JP3397207B2 - 洗濯装置 - Google Patents

洗濯装置

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JP3397207B2
JP3397207B2 JP2002134218A JP2002134218A JP3397207B2 JP 3397207 B2 JP3397207 B2 JP 3397207B2 JP 2002134218 A JP2002134218 A JP 2002134218A JP 2002134218 A JP2002134218 A JP 2002134218A JP 3397207 B2 JP3397207 B2 JP 3397207B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗い槽に収容した
衣類を洗濯する洗濯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯装置は図40に示す
ように構成していた。以下、その構成について説明す
る。
【0003】図40に示すように、洗い槽71は、衣類
72を内部に収容するとともに、給水経路73から水ま
たは洗濯水を供給し、洗い槽71の内底部に配した撹拌
翼74を洗い槽71の下方に設けた回転駆動部75によ
り、減速装置76を介して駆動して洗濯するように構成
していた。洗い槽71の外郭には排水ホース77等を配
し、洗濯行程終了後は、排水ホース77を倒して排水す
る構成であった。このように、洗い槽71と回転駆動部
75、排水ホース77などを一体に構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、洗濯を行うためには駆動装置ごと給水手段のある
場所、あるいは排水手段のある場所に洗濯装置自体を搬
送していかなければならず、また、一般の洗濯機などに
洗濯後の衣類を移し変えるなどの場合においても、バケ
ツなど別の容器に移し変える必要があった。
【0005】また、昨今の家庭用洗濯機の動向は、二槽
式洗濯機から全自動洗濯機に移行し、さらに、普及タイ
プの洗濯機が、さまざまな洗濯機能を有するに至ってい
る。しかしながら、洗濯機が万能化し、肌着やタオルな
ど衛生面を気にする衣類も、雑巾や靴下などの汚れたも
のも同じ洗濯機で洗わなければならず。衛生観念上、汚
れのひどいものだけを、簡易に洗濯前に洗うことができ
る洗濯機の要望が高まりつつある。
【0006】また、昨今の清潔志向で衣類の汚れはかつ
てほどではなく、全体としては、余り汚れていない衣類
が多くなってきている。しかしながら、子供の靴下のよ
うに、きわめて汚れのきつい衣類は依然として存在し、
量は少ないがしっかり洗いたいという要求は根強く残っ
ている。大型化している洗濯機でも洗濯は可能である
が、大型であるが故に多量の水や洗剤を消費し、また、
洗濯回数も増加してしまう。したがって、汚れのきつい
ものだけで簡易的に洗うことができ、しかも使い勝手が
よい洗濯装置の開発が待たれている。
【0007】さらに、昨今の住宅事情から収納場所にお
いても、かつての洗濯装置のような小型であっても、洗
濯装置を収納するのにはスペ―スをとってしまう。この
ため収納性に優れた洗濯装置の開発が必要である。
【0008】そして、さらに、昨今の衣類の多様化で
は、特に女性の下着などにおいて、全自動洗濯機などで
まとめて洗うと、変形や色落ちなどが発生するデリケー
トな衣類も増えてきている。このため、洗濯機が進化し
たにもかかわらず、相変わらず家庭には、簡易な洗濯手
段として用いるバケツやタライなどの器具が存在し、手
で衣類を洗うこともしばしば起こっている。デリケート
なもの以外においても、カッターシャツの漂白や糊付け
作業、ペットの衣類や拭き掃除、洗車にもバケツ類は使
われ、洗濯過程において洗濯水が手に触れて手荒れを起
こす場合などがあった。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、洗い槽と駆動側基台とを分離し、着脱自在に装着で
きるようにして、取扱いを容易にするとともに、洗濯の
準備や後の処理などの操作性を向上することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、回転駆動装置を内設した駆動側基台と、内
底部に回転自在な撹拌翼を有し、前記駆動側基台に着脱
自在に装着可能な洗い槽と、前記洗い槽の上部開口部に
配した蓋部とを備え、前記洗い槽を前記駆動側基台に装
着し、前記回転駆動装置により前記撹拌翼を回転させる
ように構成するとともに、前記蓋部に前記洗い槽内の洗
濯水を排水する穴部を設け、前記穴部の洗い槽側に、衣
類によって前記穴部が閉塞されるのを防止する凸部を設
けたものである。
【0011】これにより、洗い槽と駆動側基台とを分離
し、着脱自在に装着できるようにして、取扱いを容易に
できるとともに、洗濯の準備や後の処理などの操作性を
向上することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、回転駆動装置を内設した駆動側基台と、内底部に回
転自在な撹拌翼を有し、前記駆動側基台に着脱自在に装
着可能な洗い槽と、前記洗い槽の上部開口部に配した蓋
部とを備え、前記洗い槽を前記駆動側基台に装着し、前
記回転駆動装置により前記撹拌翼を回転させるように構
成するとともに、前記蓋部に前記洗い槽内の洗濯水を排
水する穴部を設け、前記穴部の洗い槽側に、衣類によっ
て前記穴部が閉塞されるのを防止する凸部を設けたもの
であり、洗い槽は駆動側基台の上面に着脱自在に装着可
能であるので、洗い槽内に洗濯物を投入し、洗濯水
(水、または水と洗剤、水と漂白剤、水と柔軟仕上げ
剤、水と洗濯のり等)を入れる場合や、洗濯が終了した
場合には、洗い槽のみでの運搬が可能となる。洗濯物と
洗濯水を投入した洗い槽を、駆動側基台に装着すると
転駆動装置の回転が撹拌翼に伝達され、洗い槽内の洗
濯物と洗濯水を撹拌することで洗濯効果を発揮すること
ができる。これにより、洗濯の準備や後の処理などの操
作性を向上することができる。
【0013】さらに、前記洗い槽の上部開口部に蓋部を
配し、その蓋部に前記洗い槽内の洗濯水を排水する穴部
を配したものであり、洗濯終了後、洗濯水を排水するの
に洗い槽に蓋をして、そのまま傾けて蓋部に設けた穴部
から洗濯水を排水することができ、このとき、穴部の大
きさにより、水は排水するが洗濯物は飛び出さないよう
にできる。これによって、簡単に洗濯物と洗濯水を分離
して、たとえば洗濯水を再利用したり、トイレなどへの
排水を容易に行うことができる。
【0014】また、穴部の洗い槽側に、衣類により前記
穴部を閉塞するのを防止する凸部を設けたものであり、
洗い槽を傾けて洗濯物といっしょの洗濯水を分離しよう
としたとき、排水するための穴部に洗濯物が張り付いて
洗濯水の分離を阻害する場合があるが、穴部の洗い槽側
に設けた凸部により、排水する穴部の近傍での洗濯物の
張り付きを防止することができ、これによって洗濯水の
分離を容易に行うことができる。
【0015】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、穴部の外郭側に、水きりリブを設
けたものであり、洗い槽を傾けて排水をはじめたとき
や、排水が終わったときなどにこの穴部から洗濯水が垂
れだし、洗濯水が洗い槽の外壁面を汚したり、床に滴下
したりするのを防止することができる。これによって、
排水作業を簡単に行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0017】(実施例1) 図1および図2に示すように、洗い槽1は上方を開口
し、内底部に衣類を撹拌する撹拌翼2を回転自在に設け
ている。この撹拌翼2は洗い槽1の底部に設けた止水シ
ール部3、軸受け部4を貫通する軸部5の一端に取り付
けている。洗い槽1の防水は、止水シール部3によって
保たれている。軸部5の他端には、回転駆動を伝達する
第1の伝達継手6を取り付けている。
【0018】駆動側基台7は、回転駆動装置8を内設
し、洗い槽1を上面に着脱自在に装着可能としている。
回転駆動装置8の駆動軸9の上端には、第2の伝達継手
10を取り付けている。回転駆動装置8には、商用電源
に接続する電源コード11より電力を供給し、回転駆動
するように構成している。
【0019】上記構成において動作を説明する。図3に
示すように、洗い槽1を駆動側基台7の上部に載せるこ
とによって、第1の伝達継手6と第2の伝達継手10が
結合し、洗い槽1の内底部の撹拌翼2に、第1の伝達継
手6と第2の伝達継手10を介して回転駆動装置8の回
転が伝わり、この回転が洗濯水12を撹拌することで、
洗濯物13を撹拌して洗濯することができる。
【0020】また、洗い槽1は駆動側基台7の上面に着
脱自在に装着可能であるので、洗い槽1内に洗濯物13
を投入し、洗濯水を入れる場合や、洗濯が終了した場合
には、洗い槽1のみでの運搬が可能となる。これによ
り、洗濯の準備や後の処理などの操作性能を向上するこ
とができる。
【0021】なお、本実施例では、回転駆動装置8はモ
ータを使用し、この場合、駆動電源装置とは、進相用の
コンデンサ(図示せず)などの駆動に必要な装置全般を
さす。また、洗濯水とは、この場合洗剤と水が一般的で
あるが、その他に消毒液やアルコール類、また柔軟仕上
げ剤、漂白剤、洗濯のりなどの各種の溶剤も含むもので
ある。
【0022】たとえば、食品を扱う場所や病院での洗濯
において消毒を行う場合などには消毒液を用いる場合が
あり、また、柔軟材や洗濯のりは、洗濯過程で用いるの
が一般的であるため、洗濯水とはこれらの目的によって
使用する薬品類一般を指す。また、洗濯行程においてす
すぎ行程も洗濯であるため水のみの場合においても洗濯
水に含むものである。
【0023】(実施例2) 図4に示すように、駆動側基台7aには、回転駆動装置
8と第2の伝達継手10の間に駆動回転数減速装置14
を設け、駆動回転数減速装置14の駆動軸15に第2の
伝達継手10を取り付け、回転駆動装置8の回転が減速
されて第2の伝達継手10に伝わるよう構成している。
他の構成は上記実施例1と同じであり、同一符号を付し
て説明を省略する。
【0024】上記構成において動作を説明する。一般
に、回転駆動装置8をモータで構成した場合は、回転駆
動装置8の回転数は電源周波数と極数によって決定され
る。回転数が高い場合には、水の飛び散りや、回転トル
クの不足などが発生するため撹拌翼2を小さくしたり、
撹拌翼2の形状を平らにしたりという構成が必要であ
る。このため、洗濯に適した撹拌翼2の形状や適正回転
数を得ることができないという場合があった。
【0025】撹拌翼2の回転数を洗濯に適した回転数に
減速する駆動回転数減速装置14を駆動側基台7aに設
けることで、適正な回転駆動装置8の回転数を第2の伝
達継手に安定的に伝えることができ、洗濯効果を発揮す
ることができる。また、駆動側基台7aの内部に駆動回
転数減速装置14を設けることで、洗い槽1側の荷重を
重くすることなく、適正回転数を伝達することができ
る。
【0026】なお、駆動回転数減速装置14としては、
歯車式、遊星ギア、ベルト減速機などいずれでもよく、
同じ効果を得ることができる。
【0027】(実施例3) 図5に示すように、制御手段16は、駆動側基台7bに
設け、第1伝達継手6と第2の伝達継手10により伝え
られる撹拌翼2の回転を制御するもので、回転駆動装置
8の回転を制御するようにしている。ここで、制御手段
16は時限装置で構成している。他の構成は上記実施例
2と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
【0028】上記構成において動作を説明する。制御手
段16を構成する時限装置によって、撹拌翼2は、動
作、休止の反復、または、所定の時間あるいは所定の回
転回数などの予め設定した洗濯時間を制御することがで
きる。これによって、洗濯に適した撹拌翼2の動作(動
作と休止の時限配分を含む)を実現し、さらに洗濯に適
した洗濯時間を設定することができる。また、駆動側基
台7bに制御手段16を設けることで、洗濯の操作性を
維持しつつ、使い勝手を向上することができる。
【0029】なお、回転を制御する制御手段としては、
機械式のタイマー、電気式のタイマー、あるいはマイク
ロコンピュータとリレーによるものなどいずれでもよ
く、同じ効果を得ることができる。
【0030】(実施例4) 図6に示すように、持ち手部17は、洗い槽1の上部開
口部の近傍に設けている。他の構成は上記実施例1と同
じであり、同一符号を付して説明を省略する。
【0031】上記構成において作用を説明する。持ち手
部17によって、分離して構成した洗い槽1と駆動側基
台7とを容易に着脱することができる。また、この持ち
手部17によって、洗濯の準備や洗濯物の運搬などの作
業を簡単に行うことができる。
【0032】(実施例5) 図7に示すように、洗い槽1aは、の内壁面部に洗い槽
1aに注水する洗濯水の水位を示す水位基準線18を少
なくとも1個(本実施例では、2個)設けている。この
水位基準線18は洗い槽1aの内壁面に一周する段差を
利用して示している。他の構成は上記実施例1と同じで
あり、同一符号を付して説明を省略する。
【0033】上記構成において作用を説明する。水位基
準線18は着脱可能な洗い槽1に注水する水位の基準を
示しており、洗濯物の量に応じて洗濯に適した水量を容
易に設定することができ、簡単に水位調整することがで
きる。さらに、水位基準線18により、駆動側基台7に
洗い槽1aを装着したとき、洗い槽1aが傾いていた場
合に、目視によって傾きの具合が確認することができ、
洗い槽1aの転倒などを未然に防ぐことができる。
【0034】なお、本実施例では、水位基準線18は洗
い槽1aの内壁面に一周する段差を利用して示したが、
断続的な線で構成した場合、また段差を利用したもので
なく色彩を利用したもの(印刷、シール等)でもその効
果は同じである。
【0035】(実施例6) 図8に示すように、洗い槽1bは、内壁面部の略低部に
略垂直に配した洗濯補助凸部19を少なくとも1個設け
ている。他の構成は上記実施例1と同じであり、同一符
号を付して説明を省略する。
【0036】上記構成において作用を説明する。洗濯行
程において、撹拌翼2の回転によって洗い槽1bの内部
に投入された洗濯物(図示せず)は洗濯水(図示せず)
の中で撹拌され洗濯される。このとき、特に汚れのきつ
い場合などに洗濯物を洗濯補助凸部19にこすりつける
ことで、洗濯板の効果を発揮し、強い洗濯力を実現でき
る。
【0037】なお、本実施例では、洗濯補助凸部19と
してリブ状の凸部を示しているが、洗濯物をこすり付け
て洗濯効果を高めるものであれば他の形状でもよく、要
は、駆動側基台(図示せず)から分離独立した洗い槽1
bの内壁に凸部を設け、洗濯効果を発揮すればよい。
【0038】(実施例7) 図9に示すように、蓋部20は、洗い槽1の上部開口部
に開閉自在に設けている。他の構成は上記実施例1と同
じであり、同一符号を付して説明を省略する。
【0039】上記構成において作用を説明する。洗い槽
1の上部開口部に開閉自在の蓋部20を取り付けること
で、洗濯の準備行程や、洗濯物または洗濯水などを洗い
槽1に入れて運搬するとき、蓋部をかぶせることで、水
の飛散や、異物の侵入などを防止することができる。
【0040】なお、本実施例では、着脱可能な蓋部20
での実施例を示したが、蓋部を有するものであれば着脱
可能以外の構成のものにおいても効果は同じである。
【0041】(実施例8) 図10(a)に示すように、蓋部20aは、蓋部20a
の閉状態を保持するリブ状のロック機構部21を有し、
洗い槽1cの上部開口部の近傍にはロック保持部22を
設けている。他の構成は上記実施例7と同じであり、同
一符号を付して説明を省略する。
【0042】上記構成において作用を説明する。洗い槽
1cの上部開口部を蓋部20aで塞ぎ、蓋部20aを矢
印方向に回転させることにより、図10(b)に示すよ
うに、蓋部20aに設けたリブ状のロック機構部21が
ロック保持部22に保持される。このことで、蓋部20
aの開閉を制限することができる。
【0043】これにより、洗濯物や洗濯水などを入れた
洗い槽1cを運搬中に蓋部20aが取れたり、あるい
は、間違ってあけるのを防止できる。
【0044】なお、本実施例では、回転による蓋のロッ
ク機構を示したが、駆動側基台(図示せず)と分離独立
して構成した洗い槽1cと蓋20aの間にロック機構が
存在すれば、爪方式であっても、カムや留め金等の構成
においても効果は同じである。
【0045】(実施例9) 図11(a)に示すように、蓋部20bは、洗い槽1の
上部開口部に開閉自在に設け、洗い槽1を傾斜または上
下転倒したとき、洗い槽1内の洗濯水を排水する穴部2
3を設けている。この穴部23は、複数の楕円形の穴と
している。他の構成は上記実施例8と同じであり、同一
符号を付して説明を省略する。
【0046】上記構成において作用を説明する。図11
(b)に示すように、洗濯終了後に洗濯水を排水するの
に、洗い槽1の上部開口部を蓋部20bで塞ぎ、そのま
ま傾けて蓋部20bに設けた穴部23から洗濯水を排水
する。このとき、穴部23は洗濯水は排水するが洗濯物
は飛び出さない大きさとしている。これによって、簡単
に洗濯物と洗濯水を分離して、たとえば、洗濯水を再利
用したり、トイレなどに排水したりすること容易に行う
ことができる。
【0047】なお、本実施例では、穴部23は、複数の
楕円形の穴としているが、穴の数、形状は限定するもの
でない。
【0048】(実施例10) 図12に示すように、蓋部20cは、洗い槽1の上部開
口部に開閉自在に設け、洗い槽1を傾斜または上下転倒
して洗い槽1内の洗濯水を排水する穴部23aを設けて
いる。この穴部23aの外郭側には水きりリブ24を設
けている。他の構成は上記実施例9と同じであり、同一
符号を付して説明を省略する。
【0049】上記構成において作用を説明する。洗い槽
1を傾けて排水をはじめたときや、排水が終わったとき
などに、水きりリブ24によって水滴のたれを防止する
ことができ、穴部23aから洗濯水が垂れ出したり、洗
濯水が洗い槽1の外壁面を汚したり、床に滴下したりす
るのを防止することができる。
【0050】(実施例11) 図13に示すように、蓋部20dは、洗い槽1の上部開
口部に開閉自在に設け、この蓋部20dに、洗い槽1を
傾斜または上下転倒して洗い槽1内の洗濯水を排水する
穴部23bを設けている。この穴部23bの洗い槽1側
に、衣類により穴部23bを閉塞するのを防止する凸部
25を設けている。この凸部25はリブの一部が切り欠
いた形状としている。他の構成は上記実施例10と同じ
であり、同一符号を付して説明を省略する。
【0051】上記構成において作用を説明する。洗い槽
1を傾けて洗濯物13を浸漬している洗濯水を排水する
とき、凸部25がない場合は、穴部23bに洗濯物13
が張り付いて、洗濯水を排水できない場合があった。
【0052】穴部23bの洗い槽1側に、衣類により穴
部23bを閉塞するのを防止する凸部25を設けること
によって、洗い槽1を傾けて排水する際に、洗濯物13
の張り付きを防止することができ、凸部25の切り欠き
部分から洗濯水が流れ出すことで、容易に排水すること
ができる。
【0053】なお、本実施例では、凸部25はリブの一
部が切り欠いた形状としているが、形状は、リブであっ
ても、ピン状の突起物であっても、溝であってもよく、
要は洗濯物13が穴部23bを完全に覆ってしまって排
水をできなくなるのを防止する形状であれば、効果は同
じである。
【0054】(実施例12) 図14に示すように、洗い槽1dは、略下方に洗濯水を
排水する下部排水穴26と下部排水穴26に接合した下
部排水ホース27を設けている。他の構成は上記実施例
1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
【0055】上記構成において作用を説明する。図15
に示すように、洗い槽1dの略下方に設けた下部排水ホ
ース27を倒すことにより、洗い槽1d内の洗濯水12
を排水溝28などへ容易に排水することができ、操作性
を向上することができる。
【0056】(実施例13) 図16(a)に示すように、洗い槽1dの略下方に洗濯
水を排水する下部排水穴26と下部排水穴26に接合し
た下部排水ホース27aを設け、下部排水ホース27a
の排水経路に排水を制御するの下部止水弁29を設けて
いる。他の構成は上記実施例12と同じであり、同一符
号を付して説明を省略する。
【0057】上記構成において作用を説明する。図16
(b)に示すように、洗い槽1dの略下方に設けた下部
排水ホース27aを倒し、下部止水弁29を開くことに
より、洗い槽1d内の洗濯水12を排水することができ
る。
【0058】これにより、洗濯中に誤って下部排水ホー
ス27aが倒れた場合、洗い槽1の運搬時などで、下部
排水ホース27aから洗濯水などがこぼれ落ちるのを防
止することができる。
【0059】なお、本実施例では、下部排水ホース27
aの先端に開閉式の弁として下部止水弁28を設けてい
るが、排水経路である下部排水穴26から下部排水ホー
ス27aのどの部分に構成しても効果は同じである。
【0060】また、下部止水弁28の構造についても、
開閉式、玉を用いた止水弁などのような構造でも止水す
る構成において効果は同じである。
【0061】(実施例14) 図17(a)に示すように、洗い槽1eは、その上方近
傍に洗い槽1eに給水する給水経路30を設けている。
他の構成は上記実施例1と同じであり、同一符号を付し
て説明を省略する。
【0062】上記構成において作用を説明する。給水経
路30に水道蛇口31を接続することで、洗い槽1e内
に水道水を給水することができる。このとき、水道蛇口
31が洗い槽1eの高さよりも低い場合においても、給
水ホース等で給水する際に、給水経路30に給水ホース
を差し込んで、円滑に給水することができる。
【0063】また、給水経路30は、図17(b)に示
すように、蓋部20e設けてもよく、同様に、給水経路
30に給水ホースを差し込んで、円滑に給水することが
できる。なお、この場合は、洗い槽1eの上方近傍に給
水経路30を設けなくてよい。
【0064】(実施例15) 図18に示すように、洗い槽1fは、上方部に排水のた
めの上部排水穴32を設け、この上部排水穴32に上部
排水ホース33を接続している。他の構成は上記実施例
1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
【0065】上記構成において作用を説明する。図19
に示すように、洗い槽1fで、すすぎなどを行う場合、
洗い槽1fの上方から上部排水穴32、上部排水ホース
33を通して排水できるため、ある程度洗い槽1f内に
水を入れたままで、給水しながらすすぐ、いわゆるオー
バーフローすすぎを行うことができる。これにより、す
すぎのために給排水を何度も繰り返すことなく、円滑に
すすぐことができる。
【0066】(実施例16) 図20に示すように、上部排水ホース33aは、洗い槽
1fの上方部に設けた上部排水穴32に接続したもの
で、この上部排水ホース33aの排水経路には排水を制
御する上部排水止水弁34を設けている。他の構成は上
記実施例1と同じである。
【0067】上記構成において作用を説明する。図20
(a)に示すように、上部排水止水弁34を開けること
により、給水しながらすすぐ、いわゆるオーバーフロー
すすぎを行うことができ、また、オーバーフローすすぎ
を行わない場合でも、図20(b)に示すように、上部
排水止水弁34を閉じることにより、たとえば、洗い槽
1fに水を入れた状態での運搬や、高い水位での洗濯な
どでも洗濯水が機外に流れ出したり、こぼれて床面を汚
したりしないようにできる。
【0068】なお、本実施例では、上部排水ホース33
aの先端に開閉式の弁として上部排水止水弁34を設け
ているが、排水経路である上部排水穴32から上部排水
ホース33aのどの部分に構成しても効果は同じであ
る。
【0069】(実施例17) 図21に示すように、駆動側基台7cは、上部に洗い槽
1の下部と結合するガイド部35を設けている。他の構
成は上記実施例1と同じであり、同一符号を付して説明
を省略する。
【0070】上記構成において作用を説明する。駆動側
基台7cの上部に洗い槽1を装着するとき、洗い槽1を
ガイド部35によって位置決めされて装着することがで
きるため、洗い槽1の装着性を向上することができ、駆
動側基台7cに洗い槽1を載せるだけで、第1の伝達継
手6と第2の伝達継手10の結合を円滑に行うことがで
きる。
【0071】(実施例18) 図22に示すように、駆動側基台7dは、上部に洗い槽
1gの下部と結合する槽固定受け部36を設け、洗い槽
1gの略下面に、洗い槽1gを駆動側基台7dに固定す
るために槽固定部37を設けている。ここで、槽固定部
37と槽固定受け部36によって槽固定ロック機構部を
構成し、図23に示すように、槽固定部37は凸形状
で、槽固定受け部36は凹形状で構成し、洗い槽1gを
回転させることで、駆動側基台7dの槽固定受け部36
に槽固定部37が嵌合することで、槽ロックができるよ
うに構成している。他の構成は上記実施例1と同じであ
り、同一符号を付して説明を省略する。
【0072】上記構成において作用を説明する。洗い槽
1gと駆動側基台7dは着脱自在に構成しており、着脱
自在は維持しつつ、装着時に洗い槽1gを固定できる槽
固定ロック機構部を設けることで、誤って洗濯中に洗い
槽1gを倒してしまったり、振動等で洗い槽1gが駆動
側基台7dから脱落したりするのを防止することができ
る。
【0073】なお、本実施例では、槽固定部37は凸形
状で、槽固定受け部36は凹形状で構成し、洗い槽1g
を回転させることで槽ロックができる構成を示したが、
洗い槽1g側が凹面形状で、駆動側基台7dが凸形状で
あっても効果は同じである。また、回転式の固定でなく
ても、シリンダーなどによるロック機構であっても効果
は同じである。
【0074】(実施例19) 図24に示すように、洗い槽1hは、略下面の結合面近
傍に被検知部38を配し、駆動側基台7e側に、洗い槽
1hと結合したことを検知する結合検知手段39を設
け、結合検知手段39の出力を制御手段40に入力し、
回転駆動装置8の回転を制御するよう構成している。他
の構成は上記実施例18と同じであり、同一符号を付し
て説明を省略する。
【0075】上記構成において動作を説明する。洗い槽
1h側の結合面近傍に被検知部38を配し、駆動側基台
7e側に結合検知手段39を配することで、洗い槽1h
と駆動側基台7eが分離している場合には、結合検知手
段39の出力から、制御手段40により回転駆動装置8
が回転しないように制御し、または低速回転数に制御す
ることができる。
【0076】これによって、洗い槽1hが駆動側基台7
eに装着されていない状態で、駆動側基台7eの第2の
伝達継手10が単独で回転したり、洗い槽1hと駆動側
基台7eの装着が不完全な状態で洗濯をはじめるのを防
ぐことができる。
【0077】なお、被検知部38は、マグネット、光反
射版、突起、凸形状などで構成し、これに対応して結合
検知手段39は、リードスイッチ、光センサ、機械スイ
ッチなどが挙げられるが、洗い槽1hがあるときだけ回
転駆動装置8を回転させるかあるいは回転を第2の伝達
継手10に伝えるか、いずれかにより回転を制御するよ
う構成することで、同じ効果を得ることができる。
【0078】(実施例20) 図25に示すように、駆動側基台7fは、その上面に第
2の伝達継手10の外周を囲むように保護凸部41を設
けている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0079】上記構成において作用を説明する。図26
に示すように、第2の伝達継手10を囲むように保護凸
部41を配置することにより、洗い槽1を装着していな
い場合において第2の伝達継手10の上にものを置いた
り、洗い槽1を装着するときに誤って第2の伝達継手1
0にぶつけてしまったり、駆動側基台7fを運搬中に落
として第2の伝達継手10を変形させたり破損させたり
するのを防止することができる。
【0080】また、上記実施例19のような結合検知手
段39を有していない場合でも、操作する人が第2の伝
達継手10に触れにくくすることができる。
【0081】(実施例21) 図27に示すように、駆動側基台7gは、その上面に第
2の伝達継手10の近傍にたまった水を排水する排水経
路42を設けている。他の構成は上記実施例20と同じ
である。
【0082】上記構成において作用を説明する。洗い槽
1を着脱するとき、わずかに水をこぼした場合、あるい
は、操作を誤って第2の伝達継手10の上部に水をこぼ
した場合には、排水経路42より排水することができ、
第2の伝達継手10の下部に水がたまるのを防ぐことが
でき、内部に水が浸水して機体を傷めるのを防ぐことが
できる。
【0083】(実施例22) 図28に示すように、駆動側基台7hは、その内部に基
台内排水経路43を設け、洗い槽1iに、排水弁44を
有する排水穴45を設けている。排水弁44は弾性体4
6を介して排水弁軸47に取付けてあり、この排水弁軸
47を押し上げると排水弁44が開放する構成としてい
る。
【0084】また、駆動側基台7hに設けた基台内排水
経路43には洗い槽1iを駆動側基台7hに結合したと
きだけ、排水弁軸47を押す開放ピン48を設けてい
る。さらに、基台内排水経路43に、この経路を塞ぐこ
とができる排水口蓋47を設けている。他の構成は上記
実施例1と同じであり、同一符号を付して説明を省略す
る。
【0085】上記構成において作用を説明する。図29
に示すように、洗い槽1iを駆動側基台7hに装着した
とき、開放ピン48により排水弁軸47を押して、排水
弁44を開放し、排水穴45を介して洗い槽1iと基台
内排水経路43が連通する。
【0086】これにより、洗い槽1iに排水口や排水ホ
ースなどが必要なくなり、駆動側基台7hを排水可能な
場所に固定して洗濯することができる。さらに、洗い槽
1iに水を入れて運搬する場合にも水が漏れる心配がな
く、また、駆動側基台7hに基台内排水経路43を設け
ることで、着脱自在に構成した洗い槽1iを軽量にで
き、運搬のための荷重を増やさないようにでき、操作性
を向上することができる。
【0087】(実施例23) 図30に示すように、駆動側基台7iは、その内部に基
台内排水経路43aを設け、この基台内排水経路43a
に、排水を制御する排水制御弁50を設け、排水制御弁
50を排水制御装置51により制御するよう構成してい
る。他の構成は上記実施例22と同じであり、同一符号
を付して説明を省略する。
【0088】上記構成において動作を説明する。洗い槽
1iにて洗濯を行った後、排水制御装置51により排水
制御弁50を開くことにより、洗い槽1i内の洗濯水を
基台内排水経路43aを通して排水することができる。
【0089】このため、洗い槽1iを傾けて排水した
り、排水ホースを倒したり、弁を手であけることも必要
なく、排水制御装置51によって自動的に排水でき、さ
らに、駆動側基台7iにこの構成を設けることで、着脱
自在に構成した洗い槽1iを軽量にでき、運搬のための
荷重を増やさないようにでき、操作性を向上することが
できる。
【0090】(実施例24) 図31に示すように、駆動側基台7jは、その内部に基
台内排水経路43bを設け、この基台内排水経路43b
に、排水を制御する排水制御弁50aを設け、排水制御
弁50aを排水制御装置51aにより制御するよう構成
している。水位検知手段52は洗い槽1i内の洗濯水の
水位を検知するものである。他の構成は上記実施例23
と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
【0091】上記構成において動作を説明する。洗い槽
1iにて洗濯を行った後、排水制御装置51aにより排
水制御弁50aを開くことにより、洗い槽1i内の洗濯
水を基台内排水経路43bを通して排水し、水位検知手
段52により洗い槽1i内の洗濯水がなくなったことを
検知すると排水を停止する。これにより、洗い槽1iを
傾けて排水したり、排水ホースを倒したり、弁を手であ
けることの必要がなくなる。
【0092】また、運転中に、水位検知手段52により
洗濯水が適切な量でなく、多いと検知した場合は、排水
制御装置51aにより排水制御弁50aを開くことによ
り、自動的に洗濯水を排水したり、また、洗濯の途中で
排水制御弁50aを開放して洗濯効果の調整を可能にす
るなど、洗濯水の自動調節(減量)を簡単に行うことが
できる。さらに、駆動側基台7jにこの構成をとること
で、着脱自在に構成した洗い槽1iを軽量にでき、運搬
のための荷重を増やさないようにでき、操作性を向上す
ることができる。
【0093】なお、本実施例では、水位検知手段52に
より洗い槽1i内の洗濯水がなくなったことを検知する
と排水を停止したり、洗濯水が適切な量でなく、多いこ
とを検知した場合は自動的に洗濯水を排水したりしてい
るが、所定の排水時間を設定した排水時限装置を配し、
排水を自動的に行う構成としても、同様の効果を得るこ
とができる。
【0094】(実施例25) 図32に示すように、駆動側基台7kは、その内部に基
台内給水経路53および給水弁などの給水手段54を設
け、洗い槽1jには、給水経路弁55を有する洗い槽給
水経路56を設けている。さらに、洗い槽1jを駆動側
基台7kに装着したときに、給水経路弁55が開放し、
給水経路弁55を介して洗い槽1jと基台内給水経路5
3とを連通するように構成している。
【0095】水位検知手段57は基台内給水経路53に
設け、洗い槽1j内の洗濯水の水位を検知するものであ
る。給水時限装置58は所定の給水時間を設定してい
る。ここで、水位検知手段57または給水時限装置58
の少なくとも一方を配することで、給水を自動的に行う
よう構成している。他の構成は上記実施例1と同じであ
り、同一符号を付して説明を省略する。
【0096】上記構成において動作を説明する。洗い槽
1jにて洗濯を行う際、給水手段54を開けて水道蛇口
31より、基台内給水経路53、給水手段54、洗い槽
給水経路56、給水経路弁55を通して洗い槽1j内に
給水する。そして、水位検知手段57により所定の水位
を検知した場合、または給水時限装置58に設定した所
定の給水時間が経過すると給水を停止する。
【0097】また、運転中に、水位検知手段57により
洗濯水が適切な量でなく、少ないと検知した場合は、自
動的に水を給水したり、洗濯における予め所定時間だけ
給水手段54を制御して自動的に給水したり、洗濯の途
中で給水手段を開放して洗濯効果の調整を可能にするな
ど、洗濯水の自動調節(増量)を簡単に行うことができ
る。さらに駆動側基台7kにこの構成をとることで、着
脱自在に構成した洗い槽1jを軽量にでき、運搬のため
の荷重を増やさないようにでき、操作性を向上すること
ができる。
【0098】(実施例26) 図33(a)に示すように、洗い槽1kは、駆動側基台
7mに着脱自在に装着できるように構成しており、駆動
側基台7mは、洗い槽1k槽内に収納できるように構成
している。他の構成は上記実施例1と同じであり、同一
符号を付して説明を省略する。
【0099】上記構成において作用を説明する。通常の
小型洗濯装置において、洗濯時は便利ではあるが、駆動
側基台が洗い槽と一体に構成しているため、洗い槽が空
っぽであっても、収納時には洗濯機本体の大きさがその
ままであり、昨今の住宅事情においては収納場所に困る
ことがある。
【0100】本実施例では、図33(b)に示すよう
に、着脱自在に構成した洗い槽1kに駆動側基台7mを
収納できることで、使用しない場合には洗い槽1kのみ
の大きさになり、収納性をきわめて良化することができ
る。
【0101】なお、本実施例では、収納する駆動側基台
7mは成立の状態で収納しているが、反転していてもよ
く、また、横転していてもよく、洗い槽1kの内部に収
納する効果においては同じである。
【0102】また、図33では、蓋20を図示している
が、蓋20の有無に関わらず、収納性を良化することに
おいては効果は同じである。
【0103】(実施例27) 図34に示すように、駆動側基台7nは、洗い槽1k内
に収納できるように構成し、駆動側基台7nに、収納持
ち手部59を併設している。他の構成は上記実施例26
と同じである。
【0104】上記構成において作用を説明する。駆動側
基台7nを洗い槽1kから取り出すときや洗い槽1k内
にしまう場合など、収納持ち手部59を掴むことによ
り、その収納作業が円滑に行うことでき、収納性を向上
することができる。
【0105】なお、本実施例では、駆動側基台7nの成
立状態で収納する例であるため、収納持ち手部59は駆
動側基台7nの上面に位置しているが、どの方向であ
れ、収納方向によって最も取り出しやすい方向に収納持
ち手部59を配することで、円滑な収納を実現すること
ができる。
【0106】(実施例28) 図35に示すように、駆動側基台7mは、洗い槽1m内
に収納できるように構成し、洗い槽1m内の内壁面に
は、駆動側基台7mを保持する保持凸部60を設けてい
る。他の構成は上記実施例26と同じである。
【0107】上記構成において作用を説明する。駆動側
基台7mを洗い槽1m内に収納すると、駆動側基台7m
は、洗い槽1m内で保持凸部60により保持され、この
状態で、駆動側基台7mを洗い槽1m内に収納したまま
長期間置いておいても、または車などで全体を輸送した
場合でも、駆動側基台7mが洗い槽1mの内部に深く落
ち込むことがなく、取り出せなくなるのを防止すること
ができる。
【0108】なお、洗い槽1m内の内壁面に設けた保持
凸部60を洗濯補助凸部を兼ねるよう構成することによ
り、洗濯行程において撹拌翼の回転によって衣類を保持
凸部60にこすりつけることで、洗濯板の効果を発揮す
ることができ、強い洗濯力を得ることができるととも
に、構成を簡単にできる。
【0109】(実施例29) 図36に示すように、電池61は、回転駆動装置8に電
力を供給するもので、駆動側基台7pに設けている。他
の構成は上記実施例1と同じであり、同一符号を付して
説明を省略する。
【0110】上記構成において作用を説明する。回転駆
動装置8に電池61より電力を供給することで、洗濯を
行う場所に電源がない場合や、屋外での使用など、場所
を選ばずに洗濯することができる。
【0111】(実施例30) 図37に示すように、駆動側基台7qは床下62に収納
可能とし、洗い槽1を着脱自在に装着するよう構成して
いる。他の構成は上記実施例1と同じであり、同一符号
を付して説明を省略する。
【0112】上記構成において作用を説明する。たとえ
ば、オムツなどの汚れ物を洗濯したい場合、トイレの床
下62に駆動側基台7qを床面近傍まで収納し、この駆
動側基台7qに洗い槽1を着脱自在に装着することによ
って、子供の排泄物はトイレに捨て、その後、汚れた洗
濯物を移動させなくてもその場で、容易に洗濯すること
ができる。
【0113】また、図38に示すように、収納庫63の
引き出しに収納したり、台所のシンク(図示せず)に収
納することにより、汚れた洗濯物が発生すると、駆動側
基台7qに洗い槽1を装着して、その場で簡単に洗濯す
ることができる。このように、洗い槽1のみを用意すれ
ば、簡単にその場で洗濯することができ、利便性を向上
することができる。
【0114】(実施例31) 図39に示すように。駆動側基台7rは、回転駆動装置
8の回転数を可変にする回転数可変手段64と、回転駆
動装置8の回転のオンオフ時限を可変にする時限可変手
段65を設け、洗い槽1を着脱自在に装着するよう構成
している。他の構成は上記実施例1と同じであり、同一
符号を付して説明を省略する。
【0115】上記構成において作用を説明する。たとえ
ば、複数の回転数を可変可能とし、高い回転数を強水流
とし、回転数が低くなるにつれて中水流、弱水流などの
ように表示して、その切り替えを行い、同様に、回転駆
動装置8により間欠動作をさせて、複数の休止時限と動
作時限を有し、動作時限が長い場合には丈夫な衣類を洗
濯し、休止時限が長い場合はデリケートな衣類を洗うな
ど、多彩な洗濯を実現することができる。
【0116】また、駆動側基台7rに回転数可変手段6
4と時限可変手段65を設けることで、着脱自在に構成
した洗い槽1を軽量にでき、運搬のための荷重を増やさ
ないようにでき、操作性を向上することができる。
【0117】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、回転駆動装置を内設した駆動側基台と、
内底部に回転自在な撹拌翼を有し、前記駆動側基台に着
脱自在に装着可能な洗い槽と、前記洗い槽の上部開口部
に配した蓋部とを備え、前記洗い槽を前記駆動側基台に
装着し、前記回転駆動装置により前記撹拌翼を回転させ
るように構成するとともに、前記蓋部に前記洗い槽内の
洗濯水を排水する穴部を設け、前記穴部の洗い槽側に、
衣類によって前記穴部が閉塞されるのを防止する 凸部を
設けたので、洗濯物と洗濯水を投入した洗い槽を、駆動
側基台に装着すると、回転駆動装置の回転が撹拌翼に伝
達され、洗い槽内の洗濯物と洗濯水を撹拌することで洗
濯効果を発揮することができる。これにより、洗濯の準
備や後の処理などの操作性を向上することができる。
【0118】さらに、洗い槽の上部開口部に蓋部を配す
るとともに、その蓋部に洗い槽内の洗濯水を排水する穴
部を配したから、簡単に洗濯物と洗濯水を分離して、た
とえば洗濯水を再利用したり、トイレなどへの排水を容
易に行うことができる。また、穴部の洗い槽側に、衣類
により前記穴部を閉塞するのを防止する凸部を設けたか
ら、排水する穴部の近傍での洗濯物の張り付きを防止す
ることができ、これによって洗濯水の分離を容易に行う
ことができる。
【0119】また、請求項2に記載の発明によれば、穴
部の外郭側に、水きりリブを設けたから、排水作業を簡
単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の洗濯装置の分解断面図
【図2】同洗濯装置の一部切欠した分解斜視図
【図3】同洗濯装置の断面図
【図4】本発明の実施例2の洗濯装置の断面図
【図5】本発明の実施例3の洗濯装置の断面図
【図6】本発明の実施例4の洗濯装置の一部切欠した分
解斜視図
【図7】(a)本発明の実施例5の洗濯装置の一部切欠
した分解斜視図 (b)同洗濯装置の洗い槽の要部断面図
【図8】本発明の実施例6の洗濯装置の洗い槽の一部切
欠した斜視図
【図9】本発明の実施例7の洗濯装置の一部切欠した分
解斜視図
【図10】(a)本発明の実施例8の洗濯装置の要部分
解斜視図 (b)同洗濯装置の要部斜視図
【図11】(a)本発明の実施例9の洗濯装置の蓋部の
斜視図 (b)同洗濯装置の排水時の斜視図
【図12】(a)本発明の実施例10の洗濯装置の蓋部
の斜視図 (b)同洗濯装置の蓋部の拡大断面図
【図13】本発明の実施例11の洗濯装置の排水時の断
面図
【図14】本発明の実施例12の洗濯装置の分解斜視図
【図15】同洗濯装置の排水時の斜視図
【図16】(a)本発明の実施例13の洗濯装置の要部
斜視図 (b)同洗濯装置の排水時の要部斜視図
【図17】(a)本発明の実施例14の洗濯装置の一部
切欠した分解斜視図 (b)同洗濯装置の他の例の蓋部の斜視図
【図18】本発明の実施例15の洗濯装置の分解斜視図
【図19】同洗濯装置のオーバーフローすすぎ時の斜視
【図20】(a)本発明の実施例16の洗濯装置のオー
バーフローすすぎ時の要部斜視図 (b)同洗濯装置の要部斜視図
【図21】本発明の実施例17の洗濯装置の分解断面図
【図22】本発明の実施例18の洗濯装置の分解断面図
【図23】同洗濯装置の要部分解斜視図
【図24】本発明の実施例19の洗濯装置の一部切欠し
た分解断面図
【図25】本発明の実施例20の洗濯装置の分解断面図
【図26】同洗濯装置の駆動側基台の斜視図
【図27】本発明の実施例21の洗濯装置の駆動側基台
の斜視図
【図28】本発明の実施例22の洗濯装置の一部切欠し
た分解断面図
【図29】同洗濯装置の排水時の一部切欠した断面図
【図30】本発明の実施例23の洗濯装置の一部切欠し
た断面図
【図31】本発明の実施例24の洗濯装置の一部切欠し
た断面図
【図32】本発明の実施例25の洗濯装置の一部切欠し
た断面図
【図33】(a)本発明の実施例26の洗濯装置の一部
切欠した分解斜視図 (b)同洗濯装置の収納状態の分解斜視図
【図34】本発明の実施例27の洗濯装置の一部切欠し
た斜視図
【図35】本発明の実施例28の洗濯装置の一部切欠し
た分解斜視図
【図36】本発明の実施例29の洗濯装置の分解断面図
【図37】本発明の実施例30の洗濯装置の一部切欠し
た分解斜視図
【図38】同洗濯装置の他の例の一部切欠した分解斜視
【図39】本発明の実施例31の洗濯装置の一部切欠し
た分解斜視図
【図40】従来の洗濯装置の断面図
【符号の説明】
1 洗い槽 2 撹拌翼 5 軸部 6 第1の伝達継手 7 駆動側基台 8 回転駆動装置 10 第2の伝達継手 20 蓋部 23 穴部 24 水きりリブ 25 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 1/00 - 51/02 A23N 12/08 A47J 43/04 - 43/046 A47J 19/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動装置を内設した駆動側基台と、
    内底部に回転自在な撹拌翼を有し、前記駆動側基台に着
    脱自在に装着可能な洗い槽と、前記洗い槽の上部開口部
    に配した蓋部とを備え、前記洗い槽を前記駆動側基台に
    装着し、前記回転駆動装置により前記撹拌翼を回転させ
    るように構成するとともに、前記蓋部に前記洗い槽内の
    洗濯水を排水する穴部を設け、前記穴部の洗い槽側に、
    衣類によって前記穴部が閉塞されるのを防止する凸部を
    設けた洗濯装置。
  2. 【請求項2】 穴部の外郭側に、水きりリブを設けた請
    求項1記載の洗濯装置。
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