JP6935724B2 - 電気コネクタ - Google Patents

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本開示は、電気コネクタに関する。
電気コネクタでは、電気的に接続される相手コネクタとの嵌合状態を強固に維持することが重要となる。一般的に、電気コネクタにおける相手コネクタとの嵌合状態は、それぞれが備える各コンタクトのバネ力等により維持されている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−183212号公報
ここで、電気コネクタの用途によっては、相手コネクタとの嵌合状態をより強固に維持することが望まれる場合がある。より強固に嵌合状態を維持するために、例えば嵌合後に接着剤を用いることが考えられるが、接着剤を用いた場合には、嵌合状態からの抜去作業がし難くなる等、電気コネクタの挿抜及び嵌合状態の維持に関する一連の作業が煩雑となるおそれがある。そこで、本開示は、作業性を確保しながら嵌合状態を強固に維持する電気コネクタ、及び電気コネクタのロック部材を説明する。
本開示の一つの観点に係る電気コネクタは、ケーブルの先端に取り付けられた第1コネクタと、第1コネクタに装着されるロック部材と、を備え、第1コネクタは、相手方のコネクタである第2コネクタのコンタクトに電気的に接続される導電性の第1コンタクトを備え、第1コンタクトは、第2コネクタのコンタクトに嵌合され、第2コネクタのコンタクトに対する挿抜時に拡径可能に構成された筒状の嵌合部と、嵌合部の側面からケーブルの軸方向に延び、嵌合部の拡径に連動して互いの離間距離を長くする一対の腕部と、を有し、ロック部材は、一対の腕部を外方から挟み込むことにより、嵌合部の拡径を規制する規制部を有する。
本開示の一つの観点に係る電気コネクタでは、ロック部材の規制部が、嵌合部の拡径に連動して開く(互いの距離を長くする)一対の腕部を外方から挟み込むことにより、嵌合部の拡径を規制するように構成されている。これにより、第2コネクタとの嵌合後の嵌合部が拡径することが抑制され、第1コネクタと第2コネクタとの嵌合状態を強固に維持することができる。ここで、嵌合部は第2コネクタのコンタクトに嵌合される部分であるところ、第2コネクタのコンタクトは基板に設けられるため、嵌合状態において、嵌合部は当該基板に近接する位置に配置されることとなる。当該基板には、第2コネクタ以外に他の実装されている電子部品等(以下、電子部品と称す)も配置されている。このため、仮にロック部材で直接嵌合部の拡径を規制する場合には、ロック部材が基板の他の実装部品に接触してしまう(ロック部材と他の実装部品とが基板近辺において互いに干渉する)おそれがあり、作業が煩雑になると共に、基板における第2コネクタの周囲の領域を他の実装部品を設けない実装禁止領域とする必要が生じてしまい基板の実装効率が低下してしまう。この点、本開示の一つの観点に係る電気コネクタでは、ロック部材が嵌合部ではなく一対の腕部を挟み込むことにより、間接的に嵌合部の拡径を抑制しているため、ロック部材を基板近辺に配置する必要がなく、ロック部材と他の実装部品とが互いに干渉しない配置とできる。これにより、他の実装部品の配置を考慮せずに容易にロック作業を行うことができると共に、基板において上述した実装禁止領域を小さくすることができる。
上記電気コネクタにおいて、第1コンタクトは、嵌合部における、第2コネクタのコンタクトを受け入れる開口の反対の開口を覆うと共に軸方向に延びるカバー部を更に有し、カバー部は、一対の腕部を外方から挟持する一対の挟持部を有し、規制部は、一対の挟持部を外方から挟み込むことにより、一対の挟持部を介して一対の腕部を外方から挟み込む構成であってもよい。一対の挟持部が一対の腕部を外方から挟持し、該一対の挟持部をロック部材が外方から挟み込む構成とすることにより、嵌合部の拡径をより厳重に規制することができ、第1コネクタと第2コネクタとの嵌合状態をより強固に維持することができる。
上記電気コネクタにおいて、ロック部材は、軸方向に沿って移動可能に構成されていてもよい。このように、電気コネクタの嵌合方向とは異なる方向(ケーブルの軸方向)にロック部材を移動させてロックを実現することによって、嵌合作業とロック作業とを明確に区別して行うことができ、作業性を向上させることができる。
上記電気コネクタにおいて、ロック部材は、規制部が一対の挟持部よりもケーブルの基端寄りに位置する待機位置と、規制部が一対の挟持部を外方から挟み込む規制位置との間を、軸方向に沿って移動可能となるように、規制部をガイドするガイド部を更に有していてもよい。これにより、例えば第2コンタクトに対して嵌合部を挿抜する際には規制部を待機位置として該挿抜を容易に行い、第1コネクタの嵌合部と第2コネクタのコンタクトとが嵌合している際には規制部を規制位置として嵌合状態を強固にすること等が可能になる。すなわち、第1コネクタの挿抜等の作業性を確保しながら、第1コネクタと第2コネクタとの嵌合状態を強固に維持することができる。また、待機位置が一対の挟持部よりもケーブルの基端寄りの位置とされることにより、規制部は待機位置から規制位置まで移動するロック作業において一対の挟持部よりもケーブルの先端(前方)に配置されることがない。これにより、基板における第1コネクタの前方の領域にロック部材が配置されることを抑制でき、当該前方の領域に、上述した他の実装部品を実装し基板の実装効率を向上させることができる。
上記電気コネクタにおいて、規制部及び一対の挟持部のいずれか一方は、他方に向かって突出した突起部を有し、他方は、軸方向に沿ったロック部材の移動において規制部の位置が規制位置に到達したときに突起部と係合する係合部を有していてもよい。突起部が係合部に係合されることにより、作業者に音や振動によるクリック感を与えることができ、作業者に対して、規制部の位置が規制位置となっていることを感知させることができる。
上記電気コネクタにおいて、カバー部は、嵌合部の反対の開口を覆う蓋部と、蓋部に連続して設けられ軸方向に延びるレール部と、を有し、ガイド部は、軸方向に延び、レール部に沿ってスライドすることにより、軸方向への規制部の移動をガイドするスライド部を有していてもよい。スライド部が第1コネクタのレール部に沿って移動することにより、規制部の移動を簡易に行うことができる。
上記電気コネクタにおいて、スライド部は、レール部を外方から覆うと共にレール部に係合していてもよい。スライド部がレール部に係合していることにより、ロック部材が第1コネクタから離間することを抑制することができる。
上記電気コネクタにおいて、規制部は、軸方向に沿って延びる第1部分と、該第1部分における軸方向の端部において折り返し、軸方向と直交する方向となる篏合方向で該第1部分と対向するように軸方向に沿って延びる第2部分とを有していてもよい。規制部が折り返し構造とされていることにより、規制部のばね性を向上させることができる。
本開示によれば、作業性を確保しながら嵌合状態を強固に維持する、電気コネクタ及び電気コネクタのロック部材を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る電気コネクタの斜視図である。 図2は、図1の電気コネクタに含まれるプラグコネクタを示す図であり、(a)は上方から見た斜視図、(b)は下方から見た斜視図、(c)は平面図、(d)は側面図、(e)は底面図である。 図3は、図2のプラグコネクタのカバー部が開いた状態を示す図であり、(a)は上方から見た斜視図、(b)は下方から見た斜視図、(c)は側面図、(d)は背面図である。 図4は、図1の電気コネクタに含まれるロック部材を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は側面図、(d)は底面図である。 図5は、プラグコネクタへのロック部材の取り付け工程を示す図であり、(a)は取り付け前状態、(b)はロック部材が待機位置に位置する状態、(c)はロック部材が規制位置に位置する状態、をそれぞれ示す図である。 図6は、ロック部材が待機位置に位置する状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図、(d)は(b)のd−d線に沿った断面図である。 図7は、ロック部材が規制位置に位置する状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図、(d)は(b)のd−d線に沿った断面図である。
以下に説明される本開示に係る実施形態は本発明を説明するための例示であるので、本発明は以下の内容に限定されるべきではない。以下の説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
[電気コネクタの概要]
図1を参照して、電気コネクタの概要について説明する。図1に示されるように、電気コネクタ1は、プラグコネクタ10(第1コネクタ)と、ロック部材30とを備える。電気コネクタ1は、ケーブル状の信号伝送媒体を基板の電気回路に電気的に接続するコネクタであり、例えば、無線通信で使用される高周波用コネクタとしてのRF(Radio Frequency)コネクタである。信号伝送媒体とは、携帯電話等の種々の電子機器の信号を伝送する媒体であり、例えば同軸ケーブルSCである。基板とは、例えば印刷配線基板200である。すなわち、本実施形態の電気コネクタ1は、同軸ケーブルSCを印刷配線基板200の電気回路に電気的に接続する同軸型電気コネクタである。電気コネクタ1では、同軸ケーブルSCの端末部分に取り付けられたプラグコネクタ10が、印刷配線基板200に実装されたリセプタクルコネクタ100と嵌合することにより、同軸ケーブルSCと印刷配線基板200の電気回路とを電気的に接続する。
なお、以下の説明においては、同軸ケーブルSCの軸方向を「X方向」、プラグコネクタ10及びリセプタクルコネクタ100が嵌合する際における、プラグコネクタ10及びリセプタクルコネクタ100の嵌合方向を「Z方向」、X方向及びZ方向に直交する方向を「Y方向」として説明する場合がある。また、X方向に関して、同軸ケーブルSCにおけるプラグコネクタ10が取り付けられた側の端部を「先端(前端)」、反対側の端部を「後端」、「基端」として説明する場合がある。また、Z方向に関して、例えば図1に示した状態のプラグコネクタ10側を「上」、リセプタクルコネクタ100側を「下」として説明する場合がある。
[プラグコネクタ]
次に、図2(a)〜図2(e)及び図3(a)〜図3(d)を参照して、プラグコネクタ10の詳細について説明する。プラグコネクタ10は、同軸ケーブルSCの先端部分(一端)に取り付けられたコネクタである。図2(a)〜図2(e)に示されるように、プラグコネクタ10は、導電性の外部導体シェル11(第1コンタクト)と、絶縁性の絶縁ハウジング12(図2(b)参照)と、内部導体コンタクト13(図2(b)参照)とを備える。以下、プラグコネクタ10が取り付けられる同軸ケーブルSC、並びに、プラグコネクタ10を構成する外部導体シェル11、絶縁ハウジング12、及び内部導体コンタクト13について、詳細に説明する。
(同軸ケーブル)
同軸ケーブルSCは、携帯電話等の小型端末に内蔵される各種の信号処理要素(例えば、アンテナ、アンテナを制御する制御チップ、基板等)間で高周波信号を伝送するために、当該小型端末内において用いられる配線である。同軸ケーブルSCは、内部導体と、内部導体の周囲に設けられた絶縁体と、絶縁体の周囲に設けられた外部導体と、外部導体の周囲に設けられた保護被膜とを備える。同軸ケーブルSCは、プラグコネクタ10が取り付けられる先端に向かうにつれて、外部導体、絶縁体及び内部導体がこの順に段状に露出される。
本実施形態では、内部導体が、内部導体コンタクト13を介して、印刷配線基板200の信号端子(図示しない)に接続されたリセプタクルコネクタ100の信号コンタクト部材102(図1参照)に電気的に接続されることにより、信号伝送回路が構成されている。また、同軸ケーブルSCの外部導体が、外部導体シェル11を介して、印刷配線基板200のグランド端子(図示しない)に接続されたリセプタクルコネクタ100のグランドコンタクト部材103(図1参照)に電気的に接続されことにより、グランド回路が構成されている。
(外部導体シェル)
外部導体シェル11は、同軸ケーブルSCの外部導体に電気的に接続される導電性のグランドコンタクト部材である。外部導体シェル11は、絶縁ハウジング12(図2(b)参照)の周囲を覆うように設けられる。外部導体シェル11は、相手方のコネクタであるリセプタクルコネクタ100(第2コネクタ)のグランドコンタクト部材103(コンタクト,図1参照)に電気的に接続されて、グランド回路を構成する。外部導体シェル11は、例えば、薄板状の金属部材から形成されている。外部導体シェル11は、嵌合部11aと、一対の腕部11b,11b(図3(a)参照)と、カバー部11cと、を有している。
嵌合部11aは、Z方向を軸方向とする円筒形状(筒状)に形成されており、その筒孔内に絶縁ハウジング12の筒状部分を同軸状となるように収容する(図2(b)参照)。嵌合部11aの内周面は、絶縁ハウジング12の外周面と接している。嵌合部11aの下端寄りには、その全周に亘って径方向の内方(嵌合部11aの円筒形状の中心寄り)に突出した突出部11dを有する(図2(b)参照)。嵌合部11aは、突出部11dがリセプタクルコネクタ100のグランドコンタクト部材103の外周に形成された凹部103a(図1参照)と係合することにより、リセプタクルコネクタ100のグランドコンタクト部材103に嵌合される(詳細は後述)。嵌合部11aは、リセプタクルコネクタ100のグランドコンタクト部材103に対する挿抜時に外径が拡径される構成である。嵌合部11aは、側面における後端部分に、Z方向に延びるスリット11e(図2(e)及び図3(d)参照)が形成されており、該スリット11eを構成する嵌合部11aの両端部分の距離が広がることにより外径が拡径される。嵌合部11aの拡径していない状態での外径は、例えば2.5mm程度であり、拡径している状態での外径は、例えば2.7mm程度である。嵌合部11aは、拡径してはじめて、グランドコンタクト部材103に対して挿抜可能とされるものであり、拡径していない状態においては、グランドコンタクト部材103に対して挿抜不可とされている。嵌合部11aは、グランドコンタクト部材103と嵌合する際に拡径するが、突出部11dが凹部103aとの係合を完了させると自身の弾性により外径を元の大きさへ戻すように縮径させる。
一対の腕部11b,11bは、図3(a)及び図3(b)に示すように、嵌合部11aの側面からX方向の後方(同軸ケーブルSCの軸方向)に延び、嵌合部11aの拡径に連動して互いの離間距離を長くする。言い換えると、一対の腕部11b,11bが互いの離間距離を長くする(外方に開く)ことによって、該一対の腕部11b,11bに連結された嵌合部11aの両端部分が広がり、嵌合部11aが拡径する。一対の腕部11b,11bは、嵌合部11aのスリット11eを両側(Y方向の両側)から挟み込むように、Y方向において互いに対向しており、X方向の後方に向かって延びている(図3(b)参照)。腕部11bは、X方向の後端において折り返す構成とされており、嵌合部11aの側面からX方向の後方に延びる外側部11fと、該外側部11fの後端に連続しY方向(詳細には対向する他方の腕部11bに向かう方向)に延びる連結部11gと、連結部11gに連続しX方向前方に延びる内側部11xと、から構成されている。
カバー部11cは、嵌合部11aにおける、リセプタクルコネクタ100のグランドコンタクト部材103を受け入れる開口11h(図3(b)参照)の反対の開口11i(図3(a)参照)を上方から覆うと共に、開口11iを覆った後に、X方向に延びる部分である。カバー部11cは、嵌合部11aに一体的に設けられている。カバー部11cは、蓋部11jと、一対の挟持部11k,11kと、一対のレール部11l,11lと、固定部11mと、を有している。
蓋部11jは、嵌合部11aの開口11iを閉じるように覆う部分である(図2(a)及び図3(c)参照)。蓋部11jは、開口11iを覆うと共に、一対の腕部11b,11bが設けられた領域の上方にまでX方向の後方に延びている。
一対の挟持部11k,11kは、一対の腕部11b,11bを外方(Y方向の外寄り)から挟持する部分である。すなわち、一方の挟持部11kは一方の腕部11bの外側部11fを外方から覆っており、他方の挟持部11kは他方の腕部11bの外側部11fを外方から覆っている。挟持部11kは、図2(b)に示すように、蓋部11jにおける腕部11bの上方の領域に連続し腕部11bの外側部11f(図3(b)参照)に沿って下方に延びる側壁部11nと、側壁部11nの下端に連続し腕部11bの下端に沿ってY方向(詳細には対向する他方の挟持部11kに向かう方向)に延びる折り返し部11oとを有している。すなわち、挟持部11kは、側壁部11nが腕部11bの外側部11fの表面を覆うと共に、側壁部11nの下端から内方に折り返された折り返し部11oが腕部11bの下端に沿って延びることにより、腕部11bを覆っている。一対の挟持部11k,11kの折り返し部11o,11oは、それぞれ、一対の腕部11b,11b間の中央付近(Y方向の中央部分)にまで延びている(図2(e)参照)。側壁部11nには、X方向に延びる凹状の係合部11pが形成されている(図2(a)参照)。係合部11pには、後述するロック部材30の突起部38(図4(d)参照)が係合される。
一対のレール部11l,11lは、図2(a)に示すように、蓋部11jに連続して設けられX方向に延びている。一対のレール部11l,11lは、蓋部11jにおける嵌合部11aの開口11iを覆う領域のY方向の両端に連続して設けられている。すなわち、一対のレール部11l,11lは、X方向において一対の挟持部11k,11kの側壁部11nよりも前方に設けられている。一対のレール部11l,11lは、Z方向の長さ(蓋部11jから下方に延びる長さ)が、一対の挟持部11k,11kよりも短い。また、一対のレール部11l,11lは、Y方向において一対の挟持部11k,11kよりも外側に張り出した位置でX方向に延びている(図2(e)参照)。
固定部11mは、同軸ケーブルSCに対してプラグコネクタ10を取り付ける部分である。固定部11mは、同軸ケーブルSCに沿って設けられている。固定部11mは、折り曲げ可能に構成されており、折り曲げられる前の状態において、U字状に形成された板状部材である。固定部11mは、同軸ケーブルSCの外部導体と保護被膜の外周を覆うように折り曲げられ先端がかしめられることにより、外部導体と電気的に接続され、グランド回路の一部を構成すると共に、同軸ケーブルSCに固定され、同軸ケーブルSCに対してプラグコネクタ10を取り付ける。固定部11mは、X方向において蓋部11jよりも後方に配置されている。
(絶縁ハウジング)
絶縁ハウジング12は、図2(b)に示すように、円筒形状に形成されており、内部導体コンタクト13を内部に保持すると共に外部導体シェル11と内部導体コンタクト13との間を絶縁するための絶縁体である。絶縁ハウジング12の外周面は嵌合部11aの内周面と接している。
(内部導体コンタクト)
内部導体コンタクト13は、図3(a)及び図3(b)に示すように、絶縁ハウジング12の内部に、圧入等により取り付けられている導電性の部材である。内部導体コンタクト13は、同軸ケーブルSCの内部導体を接続する部分と、当該接続する部分からZ方向(嵌合方向)に延び、内部導体と電気的に接続される部分とを有する。当該内部導体と電気的に接続される部分は、Z方向に弾性的に変位可能に構成されており、リセプタクルコネクタ100の信号コンタクト部材102(後述)と接触する。
[ロック部材]
次に、図4(a)〜図4(d)を参照して、ロック部材30の詳細について説明する。ロック部材30は、プラグコネクタ10に装着される。ロック部材30は、プラグコネクタ10とリセプタクルコネクタ100との嵌合後において、プラグコネクタ10の嵌合部11aにおける外径の拡径を規制することにより、プラグコネクタ10とリセプタクルコネクタ100との嵌合状態を強固に維持するものである。ロック部材30は、プラグコネクタ10に装着された状態において、X方向に沿って移動可能に構成されている。ロック部材30は、例えば、薄板状の金属部材から形成されている。ロック部材30は、規制部31と、ガイド部32とを有する。
(規制部)
規制部31は、一対の腕部11b,11bを外方から挟み込むことにより嵌合部11aの拡径を規制する。より詳細には、規制部31は、一対の挟持部11k,11kを外方から挟み込むことにより、一対の挟持部11k,11kを介して一対の腕部11b,11bを外方から挟み込む。規制部31は、X方向においてガイド部32と連続しており、ガイド部32よりもX方向の後方に位置している。
規制部31は、基部33(第1部分)と、一対の下側平板部34,34(第2部分)と、一対の連結部35,35と、を有する。基部33は、カバー部11cの上面を覆うように設けられる(図5(b)参照)、略矩形状の平板である。基部33は、Z方向において下側平板部34と対向している。また、基部33におけるX方向後端のY方向中央部分には、基部33をZ方向に貫通する切欠き36が形成されている(図4(a)参照)。切欠き36のY方向の長さ(幅)は、少なくとも、固定部11mのY方向の長さ(幅)よりも長い(図7(a)参照)。このような切欠き36が形成されていることにより、ロック部材30をプラグコネクタ10に取り付ける際にプラグコネクタ10の後端部分が上方から目視可能となり、プラグコネクタ10へのロック部材30の装着が容易になる。
一対の連結部35,35は、基部33の後端のY方向の両端部に連続すると共に下方に延び、基部33及び下側平板部34を連結する部分である(図4(a)参照)。連結部35の下端(詳細には下端における、対向する他方の連結部35寄りの領域)には、ロック部材30をプラグコネクタ10に装着しやすくすべく切欠き37が形成されている(図1及び図4(d)参照)。
一対の下側平板部34,34は、一対の連結部35,35の下端に連続すると共にX方向の前方(ガイド部32に向かう方向)に延びる平板である。下側平板部34の前端には、対向する他方の下側平板部34方向に突出した突起部38が設けられている(図4(d)参照)。突起部38は、後述する規制位置において挟持部11kに向かって突出するように形成されており、プラグコネクタ10の係合部11pに係合する(図7(d)参照)。一対の下側平板部34,34は、後述する規制位置において、一対の挟持部11k,11kを外方から挟み込む。
(ガイド部)
ガイド部32は、規制部31が一対の挟持部11k,11kよりも後方(同軸ケーブルSCの基端寄り)に位置する待機位置と、規制部31が一対の挟持部11k,11kを外方から挟み込む規制位置との間を、X方向に沿って移動可能となるように、規制部31をガイドする。移動をガイドするとは、ロック部材30がプラグコネクタ10から外れることなく、ある領域から別の領域への移動を案内することだけでなく、例えばロック部材30がプラグコネクタ10から外れた状態から規制位置に至るまでの移動を案内することも含んでいる。規制位置及び待機位置とは、一対の挟持部11k,11kに対する規制部31の相対的な位置である。
ガイド部32は、基部39と、一対のスライド部40とを有する。基部39は、規制部31の基部33と面一に設けられた略矩形状の平板であり、カバー部11cの上面を覆っている。一対のスライド部40,40は、X方向に延び、一対のレール部11l,11lに沿ってスライドすることによりX方向への規制部31の移動をガイドする。一対のスライド部40,40は、基部39におけるY方の向両端に連続して設けられており、図4(c)に示すようにZ方向の下端の位置が規制部31の下側平板部34の下端の位置と略一致している。一対のスライド部40,40は、下端において、対向する他方のスライド部40方向(内方)に延びる一対の突起部41,41を有している。一対の突起部41,41は、ガイド部32による規制部31のガイド時において、その上面が一対のレール部11l,11lの下端と接する(図5(c)参照)。一対のスライド部40,40は、一対のレール部11l,11lを外方から覆うと共に、その下端に設けられた一対の突起部41,41が、一対のレール部11l,11lの下端に係合している(図5(c)参照)。
[ロック部材の装着及びロック処理]
次に、図5〜図7を参照して、プラグコネクタ10へのロック部材30の装着及びロック処理について詳細に説明する。なお、図5〜図7においては、プラグコネクタ10と嵌合されるリセプタクルコネクタ100(図1参照)の図示を省略している。
図5(a)に示すように、最初に、プラグコネクタ10に対してロック部材30が装着される。具体的には、プラグコネクタ10の上方にセットしたロック部材30を徐々に下方に移動させることにより、カバー部11cに対してロック部材30を装着する。
図5(b)及び図6(a)〜図6(d)に示すように、プラグコネクタ10とリセプタクルコネクタ100とが嵌合される際には、ロック部材30の規制部31が待機位置とされる。待機位置では、規制部31が一対の挟持部11k,11kよりも後方に位置しているため、一対の挟持部11k,11kに対して規制部31からの力(挟み込む力)が加わっていない。この状態においては、一対の挟持部11k,11kに挟持されている一対の腕部11b,11bは、互いの離間距離を長くする(外方に広げる)ことが可能となっており、これに連動して、一対の腕部11b,11bと一体化した嵌合部11aの拡径が可能となっている。この状態で、嵌合部11aを拡径させながら、プラグコネクタ10がリセプタクルコネクタ100に嵌合される。具体的には、拡径した嵌合部11aと絶縁ハウジング12(図6(c)参照)との間にリセプタクルコネクタ100のグランドコンタクト部材103が挿入される。なお、ロック部材30は、プラグコネクタ10とリセプタクルコネクタ100との嵌合が行われた後に、カバー部11cに装着されるものであってもよい。
当該挿入された状態において、嵌合部11aの突出部11dとグランドコンタクト部材103の凹部103a(図1参照)とが係合されて、プラグコネクタ10とリセプタクルコネクタ100とが嵌合される。なお、嵌合部11aは、拡径してはじめて、グランドコンタクト部材103に対して挿抜可能とされるものであり、拡径していない状態においては、グランドコンタクト部材103に対して挿抜不可とされている。
図5(c)及び図7(a)〜図7(d)に示すように、嵌合後において嵌合状態を強固に維持する(ロックする)際には、ロック部材30のスライド部40をレール部11lに沿ってスライドさせ、規制部31が規制位置とされる。規制位置では、図7(d)に示すように、規制部31の一対の下側平板部34,34が、一対の挟持部11k,11kを外方から挟み込む。これにより、規制部31は、一対の挟持部11k,11kを介して一対の腕部11b,11bを外方から挟み込むことができる。このことで、一対の腕部11b,11bは、互いの離間距離を外方に広げることを抑制されるため、一対の腕部11b,11bと一体化した嵌合部11aの拡径が抑制される。すなわち、規制位置では、嵌合部11aが拡径不可とされる。上述したように、嵌合部11aは、拡径していない状態においてはグランドコンタクト部材103に対して挿抜不可とされている。このため、嵌合後に嵌合部11aを拡径不可、あるいは拡径を抑制することによって、嵌合部11aが挿抜不可、あるいは挿抜し難い状態となり、プラグコネクタ10とリセプタクルコネクタ100との嵌合状態を強固に維持することができる。なお、図7(d)に示すように、規制部31が規制位置に到達した状態においては、下側平板部34の前端に設けられた突起部38がプラグコネクタ10の挟持部11kの係合部11p(凹部)に係合している。
[作用効果]
次に、上述した電気コネクタ1の作用効果について説明する。
本実施形態に係る電気コネクタ1は、図1、図5(a)〜(c)、及び図7(a)〜図7(d)に示すように、同軸ケーブルSCの先端に取り付けられたプラグコネクタ10と、プラグコネクタ10に装着されるロック部材30と、を備え、電気コネクタ1は、相手方のコネクタであるリセプタクルコネクタ100のグランドコンタクト部材103(図1参照)に電気的に接続される導電性の外部導体シェル11を備え、外部導体シェル11は、リセプタクルコネクタ100のグランドコンタクト部材103に嵌合され、リセプタクルコネクタ100のグランドコンタクト部材103に対する挿抜時に拡径可能に構成された筒状の嵌合部11aと、嵌合部11aの側面からX方向の後方(同軸ケーブルSCの軸方向)に延び、嵌合部11aの拡径に連動して互いの離間距離を長くする一対の腕部11b,11bと、を有し、ロック部材30は、一対の腕部11b,11bを外方から挟み込むことにより、嵌合部11aの拡径を規制する規制部31を有する。
電気コネクタ1では、ロック部材30の規制部31が、嵌合部11aの拡径に連動して互いの距離を広げる(互いの距離を長くする)一対の腕部11b,11bを外方から挟み込むことにより、嵌合部11aの拡径を規制するように構成されている。これにより、リセプタクルコネクタ100との嵌合後に嵌合部11aが拡径することが抑制され、プラグコネクタ10とリセプタクルコネクタ100との嵌合状態を強固に維持することができる。
ここで、嵌合部11aはリセプタクルコネクタ100のグランドコンタクト部材103に嵌合される部分であるところ、当該グランドコンタクト部材103は印刷配線基板200(図1参照)に設けられるため、嵌合状態において、嵌合部11aは当該印刷配線基板200に近接する位置に配置されることとなる。図1中には図示していないが、印刷配線基板200には、リセプタクルコネクタ100以外の他の実装されている電子部品も配置される。このため、仮にロック部材を嵌合部11aの近傍に配置し、ロック部材にて直接嵌合部11aの拡径を規制する場合には、ロック部材が印刷配線基板200の他の実装部品に接触してしまう(ロック部材と他の実装部品とが印刷配線基板200近辺において互いに干渉する)おそれがある。これにより、部材同士の干渉を意識することによってロック作業が煩雑になると共に、干渉を防止するために、印刷配線基板200におけるリセプタクルコネクタ100の周囲の領域を他の実装部品を設けない実装禁止領域とする必要が生じてしまい、印刷配線基板における実装効率が低下してしまう。
この点、本実施形態の電気コネクタ1では、ロック部材30の規制部31が嵌合部11aではなく一対の腕部11b,11bを挟み込むことにより、間接的に嵌合部11aの拡径を抑制しているため、ロック部材を嵌合部11aの近傍、すなわち印刷配線基板200近辺に配置する必要がなく、ロック部材30と他の実装部品とが互いに干渉しない配置とできる。これにより、他の実装部品の配置を考慮せずに容易にロック作業を行うことができると共に、印刷配線基板200において上述した実装禁止領域を小さくすることができる。
更に、外部導体シェル11は、嵌合部11aにおける、グランドコンタクト部材103を受け入れる開口11h(図3(b)参照)の反対の開口11i(図3(a)参照)を上方から覆うと共に、開口11iを覆った後に、X方向に延びるカバー部11cを有し、カバー部11cは、一対の腕部11b,11bを外方から挟持する一対の挟持部11k,11kを有し、規制部31は、一対の挟持部11k,11kを外方から挟み込むことにより、一対の挟持部11k,11kを介して一対の腕部11b,11bを外方から挟み込む。一対の挟持部11k,11kが一対の腕部11b,11bを外方から挟持し、該一対の挟持部11k,11kをロック部材30の規制部31が外方から挟み込む構成とすることにより、一対の腕部11b,11bが一対の挟持部11k,11k及びロック部材30の規制部31によって二重に挟み込まれることとなり、嵌合部11aの拡径をより厳重に規制することができる。すなわち、プラグコネクタ10とリセプタクルコネクタ100との嵌合状態をより強固に維持することができる。
更に、ロック部材30は、X方向(同軸ケーブルSCの軸方向)に沿って移動可能に構成されている。このように、嵌合方向とは異なる方向(ケーブルの軸方向)にロック部材30を移動させてロックを実現することによって、嵌合作業とロック作業とを明確に区別して行うことができ、作業性を向上させることができる。
更に、ロック部材30は、規制部31が一対の挟持部11k,11kよりも同軸ケーブルSCの基端寄りに位置する待機位置と、規制部31が一対の挟持部11k,11kを外方から挟み込む規制位置との間を、X方向(同軸ケーブルSCの軸方向)に沿って移動可能となるように、規制部31をガイドするガイド部32を有する。これにより、例えばグランドコンタクト部材103(図1参照)に対して嵌合部11aを挿抜する際には規制部31を待機位置として該挿抜を容易に行い、嵌合部11aとリセプタクルコネクタ100のグランドコンタクト部材103とが嵌合している際には規制部31を規制位置として嵌合状態を強固にすること等が可能になる。すなわち、プラグコネクタ10の挿抜等の作業性を確保しながら、外部導体シェル11とグランドコンタクト部材103との嵌合状態を強固に維持することができる。また、待機位置が一対の挟持部11k,11kよりも同軸ケーブルSCの基端寄りの位置とされることにより、規制部31は待機位置から規制位置まで移動する一連のロック作業において一対の挟持部11k,11kよりも同軸ケーブルSCの先端(前方)に配置されることがない。これにより、印刷配線基板200におけるプラグコネクタ10の前方の領域にロック部材30が配置されることを抑制でき、当該前方の領域に、上述した他の電子部品を実装し基板の実装効率を向上させることができる。
更に、規制部31を構成する一対の下側平板部34,34の前端には、対向する他方の下側平板部34に向かって突出した突起部38が設けられており、一対の挟持部11k,11kを構成する一対の側壁部11n,11nには、X方向に延びる凹状の係合部11pが形成されており、X方向に沿ったロック部材30の移動において、規制部31の位置が規制位置に到達したときに突起部38と係合部11pとが係合する。突起部38が係合部11pに係合されることにより、作業者が音や振動によるクリック感を与えることができ、作業者に対して、規制部31の位置が規制位置となっていることを感知させることができる。
更に、カバー部11cは、嵌合部11aの開口11iを覆う蓋部11jと、蓋部11jに連続して設けられ、開口11iを覆った後に、X方向に延びる一対のレール部11l,11lと、を有し、ガイド部32は、X方向に延び、一対のレール部11l,11lに沿ってスライドすることにより、X方向への規制部31の移動をガイドする一対のスライド部40,40を有する。一対のスライド部40,40がレール部11l,11lに沿って移動することにより、規制部31のX方向への移動を簡易に行うことができる。
更に、一対のスライド部40,40は、下端において、対向する他方のスライド部40方向(内方)に延びる一対の突起部41,41を有している。一対の突起部41,41は、ガイド部32による規制部31のガイド時において、その上面が一対のレール部11l,11lの下端と接する(図5(c)参照)。一対のスライド部40,40は、一対のレール部11l,11lを外方から覆うと共に、その下端に設けられた一対の突起部41,41が、一対のレール部11l,11lの下端に係合している(図5(c)参照)。このようにしてスライド部40がレール部11lに係合していることにより、ロック部材30がプラグコネクタ10から離間することを抑制することができる。
更に、規制部31は、X方向に沿って延びる平板状の基部33と、該基部33の後端のY方向の両端部に連続すると共に下方に延びる一対の連結部35,35と、該一対の連結部35,35の下端に連続すると共に、Z方向(嵌合方向)で基板33と対向するように、X方向の前方(ガイド部32に向かう方向)に延びる平板状の下側平板部34,34とを有する。このように、規制部31が折り返し構造(基部33の後端において折り返された構造)とされていることにより、規制部31のばね長を確保し、規制部31のばね性を向上させることができる。例えば、上述したように下側平板部34の前端に突起部38が設けられている構成においては、一対の挟持部11k,11kの係合部11p(凹部)に突起部38が係合されるが(図7(d)参照)、突起部38を係合部11pに近づける段階においては、突起部38を、挟持部11k(詳細には側壁部11n)における平坦な部分(係合部11pが形成されておらず凹部となっていない部分)に沿わせて移動させる必要がある。この点、規制部31がばね性を有していることにより、当該突起部38の移動を容易に行うことができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、ロック部材30の規制部31が一対の挟持部11k、11kを外方から挟み込むことにより一対の挟持部11k,11kを介して一対の腕部11b,11bを外方から挟み込むとして説明したが、これに限定されず、ロック部材は、一対の挟持部を介さずに、一対の腕部を直接挟み込むものであってもよい。また、規制部31を構成する一対の下側平板部34,34の前端の突起部38が、一対の挟持部11k,11kを構成する一対の側壁部11n,11nの凹状の係合部11pに係合するとして説明したが、これに限定されず、反対に、規制部が凹状の係合部を有し、一対の挟持部が突起部を有し、規制部が規制位置に到達した際にこれらが係合する構成であってもよい。
1…電気コネクタ、10…プラグコネクタ(第1コネクタ)、11…外部導体シェル(第1コンタクト)、11a…嵌合部、11b…腕部、11c…カバー部、11i…開口、11j…蓋部、11k…挟持部、11l…レール部、11p…係合部、12…絶縁ハウジング、30…ロック部材、31…規制部、32…ガイド部、38…突起部、40…スライド部、100…リセプタクルコネクタ(第2コネクタ)、103…グランドコンタクト部材(コンタクト)、200…印刷配線基板(基板)、SC…同軸ケーブル(ケーブル)。

Claims (8)

  1. ケーブルの先端に取り付けられた第1コネクタと、前記第1コネクタに装着されるロック部材と、を備え、
    前記第1コネクタは、相手方のコネクタである第2コネクタのコンタクトに電気的に接続される導電性の第1コンタクトを備え、
    前記第1コンタクトは、
    前記第2コネクタのコンタクトに嵌合され、前記第2コネクタのコンタクトに対する挿抜時に拡径可能に構成された筒状の嵌合部と、
    前記嵌合部の側面から前記ケーブルの軸方向に延び、前記嵌合部の拡径に連動して互いの離間距離を長くする一対の腕部と、を有し、
    前記ロック部材は、前記一対の腕部を外方から挟み込むことにより、前記嵌合部の拡径を規制する規制部を有する、電気コネクタ。
  2. 前記第1コンタクトは、前記嵌合部における、前記第2コネクタのコンタクトを受け入れる開口の反対の開口を覆うと共に前記軸方向に延びるカバー部を更に有し、
    前記カバー部は、前記一対の腕部を外方から挟持する一対の挟持部を有し、
    前記規制部は、前記一対の挟持部を外方から挟み込むことにより、前記一対の挟持部を介して前記一対の腕部を外方から挟み込む、請求項1記載の電気コネクタ。
  3. 前記ロック部材は、前記軸方向に沿って移動可能に構成されている、請求項2記載の電気コネクタ。
  4. 前記ロック部材は、前記規制部が前記一対の挟持部よりも前記ケーブルの基端寄りに位置する待機位置と、前記規制部が前記一対の挟持部を外方から挟み込む規制位置との間を、前記軸方向に沿って移動可能となるように、前記規制部をガイドするガイド部を更に有する、請求項3記載の電気コネクタ。
  5. 前記規制部及び前記一対の挟持部のいずれか一方は、他方に向かって突出した突起部を有し、前記他方は、前記軸方向に沿った前記ロック部材の移動において前記規制部の位置が前記規制位置に到達したときに前記突起部と係合する係合部を有する、請求項4記載の電気コネクタ。
  6. 前記カバー部は、前記嵌合部の前記反対の開口を覆う蓋部と、前記蓋部に連続して設けられ前記軸方向に延びるレール部と、を有し、
    前記ガイド部は、前記軸方向に延び、前記レール部に沿ってスライドすることにより、前記軸方向への前記規制部の移動をガイドするスライド部を有する、請求項4又は5記載の電気コネクタ。
  7. 前記スライド部は、前記レール部を外方から覆うと共に前記レール部に係合している、請求項6記載の電気コネクタ。
  8. 前記規制部は、前記軸方向に沿って延びる第1部分と、該第1部分における前記軸方向の端部において折り返し、前記軸方向と直交する方向となる篏合方向で前記第1部分と対向するように前記軸方向に沿って延びる第2部分とを有する、請求項1〜7のいずれか一項記載の電気コネクタ。
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