JP6931912B2 - ウェハレベルパッケージの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のウェハ基材の積層構造によって、各種のデバイス素子を気密封止するウェハレベルパッケージの製造方法に関するものである。
各種のデバイス素子を気密封止するための電子部品パッケージとして、並行平板に研磨した水晶、ガラス、シリコンなどのウェハ基材を積層して、内部に各種のデバイス素子を複数内蔵した積層板を作製し、その積層板をダイシング等によって分割して形成するウェハレベルパッケージ(WLP)が知られている。
特許文献1乃至3にはWLPによって形成された水晶デバイスが開示されている。この種の水晶デバイスは、各種振動モードの水晶振動片とこの水晶振動片を囲うようにして一端が支持される支持部材とからなる機能基板と、前記水晶振動片を封止する一対の封止基板とを水晶ウェハからエッチング等によって打ち抜き形成し、機能基板を一対の封止基板で挟み込んで気密封止することによって形成されている。
また、デバイス素子に形成される電極は、導電性が高く化学的に安定な金(Au)等のメインメタルが多く使用されるが、このようなメインメタルは水晶やシリコン等のウェハ基材との密着強度が良好ではない。このため、酸化力が高く接合性の良好なクロム(Cr)等のコンタクトメタルを先にウェハ基材上に形成し、このコンタクトメタル上にAu等のメインメタルを形成することによって2層の電極層を形成している(特許文献4)。
特開2004−328442号公報 特許第4707021号公報 特開2016−167661号公報 特開2003−101372号公報
一般に水晶、ガラス、シリコン等を使ったウェハ基材を、複数積層接合してWLPを実現する場合、接合層となるAu膜とウェハ基材の間に密着性の良好なCr等のコンタクトメタルが使用される。一方で拡散接合をより安定させるには、接合時に適度の加熱と加圧が必要とされている。また、真空度の高い気密空間を実現するためには、接合の前処理として、高温で不要な水分や揮発ガス分の脱気が必要となる。
しかしながら、このような高温の加熱工程を要するとなると、コンタクトメタルがメインメタル(Au)に拡散して合金化が生じる。この合金化によって、ウェハ基材の接合面にコンタクトメタルが析出し、これにより酸化膜が形成され、接合性が大幅に悪化するといった問題が生じていた。このように、デバイス素子が封入される中空の気密空間を高真空で実現するためには、多くの問題点があった。
特に前記デバイス素子の中でも、水晶振動子や水晶発振器などに代表される水晶デバイスにあっては、振動モードによって、この高真空により等価直列抵抗(R1)の低減を図れることや、前記水晶デバイスは、加熱やエージングによりコンタクトメタルがメインメタルに拡散して合金化することにより、電極の弾性係数が変化して、発振周波数が変動してしまうことも知られている。
一方前記拡散の影響を抑えるには、コンタクトメタルの膜厚を薄くして改善することが実験により確認されているが、これによって水晶からなるウェハ基材(水晶ブランク)との密着性の低下と共に、R1値が大きくなる原因にもなっていた。
特に振動腕に溝を有する音叉型振動子にあっては、小型化に伴い溝の壁部分の厚みが減少し、これによって電極間距離が狭まる傾向にあった。このため、電極の総厚と水晶振動腕の溝壁厚が近づくことになり、拡散により合金化した電極の弾性係数の変動によって発振周波数に与える影響が大きくなっていた。また、厚みすべり振動子にあっては、高周波になるほど水晶ブランクの厚みが薄くなるため、拡散で合金化した電極の弾性係数の変動によって発振周波数の変動へ与える影響がこちらも大きくなる傾向があった。
上述したように、水晶ブランク上に形成される電極の材質や構造によって、発振周波数特性が微妙に変化するため、単に従来の電極構造を採用しただけでは性能要求を満たさない場合がある。また、水晶デバイスのパッケージングの際には、振動モードによっては高真空が要求されるが、エージング耐性を高めないと、製造プロセスでアニール脱ガス工程を十分行うことができないため、必要な真空度に達しないことから、設計通りの振動特性が得られず、製品の歩留まりの低下を引き起こしていた。
従来のWLPの製造工程では、複数枚のウェハを重ねた状態で温度を上げ、金属拡散接合によってAu−Au接合を行っていたが、これでは100Paの真空度にしかならず、音叉型振動子や幅縦・長さ縦結合振動子などの10Pa以下の高真空状態での封止が要求される水晶デバイスにおいては十分な真空度が得られないといった問題があった。
特許文献1では、封止基板の一部に通気孔を予め設けておき、減圧環境下で機能基板を一対の封止基板で接合した後に、前記通気孔を外側から閉塞することで前記水晶振動片を気密封止している。また、特許文献2では、機能基板や封止基板の一部に通気孔を設け、封止基板で機能基板を接合した後に、前記通気孔を半田やスズ等で閉塞している。
しかしながら、ウェハ状の機能基板や封止基板に対して直接通気孔を開設しようとすると、変形やクラック等が生じると共に、前記通気孔を後から閉塞させるための部材が必要となるなど、別途材料費や工数がかかるといった問題があった。
そこで、本発明の目的は、各種のデバイス素子を一対の封止基板によって拡散接合する際に、接合強度を高めつつ、デバイス素子の性能を最大限に引き出すような高い真空度で気密封止が可能なウェハレベルパッケージの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のウェハレベルパッケージの製造方法は、少なくとも一つの機能基板と、この機能基板を封止する少なくとも一の封止基板との接合面同士の接合により内部にデバイス素子を有する気密空間が形成されるウェハレベルパッケージの製造方法において、前記機能基板及び封止基板の接合面に、コンタクトメタル、拡散抑制層、メインメタルの順に積層された少なくとも3層構造の接合層を形成し、前記機能基板及び封止基板をそれぞれの接合面同士が対向するように気密空間内に配置し、前記気密空間内を所定の温度に加熱し各基板に付着している水分を気化させたのち、気密空間内を所定の真空度に保ち、前記機能基板及び一対の封止基板を加熱及び加圧することにより前記機能基板及び封止基板の接合面を拡散接合、前記デバイス素子を気密封止する。
本発明のウェハレベルパッケージの製造方法によれば、接合層がコンタクトメタルと、コンタクトメタルの上に形成される拡散抑制層と、拡散抑制層の上に形成されるメインメタルとの少なくとも3層構造によって形成されていることで、封止前に加熱工程を設けたとしても、金(Au)等のメインメタルの表面にクロム(Cr)等のコンタクトメタルが析出することなく、複数のウェハ基材の接合面同士を金属拡散接合によって強固に接合することができる。これによって、デバイス素子を封止する高真空度の気密空間を形成することができる。
また、複数のデバイス素子が形成される集合機能基板と、複数の封止基板が形成される一対の集合封止基板とをそれぞれ一括して形状加工し、加熱減圧環境下において、集合機能基板を一対の集合封止基板で挟むように所定の隙間を空けて配置した状態から、3枚の集合基板を略同時に一工程で金属拡散接合することができる。これによって、前記デバイス素子が封止される気密空間の真空度が高められ、安定したデバイス機能を発揮することができる。また、同一性能を有した機能部品を一括して量産可能となる。
本発明のウェハレベルパッケージの断面図及び接合部分の拡大断面図である。 ウェハレベルパッケージによって形成された水晶デバイスのリッド基板側から見た分解斜視図である。 上記ウェハレベルパッケージのベース基板側から見た分解斜視図である。 図1及び図2に示すA−A断面図及び電極層の拡大断面図である。 各種金属の拡散係数を示すグラフである。 拡散抑制層に使用される金属の各種評価結果を示す表である。 Cr膜厚と周波数変化量との関係を示すグラフである。 Cr膜厚と等価直列抵抗(R1)との関係を示すグラフである。 各種金属と等価直列抵抗(R1)との関係を示すグラフである。 各種金属の加熱時間と周波数変化量との関係を示すグラフである。 拡散抑制層にPtを使用した場合の音叉型振動子の温度特性を示すグラフである。 拡散抑制層にRuを使用した場合の音叉型振動子の温度特性を示すグラフである。 拡散抑制層に使用するRuの厚みを150Åと250Åとで比較した温度特性を示すグラフである。 WLPの全工程を示すフロー図である。 WLPの形状加工工程図である。 WLPの電極形成工程図である。 WLPの加熱及び真空引き工程図である。 WLPの拡散接合工程図である。 WLPのシールドパターン形成工程図である。 WLPのパッド電極形成工程図である。 WLPのダイシング工程図である。 パッケージ内における真空度と等価直列抵抗との関係を示すグラフである。 WLPの接合プロセスと達成真空度との関係を示す表である。 従来の2層構造の接合層における特性評価表である。 拡散抑制層にPt、Ru、Mo、Wを使用し、厚みを変えた場合の特性評価表である。
以下、本発明のウェハレベルパッケージの製造方法について説明する。最初に、本発明の製造方法によって形成されるウェハレベルパッケージの構成を示す。なお、本発明は、以下に示す実施例に限定されるものではなく、各種材料についても水晶に限定されるものではない。ウェハレベルパッケージ(以下、WLPという)は、並行平板に研磨したウェハ状の水晶、ガラス、シリコンなどを積層して、内部に一又は二以上のデバイス素子が収容される中空の気密空間を形成し、積層された複数のウェハ基材をダイシング等で分割することによって形成される。
図1は各種のデバイス素子が一体形成される機能基板32を一対の封止基板(ベース基板33及びリッド基板34)で挟んで積層し、拡散接合することによって、デバイス素子が封入される気密空間44が形成されるWLP31の断面構造を示したものである。図2乃至図4は一例として、前記デバイス素子が水晶振動片11によって構成されるWLP31の内部構造を示したものである。
図1に示したように、本発明のWLP31は、機能基板32、ベース基板33及びリッド基板34のそれぞれの接合面に接合層40が形成されている。この接合層40は、コンタクトメタルE1と、このコンタクトメタルE1の上に形成される拡散抑制層E2と、この拡散抑制層E2の上に形成されるメインメタルE3とからなる少なくとも3層の積層構造となっている。前記コンタクトメタルE1は、水晶、シリコン、ガラス等のウェハ基材に対して密着性の高い金属材料が使用される。この材料としては、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)又はこれらの金属を好ましくは50%以上含む合金によって形成される。また、メインメタルE3は、導電性の高い金属材料が使用される。この材料としては、金(Au)、銀(Ag)、パラジウム(Pd)、アルミニウム(Al)又はこれらの金属を好ましくは50%以上含む合金によって形成される。
前記拡散抑制層E2は、コンタクトメタルE1からメインメタルE3への拡散を抑制する効果を有する金属材料が使用される。このような金属材料としては、メインメタルE3より低い拡散係数を有する貴金属類又はコンタクトメタルE1より低い拡散係数を有する卑金属類の中から選択することができる。貴金属類としては、ルテニウム(Ru)、白金(pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)、イリジウム(Ir)、オスミウム(Os)などがあり、卑金属類としては、モリブデン(Mo)、タングステン(W)などがある。
前記貴金属類については、Auとの比較で500度以上の温度上昇がないと、同等の拡散係数にはならない。これは、貴金属類がAuに比べて拡散が進み難いことを示しており、通常、300℃以上の加熱を行うことのない水晶振動子の製造工程にあっては、十分に拡散を抑制することができる。さらに、Auと白金族でもあるこれらの金属が合金化しても安定性の高い状態が維持され、Crの拡散のような悪影響が生じなくなる。
また、前記卑金属類については、Crよりさらに拡散係数が低く、Auとの比較で1000度以上の温度上昇がないと、同等の拡散係数にはならない。このため、Cr間又はAu間についても拡散を抑制する作用が高まる。加えて、貴金属の場合は、仮にAuと合金化して析出しても耐酸性が高く、卑金属の場合は、表面の金が合金化し難いため、どちらも酸化が抑制されることとなる。
前記接合層40は、ウェハ基材の表面にコンタクトメタルE1、拡散抑制層E2、メインメタルE3の順に連続でスパッタリング、蒸着、CVDのいずれかによって成膜される。
図5は、対自己金属における各種金属の温度と拡散係数Dとの関係を示したものである。この図5に示したデータから、耐酸性に優れている貴金属については、メインメタルE3と拡散係数が同等以下のPt,Ru,Pd,Ag、卑金属については、コンタクトメタルE1と拡散係数が同等以下のNi,Mo,Wを選んで、図6に示す各種の評価をおこなった。評価は、接合強度、加工容易性、製造後の各種特性について行い、◎(最良)、〇(良好)、△(可)、×(不可)の4段階で示した。この評価試験によれば、拡散抑制層E2の材料として、貴金属類ではRuが最も適している。また、Ru以外にはPt、Pdなども適用可能であることが分かる。一方、卑金属類ではMoが最も適している。また、Mo以外にはWも適用可能であることが分かる。なお、上記貴金属及び卑金属などの金属系以外の材料としては、バリア誘電体膜、バリア酸化物膜、ZnO、TiO、BaOなどが挙げられる。なお、比較例として、拡散抑制層E2にNi、Agを用いて実験を行った。
次に、デバイス素子が水晶振動片11で構成されたWLP31を図2及乃至図4に基づいて説明する。このWLP31は、機能基板32と、この機能基板32を上下両面から挟み込んで封止する一対の封止基板(ベース基板33及びリッド基板34)とからなる複数のウェハ基材によって形成されている。前記各基板は、ウェハ基材をエッチング及びダイシングすることによって、前記機能基板32、ベース基板33及びリッド基板34を形成し、減圧環境下においてそれぞれの基板の表面に電極層19,20及び接合層40が形成されている。
前記機能基板32は、電気軸をX軸、機械軸をY軸、光軸をZ軸とした水晶原石の直交座標系において、X−Y平面をX軸回転で−7〜+7度回転させたカット角で板状に薄くスライスすることによって形成される。そして、フォトリソ工程によってマスクパターンを形成し、水晶エッチングを施すことによって、基部12と、この基部12から平行に延びる一対の振動腕部13,14とからなる音叉型の水晶振動片11と、この水晶振動片11の外周を取り囲む四角形状の支持枠36と、この支持枠36の一端と前記基部12の一端とを連結する連結部37とが形成される。このように、水晶振動片11は、支持枠36との間に設けられている平面的な中空部35内に連結部37を介して配置されている。
前記振動腕部13,14は、基部12の一端からY軸方向に延び、X軸方向に平行する一対の細長い四角柱体であり、表面側(+Z面)及び裏面側(−Z面)にそれぞれのY軸方向に沿って溝部15,16が設けられる。この溝部15,16は、振動腕部13,14の+Z面を長手(Y軸)方向と−Z面を長手(Y軸)方向に沿って設けられる。このような溝部15,16を設けたことによって、振動腕部13,14には表面側及び裏面側に対向する一対の壁部17,18が形成される。また、前記各壁部17,18の内側面及び溝部15,16の底面には、電極層19,20が形成される。
また、ベース基板33及びリッド基板34も同様に、エッチングによって、四角形状の外周枠41と、前記水晶振動片11を収容するための凹部43が形成される。なお、前記機能基板32、ベース基板33及びリッド基板34の形状は、微細加工に適したレーザやパウダービームを用いた切断や打ち抜きによって形成することもできる。
前記機能基板32、ベース基板33及びリッド基板34の接合は、支持枠36の両面、ベース基板33及びリッド基板34のそれぞれの外周枠41の各全周面に形成される接合層40同士を拡散接合することによって行われる。
前記接合層40は、機能基板32の支持枠36、ベース基板33及びリッド基板34のそれぞれの外周枠41の接合面に形成されている。この接合層40は、機能基板32の支持枠36の上下面と、この支持枠36の上下面にそれぞれ対向するベース基板33及びリッド基板34の外周枠41にそれぞれ絶縁領域を介して一体形成されている。また、水晶振動片11の一対の振動腕部13,14の外周面に沿って形成されている一対の電極層19,20は、基部12介して支持枠36の表面に沿って延び、さらにベース基板33及びリッド基板34の外周枠41の表面を絶縁部45によって四極化された状態でベース基板33の裏面側にパッドパターンとして繋がっている。図3に示したように、前記ベース基板33には、側面端子46を介して接地電極GND1,GND2が設けられている。前記GND1は、図2に示したように、リッド基板34の上面にシールドパターンとして設けられており、金属リッドと同様の効果をもたらしている。前記ベース基板33の上面に設けられているGND1,GND2,19,20の4箇所のパッドパターンは、絶縁部45によって部分的に絶縁された四隅の側面端子46を介してそれぞれ独立している。また、前記GND1及びこのGND1に繋がる側面端子46、前記ベース基板33の上面に設けられている4箇所のパッドパターン及びこのパッドパターンに繋がる側面端子46の形成及びメッキ加工は、少なくとも機能基板32、ベース基板33及びリッド基板34の接合後に行われる。
図4に示したように、前記電極層19,20は前述した接合層40と同様に、コンタクトメタルE1、拡散抑制層E2及びメインメタルE3の3層構造となっている。
次に、上記構成のWLP31において、拡散抑制層E2にPt又はRuを用いた場合の実験結果を示す。比較例として、コンタクトメタルE1とメインメタルE3との2層構造の電極における耐熱性及び等価直列抵抗(R1)をコンタクトメタルE1の膜厚t1との関係を図7及び図8に示す。ここでは、コンタクトメタルにCr、メインメタルにAuを使用している。図7に示したように、耐熱性に関しては、Crの膜厚t1を100Åから50Å以下にすることで周波数変動が減少しており、耐熱性が向上していることが分かるが、図8に示したように、R1に関して逆に大きくなり悪化することとなる。
図9には、一般的な音叉型水晶振動子の場合に耐熱性の向上効果が得られる50Åの膜厚t1を有するCrによる従来の2層構造の電極層におけるR1と、Pt又はRuを拡散抑制層とした3層構造の電極層におけるR1とを比較した実験データが示されている。図9に示されているグラフは、等価直列抵抗(R1)の平均値をドットで、標準偏差を幅で示している。この実験データによれば、従来の2層構造の電極層ではR1が約75KΩと高いのに対し、Pt又はRuを拡散抑制層とした3層構造の電極層はR1が60KΩ以下と低く、R1が良好となっていることが分かる。このように、PtとRuとは略同程度のR1を有しているが、後述するように、耐熱性及び加工の容易性に関しては、Ruの方が優れている。
次に、Crの膜厚t1を50Åに設定し、125℃の恒温槽に1000時間まで投入して行ったときの耐熱試験における水晶振動子の周波数変化量の推移を、従来の2層構造の電極と比較した結果を図10に示す。ここでの周波数の測定は、恒温槽から1時間以上常温・常湿中に放置した後に行った。なお、周波数の変化量は、(投入時間後の周波数−投入前の周波数)/投入前の周波数×10[ppm]で表す。
従来のCr−Auの2層構造の電極を有する水晶振動子の場合にあっては、通常、Crの膜厚t1を100ű50%、Auの膜厚t3を1000ű50%に設定される。この条件の下で、CrとAuとの間に4種の金属材料Pt、Ru、Mo、Wからなる拡散抑制層E2を形成した場合、それぞれの膜厚t2を150ű50%とすることによって、従来のCr−Auの2層の電極構造に比べて周波数変化量を約3分の1程度に抑えることができる。このことは、メインメタルE3であるAuの拡散が前記金属材料による拡散抑制層E2に抑制されていることを示す。
図10に示したように、125℃の前記耐熱試験のデータによれば、貴金属の中ではRuの方がPtに比べて周波数変化量が小さく耐熱性に優れている。一方、卑金属の中ではWが最も周波数変化量が低く、耐熱性の点においては優れているが、図6に示したように、加工容易性の点を考慮するとMoの方が好ましい。
また、音叉型振動子にあっては、2次温度特性を有していることが知られている。図11は拡散抑制層E2にPtを使用した3層構造の電極層を有する音叉型振動子の2次温度特性を示したものであり、図12は拡散抑制層E2にRuを使用した3層構造の電極層を有する音叉型振動子の2次温度特性を示したものである。図11及び図12に示した結果から、拡散抑制層E2の厚みを150ű50%の範囲に設定することで、頂点温度がPtの場合には25.4℃となり、Ruの場合には25.1℃となる。これは、一般的に良好と言われる頂点温度25±5℃の範囲内であるが、若干Ruの方がPtに比べて周波数温度特性が良好であるといえる。
図13は、拡散抑制層E2に使用するRuの厚みを150Åと250Åにした場合の3層構造の電極層を有する音叉型振動子の2次温度特性を比較したものである。この特性から拡散抑制層E2を厚くすると頂点温度が下がる傾向になることが分かる。このように、250Åでは25±5℃の範囲から外れるため、150ű50%の範囲に設定することが好ましい。
以上、説明したように、本発明のウェハレベルパッケージによれば、コンタクトメタルとメインメタルとの間にPtやRu等の拡散抑制層を積層した電極層を形成することによって、メインメタルの合金化によって生じる弾性係数の変化を抑制し、エージングやリフロー等による負荷に対しても周波数変化を抑えることができる。また、コンタクトメタルの膜厚を厚くすることができるので、電極層とウェハ基材との密着性が向上し、等価直列抵抗(R1)などの電気的特性が向上する。
このようにして形成された電極層19,20にあっては、メインメタルE3の拡散による弾性係数の変化が抑えられるので、発振周波数の変動の少ない水晶振動片11を形成することができる。特に、前記水晶振動片11を備えたWLP31にあっては、機能基板32に形成される水晶振動片11の性能を最大限に引き出すために、高真空中での封止が必要となっている。このためには、機能基板32をベース基板33及びリッド基板34によって接合する際、接合作業を行う真空チャンバ内を高温に加熱し、注入したガスを外部に排出する工程を要するが、本発明のような拡散抑制層E2を含む3層構造の接合層40を形成することで、各基板を接合する際の加熱温度や加熱時間を拡散抑制層のない従来の2層構造の接合層に比べて高く、且つ、長く設定することができる。これによって、チャンバ内を高温に設定すると共に、ガスを十分に排出することが可能となることから、高い真空度を維持した環境内で各基板同士を拡散接合することができる。
次に、上記WLPの製造方法を図14乃至図24に基づいて説明する。図14は工程の全体フローを示したものであり、図15乃至図21は各工程別の概要を示したものである。上記WLP31は、複数の機能基板32が形成される集合機能基板52、複数のベース基板33が形成される集合ベース基板53及び複数のリッド基板34が形成される集合リッド基板54の3枚の集合基板を用いる。
図15及び図16に示すように、集合機能基板52には、四角形状の支持枠36と、この支持枠36の内側に連結部37を介して延びる音叉型の水晶振動片11とからなる機能部55が複数形成される。各機能部55は、フォトリソ工程によって形成されたマスクパターンを介して水晶エッチングを施すことによって打ち抜き形成されると共に、前記水晶振動片11の表面に一対の電極層19,20が形成され、支持枠36の上下面には一対の励振電極層19,20にそれぞれ対応して電気的に接続される接合層40が形成される。
一方、集合ベース基板53及び集合リッド基板54には、各機能部55に設定される支持枠36に対応する外周枠41と、この外周枠41の内側を所定の深さにエッチングによって凹設した凹部43とからなる封止部56がそれぞれ複数形成される。前記それぞれの外周枠41には、前記集合機能基板52に形成された接合層40と同一構造の接合層40が形成される。
前記電極層19,20及び接合層40は、図1及び図2に示したように、ウェハ基材上にコンタクトメタルE1、拡散抑制層E2、メインメタルE3の順にスパッタリング又は蒸着等によって積層して形成する。
また、上記工程における集合機能基板52、集合ベース基板53及び集合リッド基板54には、各機能部55及び封止部56の四隅の外側に共通のリード電極(図示せず)を形成するためのスルーホール57が貫通して設けられる。前記機能部55、封止部56及びスルーホール57の加工は、フォトリソ工程によって形成されたマスクパターンを介してエッチングを施すことによって打ち抜き形成されている。
次に、図17に示すように、チャンバ60内に集合ベース基板53、集合機能基板52、集合リッド基板54を所定の間隔を設けて対向配置する。この状態で、チャンバ60内を真空引きし、必要に応じて不活性ガスを注入すると共に、チャンバ60内を250度以上の高温に一定時間加熱する。この加熱によって、各集合基板52,53,54の表面に付着している水分を気化させる。不活性ガスを注入した場合には、一定時間経過後チャンバ60内を真空ポンプ等によって真空引きし、注入した不活性ガスを外部に排出する。
次に、図18に示すように、所定の真空度に達した状態のチャンバ60内で、集合機能基板52を集合ベース基板53及び集合リッド基板54で挟むようにして加圧する。この加圧によって、各集合基板52,53,54の接合面に形成されている接合層40が拡散接合によって接合される。
次に、図19及び図20に示すように、集合ベース基板53の各封止部56(図16参照)の外側に集合機能基板52の各機能部55の一対の電極層19,20から延びる一対のパッド電極(19,20)と、一対の接地電極GND1,GND2が形成される。また、集合リッド基板54の各封止部56(図16参照)中央部に前記接地電極の一方と繋がるシールド電極が形成される。
最後に、図21に示すように、スルーホール57に沿って側面端子46と集合ベース基板53のパッド電極及び集合リッド基板54のGND1とにメッキ加工が施される。その後、各機能部55及び封止部56の外径に沿って3枚の集合基板をダイシングすることによって、個片化された複数のWLP31が完成する。
従来のWLPの接合面にあっては、コンタクトメタルとメインメタルとの2層構造となっていたため、接合前に200℃以上の加熱を行うことでメインメタルの表面にコンタクトメタルが析出してしまい、各基板のメインメタルどうしの接合強度が不足していた。また、加熱温度が200℃未満の場合には水分等の乾燥が不十分となり、接合後のパッケージ内真空度は100Pa程度にするのが限界であった。
これに対して、本発明では、コンタクトメタルとメインメタルとの間に拡散抑制層を含む3層構造の接合層となっているため、機能基板、ベース基板及びリッド基板にかける温度を従来よりも高く設定することができると共に、加熱時間を多く設定することができる。その結果、チャンバ内のガスを十分に排出することが可能となり、前記機能基板をベース基板及びリッド基板によって金属拡散接合した後のパッケージ内真空度を20Pa以下にすることができる。
図22は図1乃至図3に示したWLP31の内部の真空度(Pa)と等価直列抵抗(R1)との関係を示したものである。これによると、真空度が悪化(気圧が上昇)するのに伴い、R1が大きくなることが分かる。特に音叉型振動子や幅縦・長さ縦振動子などの水晶デバイスは、真空度がR1に大きな影響を与えることが知られており、同様に真空度が周波数特性にも大きな影響を与えることが知られている。
図23はWLPの各接合プロセスと真空度との関係を示したものである。メインメタルは耐酸性や耐腐食性が要求されるので、Au等の金属を使用することが好ましく、また、その厚みを増すほど接合強度が高くなることが知られている。しかしながら、コスト面で不利となっていた。本発明の製造方法によって形成されるWLPは、拡散抑制層を含んだ3層構造の電極が設けられるので、従来の2層構造の電極に比べて拡散を大幅に低減することができるので、上述したように、Auの場合であれば、1000ű50%の厚みでも十分高い接合強度を維持することができる。
また、コンタクトメタルに関しては、拡散抑制層を介在することによって、従来よりも薄くした場合であっても、乾燥、脱ガス時の加熱、結合時の加熱及びその後のエージングに対しても拡散が抑制されるため、電極としての接合強度を十分維持することができる。
図24はコンタクトメタルにCrを使用した従来の2層構造の接合層を有するパッケージの特性評価を示したものである。また、図25はコンタクトメタルに50Åの厚みのCrを使用した場合において、Pt,Ru,Mo,Wの4種の拡散抑制層の厚みを変化したときの特性評価を示したものである。図24によれば、接合不良による気密性が悪化すると共に、等価直列抵抗(R1)が悪化し、エージングによる周波数変動が大きくなる。これに対して、図25によれば、拡散抑制層にRuを用い、厚みを100Å〜300Åとすることで、R1の改善、エージング耐性の向上効果が顕著となっている。また、Ruは加工容易性の点においても優れている。
本実施形態では、機能基板を一対の封止基板で挟んだ3枚構成のWLP及びその製造方法について説明したが、機能基板がベース基板を兼ねた構造のものであれば、これに1枚の封止基板を用いた2枚構成のWLPを形成することができる。また、機能が異なる2種以上のデバイス素子からなる2枚以上の機能基板を用いた3枚以上のWLPを形成することができる。本発明のWLPの製造方法にあっては、ウェハ基材の枚数に関わらず適用することができる。
従来のWLPの接合面にあっては、コンタクトメタルとメインメタルとの2層構造となっていたため、接合前に200℃以上の加熱を行うことでメインメタルの表面にコンタクトメタルが析出してしまい、各基板のメインメタルどうしの接合強度が不足していた。また、加熱温度が200℃未満の場合には水分等の乾燥が不十分となり、接合後のパッケージ内真空度は100Pa程度にするのが限界であった。
これに対して、本発明では、コンタクトメタルとメインメタルとの間に拡散抑制層を含む3層の接合層となっているため、機能基板32、ベース基板33及びリッド基板34にかける温度を従来よりも高く設定することができると共に、加熱時間を多く設定することができる。その結果、チャンバ内のガスを十分に排出することが可能となり、前記機能基板をベース基板及びリッド基板によって拡散接合した後のパッケージ内真空度を20Pa以下にすることができる。
本実施形態では、機能基板32に形成されるデバイス素子を音叉型の水晶振動片11としたが、音叉型以外の屈曲、伸張(縦)、幅縦・長さ縦結合、厚みすべり、弾性表面波、Lamb波等の振動モードの水晶振動片であっても同様の構造及び製造方法を用いることができる。特に屈曲、伸張、幅縦・長さ縦結合の振動モードを備えた水晶振動片にあっては、高真空が要求されるので、本発明の構造及び製造方法が特に有効である。
E1 コンタクトメタル
E2 拡散抑制層
E3 メインメタル
t1,t2,t3 膜厚
GND1,GND2 接地電極
11 水晶振動片
12 基部
13,14 振動腕部
15,16 溝部
17,18 壁部
19,20 電極層
31 WLP(ウェハレベルパッケージ)
32 機能基板
33 ベース基板
34 リッド基板
35 中空部
36 支持枠
37 連結部
40 接合層
41 外周枠
43 凹部
44 気密空間
45 絶縁部
46 側面端子
52 集合機能基板
53 集合ベース基板
54 集合リッド基板
55 機能部
56 封止部
57 スルーホール
60 チャンバ

Claims (5)

  1. 少なくとも一つの機能基板と、この機能基板を封止する少なくとも一の封止基板との接合面同士の接合により内部にデバイス素子を有する気密空間が形成されるウェハレベルパッケージの製造方法において、
    前記機能基板及び封止基板の接合面に、コンタクトメタル、拡散抑制層、メインメタルの順に積層された少なくとも3層構造の接合層を形成し、
    前記機能基板及び封止基板をそれぞれの接合面同士が対向するように気密空間内に配置し、
    前記気密空間内を所定の温度に加熱し各基板に付着している水分を気化させたのち、気密空間内を所定の真空度に保ち、前記機能基板及び一対の封止基板を加熱及び加圧することにより前記機能基板及び封止基板の接合面を拡散接合し、前記デバイス素子を気密封止するウェハレベルパッケージの製造方法であって、
    前記気密空間内を所定の温度に加熱する加熱温度は、前記機能基板及び封止基板の接合面を拡散接合する際の加熱温度よりも高く設定されるウェハレベルパッケージの製造方法
  2. 機能基板が複数形成される少なくとも一つの集合機能基板と、封止基板が複数形成される一対の集合封止基板とを用い、
    前記集合機能基板にデバイス素子からなる機能部を複数形成する工程と、
    前記一対の集合封止基板に前記各機能部に対応する枠部及びこの枠部内に前記デバイス素子を収容する凹部からなる封止部をそれぞれ複数形成する工程と、
    前記各機能部及びこれと対応する一対の封止部の接合面にコンタクトメタル、拡散抑制層、メインメタルを順に積層した少なくとも3層構造の接合層を形成する工程と、
    前記集合機能基板の上下面にそれぞれ隙間を設けて一対の集合封止基板を対向させ、高温加熱することで、前記集合機能基板及び前記一対の集合封止基板に付着している水分を気化させる加熱工程と、
    前記気化した水分を放出させながら真空引きする工程と、
    前記集合機能基板と一対の集合封止基板とを加熱しながら加圧することによって接合する拡散接合工程と、
    接合された前記集合機能基板及び一対の集合封止基板を前記機能部及び封止部に沿ってダイシングする工程と、を備え
    前記加熱工程における加熱温度は、拡散接合工程における加熱温度よりも高く設定されるウェハレベルパッケージの製造方法。
    たウェハレベルパッケージの製造方法。
  3. 前記加熱工程は、不活性ガス中、真空中のいずれかの条件下で、250℃以上の温度をかけて行う請求項2に記載のウェハレベルパッケージの製造方法。
  4. 前記メインメタルが金、銀、パラジウム、アルミニウムの中から選択される少なくとも一の金属又は一の金属を含む合金である請求項1又は2に記載のウェハレベルパッケージの製造方法。
  5. 前記拡散抑制層がルテニウムである請求項1又は2に記載のウェハレベルパッケージの製造方法。
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