装置20をワイン等のボトル30に巻いて保温すればよい。
保冷シートを冷蔵又は冷凍させる冷却工程と、
断面視で前記ボトル側から外側に向かって、透水性を有したポリエステル部、アルミ蒸着膜、樹脂フィルム、外装材の順に配置されたボトル保温装置における前記透水性を有したポリエステル部と前記アルミ蒸着膜との間に前記保冷シートを収納する保冷シート収納工程と、
前記ボトル保温装置における前記透水性を有したポリエステル部と前記保冷シートとの間に吸水性シートを収納する吸水性シート収納工程と、
を備えたことを特徴とするボトル保温方法により、ボトルの表面が水で濡れることがないボトルを常温より低温に保温することができる。
最後に、実施例1におけるボトル保温装置20、及び実施例2におけるボトル保温装置120の保温試験(室温24℃)の結果について図7を参照して説明する。図7は、本発明のボトル保温装置における保温試験データを示す図であり、Aはワインボトルのみの場合、Bは実施例1におけるボトル保温装置20をワインボトルに巻いた場合、Cは実施例2におけるボトル保温装置120をワインボトルに巻いた場合のボトル表面の温度変化を示している。
12(12a〜12h):吸水ポリマー
13(13a〜13h):不織布シール部
20:ボトル保温装置 21:挿入口
24:ポリエステル部 25:アルミ蒸着膜 26:外装材
27:ボトル落下防止装置
30:ボトル
40:保冷シート 41(41a、41b):樹脂シート
42(42a〜42e):保冷剤
43(43a〜43e):保冷シートシール部
50:樹脂フィルム 51:樹脂板 52:巻付バネ
120:ボトル保温装置
Claims (4)
- ボトルに巻き付けることで常温に対して低温に前記ボトルを保温可能としたボトル保温装置であって、
当該ボトル保温装置は、断面視で前記ボトル側から外側に向かって、透水性を有したポリエステル部、吸水性シート、保冷シート、アルミ蒸着膜、樹脂フィルム、外装材の順に配置され、
前記吸水性シートは、透水性を有した2枚の不織布の間に配置され、前記2枚の不織布における少なくとも端部同士が熱圧着された不織布シール部を有し、
前記樹脂フィルムは、巻きつける方向にバネ力を有する長尺の巻付バネを備え、前記巻付バネは特殊鋼からなり長手方向にまっすぐに伸びた状態で凸面を軽く押すことでボトルに巻き付くことを特徴とするボトル保温装置。 - 中央部が山型を有し、端部にかけてなだらかに下方へ傾斜した形状を有したことで、前記ボトルに巻いたときに前記ボトルのラベルを視認できることを特徴とする請求項1に記載のボトル保温装置。
- 前記ボトルに巻いたときに前記ボトルの底面に前記ボトルの落下を防止する落下防止装置を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のボトル保温装置。
- ボトルに巻き付けることで常温に対して低温に前記ボトルを保温可能としたボトル保温方法であって、
保冷シートを冷蔵又は冷凍させる冷却工程と、
断面視で前記ボトル側から外側に向かって、透水性を有したポリエステル部、アルミ蒸着膜、樹脂フィルム、外装材の順に配置されたボトル保温装置における前記透水性を有したポリエステル部と前記アルミ蒸着膜との間に前記保冷シートを収納する保冷シート収納工程と、
前記ボトル保温装置における前記透水性を有したポリエステル部と前記保冷シートとの間に透水性を有した吸水性シートを収納する吸水性シート収納工程と、
を備え、
前記吸水性シートは、透水性を有した2枚の不織布の間に配置され、前記2枚の不織布における少なくとも端部同士が熱圧着された不織布シール部を有し、
前記樹脂フィルムは、巻きつける方向にバネ力を有する長尺の巻付バネを備え、前記巻付バネは特殊鋼からなり長手方向にまっすぐに伸びた状態で凸面を軽く押すことでボトルに巻き付くことを特徴とするボトル保温方法。
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