JP6934964B2 - 経路決定装置、プログラム、経路決定方法、及びシステム - Google Patents

経路決定装置、プログラム、経路決定方法、及びシステム Download PDF

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Description

本発明は、経路決定装置、プログラム、経路決定方法、システム及び無線基地局に関する。
地図情報等に基づいて生成した飛行経路を無人飛行体にインストールして、無人飛行体に当該飛行経路を飛行させる技術が知られていた(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2018−169995号公報
災害時等、実際の状況が予め用意されている地図情報が示す状況と異なるような場合でも、無人飛行体を安全に飛行させる技術を提供することが望ましい。
本発明の第1の態様によれば、経路決定装置が提供される。経路決定装置は、第1の地点から第2の地点までの間に存在する複数の無線基地局のうち、電波強度が予め定められた基準強度よりも弱い無線基地局を特定する基地局特定部を備えてよい。経路決定装置は、基地局特定部によって特定された無線基地局のカバーエリアの上空のエリアを含まない、第1の地点から第2の地点までの飛行体の飛行経路を決定する経路決定部を備えてよい。
本発明の第2の態様によれば、コンピュータを、上記経路決定装置として機能させるためのプログラムが提供される。
本発明の第3の態様によれば、コンピュータによって実行される経路決定方法が提供される。経路決定方法は、第1の地点から第2の地点までの間に存在する複数の無線基地局のうち、電波強度が予め定められた基準強度よりも弱い無線基地局を特定する基地局特定段階を備えてよい。経路決定方法は、基地局特定段階において特定された無線基地局のカバーエリアの上空のエリアを含まない、第1の地点から第2の地点までの飛行体の飛行経路を決定する経路決定段階を備えてよい。
本発明の第4の態様によれば、システムが提供される。システムは、上記複数の無線基地局と、上記経路決定装置とを備える。上記複数の無線基地局のそれぞれは、地上に無線通信エリアを形成するための複数の地上用アンテナと、上空に無線通信エリアを形成するための上空用アンテナと、上空用アンテナによって放射された電波を上空に向けて拡散する反射部材とを有してよい。上記複数の無線基地局のそれぞれは、上記上空用アンテナに対する上記反射部材の位置及び傾きの少なくともいずれかを変更可能に前記反射部材を支持する支持部を有してよい。上記複数の無線基地局のそれぞれは、上記経路決定装置からの指示に従って、上記支持部に、上記反射部材の上記上空用アンテナに対する位置及び傾きの少なくともいずれかを変更させてよい。
本発明の第5の態様によれば、無線基地局が提供される。無線基地局は、地上に無線通信エリアを形成するための複数の地上用アンテナを備えてよい。無線基地局は、上空に無線通信エリアを形成するための上空用アンテナを備えてよい。無線基地局は、上空用アンテナによって放射された電波を上空に向けて拡散する反射部材を備えてよい。無線基地局は、上空用アンテナに対する反射部材の位置及び傾きの少なくともいずれかを変更可能に反射部材を支持する支持部を備えてよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
システム10の一例を概略的に示す。 無人飛行体100の構成の一例を概略的に示す。 制御装置200の機能構成の一例を概略的に示す。 制御装置200による処理の流れの一例を概略的に示す。 無人飛行体100の飛行経路510の一例を概略的に示す。 高度別の飛行方向の一例を概略的に示す。 管理装置300の機能構成の一例を概略的に示す。 無線基地局400の構成の一例を概略的に示す。 無線基地局400の構成の一例を概略的に示す。 制御装置200又は管理装置300として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、システム10の一例を概略的に示す。本実施形態に係るシステム10は、無人飛行体100と、複数の無線基地局400とを備える。また、システム10は、管理装置300を備える。
無人飛行体100は、自律飛行可能な飛行体である。無人飛行体100は、いわゆる無人航空機やドローンと呼ばれるものであってよい。
無線基地局400は、任意の移動体通信方式に準拠していてよい。無線基地局400は、3G(3rd Generation)通信方式、LTE(Long Term Evolution)通信方式、5G(5th Generation)通信方式、及び6G(6th Generation)通信方式以降の通信方式のいずれに準拠していてもよい。ここでは、無線基地局400がLTE通信方式に準拠している場合を主に例に挙げて説明する。
無線基地局400の上空を飛行する無人飛行体100は、無線基地局400によって上空に形成される無線通信エリアに在圏して、無線基地局400と通信してよい。上空の無線通信エリアは、例えば、無線基地局400が地上に無線通信エリアを形成するために照射している電波の漏れ電波によって形成される。また、また、無線基地局400は、地上に無線通信エリアを形成するためのアンテナの他に、上空に無線通信エリアを形成するためのアンテナを備えてもよい。
無人飛行体100は、第1の地点から第2の地点まで自律的に飛行する機能を有してよい。無人飛行体100が第1の地点から第2の地点に飛行する目的は、任意の目的であってよい。例えば、無人飛行体100は、第1の地点から第2の地点に荷物を運搬する。また、例えば、無人飛行体100は、第1の地点から第2の地点まで飛行し、第2の地点の周辺を飛行しながら人名捜索等を行う。
従来、ドローンの飛行経路を設計する場合、電力設備インフラ(送電鉄塔及び高圧線)情報や3次元地図情報等が用いられ、障害物を避けた最短経路が設計されていた。しかし、災害時等は、実際の状況と予め用意された電力設備インフラ情報及び3次元地図情報が示す状況とが異なる場合がある。例えば、送電鉄塔が傾いたり倒壊したりした場合において、予め用意された情報に基づいて飛行経路を設計すると、送電鉄塔や高圧線にドローンが接触して二次災害を招く可能性がある。また、火災が発生しているエリアでは、上空の気流が通常時よりも荒くなり、ドローンが飛行すると、気流の影響によって制御を失う場合もある。
本実施形態に係る無人飛行体100は、第1の地点から第2の地点まで飛行する場合に、災害等が発生して通常とは状況が異なる可能性があるエリアの上空のエリアを避けた飛行経路を決定する機能を有する。例えば、無人飛行体100は、第1の地点から第2の地点までの間に存在する複数の無線基地局400のうち、電波強度が予め定められた基準強度よりも弱い無線基地局400を特定し、特定した無線基地局400のカバーエリアの上空のエリアを含まない飛行経路を決定する。基準強度は、例えば、無線基地局400が出力すべき電波の強度として予め設定されている強度である。
無人飛行体100は、例えば、無線基地局400が基準強度で電波を出力している場合の、上空における受信電波強度を予め格納しておく。無線基地局400が基準強度で電波を出力している場合の上空における受信電波強度は、実験による実測に基づいて特定されてよく、また、理論値であってもよい。そして、無人飛行体100は、飛行中に無線基地局400から受信した電波の受信電波強度と、無線基地局400に対応付けて格納している受信電波強度とを比較することによって、無線基地局400の電波強度が基準強度よりも弱いか否かを判定する。
無人飛行体100は、無線基地局400の位置情報及び基準強度を予め格納しておき、飛行中に無線基地局400から電波を受信した場合に、無人飛行体100と無線基地局400との位置関係から、無線基地局400が基準強度で電波を出力していればどの程度の受信電波強度になるかを特定してもよい。無人飛行体100は、無線基地局400からの受信電波強度と、特定した受信電波強度とを比較することによって、無線基地局400の電波強度が基準強度よりも弱いか否かを判定してよい。
無人飛行体100は、電波強度が基準強度よりも弱い無線基地局400を特定したら、当該無線基地局400のカバーエリアの上空のエリアを含まないように飛行経路を更新して、飛行を継続する。無線基地局400の電波強度が通常時よりも弱いということは、無線基地局400が配置されているエリアが被災している等、何らかの問題が発生している可能性が高いといえる。したがって、本実施形態に係る無人飛行体100によれば、何らかの問題が発生している可能性が高いエリアを避けて、目的地である第2の地点まで飛行することができる。
無人飛行体100の飛行経路は、管理装置300によって決定されてもよい。管理装置300は、例えば、複数の無人飛行体100から、無人飛行体100が各地を飛行しながら測定した無線基地局400からの受信電波強度を受信して格納する。管理装置300は、ネットワーク20及び無線基地局400を介して、複数の無人飛行体100と通信してよい。ネットワーク20は、移動体通信ネットワークを含む。ネットワーク20はインターネットを含んでもよい。
管理装置300は、複数の無線基地局400のうち、電波強度が予め定められた基準強度よりも弱い無線基地局400を特定する。そして、管理装置300は、無人飛行体100を第1の地点から第2の地点まで飛行させる場合に、特定した無線基地局400のカバーエリアの上空のエリアを含まない、第1の地点から第2の地点までの飛行経路を生成して、当該飛行経路を無人飛行体100に送信する。
管理装置300は、複数の無線基地局400の電波強度の情報を無人飛行体100に送信してもよい。例えば、管理装置300は、複数の無線基地局400のうち、電波強度が予め定められた基準強度よりも弱い無線基地局400を特定し、特定した無線基地局400の情報を無人飛行体100に送信する。この場合、無人飛行体100が、電波強度が予め定められた基準強度よりも弱い無線基地局400のカバーエリアの上空のエリアを含まない、第1の地点から第2の地点までの飛行経路を生成してよい。
無人飛行体100は、決定した飛行経路を飛行している間に、無線基地局400から高度別の飛行方向を通知する通知情報を受信した場合に、通知情報に基づいて無線基地局400の上空を、飛行経路に沿って飛行する飛行方向に対応する高度で飛行する。このように、無線基地局400から無人飛行体100に対して高度別の飛行方向を通知するように構成することによって、無人飛行体100同士の衝突の可能性を低減することができる。
図2は、無人飛行体100の構成の一例を概略的に示す。無人飛行体100は、本体部102、プロペラ104、脚部106、及びカメラ110を備える。無人飛行体100は、無人飛行体100の使用目的に応じた各種部材をさらに備えてもよい。例えば、無人飛行体100が荷物を運搬する場合、無人飛行体100は、荷物を把持する把持部等を備える。また、例えば、無人飛行体100が人命捜索をする場合、無人飛行体100は、赤外線カメラ等を備える。
本体部102は、センサ群120、通信装置130、及び制御装置200を有する。センサ群120は、GNSSユニット121、高度センサ122、加速度センサ123、及びジャイロセンサ124を含む。
GNSSユニット121は、無人飛行体100の位置を特定して、位置情報を出力する。高度センサ122は、無人飛行体100の高度を特定して、高度情報を出力する。加速度センサ123は、加速度を検出する。ジャイロセンサ124は、角速度を検出する。
通信装置130は、無線基地局400と通信する。通信装置130は、無線基地局400を介した通信を実行してよい。通信装置130は、例えば、無線基地局400に在圏して、無線基地局400を介して管理装置300と通信する。
制御装置200は、各種制御を実行する。制御装置200は、センサ群120から出力される情報を用いて、無人飛行体100の飛行制御を実行する。
図3は、制御装置200の機能構成の一例を概略的に示す。制御装置200は、飛行制御部202、位置判定部204、高度判定部206、経路決定部208、基地局特定部210、基地局情報取得部212、及び通知情報取得部214を備える。
飛行制御部202は、無人飛行体100の飛行を制御する。飛行制御部202は、目的の方向に移動したり、姿勢を維持したりすべく、プロペラ104を制御してよい。
位置判定部204は、無人飛行体100の位置を判定する。位置判定部204は、GNSSユニット121によって出力された位置情報を取得することによって、無人飛行体100の位置を判定してよい。
高度判定部206は、無人飛行体100の高度を判定する。高度判定部206は、高度センサ122によって出力された高度情報を取得することによって、無人飛行体100の高度を判定してよい。なお、既存のドローンにおいてしばしば用いられる高度センサは、精度が不十分である場合が多い。無人飛行体100が搭載する高度センサ122の精度が十分でない場合、高度判定部206は、高度センサ122によって出力された高度情報と、無線基地局400からの受信電波強度とに基づいて、無人飛行体100の高度を判定してもよい。
例えば、高度判定部206は、無線基地局400からの受信電波強度に基づいて、無人飛行体100と無線基地局400との距離を導出する。そして、高度判定部206は、導出した距離と、無線基地局400の高さとを加算することにより、無人飛行体100の高度を算出する。無人飛行体100は、複数の無線基地局400のそれぞれの高さを示す情報を予め格納していてよい。また、無人飛行体100は、無線基地局400から、無線基地局400の高さを示す情報を受信してもよい。
高度判定部206は、無線基地局400からの受信電波強度に基づいて導出した無人飛行体100の高度(導出高度と記載する場合がある。)と、高度センサ122によって出力された高度情報が示す高度(測定高度と記載する場合がある。)とから、無人飛行体100の高度を判定する。導出高度と測定高度とから無人飛行体100の高度を判定する方法としては、任意の各種方法を採用し得る。例えば、高度判定部206は、導出高度と測定高度との平均値を、無人飛行体100の高度とする。これにより、無人飛行体100の高度の判定精度を高めることができる。
飛行制御部202は、位置判定部204によって継続的に判定される無人飛行体100の位置と、高度判定部206によって継続的に判定される無人飛行体100の高さとを用いて、無人飛行体100の飛行を制御してよい。
経路決定部208は、無人飛行体100の飛行経路を決定する。経路決定部208は、例えば、出発地である第1の地点及び目的地である第2の地点の位置情報を取得した場合に、第1の地点から第2の地点までの飛行経路を仮に決定する。経路決定部208は、例えば、第1の地点から第2の地点までの最短飛行経路を仮決定する。飛行制御部202は、経路決定部208によって仮決定された飛行経路に沿って、無人飛行体100を飛行させる。
無人飛行体100の飛行中、基地局特定部210は、無線基地局400からの受信電波の有無を監視する。基地局特定部210は、無線基地局400からの電波を検出した場合に、無線基地局400の電波強度が、当該無線基地局400に対応する基準強度よりも弱いか否かを判定する。
基地局特定部210は、例えば、複数の無線基地局400のそれぞれについて、無線基地局400が基準強度で電波を出力している場合の、上空における受信電波強度を予め格納しておく。そして、基地局特定部210は、飛行中に無線基地局400から受信した電波の受信電波強度と、無線基地局400に対応付けて格納している受信電波強度とを比較することによって、無線基地局400の電波強度が基準強度よりも弱いか否かを判定する。
基地局特定部210は、無線基地局400の位置情報及び基準強度を予め格納しておき、飛行中に無線基地局400から電波を受信した場合に、無人飛行体100と無線基地局400との位置関係から、無線基地局400が基準強度で電波を出力していればどの程度の受信電波強度になるかを特定してもよい。基地局特定部210は、無線基地局400からの受信電波強度と、特定した受信電波強度とを比較することによって、無線基地局400の電波強度が基準強度よりも弱いか否かを判定してよい。
経路決定部208は、現在電波を受信している無線基地局400が、基地局特定部210によって、電波強度が基準強度よりも弱い無線基地局400として特定された場合、当該無線基地局400のカバーエリアの上空のエリアを含まないように飛行経路を更新する。飛行制御部202は、更新された飛行経路に従って、無人飛行体100の飛行を制御してよい。
基地局情報取得部212は、複数の無線基地局400の電波強度の情報を取得する。基地局情報取得部212は、通信装置130が管理装置300から受信した複数の無線基地局400の電波強度の情報を、通信装置130から取得してよい。基地局特定部210は、基地局情報取得部212が取得した情報に基づいて、複数の無線基地局400のうち、電波強度が予め定められた基準強度よりも弱い無線基地局400を特定してよい。経路決定部208は、第1の地点から第2の地点までの無人飛行体100の飛行経路を決定する場合に、基地局特定部210によって特定された無線基地局400のカバーエリアの上空のエリアを含まない飛行経路を決定してよい。
通知情報取得部214は、通信装置130が無線基地局400から受信した、高度別の飛行方向を通知する通知情報を通信装置130から取得する。飛行制御部202は、通知情報取得部214が取得した通知情報に基づいて、無線基地局400の上空を、無人飛行体100の飛行方向に対応する高度で飛行するように無人飛行体100を制御してよい。飛行制御部202は、通知情報取得部214が通知情報を受信した場合に、通知情報に基づいて、無線基地局400のカバーエリアの上空のエリアを、無人飛行体100の飛行方向に対応する高度で飛行するように無人飛行体100を制御してよい。
図4は、制御装置200による処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、基地局特定部210によって第1の地点から第2の地点までの飛行経路が仮決定され、無人飛行体100が当該飛行経路に沿った飛行を開始した状態を開始状態として説明する。
ステップ(ステップをSと省略して記載する場合がある。)102では、基地局特定部210が、無線基地局400から新たに電波を受信したか否かを判定する。受信した場合、S104に進み、受信していない場合、S110に進む。
S104では、基地局特定部210が、電波の送信元の無線基地局400を特定する。S106では、基地局特定部210が、無線基地局400の電波強度が、無線基地局400に対応する基準強度よりも弱いか否かを判定する。弱いと判定した場合、S108に進み、弱くないと判定した場合、S110に進む。S108では、経路決定部208が、電波の送信元の無線基地局400のカバーエリアの上空のエリアを含まないように、飛行経路を更新する。飛行制御部202は、更新された飛行経路に沿って飛行を継続するよう無人飛行体100を制御する。
S110では、飛行制御部202が、目的地に到着したか否かを判定する。到着していない場合、S102に戻り、到着した場合、S112に進む。S112では、飛行制御部202が、無人飛行体100を着陸させる。なお、無人飛行体100の目的が人命捜索の場合、飛行制御部202は、無人飛行体100の航法を人命捜索用の航法に切り替えてもよい。
図5は、無人飛行体100の飛行経路510の一例を概略的に示す。エリア502、エリア504、エリア506、及びエリア508は、無線基地局400のカバーエリアの上空のエリアを示し、図5では、電波レベルが高いほど濃い色で示している。エリア502は最も電波レベルが高く、エリア504、エリア506、エリア508の順に電波レベルが低い。電波レベルは、無線基地局400の電波強度が、当該無線基地局400に対応する基準強度よりも強いほど高いレベルである。
図5に示す例において、エリア502及びエリア504は、無線基地局400に何も問題が発生しておらず、通常通りの電波強度で電波を出力しているエリアであり、エリア506及びエリア508は、無線基地局400に何らかの問題が発生しており、通常よりも電波強度が弱くなっているエリアである。
無人飛行体100が、目的地である要救助者50の所在地に向けて飛行している間に、経路決定部208が、電波レベルの低いエリアを避けるように飛行経路を更新することによって、図5に示すように、エリア506及びエリア508を避けた飛行経路510を無人飛行体100に飛行させることができる。これにより、無人飛行体100が災害等の影響を受けて、2次災害が発生する可能性を低減することができる。
飛行経路510は、無人飛行体100が出発する前に、管理装置300によって生成されて、無人飛行体100に通知されてもよい。また、飛行経路510は、無人飛行体100が出発する前に、無人飛行体100によって、管理装置300から受信した複数の無線基地局400の電波の情報に基づいて生成されてもよい。
図6は、高度別の飛行方向の一例を概略的に示す。無線基地局400は、自身に在圏している無人飛行体100に対して、自身に対応する高度別の飛行方向を通知する通知情報を送信する。無人飛行体100は、在圏している無線基地局400から通知情報を受信した場合に、無人飛行体100の飛行方向に対応する高度を確認し、高度の変更が必要な場合は、高度を変更する。
通知情報には、飛行禁止高度を示す情報が含まれてもよい。図6に示す例では、飛行禁止高度が点線で示されている。無人飛行体100は、第1の無線基地局400のカバーエリアの上空のエリア(第1の上空エリアと記載する場合がある。)から、第1の無線基地局400に隣接する第2の無線基地局400のカバーエリアの上空のエリア(第2の上空エリアと記載する場合がある。)に進入する場合において、許可されている飛行方向の違いや、飛行禁止等の理由で、高度の変更が必要な場合、第1の上空エリアと第2の上空エリアとの境界部分で高度を変更してよい。
飛行制御部202は、無線基地局400のカバーエリアの上空のエリアを飛行する飛行速度よりも、隣接する無線基地局400のカバーエリアの上空のエリアの境界を飛行する飛行速度が遅くなるように、無人飛行体100の飛行を制御してよい。これにより、境界部分において、横方向に飛行している無人飛行体100と、高度の変更のために縦方向に移動している無人飛行体100とが衝突してしまう可能性を低減することができる。
図7は、管理装置300の機能構成の一例を概略的に示す。管理装置300は、飛行体制御部302、基地局情報取得部304、基地局特定部306、及び経路決定部308を備える。
飛行体制御部302は、無人飛行体100を制御する。飛行体制御部302は、例えば、ネットワーク20及び無線基地局400を介して各種指示を無人飛行体100に送信することによって、無人飛行体100を制御する。
基地局情報取得部304は、基地局情報を取得する。基地局情報取得部304は、例えば、複数の無人飛行体100から、無人飛行体100が各地を飛行しながら測定した無線基地局400からの受信電波強度を位置情報とともに受信して格納する。
基地局特定部306は、基地局情報取得部304が取得した情報に基づいて、複数の無線基地局400のうち、電波強度が予め定められた基準強度よりも弱い無線基地局400を特定する。
経路決定部308は、無人飛行体100を第1の地点から第2の地点まで飛行させる場合に、基地局特定部306が特定した無線基地局400のカバーエリアの上空のエリアを含まない、第1の地点から第2の地点までの飛行経路を決定する。経路決定部308によって決定された飛行経路は、飛行体制御部302によって無人飛行体100に送信される。飛行体制御部302は、基地局特定部306によって特定された、電波強度が予め定められた基準強度よりも弱い無線基地局400の情報を、無人飛行体100に送信してもよい。飛行体制御部302は、基地局情報取得部304が格納している情報を無人飛行体100に送信してもよい。
図8及び図9は、無線基地局400の構成の一例を概略的に示す。ここでは、地上に無線通信エリアを形成するための複数のアンテナ412、アンテナ414、アンテナ416の他に、上空に無線通信エリアを形成するためのアンテナ432を備える無線基地局400の構成を示す。
無線基地局400は、基体402、アンテナ支持部410、アンテナ412、414、アンテナ416、支持部420、反射部材422、アンテナ支持部430、及びアンテナ432とを備える。
アンテナ支持部410は、基体402に固定されて、アンテナ412、アンテナ414、及びアンテナ416を支持する。支持部420は、アンテナ支持部410に固定されて、反射部材422を支持する。アンテナ支持部430は、アンテナ支持部410又は支持部420に固定されて、アンテナ432を支持する。
アンテナ412、アンテナ414、及びアンテナ416と、アンテナ432とは、同一規格であってよい。アンテナ412、アンテナ414、及びアンテナ416によって放射される電波によって、地上の無線通信エリア440が形成される。アンテナ432によって放射される電波を、反射部材422が上空に向けて拡散することによって、上空の無線通信エリア450が形成される。図9では、反射部材422が板状部材である場合を例示しているが、これに限らず、アンテナ432によって放射される電波を上空に向けて拡散することができれば、球形状等の任意の形状であってよい。
既存の無線基地局は、地上の無線通信エリアを形成するための複数の地上用アンテナを備える場合が多い。地上用アンテナの数を増やすことによって通信キャパシティを増やすことができる。既存の無線基地局に対して、上空に無線通信エリアを形成するための上空用アンテナを追加する場合に、上空に隙間なく無線通信エリアを形成すべく、地上用アンテナと同一の数の上空用アンテナを追加することがまず考えられる。しかしその場合、追加する上空用アンテナの数は膨大な数となる。地上の通信端末の数と比較すると、上空の通信端末(無人飛行体100等)の数は少ないことが想定されるので、通信キャパシティの観点からすると、上空用アンテナの数は、地上用アンテナの数よりも少なくてよいことになる。しかし、単純に上空用アンテナの数を地上用アンテナの数よりも少なくした場合、地上の無線通信エリアと比較して、上空の無線通信エリアのサイズが小さくなり、上空に無線通信エリアの隙間が生じてしまう可能性が有る。
それに対して、図8及び図9に示す無線基地局400は、上空用アンテナによって照射された電波を上空に向けて拡散する反射部材422を有する。これにより、地上用アンテナよりも少ない数の上空用アンテナによって、地上の無線通信エリア440に相当する大きさの上空の無線通信エリア450を形成することができる。すなわち、地上用アンテナと同じ数の上空用アンテナを追加する場合と比較して、通信品質への影響を抑えつつ、より少ないコストで上空に隙間のない無線通信エリアを形成することができ、上空への適切な無線通信エリアの配置に大きく貢献することができる。
なお、支持部420は、アンテナ432に対する、反射部材422の位置を変更可能であってもよい。また、支持部420は、アンテナ432に対する、反射部材422の傾きを変更可能であってもよい。無線基地局400は、管理装置300からの指示に従って、支持部420に、アンテナ432に対する反射部材422の位置及び傾きの少なくともいずれかを変更させてよい。
管理装置300は、例えば、電波強度を増して、より遠隔まで電波を到達させるべく、アンテナ432に対する反射部材422の位置及び傾きの少なくともいずれかを変更させる。具体例として、管理装置300は、反射部材422とアンテナ432との距離を短くさせることによって、電波の到達距離を長くする。
管理装置300は、反射部材422とアンテナ432との距離を短くさせることによって無線通信エリア450の大きさを小さくさせたり、反射部材422とアンテナ432との距離を長くさせることによって無線通信エリア450の大きさを大きくさせたりし得る。また、管理装置300は、例えば、アンテナ432に対する反射部材422の傾きを変更することによって、無線通信エリア450の位置等を変更し得る。
図10は、制御装置200又は管理装置300として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200を、本実施形態に係る装置の1又は複数の「部」として機能させ、又はコンピュータ1200に、本実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、本実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、及びグラフィックコントローラ1216を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、記憶装置1224、DVDドライブ、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。DVDドライブは、DVD−ROMドライブ及びDVD−RAMドライブ等であってよい。記憶装置1224は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ1200はまた、ROM1230及びキーボードのようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続されている。
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示されるようにする。
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。記憶装置1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVDドライブは、プログラム又はデータをDVD−ROM等から読み取り、記憶装置1224に提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをUSBポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
プログラムは、DVD−ROM又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、記憶装置1224、DVD−ROM、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU1212は、記憶装置1224、DVDドライブ(DVD−ROM)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウエアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
本実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD−ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 システム、20 ネットワーク、50 要救助者、100 無人飛行体、102 本体部、104 プロペラ、106 脚部、110 カメラ、120 センサ群、121 GNSSユニット、122 高度センサ、123 加速度センサ、124 ジャイロセンサ、130 通信装置、200 制御装置、202 飛行制御部、204 位置判定部、206 高度判定部、208 経路決定部、210 基地局特定部、212 基地局情報取得部、214 通知情報取得部、300 管理装置、302 飛行体制御部、304 基地局情報取得部、306 基地局特定部、308 経路決定部、400 無線基地局、402 基体、410 アンテナ支持部、412、414、416 アンテナ、420 支持部、422 反射部材、430 アンテナ支持部、432 アンテナ、440 無線通信エリア、450 無線通信エリア、502、504、506、508 エリア、510 飛行経路、1200 コンピュータ、1210 ホストコントローラ、1212 CPU、1214 RAM、1216 グラフィックコントローラ、1218 ディスプレイデバイス、1220 入出力コントローラ、1222 通信インタフェース、1224 記憶装置、1230 ROM、1240 入出力チップ

Claims (13)

  1. 飛行体に搭載される経路決定装置であって、
    第1の地点から第2の地点までの間に存在する複数の無線基地局のうち、電波強度が予め定められた基準強度よりも弱い無線基地局を特定する基地局特定部と、
    前記基地局特定部によって特定された前記無線基地局のカバーエリアの上空のエリアを含まない、前記第1の地点から前記第2の地点までの前記飛行体の飛行経路を決定する経路決定部と
    を備え
    前記基地局特定部は、複数の無線基地局のそれぞれについて、前記無線基地局が基準強度で電波を出力している場合の、上空における受信電波強度を格納し、
    前記基地局特定部は、前記飛行経路に沿って前記飛行体が飛行しているときに前記無線基地局から受信した電波の受信電波強度と、当該無線基地局に対応付けて格納している前記受信電波強度とを比較することによって、電波強度が前記基準強度よりも弱い無線基地局を特定し、
    前記経路決定部は、前記飛行経路に沿って前記飛行体が飛行している間に、前記基地局特定部によって電波強度が前記基準強度よりも弱い無線基地局が特定された場合に、前記飛行経路の少なくとも一部を更新する、
    経路決定装置。
  2. 飛行体に搭載される経路決定装置であって、
    第1の地点から第2の地点までの間に存在する複数の無線基地局のうち、電波強度が予め定められた基準強度よりも弱い無線基地局を特定する基地局特定部と、
    前記基地局特定部によって特定された前記無線基地局のカバーエリアの上空のエリアを含まない、前記第1の地点から前記第2の地点までの前記飛行体の飛行経路を決定する経路決定部と
    を備え、
    前記基地局特定部は、前記複数の無線基地局のそれぞれについて、前記無線基地局の位置情報及び基準強度を格納し、
    前記基地局特定部は、前記飛行経路に沿って前記飛行体が飛行しているときに前記無線基地局からの電波を受信した場合に、前記飛行体と前記無線基地局との位置関係から、前記無線基地局が前記基準強度で電波を出力していればどの程度の受信電波強度になるかを特定し、前記無線基地局からの電波受信強度と、特定した受信電波強度とを比較することによって、前記無線基地局の電波強度が基準強度よりも弱いか否かを判定し、
    前記経路決定部は、前記基地局特定部によって前記無線基地局の電波強度が前記基準強度よりも弱いと判定された場合に、前記飛行経路の少なくとも一部を更新する、
    経路決定装置。
  3. 前記経路決定部によって決定された飛行経路を前記飛行体が飛行している間に無線基地局から高度別の飛行方向を通知する通知情報を受信した場合に、前記通知情報に基づいて前記無線基地局の上空を前記飛行体の飛行方向に対応する高度で飛行するよう制御する飛行制御部
    を備える、請求項1又は2に記載の経路決定装置。
  4. 前記飛行制御部は、前記通知情報を受信した場合に、前記通知情報に基づいて前記無線基地局のカバーエリアの上空のエリアを前記飛行体の飛行方向に対応する高度で飛行するよう制御する、請求項3に記載の経路決定装置。
  5. 前記飛行制御部は、無線基地局のカバーエリアの上空のエリアを飛行する飛行速度よりも、隣接する無線基地局のカバーエリアの上空のエリアの境界を飛行する飛行速度が遅くなるように、前記飛行体の飛行を制御する、請求項4に記載の経路決定装置。
  6. 前記飛行体は高度センサを有し、
    前記経路決定装置は、
    前記通知情報を受信した場合に、前記高度センサによる測定高度と、前記通知情報を送信した前記無線基地局からの受信電波強度とに基づいて、前記飛行体の高度を判定する高度判定部
    を備える、請求項3から5のいずれか一項に記載の経路決定装置。
  7. コンピュータを、請求項1から6のいずれか以降に記載の経路決定装置として機能させるためのプログラム。
  8. 前記複数の無線基地局と、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の経路決定装置と
    を備えるシステム。
  9. 前記複数の無線基地局のそれぞれは、
    地上に無線通信エリアを形成するための複数の地上用アンテナと、
    上空に無線通信エリアを形成するための上空用アンテナと、
    前記上空用アンテナによって放射された電波を上空に向けて拡散する反射部材と
    を有する、請求項に記載のシステム。
  10. 前記複数の無線基地局のそれぞれは、
    前記上空用アンテナに対する前記反射部材の位置及び傾きの少なくともいずれかを変更可能に前記反射部材を支持する支持部
    を有する、請求項に記載のシステム。
  11. 前記複数の無線基地局のそれぞれは、前記経路決定装置からの指示に従って、前記支持部に、前記反射部材の前記上空用アンテナに対する位置及び傾きの少なくともいずれかを変更させる、請求項10に記載のシステム。
  12. 飛行体に搭載されるコンピュータによって実行される経路決定方法であって、
    複数の無線基地局のそれぞれについて、前記無線基地局が基準強度で電波を出力している場合の、上空における受信電波強度を格納する格納段階と、
    第1の地点から第2の地点までの間に存在する複数の無線基地局のうち、電波強度が予め定められた基準強度よりも弱い無線基地局を特定する第1の基地局特定段階と、
    前記第1の基地局特定段階において特定された前記無線基地局のカバーエリアの上空のエリアを含まない、前記第1の地点から前記第2の地点までの前記飛行体の飛行経路を決定する経路決定段階と、
    前記飛行経路に沿って前記飛行体が飛行しているときに前記無線基地局から受信した電波の受信電波強度と、当該無線基地局に対応付けて格納している前記受信電波強度とを比較することによって、電波強度が前記基準強度よりも弱い無線基地局を特定する第2の基地局特定段階と、
    前記第2の基地局特定段階において電波強度が前記基準強度よりも弱い無線基地局が特定された場合に、前記飛行経路の少なくとも一部を更新する更新段階と
    を備える経路決定方法。
  13. 飛行体に搭載されるコンピュータによって実行される経路決定方法であって、
    複数の無線基地局のそれぞれについて、前記無線基地局の位置情報及び基準強度を格納する格納段階と、
    第1の地点から第2の地点までの間に存在する複数の無線基地局のうち、電波強度が予め定められた基準強度よりも弱い無線基地局を特定する基地局特定段階と、
    前記基地局特定段階において特定された前記無線基地局のカバーエリアの上空のエリアを含まない、前記第1の地点から前記第2の地点までの前記飛行体の飛行経路を決定する第1の経路決定段階と、
    前記飛行経路に沿った前記飛行体の飛行中に前記無線基地局からの電波を受信した場合に、前記飛行体と前記無線基地局との位置関係から、前記無線基地局が前記基準強度で電波を出力していればどの程度の受信電波強度になるかを特定し、前記無線基地局からの電波受信強度と、特定した受信電波強度とを比較することによって、前記無線基地局の電波強度が基準強度よりも弱いか否かを判定する判定段階と、
    前記判定段階において、前記無線基地局の電波強度が前記基準強度よりも弱いと判定された場合に、前記飛行経路の少なくとも一部を更新する更新段階と
    を備える経路決定方法。
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