JP6933467B2 - 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム - Google Patents

車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラムに関する。
近年、車両乗員の状態に基づいて、車両のシートの状態を制御する技術についての研究が進められている。これに関連して、運転者の過去の睡眠状態および非運転時における覚醒時の生体活動状態の測定結果に基づいて、運転者のシートの形状または硬さを変更する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−203913号公報
しかしながら、従来技術の手法では、乗員が寝た状態を維持させることを前提としたシート制御がされていなかった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、乗員の寝心地を快適にすることができる車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラムを提供することを目的の一つとする。
請求項1に記載の発明は、車両の乗員の状態を認識する乗員状態認識部(160、36
0)と、前記乗員に対して右側部分または左側部分を押し出すことが可能なシート(41)と、前記乗員状態認識部により前記乗員が睡眠状態であると認識された場合に、前記シートに着座している乗員に対して右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出すシート制御部(170、370)と、を備え、前記乗員状態認識部は、前記乗員の姿勢を前記乗員の状態として認識し、前記シート制御部は、前記乗員状態認識部により認識された前記乗員の姿勢に基づく第1の押し出し度合で、前記右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出し、押し出した後の前記乗員の姿勢の変化量が所定値以下である場合に、前記第1の押し出し度合よりも押し出す度合が大きい第2の押し出し度合で、前記右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出す、車両制御システムである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両制御システムであって、前記シートの左右の荷重を検出する荷重検出部(44,45)を更に備え、前記シート制御部は、前記乗員状態認識部により前記乗員が睡眠状態であると認識された場合に、前記右側部分または左側部分のうち、前記荷重検出部による荷重が大きい側の部分を押し出すものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の車両制御システムであって、前記乗員状態認識部は、更に、前記乗員の姿勢を前記乗員の状態として認識し、前記シート制御部は、前記乗員状態認識部により前記乗員が睡眠状態であると認識され、前記乗員状態認識部により認識された前記乗員の姿勢が所定時間以上変化していない場合に、前記シートに着座している乗員に対して右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出すものである。
請求項に記載の発明は、請求項1から3のうち、いずれか1項に記載の車両制御システムであって、前記押し出す度合は、前記右側部分または左側部分の変位の大きさ、変位速度、または振動周期のうち、少なくとも1つを含むものである。
請求項に記載の発明は、請求項1からのうち、いずれか1項に記載の車両制御システムであって、前記車両の走行状態を認識する走行状態認識部(380)を更に備え、前記シート制御部は、前記走行状態認識部による前記車両の走行状態が、カーブ路を走行していると認識された場合に、前記乗員に対して前記右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出すものである。
請求項に記載の発明は、請求項1からのうち、いずれか1項に記載の車両制御システムであって、前記シート制御部は、前記乗員状態認識部により前記乗員が睡眠状態であると認識された場合に、前記右側部分または左側部分のうち、前記車両に作用する横加速度の方向と逆側の部分を押し出すものである。
請求項に記載の発明は、請求項1からのうち、いずれか1項に記載の車両制御システムであって、前記シート制御部は、前記乗員状態認識部により前記乗員が睡眠状態であると認識された場合に、前記右側部分または左側部分のうち、前記車両に作用する横加速度の方向と同じ側の部分を押し出すものである。
請求項に記載の発明は、請求項1からのうち、いずれか1項に記載の車両制御システムであって、前記シートは、内部に気体を充填することで、前記乗員に対して右側部分または左側部分を押し出すものである。
請求項に記載の発明は、請求項1からのうち、いずれか1項に記載の車両制御システムであって、前記シートを振動させる振動部を更に備え、前記シート制御部は、前記乗員状態認識部により前記乗員が睡眠状態であると認識された場合に、前記振動部を振動させるものである。
請求項10に記載の発明は、車載コンピュータが、車両の乗員の状態を認識し、前記乗員が睡眠状態であると認識された場合に、右側部分または左側部分を押し出すことが可能なシートによって、前記シートに着座している前記乗員の右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出し、前記乗員の姿勢を前記乗員の状態として認識し、認識した前記乗員の姿勢に基づく第1の押し出し度合で、前記右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出し、押し出した後の前記乗員の姿勢の変化量が所定値以下である場合に、前記第1の押し出し度合よりも押し出す度合が大きい第2の押し出し度合で、前記右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出す、車両制御方法である。
請求項11に記載の発明は、車載コンピュータに、車両の乗員の状態を認識させ、前記乗員が睡眠状態であると認識された場合に、右側部分または左側部分を押し出すことが可能なシートによって、前記シートに着座している前記乗員の右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出させ、前記乗員の姿勢を前記乗員の状態として認識させ、認識された前記乗員の姿勢に基づく第1の押し出し度合で、前記右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出させ、押し出された後の前記乗員の姿勢の変化量が所定値以下である場合に、前記第1の押し出し度合よりも押し出す度合が大きい第2の押し出し度合で、前記右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出させる、車両制御プログラムである。
請求項1、10、または11に記載の発明によれば、車両制御システムは、乗員の寝心地を快適にすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、車両制御システムは、乗員を負荷のかからない姿勢にさせることができる。
請求項3に記載の発明によれば、車両制御システムは、乗員が長時間に亘って同一の姿勢で睡眠しないようにシートを制御するため、荷重を受ける身体の部位の偏りにより、寝苦しくなったり、安眠が妨げられたりすることを抑制することができる。
請求項4に記載の発明によれば、車両制御システムは、シート側から適切な度合で乗員を押し出すことで、乗員を起こさずに、乗員に姿勢を変えるように促すことができる。
請求項に記載の発明によれば、車両制御システムは、車両のカーブ路走行時に生じる横加速度に対応させたシートからの押し出しを行うことで、乗員の姿勢を安定させることができる。
請求項に記載の発明によれば、車両制御システムは、乗員の現在の姿勢を安定させることができる。
請求項に記載の発明によれば、車両制御システムは、横加速度を利用して、効率的に乗員に姿勢を変えるように促すことができる。
請求項に記載の発明によれば、車両制御システムは、気体により乗員の姿勢等に応じた形状を形成した状態で乗員を押し出すことができるため、押し出しによる乗員の負荷、違和感を抑制することができる。したがって、乗員の寝心地をより快適にすることができる。
請求項に記載の発明によれば、振動部の振動を利用して、より強く、乗員に対して姿勢を変えるように促すことができる。
第1実施形態の車両システム1の構成図である。 自車位置認識部122により走行車線L1に対する自車両Mの相対位置および姿勢が認識される様子を示す図である。 推奨車線に基づいて目標軌道が生成される様子を示す図である。 シート装置40の構成の一例を示す図である。 撮像画像による乗員の状態認識の一例を示す図である。 シート制御部170による左側押出部材46−2の駆動後の乗員Pの状態を説明するための図である。 乗員の姿勢の変化量の判定の一例を示す図である。 第1実施形態の車両制御処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態の車両システム2の構成図である。 車両Mの走行状態に基づくシート制御の一例を示す図である。 横加速度を利用して乗員Pの姿勢を変えさせるシート制御の一例を示す図である。 第2実施形態の車両制御処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラムの実施形態について説明する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態の車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラムについて説明する。第1実施形態では、車両制御システムが自動運転車両に適用されたものとする。自動運転とは、例えば、車両の加減速または操舵の少なくとも一方を自動的に制御して車両を走行させることをいう。
[全体構成]
図1は、第1実施形態の車両システム1の構成図である。車両システム1が搭載される車両(以下、車両Mと称する)は、例えば、二輪や三輪、四輪等の車両であり、その駆動源は、ディーゼルエンジンやガソリンエンジン等の内燃機関、電動機、或いはこれらの組み合わせである。電動機は、内燃機関に連結された発電機による発電電力、或いは二次電池や燃料電池の放電電力を使用して動作する。
車両システム1は、例えば、カメラ10と、レーダ装置12と、ファインダ14と、物体認識装置16と、通信装置20と、HMI(Human Machine Interface)30と、シート装置40と、ナビゲーション装置50と、MPU(Micro-Processing Unit)60と、車両センサ70と、運転操作子80と、車室内カメラ90と、自動運転制御ユニット100と、走行駆動力出力装置200と、ブレーキ装置210と、ステアリング装置220とを備える。これらの装置や機器は、CAN(Controller Area Network)通信線等の多重通信線やシリアル通信線、無線通信網等によって互いに接続される。なお、図1に示す構成はあくまで一例であり、構成の一部が省略されてもよいし、更に別の構成が追加されてもよい。
第1実施形態において「車両制御システム」は、例えば、シート装置40と、車両センサ70と、車室内カメラ90と、自動運転制御ユニット100とを含む。
カメラ10は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。カメラ10は、車両システム1が搭載される車両Mの任意の箇所に一つまたは複数が取り付けられる。前方を撮像する場合、カメラ10は、フロントウインドシールド上部やルームミラー裏面等に取り付けられる。後方を撮像する場合、カメラ10は、リアウインドシールド上部やバックドア等に取り付けられる。側方を撮像する場合、カメラ10は、ドアミラー等に取り付けられる。カメラ10は、例えば、周期的に繰り返し車両Mの周辺を撮像する。カメラ10は、ステレオカメラであってもよい。
レーダ装置12は、車両Mの周辺にミリ波等の電波を放射するとともに、物体によって反射された電波(反射波)を検出して少なくとも物体の位置(距離および方位)を検出する。レーダ装置12は、車両Mの任意の箇所に一つまたは複数が取り付けられる。レーダ装置12は、FMCW(Frequency Modulated Continuous Wave)方式によって物体の位置および速度を検出してもよい。
ファインダ14は、照射光に対する散乱光を測定し、対象までの距離を検出するLIDAR(Light Detection and Ranging、或いはLaser Imaging Detection and Ranging)である。ファインダ14は、車両Mの任意の箇所に一つまたは複数が取り付けられる。
物体認識装置16は、カメラ10、レーダ装置12、およびファインダ14のうち一部または全部による検出結果に対してセンサフュージョン処理を行って、物体の位置、種類、速度等を認識する。物体認識装置16は、認識結果を自動運転制御ユニット100に出力する。
通信装置20は、例えば、セルラー網やWi−Fi網、Bluetooth(登録商標)、DSRC(Dedicated Short Range Communication)等を利用して、車両Mの周辺に存在する他車両と通信し、或いは無線基地局を介して各種サーバ装置と通信する。また、通信装置20は、車外の人物が所持する端末装置と通信する。
HMI30は、車内の乗員に対して各種情報を提示するとともに、乗員による入力操作を受け付ける。HMI30は、例えば、各種表示装置、スピーカ、ブザー、タッチパネル、スイッチ、キー等である。
シート装置40は、車両Mの乗員が着座するシート(座席)であり、電気的に駆動可能なシートである。シート装置40には、運転操作子80を用いて車両Mを手動で運転するために着座する運転席、運転席を横にある助手席、運転席や助手席の後部にある後部座席等が含まれる。以下の説明において「シート装置40」は、運転席、助手席、または後部座席のうち、少なくとも1つである。シート装置40の具体的な構成については、後述する。
ナビゲーション装置50は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機51と、ナビHMI52と、経路決定部53とを備え、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶装置に第1地図情報54を保持している。GNSS受信機は、GNSS衛星から受信した信号に基づいて、車両Mの位置を特定する。車両Mの位置は、車両センサ70の出力を利用したINS(Inertial Navigation System)によって特定または補完されてもよい。ナビHMI52は、表示装置、スピーカ、タッチパネル、キー等を含む。ナビHMI52は、前述したHMI30と一部または全部が共通化されてもよい。経路決定部53は、例えば、GNSS受信機51により特定された車両Mの位置(或いは入力された任意の位置)から、ナビHMI52を用いて乗員により入力された目的地までの経路(例えば、目的地まで走行するときの経由地に関する情報を含む)を、第1地図情報54を参照して決定する。第1地図情報54は、例えば、道路を示すリンクと、リンクによって接続されたノードとによって道路形状が表現された情報である。第1地図情報54は、道路の曲率やPOI(Point Of Interest)情報等を含んでもよい。経路決定部53により決定された経路は、MPU60に出力される。また、ナビゲーション装置50は、経路決定部53により決定された経路に基づいて、ナビHMI52を用いた経路案内を行ってもよい。なお、ナビゲーション装置50は、例えば、ユーザの保有するスマートフォンやタブレット端末等の端末装置の機能によって実現されてもよい。また、ナビゲーション装置50は、通信装置20を介してナビゲーションサーバに現在位置と目的地を送信し、ナビゲーションサーバから返信された経路を取得してもよい。
MPU60は、例えば、推奨車線決定部61として機能し、HDDやフラッシュメモリ等の記憶装置に第2地図情報62を保持している。推奨車線決定部61は、ナビゲーション装置50から提供された経路を複数のブロックに分割し(例えば、車両進行方向に関して100[m]毎に分割し)、第2地図情報62を参照してブロックごとに推奨車線を決定する。推奨車線決定部61は、左から何番目の車線を走行するといった決定を行う。推奨車線決定部61は、経路において分岐箇所や合流箇所等が存在する場合、車両Mが、分岐先に進行するための合理的な走行経路を走行できるように、推奨車線を決定する。
第2地図情報62は、第1地図情報54よりも高精度な地図情報である。第2地図情報62は、例えば、車線の中央の情報あるいは車線の境界の情報等を含んでいる。また、第2地図情報62には、道路情報、交通規制情報、住所情報(住所・郵便番号)、施設情報、電話番号情報等が含まれてよい。道路情報には、高速道路、有料道路、国道、都道府県道といった道路の種別を表す情報や、道路の車線数、非常駐車帯の領域、各車線の幅員、道路の勾配、道路の位置(経度、緯度、高さを含む3次元座標)、車線のカーブの曲率、車線の合流および分岐ポイントの位置、道路に設けられた標識等の情報が含まれる。第2地図情報62は、通信装置20を用いて他装置にアクセスすることにより、随時、アップデートされてよい。
車両センサ70は、車両Mの速度を検出する車速センサ、加速度を検出する加速度センサ、鉛直軸回りの角速度を検出するヨーレートセンサ、車両Mの向きを検出する方位センサ等を含む。また、加速度センサは、車両Mの横加速度の向きおよび大きさを検出してもよい。
運転操作子80は、例えば、アクセルペダル、ブレーキペダル、シフトレバー、ステアリングホイールその他の操作子を含む。運転操作子80には、操作量あるいは操作の有無を検出するセンサが取り付けられており、その検出結果は、自動運転制御ユニット100、もしくは、走行駆動力出力装置200、ブレーキ装置210、およびステアリング装置220のうち一方または双方に出力される。
車室内カメラ90は、例えば、シート装置40に着座した乗員の顔を中心として上半身を撮像する。車室内カメラ90は、例えば、周期的に繰り返し乗員を撮像する。車室内カメラ90の撮像画像は、自動運転制御ユニット100に出力される。
[自動運転制御ユニット]
自動運転制御ユニット100は、例えば、第1制御部120と、第2制御部140と、インターフェース制御部150と、乗員状態認識部160と、シート制御部170とを備える。第1制御部120と、第2制御部140と、インターフェース制御部150と、乗員状態認識部160と、シート制御部170とは、それぞれ、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することで実現される。また、以下に説明する第1制御部120、第2制御部140、インターフェース制御部150、乗員状態認識部160、およびシート制御部170の各機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
第1制御部120は、例えば、外界認識部121と、自車位置認識部122と、行動計画生成部123とを備える。
外界認識部121は、カメラ10、レーダ装置12、およびファインダ14から直接的に、或いは物体認識装置16を介して入力される情報に基づいて、周辺車両の位置および速度、加速度等の状態を認識する。周辺車両の位置は、その周辺車両の重心やコーナー等の代表点で表されてもよいし、周辺車両の輪郭で表現された領域で表されてもよい。周辺車両の「状態」とは、周辺車両の加速度やジャーク、あるいは「行動状態」(例えば車線変更をしている、またはしようとしているか否か)を含んでもよい。
また、外界認識部121は、周辺車両に加えて、ガードレールや電柱、駐車車両、歩行者等の人物、その他の物体の位置を認識してもよい。
自車位置認識部122は、例えば、車両Mが走行している車線(走行車線)、並びに走行車線に対する車両Mの相対位置および姿勢を認識する。自車位置認識部122は、例えば、第2地図情報62から得られる道路区画線のパターン(例えば実線と破線の配列)と、カメラ10によって撮像された画像から認識される車両Mの周辺の道路区画線のパターンとを比較することで、走行車線を認識する。この認識において、ナビゲーション装置50から取得される車両Mの位置やINSによる処理結果が加味されてもよい。
そして、自車位置認識部122は、例えば、走行車線に対する車両Mの位置や姿勢を認識する。図2は、自車位置認識部122により走行車線L1に対する車両Mの相対位置および姿勢が認識される様子を示す図である。自車位置認識部122は、例えば、車両Mの基準点(例えば重心)の走行車線中央CLからの乖離OS、および車両Mの進行方向の走行車線中央CLを連ねた線に対してなす角度θを、走行車線L1に対する車両Mの相対位置および姿勢として認識する。なお、これに代えて、自車位置認識部122は、走行車線L1のいずれかの側端部に対する車両Mの基準点の位置等を、走行車線に対する車両Mの相対位置として認識してもよい。自車位置認識部122により認識される車両Mの相対位置は、推奨車線決定部61および行動計画生成部123に提供される。
行動計画生成部123は、車両Mが目的地等に対して自動運転を行うための行動計画を生成する。例えば、行動計画生成部123は、推奨車線決定部61により決定された推奨車線を走行するように、且つ、車両Mの周辺状況に対応できるように、自動運転制御において順次実行されるイベントを決定する。第1実施形態の自動運転におけるイベントには、例えば、一定速度で同じ走行車線を走行する定速走行イベント、車両Mの走行車線を変更する車線変更イベント、前走車両を追い越す追い越しイベント、前走車両に追従して走行する追従走行イベント、合流地点で車両を合流させる合流イベント、道路の分岐地点で車両Mを目的の方向に走行させる分岐イベント、車両Mを緊急停車させる緊急停車イベント、自動運転を終了して手動運転に切り替えるためのハンドオーバイベント等がある。また、これらのイベントの実行中に、車両Mの周辺状況(周辺車両や歩行者の存在、道路工事による車線狭窄等)に基づいて、回避のための行動が計画される場合もある。
行動計画生成部123は、車両Mが将来走行する目標軌道を生成する。目標軌道は、例えば、速度要素を含んでいる。例えば、目標軌道は、所定のサンプリング時間(例えば0コンマ数[sec]程度)ごとに将来の基準時刻を複数設定し、それらの基準時刻に到達すべき目標地点(軌道点)の集合として生成される。このため、軌道点の間隔が広い場合、その軌道点の間の区間を高速に走行することを示している。
図3は、推奨車線に基づいて目標軌道が生成される様子を示す図である。図示するように、推奨車線は、目的地までの経路に沿って走行するのに都合が良いように設定される。行動計画生成部123は、推奨車線の切り替わり地点の所定距離手前(イベントの種類に応じて決定されてよい)に差し掛かると、車線変更イベント、分岐イベント、合流イベント等を起動する。各イベントの実行中に、障害物を回避する必要が生じた場合には、図示するように回避軌道が生成される。
行動計画生成部123は、例えば、複数の目標軌道の候補を生成し、安全性と効率性の観点に基づいて、その時点で目的地までの経路に適合する最適な目標軌道を選択する。
第2制御部140は、例えば走行制御部141を備える。走行制御部141は、行動計画生成部123によって生成された目標軌道を、予定の時刻通りに車両Mが通過するように、走行駆動力出力装置200、ブレーキ装置210、およびステアリング装置220を制御する。
インターフェース制御部150は、車両Mの自動運転時または手動運転時の走行状態等を、HMI30に出力させる。また、インターフェース制御部150は、シート制御部170による制御内容に関する情報を、HMI30に出力させてもよい。また、インターフェース制御部150は、HMI30により受け付けた情報を第1制御部120やシート制御部170に出力してもよい。
走行駆動力出力装置200は、車両が走行するための走行駆動力(トルク)を駆動輪に出力する。走行駆動力出力装置200は、例えば、内燃機関、電動機、および変速機等の組み合わせと、これらを制御するECU(Electronic Control Unit)とを備える。ECUは、走行制御部141から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従って、上記の構成を制御する。
ブレーキ装置210は、例えば、ブレーキキャリパーと、ブレーキキャリパーに油圧を伝達するシリンダと、シリンダに油圧を発生させる電動モータと、ブレーキECUとを備える。ブレーキECUは、走行制御部141から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従って電動モータを制御し、制動操作に応じたブレーキトルクが各車輪に出力されるようにする。ブレーキ装置210は、運転操作子80に含まれるブレーキペダルの操作によって発生させた油圧を、マスターシリンダを介してシリンダに伝達する機構をバックアップとして備えてよい。なお、ブレーキ装置210は、上記説明した構成に限らず、走行制御部141から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従ってアクチュエータを制御して、マスターシリンダの油圧をシリンダに伝達する電子制御式油圧ブレーキ装置であってもよい。また、ブレーキ装置210は、安全面を考慮して複数系統のブレーキ装置を備えていてもよい。
ステアリング装置220は、例えば、ステアリングECUと、電動モータとを備える。電動モータは、例えば、ラックアンドピニオン機構に力を作用させて転舵輪の向きを変更する。ステアリングECUは、走行制御部141から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従って、電動モータを駆動し、転舵輪の向きを変更させる。
[第1実施形態のシート装置40の駆動制御]
以下、第1実施形態のシート装置40の駆動制御について説明する。第1実施形態の車両Mは、例えば、シート装置40に着座する乗員の状態に基づいて、乗員が睡眠状態である場合に、所定時間ごとに、乗員に姿勢を変えるように促すシートの駆動を行う。
[シート装置40の構成]
図4は、シート装置40の構成の一例を示す図である。シート装置40は、例えば、シート41と、シート駆動装置42と、シート位置検出部43と、荷重センサ44および45と、押出部材46とを備える。荷重センサ44および45は、「荷重検出部」の一例である。
シート41は、例えば、着座部41Aと、背もたれ部(シートバック)41Bと、ヘッドレスト41Cとを備える。
シート駆動装置42は、シート制御部170の指示に基づいて、モータ等を駆動させてシート41のリクライニング角度、前後上下方向の位置、シート41の姿勢等を、所定速度で自在に変更する。
シート位置検出部43は、シート41のリクライニング角度、前後上下方向位置、ヨー角、ヘッドレスト41Cの傾斜角度および上下位置等を検出する。また、シート位置検出部43は、押出部材46の位置等を検出する。
荷重センサ44は、例えば、着座部41Aに設けられる。図4の例では、4つの荷重センサ44−1〜44−4が着座部41Aの内部に配置されている。荷重センサ44−1および44−2は、矢印A方向から見て着座部41Aの右側に設けられる。また、荷重センサ44−3および44−4は、矢印A方向から見て着座部41Aの左側に設けられる。
また、荷重センサ45は、例えば、背もたれ部41Bに設けられる。図4の例では、4つの荷重センサ45−1〜45−4が背もたれ部41Bの内部に配置されている。荷重センサ45−1および45−2は、矢印A方向から見て背もたれ部41Bの右側に設置される。また、荷重センサ45−3および45−4は、矢印A方向から見て背もたれ部41Bの左側に設置される。なお、荷重センサ44および45のそれぞれの数や配置については、これに限定されるものではない。なお、シート41は、荷重センサ44または45の少なくとも一方が設けられていればよい。
押出部材46は、例えば、背もたれ部41Bに設けられる。押出部材46は、例えば、図4の矢印A方向から見て右側部分にある右側押出部材46−1と、矢印A方向から見て左側部分にある左側押出部材46−2とを含む。これらの部材は、背もたれ部41Bの内部に配置されている。
右側押出部材46−1と、左側押出部材46−2は、それぞれ背もたれ部41Bの内部から乗員との接触面に向けて、乗員を押す方向(矢印B方向)に変形または変位する。押出部材46は、例えば、エアクッション等のように気体(例えば、空気)の充填または排出により膨張または収縮するものである。
また、押出部材46は、例えば矢印B方向に移動可能な固体部材(例えば、樹脂、木材、金属)であってもよい。なお、押出部材46は、背もたれ部41Bに代えて(または、加えて)、着座部41Aまたはヘッドレスト41Cの少なくとも一方に設けられていてもよい。
シート駆動装置42は、シート制御部170の指示に基づいて、押出部材46の変位の大きさ、変位速度、および振動周期を自在に変更する。
また、シート41の構成は、図4の例に限定されるものではなく、例えばシート41を振動させるバイブレータ(振動部)を備えていてもよい。この場合、シート駆動装置42は、シート制御部170の指示に基づいて、バイブレータの振動時間や振動の大きさ等を自在に変更する。
また、シート41は、例えば、モーフィングシートであってもよい。モーフィングシートは、例えば、シート全体が1または複数のエアクッション等により構成される。この場合、シート駆動装置42は、各エアクッション内への気体の充填や排出を行い、乗員の姿勢等に合わせてシート41の形状や硬さ等を局所的に変更する。
[乗員の状態認識]
乗員状態認識部160は、例えば、車室内カメラ90による撮像画像または荷重センサ44の検出結果の少なくとも一方に基づいて、乗員の状態を認識する。
図5は、撮像画像による乗員の状態認識の一例を示す図である。なお、図5の例では、シート41と、シート41に着座する乗員Pとを、シート41の上部(車両Mの天井側)から見た図である。車室内カメラ90は、例えば、車両Mのバックミラーや車両Mの天井等に取り付けられる。
乗員状態認識部160は、車室内カメラ90による撮像画像から顔の特徴情報(目、鼻、口等の位置、形状、色等)に基づいて顔画像を抽出し、抽出した顔画像から目の開閉、顔の向きに関する情報を取得する。例えば、乗員状態認識部160は、顔画像から眼球を検知できていない場合に、目を閉じていると認識することができる。また、乗員状態認識部160は、乗員Pが目を閉じた状態が所定時間以上継続している場合であって、顔の向きに所定範囲以上の変化がない場合に、乗員Pが睡眠状態であると認識する。
また、乗員状態認識部160は、乗員Pが睡眠状態であると認識した場合に、例えば撮像画像から正面方向に対する乗員Pの顔PF1の角度θ1を取得し、取得した顔PF1の角度θ1が閾値角度θthより大きい場合に、乗員Pに、寝返り等の姿勢を変えさせる必要があると認識する。
また、乗員状態認識部160は、上述した荷重センサ44および45のそれぞれから得られる荷重値に基づいて、乗員Pの状態を認識してもよい。また、乗員状態認識部160は、乗員Pの姿勢を、乗員Pの状態として認識してもよい。
例えば、乗員状態認識部160は、シート41の右側にある荷重センサ44−1,44−2,45−1および45−2からの荷重値の平均値と、シート41の左側にある荷重センサ44−3,44−4,45−3および45−4からの荷重値の平均とを比較する。左右の荷重差が閾値以下である場合、乗員状態認識部160は、乗員Pの姿勢が正面を向いている状態である(楽な姿勢である)と認識する。
また、乗員状態認識部160は、左右の荷重差が閾値を越える場合、乗員Pの姿勢が左右のどちらかに片寄っている状態と認識する。例えば、乗員状態認識部160は、右側の方が左側より荷重値の平均が大きい場合に、乗員Pの姿勢が右側に片寄っている状態であると認識する。
また、乗員状態認識部160は、荷重センサ44および45からの荷重値が、所定範囲内で所定時間以上変わらない場合に、乗員Pが睡眠状態であると認識する。乗員状態認識部160は、乗員Pが睡眠状態であって、乗員Pの姿勢が左右のどちらかに片寄っている場合に、乗員Pに、寝返り等の姿勢を変えさせる必要があると認識する。
また、乗員状態認識部160は、乗員Pが睡眠状態であると認識し、且つ、乗員Pの姿勢が所定時間以上変化していない場合に、乗員Pに、寝返り等の姿勢を変えさせる必要があると認識してもよい。
なお、乗員状態認識部160は、上述した撮像画像による状態認識と、荷重センサ44および45による状態認識の一部または全部を組み合わせてもよい。また、乗員状態認識部160は、例えば、HMI30のマイクから取得された音声から文字情報を解析したり、音の抑揚等を解析し、乗員Pが「いびきをしている状態」等と認識された場合に、乗員Pが睡眠状態であると認識してもよい。
[シート制御]
シート制御部170は、乗員状態認識部160が乗員Pに寝返り等の姿勢を変えさせる必要があると認識した場合、所定時間ごとに、乗員Pの姿勢を変えさせるために、シート41を駆動させる。ここで、第1実施形態におけるシート41の駆動は、乗員Pを起こしたり、覚醒させて運転可能な状態にするための駆動とは異なり、睡眠中の姿勢を変えるように促すものである。これにより、乗員Pは、長時間、首や背中に負荷がかかるような姿勢を取り続けることを抑制することができる。
具体的には、シート制御部170は、シート駆動装置42を用いて、右側押出部材46−1または左側押出部材46−2の少なくとも一方を駆動する。例えば、図5の例では、乗員Pが左側を向いて寝ている。この場合、シート制御部170は、シート駆動装置42を制御して、左側押出部材46−2を押し出させ、乗員Pの左側の背中を押圧する。これにより、シート制御部170は、乗員Pに姿勢を変えさせることができる。
なお、シート制御部170は、乗員状態認識部160が認識した乗員Pの状態や姿勢等に基づいて、左側押出部材46−2による押し出し度合を制御してもよい。押し出し度合とは、例えば、左側押出部材46−2の変位の大きさ、変位速度、または振動周期のうち、少なくとも1つを含む。例えば、シート制御部170は、乗員Pの顔PF1の角度θ1の大きさ、または、左右の荷重差の大きさに対応させて、左側押出部材46−2の押し出し度合を大きくする。
また、シート制御部170は、左側押出部材46−2により乗員Pに対して左側部分を押し出した後の乗員Pの姿勢等に基づいて、左側押出部材46−2による押し出し度合を制御してもよい。図6は、シート制御部170による左側押出部材46−2の駆動後の乗員Pの状態を説明するための図である。例えば、乗員状態認識部160は、シート制御部170が左側押出部材46−2を押し出した後に、乗員Pの姿勢を認識し、認識した乗員Pの姿勢の変化量が、所定値以下であるか否かを判定する。
図6の例において、乗員Pの顔PF2の向きは、左側押出部材46−2の駆動による姿勢の変更により右側を向いている。この場合、乗員状態認識部160は、乗員Pの顔の向きおよび頭の位置の変化量から乗員Pの姿勢の変化量を認識する。
図7は、乗員の姿勢の変化量の判定の一例を示す図である。図7の例では、シート制御部170が左側押出部材46−2を駆動する前と駆動した後の乗員Pの頭部の位置と顔の向きとを示している。なお、図7の例では、説明の便宜上、乗員Pの上部から見た2次元の変化量を示しているが、3次元の変化量を計測してもよい。
乗員状態認識部160は、例えば、車室内カメラ90の撮像画像により、左側押出部材46−2を駆動する前の乗員Pの顔RF−1の向きと、左側押出部材46−2を駆動した後の乗員Pの顔RF2の向きとを取得し、それぞれの向きから角度変化△θを取得する。また、乗員状態認識部160は、乗員Pの頭部の中心位置を取得し、取得した位置から変位量△Dを取得する。なお、上述した角度変化△θまたは変位量△Dは、頭部ではなく上半身等を基準に取得してもよい。乗員状態認識部160は、取得した角度変化△θおよび変位量△Dが、それぞれの所定量を越えるか否かを判定する。
例えば、左側押出部材46−2を駆動したにも関わらず、取得した角度変化△θおよび変位量△Dが所定量を越えていないと判定した場合、シート制御部170は、左側押出部材46−2の押し出し度合を大きくする。
また、取得した角度変化△θまたは変位量△Dの少なくとも一方が所定量を越えていると判定した場合に、シート制御部170は、乗員Pの姿勢が変わったと認識し、左側押出部材46−2を停止させる。また、シート制御部170は、左側押出部材46−2を元の状態または位置に戻してもよい。なお、乗員状態認識部160は、上述した角度変化△θまたは変位量△Dのいずれかを取得し、取得した値が所定量を超えるか否かにより、押し出し度合を制御してもよい。
これにより、シート制御部170は、シート側から適切な度合で乗員に対して左側を押し出すことで、乗員を起こさずに、乗員に姿勢を変えるように促すことができる。また、シート制御部170は、シート41が複数のエアクッションから構成されている場合には、押し出しによる乗員Pの負荷、違和感を抑制することができる。したがって、乗員Pの寝心地を更に快適にすることができる。
また、シート制御部170は、シート41にバイブレータを設けている場合には、乗員Pに姿勢の変更を促すタイミングでシート駆動装置42を用いて、バイブレータを駆動して、乗員Pに振動を与えてもよい。これにより、より強く、乗員に対して姿勢を変えるように促すことができる。
また、シート制御部170は、左側押出部材46−2と右側押出部材46−1とを用いて乗員Pに対する押し出しを交互に行ってもよい。これにより、乗員Pを揺らすことで、乗員に対して姿勢を変えるように促すことができる。
[車両制御処理]
以下、第1実施形態の車両システム1による各種車両制御の一例について説明する。図8は、第1実施形態の車両制御処理の一例を示すフローチャートである。なお、図8の処理は、例えば、自動運転実行中に繰り返し実行される。また、図8の処理は、車両M内の各シートに対して個別に実行される。
図8の例において、乗員状態認識部160は、車両Mの乗員の姿勢を認識し(ステップS100)、乗員が睡眠状態であるか否かを判定する(ステップS102)。乗員が睡眠状態であると判定した場合、乗員状態認識部160は、睡眠状態であると判定してから所定時間が経過しているか否かを判定する(ステップS104)。所定時間が経過していないと判定された場合、ステップS100の処理に戻る。
睡眠状態であると判定されてから所定時間が経過している場合、乗員状態認識部160は、乗員の姿勢が所定時間以上変化なしか否かを判定する(ステップS106)。ステップS106の処理において、乗員状態認識部160は、例えば、所定期間内における角度変化△θおよび変位量△Dが閾値以下である場合に、乗員の姿勢の変化がないと判定する。乗員の姿勢が所定時間以上変化がある場合、ステップS100の処理に戻る。また、乗員の姿勢が所定時間以上変化なしの場合、荷重センサ44によるシート41に着座した乗員の荷重を検出する(ステップS108)。次に、シート制御部170は、検出された荷重に基づいて、右側押出部材46−1または左側押出部材46−2の少なくとも一方を駆動し、乗員の右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出す(ステップS110)。例えば、シート制御部170は、シートの左右の荷重のうち、荷重が大きい側の部分を押し出す。
次に、乗員状態認識部160は、押し出し後の駆動後の乗員の変化量が閾値以下であるか否かを判定する(ステップS112)。乗員の変化量が閾値以下である場合、シート制御部170は、押し出し度合を大きくする(ステップS114)。また、乗員が睡眠状態でない場合、または押し出し後の乗員の変化量が閾値を越える場合、本フローチャートは終了する。
上述したように、第1実施形態によれば、車両システム1は、乗員が長時間に亘って同一の姿勢で睡眠しないようにシートを制御するため、荷重を受ける身体の部位の偏りにより、寝苦しくなったり、安眠が妨げられたりすることを抑制することができる。また、車両システム1は、睡眠状態の乗員に対して、負荷がかかる姿勢が所定時間以上続いた場合に、乗員に対して右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出すことで、乗員に姿勢を変えるように促すことができる。したがって、車両システム1は、乗員に楽な姿勢を維持させることができ、乗員の寝心地を快適にすることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラムについて説明する。第2実施形態では、車両制御システムが、自動運転における車両Mの走行状態に応じてシート制御を行うものとする。なお、以下の説明では、第1実施形態と同様の構成については、同じ構成ブロックおよび符号を付するものとし、ここでの具体的な説明は省略する。
[全体構成]
図9は、第2実施形態の車両システム2の構成図である。車両システム2は、例えば、カメラ10と、レーダ装置12と、ファインダ14と、物体認識装置16と、通信装置20と、HMI30と、シート装置40と、ナビゲーション装置50と、MPU60と、車両センサ70と、運転操作子80と、車室内カメラ90と、自動運転制御ユニット300と、走行駆動力出力装置200と、ブレーキ装置210と、ステアリング装置220とを備える。これらの装置や機器は、CAN通信線等の多重通信線やシリアル通信線、無線通信網等によって互いに接続される。なお、図9に示す構成はあくまで一例であり、構成の一部が省略されてもよいし、更に別の構成が追加されてもよい。
第2実施形態において「車両制御システム」は、例えば、シート装置40と、車両センサ70と、車室内カメラ90と、自動運転制御ユニット300とを含む。第2実施形態の車両システム2は、第1実施形態の車両システム1と比較すると、自動運転制御ユニット100に代えて自動運転制御ユニット300を備える。したがって、以下の説明では、自動運転制御ユニット300について説明する。
[自動運転制御ユニット]
自動運転制御ユニット300は、例えば、第1制御部320と、第2制御部340と、インターフェース制御部350と、乗員状態認識部360と、シート制御部370と、走行状態認識部380とを備える。第1制御部320と、第2制御部340と、インターフェース制御部350と、乗員状態認識部360と、シート制御部370と、走行状態認識部380は、それぞれ、CPU等のプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することで実現される。また、以下に説明する第1制御部320、第2制御部340、インターフェース制御部350、乗員状態認識部360、シート制御部370、および走行状態認識部380の各機能部のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA等のハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
第1制御部320は、例えば、外界認識部321と、自車位置認識部322と、行動計画生成部323とを備える。外界認識部321と、自車位置認識部322と、行動計画生成部323は、それぞれ外界認識部121と、自車位置認識部122と、行動計画生成部123に相当する。また、第2制御部340は、例えば走行制御部341を備える。走行制御部341は、走行制御部141に相当する。インターフェース制御部350は、インターフェース制御部150に相当する。乗員状態認識部360は、乗員状態認識部160に相当する。
[第2実施形態のシート装置40の駆動制御]
以下、第2実施形態におけるシート装置40の制御について説明する。第2実施形態の車両Mは、例えば、車両M内の乗員状態に基づいて、乗員が睡眠状態であると認識された場合に、車両Mの走行状態に対する横加速度に基づいて、シート41を駆動させる。横加速度とは、例えば、車両Mの横方向に対する重力加速度である。横加速度は、例えば、車両Mのカーブ路走行時等に発生する。また、車両Mの乗員には、車両Mの横加速度の方向と逆方向に慣性力が発生する。
[走行状態認識]
走行状態認識部380は、車両Mの走行状態を認識する。例えば、走行状態認識部380は、現在走行中の車両Mにおいて、車両センサ70により車両Mに作用する横加速度の向きおよび大きさを取得する。また、走行状態認識部380は、行動計画生成部123が生成した目標軌道または第2地図情報62から、これから走行するカーブ路等において、車両Mが将来受ける横加速度の向きおよび大きさを予測してもよい。
シート制御部370は、走行状態認識部380が認識した車両Mの走行状態に基づいて、乗員が受ける(または、乗員が受けると予測される)車両Mの横加速度の大きさに対応した慣性力(遠心力)の向きおよび大きさに基づいて、右側押出部材46−1または左側押出部材46−2の少なくとも一方を駆動し、乗員に対して右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出す。
図10は、車両Mの走行状態に基づくシート制御の一例を示す図である。なお、図10の例において、乗員状態認識部360は、乗員Pの顔PF3の角度θ2が閾値角度θth以下であるため、乗員Pは、姿勢を変える必要がないと認識する。例えば、車両Mが右側カーブ路を走行する場合、車両Mに作用する横加速度の大きさに対応した慣性力が、横加速度の方向とは逆方向に発生する。
この場合、シート制御部170は、シート駆動装置42を用いて、車両Mがカーブ路を走行するタイミングで、車両Mに作用する横加速度の方向と逆側の左側押出部材46−2を駆動し、乗員Pの左側部分を押し出す。また、シート制御部370は、乗員Pに生じる慣性力と、乗員Pへの反力との差が所定範囲内で釣り合うように乗員Pの左側部分を押し出す。これにより、乗員Pに安定した姿勢を維持させることができる。
また、シート制御部170は、車両Mに作用する横加速度を利用して、乗員Pの姿勢を変えさせる制御を行ってもよい。図11は、横加速度を利用して乗員Pの姿勢を変えさせるシート制御の一例を示す図である。なお、図11の例において、乗員状態認識部360は、乗員Pの顔P43の角度θ3が閾値角度θthを越えているため、乗員Pの姿勢を変える必要があると認識する。
この場合、シート制御部170は、右側を向いて寝ている乗員Pの姿勢を変えさせるため、車両Mの右側カーブ路を走行するタイミングで、車両Mに作用する横加速度の方向と同じ側の右側押出部材46−1を駆動して、乗員Pの右側部分を押し出す。右側部分を押し出すことで、乗員Pを左側に向かせやすくすることができる。また、乗員Pに左向きの慣性力がかかっているため、シート制御部170は、慣性力がかかっていない場合よりも小さい押し出し量で、効率的に乗員Pの姿勢を変えさせることができる。
[車両制御処理]
以下、第2実施形態の車両システム2による各種車両制御の一例について説明する。図12は、第2実施形態の車両制御処理の一例を示すフローチャートである。なお、図12の処理は、例えば、自動運転実行中に繰り返し実行される。また、図12の処理は、車両M内の各シートに対して個別に実行される。
図12の例において、ステップS200〜S206およびステップS212〜S214の処理は、上述した第1実施形態の車両制御処理のステップS100〜S106およびステップS112〜S114の処理と同様であるため、ここでの具体的な説明は省略する。ステップS206の処理において、乗員の姿勢が所定時間以上変化なしの場合、乗員状態認識部360は、車両センサ70から車両Mに作用する横加速度の向きと大きさとを取得する(ステップS208)。次に、シート制御部370は、横加速度の向きと大きさとに基づいて、右側押出部材46−1または左側押出部材46−2の少なくとも一方を駆動し、乗員に対して右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出す(ステップS210)。
上述したように、第2実施形態によれば、車両システム2は、車両Mの走行状態に基づいてシート装置40から乗員に対して右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出すことで、カーブ路の走行時においても乗員に安定した姿勢を行わせることができる。また、第2実施形態によれば、車両Mの走行状態により横加速度を利用して、効率的に乗員に姿勢を変えるように促すことができる。上述した第1および第2実施形態は、各実施形態の一部または全部を他の実施形態と組み合わせてもよい。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
1、2…車両システム、10…カメラ、12…レーダ装置、14…ファインダ、16…物体認識装置、20…通信装置、30…HMI、40…シート装置、41…シート、42…シート駆動装置、43…シート位置検出部、44、45…荷重センサ、46…押出部材、50…ナビゲーション装置、60…MPU、70…車両センサ、80…運転操作子、90…車室内カメラ、100、300…自動運転制御ユニット、120、320…第1制御部、121、321…外界認識部、122、322…自車位置認識部、123、323…行動計画生成部、140、340…第2制御部、141、341…走行制御部、150、350…インターフェース制御部、160、360…乗員状態認識部、170、370…シート制御部、200…走行駆動力出力装置、210…ブレーキ装置、220…ステアリング装置、380…走行状態認識部、M…車両

Claims (11)

  1. 車両の乗員の状態を認識する乗員状態認識部と、
    前記乗員に対して右側部分または左側部分を押し出すことが可能なシートと、
    前記乗員状態認識部により前記乗員が睡眠状態であると認識された場合に、前記シートに着座している乗員に対して右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出すシート制御部と、を備え、
    前記乗員状態認識部は、前記乗員の姿勢を前記乗員の状態として認識し、
    前記シート制御部は、前記乗員状態認識部により認識された前記乗員の姿勢に基づく第1の押し出し度合で、前記右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出し、押し出した後の前記乗員の姿勢の変化量が所定値以下である場合に、前記第1の押し出し度合よりも押し出す度合が大きい第2の押し出し度合で、前記右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出す、
    両制御システム。
  2. 前記シートの左右の荷重を検出する荷重検出部を更に備え、
    前記シート制御部は、前記乗員状態認識部により前記乗員が睡眠状態であると認識された場合に、前記右側部分または左側部分のうち、前記荷重検出部による荷重が大きい側の部分を押し出す、
    請求項1に記載の車両制御システム。
  3. 前記乗員状態認識部は、更に、前記乗員の姿勢を前記乗員の状態として認識し、
    前記シート制御部は、前記乗員状態認識部により前記乗員が睡眠状態であると認識され、前記乗員状態認識部により認識された前記乗員の姿勢が所定時間以上変化していない場合に、前記シートに着座している乗員に対して右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出す、
    請求項1または2に記載の車両制御システム。
  4. 前記押し出す度合は、前記右側部分または左側部分の変位の大きさ、変位速度、または振動周期のうち、少なくとも1つを含む、
    請求項1から3のうち、いずれか1項に記載の車両制御システム。
  5. 前記車両の走行状態を認識する走行状態認識部を更に備え、
    前記シート制御部は、前記走行状態認識部による前記車両の走行状態が、カーブ路を走行していると認識された場合に、前記乗員に対して前記右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出す、
    請求項1からのうち、いずれか1項に記載の車両制御システム。
  6. 前記シート制御部は、前記乗員状態認識部により前記乗員が睡眠状態であると認識された場合に、前記右側部分または左側部分のうち、前記車両に作用する横加速度の方向と逆側の部分を押し出す、
    請求項1からのうち、いずれか1項に記載の車両制御システム。
  7. 前記シート制御部は、前記乗員状態認識部により前記乗員が睡眠状態であると認識された場合に、前記右側部分または左側部分のうち、前記車両に作用する横加速度の方向と同じ側の部分を押し出す、
    請求項1からのうち、いずれか1項に記載の車両制御システム。
  8. 前記シートは、内部に気体を充填することで、前記乗員に対して右側部分または左側部分を押し出す、
    請求項1からのうち、いずれか1項に記載の車両制御システム。
  9. 前記シートを振動させる振動部を更に備え、
    前記シート制御部は、前記乗員状態認識部により前記乗員が睡眠状態であると認識された場合に、前記振動部を振動させる、
    請求項1からのうち、いずれか1項に記載の車両制御システム。
  10. 車載コンピュータが、
    車両の乗員の状態を認識し、
    前記乗員が睡眠状態であると認識された場合に、右側部分または左側部分を押し出すことが可能なシートによって、前記シートに着座している前記乗員の右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出
    前記乗員の姿勢を前記乗員の状態として認識し、
    認識した前記乗員の姿勢に基づく第1の押し出し度合で、前記右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出し、
    押し出した後の前記乗員の姿勢の変化量が所定値以下である場合に、前記第1の押し出し度合よりも押し出す度合が大きい第2の押し出し度合で、前記右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出す、
    車両制御方法。
  11. 車載コンピュータに、
    車両の乗員の状態を認識させ、
    前記乗員が睡眠状態であると認識された場合に、右側部分または左側部分を押し出すことが可能なシートによって、前記シートに着座している前記乗員の右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出させ、
    前記乗員の姿勢を前記乗員の状態として認識させ、
    認識された前記乗員の姿勢に基づく第1の押し出し度合で、前記右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出させ、
    押し出された後の前記乗員の姿勢の変化量が所定値以下である場合に、前記第1の押し出し度合よりも押し出す度合が大きい第2の押し出し度合で、前記右側部分または左側部分の少なくとも一方を押し出させる、
    車両制御プログラム。
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