JP6936109B2 - 軸受構造体のブラケット - Google Patents
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Description
このような推進軸は、変速装置と終減速装置との距離が一定でないこと、そして、変速装置の出力軸と終減速装置の入力軸との回転中心が同軸上にないことから、自在継手を介して変速装置や終減速装置と連結している。
また、推進軸が所定の長さを超える場合、推進軸は軸方向に分割された複数の鋼管により構成される。また、複数の鋼管は自在継手により連結され、そして、自在継手の近傍が軸受を備えた軸受構造体により回転自在に支持される。
また、防振部材は、環状の防振ゴムと、防振ゴムの内周に接着され軸受に外嵌される内環と、防振ゴムの外周に接着された外環と、を備える。ブラケットは、防振部材の外環が内嵌される環状の円環部と、円環部から車体側に延びて車体に固定される脚部と、を備える。ブラケットにおいて、一般に円環部と脚部とは、別部品であり、スポット溶接により接合されて一体化している。
このような構造では、衝突の際に車体前部の変形を促すため、車体前部に搭載されたエンジン及び変速機が衝突により速やかに後退することが要求されるが、車両が推進軸を備える場合、推進軸がエンジン等の後退を妨げる要因になりかねない。
このような事情から、車両前方からの衝突荷重が推進軸に作用した場合、軸受構造体から軸受が離脱し、推進軸の支持が解除されるようになっている。この結果、推進軸の屈曲、折損等が可能となり、推進軸がエンジン及び変速機の後退を阻害しない(下記特許文献1,2参照)。
よって、上記特許文献1の軸受構造体のブラケットは、円環部と脚部との接合部に脆弱部を形成し、衝突時に、脚部が車体に固定された状態(車体側に残った状態)を保持しつつ、円環部及び軸受のみが離脱するようになっている。
一方で、上記特許文献2の軸受構造体のブラケットは、車両の燃費向上のため、アルミニウム材により円環部と脚部とが一体形成されているが、このようなアルミニウム材により一体形成されたブラケットにおいても、上記した二次損傷を回避できることが望まれている。
推進軸100は、FF(Front-engine Front-drive)ベースの四輪駆動車に搭載され、フロアパネル200(図3参照)の下方で車体前部から車体後部に亘って延在し、車体前部の変速装置(不図示)からの動力を車体後部の終減速装置(不図示)に伝達するための軸部材である。
なお、図3に示すように、フロアパネル200には、上方に窪む凹部201が形成されており、その凹部201内に推進軸100が収容されている。
第1推進軸1の前端には十字軸ジョイント4が連結し、この十字軸ジョイント4を介して第1推進軸が図示しない変速装置と接続している。
第2推進軸2の後端には十字軸ジョイント5が連結し、この十字軸ジョイント5を介して第2推進軸2が図示しない終減速装置と接続している。
軸受構造体10は、等速ジョイント3のスタブシャフト3aに外嵌された軸受20と、軸受20に外嵌された防振部材30と、防振部材30に外嵌されたブラケット40と、を備えている。
内環31は、円筒状の鋼製の部品である。外環32は、円筒状のアルミニウム合金製の部品である。外環32の前端には、径方向外側に張り出すフランジ32aが形成されている。このフランジ32aは、環状を呈し、外環32の前端の全周に亘って形成されている。
防振ゴム33は、円筒状を呈するゴム製の弾性材であり、内周部34と、外周部35と、内周部34と外周部35との間で屈曲する屈曲部36と、を備えている。なお、内周部34、外周部35は、インサート成形により内環31及び外環32と一体になっている。
ブラケット40は、例えばアルミニウム合金製の部品であり、ダイキャストにより成形された鋳造物である。よって、円環部41と脚部42とが一体形成されている。
図6に示すように、肉厚部43は、径方向の厚みがL1に設定され比較的肉厚に形成されている。一方で、肉薄部44は、径方向の厚みがL2に設定され肉厚部43よりも薄く形成されている。また、肉厚部43と肉薄部44は、前後方向の長さがL3に設定され、同じ長さとなっている。よって、円環部41には、強度が高い部分(肉厚部43)と、強度が低い部分(肉薄部44)とが形成されている。
右脚部45の下端には、フロアパネル200の下面に沿って延在する右取付座部45aが形成されている。同様に、左脚部46の下端には、フロアパネル200の下面に沿って延在する左取付座部46aが形成されている。
図1、図4に示すように、右取付座部45a及び左取付座部46aには、上下方向に貫通するボルト挿通孔45b、46bが形成されている。
そして、図3に示すように、右取付座部45a及び左取付座部46aは、ボルト挿通孔45b,46bに挿通されてフロアパネル200に螺合するボルト202に締結され、ブラケット40がフロアパネル200に固定されている。
同様に、右脚部45の断面形状は略H字状を呈しており、右脚部45は、肉厚部43から略鉛直方向下方に延在する板状の平面部45cと、平面部45cの右端と左端から前後方向に突出する壁部45d,45eと、を備えている。
また、右脚部45の平面部45c及び左脚部46の平面部46cの上端部は、上記したように拡幅しているため、右脚部45及び左脚部46と肉厚部43との接合部の強度も向上している。よって、脚部42(右脚部45,左脚部46)と肉厚部43との接合部が破断し難い。
なお、右脚部45の平面部45cは、左脚部46の平面部46cよりも下方へ延出する長さが短く、平面部45cの下端が右取付座部45aまで延在していない。このため、円環部41から下方に延出する右脚部45の壁部45d,45eは、途中で合流して右取付座部45aに接続するようになっている。
また、特に図示しないが、右脚部45の壁部45d,45eも上端から下端に向うにつれて回転軸O方向の高さが拡大している。
つまり、右脚部45及び左脚部46の下端側(右取付座部45a,左取付座部46a側)の強度が向上している。よって、円環部41に伝達された衝突荷重が所定値を大きく超える場合であっても、右脚部45及び左脚部46の下端側が破断し難い。
また、脚部42(右脚部45、左脚部46)の強度が高くなっているため、円環部41に伝達する衝突荷重が所定値を大きく超える場合であっても、脚部42(右脚部45、左脚部46)が破断する可能性が極めて低い。よって、前方衝突時においてブラケット40の脚部42が車体(フロアパネル200)から離脱して周辺の部品を破損する、という二次損傷が回避されるようになっている。
同様に、脚部42の平面部45c、46cに関し、実施形態では回転軸O方向から視て円環部41に向うにつれて拡幅しているが、本発明において平面部45c、46cの幅が上端側から下端側に向って変わることなく、均一に形成されていてもよい。
2 第2推進軸
3 等速ジョイント
4,5 十字軸ジョイント
10 軸受構造体
20 軸受
30 防振部材
31 内環
32 外環
32a フランジ
33 防振ゴム
40 ブラケット
41 円環部
42 脚部
43 肉厚部
44 肉薄部
45 右脚部
46 左脚部
45c,46d 平面部
45d,45e,46d,46e 壁部
46f リブ
100 推進軸
200 フロアパネル
Claims (5)
- 軸受及び防振部材を介して推進軸を回転自在に支持する軸受構造体のブラケットであって、
前記推進軸の軸方向に開口する円筒状を呈し、前記防振部材が内嵌されて前記推進軸に作用した衝突荷重が伝達する円環部と、
前記円環部の外周から延びて車体に取り付けられる脚部と、を備え、
前記円環部と前記脚部とは一体形成され、
前記円環部は、
前記円環部の少なくとも鉛直方向下半分の径方向の厚みが所定の厚みに設定された肉厚部と、
前記肉厚部よりも肉薄となっている肉薄部と、
を備え、
前記脚部は、前記肉厚部に接続しており、
前記脚部は、前記軸方向から視て、略鉛直方向に延在し、かつ、前記円環部に向うにつれて拡幅する平面部を備え、
前記脚部は、前記平面部の右端及び左端から前記軸方向に突出する壁部を備え、
前記壁部の前記軸方向の高さは、車体側に向うにつれて拡大しており、
前記脚部には、前記平面部から前記軸方向に突出する左右一対のリブが形成され、
前記左右一対のリブは、前記肉厚部に近づくほど互いの間隔が近づく
ことを特徴とする軸受構造体のブラケット。 - 前記円環部は前記肉薄部よりも前記肉厚部が占める割合が高いことを特徴とする請求項1に記載の軸受構造体のブラケット。
- 前記左右一対のリブの一端は、左右の前記壁部にそれぞれ接続され、
前記左右一対のリブの他端は、前記肉厚部に接続している
ことを特徴とする請求項1に記載の軸受構造体のブラケット。 - 前記肉薄部には、切り欠きが形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の軸受構造体のブラケット。
- 前記ブラケットは、アルミニウム合金を用いた鋳造物であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の軸受構造体のブラケット。
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