JP6930753B2 - 包装方法、および、包装装置 - Google Patents
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Description
本明細書において、包装フィルムFの搬送方向を「第1方向DR1」と定義する。また、包装フィルムFの搬送方向上流側を、「上流側」と呼び、包装フィルムFの搬送方向下流側を、「下流側」と呼ぶ。
図1乃至図5を参照して、第1の実施形態における包装装置1Aおよび包装方法について説明する。図1は、第1の実施形態における包装装置1Aを模式的に示す図である。図2は、第1の実施形態における包装装置1Aが第1制御モードを実行している様子を模式的に示す図である。図3は、第1の実施形態における包装装置1Aが第2制御モードを実行している様子を模式的に示す図である。図4は、第1の実施形態における包装装置1Aが第1制御モードを実行している様子を模式的に示す図である。図5は、第1の実施形態における包装方法の一例を示すフローチャートである。
図2を参照して、第1制御モードについて説明する。第1制御モードでは、制御装置30は、横シーラー10と、第1搬送コンベヤ20とを同期的に駆動する。横シーラー10と第1搬送コンベヤ20とが同期的に駆動されることにより、複数の物品Dが、包装フィルムFとともに、第1方向DR1に搬送され、かつ、隣接する2つの物品Dの間の領域AT1において、横シール部S(図2(c)を参照。)が形成される。
図3を参照して、第2制御モードについて説明する。第2制御モードでは、制御装置30は、横シーラー10を第1搬送コンベヤ20(より具体的には、第1搬送コンベヤ20の物品搬送面PL)および物品Dと干渉しない退避位置に移動させ(図3(b)を参照。)、横シーラー10を当該退避位置に維持した状態で、第1搬送コンベヤ20を駆動する(より具体的には、第1搬送コンベヤ20を駆動することにより、物品を支持する横断部材21を第1方向DR1に移動させる)。第2制御モードの実行により、物品D3は、退避位置にある横シーラー10を横切るように、第1方向DR1に搬送される(図3(c)を参照。)。また、図3(c)に記載の例では、第2制御モードにおいて、第1搬送コンベヤ20が駆動されることにより、物品D3を支持する複数の横断部材21が退避位置にある横シーラー10の上方または下方(より具体的には、第1の横シーラー10aの上方かつ第2の横シーラー10bの下方)を横切るように移動する。
図1乃至図5を参照して、第1の実施形態における包装方法について説明する。
図6乃至図17を参照して、第2の実施形態における包装装置1B、および、包装方法について説明する。図6は、第2の実施形態における包装装置1Bを模式的に示す概略断面図である。図7は、第2の実施形態における包装装置1Bを模式的に示す概略正面図である。図8は、横シーラー10と第1搬送コンベヤ20との配置関係を示す概略斜視図である。図9は、制御装置30と、センサと、モータとの間の接続関係を模式的に示す機能ブロック図である。図10は、第1入力部81を模式的に示す図である。図11は、第2入力部86を模式的に示す図である。図12は、第2の実施形態における包装装置1Bを模式的に示す概略断面図である。図13および図14は、第2の実施形態における包装方法を模式的に示す図である。図15は、第2の実施形態における包装方法の一例を示すフローチャートである。図16は、モード選択部88を模式的に示す図である。図17は、物品スルーモードを説明するための図である。
図6に記載の例では、第2搬送コンベヤ60は、第1搬送コンベヤ20の上流側に配置されている。より具体的には、第2搬送コンベヤ60の下流端は、第1搬送コンベヤ20の第1ホイール26aに隣接配置されている。第2搬送コンベヤ60は、第1搬送コンベヤ20に向けて、物品Dおよび包装フィルムFを送る。図6に記載の例では、第2搬送コンベヤ60は、搬送路の下側に配置された下側コンベヤ60aと、搬送路の上側に配置された上側コンベヤ60bとを含む。この場合、物品Dおよび包装フィルムFは、下側コンベヤ60aおよび上側コンベヤ60bによって挟まれた状態で、第1方向DR1に、搬送される。第2搬送コンベヤ60は、例えば、ベルトコンベヤである。
図6に記載の例では、第3搬送コンベヤ70は、第1搬送コンベヤ20の下流側に配置されている。より具体的には、第3搬送コンベヤ70の上流端は、第1搬送コンベヤ20の第2ホイール26bに隣接配置されている。第3搬送コンベヤ70は、第1搬送コンベヤ20から、物品Dを包装した包装体Eを受け取り、受け取った包装体Eを第1方向DR1に搬送する。図6に記載の例では、第3搬送コンベヤ70は、包装体Eを下側から支持するように構成されたコンベヤである。第3搬送コンベヤ70は、例えば、ベルトコンベヤである。
図7に記載の例では、横シーラー10は、第1モータ15aによって駆動される。より具体的には、第1モータ15aは、横シーラー10を回転駆動する。第1モータ15aは、例えば、サーボモータである。
図7に記載の例では、包装装置1Bは、横シーラー10の位相を特定するための第1センサ41を備える。図7に記載の例では、第1センサ41は、ロータリエンコーダ41aを含む。図7に記載の例では、第1モータ15aまたは動力伝達機構M1と、第1センサ41(より具体的には、ロータリエンコーダ41a)とが機械的に接続されている。図7に例示されるように、第1モータ15aまたは動力伝達機構M1と、第1センサ41(より具体的には、ロータリエンコーダ41a)とは、伝動ベルト14(より具体的には、タイミングベルト)を介して接続されていてもよい。代替的に、第1センサ41は、第1モータ15aに内蔵されていてもよい。例えば、第1モータ15aが、ロータリエンコーダ41aを内蔵したモータであってもよい。
図7に記載の例では、第1搬送コンベヤ20は、第2モータ25aによって駆動される。第2モータ25aは、例えば、サーボモータである。
図7に記載の例では、包装装置1Bは、第1搬送コンベヤ20の位相を特定するための第2センサ42を備える。図7に記載の例では、第2センサ42は、ロータリエンコーダ42aを含む。図7に記載の例では、第2モータ25aまたは動力伝達機構M2と、第2センサ42(より具体的には、ロータリエンコーダ42a)とが機械的に接続されている。図7に例示されるように、第2モータ25aまたは動力伝達機構M2と、第2センサ42(より具体的には、ロータリエンコーダ42a)とは、伝動ベルト24(より具体的には、タイミングベルト)を介して接続されていてもよい。代替的に、第2センサ42は、第2モータ25aに内蔵されていてもよい。例えば、第2モータ25aが、ロータリエンコーダ42aを内蔵したモータであってもよい。
図8に記載の例では、横断部材21は、第1のエンドレス部材22aと第2のエンドレス部材22bとの間に配置される。より具体的には、横断部材21の第1端部が、第1のエンドレス部材22aに接続され、横断部材21の第2端部が第2のエンドレス部材22bに接続される。横断部材21の配置された領域が、第1搬送コンベヤ20の第1領域AR1(すなわち、物品を支持可能な領域)に対応する。また、隣接する2つの第1領域AR1の間の領域(すなわち、2つの隣接する第1領域AR1の間の開口部OP)が、第2領域AR2に対応する。なお、図8に記載の例では、開口部OPは、先行する第1領域AR1の最後端に配置された横断部材と、後行する第1領域AR1の最前端に配置された横断部材と、2つのエンドレス部材(22a、22b)とによって規定された開口部である。
図9に記載の例では、制御装置30は、プロセッサ31と記憶装置32とを含む。制御装置30は、記憶装置32に記憶されたプログラムをプロセッサ31が実行することにより、第1の実施形態において説明された第1制御モード、および/または、第2制御モードを実行することができる。
図10に例示されるように、包装装置1Bは、横シーラー10の位置に対する物品Dの位置ずれを判定するための数値範囲を入力する第1入力部81を備えていてもよい。
続いて、第2の実施形態における包装方法について説明する。
図16に例示されるように、包装装置1Bは物品包装モードと、物品スルーモードとを手動で切り替えるモード選択部88を備えていてもよい。物品スルーモードでは、図17に例示されるように、第1搬送コンベヤ20が、物品包装処理を実行しない搬送装置として利用される。物品スルーモードでは、横シーラー10が第1搬送コンベヤ20および物品Dと干渉しない退避位置に維持された状態で、第1搬送コンベヤ20が駆動される。このため、第1搬送コンベヤ20によって搬送される物品Dと、横シーラー10とが互いに干渉することはない。
10 :横シーラー
10a :第1の横シーラー
10b :第2の横シーラー
11、11a、11b:シール形成面
12 :切断刃
13a :第1歯車
13b :第2歯車
14 :伝動ベルト
15 :横シーラー駆動装置
15a :第1モータ
20 :第1搬送コンベヤ
21 :横断部材
22 :エンドレス部材
22a :第1のエンドレス部材
22b :第2のエンドレス部材
23a :第1スプロケット
23b :第2スプロケット
24 :伝動ベルト
25 :コンベヤ駆動装置
25a :第2モータ
26a :第1ホイール
26b :第2ホイール
30 :制御装置
31 :プロセッサ
32 :記憶装置
41 :第1センサ
41a :ロータリエンコーダ
42 :第2センサ
42a :ロータリエンコーダ
43 :物品検出センサ
45 :電源スイッチ
60 :第2搬送コンベヤ
60a :下側コンベヤ
60b :上側コンベヤ
70 :第3搬送コンベヤ
80 :モニタ
81 :第1入力部
81a :下限値入力部
81b :上限値入力部
83 :横シーラー位相表示部
86 :第2入力部
86a :下限値入力部
86b :上限値入力部
88 :モード選択部
AR :1周期分の領域
AR1 :第1領域
AR2 :第2領域
AX1 :第1回転軸
AX2 :第2回転軸
D、D1、D2、D3、D4、D5:物品
E、E1、E2、E3:包装体
F :包装フィルム
M1 :動力伝達機構
M2 :動力伝達機構
OP :開口部
PL :物品搬送面
S :横シール部
Claims (9)
- 包装装置を用いて物品を包装する包装方法であって、
前記包装装置は、
包装フィルムに横シール部を形成する横シーラーと、
前記横シーラーの上流側から前記横シーラーの下流側に物品を搬送する第1搬送コンベヤと
を具備し、
前記第1搬送コンベヤは、
物品を支持可能な第1領域と、
前記横シーラーの少なくとも一部が通過可能な第2領域と
を含み、
前記包装方法は、
位置ずれが生じていない正常位置物品を包装する正常位置物品包装工程と、
位置ずれ物品を処理する位置ずれ物品処理工程と、
前記横シーラーの位相と、前記第1搬送コンベヤの位相とを位相合わせする工程と
を含み、
前記位相合わせする工程は、前記包装装置の電源がONにされた後、かつ、前記正常位置物品包装工程および前記位置ずれ物品処理工程の実行前に実行され、
前記位相合わせする工程において、前記横シーラーがシール実行位置の近傍にあるときには、前記横シーラーと前記第1搬送コンベヤとが同期的に移動され、
前記正常位置物品包装工程は、
前記横シーラーおよび前記第1搬送コンベヤを同期的に駆動することにより、前記第1搬送コンベヤの前記第2領域を横切るように前記横シーラーを移動させる横シーラー移動工程と、
前記第2領域を横切るように移動した前記横シーラーによって、前記包装フィルムに前記横シール部を形成する横シール工程と
を含み、
前記位置ずれ物品処理工程は、
前記位置ずれ物品を検出する位置ずれ物品検出工程と、
前記位置ずれ物品が検出されることに応じて、前記横シーラーを前記第1搬送コンベヤと干渉しない退避位置に移動させる横シーラー退避工程と、
前記横シーラーを前記退避位置に維持した状態で前記第1搬送コンベヤを駆動することにより、前記退避位置にある前記横シーラーを横切るように前記位置ずれ物品を搬送する位置ずれ物品搬送工程と
を含む
包装方法。 - 前記正常位置物品包装工程によって形成される包装体に含まれる物品の数を第1物品数と定義するとき、
前記位置ずれ物品処理工程は、前記第1物品数よりも数が多い物品を包装した第2包装体を形成することを含む
請求項1に記載の包装方法。 - 包装フィルムに横シール部を形成する横シーラーと、
前記横シーラーの上流側から前記横シーラーの下流側に物品を搬送する第1搬送コンベヤと、
前記横シーラーの駆動、および、前記第1搬送コンベヤの駆動を制御する制御装置と
を具備し、
前記第1搬送コンベヤは、
物品を支持可能な第1領域と、
前記横シーラーの少なくとも一部が通過可能な第2領域と
を含み、
前記制御装置は、
前記横シーラーおよび前記第1搬送コンベヤを同期的に駆動することにより、前記第1搬送コンベヤの前記第2領域を横切るように前記横シーラーを移動させ、隣接する2つの物品の間において、前記包装フィルムに横シール部を形成する第1制御モードと、
前記横シーラーを前記第1搬送コンベヤと干渉しない退避位置に維持した状態で、前記第1搬送コンベヤを駆動することにより、前記退避位置にある前記横シーラーを横切るように物品を搬送する第2制御モードと、
前記第1制御モードおよび前記第2制御モードの実行前に前記横シーラーの位相と前記第1搬送コンベヤの位相を合わせる位相合わせ制御モードと
を実行可能であり、
前記制御装置は、前記位相合わせ制御モードにおいて、前記横シーラーがシール実行位置の近傍にあるときには、前記横シーラーと前記第1搬送コンベヤとを同期的に移動させる
包装装置。 - 前記制御装置は、位置ずれ物品が検出されることに応じて、前記第1制御モードから前記第2制御モードに切り替え可能なように構成され、かつ、
前記制御装置は、前記位置ずれ物品が検出された後に正常位置物品が検出されることに応じて、前記第2制御モードから前記第1制御モードに切り替え可能なように構成される
請求項3に記載の包装装置。 - 前記横シーラーを駆動する第1モータと、
前記横シーラーの位相を特定するための第1センサと、
前記第1搬送コンベヤを駆動する第2モータと、
前記第1搬送コンベヤの位相を特定するための第2センサと、
物品を検出する物品検出センサと
を更に具備し、
前記制御装置は、前記第1センサから受信する第1信号および前記第2センサから受信する第2信号のうちの少なくとも1つの信号と、前記物品検出センサから受信する第3信号とに基づいて、物品が、正常位置物品であるか位置ずれ物品であるかを判定する判定手段を有し、
前記制御装置が前記位置ずれ物品を検出することに応じて、前記第1制御モードから前記第2制御モードに切り替えられるように構成されている
請求項3に記載の包装装置。 - 前記横シーラーの位置に対する物品の位置ずれを判定するための数値範囲を入力する第1入力部を更に具備し、
前記物品検出センサが物品を検出したタイミングで、前記横シーラーの位置が前記数値範囲によって規定される位置にあるとき、前記制御装置は、前記第1制御モードから前記第2制御モードへの切り替えを実行するように構成されている
請求項5に記載の包装装置。 - 包装フィルムに横シール部を形成する横シーラーと、
前記横シーラーの上流側から前記横シーラーの下流側に物品を搬送する第1搬送コンベヤと、
前記横シーラーの駆動、および、前記第1搬送コンベヤの駆動を制御する制御装置と
を具備し、
前記第1搬送コンベヤは、
物品を支持可能な第1領域と、
前記横シーラーの少なくとも一部が通過可能な第2領域と
を含み、
前記制御装置は、
前記横シーラーおよび前記第1搬送コンベヤを同期的に駆動することにより、前記第1搬送コンベヤの前記第2領域を横切るように前記横シーラーを移動させる第1制御モードと、
前記横シーラーを前記第1搬送コンベヤと干渉しない退避位置に維持した状態で、前記第1搬送コンベヤを駆動することにより、前記退避位置にある前記横シーラーを横切るように物品を搬送する第2制御モードと
を実行可能であり、
前記横シーラーと前記第1搬送コンベヤとの間の非同期的移動を禁止する非同期的移動禁止範囲、または、前記横シーラーと前記第1搬送コンベヤとの間の非同期的移動を許可する非同期的移動許可範囲を設定する第2入力部を更に具備し、
位相合わせ制御モードにおいて、前記制御装置は、
前記横シーラーの位置が非同期的移動禁止範囲にあるときには、前記横シーラーと前記第1搬送コンベヤとを同期的に移動させ、
前記横シーラーの位置が非同期的移動許可範囲にあるときには、前記横シーラーと前記第1搬送コンベヤとを非同期的に移動させることにより、前記横シーラーと前記第1搬送コンベヤとを自動的に位相合わせする
包装装置。 - 前記包装フィルムの搬送方向を第1方向と定義するとき、前記第1領域は、前記第1方向に交差する方向に延在する複数の横断部材によって規定され、
前記第2領域は、隣接する2つの前記第1領域の間の開口部によって規定され、
前記第2制御モードでは、前記第1搬送コンベヤを駆動することにより、前記物品を支持する複数の前記横断部材が前記退避位置にある前記横シーラーを横切るように移動するように構成されている
請求項3乃至7のいずれか一項に記載の包装装置。 - 物品包装モードと、前記横シーラーを前記退避位置に維持した状態で前記第1搬送コンベヤを駆動する物品スルーモードとを手動で切り替えるモード選択部を更に具備する
請求項3乃至8のいずれか一項に記載の包装装置。
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