JP6933483B2 - 継手構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、継手構造体に関する。
従来より、床版と呼ばれる板材が知られている。床版は、例えば、橋や、道路、開水路等に設置され、自動車や人等の荷重を直接受ける部材である。そのため、床版は、荷重を受けた際、走行性に支障をきたすような変形を起こさないように、コンクリート等を用いてプレストレストコンクリート構造(PC構造)体として製作される。
ところで、床版は、設置前に予め製作された後、設置場所に運搬され、並べて設置される。床版の端部には、隣に並べられた床版との間を接合するための継手構造体が設けられており、継手構造体の位置に場所打ちの間詰コンクリートが打設される。継手構造体の位置にコンクリートが打設されることにより、隣り合う床版が接合される。
このような継手構造体としては、ループ継手構造体が知られているが、打設するコンクリートの量が比較的多くなり、コストが比較的割高になるという課題があった。そこで、打設するコンクリート量を減らすことにより、コストを削減可能な継手構造体が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−8410号公報
特許文献1に提案されている継手構造体は、板材の端面において、厚さ方向に並べられて突出する上部継手及び下部継手を備えている。上部継手及び下部継手の先端部には、周面から略半円盤状に張り出す係止部が形成されている。これにより、隣り合う床版の間の引張力は、上部継手及び下部継手並びにコンクリートの間の付着力と、係止部の支圧力によって支持される。従って、ループ継手構造体と同様の強度を保つことができる。
また、ループ継手構造体に比べ、ループ状の部分を無くすことで上部継手及び下部継手の間の間隔を狭くして、板材の厚さを薄くすることができる。上部継手及び下部継手に瘤を設けることにより、上部継手及び下部継手とコンクリートとの間の付着力を高めることができる。これにより、2つの板材の間隔も狭くすることができるので、打設するコンクリートの量を減らすことができる点で有用である。更に他のアプローチを用いて強度を保ちつつ、コンクリートの量を減らすことができれば、これもまた有用である。
本発明は、ループ継手構造体と略同等の強度を実現しつつ、現場で打設するコンクリート量を減らすことによりコスト削減可能な継手構造体を提供することを目的とする。
本発明は、板材の端面から突出する複数の腕部材を有し、前記腕部材を介して隣接する板材相互を連結する継手構造体であって、前記腕部材のそれぞれは、前記板材に埋設されると共に、一端部が前記板材の端面から突出する棒状部と、前記板材の端面から突出する棒状部の周面から略均等に瘤状に隆起し、前記棒状部の径よりも大きな径を有する隆起部とを備える、継手構造体に関する。
また、腕部材は、前記板材の厚さ方向に揃えて配置されたものを一組として、前記板材の幅方向に複数組配置されるのが好ましい。
また、隣接する板材相互の前記腕部材が、前記板材の幅方向に沿って互い違いに配置されるのが好ましい。
また、継手構造体は、板材の幅方向に複数組配置される前記腕部材の各組間を相互に連結する補強部材を更に備え、前記補強部材は、連結する前記腕部材の前記棒状部で折り返され、前記隆起部に近接して係止されるのが好ましい。
また、補強部材は一対に設けられ、一方の前記補強部材は、前記腕部材の軸方向において、前記隆起部の外側に近接して係止され、他方の前記補強部材は、前記腕部材の軸方向において、前記隆起部の内側に近接して係止されるのが好ましい。
また、補強部材は、波状に折り返されて各組の腕部材の前記隆起部に近接して係止されるのが好ましい。
また、継手構造体は、隣接する板材相互の間に注入された間詰部材を更に備えるのが好ましい。
本発明によれば、ループ継手構造体と略同等の強度を実現しつつ、現場で打設するコンクリート量を減らすことによりコスト削減可能な継手構造体を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る継手構造体の一方の板材から突出する腕部材を示す斜視図である。 本実施形態の継手構造体の設置された状態を示す正面図である。 図3のA−A線断面図である。 図3のB−B線断面図である。
以下、本発明に係る継手構造体の一実施形態について図1〜図4を参照して説明する。
本実施形態に係る継手構造体1は、例えば、橋や、道路、開水路等に設置され、自動車や人等の荷重を受ける板材10(床版)の継手として用いられる。板材10は、コンクリート等を用いて矩形に製作され、厚さ方向を上下方向として横方向に複数並べられて配置される。継手構造体1は、板材10と一体的に製作される。継手構造体1は、並べて配置された板材10の間に配置される。継手構造体1は、並べて配置された板材10同士を接合するものである。
なお、以下において、板材10の厚さ方向を単に厚さ方向と記載する。板材10の厚さ方向の面を端面Sと記載する。板材10の端面Sに沿って、厚さ方向に直交する方向を幅方向と記載する。また、一対に設けられる構造のうち、いずれかを差す場合には符号の末尾にa,bを付し、いずれか区別しない場合には単に符号のみを記載する。
この継手構造体1は、図1〜図4に示すように、腕部材20と、補強部材30と、主筋40と、間詰部材50と、を備える。なお、図2〜図3において、腕部材20、補強部材30、及び主筋40は、間詰部材50に埋め込まれるため、点線で示されるべきであるが、理解を容易とするために実線で示される。
腕部材20は、異形鉄筋で形成される。腕部材20は、棒状に形成される。腕部材20は、板材10の端面Sから複数突出する。腕部材20は、厚さ方向に揃えて配置されたものを一組として、板材10の幅方向に複数組配置される。本実施形態において、腕部材20は、厚さ方向に2つ配置され、幅方向に複数組配置される。この腕部材20のそれぞれは、棒状部21と、隆起部22と、を備える。
棒状部21は、板材10に埋設されると共に、一端部が板材10の端面Sから突出する。即ち、棒状部21は、一端部が板材10に埋設され、他端部が端面Sから突出する。棒状部21は、例えば、板材10を構成する鋼(鉄筋)の一部であり、端面Sに略直交する。棒状部21は、他の腕部材20の棒状部21と略同じ長さで端面Sから突出する。
隆起部22は、板材10の端面Sから突出する棒状部21の周面から略均等に瘤状に隆起する。即ち、隆起部22は、棒状部21の径よりも大きな径を有する。この隆起部22は、棒状部21の軸方向に沿って、1又は2以上設けられる。本実施形態において、隆起部22は、図1に示すように、棒状部21ごとに1つ設けられる。また、隆起部22は、端面Sの板面方向に沿って、他の隆起部22と略同じ位置に配置される。具体的には、隆起部22は、棒状部21の先端から基端側に所定長さずれた位置に形成される。
以上の隆起部22は、棒状部21と同一の部材によって形成される。例えば、隆起部22は、棒状部21を加熱することにより形成される。隆起部22は、加熱位置が棒状部21の両端部から押圧されることにより、棒状部21の周面から隆起する。これにより、隆起部22は、棒状部21の軸方向の任意の位置に形成可能である。なお、棒状部21は、異形鉄筋で形成されることにより、加熱位置の降伏強度が低下することを抑制することができる。
補強部材30は、棒状体である。具体的には、補強部材30は、図3に示すように、軸方向に交差する方向に折り返し屈曲された波状体である。補強部材30は、板材10の幅方向に複数組配置される腕部材20の各組間を相互に連結する。具体的には、補強部材30は、連結する腕部材20の棒状部21で折り返され、隆起部22に近接して係止される。即ち、補強部材30は、波状に折り返されて各組の腕部材20の隆起部22に近接して係止される。
以上の補強部材30によれば、隆起部22が先端から基端側に所定長さずれた位置に形成されるので、隆起部22に近接して容易に係止され得る。
本実施形態において、補強部材30は、板材10の幅方向に沿って4つ配置される。具体的には、補強部材30は、板材10ごとに隆起部22の両端のそれぞれに1つ係止される。補強部材30は、いずれか一方の板材10の端面Sから突出する腕部材20同士を連結する。この補強部材30は、1又は複数の凸条部31と、1又は複数の凹条部32と、を備える。
凸条部31は、棒状体を一方に屈曲して形成される。具体的には、凸条部31は、直線状の棒状体が軸方向に直交する方向の一方に屈曲されることにより形成される。
凹条部は、棒状体を他方に屈曲して形成される。即ち、凹条部32は、直線状の棒状体が凸条部31とは逆方向に屈曲されることにより形成される。凹条部32は、凸条部31と交互に連続して形成される。即ち、凹条部32は、凸条部31を折り返して形成される。具体的には、凹条部32は、その端部が凸条部31の端部に連続することにより、凸条部31と交互に連続して形成される。
以上の補強部材30によれば、凸条部31及び凹条部32は、複数の腕部材20のそれぞれに掛け回しされる。具体的には、凸条部31のそれぞれは、板材10の厚さ方向一方側の腕部材20の隆起部22に近接して係止される。凹条部32のそれぞれは、板材10の厚さ方向他方側の腕部材20の隆起部22に近接して係止される。これにより、凸条部31及び凹条部32は、幅方向に並ぶ隆起部22の並びに沿って、厚さ方向で互い違いとなるように腕部材20に係止される。
また、1つの板材10に配置される2つの補強部材30a,30bのそれぞれは、厚さ方向において、それぞれ異なる隆起部22に係止される。即ち、一方の補強部材30aは、腕部材20の軸方向において、隆起部22の外側に近接して係止される。他方の補強部材30bは、腕部材20の軸方向において、隆起部22の内側に近接して係止される。
具体的には、1つの板材10に配置される一方の補強部材30aは、他方の補強部材30bに対して、厚さ方向において、凸条部31及び凹条部32を互い違いとなるように配置される。これにより、一方の補強部材30aは、厚さ方向一方側の隆起部22に係止される。また、他方の補強部材30bは、厚さ方向他方側の隆起部22に係止される。例えば、一方の補強部材30aの凸条部31aは、厚さ方向一方側の隆起部22に係止される。他方の補強部材30bの凹条部32bは、厚さ方向他方側の隆起部22に係止される。また、一方の補強部材30aの凹条部32aは、厚さ方向他方側の隆起部22に係止される。他方の補強部材30bの凸条部31bは、厚さ方向一方側の隆起部22に係止される。
主筋40は、異形鉄筋で形成される。主筋40は、棒状体である。主筋40は、腕部材20に交差して幅方向に沿って配置される。本実施形態において、主筋40は、腕部材20の周面に接触して配置され、厚さ方向一方側及び他方側(上側及び下側)のそれぞれに3本ずつ配置される。3本の主筋40のそれぞれは、並設される板材10a,10bの間に所定の間隔をあけて配置される。
間詰部材50は、例えば、コンクリートである。間詰部材50は、並設される板材10a,10bの間に注入(打設)される。即ち、間詰部材50は、並設される板材10a,10bの間の腕部材20、補強部材30、及び主筋40を埋め込むように、並設される板材10a,10bの間に注入される。間詰部材50は、並設される板材10a,10bの板面と面一になるように注入される。
次に、本実施形態に係る継手構造体1を用いて板材10を設置する際の流れを説明する。
まず、1つの板材10aに配置される2つの補強部材30a,30bのそれぞれは、予め互いに一纏めにされた状態にされる。この2つの(一対の)補強部材30a,30bは、幅方向に沿った状態で腕部材20aに掛け回しされる。そして、2つの補強部材30a,30bは、棒状部21aの基端側に移動させた状態で、腕部材20a(棒状部21a)に結束される。また、主筋40のうち、下側に配置される3つの主筋40は、棒状部21aの突出方向に所定の間隔をあけて並べられ、一方の板材10aの棒状部21aに予め固定される。
次に、複数の板材10a,10bは、予め定められた設置位置に設置される。具体的には、複数の板材10a,10bは、隣り合って並ぶように設置される。このとき、主筋40が固定されている一方の板材10aは、他方の板材10bに比べて先に設置される。そして、他方の板材10bは、一方の板材10aの隣に設置される。
他方の板材10bが設置される際に、一方の板材10aの端面Saから突出する複数の腕部材20aは、図2に示すように、他方の板材10bの端面Sbから突出する複数の腕部材20bに対して、幅方向に沿って互い違いに配置される。即ち、隣接する板材10相互の腕部材20は、板材10の幅方向に沿って互い違いに配置される。本実施形態において、他方の板材10bは、先に配置されている一方の板材10aに対して、腕部材20の間の間隔の略半分だけ幅方向にずれた状態で配置される。また、他方の板材10bは、腕部材20bが幅方向において一方の板材10aの腕部材20aと重なるように配置される。
次に、並設された板材10a,10bに固定された2つの一対の補強部材30a,30bは、それぞれ結束が解かれて、棒状部21a,21bの先端側に移動される。そして、一方の板材10aに結束された2つの補強部材30a,30bは、一方の板材10aの腕部材20aに係止される。具体的には、一方の補強部材30aは、隆起部22aを超えて先端側に移動され、隆起部22aよりも棒状部21aの先端側(一方の端部)において、隆起部22aに係止される。一方、他方の補強部材30bは、隆起部22aよりも棒状部21aの基端側(他方の端部)において、隆起部22aに係止される。
他方の板材10bに結束された2つの補強部材30a,30bは、他方の板材10bの腕部材20bに係止される。具体的には、一方の補強部材30aは、他方の隆起部22bを超えて先端側に移動され、隆起部22bよりも棒状部21bの先端側(一方の端部)において、隆起部22に係止される。一方、他方の補強部材30bは、隆起部22bよりも棒状部21bの基端側(他方の端部)において、隆起部22bに係止される。
次に、主筋40のうち、上側に配置される3つの主筋40は、板材10a,10bの間で棒状部21の突出方向に所定の間隔をあけて配置され、並設される板材10a,10bの棒状部21a,21bに固定される。そして、並設される板材10a,10bの間に間詰部材50を注入することにより、継手構造体1を用いて板材10a,10bが設置される。
以上の継手構造体1は、以下のように作用する。
まず、一方の板材10aを他方の板材10bに対して作用する伝達力は、棒状部21及び間詰部材50の付着力と、隆起部22の支圧力によって支持される。また、一方の板材10aと他方の板材10bとの間に作用するせん断力は、補強部材30を介する支圧力によって支持される。補強部材30を介する支圧力として、例えば、厚さ方向一方の棒状部21にかかるせん断力に対して、補強部材30を介して厚さ方向他方の棒状部21が支持する支圧力が挙げられる。
以上説明した一実施形態の継手構造体1によれば、以下のような効果を奏する。
(1)継手構造体1を、板材10の端面から突出する複数の腕部材20を有し、腕部材20を介して隣接する板材相互を連結する継手構造体1であって、腕部材20のそれぞれは、板材10に埋設されると共に、一端部が板材10の端面から突出する棒状部21と、板材10の端面から突出する棒状部21の周面から略均等に瘤状に隆起し、棒状部21の径よりも大きな径を有する隆起部22と、を含み構成した。これにより、板材10同士を接合した場合に、板材10同士の引張力を、隆起部22の支圧力によって支持することができるので、ループ構造体と略同等の強度を得ることができる。また、ループ構造体を用いて板材10を接合する場合に比べ、ループ部分を無くすことができるので、複数の棒状部21の長さを短くすることができ、また、複数の棒状部21の間の間隔を狭くすることができる。これにより、現場で打設するコンクリートの量を減らすことができるので、コストを削減することができる。
(2)腕部材20を、板材10の厚さ方向に揃えて配置されたものを一組として、板材10の幅方向に複数組配置されるようにした。また、隣接する板材10相互の腕部材20が、板材10の幅方向に沿って互い違いに配置されるようにした。これにより、板材10a,10bを並設したとしても、腕部材20a,20b同士が接触することなく配置できるので、板材10a,10bの間に十分な量の腕部材20a,20bを配置することができる。従って、板材10a,10b同士の間の接合強度を高めることができる。
(3)継手構造体1を更に、板材10の幅方向に複数組配置される腕部材20の各組間を相互に連結する補強部材30を含んで構成した。また、補強部材30を、連結する腕部材20の棒状部21で折り返され、隆起部22に近接して係止されるように構成した。これにより、補強部材30は、棒状部21で折り返しつつ、腕部材20の各組間を相互に連結するので、せん断力に対する強度をより強くすることができる。
(4)補強部材30は一対に設けられ、一方の補強部材30aは、腕部材20の軸方向において、隆起部22の外側に近接して係止され、他方の補強部材30bは、腕部材20の軸方向において、隆起部22の内側に近接して係止されるように構成した。これにより、一対の補強部材30が隆起部22に係止されるので、せん断力に対する強度を更に強くすることができる。
(5)補強部材30を、波状に折り返されて各組の腕部材20の隆起部22に近接して係止されるようにした。これにより、補強部材30がより多くの隆起部22に係止されるので、せん断力に対する強度を更に強くすることができる。
以上、本発明の継手構造体の好ましい一実施形態につき説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態において、厚さ方向に揃えて配置された2つの腕部材20を例に説明したが、これに制限されない。腕部材20は、厚さ方向に揃えて複数配置されるのであれば数を限定されない。
また、上記実施形態において、一対の補強部材30a,30bは、厚さ方向で異なる隆起部22に係止されるとしたが、これに制限されない。例えば、一対の補強部材30a,30bは、厚さ方向で同じ隆起部22に係止されてもよい。即ち、一対の補強部材30a,30bは、1つの隆起部22を挟むようにして係止されてもよい。
また、上記実施形態において、補強部材30a,30bの数について板材10ごとに一対としたが、これに制限されない。例えば、それぞれの板材10ごとに1つ又は更に多くの補強部材30を設けてもよい。1つの補強部材30は、厚さ方向いずれかの隆起部22に係止されてもよい。
また、上記実施形態において、隆起部22が棒状部21の加熱位置が両端部から押圧されることにより形成されるとしたが、これに制限されない。例えば、隆起部22の形状を模った金型(図示せず)を用いて隆起部22を形成してもよい。具体的には、金型(図示せず)は、棒状部21の隆起部22を形成する位置に装着される。そして、棒状部21の隆起部22を形成する位置が加熱された状態で、棒状部21の両端部が加熱位置に向けて押圧されることにより、金型(図示せず)に棒状部21の一部が流入する。これにより、隆起部22は、金型(図示せず)の形状に形成される。従って、自由な形状の隆起部22を形成することができる。
また、2つの棒状部21と、棒状部21と同種の金属で形成された1つの板部材(図示せず)とを用いて隆起部22を形成してもよい。具体的には、板部材(図示せず)を加熱した状態で、板部材(図示せず)の両面のそれぞれを2つの棒状部21の一端部で押圧してもよい。そして、板部材(図示せず)の周面を押圧することにより隆起部22の大きさを変化させてもよい。
1 継手構造体
10,10a,10b 板材
20,20a,20b 腕部材
21,21a,21b 棒状部
22,22a,22b 隆起部
30,30a,30b 補強部材
31,31a,31b 凸条部
32,32a,32b 凹条部
40 主筋
50 間詰部材
S,Sa,Sb 端面

Claims (5)

  1. 板材の端面から突出する複数の腕部材を有し、前記腕部材を介して隣接する板材相互を連結する継手構造体であって、
    前記腕部材のそれぞれは、前記板材に埋設されると共に、一端部が前記板材の端面から突出する棒状部と、前記板材の端面から突出する棒状部の周面から略均等に瘤状に隆起し、前記棒状部の径よりも大きな径を有する隆起部と
    前記板材の幅方向に複数組配置される前記腕部材の各組間を相互に連結する一対の補強部材であって、連結する前記腕部材の前記棒状部で折り返され、一方が前記腕部材の軸方向において、前記隆起部の外側に近接して係止され、他方が前記腕部材の軸方向において、前記隆起部の内側に近接して係止される補強部材と、
    を備える、継手構造体。
  2. 前記腕部材は、前記板材の厚さ方向に揃えて配置されたものを一組として、前記板材の幅方向に複数組配置される、請求項1に記載の継手構造体。
  3. 隣接する板材相互の前記腕部材が、前記板材の幅方向に沿って互い違いに配置される、請求項2に記載の継手構造体。
  4. 前記補強部材は、波状に折り返されて各組の前記腕部材の前記隆起部に近接して係止される、請求項に記載の継手構造体。
  5. 前記隣接する板材相互の間に注入された間詰部材を更に備える、請求項1〜のいずれか一項に記載の継手構造体。
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