JP6935223B2 - 透明粘着層付き基材フィルムの製造方法、透明粘着層付き透明導電性フィルムの製造方法、およびタッチパネルの製造方法 - Google Patents

透明粘着層付き基材フィルムの製造方法、透明粘着層付き透明導電性フィルムの製造方法、およびタッチパネルの製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、透明粘着層付き基材フィルムの製造方法、透明粘着層付き透明導電性フィルムの製造方法、およびタッチパネルの製造方法に関するものであり、特に、視認性を改善した透明粘着層付き基材フィルム等の製造方法に関するものである。
従来、例えば、スマートフォンやタブレット端末などのように、表示画面に触れることで情報を入力できる装置として、静電容量式タッチパネルが広く用いられていた。ここで、タッチパネル用の透明導電性フィルムとしては、基材フィルム上に、酸化インジウム錫(ITO:indium tin oxide)を、蒸着とかスパッタリング等の工法により積層したものが一般的であった(例えば、特許文献1参照)。
この透明導電性フィルムは、ITOの結晶化とかその後の工程で、そのプラスチックフィルムに傷が付くなど損傷を受ける虞があり、それを防ぐために、基材フィルムにおける、ITO薄膜あるいはそのITO薄膜が結晶化された透明導電性薄膜のある側とは反対側の面に、粘着層を備えた保護フィルムが貼り付けられていた。
また、この保護フィルムは、上述のようにITO薄膜を有するフィルムあるいは透明導電性薄膜を有するフィルム(透明導電性フィルム)に対して貼り付けられる場合の他に、ITO薄膜を積層する前の基材フィルムに対して貼り付けられることもあり、これによって、ITOの積層とかITOの結晶化とかその後の工程において、基材フィルムが損傷を受けるのを防止することができた。
そして、上記工程後、この保護フィルム付きの透明導電性フィルムは、タッチパネルの組み立て際の貼り付けのために、保護フィルムが粘着層ごと剥がされて、光学用透明粘着テープ(OCAテープ:optical clear adhesiveテープ)に貼り替えられることで、透明導電性フィルムに光学用透明粘着層(OCA層)が新たに設けられた。
特開平7−68690号公報
ところで、前記従来の保護フィルム付きの透明導電性フィルムにあっては、保護フィルムを剥がしたとき、その保護フィルムの粘着層における粘着成分が、例えばITOを結晶化する工程とかその他の工程での熱の影響を受け、あるいは粘着成分そのものが原因となって、基材フィルム側に残る糊残りが発生することがあった。このため、基材フィルムと、貼り合わせる光学用透明粘着テープ(OCAテープ)とは、両者の間に空気界面が生じるなどして密着性を損なうことがあったり、また、この透明導電性フィルムをタッチパネル等に用いた場合、その視認性が低下する虞があった。また、この視認性は、OCAテープの透明粘着層における、基材フィルムのある側の面の状態の他に、その反対側の面の状態によっても影響を受けた。
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、透明粘着層と基材フィルムとの密着性を損なうことがなく、かつ、視認性の低下を抑制することができる、透明粘着層付き基材フィルムの製造方法、透明粘着層付き透明導電性フィルムの製造方法、およびタッチパネルの製造方法を提供することにある。
この発明に係る透明粘着層付き基材フィルムの製造方法、透明粘着層付き透明導電性フィルムの製造方法、およびタッチパネルの製造方法は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る透明粘着層付き基材フィルムの製造方法は、一方の面側に透明導電性薄膜を設けるための基材フィルムの、他方の面に、透明粘着層が積層されてなる透明粘着層付き基材フィルムの製造方法である。ここで、前記透明粘着層は、透明プラスチックフィルムを有する前記基材フィルムの他方の面に粘着剤が塗工されて形成される前記粘着剤は、(メタ)アクリル酸エステル共重合体、イソシアネート系架橋剤、及び有機錫化合物を含む粘着剤組成物から形成され、前記有機錫化合物が、前記イソシアネート系架橋剤100重量部に対して、20〜30重量部含有する。そして、前記透明粘着層の、前記基材フィルムのある側とは反対側の面の表面粗さは、三次元算術平均粗さSaが、30nm以下である。
この透明粘着層付き基材フィルムの製造方法によると、透明粘着層は、基材フィルムの、透明導電性薄膜が設けられる一方の面側とは反対の、他方の面に、粘着剤が塗工されて形成される。このため、従来見られるような光学用透明粘着テープ(OCAテープ)への貼り替えが不要となり、貼り替えに伴う糊残りが起こらず、透明粘着層と基材フィルムとの密着性を損なうことがなく、さらには、この密着不良に起因する視認性の低下が抑えられる。また、透明粘着層は、基材フィルムのある側とは反対側の面の表面粗さは、三次元算術平均粗さSaが、30nm以下となっており、この反対側の面による視認性の低下が抑えられる。
また、請求項2に記載の発明に係る透明粘着層付き基材フィルムの製造方法は、請求項1に記載の透明粘着層付き基材フィルムの製造方法において、前記透明粘着層の、前記基材フィルムのある側とは反対側の面に、離型フィルムが貼り合わされる
また、請求項3に記載の発明に係る透明粘着層付き基材フィルムの製造方法は、請求項1または2に記載の透明粘着層付き基材フィルムの製造方法において、前記基材フィルムは、前記透明プラスチックフィルムの一方の面に、第1のハードコート層を有し、その第1のハードコート層の、前記透明プラスチックフィルムのある側とは反対側の面が、前記基材フィルムの一方の面となる。
また、請求項4に記載の発明に係る透明粘着層付き基材フィルムの製造方法は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の透明粘着層付き基材フィルムの製造方法において、前記基材フィルムは、前記透明プラスチックフィルムの他方の面に、第2のハードコート層を有し、その第2のハードコート層の、前記透明プラスチックフィルムのある側とは反対側の面が、前記基材フィルムの他方の面となる。
また、請求項に記載の発明に係る透明粘着層付き基材フィルムの製造方法は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の透明粘着層付き基材フィルムの製造方法において、前記(メタ)アクリル酸エステル共重合体は、(メタ)アクリル酸アルキルモノマーと水酸基含有モノマーとを必須の成分とする共重合体である。
また、請求項に記載の発明に係る透明粘着層付き透明導電性フィルムの製造方法は、基材フィルムの一方の面側に透明導電性薄膜が設けられ、前記基材フィルムの他方の面に透明粘着層が積層されてなる透明粘着層付き透明導電性フィルムの製造方法である。ここで、前記透明粘着層は、透明プラスチックフィルムを有する前記基材フィルムの他方の面に粘着剤が塗工されて形成される前記粘着剤は、(メタ)アクリル酸エステル共重合体、イソシアネート系架橋剤、及び有機錫化合物を含む粘着剤組成物から形成され、前記有機錫化合物が、前記イソシアネート系架橋剤100重量部に対して、20〜30重量部含有する。そして、前記透明粘着層の、前記基材フィルムのある側とは反対側の面の表面粗さは、三次元算術平均粗さSaが、30nm以下である。
この透明粘着層付き透明導電性フィルムの製造方法によると、透明粘着層は、基材フィルムの、透明導電性薄膜が設けられる一方の面側とは反対の、他方の面に、粘着剤が塗工されて形成される。このため、従来見られるような光学用透明粘着テープ(OCAテープ)への貼り替えが不要となり、貼り替えに伴う糊残りが起こらず、透明粘着層と基材フィルムとの密着性を損なうことがなく、さらには、この密着不良に起因する視認性の低下が抑えられる。また、透明粘着層は、基材フィルムのある側とは反対側の面の表面粗さは、三次元算術平均粗さSaが、30nm以下となっており、この反対側の面による視認性の低下が抑えられる。
また、請求項に記載の発明に係る透明粘着層付き透明導電性フィルムの製造方法は、請求項に記載の透明粘着層付き透明導電性フィルムの製造方法において、前記透明粘着層の、前記基材フィルムのある側とは反対側の面に、離型フィルムが貼り合わされる
また、請求項に記載の発明に係るタッチパネルの製造方法は、請求項に記載の透明粘着層付き透明導電性フィルムの製造方法によって製造された透明粘着層付き透明導電性フィルムが、一枚または複数枚使用されて形成される。
この発明に係る透明粘着層付き基材フィルムの製造方法、透明粘着層付き透明導電性フィルムの製造方法、およびタッチパネルの製造方法によれば、基材フィルムの、透明導電性薄膜が設けられる一方の面側とは反対の、他方の面に、粘着剤が塗工されて形成された透明粘着層を設け、かつ、透明粘着層の、基材フィルムのある側とは反対側の面の表面粗さである三次元算術平均粗さSaを、30nm以下とすることで、透明粘着層と基材フィルムとの密着性を損なうことがなく、かつ、視認性の低下を抑制することができる。
この発明の一実施の形態の、透明粘着層付き基材フィルムの断面模式図である。 同じく、透明粘着層付き透明導電性フィルムの断面模式図である。 同じく、タッチパネルの断面模式図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は、本発明の一実施の形態を示す。図中符号1は、透明導電性薄膜を示す。2は、一方の面2a側に前記透明導電性薄膜1を設けるための基材フィルムを示す。3は、透明粘着層を示す。4は、透明粘着層付き基材フィルム、詳しくは、透明導電性フィルム用の、透明粘着層付き基材フィルムを示す。5は、透明粘着層付き透明導電性フィルムを示す。
透明粘着層付き基材フィルム4は、図1に示すように、基材フィルム2の、他方の面2b(つまり、透明導電性薄膜1を設ける一方の面2a側とは反対側の面)に、透明粘着層3が積層されてなる。ここで、基材フィルム2は、透明プラスチックフィルム6を有する。透明粘着層3は、基材フィルム2の他方の面2bに粘着剤が塗工されて形成されている。そして、透明粘着層3の、基材フィルム2のある側とは反対側の面3aの表面粗さは、三次元算術平均粗さSaが、30nm以下となっている。また、この透明粘着層付き基材フィルム4は、透明粘着層3の、基材フィルム2のある側とは反対側の面3aに、離型フィルム14が貼り合わされる。
透明粘着層付き透明導電性フィルム5は、図2に示すように、基材フィルム2の一方の面2a側に透明導電性薄膜1が設けられ、基材フィルム2の他方の面2bに、透明粘着層3が積層されてなる。ここで、基材フィルム2は、透明プラスチックフィルム6を有する。透明粘着層3は、基材フィルム2の他方の面2bに粘着剤が塗工されて形成されている。そして、透明粘着層3の、基材フィルム2のある側とは反対側の面3aの表面粗さは、三次元算術平均粗さSaが、30nm以下となっている。また、この透明粘着層付き透明導電性フィルム5は、透明粘着層3の、基材フィルム2のある側とは反対側の面3aに、離型フィルム14が貼り合わされる。
すなわち、この透明粘着層付き透明導電性フィルム5は、前述の透明粘着層付き基材フィルム4における一方の面2a側に、透明導電性薄膜1が設けられた構成となっている。もっとも、この透明粘着層付き透明導電性フィルム5の製造にあたっては、透明粘着層付き基材フィルム4に対し、透明導電性薄膜1を設けたり、基材フィルム2に対して透明導電性薄膜1を設け、その後に透明粘着層3を積層したり、基材フィルム2に対し例えば酸化インジウム錫(ITO)を積層し、そのITOが積層された基材フィルム2に透明粘着層3を積層し、その後にITOを結晶化して透明導電性薄膜1を形成する等、その工程順序は、任意である。
詳細には、基材フィルム2は、透明プラスチックフィルム6の一方の面に、第1のハードコート層7を有し、その第1のハードコート層7の、透明プラスチックフィルム6のある側とは反対側の面が、基材フィルム2の前記一方の面2aとなる。そして、基材フィルム2は、透明プラスチックフィルム6の他方の面に、第2のハードコート層8を有し、その第2のハードコート層8の、透明プラスチックフィルム6のある側とは反対側の面が、基材フィルム2の前記他方の面2bとなる。
図3は、タッチパネル9を示し、このタッチパネル9は、透明粘着層付き透明導電性フィルム5が、一枚または複数枚(図示実施の形態においては二枚)使用されて形成される。詳細には、タッチパネル9は、位置入力装置10と、液晶モジュール等の表示装置11とからなる。そして、位置入力装置10は、離型フィルム14が剥がされた透明粘着層付き透明導電性フィルム5が二枚重ねられ、表面側に、OCAテープ12によりガラス板13が貼り付けられて形成される。ここで、二枚の透明粘着層付き透明導電性フィルム5、5は、外側に位置する透明粘着層付き透明導電性フィルム5の透明粘着層3により貼り合わされる。そして、内側の透明粘着層付き透明導電性フィルム5の透明粘着層3により、位置入力装置10は、表示装置11に貼り合わされる。
具体的には、透明プラスチックフィルム6の材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate:PET)、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリカーボネート(polycarbonate:PC)、ポリアルキル(メタ)アクリレート、ポリスチレン、ポリイミド、ポリアリレート、ポリアクリロニトリル、シクロポリオレフィン(シクロオレフィンポリマー cyclic olefin polymer:COP、または、シクロオレフィンコポリマー cyclic olefin copolymer:COC)等のポリオレフィン、ポリフェニレンサルファイド、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール等があり、特に、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、シクロポリオレフィン(COP、COC)が好ましい。また、この透明プラスチックフィルム6の厚みは、2〜500μmの範囲が好ましく、2〜200μmの範囲であることが、透明導電性フィルム用のフィルムとしての機械強度とフィルムの薄膜化とのバランスの点でより好ましい。
透明プラスチックフィルム6に積層される第1および第2のハードコート層7、8に用いられるハードコート液としては、例えば、紫外線硬化型、電子線硬化型、熱硬化型のハードコート液がある。生産性及び工程中の耐擦傷性の観点からは、紫外線硬化型のハードコート液が好ましい。また、この紫外線硬化型のハードコート液を構成する主モノマーとしては、単官能(メタ)アクリレート、多官能(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
第1のハードコート層7は、光の波長589nmにおける屈折率が、1.60〜1.80の範囲にあるのがよく、これによって、この第1のハードコート層7を、光学調整層(IM層)として機能させることができる。この第1のハードコート層7は、例えば、有機物、無機物、あるいは有機物と無機物の混合物により形成される。無機物としては、例えば、酸化亜鉛、酸化バリウム、酸化インジウム錫、酸化ジルコニウム(zirconium oxide)、酸化イッテルビウム、酸化イットリウム、酸化タンタル、酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化チタン(titanium oxide)等がある。特に、酸化チタン、酸化ジルコニウムが好ましく、後に得られる透明導電性フィルムの透明性の観点からすると、酸化ジルコニウムがより好ましい。
第2のハードコート層8は、例えば、有機物、無機物、あるいは有機物と無機物の混合物により形成される。
また、第1および第2のハードコート層7、8の硬化後の厚みは、いずれも、0.75〜5.00μmであるのがよく、さらに好ましくは、0.75〜2.00μmであるのがよい。これは、厚みが薄いと、ハードコート層としての硬度が弱くなり、厚すぎると、コスト面で不利になるからである。
ハードコート層7、8の形成には、例えば、リバースグラビアコート法、ダイレクトグラビアコート法、ダイコート法、バーコート法、ワイヤーバーコート法、ロールコート法、スピンコート法、ディップコート法、スプレーコート法、ナイフコート法、キスコート法等のようなコーティング方法を用いることができる。なお、予め透明プラスチックフィルム6の表面に易接着層の塗工やコロナ放電処理等の表面易接着処理を施せば、透明プラスチックフィルム6に対するハードコート層7、8の密着性を向上させることができる。
透明粘着層3を形成する粘着剤としては、例えば、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ウレタン系粘着剤等があり、特に、アクリル系粘着剤は、光学的な透明性や耐熱性に優れるため好適である。
アクリル系粘着剤は、(メタ)アクリル酸エステル共重合体((meth)acrylate copolymer)、イソシアネート系架橋剤(isocyanate−based crosslinking agent)、及び有機錫化合物(organotin compound)を含む粘着剤組成物から形成されるのが好ましい。本明細書において、(メタ)アクリル酸エステル共重合体とは、アクリル酸エステル共重合体(acrylate copolymer)またはメタクリル酸エステル共重合体(methacrylate copolymer)を意味する。有機錫化合物は、架橋促進剤として機能し、その有機錫化合物としては、例えば、ジオクチル錫ジラウレート(dioctyltin dilaurate)、ジブチル錫ジラウレート(dibutyltin dilaurate)、ジブチル錫ジマレエート(dibutyltin dimaleate)、ジヘキシル錫ジアセテート(dihexyltin diacetate)などがある。この有機錫化合物は、イソシアネート系架橋剤100重量部に対して、20〜30重量部含有するのがよい。その含有量が、20重量部未満であると、透明粘着層3の、基材フィルム2のある側とは反対側の面3aの表面粗さである三次元算術平均粗さSaが、30nmを超える虞がある。また、その含有量が、30重量部を超えると、面3aの表面粗さである三次元算術平均粗さSaは小さくなるものの、その量の割には架橋促進の向上はあまり認められないばかりか、粘着剤組成物の調合時に著しい粘度上昇が起こり、その塗工性に悪影響を及ぼす虞がある。そして、このように、有機錫化合物の含有量を、塗工性に悪影響を及ぼさない範囲に抑えると、透明粘着層3の前記面3aの表面粗さである三次元算術平均粗さSaを小さくすることに限界が生じ、その値を10nm未満とすることは困難となる。また、この面3aの表面粗さである三次元算術平均粗さSaが10nm未満に調整される場合には、透明粘着層3自身が硬くなる場合が多く、その粘着力を著しく損なう虞があるため、面3aの表面粗さである三次元算術平均粗さSaは、10nm以上とするのが望ましい。
(メタ)アクリル酸エステル共重合体は、例えば、(メタ)アクリル酸イソステアリル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸メチル等の(メタ)アクリル酸アルキルモノマー(alkyl (meth)acrylate monomer)、または、(メタ)アクリル酸、または、(メタ)アクリル酸カルボキシエチル、(メタ)アクリル酸カルボキシペンチル等のカルボキシル基含有モノマー、または、(メタ)アクリル酸12−ヒドロキシラウリル、(メタ)アクリル酸10−ヒドロキシデシル、(メタ)アクリル酸8−ヒドロキシオクチル、(メタ)アクリル酸6−ヒドロキシヘキシル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル等の水酸基含有モノマー(hydroxyl group−containing monomer)が用いられ、これらを適宜重合することで得ることができる。もっとも、透明粘着層3の機械物性の観点からすると、前記(メタ)アクリル酸エステル共重合体は、(メタ)アクリル酸アルキルモノマーと水酸基含有モノマーとを必須の成分とする共重合体であるのが好ましい。
イソシアネート系架橋剤としては、例えば、アダクト型イソシアネート化合物とか、イソシアヌレート型イソシアネート化合物とか、ビュレット型イソシアネート化合物とか、ウレタンプレポリマー型イソシアネート化合物とかがある。
透明粘着層3の形成には、例えば、リバースグラビアコート法、ダイレクトグラビアコート法、ダイコート法、バーコート法、ワイヤーバーコート法、ロールコート法、スピンコート法、ディップコート法、スプレーコート法、ナイフコート法、キスコート法等のようなコーティング方法を用いることができる。
また、この透明粘着層3の厚みは、5〜100μmの範囲が好ましく、特に、15〜30μmの範囲がより好ましい。これは、透明粘着層3の厚みが薄いと、基材フィルム2のある側とは反対側の面3aにおいて、必要な粘着力が得られない。また、厚すぎる場合には、原材料費や塗工効率などコスト面おいて、不利になる虞がある。
次に、以上の構成からなる透明粘着層付き基材フィルム4、透明粘着層付き透明導電性フィルム5、およびタッチパネル9の作用効果について説明する。これら透明粘着層付き基材フィルム4、透明粘着層付き透明導電性フィルム5あるいはタッチパネル9における、透明粘着層3は、基材フィルム2の、透明導電性薄膜1が設けられる一方の面2a側とは反対の、他方の面2bに、粘着剤が塗工されて形成される。このため、従来見られるような光学用透明粘着テープ(OCAテープ)への貼り替えが不要となり、貼り替えに伴う糊残りが起こらず、透明粘着層3と基材フィルム2との密着性を損なうことがなく、さらには、この密着不良に起因する視認性の低下が抑えられる。また、透明粘着層3は、基材フィルム2のある側とは反対側の面3aの表面粗さは、三次元算術平均粗さSaが、30nm以下となっており、この反対側の面3aによる視認性の低下が抑えられる。
すなわち、基材フィルム2の、透明導電性薄膜1が設けられる一方の面2a側とは反対の、他方の面2bに、粘着剤が塗工されて形成された透明粘着層3を設け、かつ、透明粘着層3の、基材フィルム2のある側とは反対側の面3aの表面粗さである三次元算術平均粗さSaを、30nm以下とすることで、工程数を簡素化しつつ、透明粘着層3と基材フィルム2との密着性を損なうことがなく、かつ、タッチパネル等へ適用された際の視認性の低下を抑制することができる。
また、透明粘着層3を形成する粘着剤は、(メタ)アクリル酸エステル共重合体、イソシアネート系架橋剤、及び有機錫化合物を含む粘着剤組成物から形成され、かつ、有機錫化合物が、イソシアネート系架橋剤100重量部に対して、20〜30重量部含有する。こうして、イソシアネート系架橋剤100重量部に対する有機錫化合物の含有量を20重量部以上とすることで、透明粘着層3の、基材フィルム2のある側とは反対側の面3aの表面を十分滑らかにすることができ、また、30重量部以下とすることで、調合された粘着剤組成物の粘度の上昇を抑えて、塗工性を良好に保つことができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、透明導電性薄膜1は、基材フィルム2の一方の面2aに直接設けられなくても、光学調整層とかその他の層を介して設けられてもよい。
また、基材フィルム2は、第1のハードコート層7とか第2のハードコート層8に加えて、あるいは替えて、他の層を有してもよい。また、これら第1および第2のハードコート層7、8の、一方あるいは両方は、無くてもよい。ここで、第2のハードコート層8を設けることなく、透明プラスチックフィルム6の表面に、直接透明粘着層3を設ける場合には、予め透明プラスチックフィルム6の表面に易接着層の塗工やコロナ放電処理等の表面易接着処理を施したり、透明プラスチックフィルム6の材料によっては、その表面にオリゴマーブロック処理を施すのが好ましい。
また、タッチパネル9は、透明粘着層付き透明導電性フィルム5が二枚使用されているが、そのうちの一方の透明粘着層付き透明導電性フィルム5を、透明粘着層を有しない透明導電性フィルムとOCAテープとに置き換えることで、この透明粘着層付き透明導電性フィルム5が一枚使用されるものであってもよい。また、この透明粘着層付き透明導電性フィルム5は、タッチパネル9における位置入力装置10以外に、タッチパネル9における液晶モジュール等の表示装置、あるいは位置入力装置を有しないディスプレー、その他の装置に使用されてもよい。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。なお、以下の実施例や比較例において作製した基材フィルム2や透明粘着層付き基材フィルム4の各種物性は、以下の機器によって測定または算出した。
塗工膜厚は、反射分光膜厚計(フィルメトリクス(Filmetrics)社製、商品名:F20膜厚測定システム)を用い、透明粘着層3の表面の三次元算術平均粗さは、白色干渉計(株式会社菱化システム製、商品名:VertScan)で算出されるSa値、ハードコート層7、8の屈折率は、多波長アッベ屈折計(株式会社アタゴ製、商品名:DR−M2)を用いた。また、透明粘着層3の基材フィルム2への密着性は、塗布膜にナイフで切れ込みを入れ、表面を擦り脱落の有無で判断。視認性評価には、ガラス板に透明粘着層付き基材フィルム4を貼ったものを用い、これを介して透過、または透明粘着層付き基材フィルム4側で反射した像を目視し、歪みの度合い(鮮明さ)にて判断した。歪みの度合いについては、下記の3段階基準にて評価した。
○「像に歪みは全く認められず、実用上問題がない」
△「像に僅かな歪みは認められるが、実用上問題がない」
×「像に明らかな歪みが認められ、実用上問題がある」
実施例1
厚さ23μmの易接着ポリエステルフィルム(東レ株式会社製、商品名:UH33) からなる透明プラスチックフィルム6の一方の面に、酸化ジルコニウムが約60nmの粒子径で分散されたハードコート用懸濁液をロールコーターで塗工し、その塗工膜を、ドライヤーオーブンを用いて、80℃×1分の条件で加熱乾燥した。次いで、乾燥後の塗工膜に対して紫外線を照射(照射量:200mJ/cm2)することにより、透明プラスチックフィルム6上に、光の波長589nmにおける屈折率1.65、厚さ約1μmのハードコート層7を設けた。他方の面も同一の作業にて液状ハードコート材料を塗工することにより、両面に厚さ約1μmのハードコート層7、8が設けられてなる基材フィルム2(ハードコートフィルム)を作製した。
作製した基材フィルム2の酸化ジルコニウムが含まれるハードコート層7とは反対のハードコート層8の面(つまり、基材フィルム2の他方の面2b)に、アクリル酸アルキル共重合体(水酸基含有モノマーを含む)およびイソシアネート系架橋剤を主成分とするアクリル系粘着剤にジオクチル錫ジラウレートをイソシアネート系架橋剤100重量部に対して20重量部添加した粘着用材料を、ダイコート法による塗工として、リップコーターで塗工し、その塗工膜を、ドライヤーオーブンを用いて、130℃×1分の条件で加熱乾燥することにより、基材フィルム2の片面に厚さ22μmの透明粘着層3を設けた。次いで、その透明粘着層3にポリエステル基材厚125μmのシリコーン系離型フィルム14(東山フイルム株式会社製、商品名:HY−S10)を貼り合せながら、巻取張力280Nで直径6インチの支管へ巻いた透明粘着層付き基材フィルム4(幅1250mmの透明粘着層付きハードコートフィルム)を150m作製した。25℃で7日間養生後、離型フィルム14を剥がし、接していた透明粘着層3の面3aの巻芯から5m部分の表面粗さは、三次元算術平均粗さSaが、23.5nmであった。
実施例2
アクリル酸アルキル共重合体(水酸基含有モノマーを含む)およびイソシアネート系架橋剤を主成分とするアクリル系粘着剤を構成するモノマー組成を変更した以外は、実施例1と同様にして、透明粘着層付き基材フィルム4(幅1250mmの透明粘着層付きハードコートフィルム)を200m作製した。25℃で7日間養生後、離型フィルム14を剥がし、接していた透明粘着層3の面3aの巻芯から5m部分の表面粗さは、三次元算術平均粗さSaが、21.5nmであった。
比較例1
ジオクチル錫ジラウレートをイソシアネート系架橋剤100重量部に対して15重量部添加した以外は、実施例2と同様にして、透明粘着層付き基材フィルム4(幅1250mmの透明粘着層付きハードコートフィルム)を155m作製した。25℃で7日間養生後、離型フィルム14を剥がし、接していた透明粘着層3の面3aの巻芯から5m部分の表面粗さは、三次元算術平均粗さSaが、39.8nmであった。
比較例2
ジオクチル錫ジラウレートをイソシアネート系架橋剤100重量部に対して4.2重量部添加した以外は、実施例2、比較例1と同様にして、透明粘着層付き基材フィルム4(幅1250mmの透明粘着層付きハードコートフィルム)を200m作製した。25℃で7日間養生後、離型フィルム14を剥がし、接していた透明粘着層3の面3aの巻芯から5m部分の表面粗さは、三次元算術平均粗さSaが、49.2nmであった。
比較例3
ジオクチル錫ジラウレートをイソシアネート系架橋剤100重量部に対して20重量部添加した粘着用材料をシリコーン系離型フィルムの離型面に塗工し、その塗工膜を、ドライヤーオーブンを用いて、130℃×1分の条件で加熱乾燥することにより、離型フィルム14の離型面に厚さ22μmの透明粘着層3を設けた。次いで、実施例1で作製した基材フィルム2(ハードコートフィルム)の酸化ジルコニウムが含まれるハードコート層7とは反対のハードコート層8の面(つまり、基材フィルム2の他方の面2b)と、上記透明粘着層3の表面とを貼り合わせた。それ以外は、実施例1、2および比較例1、2と同様にして、透明粘着層付き基材フィルム4(幅1250mmの透明粘着層付きハードコートフィルム)を170m作製した。25℃で7日間養生後、離型フィルム14を剥がし、接していた透明粘着層3の面3aの巻芯から5m部分の表面粗さは、三次元算術平均粗さSaが、25.8nmであった。
比較例4
ジオクチル錫ジラウレートを添加しなかった以外は、比較例3と同様にして、透明粘着層付き基材フィルム4(幅1250mmの透明粘着層付きハードコートフィルム)を150m作製した。25℃で7日間養生後、離型フィルム14を剥がし、接していた透明粘着層3の面3aの巻芯から5m部分の表面粗さは、三次元算術平均粗さSaが、44.4nmであった。
以上の実施例1、2および比較例1〜4において作製された透明粘着層付き基材フィルム4(透明粘着層付きハードコートフィルム)について、密着性および視認性を評価した結果は、表1の通りである。
Figure 0006935223
表1から明らかなように、透明粘着層3が、基材フィルム2の、透明導電性薄膜1を設ける一方の面2a側とは反対の、他方の面2bに、粘着剤が塗工されて形成されることで、透明粘着層3と基材フィルム2との密着性を損なうことがない。また、透明粘着層3を形成する粘着剤に添加するジオクチル錫ジラウレート(有機錫化合物)を、イソシアネート系架橋剤100重量部に対して、20重量部以上とすることで、面3aの表面粗さは、三次元算術平均粗さSaが30nm以下となり、実用上問題のない視認性が得られる。
1 透明導電性薄膜
2 基材フィルム
2a 一方の面
2b 他方の面
3 透明粘着層
3a 基材フィルムのある側とは反対側の面
4 透明粘着層付き基材フィルム
5 透明粘着層付き透明導電性フィルム
6 透明プラスチックフィルム
7 第1のハードコート層
8 第2のハードコート層
9 タッチパネル
14 離型フィルム

Claims (8)

  1. 一方の面側に透明導電性薄膜を設けるための基材フィルムの、他方の面に、透明粘着層が積層されてなる透明粘着層付き基材フィルムの製造方法であって、
    前記透明粘着層は、透明プラスチックフィルムを有する前記基材フィルムの他方の面に粘着剤が塗工されて形成され、
    前記粘着剤は、(メタ)アクリル酸エステル共重合体、イソシアネート系架橋剤、及び有機錫化合物を含む粘着剤組成物から形成され、前記有機錫化合物が、前記イソシアネート系架橋剤100重量部に対して、20〜30重量部含有し、
    前記透明粘着層の、前記基材フィルムのある側とは反対側の面の表面粗さは、三次元算術平均粗さSaが、30nm以下である、透明粘着層付き基材フィルムの製造方法
  2. 前記透明粘着層の、前記基材フィルムのある側とは反対側の面に、離型フィルムが貼り合わされる、請求項1に記載の透明粘着層付き基材フィルムの製造方法
  3. 前記基材フィルムは、前記透明プラスチックフィルムの一方の面に、第1のハードコート層を有し、その第1のハードコート層の、前記透明プラスチックフィルムのある側とは反対側の面が、前記基材フィルムの一方の面となる、請求項1または2に記載の透明粘着層付き基材フィルムの製造方法
  4. 前記基材フィルムは、前記透明プラスチックフィルムの他方の面に、第2のハードコート層を有し、その第2のハードコート層の、前記透明プラスチックフィルムのある側とは反対側の面が、前記基材フィルムの他方の面となる、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の透明粘着層付き基材フィルムの製造方法
  5. 前記(メタ)アクリル酸エステル共重合体は、(メタ)アクリル酸アルキルモノマーと水酸基含有モノマーとを必須の成分とする共重合体である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の透明粘着層付き基材フィルムの製造方法
  6. 基材フィルムの一方の面側に透明導電性薄膜が設けられ、前記基材フィルムの他方の面に透明粘着層が積層されてなる、透明粘着層付き透明導電性フィルムの製造方法であって、
    前記透明粘着層は、透明プラスチックフィルムを有する前記基材フィルムの他方の面に粘着剤が塗工されて形成され、
    前記粘着剤は、(メタ)アクリル酸エステル共重合体、イソシアネート系架橋剤、及び有機錫化合物を含む粘着剤組成物から形成され、前記有機錫化合物が、前記イソシアネート系架橋剤100重量部に対して、20〜30重量部含有し、
    前記透明粘着層の、前記基材フィルムのある側とは反対側の面の表面粗さは、三次元算術平均粗さSaが、30nm以下である、透明粘着層付き透明導電性フィルムの製造方法。
  7. 前記透明粘着層の、前記基材フィルムのある側とは反対側の面に、離型フィルムが貼り合わされる、請求項6に記載の透明粘着層付き透明導電性フィルムの製造方法
  8. 請求項6に記載の透明粘着層付き透明導電性フィルムの製造方法によって製造された透明粘着層付き透明導電性フィルムが、一枚または複数枚使用されて形成される、タッチパネルの製造方法
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