JP6933443B2 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及に伴い、インターネットを介した販売が盛んに行われている。例えば、EC(Electronic Commerce)サイトに商品を出品し、かかるサイトを介して商品をユーザに販売するものがある。
例えば、ECサイトに出品される商品の商品価格に対する販売促進費の割合に基づいて、商品に関するコンテンツを配信する技術が提案されている(特許文献1)。
特開2015−179469号公報
しかしながら、上記の従来技術では、コンテンツ配信によるユーザの満足度を向上させることができるとは限らない。具体的には、上記の従来技術では、出品される商品の商品価格に対する販売促進費の割合に基づいて、商品に関するコンテンツを配信するため、例えば、ユーザの望まない商品が表示されてしまう場合がある。このような上記の従来技術では、コンテンツ配信によるユーザの満足度を向上させることができるとは限らない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、コンテンツ配信によるユーザの満足度を向上させることができる情報処理装置を提供することを目的とする。
本願にかかる情報処理装置は、商品毎の商品価格に対する販売促進費の割合を示す販促割合が設定されている販売促進商品とユーザとの関連度、および、当該販売促進商品の販促割合に基づく当該販売促進商品のスコアと、前記販促割合が設定されていない商品である非販売促進商品とユーザとの関連度に基づく当該非販売促進商品のスコアとを算出する算出部と、前記算出部により算出されたスコアに基づいて商品を決定する決定部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、コンテンツ配信によるユーザの満足度を向上させることができるといった効果を奏する。
図1は、実施形態にかかる情報処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態にかかる情報処理装置の構成例を示す図である。 図3は、実施形態にかかる出品情報記憶部の一例を示す図である。 図4は、実施形態にかかる行動情報記憶部の一例を示す。 図5は、学習モデルを用いた商品スコア算出処理の概要図を示す図である。 図6は、実施形態にかかる情報処理装置による情報処理手順を示すフローチャートである。 図7は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願にかかる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願にかかる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。
〔1.情報処理〕
まず、図1を用いて、実施形態にかかる情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態にかかる情報処理の一例を示す図である。図1の例では、情報処理システム1は、出品者端末10と、端末装置30と、情報処理装置100とを有する。そして、出品者端末10と、端末装置30と、情報処理装置100とは、ネットワークを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図1に示す情報処理システム1には、複数台の出品者端末10と、複数台の端末装置30と、複数台の情報処理装置100とが含まれてもよい。
出品者端末10は、情報処理装置100に商品の出品を依頼する出品者によって利用される端末装置である。例えば、出品者装置10は、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。
例えば、出品者端末10は、出品者の操作に従って、商品に関する各種商品情報と、商品の商品価格に対する販売促進費の割合を示す販促割合とを情報処理装置100に送信する。商品情報には、商品名、販売価格、商品に関するコンテンツのデータ、商品を示すキーワード等が含まれる。
ここで、販売促進費とは、例えば、出品者によって出品された商品が購入された場合に、情報処理装置100の管理者に対して出品者から支払われる料金である。また、商品に関するコンテンツ(「商品コンテンツ」と表記する場合がある)は、例えば、後述する商品結果一覧ページW1において表示される商品毎の商品情報であり、商品画像、見出し、詳細文等を含むものである。
端末装置30は、ユーザによって利用される端末装置である。端末装置30は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等により実現される。例えば、端末装置30は、ユーザの指示に従って、情報処理装置100にアクセスすることで、情報処理装置100から受け付けた所定のウェブページを表示する。
情報処理装置100は、商品に関する商品情報をユーザに提供し、ユーザから商品の購入を受け付けるサーバ装置である。例えば、情報処理装置100は、所定のウェブサイトを介して、商品に関する商品情報をユーザに提供するとともに、ユーザから商品の購入を受け付ける。つまり、情報処理装置100は、ショッピングサーバに対応する装置である。また、以下の実施形態では、情報処理装置100によって提供される所定のウェブサイトを「Yサイト」とする。また、このような商品購入サイトは、ECサイト等と呼ばれる。
また、情報処理装置100は、商品情報を提供する一例として、ユーザから検索クエリを受け付けると、検索クエリと商品に設定された販促割合とに基づいて、検索結果として表示させる表示対象の商品を決定する。そして、情報処理装置100は、決定した商品の商品コンテンツを一覧表示した商品結果一覧ページW1を端末装置30に配信する。
また、このようなことから、例えば、出品者は、自身の商品をPRして売り上げを向上させたい場合、すなわち自身の商品の商品コンテンツが、他の商品の商品コンテンツよりも優位な状態で情報処理装置100により提供されるようにしたい場合には、より高い販促割合を設定しようとする。以下の実施形態では、販促割合を設定して売り上げを向上させたい商品を「販売促進商品」とし、販促割合が設定されていない通常の商品を「非販売促進商品」と表記する場合がある。
ここで、情報処理装置100は、より高い販促割合が設定された商品の商品コンテンツを優位な位置に表示させた場合、販促割合に応じて出品者から支払われる料金により収益を向上させることができる可能性がある。しかしながら、販促割合を重視すると、ユーザの望む商品情報を提供することができない場合がある。ユーザの望む商品情報を提供することができないと、商品情報に対応する商品が購入される可能性は低くなるため、結果的に収益を向上させることはできなくなる。このため、情報処理装置100は、ユーザの望む商品と販促割合との双方を考慮した情報提供を行う。
具体的には、情報処理装置100は、表示候補の商品とユーザとの関連度と、当該表示候補の商品の販促割合とに基づいて、商品のスコアを算出する。そして、情報処理装置100は、算出したスコアに基づいて表示対象の商品を決定する。商品とユーザとの関連度とは、例えば、商品とユーザの検索行動に関する情報との関連度である。さらに一例を挙げると、商品とユーザとの関連度とは、商品とユーザの検索意図(例えば、どのような検索クエリを用いたか)との関連度や、商品の販売価格とユーザの検索意図との関連度等を総合して得られる関連度である。以下では、情報処理装置100によって行われる情報処理について具体的に説明する。
まず、情報処理装置100は、所定のパラメータに基づいて、商品とユーザとの関連度の傾向を統計的に学習することにより、商品とユーザとの関連度を算出するための学習モデルを生成する。このように、情報処理装置100によって生成される学習モデルを、学習モデルM1とする。そして、所定のパラメータは、具体的には、商品固有の情報に基づく指標値等である。
さらに具体的には、商品固有の情報に基づく指標値とは、例えば、商品の販売価格とユーザの検索意図との関連度や、商品名とユーザに入力された検索クエリとの一致度である。例えば、ユーザは商品種別等に応じた価格相場に応じて、商品を買い易かったり買い難かったりする。このため、販売価格とユーザとは関連性を有するものである。また、検索クエリと商品名との一致度が高いほど、商品とそのユーザとの関連度は高くなる。このため、一致度は、ユーザと商品との関連度に関する値といえる。
このようなことから、学習モデルM1は、販売価格や一致度等のパラメータを総合した値を関連度として算出するものであるため、このように算出される関連度は、例えば、単独のパラメータに基づき算出された関連度と比較して、より高精度なものである。また、学習モデルM1を用いて算出される関連度は、商品コンテンツに対するユーザの満足度を示す指標値と言い換えることができる。
ここで、情報処理装置100は、出品者から商品の出品依頼を受け付けたとする。例えば、出品者端末10は、出品者の操作に従って、出品依頼として商品に関する商品情報と、かかる商品に対する販促割合とを送信する(ステップS1)。これにより、情報処理装置100は、出品者端末10から商品に関する商品情報と、かかる商品に対する販促割合とを受け付ける。そして、情報処理装置100は、受け付けた商品情報や販促割合を出品情報記憶部に記憶する。図1(a)は、出品情報記憶部の一例を示す図である。
図1(a)に示すように、情報処理装置100は、出品者「SE1」〜「SE5」それぞれから商品の出品依頼を受け付けたものとする。図1(a)に示す出品情報記憶部では、例えば、出品者「SE1」が、出品者端末30を用いて、商品ID「P1」により識別される商品P1において、商品情報として、商品名「カシミアコート」、販売価格「45,000円」、商品P1の商品コンテンツのデータ「AAA」、商品P1を示すキーワード「コート」を入稿するとともに、商品P1に対して販促割合「10%」を設定することにより、Yサイトへの商品P1の出品を情報処理装置100に依頼した例を示す。
他の出品者についても同様であるため、詳細な説明を省略するが、例えば、出品者「SE3」は、販促割合「0%」、つまり販促割合を設定していない。このように、情報処理装置100は、必ずしも販促割合の設定を受け付けなくてもよい。
次に、端末装置30は、Yサイト内の所定のウェブページにおいて、ユーザU1による検索クエリ「カシミアコート」の入力を受け付けたとする。かかる場合、端末装置30は、検索クエリ「カシミアコート」に対応する商品結果を含む商品結果一覧ページW1の取得要求を情報処理装置100に送信する(ステップS2)。例えば、端末装置30は、検索クエリ「カシミアコート」を含む取得要求を情報処理装置100に送信する。
次に、情報処理装置100は、商品コンテンツとして表示される表示候補の商品を特定する(ステップS3)。例えば、情報処理装置100は、出品情報記憶部を参照し、検索クエリ「カシミアコート」と、各商品のキーワードとのマッチングを行うことにより、検索クエリ「カシミアコート」と一致する文字列を含むキーワードが対応付けられている商品を表示候補の商品として特定する。図1の例では、情報処理装置100は、キーワード「コート」が対応付けられている商品P1〜P4を、商品コンテンツとして表示される表示候補の商品として特定する。
次に、情報処理装置100は、特定した表示候補の商品P1〜P4それぞれについて、当該商品とユーザU1との関連度と当該商品の販促割合とに基づいて、スコアを算出する(ステップS4)。以下では、かかるスコアを、「商品スコア」と表記する場合がある。
情報処理装置100による商品スコア算出について、具体的に説明する。まず、情報処理装置100は、商品の販売価格とユーザの検索意図との関連度、および、商品とユーザの検索意図との関連度を算出する。商品の販売価格とユーザの検索意図との関連度とは、例えば、検索クエリに対応する商品が一般的にどれくらいの価格のものが購入され易いかといった度合いを示す値である。このような値を以下では、「価格関連度」と表記する。また、商品とユーザの検索意図との関連度とは、例えば、検索クエリと商品名との一致度である。そして、情報処理装置100は、このような個々の関連度をパラメータとして、上述した学習モデルM1に適用することにより総合的な関連度を算出する。そして、情報処理装置100は、学習モデルM1から算出した関連度と販促割合とに基づいて、商品スコアを算出する。
このような商品スコア算出処理について、一例を用いて説明する。まず、商品P1の商品スコア算出について説明する。情報処理装置100は、商品P1の販売価格「45,000」とユーザU1との価格関連度を算出する。ここでは、情報処理装置100は、価格関連度「Co11」を算出したとする。また、情報処理装置100は、検索クエリ「カシミアコート」と、商品P1の商品名「カシミアコートA」との一致度を算出する。ここでは、情報処理装置100は、商品P1の商品名「カシミアコート」との一致度として、一致度「Co12」を算出したとする。かかる場合、検索クエリ「カシミアコート」は、商品名「カシミアコートA」に完全に含まれるため、例えば、一致度「Co1」は、最大の一致度を示す。
次に、情報処理装置100は、学習モデルM1に対し、算出した価格関連度「Co11」と、一致度「Co12」とを入力することにより、商品P1とユーザU1との総合的な関連度を算出する。ここでは、情報処理装置100は、かかる関連度として、関連度「As1」を算出したとする。
そして、情報処理装置100は、商品P1の関連度「As1」と、商品P1の販促割合「10%」とに基づいて、商品P1の商品スコアを算出する。具体的には、情報処理装置100は、関連度「As1」および販促割合「10%」それぞれに所定の重み付けを行い、重み付けした値を乗じることにより、商品スコアを算出する。ここでは、情報処理装置100は、商品P1の商品スコアとして、商品スコア「Sc1」を算出したとする。
なお、所定の重み付けとは、算出された商品スコアが、関連度「As1」および販促割合「10%」それぞれの影響力をどのようなバランスで反映させたものとするかを調整するものであり、以下に示す、他の商品スコア算出対象の商品についても同様の重み付けがされる。かかる重み付けについては、後に詳述する。
次に、商品P2の商品スコア算出について説明する。情報処理装置100は、商品P2の販売価格「35,000」とユーザU1との価格関連度を算出する。ここでは、情報処理装置100は、価格関連度「Co21」を算出したとする。また、情報処理装置100は、検索クエリ「カシミアコート」と、商品P2の商品名「ビジネスコートB」との一致度を算出する。ここでは、情報処理装置100は、商品P2の商品名「ビジネスコートB」との一致度として、一致度「Co22」を算出したとする。
そして、情報処理装置100は、学習モデルM1に対し、算出した価格関連度「Co21」と、一致度「Co22」とを入力することにより、商品P2とユーザU1との関連度を算出する。ここでは、情報処理装置100は、商品P2の関連度として、関連度「As2」を算出したとする。
そして、情報処理装置100は、商品P2の関連度「As2」と、商品P2の販促割合「15%」とに基づいて、商品P2の商品スコアを算出する。ここでは、情報処理装置100は、商品P2の商品スコアとして、商品スコア「Sc2」を算出したとする。
次に、商品P3の商品スコア算出について説明する。情報処理装置100は、商品P3の販売価格「15,000」とユーザU1との価格関連度を算出する。ここでは、情報処理装置100は、価格関連度「Co31」を算出したとする。また、情報処理装置100は、検索クエリ「カシミアコート」と、商品P3の商品名「カシミアコートC」との一致度を算出する。ここでは、情報処理装置100は、商品P3の商品名「カシミアコートC」との一致度として、一致度「Co32」を算出したとする。
そして、情報処理装置100は、学習モデルM1に対し、算出した価格関連度「Co31」と、一致度「Co32」とを入力することにより、商品P3とユーザU1との関連度を算出する。ここでは、情報処理装置100は、商品P3の関連度として、関連度「As3」を算出したとする。
そして、情報処理装置100は、商品P3の関連度「As3」と、商品P3の販促割合「0%」とに基づいて、商品P3の商品スコアを算出する。ここでは、情報処理装置100は、商品P3の商品スコアとして、商品スコア「Sc3」を算出したとする。
次に、商品P4の商品スコア算出について説明する。情報処理装置100は、商品P4の販売価格「25,000」とユーザU1との価格関連度を算出する。ここでは、情報処理装置100は、価格関連度「Co41」を算出したとする。また、情報処理装置100は、検索クエリ「カシミアコート」と、商品P4の商品名「カシミアコートD」との一致度を算出する。ここでは、情報処理装置100は、商品P4の商品名「カシミアコートD」との一致度として、一致度「Co42」を算出したとする。
そして、情報処理装置100は、学習モデルM1に対し、算出した価格関連度「Co41」と、一致度「Co42」とを入力することにより、商品P4とユーザU1との関連度を算出する。ここでは、情報処理装置100は、商品P4の関連度として、関連度「As4」を算出したとする。
そして、情報処理装置100は、商品P4の関連度「As4」と、商品P4の販促割合「6%」とに基づいて、商品P4の商品スコアを算出する。ここでは、情報処理装置100は、商品P4の商品スコアとして、商品スコア「Sc4」を算出したとする。
ここで、これまで情報処理装置100により算出された商品P1〜P4それぞれの商品スコア「Sc1」〜「Sc4」について説明する。
まず、商品P2について説明する。商品P2には、最も高い販促割合「15%」が設定されており、販売価格「35,000円」である。このため、情報処理装置100の管理者の立場から見ると、商品P2の商品コンテンツをより優位な位置に表示させ、閲覧され易くすることで商品P2を購入され易くしたい。
しかしながら、商品P2の商品名は「ビジネスコートB」であるため、商品P1、P3、P4と比べて、検索クエリ「カシミアコート」との一致度は低くなる。例えば、商品P2の関連度「As2」は、関連度「As1、As3、As4」と比較して半分以下の値になることが考えられる。このように、販促割合が高くても、一致度が低い、すなわちユーザの望む商品ではない商品P2は購入される可能性が低く、優位な位置に表示させても収益が見込めないことから、商品P2の商品スコア「Sc2」は、表示候補の商品の商品スコアの中で最も低くなることが考えられる。
次に、商品P1、P3、P4について説明する。この中で、商品P1に最も高い販促割合「10%」が設定されているが、販売価格が「45,000円」と比較的に高価である。一般的なユーザは、このような高価なコートを買い難い傾向にあると考えられるため、ユーザU1との関連度「As1」は、例えば、関連度の中間値(例えば、「5」)程度か、それより低くなる傾向にある。このため、関連度「As1」に対し、高めの販促割合「10%」が考慮されても、商品スコア「Sc1」の大きさは、4つの商品スコアの中で2番目の大きさとなる。
商品P3は販促割合が「0%」、つまり商品P3には、販促割合が設定されておらず、また、販売価格「10,000円」で最も安い。販売価格が安過ぎでも、商品によってはユーザに購入され易いとは限らないため、ユーザU1との関連度「As3」は、例えば、関連度の中間値(例えば、「5」)程度か、それより低くなる傾向にある。さらに、販促割合が設定されていないということは、商品P3が購入されても、情報処理装置100の管理者の収益にはつながらないため、商品スコア「Sc3」の大きさは、4つの商品スコアの中で3番目の大きさとなる。
商品P4は販促割合が「6%」であり、一般的なカシミアコートの平均的な販売価格「25,000円」が販売価格として設定されている。このため、ユーザU1との関連度「As4」は、例えば、関連度の中間値(例えば、「5」)より高くなる傾向にある。そして、販促割合が「6%」、販売価格「25,000円」であることから、購入されれば確実な収益が見込める。したがって、商品スコア「Sc4」の大きさは、4つの商品スコアの中で1番目の大きさとなる。
つまり、情報処理装置100により算出される商品スコアの大きさは、Sc4>Sc1>Sc3>Sc2といった順になる。また、商品スコアが高い商品ほど、ユーザとの関連度が高いため、ユーザの望む商品である可能性が高く、かつ、販売促進費による収益が見込める商品であるといえる。
そして、情報処理装置100は、上記のように算出した商品スコアに基づいて、表示対象の商品および表示順を決定する(ステップS5)。例えば、商品結果一覧ページW1に20個の商品コンテンツを表示させることが予め決められている場合、情報処理装置100は、商品スコアの高い上位20個の商品を表示対象の商品として決定する。
ここでは、説明を簡単にするため、情報処理装置100は、表示候補の商品P1〜P4の全てを表示対象として決定するものとする。また、情報処理装置100は、商品結果一覧ページW1に表示される商品コンテンツの表示順を商品スコアの高い順に、「商品P4:1位、商品P1:2位、商品P3:3位、商品P2:4位」と決定する。
そして、情報処理装置100は、決定した表示順に基づいて、商品P1〜P4それぞれの商品コンテンツを表示させた商品結果一覧ページW1を、端末装置30に配信する(ステップS6)。図1(b)は、端末装置30の表示画面に表示された商品結果一覧ページW1の一例を示す。図1(b)に示すように、商品結果一覧ページW1には、商品P1〜P4それぞれの商品コンテンツが、上記のように決定された順位で上から順に表示される。
このように、情報処理装置100は、表示候補の商品とユーザとの関連度と、当該表示候補の商品の販促割合とに基づいて、商品のスコアを算出する。そして、情報処理装置100は、算出したスコアに基づいて表示対象の商品を決定する。
これにより、情報処理装置100は、ユーザとの関連度が高く、かつ、販売促進費による、より高い収益が見込める商品の商品コンテンツほど優先的に表示させることができるため、商品コンテンツに対するユーザの満足度を高めるとともに、収益を向上させることができる。
また、情報処理装置100は、販売促進商品(図1の例では、商品P1、P2、P4)と、非販売促進商品(図1の例では、商品P3)とを、検索クエリに対する商品結果として、混合させて表示させることができる。これにより、情報処理装置100は、例えば、商品結果一覧ページW1に、販売促進商品専用の表示枠、および、非販売促進商品専用の表示枠をそれぞれ設けて、各表示枠毎に表示情報を制御するといった複雑な処理をする必要が無く、処理速度を速めることができる。
さらに、上記のように複数の表示枠を設ける必要がないことから、情報処理装置100は、ユーザから見て均整のとれた商品結果ページW1を提供することができる。
〔2.情報処理装置の構成〕
次に、図2を用いて、実施形態にかかる情報処理装置100について説明する。図2は、実施形態にかかる情報処理装置100の構成例を示す図である。図2に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークと有線または無線で接続され、例えば、端末装置30との間で情報の送受信を行う。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、出品情報記憶部121と、行動情報記憶部122とを有する。
(出品情報記憶部121について)
出品情報記憶部121は、出品者端末30から送信された商品情報や販促割合を記憶する。ここで、図3に実施形態にかかる出品情報記憶部121の一例を示す。図3の例では、出品情報記憶部121は、「出品者ID」、「商品ID」、「商品名」、「販売価格」、「販促割合」、「コンテンツデータ」、「キーワード」といった項目を有する。なお、出品情報記憶部121は、図1に示す商品情報記憶部をより詳細に説明するものである。
「出品者ID」は、出品者または出品者端末30を識別するための識別情報を示す。「商品ID」は、出品者が出品する商品を識別する識別情報を示す。また、商品IDを用いて、各商品を区別して表記する場合がある。例えば、商品ID「P1」によって識別される商品を商品P1と表記する場合がある。「商品名」は、出品者が出品する商品の名称を示す。
「販売価格」は、出品者が出品する商品の売値を示す。「販促割合」は、商品の販売価格に対する販売促進費の割合を示す。なお、販売促進費は、商品が購入された場合に、その商品の出品者から情報処理装置100の管理者に支払われる対価であり、販売価格に販促割合を乗算することで算出される。
「コンテンツデータ」は、商品コンテンツを構成するデータであり、図3に示すように、対応する商品の「画像」、「見出し」、「詳細文」である。例えば、「見出し」や「詳細文」は、テキストデータである。また、コンテンツデータは、かかる例に限定されるものではない。例えば、「コンテンツデータ」には、「音声データ」が含まれてもよい。
「キーワード」は、検索クエリに対応する商品を絞り込むための条件情報であり、出品者により、例えば、商品を特徴付ける単語が設定される。また、「キーワード」として、商品が属するカテゴリ(商品種別)が設定されてもよい。かかる場合、情報処理装置100が、カテゴリを提示することにより、出品者によりカテゴリを選択させてもよい。なお、図1でも示したように、情報処理装置100は、検索クエリや商品情報を総合的に評価して表示対象の商品を決定することから、情報処理装置100は、必ずしもこのような「キーワード」を用いた絞り込みを行う必要は無い。
すなわち、図3では、出品者ID「SE1」によって識別される出品者が、商品ID「P1」によって識別される商品であって、商品名「カシミアコートA」の商品を、販売価格「45,000円」で出品している例を示す。また、出品者ID「SE1」によって識別される出品者が、商品P1に対して販促割合「10%」と、キーワード「コート」とを設定するとともに、商品P1の商品コンテンツとして表示される画像「aaa」、見出し「カシミア専門店!」、詳細文「小物からコートまで品ぞろえ充実・・・」を入稿している例を示す。
また、図3の例では、商品P1、P2、P4、P5が販売促進商品であり、商品P3が非販売促進商品である。
なお、図3では、画像を概念的な記号で示しているが、実際には、商品の撮影画像データ等が入稿される。また、図示しないが、出品情報記憶部121は、コンテンツデータによって構成される商品コンテンツが選択(例えば、クリック)された場合に、遷移させる遷移先のコンテンツへのリンク情報(例えば、URL:Uniform Resource Locator)を記憶してもよい。
(行動情報記憶部122について)
図2に戻り、行動情報記憶部122は、商品に対するユーザの行動情報を記憶する。ここで、図4に実施形態にかかる行動情報記憶部122の一例を示す。図4の例では、行動情報記憶部122は、「商品ID」、「クリック回数」、「レビュー数」といった項目を有する。
「商品ID」は、出品者が出品する商品を識別する識別情報を示し、図3に示す「商品ID」に対応する。「クリック回数」は、対応する「商品ID」によって示される商品の商品コンテンツが、これまでに選択操作された回数を示す。本実施形態では、かかる選択操作をクリックとして説明するが、他の選択操作であってもよい。例えば、指で触れる操作(タップ)であってもよい。また、「クリック回数」は、商品コンテンツが閲覧された「閲覧回数」に対応するものである。また、ここでの商品コンテンツとは、図1(b)において商品結果一覧ページW1に表示される各商品コンテンツであり、かかる商品コンテンツがクリックされる度に、クリックされた商品コンテンツのクリック回数に「1」が加算される。このようなクリック回数のカウントは、例えば、後述する配信部136によって行われる。
「レビュー数」は、商品に対するユーザがレビューした数を示す。例えば、商品を購入したユーザが、その商品に対する感想や批評を「Yサイト」内の所定のページに書き込む。この書き込まれた数が、商品毎にカウントされ、「レビュー数」として記憶される。このような「レビュー数」のカウントは、例えば、後述する制御部130によって行われる。制御部130は、例えば、かかる所定のページを定期的に監視することで、「レビュー数」をカウントし、カウント結果を行動情報記憶部122に記憶する。なお、行動情報記憶部122に記憶される「レビュー数」は、これまでの全レビュー数であってもよいし、直近の所定期間内の「レビュー数」であってもよい。
すなわち、図4では、商品P1の商品コンテンツが、これまでに「8,500回」クリックされ、また、商品P1の商品コンテンツに対するレビューが「5個」存在することを示す。
(制御部130について)
図2に戻り、制御部130は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図2に示すように、制御部130は、受付部131と、モデル生成部132と、受信部133と、算出部134と、決定部135と、配信部136とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図2に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(受付部131について)
受付部131は、出品者端末30(出品者)から商品の出品依頼として、商品に関する商品情報の入稿を受け付ける。例えば、受付部131は、出品者端末30(出品者)から、「商品名」、「販売価格」、「販促割合」、「コンテンツデータ」、「キーワード」を受け付ける。つまり、本実施形態では、「販促割合」は、出品者により設定されるものである。また、受付部131は、商品情報を受け付けると、出品者IDおよび商品IDを割り出し、出品者IDおよび商品IDに対応付けて、受け付けた商品情報を出品情報記憶部121に格納する。
(モデル生成部132について)
モデル生成部132は、ユーザと商品との関連度を算出するための学習モデルM1を生成する。具体的には、情報処理装置100は、商品に関する所定のパラメータに基づいて、ユーザと商品との関連度の傾向を統計的に学習することにより、ユーザと商品との関連度を算出するための学習モデルM1を生成する。所定のパラメータは、具体的には、商品固有の情報に基づく指標値、および、商品コンテンツに対するユーザの行動情報に基づく指標値である。
さらに具体的には、商品固有の情報に基づく指標値とは、例えば、商品の販売価格とユーザの検索意図との関連度や、商品とユーザの検索意図との関連度、すなわち商品名、見出し、詳細文それぞれとユーザに入力された検索クエリとの一致度等である。例えば、ユーザは商品種別等に応じた価格相場に応じて、商品を買い易かったり買い難かったりする。このため、販売価格とユーザとは関連性を有するものである。また、検索クエリと商品名との一致度が高いほど、ユーザとその商品との関連度は高くなる。このため、商品固有の情報に基づく指標値は、ユーザと商品との関連度に関する値といえる。
商品コンテンツに対するユーザの行動情報に基づく指標値とは、例えば、商品コンテンツがクリックされたクリック回数、商品コンテンツに対するレビュー数である。例えば、クリック回数やレビュー数が多い商品コンテンツほど、ユーザにより興味をもたれていると考えられることから、ユーザとその商品コンテンツにより示される商品との関連度は高くなる。このため、ユーザの行動情報に基づく指標値は、ユーザと商品との関連度に関する値といえる。
なお、モデル生成部132は、上述した全てのパラメータに基づき学習モデルM1を生成してもよいし、任意に組み合わせた複数のパラメータに基づき学習モデルM1を生成してもよい。また、モデル生成部132は、上述したパラメータのうち、少なくとも1つのパラメータに基づき学習モデルM1を生成してもよい。
また、モデル生成部132は、学習モデルM1を生成するにあたって、例えば、行動情報記憶部122に記憶されているクリック回数やレビュー数を用いてもよいし、端末装置30から得られたログ情報を解析することで、クリック回数やレビュー数を取得してもよい。
そして、モデル生成部132は、上記のようなパラメータを用い、例えば、線形モデルや決定木学習といった既存の手法により学習モデルM1を生成する。
(受信部133について)
受信部133は、端末装置30からウェブページの取得要求を受信する。例えば、受信部133は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)リクエスト等により、ウェブページの取得要求を受信する。
(算出部134について)
算出部134は、表示候補の商品とユーザとの関連度、および、当該表示候補の商品の販促割合とに基づいて、表示候補の商品の商品スコアを算出する。具体的には、算出部134は、表示候補の商品のうち、販売促進商品においては、販売促進商品とユーザとの関連度、および、当該販売促進商品の販促割合とに基づいて当該販売促進商品の商品スコアを算出する。算出部134は、表示候補の商品のうち、非販売促進商品においては、非販売促進商品とユーザとの関連度に基づいて当該非販売促進商品のスコアを算出する。
ここで、算出部134は、商品スコアを算出するにあたって、上述した学習モデルM1を用いて、表示候補の商品とユーザの検索行動に関する情報との関連度を算出する。表示候補の商品には、販売促進商品と非販売促進商品とが含まれる。
具体的には、算出部134は、算出する商品スコアを学習モデルM1を用いて算出した関連度、および、販促割合それぞれの影響度をどのようなバランスで反映したものとするかを調整するための調整パラメータを用いて、商品スコアを算出する。
さらに具体的には、算出部134は、販売促進商品に対する関連度であって、重み付けした関連度と、当該販売促進商品に対する販促割合であって、調整パラメータを用いて重み付けした販促割合とを乗じることにより当該販売促進商品のスコアを算出する。また、算出部134は、非販売促進商品に対する関連度であって、調整パラメータを用いて重み付けした関連度を当該非販売促進商品のスコアとする。
さて、これまで示した算出部134による商品スコアの算出処理を、以下に示す式(1)で示すことができる。
Figure 0006933443
S(q,D)は、検索クエリqに対応する表示候補の商品Dの商品スコアを示す。σは、シグモイド関数を示す。すなわち、σ(MLR(q,D))は、検索クエリqに対応する表示候補の商品Dとユーザとの関連度であって、学習モデルM1を用いて算出される関連度を示す。なお、MLRは、Machine Learning Rankingの略である。
PR(D)は、表示候補の商品Dに設定された販促割合を示す。αは、商品スコアにおいて、関連度、および、販促割合それぞれの影響度をどのようなバランスで反映させるかを調整するための調整パラメータを示す。言い換えれば、αは、商品スコアにおいて、関連度、および、販促割合のどちらの影響度を優位にして、どちらの影響度を弱めるか調整するものである。
すなわち、σ(MLR(q,D))1−αは、検索クエリqに対応する表示候補の商品Dとユーザの検索行動に関する情報と関連度σ(MLR(q,D))を、調整パラメータαに基づく値で重み付けすることを示す。
また、実施形態にかかる情報処理装置100は、図1でも説明したように、販売促進商品の商品コンテンツと、非販売促進商品の商品コンテンツとを混合して表示可能とするものである。このため、上記式(1)は、販促割合が設定されていない(販促割合0%)場合も考慮した商品スコアを算出するものである。
例えば、検索クエリq1に対応する表示候補の商品D1が、販促割合0%で非販売促進商品であったとすると、PR(D1)=0を上記式(1)に代入することにより、商品D1の商品スコアS(q1,D1)=σ(MLR(q1,D1))1−αとなる。
このような式は、算出部134が、非販売促進商品の商品スコアを、当該非販売促進商品とユーザの検索行動に関する情報との関連度に基づき算出することを示す。そして、このような非販売促進商品の商品スコアを算出可能とするために、算出部134は、PR(D)にさらに「1」が加算された(1+PR(D))を理論的な販促割合とした式(1)を用いて商品スコアを算出する。なお、(1+PR(D))は、販促割合PR(D)に所定値(かかる例では、「1」)を加算した値であって、販促割合PR(D)に関する値ともいえる。
また、(1+PR(D))αは、表示候補の商品Dに設定された販促割合PR(D)に関する値を、調整パラメータαに基づく値で重み付けすることを示す。以下では、算出部134による商品スコア算出処理の一例について、図3を用いて説明する。
まず、受信部133は、ユーザU1によって利用される端末装置30から検索クエリ「カシミアコート」を含む取得要求を受け付けたとする。ここでの取得要求は、図1に示す商品結果一覧ページW1の取得要求であるものとする。かかる場合、算出部134は、商品結果一覧ページW1において、商品コンテンツとして表示される表示候補の商品を特定する。
例えば、算出部134は、出品情報記憶部121を参照し、検索クエリ「カシミアコート」と、各商品のキーワードとのマッチングを行うことにより、検索クエリ「カシミアコート」と一致する文字列を含むキーワードが対応付けられている商品を表示候補の商品を特定する。図3の例では、算出部134は、キーワード「コート」が対応付けられている商品P1〜P4を、商品コンテンツとして表示される表示候補の商品として特定する。
なお、かかる特定処理は、算出部134以外の処理部(例えば、受信部133)によって行われてもよい。また、かかる特定処理は、必ずしも行われる必要はない。特定処理を行わない場合、算出部134は、例えば、出品情報記憶部121に記憶される全商品を表示候補の商品として、各商品の商品スコアを算出する。
次に、算出部134は、特定した表示候補の商品P1〜P4それぞれについて、当該商品とユーザU1との関連度と当該商品の販促割合とに基づいて、商品スコアを算出する。
商品P1の商品スコア算出について説明する。算出部134は、検索クエリ「カシミアコート」と、商品P1の商品名「カシミアコートA」との一致度「Co11」を算出する。また、算出部134は、検索クエリ「カシミアコート」と、商品P1の商品コンテンツに含まれる見出し「カシミア専門店!」との一致度「Co12」を算出する。また、算出部134は、検索クエリ「カシミアコート」と、商品P1の商品コンテンツに含まれる詳細文「小物からコートまで品ぞろえ充実・・・」との一致度「Co13」を算出する。
そして、算出部134は、学習モデルM1を用いて、商品P1とユーザU1との関連度を算出する。ここで、図5に学習モデルM1を用いた商品スコア算出処理の概要図を示す。図5に示すように、算出部134は、学習モデルM1に対し、各パラメータが示す値を入力することにより、商品P1とユーザU1の検索行動に関する情報との関連度を算出する。
具体的には、算出部134は、商品P1の販売価格「45,000円」とユーザU1との価格関連度「Co11」、検索クエリと商品P1の商品名との一致度「Co12」、検索クエリと商品P1の見出しとの一致度「Co13」、検索クエリと商品P1の詳細文との一致度「Co14」を入力する。
また、算出部134は、出品情報記憶部121を参照し、学習モデルM1に対し、商品P1の販売価格「45,000円」を入力する。また、算出部134は、行動情報記憶部122を参照し、商品P1の商品コンテンツがクリックされたクリック回数「8,500回」、商品P1の商品コンテンツに対するレビュー数「5」を入力する。
ここでは、算出部134は、商品P1とユーザU1との関連度として、関連度「Co11」を算出したとする。そして、算出部134は、図5に示すように、算出した関連度「As11」と、商品P1に設定されている販促割合「10%」とを、上記式(1)代入し、その解である商品P1の商品スコアを算出する。ここでは、算出部134は、商品P1の商品スコアとして、商品スコア「Sc11」を算出したとする。
また、算出部134は、商品P2〜P4についても同様に、各商品の商品スコアを算出する。商品P2〜P4における商品スコア算出処理については、詳細な説明を省略するが、算出部134は、商品P2の商品スコア「Sc21」、商品P3の商品スコア「Sc31」、商品P4の商品スコア「Sc41」をそれぞれ算出したものとする。
算出部134により算出された商品P1〜P4それぞれの商品スコア「Sc11」〜「Sc41」について説明する。
(決定部135について)
決定部135は、算出部134により算出された商品スコアに基づいて、表示対象の商品を決定する。例えば、決定部135は、商品の購入サイトにおいて表示される表示対象の商品の商品コンテンツを決定する。
一例を示すと、決定部135は、商品スコアの高い商品から優先して、購入サイト内の所定のウェブページにおいて商品コンテンツを表示可能な数だけ、表示対象の商品を決定する。また、決定部135は、算出部134により算出された商品スコアに基づいて、かかる所定のウェブページにおいて表示される商品コンテンツの表示順を決定する。
決定部135による決定処理の一例について説明する。上述してきたように、実施形態にかかる情報処理装置100は、商品購入サイトととしてYサイトをユーザに提供する。例えば、情報処理装置100は、端末装置30から、ユーザに入力された検索クエリを受け付けると、検索クエリに対応する商品結果のページとして、商品結果一覧ページW1を端末装置30に配信する。
ここで、上記のように、受信部133により、ユーザU1による検索クエリ「カシミアコート」が受け付けられ、また、算出部134により、検索クエリ「カシミアコート」に対応する表示候補の商品P1〜P4それぞれの商品スコア「Sc11」〜「Sc41」が算出されたとする。
例えば、算出部134により算出された商品スコア「Sc11」〜「Sc41」の大きさが、Sc41>Sc11>Sc31>Sc21であったとする。また、商品結果一覧ページW1には、4つの商品コンテンツを表示可能とする。かかる場合、決定部135は、表示候補の商品P1〜P4の全てを、表示対象の商品として決定する。つまり、決定部135は、商品P1〜P4それぞれの商品コンテンツを、商品結果一覧ページW1に表示させる商品コンテンツとして決定する。
また、決定部135は、Sc41>Sc11>Sc31>Sc21といった商品スコア順に応じて、商品結果一覧ページW1において、上から順に一覧表示される商品コンテンツの表示順を商品スコアの高い順に、「商品P4:1位、商品P1:2位、商品P3:3位、商品P2:4位」と決定する。
(配信部136について)
配信部136は、決定部135により決定された商品コンテンツとその表示順に基づき、ウェブページを生成する。そして、配信部136は、生成したウェブページを検索クエリ送信元の端末装置30に配信する。
例えば、上記のように、決定部135により、「商品P4:1位、商品P1:2位、商品P3:3位、商品P2:4位」といった表示順が決定されたとする。かかる場合、配信部136は、順位が高い商品の商品コンテンツほど上から順に一覧表示させた商品結果一覧ページW1を生成する。そして、配信部136は、生成した商品結果一覧ページW1を検索クエリ送信元の端末装置30に配信する。なお、商品結果一覧ページW1において、商品コンテンツを上から順に一覧表示させるとは、図1(b)に示すように端末装置30の表示画面の上部から下部といった縦方向に一覧表示させることを意味する。
なお、配信部136は、商品コンテンツがクリックされたクリック回数を計数してもよい。例えば、配信部136は、商品結果一覧ページW1に商品コンテンツがクリックされたクリック回数を計数する。かかる場合、ユーザにより商品コンテンツがクリックされる度に、端末装置30が、クリック情報として、例えば、クリックされた商品コンテンツによって示される商品の商品IDと、クリック回数「1」とを対応付けて情報処理装置100に送信する。
そして、配信部136は、クリック回数「1」を受け付けると、行動情報記憶部122にアクセスし、対応する商品IDの現在のクリック回数に、クリック回数「1」を加算する。
また、ウェブページの生成は、端末装置30によって行われてもよい。例えば、配信部136は、表示順と商品コンテンツとを対応付けて、検索クエリ送信元の端末装置30に配信する。そして、端末装置30は、受け付けた表示順と商品コンテンツとに基づいて、商品結果一覧ページW1を生成する。
このように、商品スコアの高い商品の商品コンテンツほど、上に表示させるようにするのは、一般的にユーザは、ウェブページにおいて、上から下へと複数のコンテンツが一覧表示されていた場合、より上のコンテンツを閲覧し易いといった傾向があるためである。
また、商品スコアの高い商品の商品コンテンツほど、ユーザとの関連性が高いためユーザの満足度を高められる可能性があり、かつ、販売促進費による収益が見込めるコンテンツといえる。このため、情報処理装置100は、ユーザに閲覧され易い優位な位置に、より商品スコアの高い商品の商品コンテンツを表示させることで、商品コンテンツや、その商品コンテンツを表示する商品結果一覧ページW1、さらに全体のYサイトに対するユーザの満足度を高めることができる。
また、ユーザ満足度の高い商品コンテンツを、ユーザに閲覧され易い優位な位置に表示させることで、その商品コンテンツによって示される商品はより購入され易くなると考えられる。このため、情報処理装置100は、確実に販売促進費による収益を高めることができる。
〔3.処理手順〕
次に、図6を用いて、実施形態にかかる情報処理装置100が実行する情報処理の手順について説明する。図6は、実施形態にかかる情報処理装置100による情報処理手順を示すフローチャートである。なお、情報処理装置100は、出品者から商品の出品として、商品情報の入稿を受け付けているものとする。また、情報処理装置100は、学習モデルM1を生成しているものとする。
まず、情報処理装置100の受信部133は、検索クエリを受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。受信部133は、検索クエリを受け付けていない場合には(ステップS101;No)、検索クエリを受け付けるまで待機する。
一方、受信部133によって検索クエリが受け付けられた場合には(ステップS101;Yes)、算出部134は、受け付けられた検索クエリ(検索クエリqとする)に対応する商品、すなわち表示候補の商品を特定する(ステップS102)。
次に、算出部134は、特定した表示候補の商品の中から、商品スコアを算出していない未処理の商品を1つ(商品Dとする)選択する(ステップS103)。そして、算出部134は、商品DとユーザU1との価格関連度、検索クエリqと商品Dの商品名との一致度、検索クエリqと商品Dの商品コンテンツに含まれる見出しとの一致度、検索クエリqと商品Dの商品コンテンツに含まれる詳細文との一致度をそれぞれ算出する(ステップS104)。
また、算出部134は、商品Dと検索クエリqを入力したユーザUの検索行動に関する情報との関連度Asを算出する(ステップS105)。具体的には、算出部134は、ステップS105で算出した各一致度、商品Dの販売価格、商品Dの商品コンテンツに対するクリック回数、商品Dの商品コンテンツに対するレビュー数を学習モデルM1に適用することで、関連度Asを算出する。
そして、算出部134は、商品Dの商品スコア(商品スコアScとする)を算出する(ステップS106)。例えば、算出部134は、出品情報記憶部121を参照し、商品Dに設定される販促割合を特定し、特定した販促割合と、ステップS105で算出した関連度Asを上記式(1)に代入することで、商品Dの商品スコアScを算出する。
ここで、算出部134は、ステップS102で特定した表示候補の商品の中に、商品スコアを算出していない未処理の商品が存在するか否かを判定する(ステップS107)。そして、算定部134は、未処理の商品が存在する場合には(ステップS107;Yes)、ステップS103からの処理を繰り返す。
一方、算出部134によって未処理の商品が存在しないと判定された場合には(ステップS107;No)、決定部135は、算出部134により算出された各商品Dの商品スコアScに基づいて、表示対象の商品を決定するとともに、決定した表示対象の商品コンテンツの表示順を決定する(ステップS108)。
そして、配信部136は、決定部135により決定された商品コンテンツの表示順に基づいて、商品結果一覧ページW1を生成し、生成した商品結果一覧ページW1を端末装置30に配信する(ステップS109)。
なお、図6では、情報処理装置100が、表示候補の商品に対し、1つずつ順に商品スコアを算出してゆく例を示したが、必ずしもこれに限定される必要はない。例えば、情報処理装置100は、表示候補の商品が複数存在する場合、各商品に対し同時に商品スコアを算出してもよい。
〔4.プログラム〕
また、上述してきた実施形態にかかる情報処理装置100は、例えば図7に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図7は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網50を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網50を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを、入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態にかかる情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを、記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信網50を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔5.その他〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔6.効果〕
上述してきたように、情報処理装置100は、算出部134と、決定部135とを有する。算出部134は、商品毎の商品価格に対する販売促進費の割合を示す販促割合が設定されている販売促進商品とユーザとの関連度、および、当該販売促進商品の販促割合に基づく当該販売促進商品のスコアと、販促割合が設定されていない商品である非販売促進商品とユーザとの関連度に基づく当該非販売促進商品のスコアとを算出する。決定部135は、算出部134により算出されたスコアに基づいて商品を決定する。
これにより、実施形態にかかる情報処理装置100は、ユーザとの関連度が高く、かつ、販売促進費による、より高い収益が見込める商品の商品コンテンツほど優先的に表示させることができるため、商品コンテンツに対するユーザの満足度を高めるとともに、収益を向上させることができる。
また、実施形態にかかる情報処理装置100において、算出部134は、販売促進商品とユーザとの関連度として、販売促進商品とユーザの検索行動に関する情報との関連度を算出し、非販売促進商品とユーザとの関連度として、非販売促進商品とユーザの検索行動に関する情報との関連度を算出する。
これにより、実施形態にかかる情報処理装置100は、商品コンテンツに対するユーザの満足度を高めるとともに、収益を向上させることができる。
また、実施形態にかかる情報処理装置100において、算出部134は、商品に関する所定のパラメータに基づき生成された学習モデルを用いて、関連度を算出する。
これにより、実施形態にかかる情報処理装置100は、精度よく関連度を算出することができる。
また、実施形態にかかる情報処理装置100において、算出部134は、所定のパラメータとして、ユーザにより入力された検索クエリと商品の商品名との一致度、検索クエリと商品に関するコンテンツに含まれる見出しとの一致度、検索クエリと商品に関するコンテンツに含まれる詳細情報との一致度、商品の価格、商品に関するコンテンツが閲覧された閲覧回数、および、商品に関するコンテンツへのレビュー数のうち、少なくともいずれかを含むパラメータに基づき生成された学習モデルを用いて、関連度を算出する。
このように、実施形態にかかる情報処理装置100は、例えば、複数のパラメータによって示される値を組み合わせて生成された学習モデルを用いるため、精度よく関連度を算出することができる。
また、実施形態にかかる情報処理装置100において、算出部134は、販売促進商品とユーザとの関連度、および、当該販売促進商品の販促割合とを乗じることにより当該販売促進商品のスコアを算出するとともに、非販売促進商品とユーザとの関連度を当該非販売促進商品のスコアとする。
これにより、実施形態にかかる情報処理装置100は、関連度と販促割合とを加味して商品スコアを算出することができるため、例えば、ユーザによる満足度が高く、かつ、収益が見込める商品ほど高い商品スコアを算出することができる。
また、実施形態にかかる情報処理装置100において、算出部134は、スコアに対して関連度および販促割合それぞれが及ぼす影響を調整するためのパラメータである調整パラメータを用いて重み付けした販売促進商品に対する関連度と、当該パラメータを用いて重み付けした当該販売促進商品に対する販促割合とを乗じることにより当該販売促進商品のスコアを算出するとともに、当該調整パラメータを用いて重み付けした非販売促進商品に対する関連度を当該非販売促進商品のスコアとする。
これにより、実施形態にかかる情報処理装置100は、関連度と販促割合とがバランスよく反映された商品スコアを算出することができる。
また、実施形態にかかる情報処理装置100において、決定部135は、商品の購入サイトにおいて表示されるコンテンツとして、算出部134により算出されたスコアに基づき決定した商品に関するコンテンツを決定する。
これにより、実施形態にかかる情報処理装置100は、例えば、ECサイトにおいて表示される商品および商品コンテンツに対するユーザの満足度を高めることができる。
また、実施形態にかかる情報処理装置100において、算出部134は、購入サイトに商品を出品する出品者によって設定された販促割合に基づいて、スコアを算出する。
これにより、実施形態にかかる情報処理装置100は、出品者が希望する販促割合を用いて算出した商品スコアに基づいて、商品コンテンツを配信することができる。また、情報処理装置100は、商品毎に販売促進費を算出して設定する出品者の手間を軽減させることができる。
また、実施形態にかかる情報処理装置100において、決定部135は、スコアに基づいて、購入サイトに表示されるコンテンツの表示順を決定する。
これにより、実施形態にかかる情報処理装置100は、ユーザによる満足度が高く、かつ、収益が見込める商品ほど高い商品スコアを有する商品コンテンツほど優位な位置に表示させることができるため、かかる商品コンテンツに対応する商品をユーザにより購入させ易くることができる。また、これにより、情報処理装置100は、収益を向上させることができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、抽出部は、抽出手段や抽出回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 出品者端末
30 端末装置
100 情報処理装置
121 出品情報記憶部
122 行動情報記憶部
130 制御部
131 受付部
132 モデル生成部
133 受信部
134 算出部
135 決定部
136 配信部

Claims (9)

  1. 商品毎の商品価格に対する販売促進費の割合を示す販促割合が設定されている販売促進商品とユーザとの関連度、および、当該販売促進商品の販促割合に基づく当該販売促進商品のスコアと、前記販促割合が設定されていない商品である非販売促進商品とユーザとの関連度に基づく当該非販売促進商品のスコアとを算出する算出部と、
    前記算出部により算出されたスコアに基づいて商品を決定する決定部と
    を有し、
    前記算出部は、前記関連度及び前記販促割合の各々のスコアに対する影響度を調整するための一のパラメータを所定の値から減算した値に基づき重み付けした前記販売促進商品に対する関連度と、当該一のパラメータに基づき重み付けした前記販売促進商品に対する販促割合とを乗じることにより前記販売促進商品のスコアを算出するとともに、前記一のパラメータを所定の値から減算した値に基づき重み付けした前記非販売促進商品に対する関連度から前記非販売促進商品のスコアを算出する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記算出部は、前記販売促進商品とユーザとの関連度として、前記販売促進商品と前記ユーザの検索行動に関する情報との関連度を算出するとともに、前記非販売促進商品とユーザとの関連度として、前記非販売促進商品と前記ユーザの検索行動に関する情報との関連度を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記算出部は、前記商品に関する所定のパラメータに基づき生成された学習モデルを用いて、前記関連度を算出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記算出部は、前記所定のパラメータとして、前記ユーザにより入力された検索クエリと前記商品の商品名との一致度、当該検索クエリと前記商品に関するコンテンツに含まれる見出しとの一致度、当該検索クエリと前記商品に関するコンテンツに含まれる詳細情報との一致度、前記商品価格、前記商品に関するコンテンツが閲覧された閲覧回数、および、前記商品に関するコンテンツへのレビュー数のうち、少なくとも何れかを含むパラメータに基づき生成された学習モデルを用いて、前記関連度を算出する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記決定部は、商品の購入サイトにおいて表示されるコンテンツとして、前記算出部により算出されたスコアに基づき決定した商品に関するコンテンツを決定する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 前記算出部は、前記購入サイトに商品を出品する出品者によって設定された販促割合に基づいて、前記スコアを算出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記決定部は、前記スコアに基づいて、前記購入サイトに表示されるコンテンツの表示順を決定する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の情報処理装置。
  8. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    商品毎の商品価格に対する販売促進費の割合を示す販促割合が設定されている販売促進商品とユーザとの関連度、および、当該販売促進商品の販促割合に基づく当該販売促進商品のスコアと、前記販促割合が設定されていない商品である非販売促進商品とユーザとの関連度に基づく当該非販売促進商品のスコアとを算出する算出工程と、
    前記算出工程により算出されたスコアに基づいて商品を決定する決定工程と
    を含み、
    前記算出工程は、前記関連度及び前記販促割合の各々のスコアに対する影響度を調整するための一のパラメータを所定の値から減算した値に基づき重み付けした前記販売促進商品に対する関連度と、当該一のパラメータに基づき重み付けした前記販売促進商品に対する販促割合とを乗じることにより前記販売促進商品のスコアを算出するとともに、前記一のパラメータを所定の値から減算した値に基づき重み付けした前記非販売促進商品に対する関連度から前記非販売促進商品のスコアを算出する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  9. 商品毎の商品価格に対する販売促進費の割合を示す販促割合が設定されている販売促進商品とユーザとの関連度、および、当該販売促進商品の販促割合に基づく当該販売促進商品のスコアと、前記販促割合が設定されていない商品である非販売促進商品とユーザとの関連度に基づく当該非販売促進商品のスコアとを算出する算出手順と、
    前記算出手順により算出されたスコアに基づいて商品を決定する決定手順と
    をコンピュータに実行させ、
    前記算出手順は、前記関連度及び前記販促割合の各々のスコアに対する影響度を調整するための一のパラメータを所定の値から減算した値に基づき重み付けした前記販売促進商品に対する関連度と、当該一のパラメータに基づき重み付けした前記販売促進商品に対する販促割合とを乗じることにより前記販売促進商品のスコアを算出するとともに、前記一のパラメータを所定の値から減算した値に基づき重み付けした前記非販売促進商品に対する関連度から前記非販売促進商品のスコアを算出する
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
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