JP2008213650A - 車両用プロペラシャフト - Google Patents
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Abstract
【課題】車両用プロペラシャフトを搬送する際、および、車両用プロペラシャフトを車両に組み付ける際などにおける作業を容易に行うことができる車両用プロペラシャフトを提供することを目的とする。
【解決手段】車両用プロペラシャフトは、外輪ボール溝11aにおけるボール13の移動範囲を規制する規制部材18、118を備える。そして、この規制部材18、118は、車両衝突における車両前後方向の衝撃力に起因して、外輪ボール溝11aにおけるボール13の移動範囲の規制を解除するように変形する。
【選択図】図1
【解決手段】車両用プロペラシャフトは、外輪ボール溝11aにおけるボール13の移動範囲を規制する規制部材18、118を備える。そして、この規制部材18、118は、車両衝突における車両前後方向の衝撃力に起因して、外輪ボール溝11aにおけるボール13の移動範囲の規制を解除するように変形する。
【選択図】図1
Description
本発明は、エンジンなどによる駆動力を駆動輪に伝達する車両用プロペラシャフト、特に車両衝突における車両前後方向の衝撃力を吸収できる車両用プロペラシャフトに関するものである。
4輪駆動やフロントエンジンリアドライブ(FR)の車両においては、車両の前後方向に延びるように、プロペラシャフトが設けられている。ここで、車両衝突における車両前後方向の衝撃力が発生した場合に、車両の変形に伴いプロペラシャフトが突っ張る状態となると、車両衝突の衝撃力低減に対して悪影響を及ぼす。
そこで、当該衝撃力を吸収できる車両用プロペラシャフトとして、例えば、特開2001−347845号公報(特許文献1)に記載されたものがある。特許文献1に記載の車両用プロペラシャフトは、車両衝突時に、内輪がコンパニオンフランジ(外輪延長筒部)の内部に進入し得るようにしている。このように、車両衝突の際に、内輪が外輪に対して軸方向に大きく相対移動することにより、衝撃力を低減できる。
特開2001−347845号公報
ところで、この車両用プロペラシャフトを搬送する際や、車両用プロペラシャフトを車両に組み付ける際などに、外輪と内輪とが軸方向に大きく相対移動して、内輪が外輪延長筒部の内部に進入するおそれがある。そうすると、ボールが外輪ボール溝から離脱するため、再度の組み付けが必要となる。従って、ボールが外輪ボール溝から離脱しないように、より慎重に搬送、組付作業を行う必要がある。
さらに、この種の車両用プロペラシャフトは、外輪の内部と外輪延長筒部の内部とを区画するように、外輪と外輪延長筒部との境界部に取り付けられた区画部材を備えているものがある。この区画部材により、区画された外輪の内部のみにグリースを封入することができる。そして、この区画部材は、車両前後方向の押圧力を受けた場合に外輪から離脱可能とされている。つまり、車両衝突における車両前後方向の衝撃力が発生した場合に、内輪が区画部材を押圧することで、内輪が外輪延長筒部の内部に進入するようにしている。
しかし、区画部材は、車両用プロペラシャフトを搬送する際などに、内輪などが当接するおそれがある。そして、区画部材が外輪から離脱すると、外輪の内部に封入したグリースが漏れるおそれがある。そうすると、区画部材の再度組み付け、さらに、グリースの再度の封入が必要となる。従って、区画部材が離脱しないように、より慎重に搬送、組付作業を行う必要がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、搬送、組付作業を容易に行うことができる車両用プロペラシャフトを提供することを目的とする。
本発明の車両用プロペラシャフトは、等速ジョイントと、外輪延長筒部とを備える。ここで、等速ジョイントは、筒状からなり内周面に複数の外輪ボール溝が形成された外輪と、外輪の内側に配置され外周面に複数の内輪ボール溝が形成された内輪と、外輪ボール溝および内輪ボール溝に対して周方向に係合して転動可能に配置された複数のボールと、外輪と内輪との間に配置されボールをそれぞれ挿通する複数の開口窓部が形成された保持器とを備える。外輪延長筒部は、筒状からなり、外輪の一端に設けられ、車両衝突における車両前後方向の衝撃力に起因して内輪が外輪に対して軸方向に相対移動する場合に内輪を筒状の内部に収容可能である。
そして、車両用プロペラシャフトは、さらに、外輪ボール溝におけるボールの移動範囲を規制する規制部材を備える。この規制部材は、衝撃力に起因して移動範囲の規制を解除するように変形する。
つまり、規制部材は、車両衝突における車両前後方向の衝撃力がかかった場合には移動範囲の規制を解除するように変形するのに対して、当該衝撃力よりも小さい力がかかった場合には移動範囲の規制を解除するようには変形しない。従って、規制部材は、車両衝突における車両前後方向の衝撃力またはそれ相当の力がかかった場合にのみ、ボールの外輪ボール溝における移動範囲の規制を解除する。そして、この場合のみに、ボールは、規制されていた外輪ボール溝における移動範囲を越えて移動可能となる。換言すると、規制部材にかかる力が衝撃力より小さい力であれば、ボールが外輪ボール溝から外れることを防止できる。
そして、車両用プロペラシャフトを搬送する際や、車両用プロペラシャフトを車両に組み付ける際などに、上述したように、外輪と内輪とが軸方向に相対移動しようとする。しかし、搬送時などに伴う相対移動する力は、車両衝突における車両前後方向の衝撃力に比べて非常に小さい。従って、搬送時などには、規制部材により、ボールは外輪ボール溝における移動範囲が規制されている。つまり、搬送時などに外輪と内輪とが軸方向に相対移動したとしても、規制部材によりその相対移動が所定範囲内に規制される。従って、搬送時などに、ボールが外輪ボール溝から離脱することを防止できる。これにより、車両用プロペラシャフトの搬送、組付作業を容易に行うことができる。
また、本発明の車両用プロペラシャフトは、外輪の内部と外輪延長筒部の内部とを区画するように、外輪と外輪延長筒部との境界部に取り付けられ、且つ、車両前後方向の押圧力を受けた場合に外輪または外輪延長筒部から離脱可能な区画部材を備え、規制部材は、区画部材が内輪、ボールまたは保持器により押圧力を受けないように移動範囲を規制してもよい。
これにより、車両衝突における車両前後方向の衝撃力より小さい力がかかった場合には、規制部材により、内輪、ボールまたは保持器が区画部材を押圧することを防止できる。つまり、車両用プロペラシャフトの搬送時などに、区画部材が内輪などから押圧力を受けることを防止でき、区画部材が外輪または外輪延長筒部から離脱することを防止できる。従って、区画部材により区画された外輪の内部のみにグリースが封入されている場合に、搬送時などにグリースが外輪延長筒部側に漏れることを防止できる。なお、区画部材は、例えば、円盤状に形成され、外輪または外輪延長筒部の内周面に圧入などにより取り付けられている。
また、外輪の内周面に、周方向に向かって係止溝が形成され、規制部材は、環状からなり、係止溝に取り付けられるようにしてもよい。このように、規制部材を環状にすることで、規制部材の形成が容易となる。さらに、規制部材の外輪への取り付けが容易となる。また、規制部材は、何れかの外輪ボール溝におけるボールの移動範囲を規制すればよい。もちろん、規制部材は、全ての外輪ボール溝におけるボールの移動範囲を規制してもよい。
ここで、規制部材は、上述したように、移動範囲の規制を解除するように変形する。具体的には、規制部材は、つぶれ変形する場合、せん断変形する場合、引張変形する場合、または、屈曲変形する場合などがある。
規制部材をつぶれ変形させる場合には、以下のようにするとよい。すなわち、規制部材は、外輪ボール溝の溝底に配置され、衝撃力に起因してボールが押圧することにより移動範囲の規制を解除するようにつぶれ変形するとよい。これにより、確実に、ボールの移動範囲の規制および移動範囲の規制の解除が可能となる。ここで、例えば、規制されるボールの移動範囲のうち最も外輪延長筒部側にボールが位置する場合に、規制部材は、当該ボールの外輪延長筒部側の端部よりも外輪延長筒部側にずれた位置に設けることが考えられる。しかし、この位置に規制部材を設けるためには、外輪の軸方向長さを長くしなければならない場合がある。しかし、規制部材を外輪ボール溝の溝底に配置して、ボールによりつぶれ変形させることで、外輪の軸方向長さを延長することなく、規制部材を配置することができる。
そして、規制部材をつぶれ変形させる場合には、この規制部材は、特に、つぶれ変形する域内において弾性変形する材料からなるようにするとよい。これにより、移動範囲の規制を解除するために必要な力を調整することが容易となる。この規制部材としては、例えば、樹脂、ゴム、金属など、または、これらを組み合わせた材料などを用いることができる。ただし、樹脂、ゴム、またはこれらを組み合わせた材料を用いる方が、より調整しやすい。また、規制部材は、外輪と一体的に形成されるようにしてもよい。特に、規制部材が金属からなる場合には、外輪と一体的に形成することが容易となる。
また、規制部材をせん断変形または引張変形させる場合には、以下のようにするとよい。すなわち、規制部材は、外輪ボール溝の溝面から溝中心側に向かって突出し、衝撃力に起因してボールが押圧することにより、移動範囲の規制を解除するようにせん断変形または引張変形することに伴い破断するとよい。これにより、確実に、ボールの移動範囲の規制および移動範囲の規制の解除が可能となる。この規制部材は、例えば、外輪ボール溝のうち溝面の2箇所を架橋するように配置してもよい。この場合、規制部材のうち破断する箇所当たりのせん断力または引張力が小さくなる。従って、規制部材が確実に破断するために、規制部材の材料の選定などが容易となる。
また、規制部材を屈曲変形させる場合には、以下のようにするとよい。すなわち、規制部材は、外輪ボール溝の溝面から溝中心側に向かって突出し、衝撃力に起因してボールが押圧することにより移動範囲の規制を解除するように屈曲変形するとよい。これにより、確実に、ボールの移動範囲の規制および移動範囲の規制の解除が可能となる。
また、上述した車両用プロペラシャフトは、以下の外輪ボール溝および内輪ボール溝が形成された等速ジョイントを備えるものに適用すると効果的である。すなわち、外輪ボール溝は、外輪回転軸の軸方向に平行に延びるように形成され、内輪ボール溝は、内輪回転軸の軸方向に平行に延びるように形成されるものに適用するとよい。このような構成からなる等速ジョイントは、外輪と内輪との軸方向への相対移動が構造上規制されていない。従って、このような構成からなる等速ジョイントを用いる場合に、上述した問題が生じやすい。そこで、上述した本発明を適用することで、確実に上述した問題を解消することができる。
本発明の車両用プロペラシャフトによれば、車両用プロペラシャフトを搬送する際、および、車両用プロペラシャフトを車両に組み付ける際などにおける作業を容易に行うことができる。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。
<第一実施形態>
第一実施形態の車両用プロペラシャフトについて、図1を参照して説明する。図1は、第一実施形態の車両用プロペラシャフトに用いられるジョイント部の軸方向に切断した断面図(軸方向断面図)である。
第一実施形態の車両用プロペラシャフトについて、図1を参照して説明する。図1は、第一実施形態の車両用プロペラシャフトに用いられるジョイント部の軸方向に切断した断面図(軸方向断面図)である。
車両用プロペラシャフトは、エンジンからディファレンシャル装置へ動力を伝達するためのシャフトである。この車両用プロペラシャフトには、駆動方式によって異なるが、フロントプロペラシャフトとリアプロペラシャフトがある。これらは、何れも、エンジンとディファレンシャル装置との間を連結しており、車両前後方向に延びるように配置されている。
この車両用プロペラシャフトのジョイント部について詳細に説明する。図1に示すように、車両用プロペラシャフトのジョイント部は、等速ジョイント10と、外輪延長筒部20と、区画部材30とを備えている。この等速ジョイント10は、いわゆるダブルオフセット形等速ジョイントである。
等速ジョイント10は、いわゆるダブルオフセット形等速ジョイント(DOJ)から構成される。具体的には、等速ジョイント10は、外輪11と、内輪12と、複数のボール13と、保持器14と、ブーツ保持金具15と、ブーツ16と、第一規制部材17、第二規制部材18とを備えている。
外輪11は、円筒状に形成されており、外輪延長筒部20を介してエンジン側に連結されている。この外輪11の内周面に、複数(例えば、6本)の外輪ボール溝11aが周方向に等間隔に形成されている。この外輪ボール溝11aは、外輪回転軸の軸方向に平行に延びるように、外輪11の軸方向全体に亘って形成されている。さらに、外輪ボール溝11aの溝延伸方向に直交する断面形状は、円弧凹状に形成されている。
そして、外輪11の内周面のうち軸方向両端に、周方向全周に亘って、第一係止溝11bおよび第二係止溝11cが形成されている。この第一係止溝11bおよび第二係止溝11cには、それぞれ、第一規制部材17および第二規制部材18が係止されている。さらに、外輪11の外周面のうち図1の右端(外輪延長筒部20の反対側)に、周方向全周に亘って、外周溝11d、11dが形成されている。この外周溝11d、11dには、ブーツ保持金具15の大径部15aが嵌合される。
内輪12は、円筒状からなり、ディファレンシャル装置(図示せず)のスタブシャフト40の端部に連結される。この内輪12の最外周面12aは、軸方向断面で見た場合に一様な円弧凸状、つまり部分球面凸状に近似した形状に形成されている。さらに、内輪12の外周面に、複数(例えば、6本)の内輪ボール溝12bが周方向に等間隔に形成されている。この内輪ボール溝12bは、内輪回転軸の軸方向に平行に延びるように形成されている。さらに、内輪ボール溝12bの溝延伸方向に直交する断面形状は、円弧凹状に形成されている。また、内輪12の内周面には、内周スプライン12cが形成されている。この内周スプライン12cは、スタブシャフト40の端部に形成されている外周スプラインに係合する。そして、この内輪12は、外輪11の内側に、外輪11に対して外輪回転軸方向にスライド可能に配置されている。そして、内輪12のそれぞれの内輪ボール溝12bが、外輪11のそれぞれの外輪ボール溝11aに対向するように配置されている。
複数(例えば、6個)のボール13は、それぞれ、外輪11の外輪ボール溝11aおよび内輪12の内輪ボール溝12bに対して、周方向に係合するように、且つ、外輪ボール溝11aおよび内輪ボール溝12bに転動可能に配置されている。つまり、ボール13により、外輪11と内輪12との間でトルク伝達が行われる。
保持器14は、略円筒状からなる。具体的には、保持器14の内周面は、内輪12の最外周面12aにほぼ対応する部分球面凹状に形成されている。また、保持器14の外周面は、部分球面凸状に形成されている。この保持器14は、外輪11と内輪12との間に配置されている。そして、保持器14の内周面の球面中心と外周面の球面中心は、ジョイント回転中心に対して、軸方向に等距離だけそれぞれ反対側にオフセットさせている。
そして、保持器14には、周方向に等間隔に複数(例えば、6個)の開口窓部14aが形成されている。この開口窓部14aは、外輪ボール溝11aおよび内輪ボール溝12bと同数形成されている。そして、それぞれの開口窓部14aには、ボール13がそれぞれ挿通されている。つまり、保持器14は、複数のボール13を保持している。
ブーツ保持金具15は、大径部15aと小径部15bとが一体的に形成された筒状からなる。そして、ブーツ保持金具15の大径部15aが、外輪11の外周面に形成された外周溝11d、11dに嵌合固定されている。ブーツ16は、ゴムなどの弾性材料により筒状に形成されている。そして、ブーツ16の径方向外方側がブーツ保持金具15の小径部15bに固定され、ブーツ16の径方向内方端がスタブシャフト40の外周面に取り付けられている。つまり、ブーツ16は、外輪11の一端開口側を封止している。
第一規制部材17および第二規制部材18は、何れも、ゴムまたは樹脂などの弾性材料からなり、円環状に形成されている。また、第一規制部材17および第二規制部材18の無負荷時における断面形状は円形である。そして、第一規制部材17は外輪11の第一係止溝11bに嵌め込まれ、第二規制部材18は第二係止溝11cに嵌め込まれている。つまり、外輪ボール溝11aに位置する第一規制部材17および第二規制部材18は、外輪ボール溝11aの溝底に配置されることになる。そして、第一規制部材17および第二規制部材18は、外輪ボール溝11aの溝底から溝中心に向かって突出している。つまり、第一規制部材17および第二規制部材18は、外輪ボール溝11aにおけるボール13の移動範囲を規制している。特に、第二規制部材18は、後述する区画部材30が内輪12、ボール13または保持器14により押圧力を受けないように、すなわち区画部材30が内輪12などに当接しないように、外輪ボール溝11aにおけるボール13の移動範囲を規制している。
さらに、第二規制部材18は、径方向外方に所定の押圧力を受けた場合には、外輪ボール溝11aの溝底から溝中心に向かって突出しないようにつぶれ変形する。具体的には、ボール13により第二規制部材18が所定の押圧力により押圧される場合に、つぶれ変形する。つまり、第二規制部材18は、外輪ボール溝11aにおけるボール13の移動範囲の規制を解除するようにつぶれ変形し得る。ここで、ボール13の移動範囲の規制を解除するための所定の押圧力は、第二規制部材18の外輪ボール溝11aの溝底からの突出量を調整することで、自由に設定できる。さらに、第二規制部材18は、つぶれ変形する域内において弾性変形するようにしている。これにより、つぶれ変形してボール13の移動範囲の規制を解除するための所定の押圧力の調整が容易となる。
外輪延長筒部20は、有底円筒状からなる。この外輪延長筒部20の底面側が、エンジン側のシャフトに連結されている。また、外輪延長筒部20の開口側が、外輪11の一端に摩擦圧接により結合されている。この外輪延長筒部20の内径は、それぞれの内輪ボール溝12bに配置された状態の複数のボール13の外接円とほぼ同等または当該外接円より大きく形成されている。つまり、外輪延長筒部20には、スタブシャフト40に内輪12、ボール13および保持器14が組み付けられた状態で、これらが挿入され得る。さらに、外輪延長筒部20の内径は、区画部材30の外径よりも大きく形成されている。つまり、外輪延長筒部20は、後述する車両衝突における車両前後方向の衝撃力に起因して、内輪12、保持器14、スタブシャフト40の一部および区画部材30が外輪11および外輪延長筒部20に対して相対移動する場合に、これらを筒状の内部に収容可能な形状とされている。
区画部材30は、円板状で、外周端が屈曲形成されている。この区画部材30は、外輪11の内周面のうち外輪延長筒部20側の端部に圧入され、外輪11のうち外輪延長筒部20側の開口を閉塞している。つまり、この区画部材30は、外輪11の内部と外輪延長筒部20の内部とを区画するように、外輪11と外輪延長筒部20との境界部に取り付けられている。そして、区画部材30は、外輪11から外輪延長筒部20側への押圧力を受けた場合に、外輪11から離脱可能とされている。なお、区画部材30により区画された外輪11の内部には、グリースが封入されている。
次に、上述したように構成される車両用プロペラシャフトの通常時における動作について説明する。ここで、「通常時」とは、後述する「搬送時」および「車両衝突時」と区別する意味である。通常時は、エンジンの動力が外輪延長筒部20および外輪11に伝達され、外輪11からボール13を介して内輪12に伝達され、内輪12からスタブシャフト40を介してディファレンシャル装置に伝達される。このとき、等速ジョイント10がジョイント角をとってある場合には、ボール13は外輪ボール溝11aおよび内輪ボール溝12bを溝形成方向に転動する。ただし、通常時においては、ボール13は、第一規制部材17および第二規制部材18に当接することはない。
次に、車両用プロペラシャフトの搬送時における動作について、図1および図2を参照して説明する。図2は、搬送時における図1のA部拡大図である。ここで、「搬送時」とは、組み付けられた車両用プロペラシャフトを搬送する際、および、車両用プロペラシャフトを車両に組み付ける際など、すなわち車両用プロペラシャフトが車両に組み付けられるまでの状態を含む意味である。この場合、外輪11と内輪12とは、通常時に比べて軸方向に大きく相対移動できる。つまり、ボール13は、外輪ボール溝11aの全体に亘って移動し得る。
しかし、第一規制部材17および第二規制部材18により、ボール13の外輪ボール溝11aにおける移動範囲が規制されている。従って、ボール13が第一規制部材17および第二規制部材18に当接する位置まで、ボール13は外輪ボール溝11aを移動できる。ここで、搬送時において、ボール13が外輪ボール溝11aを移動することにより、ボール13が第二規制部材18を押圧する押圧力は、第二規制部材18がつぶれ変形してボール13の移動範囲の規制を解除するための所定の押圧力よりも小さい。従って、図2に示すように、第二規制部材18は、搬送時に、ボール13の移動範囲の規制を解除しない。
つまり、ボール13は、第一規制部材17と第二規制部材18とに当接する位置までしか移動できない。ここで、第二規制部材18は、区画部材30が内輪12などに当接しないように、外輪ボール溝11aにおけるボール13の移動範囲を規制している。従って、搬送時において、内輪12、ボール13および保持器14は、区画部材30に当接しない。その結果、搬送時において、区画部材30が外輪11から離脱することを防止できる。従って、搬送時に、外輪11の内部に封入されたグリースが外輪延長筒部20側に漏れることを防止できる。
次に、車両用プロペラシャフトの車両衝突時における動作について、図1および図3を参照して説明する。図3は、車両衝突時における図1のA部拡大図である。また、図1における二点鎖線は、車両衝突時における内輪12および区画部材30などを示す。
ここで、「車両衝突時」とは、車両前方または車両後方が外部物体に衝突した場合を意味する。つまり、車両衝突時において、車両には車両前後方向の衝撃力が生じる。ここで、車両用プロペラシャフトは、車両前後方向に向かって配置している。従って、車両衝突時には、車両用プロペラシャフトが車両後方に移動しようとするため、結果として車両用プロペラシャフトは車両前後方向に縮むようになる。
このとき、車両用プロペラシャフトを構成する等速ジョイント10において、内輪12、ボール13および保持器14が外輪11に対して車両前後方向に相対移動しようとする。具体的には、内輪12などが外輪11側から外輪延長筒部20側へ移動しようとする。そうすると、ボール13が第二規制部材18に当接する。
ここで、車両衝突における車両前後方向の衝撃力は、第二規制部材18がつぶれ変形してボール13の移動範囲の規制を解除するための所定の押圧力よりも大きい。従って、図3に示すように、ボール13が第二規制部材18をつぶれ変形させて、外輪ボール溝11aにおけるボール13の移動範囲の規制を解除する。つまり、ボール13は、規制されていた外輪ボール溝11aにおける移動範囲を超えて移動可能となる。
そして、内輪12、ボール13および保持器14は、さらに外輪延長筒部20側へ移動して、区画部材30に当接し、区画部材30が外輪11から離脱する。その後、図1の二点鎖線にて示すように、内輪12、ボール13、保持器14および区画部材30が、外輪延長筒部20の筒状の内部に進入する。このように、車両衝突における車両前後方向の衝撃力に起因して、内輪12などが外輪延長筒部20の筒状の内部に進入することで、当該衝撃力を吸収することができる。
ここで、第二規制部材18は、外輪ボール溝11aの溝底に配置され、ボール13によりつぶれ変形することによりボール13の移動範囲の規制を解除している。ここで、第二規制部材18は、ボール13以外、例えば保持器14などによりつぶれ変形させることも考えられる。この場合、第二規制部材18を外輪11に配置するために、外輪11の軸方向長さを長くしなければならない場合がある。しかし、第二規制部材18を外輪ボール溝11aの溝底に配置してボール13によりつぶれ変形することにより、外輪11の軸方向長さを延長することなく、第二規制部材18を配置することができる。
<第二実施形態>
次に、第二実施形態の車両用プロペラシャフトについて、図4および図5を参照して説明する。図4は、第二実施形態の車両用プロペラシャフトに用いられるジョイント部の軸方向に切断した断面図(軸方向断面図)である。また、図4における二点鎖線は、車両衝突時における内輪12および区画部材30などを示す。図5は、図4のB−B断面図である。ここで、第二実施形態における車両用プロペラシャフトは、上記第一実施形態の車両用プロペラシャフトに対して、第二係止溝111cおよび第二規制部材118のみが相違する。そこで、第二係止溝111cおよび第二規制部材118のみについて説明し、その他の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
次に、第二実施形態の車両用プロペラシャフトについて、図4および図5を参照して説明する。図4は、第二実施形態の車両用プロペラシャフトに用いられるジョイント部の軸方向に切断した断面図(軸方向断面図)である。また、図4における二点鎖線は、車両衝突時における内輪12および区画部材30などを示す。図5は、図4のB−B断面図である。ここで、第二実施形態における車両用プロペラシャフトは、上記第一実施形態の車両用プロペラシャフトに対して、第二係止溝111cおよび第二規制部材118のみが相違する。そこで、第二係止溝111cおよび第二規制部材118のみについて説明し、その他の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
第二係止溝111cは、第一実施形態の第二係止溝11cと同様に、外輪11の内周面のうち外輪延長筒部20側の端部に、周方向全周に亘って形成されている。ただし、第二実施形態の第二係止溝111cは、第一実施形態の第二係止溝11cよりも、外輪延長筒部20側に形成されている。
第二規制部材118は、ゴムまたは樹脂などの弾性材料からなり、非円形の環状に形成されている。具体的には、第二規制部材118は、周方向に波状、すなわち、外周側および内周側が何れも凹凸状となるように形成されている。この第二規制部材118の無負荷時における断面形状は円形である。
そして、第二規制部材118は、第二係止溝111cに嵌め込まれている。このとき、第二規制部材118のうち外輪ボール溝11aに位置する部分が、外輪ボール溝11a以外に位置する部分に比べて、外輪11の中心側に位置するようにされている。つまり、第二規制部材118は、外輪ボール溝11aのうち溝面の2箇所を架橋するように配置されている。さらに、換言すると、第二規制部材118は、外輪ボール溝11aのうち溝面から溝中心側に向かって突出するように配置されている。
つまり、第二規制部材118は、外輪ボール溝11aにおけるボール13の移動範囲を規制している。さらに、第二規制部材118は、搬送時において、区画部材30が内輪12、ボール13または保持器14により押圧力を受けないように、すなわち区画部材30が内輪12などに当接しないように、外輪ボール溝11aにおけるボール13の移動範囲を規制している。
さらに、第二規制部材118は、外輪ボール溝11aに溝延伸方向に所定の押圧力を受けた場合には、第二規制部材118のうち外輪ボール溝11aの溝面付近の部分が、せん断変形または引張変形することに伴って破断する。具体的には、ボール13により第二規制部材118が所定の押圧力により押圧される場合に、当該部分が破断する。つまり、第二規制部材118は、外輪ボール溝11aにおけるボール13の移動範囲の規制を解除するように、せん断変形または引張変形して破断する。ここで、所定の押圧力は、搬送時における車両前後方向の力より大きく、車両衝突における車両前後方向の衝撃力より小さい。
このように構成される車両用プロペラシャフトの動作について説明する。通常時および搬送時における動作は、第一実施形態と同様であるので説明を省略する。ここでは、車両衝突時における動作についてのみ説明する。
車両衝突時には、内輪12、ボール13および保持器14が外輪11および外輪延長筒部20に対して車両前後方向に相対移動しようとする。具体的には、内輪12などが外輪11側から外輪延長筒部側へ移動しようとする。そうすると、ボール13が第二規制部材118に当接する。ここで、車両衝突における車両前後方向の衝撃力は、第二規制部材118が破断してボール13の移動範囲の規制を解除するための所定の押圧力よりも大きい。従って、ボール13が第二規制部材118のうち外輪ボール溝11aの溝面付近の部分をせん断変形または引張変形することに伴い破断して、外輪ボール溝11aにおけるボール13の移動範囲の規制を解除する。つまり、ボール13は、規制されていた外輪ボール溝11aにおける移動範囲を超えて移動可能となる。
そして、内輪12、ボール13および保持器14は、さらに外輪延長筒部20側へ移動して、区画部材30に当接し、区画部材30が外輪11から離脱する。その後、図4の二点鎖線にて示すように、内輪12、ボール13、保持器14および区画部材30が、外輪延長筒部20の筒状の内部に進入する。このように、車両衝突における車両前後方向の衝撃力に起因して、内輪12などが外輪延長筒部20の筒状の内部に進入することで、当該衝撃力を吸収することができる。
<第三実施形態>
次に、第三実施形態の車両用プロペラシャフトについて説明する。構成は、実質的に、第二実施形態の車両用プロペラシャフトと同様であるので説明を省略する。第三実施形態の車両用プロペラシャフトは、第二実施形態の車両用プロペラシャフトに対して、以下の点が相違する。すなわち、第二実施形態においては、第二規制部材118は破断したのに対して、第三実施形態においては破断せずに屈曲変形する。
次に、第三実施形態の車両用プロペラシャフトについて説明する。構成は、実質的に、第二実施形態の車両用プロペラシャフトと同様であるので説明を省略する。第三実施形態の車両用プロペラシャフトは、第二実施形態の車両用プロペラシャフトに対して、以下の点が相違する。すなわち、第二実施形態においては、第二規制部材118は破断したのに対して、第三実施形態においては破断せずに屈曲変形する。
具体的には、第二規制部材118が車両衝突における車両前後方向の衝撃力に起因してボール13から外輪ボール溝11aの溝延伸方向の押圧力を受けた場合に、ボール13により第二規制部材118のうち外輪ボール溝11aの溝面付近の部分が屈曲変形する。このようにして、第二規制部材118は、外輪ボール溝11aにおけるボール13の移動範囲の規制を解除する。つまり、ボール13は、規制されていた外輪ボール溝11aにおける移動範囲を超えて移動可能となる。
10:等速ジョイント、
11:外輪、 11a:外輪ボール溝、 11b:第一係止溝、
11c、111c:第二係止溝、 11d:外周溝、
12:内輪、 12a:最外周面、 12b:内輪ボール溝、
12c:内周スプライン、
13:ボール、 14:保持器、 14a:開口窓部、
15:ブーツ保持金具、 15a:大径部、 15b:小径部、
16:ブーツ、
17:第一規制部材、 18、118:第二規制部材、
20:外輪延長筒部、 30:区画部材、 40:スタブシャフト
11:外輪、 11a:外輪ボール溝、 11b:第一係止溝、
11c、111c:第二係止溝、 11d:外周溝、
12:内輪、 12a:最外周面、 12b:内輪ボール溝、
12c:内周スプライン、
13:ボール、 14:保持器、 14a:開口窓部、
15:ブーツ保持金具、 15a:大径部、 15b:小径部、
16:ブーツ、
17:第一規制部材、 18、118:第二規制部材、
20:外輪延長筒部、 30:区画部材、 40:スタブシャフト
Claims (8)
- 筒状からなり内周面に複数の外輪ボール溝が形成された外輪と、前記外輪の内側に配置され外周面に複数の内輪ボール溝が形成された内輪と、前記外輪ボール溝および前記内輪ボール溝に対して周方向に係合して転動可能に配置された複数のボールと、前記外輪と前記内輪との間に配置され前記ボールをそれぞれ挿通する複数の開口窓部が形成された保持器と、を備える等速ジョイントと、
筒状からなり、前記外輪の一端に設けられ、車両衝突における車両前後方向の衝撃力に起因して前記内輪が前記外輪に対して軸方向に相対移動する場合に前記内輪を筒状の内部に収容可能な外輪延長筒部と、
を備える車両用プロペラシャフトであって、
前記外輪ボール溝における前記ボールの移動範囲を規制する規制部材を備え、
前記規制部材は、前記衝撃力に起因して前記移動範囲の規制を解除するように変形することを特徴とする車両用プロペラシャフト。 - 前記外輪の内部と前記外輪延長筒部の内部とを区画するように、前記外輪と前記外輪延長筒部との境界部に取り付けられ、且つ、車両前後方向の押圧力を受けた場合に前記外輪または前記外輪延長筒部から離脱可能な区画部材を備え、
前記規制部材は、前記区画部材が前記内輪、前記ボールまたは前記保持器により前記押圧力を受けないように、前記移動範囲を規制する請求項1に記載の車両用プロペラシャフト。 - 前記外輪の内周面に、周方向に向かって係止溝が形成され、
前記規制部材は、環状からなり、前記係止溝に取り付けられる請求項1または2に記載の車両用プロペラシャフト。 - 前記規制部材は、前記外輪ボール溝の溝底に配置され、前記衝撃力に起因して前記ボールが押圧することにより前記移動範囲の規制を解除するようにつぶれ変形する請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用プロペラシャフト。
- 前記規制部材は、つぶれ変形する域内において弾性変形する材料からなる請求項4に記載の車両用プロペラシャフト。
- 前記規制部材は、前記外輪ボール溝の溝面から溝中心側に向かって突出し、前記衝撃力に起因して前記ボールが押圧することにより、前記移動範囲の規制を解除するようにせん断変形または引張変形することに伴い破断する請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用プロペラシャフト。
- 前記規制部材は、前記外輪ボール溝の溝面から溝中心側に向かって突出し、前記衝撃力に起因して前記ボールが押圧することにより前記移動範囲の規制を解除するように屈曲変形する請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用プロペラシャフト。
- 前記外輪ボール溝は、外輪回転軸の軸方向に平行に延びるように形成され、
前記内輪ボール溝は、内輪回転軸の軸方向に平行に延びるように形成される請求項1〜7の何れか一項に記載の車両用プロペラシャフト。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007053267A JP2008213650A (ja) | 2007-03-02 | 2007-03-02 | 車両用プロペラシャフト |
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JP2007053267A JP2008213650A (ja) | 2007-03-02 | 2007-03-02 | 車両用プロペラシャフト |
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JP2007053267A Pending JP2008213650A (ja) | 2007-03-02 | 2007-03-02 | 車両用プロペラシャフト |
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JP (1) | JP2008213650A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012225483A (ja) * | 2011-04-22 | 2012-11-15 | Showa Corp | 等速ジョイントおよび自動車の推進軸 |
US9303695B2 (en) | 2013-10-17 | 2016-04-05 | Hyundai Motor Company | Propeller shaft for vehicle |
JP2017203486A (ja) * | 2016-05-11 | 2017-11-16 | 株式会社ジェイテクト | 等速ジョイントの外輪の製造方法 |
-
2007
- 2007-03-02 JP JP2007053267A patent/JP2008213650A/ja active Pending
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