以下に、本願に係る変更装置、変更方法及び変更プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る変更装置、変更方法及び変更プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
〔1.ネットワークシステムの構成〕
まず、図1を参照して、実施形態に係るネットワークシステム1の構成について説明する。図1は、実施形態に係るネットワークシステム1の構成例を示す図である。図1に示すように、実施形態に係るネットワークシステム1には、ユーザ装置101〜10nと、変更装置100とが含まれる(nは任意の自然数)。本明細書では、ユーザ装置101〜10nを区別する必要がない場合は、ユーザ装置101〜10nを「ユーザ装置10」と総称する。ユーザ装置10および変更装置100は、それぞれネットワークNと有線又は無線により接続される。図1中では図示していないが、ネットワークシステム1は、複数台の変更装置100を含んでもよい。
ユーザ装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。ユーザ装置10は、デスクトップ型PC(Personal Computer)、ノート型PC、スマートフォン、タブレット型PCを含む、任意のタイプの情報処理装置であってもよい。
変更装置100は、ユーザ装置10に、各種情報を提供する情報処理装置である。例えば、変更装置100は、ユーザ装置10に、各種情報を提供するサーバ装置である。変更装置100は、例えば、ユーザ装置10に、電子商店街に関するコンテンツを提供する。一例では、変更装置100は、ブラウザを介して、ユーザ装置10に、ショッピングに関するコンテンツ(例えば、ショッピングサイト)を提供する。別の例では、変更装置100は、アプリケーション(たとえば、ショッピングアプリ)を介して、ユーザ装置10に、ショッピングに関するコンテンツを提供する。変更装置100は、ネットワークNを介して、有線又は無線によりユーザ装置10と通信を行う。
〔2.変更処理〕
次に、図2を参照して、実施形態に係る変更処理の一例について説明する。図2は、実施形態に係る変更処理の一例を示す図である。
図2の例では、図1の変更装置100は、図1のユーザ装置10のユーザがインターネットショッピングを行うことができる電子商店街を提供する。電子商店街は、ユーザが、ある商品カテゴリに含まれる複数の商品カテゴリから特定の商品カテゴリを選択することを可能にするショッピングコンテンツを含む。また、電子商店街は、所定の商品カテゴリに関連するコンテンツを含む。このようなショッピングコンテンツは、例えば、ショッピングサイトのトップページや、ショッピングアプリのトップ画面である。また、このようなショッピングコンテンツは、所定の商品カテゴリに関連するコンテンツであってもよい。
図2の例では、ユーザ装置10のユーザは、ショッピングコンテンツで、商品カテゴリ「下着、靴下および部屋着」に含まれる複数の商品カテゴリから商品カテゴリ「靴下」を選択する。この例では、ユーザ装置10は、商品カテゴリ「靴下」に関連するコンテンツであるコンテンツC11を表示する。
図2のコンテンツC11は、検索ボックス、商品カテゴリ、商品のブランド(ブランド一覧)、商品のサイズ、商品リスト(商品一覧)といったコンテンツ項目を含む。図2の例では、コンテンツC11は、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目CI11を含む。
また、図2の例では、ユーザ装置10のユーザは、ショッピングコンテンツで、商品カテゴリ「バッグ」に含まれる複数の商品カテゴリから商品カテゴリ「トートバッグ」を選択する。この例では、ユーザ装置10は、商品カテゴリ「トートバッグ」に関連するコンテンツであるコンテンツC21を表示する。
図2のコンテンツC21は、上述のコンテンツC11と同様に、検索ボックス、商品カテゴリ、商品のブランド(ブランド一覧)、商品のサイズ、商品リスト(商品一覧)といったコンテンツ項目を含む。図2の例では、コンテンツC21は、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目CI21を含む。
ところで、図2の例では、商品カテゴリ「靴下」に関連するコンテンツC11に含まれるコンテンツ項目CI11は、3つのブランド(すなわち、ブランドB1、ブランドB2、ブランドB3)を含む。ここで、一般的に、靴下は、価格が安く、消耗品であるため、ユーザが靴下を購入する場合、ユーザが靴下をデザイン若しくは製造したブランドを考慮して靴下を購入する可能性は、ユーザがブランドを考慮せずに靴下を購入する可能性より低いと推定される。したがって、ユーザが、購入対象となる靴下のブランドを3つのブランドから絞り込まない可能性が高いと考えられる。
一方、図2の例では、商品カテゴリ「トートバッグ」に関連するコンテンツC21に含まれるコンテンツ項目CI21も、3つのブランド(すなわち、ブランドB1、ブランドB4、ブランドB5)を含む。ここで、トートバッグは、利用時に他人から見えやすいため、ユーザがトートバッグを購入する場合、ユーザがブランドを考慮してトートバッグを購入する可能性は、ユーザがブランドを考慮せずにトートバックを購入する可能性より高いと推定される。また、コンテンツ項目CI21は3つのブランドしか含まないため、コンテンツ項目CI21は、ユーザが所望のブランドを含まない可能性が高いと考えられる。
そこで、一例として、変更装置100は、以下に説明される変更処理を実行する。なお、以下に説明される変更処理の一例では、商品の選択におけるブランドの重要性を示すブランド重要度に応じて、各商品カテゴリに関連するコンテンツの表示態様が変更される。
はじめに、変更装置100は、商品の販売履歴の販売履歴情報に基づいて、商品の選択におけるブランドの重要性を示すブランド重要度を算出する。
より具体的には、変更装置100は、商品の販売履歴情報から、「所定の商品カテゴリに属する商品の販売数(例えば、所定の期間における販売数)」を特定する。さらに、変更装置100は、商品の販売履歴情報から、「所定の商品カテゴリに属し、かつ所定のブランドに関連付けられた商品(すなわち、ブランド品)の販売数(例えば、所定の期間における販売数)」を特定する。そして、変更装置100は、特定された「所定の商品カテゴリに属し、かつ所定のブランドに関連付けられた商品の販売数」を特定された「所定の商品カテゴリに属する商品の販売数」で除算した値を、「所定の商品カテゴリに対応するブランド重要度」として算出する。すなわち、各商品カテゴリに対応するブランド重要度は、各商品カテゴリに属する商品がブランド買いされる確率を示す。
図2の例においては、変更装置100は、「所定の商品カテゴリに属し、かつ所定のブランドに関連付けられた商品の販売数」を「所定の商品カテゴリに属する商品の販売数」で除算した値を、上述のブランド重要度として算出しているが、これに限定されるものではない。別の例においては、変更装置100は、「所定の商品カテゴリに属し、かつ所定のブランドに関連付けられた商品の販売数(例えば、所定の期間における販売数)」と「所定の商品カテゴリに属する商品の販売数(例えば、所定の期間における販売数)」とに基づく他の値(すなわち、他のスコア)を、上述のブランド重要度として算出してもよい。
例えば、変更装置100は、「所定の商品カテゴリに属し、かつ所定のブランドに関連付けられた商品の販売数」と「所定の商品カテゴリに属する商品の販売数」との比に基づいて、複数の商品カテゴリのうちの1つに対応するブランド重要度を算出してもよい。例えば、変更装置100は、「所定の商品カテゴリに属し、かつ所定のブランドに関連付けられた商品の販売数」と「所定の商品カテゴリに属する商品の販売数」との比に基づくスコアを、上述のブランド重要度として算出してもよい。
また、例えば、変更装置100は、「所定の商品カテゴリに属し、かつ所定のブランドに関連付けられた商品の販売数」と「所定の商品カテゴリに属する商品の販売数」とに基づくスコアに対応する偏差値を、上述のブランド重要度として算出してもよい。例えば、変更装置100は、「複数の商品カテゴリのうちの1つに属し、かつ所定のブランドに関連付けられた商品の販売数」と「複数の商品カテゴリのうちの1つに属する商品の販売数」との比に基づくスコアを算出してもよい。そして、変更装置100は、「複数の商品カテゴリにそれぞれ対応する複数のスコアの平均値および標準偏差」と「複数のスコアの各々」とを用いて算出された「複数のスコアの各々の偏差値」を、上述のブランド重要度として算出してもよい。
上述のブランド重要度の算出に関しては、例示のために、図2の例では、変更装置100は、商品の販売履歴情報から、商品カテゴリ「靴下」に属する商品の販売数として、「100個」を特定すると仮定する。さらに、変更装置100は、商品の販売履歴情報から、商品カテゴリ「靴下」に属し、かつ所定のブランドに関連付けられた商品の販売数として、「4個」を特定すると仮定する。この例では、変更装置100は、「4個」を「100個」で除算した値である「0.04」を、商品カテゴリ「靴下」に対応するブランド重要度として算出する。すなわち、商品カテゴリ「靴下」に対応するブランド重要度は、靴下がブランド買いされる確率が「4%」であることを示している。
また、例示のために、図2の例では、変更装置100は、商品の販売履歴情報から、商品カテゴリ「トートバッグ」に属する商品の販売数として、「100個」を特定すると仮定する。さらに、変更装置100は、商品カテゴリ「トートバッグ」に属し、かつ所定のブランドに関連付けられた商品の販売数として、「60個」を特定すると仮定する。この例では、変更装置100は、「60個」を「100個」で除算した値である「0.6」を、商品カテゴリ「トートバッグ」に対応するブランド重要度として算出する。すなわち、商品カテゴリ「トートバッグ」に対応するブランド重要度は、トートバッグがブランド買いされる確率が「60%」であることを示している。
次いで、変更装置100は、算出されたブランド重要度が各商品カテゴリに関連するコンテンツの表示態様を変更するための変更条件を満たすか否かを判定する。
より具体的には、変更装置100は、算出されたブランド重要度が各商品カテゴリに関連するコンテンツの表示態様を変更するための複数の変更条件のうちの1つを満たすか否かを判定する。複数の変更条件のうちの1つは、例えば、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目を非表示にするための変更条件である。また、複数の変更条件のもう1つは、例えば、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目に含まれるブランドの数を所定の数(例えば、「6」)に調整するための変更条件である。
上述の変更条件に関しては、例示のために、図2の例では、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目を非表示にするための変更条件が、「算出されたブランド重要度が0.05より小さい」という条件であると仮定する。さらに、図2の例では、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目に含まれるブランドの数を所定の数(例えば、「6」)に調整するための変更条件が、「算出されたブランド重要度が0.5より大きい」という条件であると仮定する。この例では、変更装置100は、商品カテゴリ「靴下」に対応するブランド重要度「0.04」が商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目を非表示にするための変更条件を満たすと判定する。また、この例では、変更装置100は、商品カテゴリ「トートバッグ」に対応するブランド重要度「0.6」が商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目に含まれるブランドの数を所定の数に調整するための変更条件を満たすと判定する。
次いで、変更装置100は、算出されたブランド重要度が複数の変更条件のうちの1つを満たすと判定されたことに応じて、各商品カテゴリに関連するコンテンツの表示態様を変更する。一方、変更装置100は、算出されたブランド重要度が複数の変更条件のうちの1つを満たさないと判定された場合には、各商品カテゴリに関連するコンテンツの表示態様を変更しない。
より具体的には、変更装置100は、ブランド重要度が変更条件を満たすと判定されたことに応じて、各商品カテゴリに関連するコンテンツに含まれるモジュールまたはモジュールのコンポーネントを変更する。そして、変更装置100は、モジュールまたはモジュールのコンポーネントを変更することにより、各商品カテゴリに関連する新たなコンテンツを生成する。このようにして、変更装置100は、各商品カテゴリに関連するコンテンツの表示態様を変更することができる。なお、このようなモジュールやコンポーネントは、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目(すなわち、見た目(ビュー))に対応する。言い換えると、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目は、商品のブランドを選択するためのブランド選択モジュールに対応する。
上述のように、図2の例では、変更装置100は、商品カテゴリ「靴下」に対応するブランド重要度が商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目を非表示にするための変更条件を満たすと判定された。したがって、変更装置100は、ブランド重要度がコンテンツ項目を非表示にするための変更条件を満たすと判定されたことに応じて、コンテンツC11に含まれるコンテンツ項目CI11を非表示にする。
また、上述のように、図2の例では、変更装置100は、商品カテゴリ「トートバッグ」に対応するブランド重要度が商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目に含まれるブランドの数を所定の数に調整するための変更条件を満たすと判定された。したがって、変更装置100は、ブランド重要度がブランドの数を所定の数に調整ための変更条件を満たすと判定されたことに応じて、コンテンツ項目CI21に含まれるブランドの数を所定の数(例えば、「6」)に調整する。なお、変更装置100は、単にコンテンツ項目CI21を表示し続けてもよい。すなわち、変更装置100は、商品カテゴリごとのブランド重要度に応じて、コンテンツ項目CI21の表示態様を変更する。
その後、変更装置100は、表示態様が変更された各商品カテゴリに関連するコンテンツを含む電子商店街を提供する。変更装置100は、各商品カテゴリに関連するコンテンツの送信要求をユーザ装置10から受信したことに応じて、表示態様が変更された各商品カテゴリに関連するコンテンツを、ユーザ装置10に送信する。
図2の例では、変更装置100は、商品カテゴリ「靴下」に関連するコンテンツの送信要求をユーザ装置10から受信したことに応じて、表示態様が変更されたコンテンツC11であるコンテンツC12を、ユーザ装置10に送信する。
図2のコンテンツC12は、上述のコンテンツC11と同様に、検索ボックス、商品カテゴリ、商品のサイズ、商品リストといったコンテンツ項目を含む。しかし、コンテンツC21は、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目CI11を含まない。
また、図2の例では、変更装置100は、商品カテゴリ「トートバッグ」に関連するコンテンツの送信要求をユーザ装置10から受信したことに応じて、表示態様が変更されたコンテンツC21であるコンテンツC22を、ユーザ装置10に送信する。
図2のコンテンツC22は、上述のコンテンツC21と同様に、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目CI22を含む。しかし、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目CI22は、6つのブランド(すなわち、ブランドB1、ブランドB4、ブランドB5、ブランドB6、ブランドB7、ブランドB8)を含む。
上述のように、実施形態に係る変更装置100は、商品の選択におけるブランドの重要性を示すブランド重要度に応じて、各商品カテゴリに関連するコンテンツの表示態様を変更する。これにより、変更装置100は、各商品カテゴリに関連するコンテンツを閲覧するユーザのユーザエクスペリエンスを改善することができる。
例えば、一般的に、ユーザ装置10の画面のスペースは限られているため、ユーザにとって重要でないコンテンツ項目を限られたスペースに表示することは、ユーザエクスペリエンスを損なう場合がある。この点に関し、変更装置100は、上述のブランド重要度に応じて、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目のうち、ユーザにとって重要でないコンテンツ項目を非表示にすることができる。これにより、変更装置100は、ユーザにとって重要でないコンテンツ項目を非表示にする代わりに、ユーザにとって重要な他の情報(例えば、商品の価格帯)を優先的に表示することができる。このため、変更装置100は、改善されたユーザエクスペリエンスを提供することができる。
また、例えば、変更装置100は、上述のブランド重要度に応じて、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目に含まれるブランドの数を調整する。これにより、変更装置100は、ユーザにとって重要な情報(すなわち、商品のブランド一覧)を、優先的に表示することができる。このため、変更装置100は、改善されたユーザエクスペリエンスを提供することができる。以下、このような変更処理を実現する変更装置100について詳細に説明する。
〔3.変更装置の構成〕
次に、図3を参照して、実施形態に係る変更装置100の構成例について説明する。図3は、実施形態に係る変更装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、変更装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、変更装置100は、変更装置100を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部110は、ネットワーク網と有線又は無線により接続され、ネットワーク網を介して、ユーザ装置10との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図3に示すように、記憶部120は、販売履歴情報記憶部121を有する。
(販売履歴情報記憶部121)
図4は、実施形態に係る販売履歴情報記憶部121の一例を示す図である。販売履歴情報記憶部121は、商品の販売履歴の販売履歴情報を記憶する。例えば、販売履歴情報記憶部121は、受信部131によって受信された販売履歴情報を記憶する。図4の例では、販売履歴情報記憶部121には、「販売履歴情報」が「商品ID」ごとに記憶される。例示として、「販売履歴情報」には、項目「商品名」、「ブランド」、「販売数」、「カテゴリ」および「期間」が含まれる。
「商品ID」は、商品を識別するための識別子を示す。「商品名」は、商品の商品名を示す。「ブランド」は、商品のブランドを示す。すなわち、ブランドは、商品に関連付けられた所定のブランドを示す。「販売数」は、商品の販売数を示す。「カテゴリ」は、商品のカテゴリを示す。すなわち、カテゴリは、商品が属する所定の商品カテゴリを示す。「期間」は、商品の販売期間を示す。
例えば、図4は、商品ID「MS1」で識別される商品の商品名が、「靴下S1」であることを示している。また、例えば、図4は、商品ID「MS1」で識別される商品に関連付けられたブランドが、「ブランドB1」であることを示している。また、例えば、図4は、商品ID「MS1」で識別される商品の販売数が、「4個」であることを示している。また、例えば、図4は、商品ID「MS1」で識別される商品が属する商品カテゴリが、「靴下」であることを示している。また、例えば、図4は、商品ID「MS1」で識別される商品の販売期間が、「2018年12月1日から2018年12月31日までの期間」であること示している。
(制御部130)
制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサによって、変更装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(変更プログラムの一例に相当)がRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。
制御部130は、図3に示すように、受信部131と、取得部132と、推定部133と、変更部134と、提供部135とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現又は実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(受信部131)
受信部131は、商品の販売履歴の販売履歴情報を受信する。例えば、受信部131は、所定のサーバ装置から、販売履歴情報を受信する。受信部131は、提供部135によって提供された電子商店街を介して、販売履歴情報を受信してもよい。受信部131は、受信された販売履歴情報を、販売履歴情報記憶部121に格納してもよい。
受信部131は、ユーザインタフェースを介して、変更装置100のユーザから販売履歴情報を受け付けてもよい。受信部131は、受け付けられた販売履歴情報を、販売履歴情報記憶部121に格納してもよい。
受信部131は、電子商店街に関するコンテンツの送信要求を、ユーザ装置10から受信する。例えば、受信部131は、電子商店街における取引対象の選択に関連するコンテンツの送信要求を、ユーザ装置10から受信する。例えば、受信部131は、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目を含むコンテンツの送信要求を、ユーザ装置10から受信する。
一例では、受信部131は、各商品カテゴリに関連するコンテンツの送信要求を、ユーザ装置10から受信する。
(取得部132)
取得部132は、商品の販売履歴の販売履歴情報を取得する。取得部132は、例えば、受信部131によって受信された販売履歴情報を取得する。取得部132は、所定の記憶装置から、販売履歴情報を取得してもよい。例えば、取得部132は、販売履歴情報記憶部121から、販売履歴情報を取得してもよい。取得部132は、取得された販売履歴情報を、販売履歴情報記憶部121に格納してもよい。
(推定部133)
推定部133は、電子商店街における取引対象の選択におけるブランドの重要性を推定する。
例えば、推定部133は、所定の分野に属する取引対象の販売履歴に基づいて、ブランドの重要性を推定する。例えば、推定部133は、ブランドの重要性として、所定の分野に属する取引対象の選択におけるブランドの重要性を推定する。例えば、推定部133は、所定の期間における所定の分野に属する取引対象の販売数と、所定の分野に属する取引対象のうち、所定の期間において販売された取引対象に予め関連付けられたブランドの数とに基づいて、所定の分野に属する取引対象の選択におけるブランドの重要性を推定する。
所定の分野に属する取引対象の選択におけるブランドの重要性を推定するために、推定部133は、例えば、所定の分野に属する取引対象のうち、所定の期間において販売された取引対象に予め関連付けられたブランドの数を、所定の期間における所定の分野に属する取引対象の販売数で除算した値に基づくスコアを、所定の分野に属する取引対象の選択におけるブランドの重要性を示すスコアとして算出する。
一例では、推定部133は、取得部132によって取得された商品の販売履歴の販売履歴情報に基づいて、商品の選択におけるブランドの重要性を示すブランド重要度を、所定の分野に属する取引対象の選択におけるブランドの重要性を示すスコアとして算出する。
より具体的には、推定部133は、商品の販売履歴情報から、「所定の商品カテゴリに属する商品の販売数(例えば、所定の期間における販売数)」を特定する。さらに、推定部133は、商品の販売履歴情報から、「所定の商品カテゴリに属し、かつ所定のブランドに関連付けられた商品(すなわち、ブランド品)の販売数(例えば、所定の期間における販売数)」を特定する。そして、推定部133は、特定された「所定の商品カテゴリに属し、かつ所定のブランドに関連付けられた商品の販売数」を特定された「所定の商品カテゴリに属する商品の販売数」で除算した値を、「所定の商品カテゴリに対応するブランド重要度」として算出する。すなわち、各商品カテゴリに対応するブランド重要度は、各商品カテゴリに属する商品がブランド買いされる確率を示す。
別の例では、推定部133は、「所定の商品カテゴリに属し、かつ所定のブランドに関連付けられた商品の販売数(例えば、所定の期間における販売数)」と「所定の商品カテゴリに属する商品の販売数(例えば、所定の期間における販売数)」とに基づく他の値(すなわち、他のスコア)を、上述のブランド重要度として算出してもよい。
例えば、推定部133は、「所定の商品カテゴリに属し、かつ所定のブランドに関連付けられた商品の販売数」と「所定の商品カテゴリに属する商品の販売数」との比に基づいて、複数の商品カテゴリのうちの1つに対応するブランド重要度を算出してもよい。例えば、推定部133は、「所定の商品カテゴリに属し、かつ所定のブランドに関連付けられた商品の販売数」と「所定の商品カテゴリに属する商品の販売数」との比に基づくスコアを、上述のブランド重要度として算出してもよい。
また、例えば、推定部133は、「所定の商品カテゴリに属し、かつ所定のブランドに関連付けられた商品の販売数」と「所定の商品カテゴリに属する商品の販売数」とに基づくスコアに対応する偏差値を、上述のブランド重要度として算出してもよい。例えば、推定部133は、「複数の商品カテゴリのうちの1つに属し、かつ所定のブランドに関連付けられた商品の販売数」と「複数の商品カテゴリのうちの1つに属する商品の販売数」との比に基づくスコアを算出してもよい。そして、推定部133は、「複数の商品カテゴリにそれぞれ対応する複数のスコアの平均値および標準偏差」と「複数のスコアの各々」とを用いて算出された「複数のスコアの各々の偏差値」を、上述のブランド重要度として算出してもよい。
(変更部134)
変更部134は、推定部133によって推定された重要性に基づいて、取引対象の選択に関連するコンテンツの表示態様を変更する。
例えば、変更部134は、推定部133によって算出されたスコアが所定の基準を満たす場合に、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目を含むコンテンツを、ユーザ装置において表示させ、推定部133によって算出されたスコアが所定の基準を満たさない場合に、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目を含むコンテンツを、ユーザ装置において表示させない。
変更部134は、推定部133によって算出されたスコアに基づいて、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目に含まれるブランドの数を決定してもよい。
一例では、変更部134は、推定部133によって算出されたブランド重要度が各商品カテゴリに関連するコンテンツの表示態様を変更するための変更条件を満たすか否かを判定する。
より具体的には、変更部134は、推定部133によって算出されたブランド重要度が各商品カテゴリに関連するコンテンツの表示態様を変更するための複数の変更条件のうちの1つを満たすか否かを判定する。複数の変更条件のうちの1つは、例えば、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目を非表示にするための変更条件である。また、複数の変更条件のもう1つは、例えば、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目に含まれるブランドの数を所定の数に調整するための変更条件である。
一例では、変更部134は、推定部133によって算出されたブランド重要度が複数の変更条件のうちの1つを満たすと判定されたことに応じて、各商品カテゴリに関連するコンテンツの表示態様を変更する。一方、変更部134は、推定部133によって算出されたブランド重要度が複数の変更条件のうちの1つを満たさないと判定された場合には、各商品カテゴリに関連するコンテンツの表示態様を変更しない。
より具体的には、変更部134は、ブランド重要度が変更条件を満たすと判定されたことに応じて、各商品カテゴリに関連するコンテンツに含まれるモジュールまたはモジュールのコンポーネントを変更する。そして、変更部134は、モジュールまたはモジュールのコンポーネントを変更することにより、各商品カテゴリに関連する新たなコンテンツを生成する。このようにして、変更部134は、各商品カテゴリに関連するコンテンツの表示態様を変更することができる。なお、このようなモジュールやコンポーネントは、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目(すなわち、見た目(ビュー))に対応する。言い換えると、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目は、商品のブランドを選択するためのブランド選択モジュールに対応する。
(提供部135)
提供部135は、電子商店街に関するコンテンツを、ユーザ装置10に提供する。例えば、提供部135は、電子商店街における取引対象の選択に関連するコンテンツを、ユーザ装置10に提供する。例えば、提供部135は、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目を含むコンテンツを、ユーザ装置10に提供する。
提供部135は、受信部131によって電子商店街に関するコンテンツの送信要求が受信された場合に、電子商店街に関するコンテンツを、ユーザ装置10に送信してもよい。例えば、提供部135は、受信部131によって電子商店街における取引対象の選択に関連するコンテンツの送信要求が受信された場合に、電子商店街における取引対象の選択に関連するコンテンツを、ユーザ装置10に送信してもよい。例えば、提供部135は、受信部131によって所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目を含むコンテンツの送信要求が受信された場合に、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目を含むコンテンツを、ユーザ装置10に送信してもよい。
一例では、提供部135は、ユーザ装置10のユーザがインターネットショッピングを行うことができる電子商店街を提供する。電子商店街は、ユーザが、ある商品カテゴリに含まれる複数の商品カテゴリから特定の商品カテゴリを選択することを可能にするショッピングコンテンツを含む。また、電子商店街は、所定の商品カテゴリに関連するコンテンツを含む。このようなショッピングコンテンツは、例えば、ショッピングサイトのトップページや、ショッピングアプリのトップ画面である。また、このようなショッピングコンテンツは、所定の商品カテゴリに関連するコンテンツであってもよい。
一例では、提供部135は、表示態様が変更された各商品カテゴリに関連するコンテンツを含む電子商店街を提供する。この例では、提供部135は、各商品カテゴリに関連するコンテンツの送信要求をユーザ装置10から受信したことに応じて、表示態様が変更された各商品カテゴリに関連するコンテンツを、ユーザ装置10に送信する。
〔4.変更処理のフロー〕
次に、実施形態に係る変更装置100による変更処理の手順について説明する。図5は、実施形態に係る変更装置100による変更処理手順を示すフローチャートである。
図5に示すように、はじめに、変更装置100は、電子商店街における取引対象の選択におけるブランドの重要性を推定する(ステップS101)。
例えば、変更装置100は、所定の分野に属する取引対象の販売履歴に基づいて、ブランドの重要性を推定する。例えば、変更装置100は、ブランドの重要性として、所定の分野に属する取引対象の選択におけるブランドの重要性を推定する。例えば、変更装置100は、所定の期間における所定の分野に属する取引対象の販売数と、所定の分野に属する取引対象のうち、所定の期間において販売された取引対象に予め関連付けられたブランドの数とに基づいて、所定の分野に属する取引対象の選択におけるブランドの重要性を推定する。
所定の分野に属する取引対象の選択におけるブランドの重要性を推定するために、変更装置100は、例えば、所定の分野に属する取引対象のうち、所定の期間において販売された取引対象に予め関連付けられたブランドの数を、所定の期間における所定の分野に属する取引対象の販売数で除算した値に基づくスコアを、所定の分野に属する取引対象の選択におけるブランドの重要性を示すスコアとして算出する。
次いで、変更装置100は、推定された重要性に基づいて、取引対象の選択に関連するコンテンツの表示態様を変更する(ステップS102)。
例えば、変更装置100は、算出されたスコアが所定の基準を満たす場合に、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目を含むコンテンツを、ユーザ装置において表示させ、算出されたスコアが所定の基準を満たさない場合に、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目を含むコンテンツを、ユーザ装置において表示させない。
〔5.変形例〕
上述の実施形態に係る変更装置100は、上記の実施形態以外にも、種々の異なる形態で実施されてよい。そこで、以下では、上記の変更装置100の他の実施形態について説明する。
〔5−1.コンテンツ項目の表示位置および表示サイズの変更〕
上記実施形態では、変更部134は、推定部133によって算出されたスコアに基づいて、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目に含まれるブランドの数を決定しているが、これに限定されるものではない。
他の実施形態では、変更部134は、推定部133によって算出されたスコアに基づいて、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目がコンテンツ内に表示される位置を決定してもよい。
また、他の実施形態では、変更部134は、推定部133によって算出されたスコアに基づいて、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目のサイズを決定してもよい。
以下の説明では、図6を参照し、コンテンツ項目の表示位置および表示サイズの変更について説明する。図6は、変形例に係る設定処理の一例を示す図である。
図6の例では、ユーザ装置10のユーザは、ショッピングコンテンツで、商品カテゴリ「腕時計、アクセサリ」に含まれる複数の商品カテゴリから商品カテゴリ「腕時計」を選択する。この例では、ユーザ装置10は、商品カテゴリ「腕時計」に関連するコンテンツであるコンテンツC31を表示する。
図6のコンテンツC31は、検索ボックス、商品カテゴリ、商品の価格帯、商品の機能、商品のブランド(ブランド一覧)、商品リスト(商品一覧)といったコンテンツ項目を含む。図6の例では、コンテンツC31は、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目CI31を含む。
上述のブランド重要度の算出に関しては、例示のために、図6の例では、推定部133は、取得部132によって取得された商品の販売履歴情報から、商品カテゴリ「腕時計」に属する商品の販売数として、「100個」を特定すると仮定する。さらに、推定部133は、取得部132によって取得された商品の販売履歴情報から、商品カテゴリ「腕時計」に属し、かつ所定のブランドに関連付けられた商品の販売数として、「90個」を特定すると仮定する。この例では、推定部133は、「90個」を「100個」で除算した値である「0.9」を、商品カテゴリ「腕時計」に対応するブランド重要度として算出する。すなわち、商品カテゴリ「腕時計」に対応するブランド重要度は、腕時計がブランド買いされる確率が「90%」であることを示している。
一例として、算出されたブランド重要度が各商品カテゴリに関連するコンテンツの表示態様を変更するための変更条件は、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目の表示位置を所定のコンテンツ項目(例えば、商品の価格帯、商品の機能)よりも上方の位置に変更するための変更条件であってもよい。
例示のために、図6の例では、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目の表示位置を所定のコンテンツ項目(例えば、商品の価格帯、商品の機能)よりも上方の位置に変更するための変更条件が、「算出されたブランド重要度が0.7より大きい」という条件であると仮定する。この例では、変更部134は、商品カテゴリ「腕時計」に対応するブランド重要度「0.9」が商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目の表示位置を所定のコンテンツ項目よりも上方の位置に変更するための変更条件を満たすと判定する。
変更部134は、ブランド重要度が商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目の表示位置を所定のコンテンツ項目よりも上方の位置に変更するための変更条件を満たすと判定されたことに応じて、コンテンツC31に含まれるコンテンツ項目CI31の表示位置をコンテンツC31に含まれる所定のコンテンツ項目(例えば、商品の価格帯、商品の機能)よりも上方の位置に変更してもよい。この場合、提供部135は、商品カテゴリ「腕時計」に関連するコンテンツの送信要求をユーザ装置10から受信したことに応じて、表示態様が変更されたコンテンツC31であるコンテンツC32を、ユーザ装置10に送信してもよい。
図6のコンテンツC32は、上述のコンテンツC31と同様に、検索ボックス、商品カテゴリ、商品の価格帯、商品の機能、商品のブランド(ブランド一覧)、商品リスト(商品一覧)といったコンテンツ項目を含む。しかし、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目CI32は、所定のコンテンツ項目(すなわち、商品の価格帯、商品の機能)よりも上方に位置する。このように、変更装置100は、商品の選択におけるブランドの重要性を示すブランド重要度に応じて、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目の表示位置を視認しやすい位置に変更することができる。
別の例として、算出されたブランド重要度が各商品カテゴリに関連するコンテンツの表示態様を変更するための変更条件は、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目の表示サイズを所定の表示サイズ(例えば、所定のコンテンツ項目(例えば、商品の価格帯、商品の機能)の表示サイズよりも大きい表示サイズ)に変更するための変更条件であってもよい。
例示のために、図6の例では、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目の表示サイズを所定の表示サイズ(例えば、所定のコンテンツ項目(例えば、商品の価格帯、商品の機能)の表示サイズよりも大きい表示サイズ)に変更するための変更条件が、「算出されたブランド重要度が0.8より大きい」という条件であると仮定する。この例では、変更部134は、商品カテゴリ「腕時計」に対応するブランド重要度「0.9」が商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目の表示サイズを所定の表示サイズに変更するための変更条件を満たすと判定する。
変更部134は、ブランド重要度が商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目の表示サイズを所定の表示サイズに変更するための変更条件を満たすと判定されたことに応じて、コンテンツC31に含まれるコンテンツ項目CI31の表示サイズを所定の表示サイズ(例えば、所定のコンテンツ項目(例えば、商品の価格帯、商品の機能)の表示サイズよりも大きい表示サイズ)に変更してもよい。この場合、提供部135は、商品カテゴリ「腕時計」に関連するコンテンツの送信要求をユーザ装置10から受信したことに応じて、表示態様が変更されたコンテンツC31であるコンテンツC33を、ユーザ装置10に送信してもよい。
図6のコンテンツC32は、上述のコンテンツC31と同様に、検索ボックス、商品カテゴリ、商品の価格帯、商品のブランド(ブランド一覧)、商品リスト(商品一覧)といったコンテンツ項目を含む。しかし、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目CI33の表示サイズは、所定のコンテンツ項目(すなわち、商品の価格帯)の表示サイズよりも大きい。このように、変更装置100は、商品の選択におけるブランドの重要性を示すブランド重要度に応じて、商品のブランドを選択するためのコンテンツ項目の表示サイズを見やすい表示サイズに変更することができる。
なお、変更部134は、推定部133によって算出されたスコアに基づいて、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目のテキストのサイズを決定してもよい。
〔5−2.カテゴリ別の平均価格に基づく表示態様の変更〕
変更部134は、所定の分野に属する取引対象の価格に基づいて、取引対象の選択に関連するコンテンツの表示態様を変更してもよい。例えば、変更部134は、所定の分野に属する取引対象の価格に基づくスコアに応じて、取引対象の選択に関連するコンテンツの表示態様を変更してもよい。所定の分野に属する取引対象の価格に基づくスコアは、例えば、所定の分野に属する取引対象の平均販売価格である。所定の分野に属する取引対象の価格に基づくスコアは、所定の分野に属する取引対象の売上額(例えば、所定の期間における売上額)であってもよい。
例えば、変更部134は、取得部132によって取得された商品の販売履歴の販売履歴情報から、所定の分野に属する取引対象の価格に基づくスコア(例えば、所定の分野に属する取引対象の平均販売価格、所定の分野に属する取引対象の売上額)を特定してもよい。そして、変更部134は、特定されたスコアが所定の基準を満たすか否かを判定してもよい。変更部134は、特定されたスコアが所定の基準を満たす場合に、取引対象の選択に関連するコンテンツの表示態様を変更してもよく、特定されたスコアが所定の基準を満たさない場合に、取引対象の選択に関連するコンテンツの表示態様を変更しなくてもよい。
例えば、変更部134は、取得部132によって取得された商品の販売履歴の販売履歴情報から、所定の商品カテゴリに属する商品の平均販売価格を特定してもよい。そして、変更部134は、特定された平均販売価格が閾値を満たすか否かを判定してもよい。変更部134は、特定された平均販売価格が閾値を満たす場合に、取引対象の選択に関連するコンテンツの表示態様を変更してもよく、特定された平均販売価格が閾値を満たさない場合に、取引対象の選択に関連するコンテンツの表示態様を変更しなくてもよい。
上述のコンテンツの表示態様の変更に関しては、変更部134は、特定されたスコアが所定の基準を満たす場合に、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目を含むコンテンツを、ユーザ装置において表示させてもよく、特定されたスコアが所定の基準を満たさない場合に、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目を含むコンテンツを、ユーザ装置において表示させなくてもよい。
また、変更部134は、特定されたスコアに基づいて、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目に含まれるブランドの数を決定してもよい。また、変更部134は、特定されたスコアに基づいて、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目がコンテンツ内に表示される位置を決定してもよい。また、変更部134は、特定されたスコアに基づいて、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目のサイズを決定してもよい。
例えば、変更部134は、所定の分野に属する取引対象の売上額であって、特定された売上額(例えば、所定の期間における売上額)に基づいて、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目に含まれるブランドの数を決定することができる。このため、変更装置100は、よく売れているブランドを、優先的に表示することができる。
〔5−3.代替コンテンツの表示〕
上述のように、変更部134は、推定部133によって算出されたスコアが所定の基準を満たさない場合に、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目を含むコンテンツを、ユーザ装置において表示させない。この点に関し、変更部134は、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目を含むコンテンツを、ユーザ装置において表示させない代わりに、代替コンテンツ含むコンテンツを、ユーザ装置において表示させてもよい。
例えば、変更部134は、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目が表示されていた領域であって、コンテンツ内の領域を、代替コンテンツが表示される領域に変更してもよい。例えば、変更部134は、このコンテンツ項目が表示されていた領域を、広告コンテンツが表示される領域に変更してもよい。
〔5−4.広告コンテンツの表示〕
変更部134は、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目に隣接する位置に、広告コンテンツが表示される領域を設定してもよい。さらに、変更部134は、広告コンテンツが表示される領域に、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目に含まれるブランドを割り当ててもよい。
例えば、変更部134は、ブランドのブランド力を評価するブランド力評価モデルを用いて、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目に含まれるブランドのブランド力を算出してもよい。例えば、変更部134は、ブランドに対応する企業の会計情報をブランド力評価モデルに入力することで、このコンテンツ項目に含まれるブランドのブランド力を算出してもよい。変更部134は、算出されたブランド力が所定の基準を満たす場合に、広告コンテンツが表示される領域に、このコンテンツ項目に含まれるブランドを割り当ててもよい。一方、変更部134は、算出されたブランド力が所定の基準を満たさない場合に、広告コンテンツが表示される領域に、このコンテンツ項目に含まれるブランドを割り当てなくてもよい。
変更部134は、ブランドのブランド力を評価するブランド力評価モデルを用いて、上述のブランド力を算出しているが、これに限定されるものではない。変更部134は、ブランドが検索クエリとして入力された回数や、ブランドがSNSに投稿された回数に基づいて、上述のブランド力を算出してもよい。また、変更部134は、ブランドタグが付された商品の数や販売数、各カテゴリにおいてそのブランドタグが付された商品が販売された割合(例えば、ブランドタグが付された商品の販売数/全商品の販売数)に基づいて、上述のブランド力を算出してもよい。すなわち、変更装置100は、ユーザが各カテゴリに属する取引対象を選択する際のブランドの重要度(すなわち、ユーザの商品選択におけるブランドの重要度や、ユーザが商品を選択する際にブランドという要素がどれくらい重要であるかを示す度合)のみならず、各ブランドそのものが有する影響力を考慮して、コンテンツの表示態様を変更してもよい。
その結果、ユーザ装置10は、広告コンテンツが表示される領域に、この広告コンテンツが表示される領域に割り当てられたブランドに対応する広告を表示することができる。このため、変更装置100は、ブランド力の高い商品の在庫がない場合にも、ユーザが、広告コンテンツのリンク先(例えば、このブランドのショッピングコンテンツ)において所望の商品を購入することを可能にする。
〔5−5.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の一部を手動的に行うこともできる。あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、図3に示した記憶部120の一部又は全部は、変更装置100によって保持されるのではなく、ストレージサーバ等に保持されてもよい。この場合、変更装置100は、ストレージサーバにアクセスすることで、販売履歴情報等の各種情報を取得する。
〔5−6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る変更装置100は、例えば図7に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図7は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一時的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD、フラッシュメモリ等により実現される。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が変更装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。
〔6.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る変更装置100は、推定部133と、変更部134とを有する。推定部133は、電子商店街における取引対象の選択におけるブランドの重要性を推定する。変更部134は、推定部133によって推定された重要性に基づいて、取引対象の選択に関連するコンテンツの表示態様を変更する。
また、実施形態に係る変更装置100において、推定部133は、所定の分野に属する取引対象の販売履歴に基づいて、ブランドの重要性を推定する。
また、実施形態に係る変更装置100において、推定部133は、ブランドの重要性として、所定の分野に属する取引対象の選択におけるブランドの重要性を推定する。
また、実施形態に係る変更装置100において、推定部133は、所定の期間における所定の分野に属する取引対象の販売数と、所定の分野に属する取引対象のうち、所定の期間において販売された取引対象に予め関連付けられたブランドの数とに基づいて、所定の分野に属する取引対象の選択におけるブランドの重要性を推定する。
また、実施形態に係る変更装置100において、推定部133は、所定の分野に属する取引対象のうち、所定の期間において販売された取引対象に予め関連付けられたブランドの数を、所定の期間における所定の分野に属する取引対象の販売数で除算した値に基づくスコアを、所定の分野に属する取引対象の選択におけるブランドの重要性を示すスコアとして算出する。また、実施形態に係る変更装置100において、変更部134は、推定部133によって算出されたスコアが所定の基準を満たす場合に、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目を含むコンテンツを、ユーザ装置において表示させ、推定部133によって算出されたスコアが所定の基準を満たさない場合に、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目を含むコンテンツを、ユーザ装置において表示させない。
また、実施形態に係る変更装置100において、変更部134は、推定部133によって算出されたスコアに基づいて、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目に含まれるブランドの数を決定する。
また、実施形態に係る変更装置100において、変更部134は、推定部133によって算出されたスコアに基づいて、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目がコンテンツ内に表示される位置を決定する。
また、実施形態に係る変更装置100において、変更部134は、推定部133によって算出されたスコアに基づいて、所定の分野に属する取引対象に予め関連付けられたブランドごとに所定の分野に属する取引対象を表示するためのコンテンツ項目のサイズを決定する。
上述した各処理により、変更装置100は、電子商店街に関するコンテンツを適切な表示態様で表示することができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した変更装置100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受信部は、受信手段や受信回路に読み替えることができる。