JP6935315B2 - 案内ロボットシステム - Google Patents
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Description
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
図1は、本実施の形態の案内ロボットシステム1の全体構成例を示すブロック図である。
案内ロボットシステム1は、ロボット100、ロボット制御装置110、ロボット監視センタ120、及び管理用PC(Personal Computer)130を備える。
ロボット制御装置110、ロボット監視センタ120及び管理用PC130は、ネットワークNを介して接続されている。ロボット制御装置110には、ロボット監視センタ120だけがアクセス可能である。ロボット監視センタ120には、ロボット制御装置110及び管理用PC130がアクセス可能である。
図2は、本実施の形態のロボット100の内部構成例を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、ロボット100は、CPU101を備え、CPU101の制御下で各処理が実行される主記憶装置102、入出力装置103及び通信インターフェース104(第2通信部の一例)を備える。ロボット100は、施設500内の所定の範囲、例えばロボット100が設置されるフロア内を移動可能である。
入出力部102aは、入出力装置103との間で、データの入出力動作を実行する他、通信インターフェース104経由で、ロボット制御装置110との間でデータの入出力動作を実行する。
駆動制御部102cは、ロボット100が移動する際に、カメラ103aが撮影した画像や、測域センサ103bが検出した周囲状況を判断して、障害物等を避ける動作の制御を行う。本実施の形態において、ロボット100が移動できる移動可能範囲は、予め決められた所定の範囲内(例えば、施設500内)に制限される。つまり、駆動制御部102cが判断するロボット100の現在位置は、その移動可能範囲内での位置に留まる。
カメラ103aは、顧客を撮影し、顔等の画像情報を取得する。マイク103eは、顧客からの音声情報を取得する。カメラ103aで取得された画像情報、及びマイク103eで取得された音声情報等の各種データは、通信インターフェース104を経由してロボット制御装置110に送信される。
ジャイロセンサ103cは、ロボット100に加わる角加速度に基づいてロボット100の傾き等を検出し、通信インターフェース104を経由して検出データをロボット制御装置110に送信する。
スピーカ103fは、対話制御部102dで生成された、ロボット100が施設500内を案内するために必要な対話用の音声を顧客に対して出力する。
図3は、本実施の形態のロボット制御装置110の内部構成例を示す機能ブロック図である。
ロボット制御装置110は、CPU111の制御下で各処理が実行される主記憶装置112及び通信インターフェース113(第1通信部の一例)を備える。
出力データ処理部112bは、通信インターフェース113を介して、ロボット監視センタ120へ送信する出力データの処理を行う。
定型シナリオは、テナントによらず同じ内容の動作、対話をロボット100が実行するシナリオとして用いられる。定型シナリオの種類としては、例えば、後述する図7に示す営業開始日前定型シナリオ、休日定型シナリオ、営業時間外定型シナリオ、一部参照定型シナリオ及びテナント情報不要定型シナリオがある。これらの定型シナリオの詳細な内容については、図7で後述する。
図4は、本実施の形態のロボット監視センタ120の内部構成例を示す機能ブロック図である。
ロボット監視センタ120は、CPU121の制御下で各処理が実行される主記憶装置122及び通信インターフェース123を備える。
テナント情報管理画面122aは、ロボット監視センタ120にてロボット100の動作を監視するオペレータがテナント情報を管理するため、テナント情報を確認、登録又は更新する際に用いられる画面である。
このテナント情報管理画面122aは、通信インターフェース123を介してロボット監視センタ120にアクセスした管理用PC130に表示することもできる。
図5は、本実施の形態の施設500内のテナント配置例を示す図である。
図5は、テナント配置図面112fの一例である。テナント配置図面112fは、施設500の階段、エレベーター、トイレ及び出入口等が示された図に、テナント用の区画がレイアウトされた構成を成している。
テナント用の区画は、壁等で区切り固定されていてもよいし、パーティション等で区切ることで変形できるようにしてもよい。
図6は、テナント毎に設けられるテナント情報の構成例を示すテーブルである。テナント情報記憶部112dには、テナント情報(A)、テナント情報(B)及びテナント情報(C)が記憶されている。
「営業開始日」は、テナントが営業を開始した日付を表す。テナントAの営業開始日は「2017/01/01」である。
「営業日(曜日)」は、一週間のうち、テナントが営業している曜日を表す。テナントAの営業日は「月曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日」である。
「営業時間」は、一日のうち、テナントが営業している時間を表す。テナントAの営業時間は「10:00〜20:00」である。
「案内開始日」は、ロボット100が後述するテナント情報(C)に示されるおすすめ商品、その他情報の案内を開始する日付を表す。テナントAの案内開始日は「2017/08/15」である。
なお、アラーム通知先に、施設500の責任者のメールアドレスを含めておき、テナントの責任者等にアラームが通知される際に、施設500の責任者のメールアドレスにも同じアラームが通知されるようにしてもよい。
「テナント場所」は、施設500内にあるテナントAが設置される場所を表す。テナント場所は、図5のテナント配置図面112fに示されるテナント用の区画に割り振られた番号により特定される。テナントAのテナント場所は「1−1」であるため、図5のテナント配置図面112fによれば、1階の左側の出入口付近にテナントAが配置されていることが分かる。
「おすすめ商品」は、テナント情報(B)の案内有効期間内に、テナントAがロボット100を介して顧客に勧めたい商品を表す。テナントAのおすすめ商品は「スカート1」となっている。
「その他情報」は、テナント情報(B)の案内有効期間内に、テナントAがロボット100を介して顧客に知らせたい情報を表す。テナントAのその他情報は「15時からタイムセール」となっている。
一方、テナント情報記憶部112dに記憶されているテナント情報(C)の「おすすめ商品」、「その他情報」は、テナントAでイベントが開催される度に更新される情報である。
図7は、本実施の形態のロボット100が顧客にテナントの案内を行う対話処理の手順の例を示すフローチャートである。
まず、ロボット100に搭載されたカメラ103aの映像を入力データ処理部112aが画像処理し、顧客の検出を行う。入力データ処理部112aが顧客を検出すると、顧客を検出したことを示す情報がロボット100に送信される。ロボット100は、ロボット制御装置110から顧客を検出したことを示す情報を受信すると、駆動制御部102cが駆動機構103dの駆動を制御する。これにより、ロボット100が顧客の前まで移動する。その後、カメラ103aの映像をロボット制御装置110から受信したロボット制御装置110の入力データ処理部112aが画像処理し、顧客とロボット100との対面関係が成立しているか否か判断する。対面関係が成立していれば、以下に説明する対話処理に遷移する。顧客の移動などにより対面関係が成立しなければ、顧客待ちの状態に遷移する。
まず、対話制御部102dは、ロボット100に搭載されたスピーカ103fから顧客へ向けて、簡単な挨拶を行った後、テナントに関する要望等がないか発話による問いかけを行う(S1)。
ロボット100の発話後、入力データ処理部112aは、顧客との間で継続して対話があるか否かを判定する(S14)。継続して対話がなければ(S14のNO)、本処理は終了する。継続して対話があれば(S14のYES)、ステップS2に戻り処理が繰り返される。その後、上述したステップS2以降の処理が繰り返される。
図8は、図7のステップS11に示したシナリオ作成時におけるキーワードマッチング処理の例を示すブロック図である。
上述したようにロボット制御装置110のシナリオ記憶部112cには、埋込みシナリオ及び定型シナリオが予め記憶されている。
図9は、シナリオ作成部112eにより埋込みシナリオを用いて作成されたシナリオによる対話例を示す模式図である。図9に示す対話例には、顧客の質問に応じて顧客にテナントを案内する様子が示される。
顧客は、ロボット100からの発話に対して、例えば、「テナントAの行き方を教えて。」と返答する(S32)。
ロボット100は、顧客の質問をロボット制御装置110に送信する。ロボット制御装置110のシナリオ作成部112eは、顧客の質問に含まれる「おすすめ」というキーワードを認識し、図8に示したキーワードマッチング処理S21にてテナント情報記憶部112dのテナント情報からキーワードを抽出する。そして、シナリオ作成部112eは、顧客の質問に含まれる「おすすめ」というキーワードと、テナント情報(C)のタイトルを含む情報とをマッチングする。このとき、テナント情報(C)のタイトルである「おすすめ商品」に含まれる「おすすめ」と、顧客の質問に含まれる「おすすめ」とがマッチする。
ロボット100は、ロボット制御装置110から受信したシナリオに基づいて、顧客に対して、例えば、「スカート1がおすすめです。」と発話する(S35)。
図10は、シナリオ作成部112eにより定型シナリオを用いて作成されたシナリオによる対話例を示す模式図である。図10に示す対話例には、定型シナリオとして休日定型シナリオが用いられたことにより、ロボット100が、テナントが定休日であったことを顧客に案内する様子が示される。
顧客は、ロボット100からの発話に対して、例えば、「子供服のお店はどこ?」と返答する(S42)。
例えば、上述した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するためにシステム及び装置の構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ここで説明した実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることは可能であり、さらにはある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
Claims (10)
- 移動可能なロボットと、前記ロボットの動作を制御するロボット制御装置とを備える案内ロボットシステムであって、
前記ロボット制御装置は、
前記ロボットと通信可能であって、前記ロボットが対面する顧客から発せられた音声の認識内容を示す音声情報を受信する第1通信部と、
前記ロボットが案内可能な施設に入居する複数のテナントに関するキーワードを含むテナント情報を記憶するテナント情報記憶部と、
前記顧客の案内に必要な一連の動作の定義に必要なキーワードであって、前記テナントに関するキーワードを少なくとも含む、キーワード、前記ロボットの動作を指示する命令を含む第1シナリオデータ、及び、前記テナントに応じた情報が埋め込まれることにより前記テナントの案内を可能とする第2シナリオデータを記憶するシナリオ記憶部と、
前記第1通信部が受信した前記音声情報から抽出したキーワードと、前記シナリオ記憶部に記憶されたキーワードとの照合結果、又は、前記音声情報から抽出したキーワードと、前記テナント情報記憶部に記憶されたキーワードとの照合結果に基づいて、前記第1シナリオデータ又は前記第2シナリオデータを選択し、選択した前記第1シナリオデータ又は前記第2シナリオデータに基づいて、前記ロボットに前記施設の案内を実行させるためのシナリオを作成し、作成した前記シナリオを前記第1通信部を介して前記ロボットへ送信するシナリオ作成部と、を有し、
前記ロボットは、
前記ロボット制御装置と通信可能であって、前記ロボット制御装置に前記音声情報を送信し、前記ロボット制御装置により作成された前記シナリオを前記ロボット制御装置から受信する第2通信部と、
前記ロボット制御装置により作成された前記シナリオを実行するシナリオ実行部と、を有する
案内ロボットシステム。 - 前記テナント情報には、前記施設に入居する複数のテナント毎に設定される営業開始日、営業日及び営業時間が含まれ、
前記シナリオ作成部は、前記ロボットが前記シナリオを実行する日付が前記営業開始日より以降である前記テナントに対して、前記テナントの案内を前記ロボットに実行させる前記シナリオを作成する
請求項1に記載の案内ロボットシステム。 - 前記シナリオ作成部は、前記音声情報から抽出したキーワードが、前記シナリオ記憶部に含まれる前記テナントに関するキーワードと一致しない場合に、前記第1シナリオデータを選択する
請求項2に記載の案内ロボットシステム。 - 前記シナリオ作成部は、前記ロボットが前記シナリオを実行する日付が、前記テナント情報に含まれる前記テナントの営業日となるように前記ロボットに実行させる前記シナリオを作成する
請求項3に記載の案内ロボットシステム。 - 前記シナリオ作成部は、前記ロボットが前記シナリオを実行する時刻が、前記テナント情報に含まれる前記テナントの営業時間内となるように前記ロボットに実行させる前記シナリオを作成する
請求項3に記載の案内ロボットシステム。 - 前記シナリオ作成部は、前記音声情報から抽出したキーワードが、前記シナリオ記憶部に含まれる前記テナントに関するキーワードと一致する場合に、前記テナント情報を参照し、前記ロボットが前記シナリオに基づいて動作する日時が、前記テナント情報に規定された日時に含まれる場合に、前記第2シナリオデータを選択する
請求項1〜5のいずれか一項に記載の案内ロボットシステム。 - 前記テナント情報には、前記施設に入居する複数のテナント毎に設定される営業開始日、営業日及び営業時間の案内有効期間、及び前記案内有効期間の終了日より前に設定されるアラーム通知日が含まれ、
現在日時が前記アラーム通知日を超えた場合に、前記ロボット制御装置が予め設定された通知先にアラームを通知する
請求項6に記載の案内ロボットシステム。 - 前記シナリオ作成部は、前記案内有効期間内に前記ロボットに実行させる前記シナリオを作成する
請求項7に記載の案内ロボットシステム。 - 前記テナント情報には、前記施設に入居する複数のテナント毎に設定される営業開始日、営業日及び営業時間の案内有効期間、及び前記案内有効期間の開始日より前に設定されるアラーム通知日が含まれ、
現在日時が前記アラーム通知日を超えた場合に、前記ロボット制御装置が予め設定された通知先にアラームを通知する
請求項6に記載の案内ロボットシステム。 - 前記シナリオ作成部は、前記第2シナリオデータを選択した場合、前記音声情報から抽出したキーワードと対応する、前記テナント情報に含まれるキーワードを抽出し、抽出した前記キーワードを前記第2シナリオデータの所定位置に埋め込むことにより、前記シナリオを作成する
請求項6〜9のいずれか一項に記載の案内ロボットシステム。
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