JP6935363B2 - 燃料供給装置 - Google Patents
燃料供給装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6935363B2 JP6935363B2 JP2018110912A JP2018110912A JP6935363B2 JP 6935363 B2 JP6935363 B2 JP 6935363B2 JP 2018110912 A JP2018110912 A JP 2018110912A JP 2018110912 A JP2018110912 A JP 2018110912A JP 6935363 B2 JP6935363 B2 JP 6935363B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- gas
- mixing ratio
- mixed
- injector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
本実施形態では、船外機のエンジンへ液体燃料と気体燃料との混合燃料を供給する燃料供給装置を例示する。
図1は燃料供給装置を示す構成図である。図1に示すように、燃料供給装置10は、液体燃料及び気体燃料を密閉状態で貯留するベーパセパレータタンク12を備えている。ベーパセパレータタンク12内には燃料ポンプ14が配置されている。ベーパセパレータタンク12内には、液体燃料と、その液体燃料の一部が気化した気体燃料と、が存在している。気体燃料は、比重の関係でベーパセパレータタンク12の上方部内に貯留されている。液体燃料が存在する領域を液体燃料貯留領域R1といい、気体燃料が存在する領域を気体燃料貯留領域R2という。なお、ベーパセパレータタンク12は本明細書でいう「密閉容器」に相当する。
まず、船舶に船外機を搭載した際あるいは船外機にエンジン22を組み替えた際には、プライミングポンプ20を手動操作することにより、燃料タンク18内の液体燃料がベーパセパレータタンク12へ送給される。なお、これ以降は、燃料ポンプ14の作動による吸引作用によりベーパセパレータタンク12内に燃料タンク18の燃料が吸引される。
本実施形態の特徴は、混合燃料中の気体の混合割合が所定以上の場合にインジェクタ24の燃料噴射量を増大させる点である。ECU26の電流検出手段27は、燃料ポンプ14に供給される電流値を検出いわゆるモニタリングする。例えば、燃料ポンプ14に供給される電圧値を一定とすると、燃料ポンプ14の負荷の変動により、燃料ポンプ14に供給される電流値が増減する。例えば、燃料ポンプ14に吸い込まれる混合燃料中のエア、ベーパ等の気体の割合が多いと、燃料ポンプ14の負荷が小さいため、燃料ポンプ14に供給される電流値が小さい。ECU26は、混合燃料中の気体の割合が多い時、すなわち、燃料ポンプ14に供給される電流値が所定値より小さい時を、燃料ポンプ14の空転状態として判断する。なお、電流検出手段27は本明細書でいう「混合割合検出手段」に相当する。
前記した燃料供給装置10によると、混合燃料中の気体の混合割合が所定以上の場合には、ECU26によりインジェクタ24の燃料噴射量が増大されることにより、その混合燃料をインジェクタ24から短時間で排出させることができる。したがって、ヘジテーション、エンスト等の始動不良の発生を抑制し、エンジン22の始動性を向上することができる。
本実施形態は、実施形態1に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、実施形態1と同一部位については同一符号を付して重複する説明を省略する。図3は燃料供給装置を示す構成図である。
本実施形態によると、混合燃料中の気体の混合割合が所定以上の場合には、ECU26により排出弁38が開弁されることにより、その混合燃料を分岐通路36から短時間で燃料タンク18へ排出させることができる。したがって、ヘジテーション、エンスト等の始動不良の発生を抑制し、エンジン22の始動性を向上することができる。
本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明は、船外機に限らず、エンジンを備える自動車や自動二輪車等の燃料供給装置にも適用可能である。また、電流検出手段27に代えて、専用の混合割合検出手段を用いてもよい。また、燃料ポンプ14は、ベーパセパレータタンク12内に限らず、ベーパセパレータタンク12の外部に配置してもよい。
12 ベーパセパレータタンク(密閉容器)
14 燃料ポンプ
18 燃料タンク(別の容器)
22 エンジン
24 インジェクタ
26 ECU(制御装置)
27 電流検出手段(混合割合検出手段)
30 気液混合器
36 分岐通路
38 排出弁
Claims (4)
- エンジンへ液体燃料と気体燃料との混合燃料を噴射するインジェクタと、
液体燃料及び気体燃料を密閉状態で貯留する密閉容器と、
前記密閉容器内の液体燃料と気体燃料とを混合する気液混合器と、
前記気液混合器により混合された混合燃料を前記インジェクタへ圧送する燃料ポンプと、
を備える燃料供給装置であって、
前記混合燃料中の気体の混合割合を検出する混合割合検出手段と、
前記インジェクタを駆動制御する制御装置と、
を備えており、
前記制御装置は、前記混合割合検出手段により検出された気体の混合割合が所定以上の場合に前記インジェクタの燃料噴射量を増大させる、燃料供給装置。 - 請求項1に記載の燃料供給装置であって、
前記制御装置は、前記エンジンの始動時に前記混合割合検出手段による検出を行い、前記混合割合検出手段により検出された気体の混合割合が所定以上の場合に前記インジェクタを全開させる、燃料供給装置。 - エンジンへ液体燃料と気体燃料との混合燃料を噴射するインジェクタと、
液体燃料及び気体燃料を密閉状態で貯留する密閉容器と、
前記密閉容器内の液体燃料と気体燃料とを混合する気液混合器と、
前記気液混合器により混合された混合燃料を前記インジェクタへ圧送する燃料ポンプと、
を備える燃料供給装置であって、
前記混合燃料中の気体の混合割合を検出する混合割合検出手段と、
前記混合燃料が流れる混合燃料通路から分岐され、前記密閉容器とは別の容器に接続された分岐通路と、
前記分岐通路に設けられた排出弁と、
前記インジェクタ及び前記排出弁を駆動制御する制御装置と、
を備えており、
前記制御装置は、前記混合割合検出手段により検出された気体の混合割合が所定以上の場合に前記排出弁を開弁させる、燃料供給装置。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載の燃料供給装置であって、
前記混合割合検出手段は、前記制御装置に備えられかつ前記燃料ポンプに供給される電流値を検出する電流検出手段である、燃料供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018110912A JP6935363B2 (ja) | 2018-06-11 | 2018-06-11 | 燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018110912A JP6935363B2 (ja) | 2018-06-11 | 2018-06-11 | 燃料供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019214939A JP2019214939A (ja) | 2019-12-19 |
JP6935363B2 true JP6935363B2 (ja) | 2021-09-15 |
Family
ID=68919449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018110912A Active JP6935363B2 (ja) | 2018-06-11 | 2018-06-11 | 燃料供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6935363B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4306531A (en) * | 1979-11-06 | 1981-12-22 | William Mouradian | Device for improving gasoline fuel consumption |
JPH1089185A (ja) * | 1996-09-11 | 1998-04-07 | Zexel Corp | ガソリン機関の燃料噴射装置 |
JP6232543B2 (ja) * | 2012-04-11 | 2017-11-22 | 有限会社コスモテック | 気液混合燃料製造装置 |
JP6350445B2 (ja) * | 2015-08-17 | 2018-07-04 | 株式会社デンソー | 燃料供給システム |
-
2018
- 2018-06-11 JP JP2018110912A patent/JP6935363B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019214939A (ja) | 2019-12-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7983831B2 (en) | Control apparatus and method for internal combustion engine and fuel property determining apparatus and method | |
KR101284804B1 (ko) | 직접분사 엘피아이 시스템 및 그의 제어방법 | |
JPH1136990A (ja) | エンジンの燃料供給装置 | |
JP2006257907A (ja) | 内燃機関の始動システム | |
US6712044B1 (en) | Fuel supply system for an internal combustion engine, especially a motor vehicle | |
JP2013245635A (ja) | 燃料圧力制御装置 | |
JP6935363B2 (ja) | 燃料供給装置 | |
JPH0783134A (ja) | 内燃機関用燃料供給装置 | |
JP4223751B2 (ja) | 内燃機関の燃料供給装置 | |
SE470525B (sv) | Startsystem för förbränningsmotorer vilka kan drivas av olika bränslen | |
JP2004036458A (ja) | 内燃機関の燃料供給装置 | |
US10662888B2 (en) | Control device for internal combustion engine | |
JP2001342873A (ja) | 内燃機関の燃料噴射制御装置 | |
KR20150138887A (ko) | 수소 가스를 이용한 듀얼 퓨얼 인젝션 시스템 | |
JP5018374B2 (ja) | 内燃機関の燃料噴射システム | |
JPH11159361A (ja) | デュアルフューエル機関の液体燃料供給方法及び装置 | |
JP2005098260A (ja) | 燃料供給装置 | |
JP2014202168A (ja) | エンジンの制御装置 | |
JPH07293381A (ja) | 内燃機関用燃料供給装置及び燃料供給方法 | |
WO2022209148A1 (ja) | 燃料供給装置 | |
JPH11125161A (ja) | 内燃機関の燃料供給装置 | |
JP2003343365A (ja) | 内燃機関の燃料供給装置およびその故障診断装置 | |
JPH11236861A (ja) | 内燃機関の燃料供給方法およびその装置 | |
JP2007154693A (ja) | 内燃機関の排気温度制御装置 | |
WO2017130543A1 (ja) | バイフューエルエンジンシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200915 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210714 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210803 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210825 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6935363 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |