JP6931586B2 - 質量分析データ処理装置及び質量分析データ処理方法 - Google Patents
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未知化合物や既知化合物を同定する場合、データ処理装置は測定結果からクロマトグラム(TICC)を作成し(S1)、作成したクロマトグラムからピークを検出する処理を実行し(S2)、ピークが検出されなかった場合には(S3のNO)本フローチャートを処理する。一方、ピークが検出された場合には(S3のYES)、データ処理装置は検出したピークからマススペクトルを抽出し(S4)、抽出したマススペクトルに対しライブラリサーチを実行することで化合物の同定を行う(S5)。ステップS4,S5の処理は、検出された全てのピークに対して行う。
ここで、クロマトグラムのピークからマススペクトルを抽出する一般的な方法の例について、図2〜図6を参照して説明する。
図2は、TICC上で検出されたピークの例を示す説明図である。図2の横軸は保持時間[RT]であり、縦軸は信号強度[I]である。TICCで検出されたピークは、例えば、図2に示すようにガウス分布のような形状で表示される。ここで、保持時間[RT]が「11.2」であるピークの中央を中央位置Bと呼び、中央位置Bの左側の裾位置を裾位置Aと呼び、中央位置Bの右側の裾位置を裾位置Cと呼ぶ。
この質量分析データ処理装置は、質量分析によって得られたデータから全イオン電流クロマトグラムを作成する全イオン電流クロマトグラム作成部と、全イオン電流クロマトグラムにおけるピーク上の指定された保持時間を抽出位置として、マススペクトルを抽出するマススペクトル抽出部と、全イオン電流クロマトグラムの中で最大の強度を持つ基準ピークを抽出した基準ピーククロマトグラムを作成する基準ピーククロマトグラム作成部と、全イオン電流クロマトグラムにおけるピークの頂点部の保持時間が基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしている区間に該当する場合には、全イオン電流クロマトグラムにおける前記マススペクトルの抽出位置を、基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしていない区間内の所定の条件を満たす位置に補正するスペクトル抽出位置補正部と、全イオン電流クロマトグラム上の補正後の抽出位置で抽出されたマススペクトルに基づいて、試料成分を同定するための同定処理を行う同定部と、を備える。
この質量分析データ処理装置は、質量分析によって得られたデータから全イオン電流クロマトグラムを作成する全イオン電流クロマトグラム作成部と、全イオン電流クロマトグラムにおけるピーク上の設定された保持時間を抽出位置として、マススペクトルを抽出するマススペクトル抽出部と、全イオン電流クロマトグラムの中で最大の強度を持つ基準ピークを抽出した基準ピーククロマトグラムを作成する基準ピーククロマトグラム作成部と、マススペクトル抽出部により抽出されたマススペクトル内の各スペクトル信号の強度比を補正するスペクトル強度比補正部と、を備える。このスペクトル強度比補正部は、全イオン電流クロマトグラムにおけるピークの頂点部の保持時間が基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしている区間に該当する場合には、基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしていない区間内の任意の抽出位置のマススペクトル内の各スペクトル信号の強度比を用いて、全イオン電流クロマトグラムにおけるピークの頂点部の保持時間を抽出位置として得られたマススペクトル内の各スペクトル信号の強度比を補正する。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
[質量分析装置]
図7は、第1の実施形態に係る質量分析装置の概略を示す構成図である。図7に示す第1の実施形態に係る質量分析装置1は、クロマトグラフによって保持時間に応じて試料成分を分離し、分離した試料成分を所定の時間間隔で繰り返し質量分析して得られたデータに基づいて、試料成分の同定を行うものである。質量分析装置1は、試料分離部101及び質量分析部102と共に、第1の実施形態の質量分析データ処理装置1aを備えている。以下、これらの構成要素の詳細を説明する。
試料分離部101は、分析対象となる混合物試料を成分毎に分離するクロマトグラフの一例である。この試料分離部101は、分析対象となる混合物試料を導入するための試料導入部101aと、試料導入部101aから導入された試料を成分毎に分離するためのカラム101bとを備えている。カラム101bは、試料導入部101aから導入された試料を通過させる固定相が充填されたものである。固定相を通過する速度に応じて時間的に分離された成分は、各成分に固有の保持時間[RT:Retention Time]で質量分析部102に供給される。
質量分析部102は、試料分離部101で分離され、時間差を持って供給される各成分を順次にイオン化し、イオン化した各成分のイオンをさらに質量電荷比[m/z]に応じて分離して検出する。このような質量分析部102は、イオン化部102aと質量分離部102bと検出器102cとを備えている。
質量分析データ処理装置1aは、試料分離部101によって保持時間に応じて分離した試料成分を順次質量分析して得られたデータに基づいて、試料成分の同定を行う。このため、質量分析データ処理装置1aは、検出器102cで検出されたマススペクトル信号と保持時間[RT]を関連付けたデータを記憶部11に記憶し、このデータに基づいて、分析対象となる試料の定性分析を実施する。
図9は、質量分析装置1の測定結果を表示する表示画面の構成例を示す。
図9に示す表示画面は、左側にクロマトグラム表示領域22a、右側にスペクトル表示領域22bを有する。クロマトグラム表示領域22aは、測定結果から作成したクロマトグラムを表示する領域である。このクロマトグラム表示領域22aには、作成されたTICCやEIC、BPC等のクロマトグラム、TICCのスペクトル抽出位置、手動でスペクトル抽出位置を指定する(後述する第4の実施形態)ための操作画面などが表示される。
図10のクロマトグラム表示領域22aの上段には、設定された保持時間範囲のTICC30が表示されている。TICC30に関して、ピークトップのスペクトル抽出位置(抽出位置A)、バックグラウンドスペクトルの抽出位置(裾位置B,C)が表示されている。また、クロマトグラム表示領域22aの下段には、m/z112について同じ保持時間範囲のEICが表示されている。
図11のスペクトル表示領域22bの上段及び下段には、図10のTICC30の異なる保持時間から抽出されたマススペクトルがそれぞれ表示されている。
図12のスペクトル表示領域22bの上段及び下段はそれぞれ、図11のスペクトル表示領域22bの上段及び下段に表示されたマススペクトルに対してライブラリサーチを実施した後のスペクトル表示である。マススペクトルに対し、ライブラリに登録されたマススペクトル(以下「ライブラリスペクトル」と称する)を横にずらして重ねて表示されている。表示方法は、マススペクトルとライブラリスペクトルを上下に表示してもよい。ライブラリサーチ結果では、例えばライブラリサーチでヒットしたライブラリスペクトルとの類似度、及びライブラリスペクトルの化合物名、及びライブラリサーチでヒットした化合物の構造式が表示される。
図13は、第1の実施形態に係る質量分析データ処理装置1aによる化合物同定処理手法の手順を示すフローチャートである。TICC作成部12により測定データから全イオン電流クロマトグラム(TICC)を作成し(S11)、作成したTICCからピークを検出する(S12)過程までは、従来技術で説明した方法と同じである。
(補正前のスペクトル抽出位置)
次に、上述したスペクトル抽出位置の補正について、図14〜図17を参照してさらに具体的に説明する。図14AはTICC上で検出されたピークの例を示し、図14BはBPCの例を示す。図15は、図14AのTICCのピークから抽出したマススペクトルの例を示す。
図16AはTICC30上で検出されたピークに対してスペクトル抽出位置を補正する例を示し、図16BはBPC31の例を示す。図16BのBPC31は図14AのBPC31と同じである。図17は、図16Aにおける変更後のスペクトル抽出位置に基づいてTICCのピークから抽出したマススペクトルの例を示す説明図である。
なお、スペクトル抽出位置補正部15は、検索して見つけたBPC上の左側の該当位置と、BPC上の右側の該当位置とを比較し、よりTICCのピークのトップ位置に近い方を、新たなスペクトル抽出位置に採用してもよい。すなわち、スペクトル抽出位置補正部15は、BPCのサチュレーションしていない区間内であって、TICCのピークのトップ位置に対応する保持時間よりも短い側の該当保持時間(第1の保持時間)と、トップ位置の保持時間よりも長い側の該当保持時間(第2の保持時間)のうち、よりトップ位置に近い保持時間を、TICCにおけるマススペクトルの抽出位置に設定する。
また、検索して見つけたBPC上の左側の該当位置のマススペクトルと、BPC上の右側の該当位置のマススペクトルの平均をとったマススペクトルを、同定処理に用いてもよい。すなわち、スペクトル抽出位置補正部15は、BPCのサチュレーションしていない区間内であって、TICCのピークのトップ位置に対応する保持時間よりも短い側の該当保持時間(第1の保持時間)と、トップ位置の保持時間よりも長い側の該当保持時間(第2の保持時間)の両方を、TICCにおけるマススペクトルの抽出位置に設定する。
また、TICCのピークのトップ位置の左側及び右側のマススペクトルを抽出し、これらをライブラリサーチして類似度が高い方のマススペクトルを同定処理に使用するようにしてもよい。すなわち、スペクトル抽出位置補正部15は、BPCのサチュレーションしていない区間内であって、TICCのピークのトップ位置に対応する保持時間よりも短い側の該当保持時間(第1の保持時間)と、トップ位置の保持時間よりも長い側の該当保持時間(第2の保持時間)の両方を、TICCにおけるマススペクトルの抽出位置に設定する。
また、スペクトル抽出位置補正部15は、BPCのサチュレーションしていない区間内のうち、TICCの信号強度が予め設定した閾値を超える保持時間をTICCにおけるマススペクトルの抽出位置に設定する。逆に言えば、TICCの信号強度が閾値以下である保持時間の測定データは、マススペクトル抽出に使用しない。これにより、ライブラリサーチの同定精度を一定レベル以上に保つことが期待できる。なお、上記条件に該当する複数の測定データがあれば、それらのマススペクトルの平均値をとり、平均化後のマススペクトルに基づいて同定処理を行うようにしてもよい。それにより、変形例2と同様に、同定処理に使用するマススペクトルが安定し、ライブラリサーチによる化合物の同定精度の低下を回避することができる。
図18は、TICCとベースピーククロマトグラム(BPC)の例を示す説明図である。可能性としては低いものの、TICCのピークの裾位置から抽出したマススペクトルのある質量電荷比[m/z]のスペクトル信号が、サチュレーションすることがある。これは、図18を例に説明すると、TICC40のピークの右側の極小点に相当する裾位置Pcが、BPC41のサチュレーションしている区間(両矢印で示す範囲)に属している状態である。このようにTICCのピークの裾位置がBPCのサチュレーションしている区間に属する場合には、裾位置に対するスペクトル抽出位置をBPCのサチュレーションしていない区間内に変更する。
第1及び第2の実施形態では、クロマトグラムのピークのトップ位置や裾位置におけるスペクトルがサチュレーションしている区間に属する場合、スペクトル抽出位置を補正していたが、第3の実施形態は、抽出位置は変更しないで強度比を補正する方法である。第3の実施形態は、第1及び第2の実施形態とマススペクトルの抽出方法が異なるだけで、その他の構成は第1及び第2の実施形態と同じである。
第4の実施形態は、基準ピーククロマトグラム(BPC)を確認しながら、オペレーターが手動でスペクトル抽出位置を指定する機能を有する例である。第1及び第2の実施形態では自動でピークを検出し、検出したピークからマススペクトルを抽出する際に、自動でスペクトル抽出位置を補正していたが、第4の実施形態においては、オペレーターが手動でスペクトル抽出位置をBPCを見ながら補正する。自動ピーク検出では検出されなかったが、オペレーターがピークと思われる場所から手動でマススペクトルを抽出する場合や、自動ピーク検出で検出されたピークから自動で決定したスペクトル抽出位置を修正する場合を想定する。
図24は、第4の実施形態に係るスペクトル抽出位置を手動で変更する第1の方法を示す説明図であり、図24Aは変更前のスペクトル抽出位置、図24Bは変更後のスペクトル抽出位置を示す。
図25は、第4の実施形態に係るスペクトル抽出位置を手動で変更する第2の方法を示す説明図であり、図25Aは変更前のスペクトル抽出位置、図25Bは変更後のスペクトル抽出位置を示す。
Claims (14)
- クロマトグラフによって保持時間に応じて分離した試料成分を順次質量分析して得られたデータに基づいて、前記試料成分の同定を行うための質量分析データ処理装置であって、
前記質量分析によって得られたデータから全イオン電流クロマトグラムを作成する全イオン電流クロマトグラム作成部と、
前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピーク上の指定された保持時間を抽出位置として、マススペクトルを抽出するマススペクトル抽出部と、
前記全イオン電流クロマトグラムの中で最大の強度を持つ基準ピークを抽出した基準ピーククロマトグラムを作成する基準ピーククロマトグラム作成部と、
前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピークの頂点部の保持時間が前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしている区間に該当する場合には、前記全イオン電流クロマトグラムにおける前記マススペクトルの抽出位置を、前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしていない区間内の所定の条件を満たす位置に補正するスペクトル抽出位置補正部と、
前記全イオン電流クロマトグラム上の補正後の前記抽出位置で抽出された前記マススペクトルに基づいて、前記試料成分を同定するための同定処理を行う同定部と、を備え、
前記スペクトル抽出位置補正部は、前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしていない区間内であって、前記全イオン電流クロマトグラムのピークの頂上部に対応する保持時間よりも短い側の第1の保持時間と、前記頂上部の保持時間よりも長い側の第2の保持時間のうち、より前記頂上部に近い保持時間を、前記全イオン電流クロマトグラムにおける前記マススペクトルの抽出位置に設定する
質量分析データ処理装置。 - クロマトグラフによって保持時間に応じて分離した試料成分を順次質量分析して得られたデータに基づいて、前記試料成分の同定を行うための質量分析データ処理装置であって、
前記質量分析によって得られたデータから全イオン電流クロマトグラムを作成する全イオン電流クロマトグラム作成部と、
前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピーク上の指定された保持時間を抽出位置として、マススペクトルを抽出するマススペクトル抽出部と、
前記全イオン電流クロマトグラムの中で最大の強度を持つ基準ピークを抽出した基準ピーククロマトグラムを作成する基準ピーククロマトグラム作成部と、
前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピークの頂点部の保持時間が前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしている区間に該当する場合には、前記全イオン電流クロマトグラムにおける前記マススペクトルの抽出位置を、前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしていない区間内の所定の条件を満たす位置に補正するスペクトル抽出位置補正部と、
前記全イオン電流クロマトグラム上の補正後の前記抽出位置で抽出された前記マススペクトルに基づいて、前記試料成分を同定するための同定処理を行う同定部と、を備え、
前記スペクトル抽出位置補正部は、前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしていない区間内のうち、前記基準ピーククロマトグラムの強度が最大となる位置を、前記全イオン電流クロマトグラムにおける前記マススペクトルの抽出位置に設定する
質量分析データ処理装置。 - クロマトグラフによって保持時間に応じて分離した試料成分を順次質量分析して得られたデータに基づいて、前記試料成分の同定を行うための質量分析データ処理装置であって、
前記質量分析によって得られたデータから全イオン電流クロマトグラムを作成する全イオン電流クロマトグラム作成部と、
前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピーク上の指定された保持時間を抽出位置として、マススペクトルを抽出するマススペクトル抽出部と、
前記全イオン電流クロマトグラムの中で最大の強度を持つ基準ピークを抽出した基準ピーククロマトグラムを作成する基準ピーククロマトグラム作成部と、
前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピークの頂点部の保持時間が前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしている区間に該当する場合には、前記全イオン電流クロマトグラムにおける前記マススペクトルの抽出位置を、前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしていない区間内の所定の条件を満たす位置に補正するスペクトル抽出位置補正部と、
前記全イオン電流クロマトグラム上の補正後の前記抽出位置で抽出された前記マススペクトルに基づいて、前記試料成分を同定するための同定処理を行う同定部と、を備え、
前記スペクトル抽出位置補正部は、前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしていない区間内であって、前記全イオン電流クロマトグラムのピークの頂上部に対応する保持時間よりも短い側の第1の保持時間と、前記頂上部の保持時間よりも長い側の第2の保持時間の両方を、前記全イオン電流クロマトグラムにおける前記マススペクトルの抽出位置に設定し、
前記マススペクトル抽出部は、前記第1の保持時間を抽出位置として第1のマススペクトルを抽出し、また前記第2の保持時間を抽出位置として第2のマススペクトルを抽出し、
前記同定部は、前記第1のマススペクトル及び前記第2のマススペクトルについて同定処理を行い、ライブラリ内に予め登録された物質との類似度が高い方のマススペクトルを同定結果として採用する
質量分析データ処理装置。 - クロマトグラフによって保持時間に応じて分離した試料成分を順次質量分析して得られたデータに基づいて、前記試料成分の同定を行うための質量分析データ処理装置であって、
前記質量分析によって得られたデータから全イオン電流クロマトグラムを作成する全イオン電流クロマトグラム作成部と、
前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピーク上の指定された保持時間を抽出位置として、マススペクトルを抽出するマススペクトル抽出部と、
前記全イオン電流クロマトグラムの中で最大の強度を持つ基準ピークを抽出した基準ピーククロマトグラムを作成する基準ピーククロマトグラム作成部と、
前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピークの頂点部の保持時間が前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしている区間に該当する場合には、前記全イオン電流クロマトグラムにおける前記マススペクトルの抽出位置を、前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしていない区間内の所定の条件を満たす位置に補正するスペクトル抽出位置補正部と、
前記全イオン電流クロマトグラム上の補正後の前記抽出位置で抽出された前記マススペクトルに基づいて、前記試料成分を同定するための同定処理を行う同定部と、を備え、
前記スペクトル抽出位置補正部は、前記全イオン電流クロマトグラムの頂上部に対応する保持時間よりも短い側の保持時間に相当する第1の裾位置、及び/又は前記補正後の抽出位置の保持時間よりも長い側の保持時間に相当する第2の裾位置が、前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしている区間に該当する場合には、前記第1の裾位置及び/又は前記第2の裾位置に代えて、それぞれ前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしていない区間内の任意の位置を前記全イオン電流クロマトグラムの裾における前記マススペクトルの抽出位置とする
質量分析データ処理装置。 - クロマトグラフによって保持時間に応じて分離した試料成分を順次質量分析して得られたデータに基づいて、前記試料成分の同定を行うための質量分析データ処理装置であって、
前記質量分析によって得られたデータから全イオン電流クロマトグラムを作成する全イオン電流クロマトグラム作成部と、
前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピーク上の指定された保持時間を抽出位置として、マススペクトルを抽出するマススペクトル抽出部と、
前記全イオン電流クロマトグラムの中で最大の強度を持つ基準ピークを抽出した基準ピーククロマトグラムを作成する基準ピーククロマトグラム作成部と、
前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピークの頂点部の保持時間が前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしている区間に該当する場合には、前記全イオン電流クロマトグラムにおける前記マススペクトルの抽出位置を、前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしていない区間内の所定の条件を満たす位置に補正するスペクトル抽出位置補正部と、
前記全イオン電流クロマトグラム上の補正後の前記抽出位置で抽出された前記マススペクトルに基づいて、前記試料成分を同定するための同定処理を行う同定部と、を備え、
前記全イオン電流クロマトグラムと前記基準ピーククロマトグラムを一つのグラフに表示するための画像データを作成する画像データ作成部と、
前記画像データに基づく画面を表示する表示部と、を更に備える
質量分析データ処理装置。 - 操作者の操作に応じた入力信号を生成する操作部、を更に備え、
前記スペクトル抽出位置補正部は、前記操作部からの入力信号に基づいて、前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしていない区間に該当する前記全イオン電流クロマトグラムにおける指定された位置を、前記全イオン電流クロマトグラムにおける前記スペクトルの抽出位置に設定する
請求項5に記載の質量分析データ処理装置。 - 前記画像データ作成部は、前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしていない区間に該当する、前記全イオン電流クロマトグラムにおける前記マススペクトルの抽出位置を設定可能な範囲を示す画像データを作成する
請求項6に記載の質量分析データ処理装置。 - クロマトグラフによって保持時間に応じて分離した試料成分を順次質量分析して得られたデータに基づいて、前記試料成分の同定を行うための質量分析データ処理装置であって、
前記質量分析によって得られたデータから全イオン電流クロマトグラムを作成する全イオン電流クロマトグラム作成部と、
前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピーク上の設定された保持時間を抽出位置として、マススペクトルを抽出するマススペクトル抽出部と、
前記全イオン電流クロマトグラムの中で最大の強度を持つ基準ピークを抽出した基準ピーククロマトグラムを作成する基準ピーククロマトグラム作成部と、
前記マススペクトル抽出部により抽出されたマススペクトル内の各スペクトル信号の強度比を補正するスペクトル強度比補正部と、を備え、
前記スペクトル強度比補正部は、前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピークの頂点部の保持時間が前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしている区間に該当する場合には、前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしていない区間内の任意の抽出位置のマススペクトル内の各スペクトル信号の強度比を用いて、前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピークの頂点部の保持時間を抽出位置として得られたマススペクトル内の各スペクトル信号の強度比を補正する
質量分析データ処理装置。 - 前記スペクトル強度比補正部は、前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピークの頂点部の保持時間を抽出位置として得られた前記マススペクトルから、サチュレーションしていないスペクトル信号のうち最大の強度を持つスペクトル信号を、前記強度比の補正に使用する
請求項8に記載の質量分析データ処理装置。 - クロマトグラフによって保持時間に応じて分離した試料成分を順次質量分析して得られたデータに基づいて、前記試料成分の同定を行うための質量分析データ処理装置による質量分析データ処理方法であって、
前記質量分析によって得られたデータから全イオン電流クロマトグラムを作成するステップと、
前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピーク上の指定された保持時間を抽出位置として、マススペクトルを抽出するステップと、
前記全イオン電流クロマトグラムの中で最大の強度を持つ基準ピークを抽出した基準ピーククロマトグラムを作成するステップと、
前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピークの頂点部の保持時間が前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしている区間に該当する場合には、前記全イオン電流クロマトグラムにおける前記マススペクトルの抽出位置を、前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしていない区間内の所定の条件を満たす位置に補正するステップと、
前記全イオン電流クロマトグラム上の補正後の前記抽出位置で抽出された前記マススペクトルに基づいて、前記試料成分を同定するための同定処理を行うステップと、を含み、
前記マススペクトルの抽出位置を補正するステップにおいて、前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしていない区間内であって、前記全イオン電流クロマトグラムのピークの頂上部に対応する保持時間よりも短い側の第1の保持時間と、前記頂上部の保持時間よりも長い側の第2の保持時間のうち、より前記頂上部に近い保持時間を、前記全イオン電流クロマトグラムにおける前記マススペクトルの抽出位置に設定する
質量分析データ処理方法。 - クロマトグラフによって保持時間に応じて分離した試料成分を順次質量分析して得られたデータに基づいて、前記試料成分の同定を行うための質量分析データ処理装置による質量分析データ処理方法であって、
前記質量分析によって得られたデータから全イオン電流クロマトグラムを作成するステップと、
前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピーク上の指定された保持時間を抽出位置として、マススペクトルを抽出するステップと、
前記全イオン電流クロマトグラムの中で最大の強度を持つ基準ピークを抽出した基準ピーククロマトグラムを作成するステップと、
前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピークの頂点部の保持時間が前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしている区間に該当する場合には、前記全イオン電流クロマトグラムにおける前記マススペクトルの抽出位置を、前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしていない区間内の所定の条件を満たす位置に補正するステップと、
前記全イオン電流クロマトグラム上の補正後の前記抽出位置で抽出された前記マススペクトルに基づいて、前記試料成分を同定するための同定処理を行うステップと、を含み、
前記マススペクトルの抽出位置を補正するステップにおいて、前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしていない区間内のうち、前記基準ピーククロマトグラムの強度が最大となる位置を、前記全イオン電流クロマトグラムにおける前記マススペクトルの抽出位置に設定する
質量分析データ処理方法。 - クロマトグラフによって保持時間に応じて分離した試料成分を順次質量分析して得られたデータに基づいて、前記試料成分の同定を行うための質量分析データ処理装置による質量分析データ処理方法であって、
前記質量分析によって得られたデータから全イオン電流クロマトグラムを作成するステップと、
前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピーク上の指定された保持時間を抽出位置として、マススペクトルを抽出するステップと、
前記全イオン電流クロマトグラムの中で最大の強度を持つ基準ピークを抽出した基準ピーククロマトグラムを作成するステップと、
前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピークの頂点部の保持時間が前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしている区間に該当する場合には、前記全イオン電流クロマトグラムにおける前記マススペクトルの抽出位置を、前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしていない区間内の所定の条件を満たす位置に補正するステップと、
前記全イオン電流クロマトグラム上の補正後の前記抽出位置で抽出された前記マススペクトルに基づいて、前記試料成分を同定するための同定処理を行うステップと、を含み、
前記マススペクトルの抽出位置を補正するステップにおいて、前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしていない区間内であって、前記全イオン電流クロマトグラムのピークの頂上部に対応する保持時間よりも短い側の第1の保持時間と、前記頂上部の保持時間よりも長い側の第2の保持時間の両方を、前記全イオン電流クロマトグラムにおける前記マススペクトルの抽出位置に設定し、
前記マススペクトルを抽出するステップにおいて、前記第1の保持時間を抽出位置として第1のマススペクトルを抽出し、また前記第2の保持時間を抽出位置として第2のマススペクトルを抽出し、
前記同定処理を行うステップにおいて、前記第1のマススペクトル及び前記第2のマススペクトルについて同定処理を行い、ライブラリ内に予め登録された物質との類似度が高い方のマススペクトルを同定結果として採用する
質量分析データ処理方法。 - クロマトグラフによって保持時間に応じて分離した試料成分を順次質量分析して得られたデータに基づいて、前記試料成分の同定を行うための質量分析データ処理装置による質量分析データ処理方法であって、
前記質量分析によって得られたデータから全イオン電流クロマトグラムを作成するステップと、
前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピーク上の指定された保持時間を抽出位置として、マススペクトルを抽出するステップと、
前記全イオン電流クロマトグラムの中で最大の強度を持つ基準ピークを抽出した基準ピーククロマトグラムを作成するステップと、
前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピークの頂点部の保持時間が前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしている区間に該当する場合には、前記全イオン電流クロマトグラムにおける前記マススペクトルの抽出位置を、前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしていない区間内の所定の条件を満たす位置に補正するステップと、
前記全イオン電流クロマトグラム上の補正後の前記抽出位置で抽出された前記マススペクトルに基づいて、前記試料成分を同定するための同定処理を行うステップと、
前記全イオン電流クロマトグラムと前記基準ピーククロマトグラムを一つのグラフに表示するための画像データを作成し、前記画像データに基づく画面を表示部に表示するステップと、を含む
質量分析データ処理方法。 - クロマトグラフによって保持時間に応じて分離した試料成分を順次質量分析して得られたデータに基づいて、前記試料成分の同定を行うための質量分析データ処理装置による質量分析データ処理方法であって、
前記質量分析によって得られたデータから全イオン電流クロマトグラムを作成するステップと、
前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピーク上の設定された保持時間を抽出位置として、マススペクトルを抽出するステップと、
前記全イオン電流クロマトグラムの中で最大の強度を持つ基準ピークを抽出した基準ピーククロマトグラムを作成するステップと、
抽出された前記マススペクトル内の各スペクトル信号の強度比を補正するステップと、を備え、
前記強度比を補正するステップにおいて、前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピークの頂点部の保持時間が前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしている区間に該当する場合には、前記基準ピーククロマトグラムのサチュレーションしていない区間内の任意の抽出位置のマススペクトル内の各スペクトル信号の強度比を用いて、前記全イオン電流クロマトグラムにおけるピークの頂点部の保持時間を抽出位置として得られたマススペクトル内の各スペクトル信号の強度比を補正する
質量分析データ処理方法。
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