JP7363228B2 - コネクタ装置、コネクタ、及びコネクタ構造 - Google Patents
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Description
図1を参照して、一形態に係るコネクタ装置の概要について説明する。図1に示されるように、コネクタ装置1は、プラグコネクタ2(第1コネクタ)と、リセプタクルコネクタ3(第2コネクタ)と、を備えるコネクタ組立体である。コネクタ装置1は、ケーブル状の信号伝送媒体を配線基板の電気回路に電気的に接続するコネクタ装置であり、例えばRF(Radio Frequency)コネクタである。信号伝送媒体とは、携帯電話等の種々の電子機器の信号を伝送する媒体であり、例えば同軸ケーブルSCである。配線基板とは、例えば印刷配線基板PBである。すなわち、本実施形態のコネクタ装置1は、同軸ケーブルSCを印刷配線基板PBの電気回路に電気的に接続する同軸型コネクタである。コネクタ装置1では、印刷配線基板PBに実装されたリセプタクルコネクタ3に対して、同軸ケーブルSCの端末部分TPに取り付けられたプラグコネクタ2が嵌合することにより、同軸ケーブルSCと印刷配線基板PBの電気回路とを電気的に接続する(詳細は後述する)。
図2~図7を参照して、プラグコネクタ2の詳細について説明する。図2~図7に示されるように、プラグコネクタ2は、グランドコンタクト導体10(第1グランドコンタクト導体)と、信号コンタクト導体20(第1信号コンタクト導体)と、絶縁性のハウジング30とを備える。プラグコネクタ2は、同軸ケーブルSCの端末部分TPに取り付けられる。
グランドコンタクト導体10は、特に図2に示すように、例えば薄板状の金属材料により形成されており、第1部分10Aと、第2部分10Bと、連結部分10Cとを有する。第1部分10Aは、嵌合部11と、2つのアーム部12とを有する。嵌合部11は、図8に示すような、リセプタクルコネクタ3のグランドコンタクト導体40に嵌合する。例えば嵌合部11は筒状(円筒状)であり、グランド本体部41の外周に嵌合する。嵌合部11の中心軸は、同軸ケーブルSCの軸方向に実質的に直交している。第2部分10Bは、同軸ケーブルSCのシールド線SC3と接続するシェル部としての機能を有する。
信号コンタクト導体20は、例えば薄板上の金属部材により形成されており、グランドコンタクト導体10内に収容される。図4,図6に示すように、信号コンタクト導体20は、接触部21と、接続部22と、屈曲部23とを有する。接触部21は、嵌合部11内に位置してリセプタクルコネクタ3の信号コンタクト導体20に接触する。
図4に示すように、ハウジング30は、信号コンタクト導体20を保持してグランドコンタクト導体10内に収容される。例えばハウジング30は、第1部分31と第2部分32とを有する。第1部分31は嵌合部11内に収容され、信号コンタクト導体20の接触部21及び接続部22を保持する。
プラグコネクタ2の組み立て工程について説明する。まず、ハウジング30の導体支持部34及び開口311に対して、信号コンタクト導体20を取り付ける。信号コンタクト導体20は、導体支持部34に対して信号コンタクト導体20の接触ベース211を当接させると共に、接触アーム212を開口311内に挿通させることで、信号コンタクト導体20の接触部21がハウジング30に支持される。この状態では、ハウジング30の折曲部35は折り曲げられていない。したがって、信号コンタクト導体20の接続部22も力を受けておらず、屈曲部23は屈曲してない。この状態で、グランドコンタクト導体10の第1部分10Aに対してハウジング30を取り付ける。具体的には、第1部分10Aの嵌合部11の内側にハウジング30の第1部分31が入り込み、且つ第2部分32が第1部分10Aの2つのアーム部12の間に配置するように、ハウジング30を取り付ける。
図8を参照して、リセプタクルコネクタ3の詳細について説明する。図8に示されるように、リセプタクルコネクタ3は、グランドコンタクト導体40(第2グランドコンタクト導体)と、信号コンタクト導体50(第2信号コンタクト導体)と、ハウジング60とを有している。リセプタクルコネクタ3は、印刷配線基板PB(図1参照)に、例えば半田付けにより実装される。以下、グランドコンタクト導体40、信号コンタクト導体50、及びハウジング60の具体的構成を順に説明する。
グランドコンタクト導体40は、例えば薄板状の金属部材から形成された接地用の部材である。グランドコンタクト導体40は、信号コンタクト導体50のうちの接触部51を取り囲むように配置されている。グランドコンタクト導体40は、円筒形状(筒状)に形成されたグランド本体部41(本体部)と、該グランド本体部41の一方の端縁(図8では下端)から外方に向かって延出する外部端子部42とを有している。
信号コンタクト導体50は、例えば薄板状の金属部材から形成された信号伝送用の導体である。信号コンタクト導体50は、円筒形状に形成された接触部51と、該接触部51の一方の端縁である下端から外方に向かって延在する導線部52とを有している。
ハウジング60は、印刷配線基板PB上に載置される絶縁性部材となる。
リセプタクルコネクタ3の組み立て工程について説明する。まず、グランドコンタクト導体40及び信号コンタクト導体50を準備する。上述したように、グランドコンタクト導体40及び信号コンタクト導体50は、例えば、金属材料からなる板材をプレス・折曲げ加工することにより作成することができる。
同軸ケーブルSCの端末部分TPに取り付けられたプラグコネクタ2は、印刷配線基板PBに実装されたリセプタクルコネクタ3に接続される。具体的には、図9及び図10に示すように、プラグコネクタ2は、印刷配線基板PBの厚さ方向(Z方向)に沿ってリセプタクルコネクタ3に装着される。プラグコネクタ2がリセプタクルコネクタ3に装着されると、プラグコネクタ2の信号コンタクト導体20がリセプタクルコネクタ3の信号コンタクト導体50に電気的に接続される。信号コンタクト導体50は、印刷配線基板PBの配線導体PB1と電気的に接続され、これにより、同軸ケーブルSCの信号線SC1を流れる電気信号が印刷配線基板PBの配線導体PB1に対して伝達可能となる。
上述したコネクタ装置1の作用及び効果について説明する。
次に、変形例に係るコネクタ装置について、説明する。
第1変形例として、図11に示すプラグコネクタ2Aと、図12に示すリセプタクルコネクタ3Aとによるコネクタ装置1Aについて説明する。第1変形例で示すコネクタ装置1Aは、コネクタ装置1と同様に、プラグコネクタ2Aのグランドコンタクト導体10の嵌合部11よりも同軸ケーブルSCのシールド線SC3に近い位置で、プラグコネクタ2Aのグランドコンタクト導体10とリセプタクルコネクタ3Aのグランドコンタクト導体40とが電気的に接続されて同電位とされる。ただし、この電気的接続を実現するための構造がコネクタ装置1とは異なる。
第2変形例として、図15に示すリセプタクルコネクタ3Cと、図16及び図17に示すプラグコネクタ2Bとによるコネクタ装置1Bについて説明する。
以上、本開示に係る実施形態について説明したが、本発明の要旨の範囲内で種々の変形を上記の実施形態に加えてもよい。
Claims (7)
- 配線基板に実装されるとともに、信号線及びシールド線を有し、信号線とシールド線が軸方向に端末から順に露出された同軸ケーブルの端末部分に取り付けられた相手コネクタと接続可能なコネクタであって、
信号コンタクト導体と、
前記相手コネクタの相手グランドコンタクト導体と嵌合可能な本体部を有するグランドコンタクト導体と、
前記信号コンタクト導体及び前記グランドコンタクト導体の間に介在する絶縁性のハウジングと、
前記グランドコンタクト導体と同電位となるように、前記グランドコンタクト導体と一体化されており、前記コネクタと前記相手コネクタとが接続している状態で、前記相手グランドコンタクト導体に対して前記本体部が嵌合する位置よりも前記同軸ケーブルのシールド線に近い位置において当接する接続導体と、を備えるコネクタ。 - 前記接続導体は、前記相手グランドコンタクト導体を支持する一対の支持部材を含む、請求項1に記載のコネクタ。
- 前記一対の支持部材はそれぞれ弾性を有し、前記相手グランドコンタクト導体を挟むように押圧支持する、請求項2に記載のコネクタ。
- 前記接続導体は、前記相手グランドコンタクト導体へ向けて突出する接点部を有し、
前記一対の支持部材が前記相手グランドコンタクト導体を前記接点部へ向かうように押圧支持することで、前記接点部と前記相手グランドコンタクト導体とが当接する、請求項3に記載のコネクタ。 - 請求項1~4のいずれか一項記載のコネクタと、
前記相手コネクタと、を備え、
前記相手コネクタは、前記信号線と導通し、前記信号コンタクト導体と接触可能な相手信号コンタクト導体を有し、
前記相手グランドコンタクト導体は、前記シールド線と導通し、前記本体部と嵌合可能な嵌合部を有し、
前記接続導体は、前記嵌合部よりも前記同軸ケーブルのシールド線に近い位置で、前記相手グランドコンタクト導体に対して当接する、コネクタ装置。 - 前記相手グランドコンタクト導体は、
前記同軸ケーブルの周方向に沿って延び、前記同軸ケーブルに対して固定する固定部と、
前記コネクタと前記相手コネクタとが接続している状態で前記嵌合部と前記固定部との間で前記配線基板へ向けて突出して前記接続導体に当接する突起と、を更に有する、請求項5に記載のコネクタ装置。 - 配線基板に実装されるとともに、信号線及びシールド線を有し、信号線とシールド線が軸方向に端末から順に露出された同軸ケーブルの端末部分に取り付けられた相手コネクタと接続可能なコネクタ構造であって、
信号コンタクト導体と、
前記相手コネクタのグランドコンタクト導体と嵌合可能な本体部を有するグランドコンタクト導体と、
接続導体と、
前記信号コンタクト導体及び前記グランドコンタクト導体の間に介在する絶縁性のハウジングと、を備え、
前記接続導体は、
前記グランドコンタクト導体と同電位であって、前記相手コネクタと接続している状態で、前記相手コネクタのグランドコンタクト導体に対して前記本体部が嵌合する位置よりも前記同軸ケーブルのシールド線に近い位置において当接し、
前記接続導体は、前記相手コネクタのグランドコンタクト導体を支持する一対の支持部材を含み、
前記一対の支持部材はそれぞれ弾性を有し、前記相手コネクタのグランドコンタクト導体を挟むように押圧支持し、
前記接続導体は、前記相手コネクタのグランドコンタクト導体へ向けて突出する接点部を有し、
前記一対の支持部材が前記相手コネクタのグランドコンタクト導体を前記接点部へ向かうように押圧支持することで、前記接点部と前記相手コネクタのグランドコンタクト導体とが当接する、コネクタ構造。
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JP2020042992A (ja) | 2018-09-12 | 2020-03-19 | ヒロセ電機株式会社 | ロック機能付き同軸コネクタ、該同軸コネクタを含む同軸コネクタ装置、及び、該同軸コネクタ等に用いられるロック部材 |
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