JP6931881B2 - 簡易構造体及び柵 - Google Patents

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Description

本発明は、テラス囲いやサンルーム等の簡易構造物を備える簡易構造体及び簡易構造物に用いる柵に関する。
テラス囲いやサンルーム等の簡易構造物内に入れた犬等のペットが、簡易構造物の開口部を開口したときにその外へ出て行かないようにするとともに、簡易構造物内に囲ったペットが室内に入って来ないよう保護する簡易構造体及び柵が求められていた。
本発明は上記実情に鑑み、簡易構造物からペットが外へ出ないよう、又は、簡易構造物内に囲ったペットが室内に入らないよう保護する簡易構造体及び柵を提供することを目的とする。
本発明のうち請求項1に記載の発明は、簡易構造物と、柵とを備え、簡易構造物は、側面開口部と躯体側開口部を備え、側面開口部は開閉障子を有し、柵は、吊元框と戸先框とを有し、伸縮自在であって、吊元框が、簡易構造物の側面開口部と躯体開口部の角部で且つ側面開口部の開閉障子よりも屋内側に水平回動自在に取り付けてあり、柵によって側面開口部又は躯体側開口部のいずれか一方を選択して閉鎖自在にしたことを特徴とする。
本発明のうち請求項2に記載躯体の発明は、側面開口部と躯体開口部とを有し、側面開口部に開閉障子を設けた簡易構造物の内側に取り付けられるであって、吊元框と戸先框とを備え、伸縮自在なものであり、吊元框は、簡易構造物の側面開口部と躯体開口部の角部に取付ヒンジを介して取り付けられるものであり、且つ側面開口部の開閉障子よりも屋内側位置から躯体開口部よりも屋外側位置に90度水平回動自在なものであり、側面開口部又は躯体側開口部のいずれか一方を選択して閉鎖自在であることを特徴とする。
なお、本発明において、「閉鎖」とは犬等のペットが出入りできないほどに開口部を塞ぐことである。また柵は、所定の安全基準を満足することによって、犬等のペットに限らず、子供の出入りを制限する安全柵に発展させることが可能なものである。
本発明によれば、柵は、吊元框が、簡易構造物の側面開口部と躯体側開口部の角部に水平回動自在に取り付けてあるため、柵は側面開口部又は躯体側開口部を閉鎖することができる。柵によって側面開口部を閉鎖した場合は、簡易構造物内のペットが外へ出て行かないようにすることができる。また、柵によって躯体側開口部を閉鎖した場合は、ペットを簡易構造物内に囲って保護し、室内へ入らないようにすることができる。さらに柵は伸縮自在であるため、人が出入りする時や、柵を使用しない時には縮めて邪魔にならない方向へ回動させておくことができる。
第一実施形態の側面開口部を閉鎖した状態を示す平面図である。 第一実施形態の側面開口部を閉鎖した状態を示す側面図である。 第一実施形態の躯体側開口部を閉鎖した状態を示す平面図である。 躯体側開口部を柵で閉鎖した状態を示す正面図である。 横断面図の一部であり、第一実施形態の柵の取付部分を示す。 第一実施形態の側面開口部を閉鎖した状態において戸先框の係止部分を示す斜視図である。 横断面図の一部であり、柵を躯体側開口部で召し合わせた状態を示す。 第一実施形態の柵の回動を示す平面図である。 第二実施形態の前面部及び側面開口部を閉鎖した状態を示す平面図である。 第二実施形態の一部であり、側面開口部を閉鎖した状態を示す側面図である。 第二実施形態の前面部及び躯体側開口部を閉鎖した状態を示す平面図である。 横断面図の一部であり、第二実施形態の柵の取付部分を示す。 横断面図の一部であり、第二実施形態の柵を躯体側開口部及び前面部において召し合わせた状態を示す。 第二実施形態の柵の回動を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下において、前後とは、図1における正面側及び躯体側を示し、左右とは、図1における左右を示す。
図1乃至図3に示すように、この簡易構造体の第一実施形態は、建物(躯体)に隣接して設けたテラス囲いやサンルーム等の簡易構造物1と、左右1対の柵2,2とからなるものである。簡易構造物1は、建物の開口部Xから所定の間隔をあけて設けた前面部12と、前面部12の左右両側に備える支柱11,11と、一端を前面部12の上端側に、他端を建物開口部Xの上部にそれぞれ接続して設けられる屋根16と、建物と支柱11と屋根16に囲まれた左右の側面部13,13と、屋根16と左右の側面部13,13に囲まれた建物開口部Xに隣接する躯体側開口部10とから構成してあり、側面部13はさらに、側面開口部14と躯体側側面部15とから構成してある。なお、図2は、簡易構造体の縦断面を簡易構造物1の屋内側から屋外側へ向かって側面視した図であり、後述する網戸17を省略して示す。
この簡易構造体の第一実施形態において簡易構造物1は、躯体側開口部10と、左右の側面開口部14,14において人の出入りが可能なものであり、前面部12と躯体側側面部15には、例えばガラスパネル等が嵌め込まれている。側面開口部14には、例えば折り畳み戸等の障子18が開閉自在に設けてあり、障子18の屋内側には開閉自在に設けた網戸17を備え、網戸17より屋内側には、柵2が設けてある。以下において「角部」とは、側面開口部14の躯体側と建物開口部Xの側面側に囲まれた空間を言い、例えば図1において破線で囲まれた角部8を示す。
左右に設けた柵2,2は夫々吊元框20,20と戸先框22,22を備える。図2に示すように、吊元框20と戸先框22の間は複数のリンク6をパンタグラフ状に連結してあるため、柵2,2は伸縮自在である。リンク6の下部にはキャスター7が設けてある。柵2の高さは、犬等のペットが乗り越えることのできない程の高さであれば特に限定されず、所定の安全基準を満たせば、犬等のペットに限らず子供の出入りを制限する安全柵に発展させることも可能である。柵2は、夫々簡易構造物1の側面開口部14と躯体側開口部10の角部8に取り付けてあるため、図1及び図2に示すように、柵2を側面開口部14に平行に位置させて広げることにより側面開口部14,14を閉鎖することができる。また、柵2は水平回動自在であり、側面開口部14の躯体側には躯体側側面部15が設けてある。躯体側側面部15によって建物と柵2との間に空間を確保できるため、柵2は取付方法に依らず回動させることが可能である。二つの柵2,2を回動させ躯体側開口部10に平行に位置させて召し合わせることによって、図3及び図4に示すように躯体側開口部10を閉鎖することもできる。
次に、簡易構造物1における柵2の取付部分について説明する。なお、左右の側面開口部14,14において、柵2,2は左右対称に取り付けられており、取付部分の構成は略同一であるため、一方の側面開口部14についてのみ説明し、他方は省略する。
図2、図5及び図6に示すように、側面開口部14の前後両端には、柵2を取付け又は係止するための取付材50を備える。取付材50は、上下方向に長い矩形筒状のものであり、一側面から偏平状の取付片50aが突出している。詳しくは、網戸17の前後両端部において、取付片50aが、網戸17の枠材の一部である網戸縦枠17aと、網戸17の外周を囲むサッシ枠の一部である網戸取付材19の間に屋内側から挿入されており、網戸縦枠17aの内周側からネジ止めされることによって、網戸17よりも屋内側に二つの取付材50,50を前後対称に備える。柵2は側面開口部14に直接取り付けてあるのではなく、この取付材50を介して取り付けてあるため、柵2を簡易構造物1から取り外す場合も、取付材50を取り外せば外観からはネジ穴が見えず、意匠性が良い。
そして、図2に示すように、前後二箇所の取付材50,50のうち、躯体側の取付材50には、柵2の吊元框20を水平回動自在に取付けるための取付ヒンジ51が上下方向に二つ取り付けてあり、正面側の取付材50には、戸先框22を係止するための係止ヒンジ52が一つ取り付けてある。詳しくは、図5及び図6に示すように、取付ヒンジ51と係止ヒンジ52は、取付材50の取付片50aを備える面に対向する側面に、屋内側からネジ止めされる取付部51b,52bを夫々有し、取付部51b,52bから屈折して屋内側に延出した端部に円筒状の部材を備える同一形状の部材である。二つの取付ヒンジ51は、柵2の吊元框20の上下方向に設けた二つの吊元ヒンジ21と、回動軸5によって連結してある。係止ヒンジ52は、柵2を側面開口部14に平行に位置させて側面開口部14を閉鎖した際に施解錠するため、バネで付勢されたラッチボルトが内蔵してある。
次に、柵2における簡易構造物1との取付部分について説明する。柵2の吊元框20と戸先框22には、夫々吊元ヒンジ21と戸先ヒンジ23が備えてある。図5及び図6に示すように、吊元ヒンジ21と戸先ヒンジ23は、吊元框20又は戸先框22に固定される框取付部25と框取付部25の両端に円筒状の部材を備える同一形状のものである。左右の柵2,2において、吊元框20,20の構成は同一であり、簡易構造部1に左右対称に取り付けてあるため、一方の柵2について説明し、他方の説明を省略する。吊元框20は、上下方向に二つの吊元ヒンジ21を備える。二つの吊元ヒンジ21は、図1及び図5に示すように、柵2を側面開口部14に平行に位置させて側面開口部14を閉鎖した際に、網戸17に近接する側の円筒状部材において簡易構造物1側に取り付けられた上下二つの取付ヒンジ51と夫々回動軸5によって連結してあるため、柵2は回動自在となる。
右側の柵2において、戸先框22に備える戸先ヒンジ23は、図6に示すように、一方の円筒状部材がラッチ受け23aである。詳しくは、図1及び図5に示すように、柵2を側面開口部14に平行に開いて側面開口部14を閉鎖した際に網戸17に近接する側の円筒状部材がラッチ受け23aであり、ラッチ受け23aは、簡易構造物1側に設けられた係止ヒンジ52に内蔵されたラッチボルトにより施解錠される。そして、戸先ヒンジ23の他方の円筒状部材にはラッチボルトが内蔵されており、図3,図4及び図7に示すように、左右の柵2,2の戸先框22,22を躯体側開口部10において召し合わせた際は、左側の柵2のラッチ受け23dが右側の柵2のラッチボルトによって施解錠可能となる。
左側の柵2において、戸先框22に備える戸先ヒンジ23は、二つの円筒状部材のいずれもラッチ受け23d,23dであるため、右側の柵2における戸先框22の戸先ヒンジ23とは、構成の一部が異なるものである。一方のラッチ受け23dは、図1及び図5に示すように、柵2を側面開口部14に平行に開いて側面開口部14を閉鎖した際、右側の柵2と同様に簡易構造物1側に係止される。他方のラッチ受け23dは、図3及び図7に示すように、左右の柵2,2の戸先框22,22を躯体側開口部10において召し合わせた際に、右側の柵2に備えるラッチボルトによって施解錠される。
次に、このように構成した第一実施形態の簡易構造体の使用方法と作用効果を説明する。
図1、図2、図5及び図6に示すように、柵2,2は、吊元框20,20が簡易構造物1の側面開口部14と躯体側開口部10の角部8に取り付けてあるため、側面開口部14,14に平行に位置させて広げ、夫々戸先框22のラッチ受け23aを簡易構造物1側に設けた係止ヒンジ52のラッチボルトによって係止することにより、側面開口部14を閉鎖することができる。側面開口部14,14を柵2,2で閉鎖すれば、障子18や網戸17を開放しても、ペットが屋外へ出てしまうおそれがない。また、網戸17を閉めた状態であっても、網戸17より内側に柵2があるので、ペットが網戸17を破いてしまうおそれがない。
さらに、柵2,2は、簡易構造物1に水平回動自在に取り付けてあり、側面開口部14の躯体側には躯体側側面部15が設けてある。躯体側側面部15によって建物と柵2との間に空間を確保できるため、柵2は取付方法に依らず回動させることが可能である。柵2,2を躯体側開口部10に平行に位置するよう回動させると、図3、図4及び図7に示すように召し合わせることができる。このとき、一方の柵2のラッチ受け23dに他方の柵2のラッチボルトを係止させることにより、施錠することができるので、ペットを簡易構造物1内に囲って保護する際には、躯体側開口部10を柵2,2で閉鎖して、建物開口部Xを開放してもペットが建物の室内へ入らないようにすることができる。
そして図8に示すように、柵2は伸縮自在であるため、使用しない時には縮めて邪魔にならない方向へ向けておくことができる。
続いて、第二実施形態について説明する。第二実施形態も、第一実施形態と同様の簡易構造体に関するものであるが、簡易構造物1において、躯体側開口部10、側面開口部14,14、及び前面部12において人の出入りが可能であり、また、二対の柵3,3,4,4を備える点で、第一実施形態と異なる構成とするものである。
簡易構造物1は、図9及び図11に示すように、側面開口部14,14及び前面部12において、例えば折り畳み戸等の障子18が開閉自在に設けてあり、障子18の屋内側には開閉自在に設けた網戸17を備え、網戸17より屋内側に伸縮自在な二対の柵3,3,4,4が設けてある。このうち一方の一対の柵3,3の取付部分は、第一実施形態と同様の構成であり、吊元框30,30が夫々簡易構造物1の側面開口部14と躯体側開口部10の角部8に水平回動自在に取り付けてあるため、図9及び図10に示すように側面開口部14に平行に位置させて広げることにより側面開口部14,14を閉鎖し、又は、図11に示すように、躯体側開口部10に平行に位置させて戸先框32,32を召し合わせることによって躯体側開口部10を閉鎖する。他方の一対の柵4,4は、図12に示すように吊元框40,40が夫々簡易構造物1の側面開口部14の正面側端部に取り付けてあり、前面部12と平行方向に広げて戸先框42,42を召し合わせることによって前面部12を閉鎖する。
次に、簡易構造物1における柵3,3,4,4の取付部分について説明する。なお、第二実施形態において柵3,3,4,4の取付けに用いられる部品や部材は第一実施形態において柵2,2を取付けるために用いられるものと同一形状であるが、一部の機能を異にするものである。簡易構造物1に対して、柵3,3及び4,4は夫々左右対称に取り付けられており、取付部分の構成は略同一であるため、主に一方の側面開口部14について説明する。
図10及び図12に示すように、側面開口部14には、網戸17の躯体側と正面側の両端部において、第一実施形態と同様に、二つの取付材50,50が取り付けてある。前後二箇所の取付材50,50のうち躯体側の取付材50には、柵3の吊元框30を取付けるための取付ヒンジ51が上下方向に二つ取り付けてあり、正面側の取付材50には、柵4の吊元框40を固定するための固定ヒンジ53が上下方向に二つ取り付けてある。取付ヒンジ51は、第一実施形態と同様の構成であり、柵3の吊元框30の上下方向に設けた二つの吊元ヒンジ31と、夫々回動軸5によって連結してある。固定ヒンジ53は取付ヒンジ51と同一形状のものである。二つの固定ヒンジ53は、柵4の吊元框40の上下方向に設けた二つの吊元ヒンジ41と、回動軸5によって固定してある。
次に、柵3及び4の簡易構造物1との取付部分について説明する。
柵4,4の吊元框40及び戸先框42は夫々吊元ヒンジ41と戸先ヒンジ43を備える。図12に示すように、吊元ヒンジ41は一方の円筒状部材にラッチボルトを備え、他方の円筒状部材が固定ヒンジ53に固定されて、吊元ヒンジ41は側面開口部14に平行に取り付けてある。柵4の吊元ヒンジ41のラッチボルトは柵3の戸先ヒンジ33のラッチ受け33aを係止する。また、柵4,4において、一方の戸先框42の戸先ヒンジ43は、躯体側にラッチボルトを備え、他方の戸先框42の戸先ヒンジ43は、躯体側にラッチ受け43bを備える。図13に示すように、柵4,4を前面部12で召し合わせた際に、一方の戸先ヒンジ43のラッチボルトに他方の戸先ヒンジ43のラッチ受け43bが係止される。
柵3,3は夫々吊元框30と戸先框32を備える。吊元框30及び戸先框32の構成は、第一実施形態における柵2,2の吊元框20及び戸先框22と夫々略同一の構成であるが、柵3,3は、図9及び図12に示すように、側面開口部14,14を閉鎖する際に戸先框32,32が係止される対象が第一実施形態とは異なるものである。言い換えれば、吊元框30に備える吊元ヒンジ31は簡易構造物1側の取付ヒンジ51と回動軸5によって連結してあり、右側の柵3の戸先ヒンジ33は、ラッチ受け33aとラッチボルトを備え、左側の柵3の戸先ヒンジ33は、二つのラッチ受け33dを備え、図13に示すように柵3,3を躯体側開口部10において召し合わせる際には左側の戸先ヒンジ33のラッチ受け33dと右側の戸先ヒンジ33のラッチボルトにおいて係止する点で、第一実施形態の柵2と同一の構成である。しかし、柵3によって側面開口部14を閉鎖する際、戸先ヒンジ33,33のラッチ受け33a,33dは簡易構造物1側に設けられた取付部材に係止されるのではなく、前面部12を閉鎖する柵4の吊元框40に係止される点で第一実施形態の構成とは異なる。詳しくは、図12に示すように、柵3を側面開口部14に平行に位置させて側面開口部14を閉鎖した際に、側面開口部14側に位置する戸先ヒンジ33のラッチ受け33aは、柵4の吊元ヒンジ41に備えるラッチボルトに係止される。なお、左側の柵4の戸先ヒンジ33も同様の構成である。
次に、このように構成した第二実施形態の簡易構造体の使用方法と作用効果を説明する。
図9、図10及び図12に示すように柵3,3は、吊元框30,30が簡易構造物1の側面開口部14と躯体側開口部10の角部8に取り付けてあるため側面開口部14,14に平行に位置させて広げ、夫々戸先框32のラッチ受け33aを柵4の吊元ヒンジ41のラッチボルトによって係止し、さらに、柵4,4の戸先框42,42を召し合わせ、一方の柵4のラッチ受け43bを他方の柵4のラッチボルトによって係止することにより、側面開口部14,14及び前面部12を閉鎖することができる。この状態において、側面開口部14,14及び前面部12の障子18や網戸17を開放しても、ペットが屋外へ出てしまうおそれがない。
さらに、柵3,3は、簡易構造物1に水平回動自在に取り付けてあり、側面開口部14の躯体側には躯体側側面部15が設けてあるため、図11及び図13に示すように柵3,3を躯体側開口部10に平行に位置するよう回動させることが可能であり、左側の柵3の躯体側に位置するラッチ受け33dに右側の柵3のラッチボルトを係止させ、さらに柵4,4の戸先框42,42を召し合わせ、一方の柵4のラッチ受け43bを他方の柵4のラッチボルトによって係止することにより、躯体側開口部10及び前面部12を閉鎖することができるので、建物開口部Xと前面部12の障子18や網戸17を開放した状態で、ペットを簡易構造物1内に囲っておくことができる。
図14は柵3,3,4,4を縮めた状態を示している。柵3,3,4,4は伸縮自在であるため、使用しない時には縮めておくことが可能であり、さらに柵3は水平回動自在であるため邪魔にならない方向へ向けておくことができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されない。たとえば、躯体側側面部は必ずしも設ける必要はない。躯体側側面部を設けない場合は、柵が回動する空間を確保するために回動軸を躯体側開口部から離れた位置に設けることが必要である。本発明が適用される簡易構造物に備える障子や網戸は特に限定されるものではなく、また、必ずしも網戸を備えるものでなくてもよい。柵の数量は限定しない。そして、必ずしも対になっている必要はなく、例えば柵を一つ備えるものであってもよい。また、柵はキャスターを有するものではなく、ハンガータイプのものであってもよい。
1 簡易構造物
2 柵(第一実施形態)
3 柵(第二実施形態)
4 柵(第二実施形態)
8 角部
10 躯体側開口部
13 側面部
14 側面開口部
15 躯体側側面部
20 吊元框(第一実施形態)
22 戸先框(第一実施形態)
30,40 吊元框(第二実施形態)
32,42 戸先框(第二実施形態)

Claims (2)

  1. 簡易構造物と、柵とを備え、
    簡易構造物は、側面開口部と躯体側開口部を備え、側面開口部は開閉障子を有し、
    柵は、吊元框と戸先框とを有し、伸縮自在であって、吊元框が、簡易構造物の側面開口部と躯体開口部の角部で且つ側面開口部の開閉障子よりも屋内側に水平回動自在に取り付けてあり、
    柵によって側面開口部又は躯体側開口部のいずれか一方を選択して閉鎖自在にしたことを特徴とする簡易構造体。
  2. 側面開口部と躯体開口部とを有し、側面開口部に開閉障子を設けた簡易構造物の内側に取り付けられるであって、
    吊元框と戸先框とを備え、伸縮自在なものであり、
    吊元框は、簡易構造物の側面開口部と躯体開口部の角部に取付ヒンジを介して取り付けられるものであり、
    且つ側面開口部の開閉障子よりも屋内側位置から躯体開口部よりも屋外側位置に90度水平回動自在なものであり、
    側面開口部又は躯体側開口部のいずれか一方を選択して閉鎖自在であることを特徴とする柵。
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