JP6934336B2 - バイアス電流生成回路 - Google Patents
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Description
以下、図2を参照しつつ、従来のバイアス電流生成回路について説明する。
この従来のバイアス電流生成回路は、トランジスタMP1,MP2からなる第1のカレントミラー回路51Aと、トランジスタMN1,MN2からなる第2のカレントミラー回路52Aと、バイアス電流設定用抵抗器R1とを具備して構成されたものである。
なお、トランジスタMP1,MP2は、P型MOS電界効果型トランジスタであり、トランジスタMN1,MN2は、N型MOS電界効果型トランジスタである。
サブスレッショールド領域での動作は、少しの電流のアンバランスで回路動作が不安定となり、バイアス電流を生成できなくなる場合がある。
図3は、バイアス電流設定用抵抗器R1の上位端であるA点において、サブストレートVSS電位との間に寄生的に形成されるダイオードに起因するリーク電流ILEAKが発生した場合の等価回路を表している。なお、同図においてリーク電流は点線により表されている。
従来、飽和領域での動作では、全く問題とならなかった程のリーク電流であってもサブスレッショールド領域での動作では大きな問題となる。
この電流がA点からサブストレート(VSS)に、寄生ダイオードの逆方向リーク電流として流れることで、トランジスタMN1、MN2には電流が流れなくなり、バイアス電流生成回路としての動作を停止させてしまうという問題があった。
第1の電源電圧端子にソースが接続されたゲート幅の異なる2つのトランジスタと、前記2つのトランジスタを駆動する第2の電源電圧端子に接続されたカレントミラー回路と、前記2つのトランジスタと前記カレントミラー回路との間に設けられた抵抗器とを有し、前記2つのトランジスタのゲート電圧の差によって前記抵抗器に生ずる電流を基に、バイアス電流を生成してなるバイアス電流生成回路において、
前記カレントミラー回路と前記抵抗器との接続点と前記第1の電源電圧端子との間にリーク電流経路が形成された場合に、前記リーク電流により不足する前記バイアス電流を補償する回路動作維持回路を設け、
前記カレントミラー回路は、第1及び第2の第1導電型MOS電界効果型トランジスタにより構成され、
前記第1及び第2の第1導電型MOS電界効果型トランジスタは、各々のゲートと前記第1の第1導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインが相互に接続されると共に、第2のバイアス端子に接続され、
前記第1及び第2の第1導電型MOS電界効果型トランジスタのソースは、前記第2の電源電圧端子を介して上位電源電圧が印加可能とされ、
前記ゲート幅の異なる2つのトランジスタは、第1及び第2の第2導電型MOS電界効果型トランジスタにより構成され、
前記第1及び第2の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのソースは、前記第1の電源電圧端子を介して下位電源電圧が印加可能とされる一方、前記第1の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのゲートは、前記第2の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインと相互に接続されると共に第1のバイアス端子に接続され、前記第2の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのゲートは、前記第2の第1導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインと接続され、前記第1の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインは、前記第1の第1導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインと接続され、前記第2の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインは、前記抵抗器を介して前記第2の第1導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインと接続され、
前記回路動作維持回路は、第3の第1導電型MOS電界効果型トランジスタと、第3乃至第5の第2導電型MOS電界効果型トランジスタを有し、
前記第3の第1導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインは、前記第3の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインと、ダイオード接続された前記第4の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのゲート及びドレインと、前記第5の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのゲートとに接続され、
前記第3の第1導電型MOS電界効果型トランジスタのゲートは、前記第1及び第2の第1導電型MOS電界効果型トランジスタのゲート、及び、前記第5の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインと共に前記第2のバイアス端子に接続され、
前記第3の第1導電型MOS電界効果型トランジスタのソースは、前記第2の電源電圧端子に接続され、
前記第3乃至第5の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのソースは、前記第1の電源電圧端子に接続され、
前記第3の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのゲートは、前記第2の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインに接続され、
前記第1及び第2のバイアス端子間に出力される前記バイアス電流を生成すると共に、前記第2の第1導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインと前記抵抗器との接続点から前記下位電源電圧側へ寄生ダイオードを介しての前記リーク電流の発生による前記バイアス電流の不足を補償可能としてなるものである。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態におけるバイアス電流生成回路の回路構成について説明する。
本発明の実施の形態におけるバイアス電流生成回路は、第1乃至第3のカレントミラー回路51〜53と抵抗器21とを主たる構成要素として構成されたものとなっている。また、このバイアス電流生成回路内には、後述するように第3のカレントミラー回路53を中心に回路動作維持回路61が設けられている。
なお、以後、便宜上、第1導電型MOS電界効果型トランジスタであるP型MOS電界効果型トランジスタを「PMOSトランジスタ」と、第2導電型MOS電界効果型トランジスタであるN型MOS電界効果型トランジスタを「NMOSトランジスタ」と、それぞれ称することとする。
かかる第1のカレントミラー回路51においては、第1のPMOSトランジスタ11が基準側トランジスタ、第2のPMOSトランジスタ12が出力側トランジスタとなっている。
この第1のカレントミラー回路51は、次述する第2のカレントミラー回路52を構成する第1及び第2のNMOSトランジスタ1,2の駆動を担うものとなっている。
すなわち、第4及び第5のNMOSトランジスタ4,5は、ソースが相互に接続されて下位電源電圧VSSが印加されるようになっている一方、第4及び第5のNMOSトランジスタ4,5のゲートと第4のNMOSトランジスタ4のドレインとが相互に接続されて、その接続点は、次述するように第3のPMOSトランジスタ13のドレインに接続されている。ここで、第4のNMOSトランジスタ4は、いわゆるダイオード接続状態となっている。
第3のNMOSトランジスタ3は、ソースに下位電源電圧VSSが印加されるようになっている一方、ドレインは第3のPMOSトランジスタ13のドレインに接続され、ゲートは、第2のNMOSトランジスタ2のドレインに接続されている。
第3のPMOSトランジスタ13には、第1及び第2のバイアス端子31,32間に出力されるバイアス電流IOUTと同じ電流が生成され、第3及び第4のNMOSトランジスタ3,4へ供給されるものとなっている。
まず、各トランジスタが飽和領域で動作可能な温度環境にあり、回路が正常な場合における基本的な回路動作は、従来回路(図3参照)と基本的に同様である。
すなわち、第2のカレントミラー回路52を構成する第1及び第2のNMOSトランジスタ1,2の、それぞれのチャンネル長は同一に設定され、ゲート幅は、ゲート幅の比がm:1に設定されていると仮定した場合に、第1及び第2のPMOSトランジスタ11,12に流れるバイアス電流IOUTは、従来回路同様、式1により表される。
雰囲気温度が高温となったこと等により、抵抗器21に寄生的に存在するダイオードを通して、図1のA点から下位電源電圧VSS側へリーク電流が流れ始め、リーク電流経路が形成されると、第1のNMOSトランジスタ1のゲート電圧が低下し始め、同時に第3のNMOSトランジスタ3のゲート電圧も低下し始める。
したがって、図1のA点から下位電源電圧VSS側へ寄生ダイオードを介したリーク電流が生じても、結果的には、正常時と同様に第1のPMOSトランジスタ11には安定した所望のバイアス電流が維持されることとなる。
52…第2のカレントミラー回路
53…第3のカレントミラー回路
61…回路動作維持回路
Claims (1)
- 第1の電源電圧端子にソースが接続されたゲート幅の異なる2つのトランジスタと、前記2つのトランジスタを駆動する第2の電源電圧端子に接続されたカレントミラー回路と、前記2つのトランジスタと前記カレントミラー回路との間に設けられた抵抗器とを有し、前記2つのトランジスタのゲート電圧の差によって前記抵抗器に生ずる電流を基に、バイアス電流を生成してなるバイアス電流生成回路において、
前記カレントミラー回路と前記抵抗器との接続点と前記第1の電源電圧端子との間にリーク電流経路が形成された場合に、前記リーク電流により不足する前記バイアス電流を補償する回路動作維持回路を設け、
前記カレントミラー回路は、第1及び第2の第1導電型MOS電界効果型トランジスタにより構成され、
前記第1及び第2の第1導電型MOS電界効果型トランジスタは、各々のゲートと前記第1の第1導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインが相互に接続されると共に、第2のバイアス端子に接続され、
前記第1及び第2の第1導電型MOS電界効果型トランジスタのソースは、前記第2の電源電圧端子を介して上位電源電圧が印加可能とされ、
前記ゲート幅の異なる2つのトランジスタは、第1及び第2の第2導電型MOS電界効果型トランジスタにより構成され、
前記第1及び第2の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのソースは、前記第1の電源電圧端子を介して下位電源電圧が印加可能とされる一方、前記第1の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのゲートは、前記第2の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインと相互に接続されると共に第1のバイアス端子に接続され、前記第2の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのゲートは、前記第2の第1導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインと接続され、前記第1の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインは、前記第1の第1導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインと接続され、前記第2の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインは、前記抵抗器を介して前記第2の第1導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインと接続され、
前記回路動作維持回路は、第3の第1導電型MOS電界効果型トランジスタと、第3乃至第5の第2導電型MOS電界効果型トランジスタを有し、
前記第3の第1導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインは、前記第3の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインと、ダイオード接続された前記第4の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのゲート及びドレインと、前記第5の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのゲートとに接続され、
前記第3の第1導電型MOS電界効果型トランジスタのゲートは、前記第1及び第2の第1導電型MOS電界効果型トランジスタのゲート、及び、前記第5の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインと共に前記第2のバイアス端子に接続され、
前記第3の第1導電型MOS電界効果型トランジスタのソースは、前記第2の電源電圧端子に接続され、
前記第3乃至第5の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのソースは、前記第1の電源電圧端子に接続され、
前記第3の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのゲートは、前記第2の第2導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインに接続され、
前記第1及び第2のバイアス端子間に出力される前記バイアス電流を生成すると共に、前記第2の第1導電型MOS電界効果型トランジスタのドレインと前記抵抗器との接続点から前記下位電源電圧側へ寄生ダイオードを介しての前記リーク電流の発生による前記バイアス電流の不足を補償可能としてなることを特徴とするバイアス電流生成回路。
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