JP6935086B2 - 給湯器用のリモートコントローラ装置 - Google Patents

給湯器用のリモートコントローラ装置 Download PDF

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Description

本発明は、給湯器用のリモートコントローラ装置に関するものである。
給湯器システムでは、台所や浴室などに設置されたリモートコントローラによって各種機能を実行するような方式が採用されている。例えば、台所や浴室などの壁面に固定される形態でリモートコントローラが設置され、ユーザがそのリモートコントローラを操作することで給湯温度、ふろ温度、音声通話、自動湯張り、追い焚きなどの様々な機能を実行し得るようになっている。この種の給湯器システムでは、タブレット端末などの携帯型情報処理端末を給湯器用のリモートコントローラとして用いる技術も提案されている。例えば、特許文献1で開示された風呂給湯器では、携帯型情報処理端末に風呂給湯器用のアプリケーションプログラム(風呂給湯器アプリ)がインストールされており、所定の音声メッセージを出力させる際に、出力先の携帯型情報処理端末で風呂給湯器アプリが未起動であったり、バックグラウンドで動作したりしている場合は、風呂給湯器アプリをフォアグランドに移行させて音声メッセージを出力させる。
特開2016−205710号公報
ところで、携帯型の情報処理端末に給湯器用のリモートコントローラ機能を付加する場合、ユーザの利便性を飛躍的に高め得るものの、リモートコントローラ機能を実施できるか否かが情報処理端末内の蓄電部(二次電池など)の充電度合いに依存してしまうというデメリットがある。例えば、情報処理端末を効率的に充電できない構成であったり、ユーザが充電を忘れやすい構成であると、情報処理端末において充電不足が生じやすく、必要なときにリモートコントローラ機能が実施できなくなる可能性が高まる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、一部が移動可能な情報処理端末として構成され、その情報処理端末が効率的に充電されやすい給湯器用のリモートコントローラ装置を実現することを目的とするものである。
本発明の一つの例である給湯器用のリモートコントローラ装置は、
タッチパネルが設けられてなる表示装置と、前記表示装置にリモートコントローラ画像を表示する第1表示モードと、リモートコントローラ画像以外の画像を表示する第2表示モードとを切り替える表示制御部と、蓄電部と、を備えた情報処理端末と、
前記情報処理端末を着脱可能に保持する保持部を備え、給湯器と通信可能とされた保持装置と、
前記情報処理端末が前記保持部に保持されたことを検出する検出部と、
前記情報処理端末が前記保持部に保持されたことを前記検出部が検出した場合に、前記保持装置側の電力に基づいて前記情報処理端末の前記蓄電部を充電する充電部と、
を有する。
上記リモートコントローラ装置は、情報処理端末が保持装置に対して着脱可能とされており、情報処理端末が保持部に保持されたことを検出する検出部と、情報処理端末が前記保持部に保持されたことを検出部が検出した場合に、保持装置側の電力に基づいて情報処理端末の蓄電部を充電する充電部と、を有する。このリモートコントローラ装置は、情報処理端末を保持装置から離脱させて移動させることができ、リモートコントローラ機能以外の機能を高い自由度で実施することができる。一方で、情報処理端末が保持部に保持されたときには、検出部がその保持状態を検出し、充電部が情報処理端末の蓄電部を充電するように動作する。このような構成であるため、保持部を戻す位置として運用すれば、情報処理端末を保持部に戻す度に充電を行うことができ、ユーザに複雑な作業を強いることなく効率的に充電を行うことができる。
実施例1の給湯システムを概念的に示す説明図である。 実施例1の給湯システムの給湯器内の構成を具体的に示す説明図である。 実施例1の給湯システムの電気的構成を簡略的に示すブロック図である。 実施例1の給湯システムにおけるリモートコントローラ装置を概略的に示す斜視図である。 図4のリモートコントローラ装置の情報処理端末にリモートコントローラ画像が表示された例を示す説明図である。 図4のリモートコントローラ装置の情報処理端末にリモートコントローラ画像以外の画像が表示された例を示す説明図である。 図4のリモートコントローラ装置の保持装置を概略的に示す斜視図である。
本発明の好ましい形態を以下に例示する。
充電部は、保持装置に設けられた送電部と、情報処理端末に設けられた受電部とを有し、送電部と受電部との間で非接触給電を行う構成であってもよい。このように構成されたリモートコントローラ装置は、情報処理端末と保持装置との間の固定配線や露出端子などを低減又は省略することができる。また、情報処理端末が正規位置から多少ずれていても充電が行われやすくなり、ユーザがあまり充電を意識していなくても自然に且つ自動的に充電を開始することができる。
保持装置は、情報処理端末を載置する載置部を有していてもよい。載置部には、情報処理端末を載置する載置面側から下方側に水を抜くための水抜き孔が形成されていてもよい。
このように構成されたリモートコントローラ装置は、情報処理端末を手に取って移動させることを可能としつつ、必要に応じて情報処理端末を載置部に載置しておくことができるようになる。しかも、載置部には水抜き孔が形成されているため載置面上に水が貯留しにくくなり、「載置面上に貯留した水が情報処理端末に悪影響を及ぼす」といった事態が生じにくくなる。
情報処理端末は、蓄電部が所定の低充電状態である場合に当該情報処理端末を所定の省電力状態に切り替え、蓄電部が低充電状態でない場合に省電力状態を解除する省電力制御部を備えていてもよい。このように、蓄電部が低充電状態になった場合に電力消費を抑える構成であれば、蓄電部の充電量が過度に低下することを抑制することができ、リモートコントローラ機能が長時間実行できない事態を生じにくくすることができる。
保持装置は、浴室内において固定されるものであってもよい。情報処理端末は、保持装置から離脱させて浴室内で移動させ得る構成であってもよい。このように構成されたリモートコントローラ装置は、例えば、浴室内で情報処理端末をある程度自由に移動させることができるため、ユーザは、入浴しながら情報処理端末を手に取ったり所望の位置に載置したりしながら、リモートコントローラ以外の機能を情報処理端末に実行させるように楽しむことができる。一方、情報処理端末を保持装置に戻せば、情報処理端末を浴室内に設置された状態にすることができ、且つその設置状態で蓄電部を充電することができる。
<実施例1>
以下、実施例1について、図面を参照して説明する。
(基本構成)
図1、図2等で示す給湯システム1は、浴槽への給湯機能と浴槽内の水の加熱機能とを備えた風呂・給湯システムとして構成され、主として、給湯器1Aと、給湯器1Aを遠隔操作するための給湯器用のリモートコントローラ装置100(以下、単にリモートコントローラ装置100ともいう)とを備えている。
図2のように、給湯器1Aは、主として、給湯側回路2と、風呂側回路3とを備える。
給湯側回路2は、入水管12、出湯管10、ガスバーナ4、熱交換器6(一次熱交換器7、二次熱交換器8)などを備えており、外部から供給された水道水を加熱し出湯させる経路として機能する。風呂側回路3は、ガスバーナ54(風呂バーナ)、熱交換器56(風呂側熱交換器)、配管66、循環ポンプ62、サーミスタ64,65などを備え、風呂の追い焚き等に利用される。給湯側回路2では、二次熱交換器8の入口に入水管12が接続され、入水管12にはサーミスタ25と水量センサ34とが設けられている。入水管12の下流側には、二次熱交換器8の伝熱管8aが接続され、その下流側には伝熱管8aと一次熱交換器7の伝熱管7aとを連結する配管20が接続される。配管20に連結された構成で伝熱管7aが接続され、一次熱交換器7の出口には出湯管10が接続されている。出湯管10にはサーミスタ26が設けられている。一次熱交換器7は、伝熱管7a内を通る水に対してガスバーナ4で発生した燃焼排気に含まれる燃焼熱を伝熱し、顕熱の熱エネルギーを通水に伝達する。二次熱交換器8は、伝熱管8a内を通る水に対し、ガスバーナ4で発生した燃焼排気が一次熱交換器7を通過した後の燃焼熱を伝熱し、潜熱の熱エネルギーを通水に伝達する。バイパス路14は、入水管12と出湯管10との間をバイパスし、その内部にはバイパス弁32が設けられている。入水管12において、バイパス路14が連結する分岐位置よりも上流側には、通水量制御弁33が設けられている。ガスバーナ4へのガスの供給を行うガス管40には、上流側からガス元電磁弁42、給湯ガス比例制御弁44、各ガスバーナ4への分岐管ごとの給湯切替電磁弁46,46・・が夫々設けられている。ファン48は、燃焼用空気を各ガスバーナ4(給湯バーナ)及びガスバーナ54(風呂バーナ)へ供給する。ガスバーナ54(風呂バーナ)に接続されるガス管からの分岐管には、切替電磁弁53が設けられている。
風呂側回路3において、配管66は、浴槽60側からの水を熱交換器56側へと導く往き配管67と、熱交換器56側からの水を浴槽60側へと導く戻り配管68と、これらに連結されて熱交換器56内を通る中間配管69とを備える。熱交換器56は、風呂一次熱交換器57と風呂二次熱交換器58とを備え、配管66を通る水に対してガスバーナ54(風呂バーナ)での燃焼によって生じた燃焼熱を伝達する。循環ポンプ62は、配管66内の水を流動させる。配管66には、出湯管10から分岐された落とし込み管70が接続され、落とし込み管70には、給湯用電磁弁72及び落とし込み水量センサ74が設けられている。落とし込み管70に設けられた給湯用電磁弁72を開弁させることで、給湯側回路2で加熱された湯を浴槽60へ供給することが可能となっている。
図2、図3で示すように、給湯器1Aには、制御装置としてのコントローラ22が設けられている。図3のように、コントローラ22には、例えば、公知のマイクロコンピュータ等として構成される制御装置22Aと、公知の半導体メモリ等として構成されるメモリ22Bと、外部との通信を行うためのインタフェースとして構成される通信部22Cとが設けられている。コントローラ22は、給湯側回路2や風呂側回路3に設けられた様々なセンサからの信号を取得可能に構成されており、給湯側回路2や風呂側回路3に設けられた様々なアクチュエータを制御し得る構成となっている。図2のように、コントローラ22には、複数のリモートコントローラ(リモートコントローラ装置100、101)がコントローラ22と通信し得る構成で接続されている。リモートコントローラ装置100は、浴室内に設けられる第1リモートコントローラであり、リモートコントローラ装置101は、浴室とは異なる場所(例えば台所等)に設けられる第2リモートコントローラである。
(リモートコントローラ装置の構成)
次に、浴室内に設けられるリモートコントローラ装置100の構成を詳述する。なお、
リモートコントローラ装置101は、リモートコントローラ装置100と同様の構成となっていてもよく、リモートコントローラ装置100とは異なる構成(公知の台所用リモートコントローラの構成)であってもよい。図4で示すように、リモートコントローラ装置100は、タッチパネル式の表示装置122を備えた情報処理端末110と、所定の位置に設置される保持装置130とを備える。情報処理端末110は、図4のように保持装置130に保持され得るものであり、図5、図6のような外観をなす。保持装置130は、図4のように情報処理端末110を保持し得るものであり、図7のような外観をなす。
図3のように、情報処理端末110は、制御装置112、二次電池114、受電部174、第1無線通信部118、第2無線通信部120、表示装置122、記憶部124、音声装置126などを備える。情報処理端末110は、図5、図6のような外観をなし、図5のようにリモートコントローラとしての機能を実現することもでき、図6のようにリモートコントローラ以外の機能を実現することもできるようになっている。情報処理端末110は、防水性を有するタブレット端末として構成されており、例えば、給電についても端子を露出させない給電方式(例えば電磁誘導方式、磁気共鳴方式、マイクロ波放電方式などの公知の非接触給電方式)を採用しており、通信についても端子を露出させない通信方式(例えば公知の無線通信方式)を採用している。なお、外部に金属端子が全く露出していない構成であることが望ましいが、一部に金属端子が露出した構成であってもよい。本構成では、例えば、保持装置130に設けられた送電部172において送電制御部172Bが送電コイル172Aに対して送電動作(例えば、所定の通電動作)を行っているときに、情報処理端末110に設けられた受電部174の受電コイル174Aが送電コイル172Aに近接していると、送電コイル172Aにおいて電流が発生するように非接触給電がなされる。充電制御部174B及び制御装置112は、このように発生する電流に基づき、二次電池114に充電電流を供給する充電動作を行い得る。なお、充電に関する構成や充電動作の具体例については後に詳述する。
図3の構成において、制御装置112は、CPUなどの公知の演算装置、又はCPUと他の周辺回路とによって構成されており、様々な制御や演算を行い得る。二次電池114は、充放電可能な公知の電池であり、例えば、リチウムイオン電池などを好適に用いることができる。受電部174は、受電コイル174Aと充電制御部174Bとを備え、受電コイル174Aで生じた電力に基づき、二次電池114に供給する充電電流を生成し得る。
第1無線通信部118は、公知の第1無線通信方式により、保持装置130との間で(具体的には、無線通信部138との間で)無線通信を行い得る。第1無線通信方式は、情報処理端末110と外部装置180との間で行われる後述の第2無線通信方式とは異なる無線通信方式であり、例えば、Bluetooth(登録商標)などの公知の近距離無線通信規格に従った通信方式が採用される。第1無線通信部118は、例えば、表示装置122にリモートコントローラ画像(後述)が表示された状態で、タッチパネル122Aに対して操作がなされた場合に、操作に応じた動作指示情報を送信するように機能する。
第2無線通信部120は、無線通信装置の一例に相当し、図1に示す外部装置180との間で公知の第2無線通信方式に従った無線通信を行い得る。第2無線通信方式は、例えば、Wi−Fi(登録商標)などの無線LAN規格に従った通信方式が採用される。外部装置180は、例えば、アクセスポイントとして構成され、インターネット網などの図示しない公衆ネットワークと通信可能に接続されており、第2無線通信部120は、外部装置180を介してインターネット網に接続可能となっている。なお、外部装置180は、第2無線通信方式で情報処理端末110と通信しうる装置であればよく、常設された通信装置であっても、携帯型の通信装置であってもよく、複数の通信装置が対象であってもよい。
表示装置122は、公知のタッチパネル式の表示装置であり、液晶表示装置又はその他の画像表示装置として構成される表示部122Bと、この表示部122Bの前方を覆うように配置される透明性のタッチパネル122Aとを有してなる。表示部122Bは、様々な画像を表示し得る装置であればよく、公知の様々な画像表示装置を採用し得る。また、タッチパネル122Aは、表示部122Bの画像を外部から視認可能な構成で表示部122Bを覆う構成であればよく、公知の様々なタッチパネルを採用し得る。記憶部124は、情報を記憶し得る装置であれば良く、例えば、ROM、RAM、不揮発性メモリなどの公知の半導体記憶装置を複数種類設けた構成とすることができる。音声装置126は、音声を発する装置であればよく、例えば、スピーカーやブザーなどの公知の音声装置を採用することができる。
図3、図4のように、保持装置130は、制御装置132、電源部134、送電部172、無線通信部138、表示部140、伝送部142、保持部150などを備える。
制御装置132は、マイクロコンピュータなどの公知の演算装置、又はマイクロコンピュータと他の周辺回路とによって構成されており、様々な制御や演算を行い得る。電源部134は、電源電圧を生成する公知の電源回路などによって構成され、例えば外部の商用電源からの電力供給に基づき、保持装置130内の各電気部品に供給する動作電圧を生成する。送電部172は、送電コイル172Aと送電制御部172Bとを備え、受電部174との間で公知の非接触電力伝送方式による電力伝送を行い得る。無線通信部138は、上述した第1無線通信方式(例えば、Bluetooth(登録商標)などの公知の近距離無線通信規格に従った通信方式など)で無線通信を行い得る通信装置であり、少なくとも情報処理端末110側の第1無線通信部118と第1無線通信方式で無線通信を行い得る。無線通信部138は、第1無線通信部118から動作指示情報が無線送信された場合に、この動作指示情報を受信する。表示部140は、1又は複数のランプや画像表示装置などによって構成されており、制御装置132によって表示内容が制御され得る。伝送部142は、有線方式で通信を行う通信装置として構成されている。具体的には、例えば、伝送部142と給湯器1Aのコントローラ22とが1又は複数の通信線24によって電気的に接続されており、伝送部142は、この通信線24を介しコントローラ22に情報を伝送するように構成されている。例えば、伝送部142は、無線通信部138が第1無線通信部118から動作指示情報を受信した場合に、動作指示情報又は動作指示情報に対応する対応情報を給湯器1Aに伝送するように機能する。伝送部142は、コントローラ22からの情報を、通信線24を介して受信する機能も備える。
保持装置130は、図7のような外観をなし、例えば、浴室の壁部に固定される形態で設置されるようになっており、具体的には、保持部150が浴室の壁部に固定される。保持部150は、情報処理端末110を保持する部分であり、載置部152、背面側配置部160、側部対向部155,156、前面側対向部158などを備える。保持部150において、載置部152、背面側配置部160、側部対向部155,156、前面側対向部158は、例えば樹脂部材によって構成されている。
背面側配置部160は、図4のような保持状態のときに情報処理端末110の背面側に配置される部分であり、例えば、箱状に構成されるとともに後端部側が浴室の壁部に固定される形態をなす。図7で示す背面側配置部160の内部には、保持装置130を構成する電気部品(図3で示す制御装置132、送電部172、無線通信部138等)が収容される。背面側配置部160の前面部160Aは、図4のような保持状態のときに情報処理端末110の背面部(裏面部)と対向し、情報処理端末110の背面部を後方側から支持する。側部対向部155,156は、背面側配置部160の左右両端部付近からそれぞれが前方側に延出した構成で背面側配置部160及び載置部152と一体的に設けられており、図4のような保持状態のときに情報処理端末110の各側部(具体的には、各側部の下半分程度)と対向するとともに情報処理端末110の左右方向の移動を規制し、情報処理端末110が保持部150から左右方向に離脱することを防止する。前面側対向部158は、載置部152及び側部対向部155,156と一体的に設けられ、図4のような保持状態のときに情報処理端末110の前面部(タッチパネル122A側の外面部)の一部と対向して配置される。前面側対向部158のうち、左右に設けられた離脱防止部158A,158Bは、図4のような保持状態のときに情報処理端末110の左右縁部且つ下半分付近と前後に対向し、情報処理端末110が保持部150から前側に離脱することを防止する。前面側対向部158のうち、下端部に設けられた離脱防止部158Cは、図4のような保持状態のときに情報処理端末110の下端縁部と前後に対向し、情報処理端末110が保持部150から前側に離脱することを防止する。
図7で示す載置部152は、情報処理端末110が載置される部分であり、背面側配置部160の下端部付近から前方側に延出した構成で背面側配置部160と一体的に設けられている。載置部152は、図4のような保持状態のときに情報処理端末110の端部を下方側から支持するように機能する。図7のように載置部152には、情報処理端末110を載置する載置面側から下方側に水を抜くための水抜き孔154が複数形成されており、載置面上に水が貯留した場合にその水が水抜き孔154を介して下方側に抜けやすくなっている。
(リモートコントローラ装置の動作)
リモートコントローラ装置100では、制御装置112が「検出部」の一例に相当し、保持部150に情報処理端末110が保持されている状態(保持状態)であるか否かを判定する。具体的には、制御装置112は、保持部150に情報処理端末110が保持されているときに生じる特定状態を検出する機能を有する。例えば、制御装置112は、送電部172と受電部174との間の非接触給電によって受電部174で電流が生成されるようになった状態(特定状態)を検出した場合に、保持状態であると判定し、受電部174で電流が生成されていない場合に、保持状態でないと判定する。具体的には、電磁誘導方式、磁気共鳴方式、マイクロ波放電方式などの公知の非接触給電方式のいずれを採用する場合でも、受電部174を構成する受電コイル174Aにおいて所定値以上の電流又は電圧が発生した状態を特定状態とすることができ、制御装置112は、このような特定状態を検出した場合に「保持状態」と判定する。なお、受電部174を構成する受電コイル174Aにおいて所定値以上の電流又は電圧が一定時間以上検出されなくなった場合に「保持状態」ではないと判定してもよい。このような判定方法を採用する場合、保持装置130側では、送電部172によって連続的に又は間欠的に給電動作(送電コイル172Aに電流を流す動作)を行うようになっていることが望ましい。
制御装置112は、保持状態であると判定した場合(保持部150に情報処理端末110が保持されている場合)、第1表示モードに切り替える。第1表示モードは、表示装置122に表示する待機画像をリモートコントローラ画像とする表示モードである。制御装置112は、保持状態でないと判定した場合(保持部150に情報処理端末が保持されていない場合)、第2表示モードに切り替える。第2表示モードは、リモートコントローラ画像の表示を解除してリモートコントローラ画像以外の画像を表示する表示モードである。
例えば、リモートコントローラ装置100が図1のような離脱状態から図4のような保持状態に切り替わった場合、制御装置112によって「保持状態」が検出され、図5のようなリモートコントローラ画像を表示するモード(第1表示モード)に切り替わる。なお、第1表示モードは、待機画像としてリモートコントローラ画像を表示するモードであればよく、第1表示モードにおいて待機画像は常に表示されていても、表示されていなくてもよい。例えば、一定時間操作がない場合に待機画像(リモートコントローラ画像)の表示を停止させて省電力モードとし、何らかの操作があった場合に再び待機画像(リモートコントローラ画像)を表示させるようなモードとなっていてもよい。
図5に示すリモートコントローラ画像102では、給湯器1Aを操作するための様々な表示ボタンの画像(ボタン画像)や、給湯器1Aの状態を示す様々な画像(状態画像)が表示されるようになっている。リモートコントローラ画像102に含まれる状態画像としては、図5のように、給湯温度を示す画像や、ふろ温度を示す画像、時刻を示す画像、各種設定状態を示す画像などが表示される。
本構成では、給湯器1Aに設けられた通信部22Cが給湯器側送信部として機能し、当該給湯器1Aの状態を示す給湯器情報を保持装置130に対し通信線24を介して有線送信するように機能する。給湯器情報を送信するタイミングは様々であり、定期的に送信してもよく、何らかの条件が成立した場合(例えば、情報処理端末110が保持装置130に保持されていることが確認できる場合など)に送信してもよい。給湯器情報としては、給湯器1Aで設定された各種情報(設定された給湯温度の情報、設定されたふろ温度の情報、設定されたふろ湯量の情報、など)が挙げられる。保持装置130において、第1無線通信部118は保持装置側無線送信部の一例に相当し、通信部22Cから給湯器情報が有線送信された場合、この給湯器情報に基づき、給湯器1Aの状態を示す情報を情報処理端末110に無線送信する。給湯器1Aの状態を示す情報は、通信部22Cから有線送信された給湯器情報であってもよく、給湯器情報を加工した情報(例えば、給湯温度、ふろ温度、ふろ湯量の増減値、前回からの変更の有無等の情報)や、給湯器情報のうちの一部であってもよい。情報処理端末110は、第1無線通信部118から無線送信された「給湯器1Aの状態を示す情報」を受信した場合、その情報に応じた表示を行う。例えば、第1無線通信部118から、給湯器1Aで設定された給湯温度、ふろ温度、ふろ湯量などを特定し得る情報を受信した場合、図5のように、表示装置122に給湯器1Aで設定された給湯温度、ふろ温度、ふろ湯量などを表示する。
リモートコントローラ画像102に含まれる操作部画像(ボタン画像)としては、図5のように、運転切替ボタンの画像104A、通話ボタンの画像104B、追い焚き指示ボタンの画像104C、自動湯張り指示ボタンの画像104D、優先切替ボタンの画像104Eなどが表示される。これら以外にも、給湯温度切替ボタンの画像、ふろ温度切替ボタンの画像、メニューボタンの画像、確定ボタンの画像、湯量切替ボタンの画像、保温時間切替ボタンの画像、たし湯指示ボタンの画像、さし水指示ボタンの画像、エコモード切替ボタンの画像、タイマ設定ボタンの画像などが表示される。
図5のように表示装置122にリモートコントローラ画像102が表示された状態で、タッチパネル122Aに対して操作がなされた場合、第1無線通信部118が操作に応じた動作指示情報を無線通信部138に無線送信する。なお、情報処理端末110では、リモートコントローラ画像102に含まれる複数の画像を用いた複数の操作が規定されており、それら複数の操作の各々に対応するように動作指示情報が対応付けられ、対応データが図示しないメモリなどに記憶されている。図5のようにリモートコントローラ画像102が表示された状態で、タッチパネル122Aに表示される1又は複数の画像に対して操作がなされた場合、制御装置112は、その操作に対応する動作指示情報を対応データに基づいて特定し、制御装置112及び第1無線通信部118は、特定された動作指示情報を無線通信部138に無線送信する。一方、保持装置130は、中継装置として機能し、無線送信された情報を受信する無線通信部138と、給湯器1Aに情報を伝送する伝送部142とを備える。保持装置130側では、無線通信部138が動作指示情報を受信した場合、制御装置132は、その動作指示情報又はその動作指示情報に対応する対応情報を伝送部142によってコントローラ22に伝送するように制御を行う。
例えば、リモートコントローラ画像102が表示された状態で、図5で示すボタン画像のいずれかの位置でタッチパネル122Aを接触する操作がなされた場合、制御装置112は、その接触位置で表示されるボタン画像(接触された部分に覆われたエリアで表示されるボタン画像)を認識し、そのボタン画像に対応する動作指示情報(例えば所定のコマンド)を第1無線通信部118によって無線通信部138に無線送信する。具体的には、ユーザにより、追い焚き指示ボタンの画像104Cが表示される位置(具体的には、タッチパネル122Aにおける画像104Cの表示側の表面部)でタッチパネル122Aを接触する操作がなされた場合、制御装置112は、その接触位置で表示される追い焚き指示ボタンの画像104Cを認識し、第1無線通信部118は、そのボタン画像に対応する動作指示情報(例えば、追い焚きを指示するコマンド)を無線通信部138に無線送信する。これに応じて、伝送部142から動作指示情報(例えば、追い焚きを指示するコマンド)そのもの、又は動作指示情報に対応する対応情報がコントローラ22に送信される。同様に、自動湯張り指示ボタンの画像104Dの位置でタッチパネル122Aを接触する操作がなされた場合、制御装置112は、その接触位置で表示される自動湯張り指示ボタンの画像104Dを認識し、第1無線通信部118は、そのボタン画像に対応する動作指示情報(例えば、自動湯張りを指示するコマンド)そのもの、又は動作指示情報に対応する対応情報を無線通信部138に無線送信する。これに応じて、伝送部142から動作指示情報(例えば、自動湯張りを指示するコマンド)そのもの、又は動作指示情報に対応する対応情報がコントローラ22に送信される。コントローラ22は、保持装置130の伝送部142から動作指示情報(又は対応情報)を受信した場合、その動作指示情報(又は対応情報)に従い、その動作指示情報(又は対応情報)で特定される動作を給湯器1Aに行わせる。例えば、コントローラ22は、動作指示情報又は対応情報として追い焚きを指示するコマンドを受信した場合、公知の方法で追い焚きを実行するように給湯器1Aを制御する。同様に、コントローラ22は、動作指示情報又は対応情報として自動湯張りを指示するコマンドを受信した場合、公知の方法で自動湯張りを実行するように給湯器1Aを制御する。
そして、図4のように情報処理端末110が保持状態となっているときには、図3で示す充電部170によって充電がなされる。充電部170は、情報処理端末110が保持状態のときに保持装置130側の電力に基づいて情報処理端末110を充電するように機能する。具体的には、充電部170は、保持装置130に設けられた送電部172と、情報処理端末110に設けられた受電部174とによって構成され、送電部172と受電部174との間で非接触給電を行うように動作する。非接触給電の方式としては、例えば公知の電磁誘導方式で給電を行うようになっており、送電制御部172Bの制御によって送電コイル172Aに電流を流すことで磁束を発生させ、この磁束に応じて受電コイル174Aに電流を流すようになっている。充電制御部174Bは、受電コイル174Aで発生した電流に基づき、二次電池114に充電電流を供給する。充電制御部174Bによって二次電池114に充電電流を供給する充電動作は、例えば、情報処理端末110が保持状態のときに二次電池114の充電電圧(出力電圧)が所定の満充電電圧に到達するまで行うようにすればよい。
一方、制御装置112は、情報処理端末110が図4のような保持状態から図1のような離脱状態に切り替わった場合、制御装置112は「保持状態」ではないと判定し、第2表示モードに切り替える。第2表示モードのときの待機画像は特に限定されず、図5のようなリモートコントローラ画像でなければよい。例えば、制御装置112は、図6のような第2の待機画像を表示することができる。図6では、情報処理端末110が保持装置130から取り外されたことにより、リモートコントローラ画像から複数のアイコン画像106が表示された待機画像(第2の待機画像)に切り替わった表示状態を示している。なお、図6では、一部のアイコン画像106のみを部分的に示しているが、アイコン画像の数、サイズ、レイアウト等は特に限定されない。各アイコン画像106は、各アプリケーションプログラムを起動させるための画像であり、各アイコン画像106が表示された位置で所定操作(例えば、指を接触させる操作)がなされた場合に、操作位置に表示されたアイコン画像に対応したアプリケーションプログラムが起動するようになっている。アプリケーションプログラムの種類は様々であり、動画や音楽を再生するプログラムであってもよく、インターネット上の各サイトにアクセスし得るブラウザなどであってもよく、電子メールやSNSなどのアプリケーションプログラムであってもよい。
なお、情報処理端末110の制御装置112は、省電力制御部の一例に相当しており、二次電池114(蓄電部)が所定の低充電状態である場合に情報処理端末110を所定の省電力状態に切り替え、二次電池114が低充電状態でない場合に省電力状態を解除するようになっている。具体的には、制御装置112は、二次電池114の充電電圧(高電位側端子と低電位側端子の電位差)が所定の閾値未満であるか否かを判断し、所定の閾値未満である場合に「低充電状態」と判定する。そして、二次電池114(蓄電部)が所定の低充電状態である場合(即ち、二次電池114の高電位側端子と低電位側端子の電位差が所定閾値未満である場合)、制御装置112は、通常状態(省電力制御が行われていない状態)のときよりも情報処理端末110の消費電力を抑える所定の省電力制御を行う。所定の省電力制御は、例えば、表示部122Bで表示する画面の明るさを通常状態のときよりも小さくする制御であってもよい。或いは、通常状態のときに動作している表示部122Bの表示を一時的に停止させるように省電力制御を行ってもよい。或いは、通常状態のときに行われる第1無線通信部118の無線通信を一時的に停止させるように省電力制御を行ってもよく、通常状態のときに行われる第2無線通信部120の無線通信を一時的に停止させるように省電力制御を行ってもよい。或いは、制御装置112を構成するCPUの周波数を通常状態のときよりも小さくしたり、CPUを間欠駆動するような制御であってもよい。
ここで、本構成の効果を例示する。
リモートコントローラ装置100は、情報処理端末110を保持装置130から離脱させて移動させることができ、リモートコントローラ機能以外の機能を高い自由度で実施することができる。一方で、情報処理端末110が保持部150に保持されたときには、検出部(制御装置112)がその保持状態を検出し、充電部170が情報処理端末110の二次電池114(蓄電部)を充電するように動作する。このような構成であるため、保持部150を戻す位置として運用すれば、情報処理端末110を保持部150に戻す度に充電を行うことができ、ユーザに複雑な作業を強いることなく効率的に充電を行うことができる。
充電部170は、保持装置130に設けられた送電部172と、情報処理端末110に設けられた受電部174とを有し、送電部172と受電部174との間で非接触給電を行う構成となっている。このように構成されているため、情報処理端末110と保持装置130との間の固定配線や露出端子などを低減又は省略することができる。また、情報処理端末110が正規位置から多少ずれていても充電が行われやすくなる。
保持装置130は、情報処理端末110を載置する載置部152を有する。載置部152には、情報処理端末110を載置する載置面側から下方側に水を抜くための水抜き孔154が形成されている。このように構成されているため、情報処理端末110を手に取って移動させることを可能としつつ、必要に応じて情報処理端末110を載置部152に載置しておくことができるようになる。しかも、載置部152には水抜き孔154が形成されているため載置面上に水が貯留しにくくなり、「載置面上に貯留した水が情報処理端末110に悪影響を及ぼす」といった事態が生じにくくなる。
情報処理端末110は、二次電池114(蓄電部)が所定の低充電状態である場合に情報処理端末110を所定の省電力状態に切り替え、二次電池114が低充電状態でない場合に省電力状態を解除する省電力制御部(制御装置112)を備える。このように、二次電池114が低充電状態になった場合に電力消費を抑える構成であれば、二次電池114の充電量が過度に低下することを抑制することができ、リモートコントローラ機能が長時間実行できない事態を生じにくくすることができる。
保持装置130は、浴室内において固定されるものとなっており、情報処理端末110は、保持装置130から離脱させて浴室内で移動させ得る構成となっている。このような構成であるため、例えば、浴室内で情報処理端末110をある程度自由に移動させることができ、ユーザは、入浴しながら情報処理端末110を手に取ったり所望の位置に載置したりしながら、リモートコントローラ以外の機能を情報処理端末110に実行させるように楽しむことができる。一方、情報処理端末110を保持装置130に戻せば、情報処理端末110を浴室内に設置された状態にすることができ、且つその設置状態で二次電池114を充電することができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような例も本発明の技術的範囲に含まれる。
実施例1で説明した充電部170はあくまで一例であり、上述した実施例又は上述した実施例を変更したいずれの例においても、他の非接触給電方式を採用してもよい。例えば、磁気共鳴方式、マイクロ波放電方式などを採用してもよい。或いは、非接触給電でなくてもよく、例えば、情報処理端末110を保持装置130に載置したときに情報処理端末110に設けられた端子と保持装置130に設けられた端子とが接触状態となり、これらの端子を介して保持装置130から情報処理端末110に電力が供給される方式などであってもよい。
実施例1で説明した保持部150はあくまで一例であり、上述した実施例又は上述した実施例を変更したいずれの例においても、保持部150は、浴室の壁部に固定される構成に限定されない。浴室の所定位置に載置される構成であってもよく、浴室外に設置される構成であってもよい。
実施例1では、アクセスポイントとして構成される外部装置180を例示したが、情報処理端末110と第2無線通信方式(例えば、Wi−Fi通信方式)で無線通信し得る外部装置であればよく、その数や通信範囲も限定されない。
実施例1では、制御装置112が「保持状態」を判定する判定方法の一例を説明したが、上述した判定方法に限定されない。例えば、載置部152などに公知の近接センサ、圧力センサ、押圧スイッチなどを設け、近接センサ、圧力センサ、押圧スイッチなどによって近接検知信号、圧力上昇信号、押圧検知信号などが生成された場合に、制御装置112が「保持状態」と判定し、そうでない場合に「保持状態」ではない判定してもよい。例えば、情報処理端末110と保持装置130のいずれか一方側において保持状態(図4のように情報処理端末110が保持装置130において所定の正規姿勢で保持された状態)のときに他方側に近接する位置に永久磁石を配置し、他方側において保持状態のときにその永久磁石に近接する位置に磁気を検知し得る磁気センサを配置してもよい。そして、磁気センサが永久磁石の磁気を検知した場合に「保持状態」と判定し、そうでない場合には「保持状態」と判定しないようにしてもよい。或いは、情報処理端末110と保持装置130のいずれか一方側において保持状態のときに他方側の一部に接触する位置に第1の金属端子を配置し、他方側において保持状態のときにその第1の金属端子に接触する位置に第2の金属端子を配置してもよい。そして、第1の金属端子と第2の金属端子とが接触状態となった場合に「保持状態」と判定し、そうでない場合には「保持状態」と判定しないようにしてもよい。端子同士が接触状態であるか否かを判定する回路は、公知の様々な回路を採用できる。或いは、情報処理端末110と保持装置130のいずれか一方側に、保持状態のときに他方側の一部に接触する位置に凸部を形成し、他方側に、保持状態のときにその凸部に接触する位置にボタンスイッチなどの押圧検知部(所定位置が押圧された場合に押圧検知信号を発生させ、所定位置が押圧されていない場合に押圧検知信号を発生させない電気部品)を配置し、保持状態のときには一方側の凸部が他方側の押圧検知部を押圧することで押圧検知部から押圧検知信号が出力され、保持状態でないときには押圧検知部から押圧検知信号が出力されないようにしてもよい。この場合、押圧検知部から押圧検知信号が発生した場合に「保持状態」と判定し、そうでない場合には「保持状態」と判定しないようにすればよい。
実施例1では、非接触給電方式を採用する場合の各構成及び保持状態の判定方法の一例を説明したが、接触給電方式を採用する場合には、情報処理端末110側に複数の第1端子を設け、保持装置130側に複数の第2端子を設け、保持状態のときに複数の第1端子と複数の第2端子とがそれぞれ個別に接触するように構成すればよい。そして、これら端子を介して保持装置130側から情報処理端末110側に充電電流が供給されるようにすればよい。この場合、制御装置112は、複数の第1端子のいずれかに所定電圧以上の充電電圧が印加された場合を保持状態と判定してもよい。或いは、第1端子を介して所定値以上の充電電流が流れる場合を保持状態と判定してもよい。
1…給湯システム、1A…給湯器、100…給湯器用のリモートコントローラ装置、110…情報処理端末、112…制御装置(表示制御部、検出部、省電力制御部)、114…二次電池(蓄電部)、122…表示装置、122A…タッチパネル、130…保持装置、150…保持部、152…載置部、154…水抜き孔、170…充電部、172…送電部、174…受電部

Claims (4)

  1. タッチパネルが設けられてなる表示装置と、前記表示装置にリモートコントローラ画像を表示する第1表示モードと、リモートコントローラ画像以外の画像を表示する第2表示モードとを切り替える表示制御部と、蓄電部と、を備えた情報処理端末と、
    前記情報処理端末を着脱可能に保持する保持部を備え、給湯器と通信可能とされた保持装置と、
    前記情報処理端末が前記保持部に保持されたことを検出する検出部と、
    前記情報処理端末が前記保持部に保持されたことを前記検出部が検出した場合に、前記保持装置側の電力に基づいて前記情報処理端末の前記蓄電部を充電する充電部と、
    を有し、
    前記表示制御部は、前記保持部に前記情報処理端末が保持されている場合に前記第1表示モードに切り替えて前記給湯器の設定を特定する情報を表示し、
    前記保持部は、前記情報処理端末を載置する載置部と、背面側配置部と、一対の側部対向部と、一対の離脱防止部と、を備え、
    前記背面側配置部は、前記保持部に前記情報処理端末が保持されている保持状態のときに前記情報処理端末の背面側に配置され、
    一対の前記側部対向部は、前記保持状態のときに前記情報処理端末の各側部と対向し、それぞれが前記背面側配置部から前方側に延出した構成で前記背面側配置部及び前記載置部と一体的に設けられ、
    前記載置部には、前記情報処理端末を載置する載置面側から下方側に水を抜くための水抜き孔が形成され、
    一対の前記離脱防止部は、前記保持状態のときに前記情報処理端末の左右縁部と前後に対向し、左右に離間して配置される
    給湯器用のリモートコントローラ装置。
  2. 前記充電部は、前記保持装置に設けられた送電部と、前記情報処理端末に設けられた受電部とを有し、前記送電部と前記受電部との間で非接触給電を行う請求項1に記載の給湯器用のリモートコントローラ装置。
  3. 前記情報処理端末は、前記蓄電部が所定の低充電状態である場合に当該情報処理端末を所定の省電力状態に切り替え、前記蓄電部が前記低充電状態でない場合に前記省電力状態を解除する省電力制御部を備える請求項1又は請求項2に記載の給湯器用のリモートコントローラ装置。
  4. 前記保持装置は、浴室内に固定されるものであり、
    前記情報処理端末は、前記保持装置から離脱させて浴室内で移動させ得る構成をなす請求項1から3のいずれか一項に記載の給湯器用のリモートコントローラ装置。
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