JP6932384B2 - 手動洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、持ち運び可能な小型の洗濯機に関し、より詳しくは手動洗濯機に関する。
小型洗濯機は、台所、浴室、シャワー室に持ち込んで、下着、ベビー服、スポーツウエア、ペットの衣服のような小物の洗濯を行うのに好都合である。
手動洗濯機は、洗濯槽が回転するドラムで構成されているのが一般的である。電動洗濯機を含む洗濯機の一般的な呼び名として、「縦型洗濯機」、「ドラム式洗濯機」、「2槽式洗濯機」などがある。「縦型洗濯機」は、水槽の底に回転体があり、この回転体によって攪拌水流が生成されて洗濯が行われる。「ドラム式洗濯機」は、洗濯槽の回転軸が水平又は斜め横方向に延びている形式の洗濯機である。「2槽式洗濯機」は、縦型洗濯機に、脱水するときに使う脱水槽を組み合わせた構成を有する。このような一般的な洗濯機との対比で、縦型洗濯機は、手動の場合にはドラムを回転させる形式が採用されている。
以下の説明は手動洗濯機に関する。このことを前提として、手動洗濯機での用語を統一するために、洗濯物を収容して回転する容器を「ドラム」と呼び、ドラムの回転軸が水平又は斜め横方向に延びている形式の洗濯機を「手動横型洗濯機」と呼び、ドラムの回転軸が上下方向に延びている形式の洗濯機を「手動縦型洗濯機」と呼ぶことにする。
特許文献1は手動縦型洗濯機を開示している。手動縦型洗濯機は、上述したようにドラムの回転軸が上下方向に延びている。ドラムの上端開口を通じて洗濯物を出し入れするのが手動縦型洗濯機である。この手動縦型洗濯機は、ドラムを回転可能に受け入れる水槽の上に上蓋が設置される。上蓋はハンドルを有している。水平面上で円軌道に沿ってハンドルを回転させることにより、このハンドルの回転動作が中蓋を介してドラムに伝達される。水槽の下面に排水口が設けられている。ドラムの中に洗濯物を入れて洗濯、脱水が可能である。
手動縦型洗濯機は、洗濯物と洗濯水が一緒に水平回転するため洗濯物が水の中で遊ぶことができない。洗濯物を洗うという機能は、単にドラムを回転させただけでは十分に発揮できない。
この特許文献1に開示の手動縦型洗濯機と同じ発想に基づいた商品として、「Leadworks Laundry POD」(商品名)が知られている。
特許文献2は手動横型小型洗濯機を開示している。手動横型洗濯機は、上述したようにドラムの回転軸が横方向に延びている。ドラムの下半分を受け入れる水槽は平らな矩形の底面を有し、底面の四隅に滑り止めが配置されている。この4つの滑り止めによって洗濯機の「座部」が形成されている。水槽の下部には排水口が形成されている。ドラムの上半分を受け入れる上蓋を有し、この上蓋の上部には、取っ手及び給水口が形成されている。ドラムの回転駆動軸には、その両端部に、夫々、ハンドルが直接的に連結されている。この2つのハンドルを両手で握って垂直平面上の円軌道を回転させることにより、ドラムを回転させることができる。
手動横型洗濯機では、洗濯物がドラムの回転に伴って上方に移動し、そして落下する。すなわち、手動横型洗濯機では、洗濯物の「たたき洗い」が行われる。図30は、「たたき洗い」を説明するための図である。図30において、参照符号300は手動洗濯機のドラムを示し、参照符号302は、ドラム300の回転軸を示す。ドラム回転軸302は横方向に延びている。ドラム300の中の洗濯物304は、ドラム300の回転と一緒に上方に移動し、次に、洗濯物304は落下して水306の中に入る。洗濯物304は、ドラム300の回転と一緒に上方に移動し、次に落下して水306の中に落ちる、この一連の動きによって洗濯物304は「たたき洗い」つまり、洗濯水と洗濯物の衝突、及び洗濯水を含んだ洗濯物同士の衝突が発生する。
特許文献1、2及び「Leadworks Laundry POD」の手動洗濯機は、縦型、横型の双方ともハンドルを操作することによりドラムを回転させて、洗濯、脱水を行うように設計されている。洗濯工程にあっては、水槽に供給した水の中にドラムを部分的に浸漬した状態にある。この状態で、特に横型では洗濯物を入れたドラムを回転させて「たたき洗い」するのに比較的大きなトルク(操作力)が必要となる。
JP特開2006−212405号公報 JP特開2009−119199号公報
上述したように、ドラムが水平回転する手動縦型洗濯機だと、ドラムと一緒に洗濯物が供回りするため、攪拌洗いに必須とされる水流が発生せず、事実上、洗濯機能を発揮することができない。他方、手動横型洗濯機では、上述した「たたき洗い」によって洗濯機能を発揮することができる。つまり手動横型の形式を採用すれば、洗濯機能を確実に確保することができる。しかし、手動横型洗濯機においては、ドラムの中で洗濯物を持ち上げながらドラムを回転させるのに、手動縦型洗濯機に比べて大きなトルク(操作力)が必要となる。
本発明の目的は、洗濯工程だけでなく、すすぎ工程や脱水工程まで一つの手動洗濯機で行うとしたときに、洗濯工程、すすぎ工程ではトルク重視の操作性を提供できる一方で、脱水工程では高速性を重視した操作性を提供できる手動洗濯機を提供することにある。
本発明の更なる目的は、洗濯機能を発揮する手動横型の形式の洗濯機を採用したときに、ドラムを回転させるための操作力を低減することのできる手動洗濯機を提供することにある。
上記の技術的課題は、本発明によれば、
上端が開口した水槽(10)と、
該水槽(10)に回転可能に設置されたドラム(20)と、
前記水槽(10)の上端開口を覆う上蓋(12)と、
該上蓋(12)に回転可能に設置された操作部(4)と、
前記操作部(4)の回転を前記ドラム(20)に伝達するための動力伝達部材 (24)と、
前記操作部(4)の回転中心軸(6)と、前記動力伝達部材(24)から前記ドラム(20)に伝達される回転伝達軸(28)との間に設けられ、前記操作部(4)の回転速度に対して前記回転伝達軸(28)の回転速度を変速できる変速機構(60)とを有する手動洗濯機(100)を提供することにより達成される。
本発明の他の目的及び作用効果は、本発明の実施例の詳しい説明から明らかになろう。
図1は、実施例の手動洗濯機(縦ドラム状態)の斜視図である。 図2は、図1に図示の手動洗濯機を斜め下方から見た図であり、脱水用の排水穴はゴム栓で止水されている。 図3は、図2と同様に図1に図示の手動洗濯機を斜め下方から見た図であり、脱水用の排水穴からゴム栓が除去されている。 図4は、上蓋を取り外した状態の実施例の手動洗濯機の斜視図である。 図5は、図4と同様に、上蓋を取り外した状態の実施例の手動洗濯機の斜視図であり、更に、動力伝達部材である中蓋を上蓋から取り外してある。 図6は、図1のVI−VI線に沿って切断した断面図である。 図7は、立てた状態の実施例の手動洗濯機(横ドラム状態)の斜視図であり、排水口のキャップは止水位置にセットしてある。 図8は、立てた状態の実施例の手動洗濯機(横ドラム状態)の斜視図であり、排水口のキャップは排水位置にセットしてある。 図9は、実施例の手動洗濯機に含まれるギヤ変速機構を説明するための図であり、高速モードの状態を示す。 図10は、実施例の手動洗濯機に含まれるギヤ変速機構を説明するための図であり、低速モード(トルク重視モード)の状態を示す。 図11は、実施例の手動洗濯機に含まれるギヤ変速機構を説明するための図であり、高速モードと低速モードとの間の移行期において、リングギヤと第1歯車とが共に前記従動歯車から外れた状態を維持することを説明するための図である。 図12は、実施例の手動洗濯機の上蓋に配置された操作円盤のシフトによってギヤ機構のモードを切り替えるための構造を説明するための図である。 図13は、操作円盤の回転中心軸に組み込まれたプッシュボタンの作用を説明するための図であり、操作円盤の第1、第2の位置に位置決めされたときの状態を示す。 図14は、操作円盤の回転中心軸に組み込まれたプッシュボタンの作用を説明するための図であり、操作円盤の第1位置と第2位置との間でシフトするときの状態を示す。 図15は、操作円盤の回転中心軸に組み込まれたプッシュボタンがガイド穴の両端の円形部に位置しているときの状態を説明するための図である。 図16は、操作円盤の回転中心軸に組み込まれたプッシュボタンがガイド穴の両端の円形部に位置しているときに、プッシュボタンを押し下げた状態を説明するための図である。 図17は、図16に続いてガイド穴の移行部に操作円盤の回転中心軸を変位させて、これをシフトさせている状態を説明するための図である。 図18は、ドラムを横方向に延びる軸を中心に垂直回転させる場合には、これを上下方向に延びる軸を中心に水平回転させる場合に比べて5倍の操作力が必要であることを理論的に説明するための図である。 図19は、操作円盤を上げ下げすることで操作円盤を第1位置(スピード重視)又は第2位置(トルク重視)に位置決めするギヤ変速機構の分解斜視図である。 図20は、操作円盤を第1位置(スピード重視)に位置決めしたときのギヤ変速機構の状態を示す図である。 図21は、操作円盤を第2位置(トルク重視)に位置決めしたときのギヤ変速機構の状態を示す図である。 図22は、操作円盤を第1位置又は第2位置に位置決めしたときの操作円盤の回転中心軸(断面円形部分)とガイド穴との関係を説明するための図である。 図23は、操作円盤を第1位置から第2位置へ又は第2位置から第1位置へ移行するときの操作円盤の回転中心軸(断面略長方形部分)とガイド穴との関係を説明するための図である。 図24は他の変形例のギヤ変速機構において、操作円盤を第1位置(スピード重視)に位置決めしたときの状態を説明するための図である。 図25は他の変形例のギヤ変速機構において、操作円盤を第2位置(トルク重視)に位置決めしたときの状態を説明するための図である。 図26は更に別の変形例のギヤ変速機構において、操作円盤を反時計方向に回転させることで第2位置(トルク重視)の状態になることを説明するための図である。 図27は更に別の変形例のギヤ変速機構において、操作円盤を時計方向に回転させることで第1位置(スピード重視)の状態になることを説明するための図である。 図28は、図26、図27のギヤ変速機構の変形例において、操作円盤を反時計方向に回転させることで第2位置(トルク重視)の状態になることを説明するための図である。 図29は、図26、図27のギヤ変速機構の変形例において、操作円盤を時計方向に回転させることで第1位置(スピード重視)の状態になることを説明するための図である。 図30は、手動横型洗濯機の「たたき洗い」を説明するための図である。
100 実施例の手動洗濯機
2 ハンドル
4 操作円盤(操作部)
6 操作円盤の回転中心軸
10 水槽
10a 水槽の底面
10b 水槽の外周上端面
12 上蓋
14 片開きバックル(固定部材)
16 脱水用の排水穴(第1の排水穴)
18 ゴム栓
20 ドラム
Od ドラムの回転軸線
24 中蓋(動力伝達部材)
28 回転伝達軸
34 止水リング(止水部材)
36 第1ゴム片(第1の座部)
40 起立面
42 第2ゴム片(第2の座部)
50 給水口
52 排水口
54 キャップ
60 ギヤ変速機構
64 第1歯車
66 リングギヤ
68 従動歯車
72 ガイド穴
72a ガイド穴の第1円形部(第1位置)
72b ガイド穴の第2円形部(第2位置)
72c ガイド穴の移行部(ガイド部)
以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ましい実施例を説明する。図1は、実施例の洗濯機を示す。図1において、実施例の洗濯機を参照符号100で示す。洗濯機100は手動であり、ハンドル2を握って操作円盤4をその回転中心軸6を中心にして回転させることにより、後に説明するドラムを回転させることができる。
手動洗濯機100は全体的に合成樹脂から作られている。洗濯機100は、水槽10と、水槽10に対して脱着可能な上蓋12とを有し、上蓋12は、複数の片開きバックル14によって水槽10に固定することができる。片開きバックル14は上蓋12を水槽10に固定するための典型的な部材の一つの例である。図2は、洗濯機100を斜め下方から見た斜視図である。水槽10の底面10aには、脱水用の排水穴16が形成されている。この脱水用の排水穴16にはゴム栓18が脱着可能に取り付けられる。図3は、図2と同じ斜視図であるが、脱水用の排水穴16からゴム栓18を取り外してある。この脱水用の排水穴16の好ましい配置位置については後に説明する。
図4は、水槽10から上蓋12を取り外した状態を示す。水槽10は上方に向けて開放している。水槽10の中にはドラム20が配置されている。ドラム20は、水槽10と同様に、上方に向けて開放しており、横断面円形の形状を有している。ドラム20は水槽10の底面10aに軸支され、ドラム20の上下方向に延びる軸線Odを中心に回転可能である。ドラム20は好ましくは脱着可能であるのがよい。
ドラム20の周壁20a及び図4には現れていない底壁は、排水のために例えば縦格子状の開口を有する形状を有している。周壁20aの上下方向に延びる縦格子を参照符号22で示す。
図4、図5に図示のドラム20を良く見ると分かるように、ドラム20はその内面において内方に向けて突出した隆起部20bが形成されている。この隆起部20bは周方向に複数存在していてもよい。この隆起部20bによって洗濯効率を高めることができる。
上蓋12には、ドラム20の上端開口を覆う中蓋24が脱着可能且つ回転不能に取り付けられている。この中蓋24は、ハンドル2を回転させるユーザの操作をドラム20に伝達する動力伝達のための部材である。中蓋24の外周縁部には、下方に向けて延びる板状の突起26が形成されている。この突起26は複数有し、この複数の突起26は中蓋24の円周方向に好ましくは等間隔に離間して配置されている。各突起26は、ドラム20の周壁20aの隣接する2つの縦格子22、22の間に入り込んで縦格子22と係合する。この縦格子22を介した突起26とドラム20との係合により、中蓋24とドラム20は、ドラム20の軸線Odを中心にして一体的に回転する。
図5は、図4に図示の上蓋12から中蓋24を取り外した状態を示す。図5を参照して、上蓋12は、この上蓋12から下方に延びる回転伝達軸28を有し、この回転伝達軸28は上蓋12に回転可能に取り付けられている。回転伝達軸28の下端部には、非円形部分28aが形成され、また、その下方にネジ部28bが形成されている。なお、図5は、水槽10に片開きバックル14を取り付ける前の状態を図示してある。
中蓋24は円形の輪郭を有し、その中心に非円形の貫通穴24aを備えている(図5)。この非円形の貫通穴24aは、上記回転伝達軸28の非円形部分28aと相補的な形状を有し、そして、この非円形部分28aに受け止められる。回転伝達軸28のネジ部28bには止めナット30が螺着され、この止めナット30をしっかりと螺合することにより、中蓋24は回転伝達軸28に相対回転不能に固定される。
図4、図5を参照して、上蓋12は、その外周部分の内面に円周溝32を有する。この円周溝32は上蓋12の周方向に連続している。図6は、図1のVI―VI線に沿った部分断面図である。円周溝32には止水リング34が収容されている。この止水リング34は、上蓋12を水槽10に固定したときに、水槽10の外周上端面10bと圧接した状態となる。これにより、水槽10内の水が水槽10と上蓋12との間から漏れ出るのを止水リング34によって阻止することができる。変形例として、止水リング34を水槽10の外周上端面10b(図6)に配置してもよい。
実施例の手動洗濯機100は、ドラム20を縦置きの状態(図5)で使用する第1の使用態様(図1)と、ドラム20を横置きの状態(図7、図8)で使用する第2の使用態様とを使い分けることができる。典型的には、第1の使用態様は脱水工程に適用され、他方、第2の使用態様は洗濯工程及びすすぎ工程に適用される。
図2、図3を参照して、水槽10の円形の底面10aには、その外周部分に間隔を隔てて3つの第1の緩衝部材つまりゴム片36が取り付けられ、この3つの第1ゴム片36は共通の水平面に位置している。この3つの第1ゴム片36によって第1の使用態様での座部が構成されている。変形例として、第1ゴム片36を取り付けずに水槽10の底面10aで第1の使用態様での座部を構成してもよい。
この3つの第1ゴム片36を水平面に着座させることにより、ドラム20が縦置きの状態つまり回転軸線Odが上下方向に延びる状態(図4)にセットされる第1の使用態様になる。
図1を参照して、洗濯機100の側面には、水槽10の底面10aと交差する起立面40が形成されている。この起立面40は、好ましくは水槽10の底面10aと直交した関係つまり垂直面であるのが良いが、勿論、例えば70°に傾斜していてもよい。起立面40は略矩形の面で構成され、その四隅に、夫々、第2の緩衝部材つまりゴム片42が取り付けられ、この4つの第2ゴム片42は共通の垂直面に位置している。この4つの第2ゴム片42によって第2の使用態様での座部が構成されている。変形例として、起立面40で第2の使用態様での座部を構成してもよい。
この4つの第2ゴム片42を水平面に着座させることにより、ドラム20が横置きの状態つまり回転軸線Odが横方向に延びる状態にセットされる第2の使用態様になる。この第2の使用態様を図7、図8に示す。
図7、図8を参照して、第2の使用態様にある洗濯機100において、洗濯機100は、その上部に給水口50を好ましくは有し、また、下部に排水口52を好ましくは有し、この排水口52にはキャップ54が設けられている。キャップ54は、これを手動で回転させることにより、排水口52を閉じた止水位置(図7)と、排水口52を開放した開き位置(図8)とに切り替えることができる。勿論、キャップ54は、排水口52に対して脱着可能であってもよい。
具体的には、図7、図8に加えて図2、図3をも参照して、水槽10の周囲壁において、起立面40から離れた位置つまり起立面40とは反対側の近傍に給水口50が設けられている。この給水口50は上蓋12に設けてもよい。図2、図3を参照して前述した脱水用の排水穴16の好ましい配置位置について説明すると、水槽の底面10aにおいて、起立面40から離れた位置つまり起立面40から遠い、そして起立面40とは反対側の部位に脱水用の排水穴16を設けるのが好ましい(図3)。これにより、第2の使用態様にある洗濯機100において、脱水用の排水穴16を高位に位置させることができるため、この脱水用の排水穴16にキャップを設ける必要はない。また、排水口52は、上蓋12において、起立面40に隣接した位置に配置されているのがよいが、これに限定されない。排水口52は、水槽10の底面10a又は周面において、起立面40に隣接した位置に配置してもよい。
図7、図8を参照して、上蓋12には、長円状のガイド凹所58が形成されている。操作円盤4は、このガイド凹所58に収容されている。操作円盤4は、ガイド凹所58に案内されてガイド凹所58の長手方向に変位可能である。
操作円盤4を回転させる操作はギヤ変速機構を介してドラム20に伝達される。すなわち、操作円盤4を回転させると、この操作力はギヤ変速機構を介してドラム20に伝達され、この結果、ドラム20が回転する。図9,図10は上蓋12に配置されたギヤ変速機構60を示す。
ギヤ変速機構60は、操作円盤4の回転中心軸6に取り付けられた第1歯車64と、操作円盤4の内側に形成されたリングギヤ66とを有する。このリングギヤ66と第1歯車64は同心に位置決めされている。ギヤ変速機構60は、回転伝達軸28(図5)に取り付けられた従動歯車68を更に有する。
任意であるが、第1歯車64と従動歯車68とのギヤ比は1:1であり、また、従動歯車68とリングギヤ66とのギヤ比は1:5である。このギヤ比であれば、非力な女性でも、下記の高速モードにおいてドラム20を高速回転させることができると共に、下記の低速モードにおいてハンドル2を軽く操作することでドラム20を回転させることができる。したがって、リングギヤ66と従動歯車68とが噛み合った図9に図示の第1の状態では、相対的にスピード重視の動力伝達が行われる(高速モード)。他方、第1歯車64と従動歯車68とが噛み合った図10に図示の第2の状態では、相対的にトルク重視の動力伝達が行われる(低速モード)。
上蓋12の長円状のガイド凹所58で操作円盤4をシフトさせることにより、ギヤ変速機構60は、操作円盤4の回転速度に対して回転伝達軸28の回転速度を変速できる。すなわち、ギヤ変速機構60は第1位置(スピード重視)と第2位置(トルク重視)とを切り替えることができる。図1に図示の操作円盤4は上記第1位置(スピード重視)に位置決めされている。図8に図示の操作円盤4は上記第2位置(トルク重視)に位置決めされている。
図12は、操作円盤4のシフトを案内し且つ操作円盤4を第1位置と第2位置との夫々で位置決めすると共に不用意な変位を規制する変位規制機構を説明するための図である。図12において、線図の錯綜を避けるため第1歯車64を省いてある。
図1において、操作円盤4の回転中心軸6の頂面はプッシュボタン70で構成され、このプッシュボタン70は回転中心軸6に組み込まれている。このプッシュボタン70はギヤ変速機構60によるギヤ切替えを禁止又は許可する機能を有する。
プッシュボタン70はバネ(図示せず)によって上方に向けて付勢されている。図12に戻って、回転中心軸6は、上蓋12に形成されたガイド穴72によって案内される。ガイド穴72は細長い形状を有し、その一端と他端に第1円形部72a、第2円形部72bが夫々形成され、この第1、第2の円形部72a、72bの直径は同じである。そして、この第1、第2の円形部72a、72bは移行部(ガイド部)72cで連結されている。移行部72cは互いに並行の2つの直線状の側縁で構成され、この移行部(ガイド部)72cの幅Wは、第1、第2の円形部72a、72bの直径よりも小さい。
図13、図14は、プッシュボタン70を抽出した図である。プッシュボタン70は、帽部70aと、帽部70aの両側縁から垂下する板状の2つのレッグ70bと、各レッグ70bの下端において外側に突出した凸部70cとを有し、2つの板状のレッグ70b、70bは互いに並行である。また、各レッグ70bの凸部70cは、この外径輪郭が上記第1、第2の円形部72a、72bの輪郭と相補的な円弧状の外周面を有している。
操作円盤4の回転中心軸6が第1円形部72a又は第2円形部72bに位置しているときには、プッシュボタン70の上記円弧状の凸部70cが第1円形部72a又は第2円形部72bに位置することで、操作円盤4の回転中心軸6が第1円形部72a又は第2円形部72bによって位置決めされる(図15)。これにより、操作円盤4は上記第1位置(スピード重視:図1)又は上記第2位置(トルク重視:図8)に位置決めされる。第1位置では、ドラム20を高速で回転させることができる。第2位置では、ドラム20を回転させるトルクを高めることができるが、ドラム20の回転は相対的に低速である。
操作円盤4をシフトするときには、プッシュボタン70を押し下げる。図14、図16は、プッシュボタン70を押し下げた状態を説明するための図である。プッシュボタン70を押し下げると、各レッグ70bの凸部70cが第1円形部72a又は第2円形部72bの下方に変位し、この第1円形部72a又は第2円形部72bとの係合から離脱する。これにより、回転中心軸6を移行部(ガイド部)72cにシフトさせることができる(図17)。これにより、第1、第2の位置への不用意なシフトを規制しつつ、操作円盤4を上記第1位置(スピード重視:図1)又は上記第2位置(トルク重視:図8)までシフトすることができる。
このシフトはドラム20の回転を停止した状態で行われるのが望ましい。また、シフトの際に、歯車同士が円滑に噛み合うのが望ましい。すなわち、シフトの際に、これから噛み合う2つの歯車の歯先同士が衝突してしまうのを防止するのが望ましい。実施例によれば、シフトの際には、プッシュボタン70のレッグ70bが移行部(ガイド部)72cで規制されるため、操作円盤4の回転を停止し、切り替え位置(レッグ70bを所定の角度にする)に合わせないと回転中心軸6を変位させることができない。操作円盤4の回転を停止させないで切り替えができると、操作円盤4のギヤであるリングギヤ66もしくは第1歯車64が従動歯車68から外れた際に、ドラム20や洗濯物の慣性力により従動歯車68が空転し、再度噛み合う際に歯車を破損させてしまう虞があるため、このように回転停止しないとシフトできない構造にしておくのが望ましい。また、操作円盤4の回転を停止してこれを変位させる際、リングギヤ66と第1歯車64とが共に従動歯車68から外れた状態を維持して円滑に噛み合う位置関係となるように歯車列が構成されている(図11)。これにより、シフトの際にギヤの歯先同士が衝突してしまうのを防止でき、円滑にシフトできる。
図18を参照して、ドラム20を横方向に延びる軸を中心に垂直回転させた場合と、ドラム20を縦方向に延びる軸を中心に水平回転させた場合とを対比したときに、垂直回転では水平回転に比べて最大で5倍の力が必要であることを説明する。
図18においてドラム20は横方向に延びる軸を中心に垂直回転する。図18のドラム20は横型である。洗濯物をRで示す。洗濯物Rの質量を「m」と表記し、ドラム20の回転速度を「v」と表記すると、洗濯物Rに作用する遠心力と重力(g)とが釣り合っているときには、洗濯物Rに加わる重力はmgであり、また、遠心力はm{V2/r}であるから、次の式で表すことができる。
mg=m{V2/r}
上記式を変形するとgr=V2になる。
垂直回転するときのエネルギーE(v)は次の式で表すことができる。ドラム20の半径をrで示す。
E(v)=(1/2){mV2}+2mgr
=(1/2){mV2}+2mV2
=(5/2){mV2}
これに対して、ドラム20が上下方向に延びる軸を中心に水平回転する場合には、上記垂直回転のときと同じ速度でドラム20が回転するとしたときに、次の式でエネルギーE(h)を表すことができる。
E(h)=(1/2){mV2}
水平回転する場合には位置エネルギーは無い。水平回転と垂直回転とを対比すれば、
E(v):E(h)=5:1
上述したように垂直回転(横型)では水平回転(縦型)に比べて最大で5倍の力が必要であることが分かる。
上述した手動洗濯機100の典型的な使い方を次に説明する。先ず、上蓋12を外して、ドラム20の中に下着などの汚れ物を投入する。次に上蓋12で水槽10を閉じ、そして、バックル14で上蓋12を固定することで、水槽10を上蓋12で液密状態にすることができる。
次に洗濯機100を立てた図7に図示の状態にする。排水口52をキャップ54で閉じた状態であることを確認したら給水口50に蛇口又はシャワーヘッドを臨ませて洗濯機100の中に水を充填する。適当な量の水を洗濯機100の中に入れたら、給水口50から洗剤を投入する。この準備工程が終わったら、操作円盤4を第2位置(トルク重視:図8)に位置決めし、そして洗濯工程を実施する。この洗濯工程は、ドラム20が横置きの状態であることから、ハンドル2の回転操作に伴うドラム20の一方向又は二方向の回転によって汚れ物はドラム20の中で移動しながら洗濯されることになる。
洗濯工程が終わったら、キャップ54を回転させて排水口52を開ける。これにより、洗濯機100の中の汚れた水を排水口52を通じて外部に排出することができる。排水が終わったら、給水口50に蛇口又はシャワーヘッドを臨ませて、給水口50を通じて水を洗濯機100の中に供給しながらハンドル2を回転操作してドラム20を回転させる。また、時々、キャップ54で排水口52を閉じて洗濯機100の中に水を貯めた状態でドラム20を回転させる。このようにして、すすぎ工程を実施することができる。このすすぎ工程においても、ドラム20は横置きの状態であることから、洗濯物をドラム20の中で移動させながらすすぎ工程を実施することができる。
すすぎ工程が完了したら、洗濯機100を横にした図1に図示の状態にする。ドラム20は縦置きの状態になる。そして、操作円盤4を第1位置(スピード重視)に位置決めする。また、脱水用の排水穴16のゴム栓18(図2)を取り外す(図3)。脱水のためのこの準備が終わったら、ハンドル2を回転操作することによりドラム20を高速回転させ、これにより脱水工程を実施することができる。
実施例の手動洗濯機100によれば、洗濯工程及びすすぎ工程を横ドラムの状態で実行することができる。これによりドラムの回転に伴って洗濯物をドラムの中で移動させながら洗濯やすすぎを行うことができる。他方、脱水工程は縦ドラムの状態で実行することができる。縦ドラムであれば、ドラムの回転に伴って洗濯物がドラムの中で移動しないため、洗濯物が安定した状態で脱水することができる。
また、実施例の手動洗濯機100によれば、ギヤ変速機構を備えているため、洗濯工程及びすすぎ工程ではトルク重視の変速比の下でドラム20を回転させることができる。また、脱水工程ではスピード重視の変速比の下でドラム20を回転させることができる。
図19〜図23は、ギヤ変速機構の変形例を示す。図19〜図23に図示のギヤ変速機構は、操作円盤4を上げ下げすることで、操作円盤4を第1位置(スピード重視:図20)又は第2位置(トルク重視:図21)に位置決めすることができる。すなわち、操作円盤4の回転中心軸6が、ガイド穴72の第1円形部72a又は第2円形部72bに位置したときに、操作円盤4を押し下げることで、ガイド穴72の第1円形部72a又は第2円形部72bに操作円盤4を位置決めすることができる。
操作円盤4の回転中心軸6は、断面円形部分206aと、その下方に位置し且つ両側を切り欠いた断面略長方形部分206bとを有している。この断面略長方形部分206bの幅は、ガイド穴72の移行部72cの幅と実質的に同じである。操作円盤4を持ち上げると、ガイド穴72の移行部72cの中に断面略長方形部分206bが入り込んで、この移行部(ガイド部)72cを移動することができる。したがって、操作円盤4を持ち上げ、そして、ガイド穴72の移行部72cに沿って操作円盤4を変位させることにより(図23)、操作円盤4を第1位置(スピード重視:図20)又は第2位置(トルク重視:図21)に到着させることができる。そして、到着した第1位置又は第2位置で操作円盤4を押し下げることで、操作円盤4を第1位置又は第2位置に位置決めすることができる(図22)。
図24、図25はギヤ変速機構の他の変形例を示す。図24は、操作円盤4を第1位置(スピード重視)に位置決めしたときの状態を示す。図25は、操作円盤4を第2位置(トルク重視)に位置決めしたときの状態を示す。この第1位置、第2位置の切替えは、操作円盤4を上げ下げすることによって行うことができる。
操作円盤4は外周円筒部210を有し、この外周円筒部210の内周面に円形ギヤ212が形成されている。操作円盤4は回転中心軸6を中心に回転可能である。この回転中心軸6は一定であり、変位不能である。操作円盤4の回転中心軸6には、駆動ギヤ216が固定されている。
図24を参照して、図24は、前述したように、操作円盤4を押し下げて第1位置(スピード重視)に位置決めしたときの状態を示す。この状態では、操作円盤4の回転中心軸6の駆動ギヤ216はフリーである。他方、外周円筒部210の内周面の円形ギヤ212は従動歯車68と噛み合っている。
図25を参照して、図25は、前述したように、操作円盤4を引き上げて第2位置(トルク重視)に位置決めしたときの状態を示す。この状態では、操作円盤4の回転中心軸6の駆動ギヤ216が中間ギヤ218を介して従動歯車68と噛み合っている。他方、外周円筒部210の内周面の円形ギヤ212はフリーである。なお、変形例として、中間ギヤ218を省いて、駆動ギヤ216と従動歯車68とを直に噛み合わせるようにしてもよい。
操作円盤4の上げ下げに伴う第1位置(スピード重視)、第2位置(トルク重視)の位置固定機構は、ゴムリング220と凸部222との組み合わせによって構成してもよい。すなわち、ゴムリング220は、操作円盤4の外周円筒部210の外周面に設けられる。他方、凸部222は上蓋12に形成される。操作円盤4を上げ下げして、第1位置又は第2位置に変位するのに、ゴムリング220が凸部222を乗り越えるようにすれば、これにより、第1位置(スピード重視)、第2位置(トルク重視)での操作円盤4の位置固定が可能になる。
図26、図27はギヤ変速機構の更に別の変形例を示す。図26、図27に図示のギヤ変速機構は遊星ギヤを含んでいる。具体的に説明すると、操作円盤4の回転中心軸6に固設された駆動ギヤ216と、操作円盤4の円筒筒部の外周面に形成された外周ギヤ242と、相対的に大径のアイドラギヤ246と、相対的に小径のアイドラギヤ248と従動歯車68とを有している。駆動ギヤ216と大径アイドラギヤ246と小径アイドラギヤ248は揺動アーム250によって一体化されている。
図26は第2位置(トルク重視:洗濯、すすぎ)の状態を示す。図27は第1位置(スピード重視:脱水)の状態を示す。
第2位置(トルク重視:洗濯、すすぎ)の状態を図示する図26を参照して、操作円盤4を反時計回り方向に回転させると、駆動ギヤ216と従動歯車68とが大径アイドラギヤ246を介して噛み合う。
第1位置(スピード重視:脱水)の状態を図示する図27を参照して、操作円盤4を時計回り方向に回転させると、操作円盤4の外周ギヤ242と従動歯車68とが小径アイドラギヤ248を介して噛み合う。
上記した図26、図27に図示のギヤ変速機構の変形例を図28、図29を参照して説明する。図26、図27に図示のギヤ変速機構では、操作円盤4の円筒筒部の外周面に形成された外周ギヤ242が採用されているが、図28、図29に図示の変形例のギヤ変速機構では、操作円盤4の円筒筒部の内周面に形成された内周ギヤ252が採用されている。
図28は第2位置(トルク重視:洗濯、すすぎ)の状態を示す。図29は第1位置(スピード重視:脱水)の状態を示す。
第2位置(トルク重視:洗濯、すすぎ)の状態を図示する図28を参照して、操作円盤4を反時計回り方向に回転させると、駆動ギヤ216と従動歯車68とが大径アイドラギヤ246を介して噛み合う。
第1位置(スピード重視:脱水)の状態を図示する図29を参照して、操作円盤4を時計回り方向に回転させると、操作円盤4の内周ギヤ252と従動歯車68とが小径アイドラギヤ248を介して噛み合う。

Claims (8)

  1. 上端が開口した水槽と、
    該水槽に回転可能に設置されたドラムと、
    前記水槽の上端開口を覆う上蓋と、
    該上蓋に回転可能に設置された操作部と、
    前記操作部の回転を前記ドラムに伝達するための動力伝達部材と、
    前記操作部の回転中心軸と、前記動力伝達部材から前記ドラムに伝達される回転伝達軸との間に設けられ、前記操作部の回転速度に対して前記回転伝達軸の回転速度を変速し、脱水工程時に洗濯工程時よりもドラムを高速回転に切り替えることができる変速機構と
    前記水槽の底面又は該底面に形成される第1の座部と、
    前記水槽の底面と交差する起立面によって形成される第2の座部と、
    を有し、
    前記第1の座部を水平面に設置させて前記ドラムの回転軸線が上下方向に延び、脱水工程に使用する第1の使用態様と、前記第2の座部を水平面に設置させて前記ドラムの回転軸線が横方向に延び、洗濯工程に使用する第2の使用態様とに切り替えて使用することができる、手動洗濯機。
  2. 前記変速機構が、前記操作部の内面に形成されたリングギヤと、前記操作部の回転中心軸に取り付けられた第1歯車と、前記回転伝達軸に取り付けられた従動歯車とで構成され、
    前記操作部を変位させることにより、前記従動歯車に対して前記リングギヤが噛み合う高速モードと、前記従動歯車に対して前記第1歯車が噛み合う低速モードとに切替可能である、請求項1記載の手動洗濯機。
  3. 前記変速機構は、前記高速モードを作る第1位置と、前記低速モードを作る第2位置と、前記第1位置と第2位置とを連結する移行部とを備え、該移行部によって前記操作部の不用意な変位を規制しつつ前記高速モードと前記低速モードとに切替え可能である、請求項2に記載の手動洗濯機。
  4. 前記操作部の回転を停止した状態で該操作部を変位させる際に、前記リングギヤと第1歯車とが、共に前記従動歯車から外れた状態を維持しつつ互いに円滑に噛み合うように配置されている、請求項3に記載の手動洗濯機。
  5. 前記第2の座部を水平面に設置させる前記第2の使用態様のときに、該第2の座部の近傍に位置する排水口と、
    前記第2の座部を水平面に設置させる前記第2の使用態様のときに、前記第2の座部から遠い位置に配置された給水口と、
    前記排水口を止水するためのキャップと、を更に有する、請求項に記載の手動洗濯機。
  6. 前記水槽の底面に第1の排水穴が形成されている、請求項又はに記載の手動洗濯機。
  7. 前記第1の排水穴が、前記第2の座部から遠い位置に配置されている、請求項に記載の手動洗濯機。
  8. 前記上蓋の外周部分の内面と、前記水槽の外周上端面との間に止水部材が介装されている、請求項に記載の手動洗濯機。
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