JP6930444B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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本発明は、円偏波が得られ小型化・低背化が可能なアンテナ装置に関する。
一般に、円偏波が得られる円偏波アンテナは、主に移動体用のGPS等によく使用されており、機器の小型化・低背化が求められている。従来、円偏波が得られる小型アンテナとして円偏波パッチアンテナが広く使用されているが、小型化・低背化には限界がある。すなわち、円偏波パッチアンテナでは、厚みを薄くすると、基板の表面にある放射電極とグランドとによる容量成分が大きくなり、容量結合においてインピーダンス整合のみならず、位相・利得・軸比等の各特性を良好に保つことが困難であった。
このため低背化を目的に、例えば特許文献1には、電磁結合した給電素子と無給電素子とを逆L型に折り曲げて低姿勢に保持した円偏波複合モノポールアンテナが提案されている。
また、特許文献2には、導体地板に接続されていると共に開放端が近接し、いずれか一方に給電点が設けられたL型の第1及び第2のモノポール導体素子を備えた円偏波アンテナ装置が記載されている。
さらに、特許文献3には、導体地板に接続されたL型の第1線状導体素子とL型の第2線状導体素子とを備え、無給電の第2線状導体素子と導体地板との接続部と、第1線状導体素子の給電部とを近接させたアンテナ装置が記載されている。
特開2009−225068号公報 特開2007−335989号公報 特開2016−25480号公報
しかしながら、上記従来の技術においても、以下の課題が残されている。
すなわち、特許文献1に記載のモノポールタイプの円偏波アンテナは、逆L型アンテナであるため、低背化と高利得化とがトレードオフの関係にあり、アンテナを低背化するとグランドに流れるアンテナと逆相のイメージ電流の影響を強く受け、放射効率が低下してしまう不都合があった。また、放電電極とグランドとの間で容量性の結合が大きくなり、それを打ち消すためにアンテナのサイズが大きくなってしまう。
また、特許文献2及び3に記載の無給電素子を設けた逆L型の円偏波アンテナでは、L型の給電素子及び無給電素子を導体地板の角部に配置しなければならず、グランドサイズによって円偏波特性が変化してしまうため、設計の自由度が小さいという不都合があった。このような無給電素子付きモノポール円偏波アンテナでは、低背でモノポール(L型)アンテナで1点給電にて円偏波を得ているが、モノポールアンテナはグランドにイメージ電流を流すことで動作するアンテナであるため、基板が小さい場合でグランドサイズが変化すると、その振幅値も変化してしまう。すなわち、基板グランドの縦横比が変わると、直交した偏波の振幅値も変化してしまい、軸比が悪化してしまう。
さらに、これら従来の円偏波アンテナでは、金属物が近接するとその影響でアンテナの放射が妨げられてしまい、十分なアンテナ特性が得られないという問題があった。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、金属物に近接配置されていても良好な円偏波特性が得られると共に低背化が可能なアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明に係るアンテナ装置は、給電アンテナ部と無給電アンテナ部とを備え、前記給電アンテナ部が、磁性体で形成された第1磁性体シートと、前記第1磁性体シート上に直接又は絶縁性の第1基板を挟んで金属で形成され基端側が給電点と接続された第1アンテナエレメントと、前記第1磁性体シート上に直接又は前記第1基板を挟んで金属で形成され基端がグランドに接続されると共に先端が前記第1アンテナエレメントの基端側に接続された第1接続エレメントとを備え、前記無給電アンテナ部が、磁性体で形成された第2磁性体シートと、前記第2磁性体シート上に直接又は絶縁性の第2基板を挟んで金属で形成された第2アンテナエレメントと、前記第2磁性体シート上に直接又は前記第2基板を挟んで金属で形成され基端がグランドに接続されると共に先端が前記第2アンテナエレメントの基端側に接続された第2接続エレメントとを備え、前記第1アンテナエレメントと前記第2アンテナエレメントとが、互いの開放端を近接させた状態で互いに直交する方向に延在していることを特徴とする。
このアンテナ装置では、第1磁性体シート上の第1アンテナエレメントと第2磁性体シート上の第2アンテナエレメントとが、互いの開放端を近接させた状態で互いに直交する方向に延在しているので、金属物に近接配置しても磁性体シートが逆F型のアンテナエレメントと金属物とに間に介在することで、低背な構造で直交した偏波を得ることができると共に、金属影響を低減することができる。また、第1磁性体シート及び第2磁性体シートの寸法、透磁率又は損失(tanδ)を適宜変えることで、給電アンテナ部と無給電アンテナ部との放射効率を変えて直交した偏波の振幅値を調整し、軸比を改善することが可能である。
第2の発明に係るアンテナ装置は、第1の発明において、前記第1磁性体シートの前記第1アンテナエレメントの延在方向における長さと、前記第2磁性体シートの前記第2アンテナエレメントの延在方向における長さとが、互いに異なっていることを特徴とする。
すなわち、このアンテナ装置では、第1磁性体シートの第1アンテナエレメントの延在方向における長さと、第2磁性体シートの第2アンテナエレメントの延在方向における長さとが、互いに異なっているので、第1磁性体シートと第2磁性体シートとの互いの長さに応じて給電アンテナ部と無給電アンテナ部との放射効率が変化し、直交したそれぞれの偏波の振幅値を調整することができる。
第3の発明に係るアンテナ装置は、第1又は第2の発明において、前記第1アンテナエレメントの途中に、第1周波数調整用受動素子が接続され、前記第2アンテナエレメントの途中に、第2周波数調整用受動素子が接続されていることを特徴とする。
すなわち、このアンテナ装置では、第1アンテナエレメントの途中に、第1周波数調整用受動素子が接続され、第2アンテナエレメントの途中に、第2周波数調整用受動素子が接続されているので、集中定数である第1周波数調整用受動素子及び第2周波数調整用受動素子により共振周波数の調整が可能である。
第4の発明に係るアンテナ装置は、第3の発明において、前記第1周波数調整用受動素子及び前記第2周波数調整用受動素子により、前記給電アンテナ部と前記無給電アンテナ部との互いの共振周波数をずらして設定していることを特徴とする。
すなわち、このアンテナ装置では、第1周波数調整用受動素子及び第2周波数調整用受動素子により、給電アンテナ部と無給電アンテナ部との互いの共振周波数をずらして設定しているので、アンテナ線路途中に設けた集中定数である第1周波数調整用受動素子及び第2周波数調整用受動素子により位相差の調整を行い、直交した偏波の90°の位相差を得ることができる。
第5の発明に係るアンテナ装置は、第1から第4の発明のいずれかにおいて、前記第1アンテナエレメントの先端及び前記第2アンテナエレメントの先端に、それぞれ誘電体アンテナのアンテナ素子が接続されていることを特徴とする。
すなわち、このアンテナ装置では、第1アンテナエレメントの先端及び第2アンテナエレメントの先端に、それぞれ誘電体アンテナのアンテナ素子が接続されているので、所望の共振周波数に自己共振しないローディング素子のアンテナ素子によってエレメント長の短縮化及び高インピーダンス化ができ、小型化とアンテナ特性の向上とを図ることができる。
第6の発明に係るアンテナ装置は、第1から第5の発明のいずれかにおいて、前記給電アンテナ部及び前記無給電アンテナ部が、前記第1磁性体シート又は前記第2磁性体シートを設置面側に配して金属物上に設置されることを特徴とする。
すなわち、このアンテナ装置では、給電アンテナ部及び無給電アンテナ部が、第1磁性体シート又は第2磁性体シートを設置面側に配して金属物上に設置されるので、金属物による金属影響を小さくすることができる。
第7の発明に係るアンテナ装置は、第1から第6の発明のいずれかにおいて、前記第1基板と前記第2基板とが一体となり、一枚の共通基板で構成されていることを特徴とする。
このアンテナ装置では、第1基板と第2基板とが一体となり、一枚の共通基板で構成されているので、部材点数を削減できると共に、広い基板面が得られることでグランドパターンや高周波回路を設ける広いスペースを得ることができる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
本発明のアンテナ装置によれば、第1磁性体シート上の第1アンテナエレメントと第2磁性体シート上の第2アンテナエレメントとが、互いの開放端を近接させた状態で互いに直交する方向に延在しているので、金属物に近接配置しても磁性体シートが逆F型のアンテナエレメントと金属物との間に介在することで、低背な構造で直交した偏波を得ることができると共に、金属影響を低減することができる。
したがって、本発明のアンテナ装置は、小型化・低背化が要望されていると共に機器の形状も様々な移動端末等の小型機器(例えば、移動体用のGPS等)に用いられる円偏波アンテナとして好適である。
本発明に係るアンテナ装置の第1実施形態を示す斜視図である。 第1実施形態において、給電アンテナ部単体における第1磁性体シートの長さL1を変化させた場合の振幅の変化(YZ面放射パターン)を示すグラフである。 第1実施形態において、給電アンテナ部単体における第1磁性体シートの長さL1を変化させた場合の振幅の変化(ZX面放射パターン)を示すグラフである。 第1実施形態において、振幅値及び位相の調整前(第1磁性体シートと第2磁性体シートとの長さが同じ場合)の状態を示す斜視図である。 第1実施形態において、振幅値及び位相の調整前の振幅値(YZ面放射パターン)を示すグラフである。 第1実施形態において、振幅値及び位相の調整前の振幅値(ZX面放射パターン)を示すグラフである。 第1実施形態において、振幅値及び位相の調整前の位相差を示すグラフである。 第1実施形態において、振幅値及び位相の調整前の軸比を示すグラフである。 第1実施形態において、振幅値及び位相の調整後の振幅値(YZ面放射パターン)を示すグラフである。 第1実施形態において、振幅値及び位相の調整後の振幅値(ZX面放射パターン)を示すグラフである。 第1実施形態において、振幅値及び位相の調整後の位相差を示すグラフである。 第1実施形態において、振幅値及び位相の調整後の軸比を示すグラフである。 第1実施形態において、VSWR特性(電圧定在波比)を示すグラフである。 第1実施形態において、放射効率を示すグラフである。 本発明に係るアンテナ装置の第2実施形態を示す斜視図である。 第2実施形態において、給電アンテナ部を示す要部の拡大斜視図である。 第2実施形態において、アンテナ装置の放射効率を示すグラフである。 第2実施形態において、アンテナ装置の軸比を示すグラフである。 本発明に係るアンテナ装置の第3実施形態を示す斜視図である。
以下、本発明に係るアンテナ装置の第1実施形態を、図1から図14を参照しながら説明する。
本実施形態におけるアンテナ装置1は、図1に示すように、給電アンテナ部2Aと無給電アンテナ部2Bとを備えている。
上記給電アンテナ部2Aは、磁性体で形成された第1磁性体シート3Aと、第1磁性体シート3A上に直接、銅板等の金属で形成され基端側が給電点FPと接続された第1アンテナエレメント4Aと、第1磁性体シート3A上に直接、銅板等の金属で形成され基端がグランドに接続されると共に先端が第1アンテナエレメント4Aの基端側に接続された第1接続エレメント5Aとを備えている。
上記無給電アンテナ部2Bは、磁性体で形成された第2磁性体シート3Bと、第2磁性体シート3B上に直接、銅板等の金属で形成された第2アンテナエレメント4Bと、第2磁性体シート3B上に直接、銅板等の金属で形成され基端がグランドに接続されると共に先端が第2アンテナエレメント4Bの基端側に接続された第2接続エレメント5Bとを備えている。
上記第1アンテナエレメント4Aと第2アンテナエレメント4Bとは、互いの開放端を近接させた状態で互いに直交する方向に延在している。
また、上記第1磁性体シート3A及び第2磁性体シート3Bは、長方形状とされ、上記第1磁性体シート3Aの第1アンテナエレメント4Aの延在方向における長さL1と、第2磁性体シート3Bの第2アンテナエレメント4Bの延在方向における長さL2とが、互いに異なっている。すなわち、第1アンテナエレメント4Aの先端側は、短い第1磁性体シート3Aから突出して延在しているのに対し、第2アンテナエレメント4Bは全長に亘って第2磁性体シート3B上に設けられている。このように、給電アンテナ部2Aと無給電アンテナ部2Bとは、磁性シートからのアンテナエレメントの突出量が異なっている。
上記第1アンテナエレメント4Aの途中には、第1周波数調整用受動素子P1が接続され、第2アンテナエレメント4Bの途中には、第2周波数調整用受動素子P2が接続されている。
上記第1周波数調整用受動素子P1及び第2周波数調整用受動素子P2により、給電アンテナ部2Aと無給電アンテナ部2Bとの互いの共振周波数を僅かにずらして設定している。
また、本実施形態では、第1接続エレメント5Aの途中には、第1インピーダンス調整用受動素子P3が接続され、第2接続エレメント5Bの途中には、第2インピーダンス調整用受動素子P4が接続されている。
上記各受動素子は、例えばインダクタ、コンデンサ、抵抗又はジャンパ線が採用される。
上記給電アンテナ部2A及び無給電アンテナ部2Bは、第1磁性体シート3A又は第2磁性体シート3Bを設置面側に配して金属物M上に設置される。
なお、金属物Mは、グランドに接続されており、第1接続エレメント5A及び第2接続エレメント5Bは、その基端が金属物Mと接続されている。
第1アンテナエレメント4A及び第2アンテナエレメント4Bの基端側は、それぞれ対応する第1磁性体シート3A又は第2磁性体シート3Bの端部で金属物M側に折り曲げられている。また、第1アンテナエレメント4Aの折り曲げられた端部は、金属物M近傍で給電点FPとされる。
上記給電点FPは、金属物Mが高周波回路を有するメイン基板の場合、この高周波回路に配置されたICから接続される。
また、金属物Mとは別にメイン基板がある場合、給電点FPは、同軸ケーブル等の給電手段を介してメイン基板に設けられた高周波回路の給電点に接続される。
第1接続エレメント5A及び第2接続エレメント5Bは、それぞれ対応する第1磁性体シート3A又は第2磁性体シート3Bの上面で延在する第1アンテナエレメント4A及び第2アンテナエレメント4Bの基端側で第1磁性体シート3A又は第2磁性体シート3Bの端部から突出して延在している。また、第1接続エレメント5A及び第2接続エレメント5Bは、金属物M側に途中で曲げられて端部が金属物M(グランド)に接続されている。
上記第1磁性体シート3A及び第2磁性体シート3Bは、Fe,Co,Ni等の飽和磁化の大きい磁性金属の粒子の少なくとも一種以上を絶縁性の媒体中に均一に分散させたシートである。これらのシートは、粒子同士が絶縁されることで抵抗値を高め、渦電流の発生を抑制することができる。また、これらのシートは、磁気異方性を持たせることで、磁性体の磁気共鳴周波数を高くし、より高周波で低損失な特性を得ることができる。
磁性金属の粒子としては、粒径が数nm〜数十nmのナノ粒子が好ましく、媒体としては、ポリエチレン,ポリスチレン,ポリエチルテレフタレート,エポキシ樹脂等の合成樹脂等が採用可能である。
例えば、第1磁性体シート3A及び第2磁性体シート3Bとして、低密度ポリエチレンにFeCoナノ粉を混練してシート状にしたものや、FeCoナノ粒子を溶媒であるプロパノール及びバインダである樹脂に含有させたインクをポリイミドフィルム上に塗布し、磁場配向させた後に、乾燥及び硬化を行ってシート状にし、これを複数積層した状態でプレスしたもの等が採用可能である。
また、第1磁性体シート3A及び第2磁性体シート3Bとして、スパッタリングにおいて絶縁性のマトリクス(SiO,Al等の損失の小さなセラミックス材料等)中に磁性金属粒子を分散させたナノグラニュラー膜や磁性層と、絶縁層とを交互に積層した薄膜構造等も採用可能である。
なお、第1磁性体シート3A及び第2磁性体シート3Bの透磁率は、高いほど金属影響の低減効果があり、理論上、透磁率が高いほど第1磁性体シート3A及び第2磁性体シート3Bの厚みを薄くすることができる。
また、第1磁性体シート3A及び第2磁性体シート3Bの損失(tanδ)は低いことが好ましい。
次に、本実施形態のアンテナ装置において、磁性体シートの長さに関してアンテナ特性のシミュレーションを行った結果について説明する。
まず、上記給電アンテナ部2A単体(無給電アンテナ部2B無し)における第1磁性体シート3Aの長さL1を変化させた場合の振幅(YZ面放射パターン、ZX面放射パターン)について、シミュレーションした結果を図2及び図3に示す。
なお、第1アンテナエレメント4Aの延在方向に直交する方向をX方向とし、第1アンテナエレメント4Aの延在方向をY方向とすると共に、第1磁性体シート3Aの上面に直交する方向をZ方向とした。
また、第1磁性体シート3Aの厚さを1mmとし、第1アンテナエレメント4Aの長さを13mmとした。また、第1磁性体シート3Aの比透磁率μ’を10とし、損失(tanδ)は無損失とした。
さらに、給電アンテナ部2Aおよび給電アンテナ部2Bのアンテナ長はどちらも13mmとした。
なお、金属物Mは、無限金属板とした。
これらの結果から、第1磁性体シート3Aの長さL1を短くすると、放射パターンの振幅値は小さくなることがわかる。また、磁性体シートの長さを変えると、給電アンテナ部2Aの共振周波数も変化するため、集中定数である周波数調整用受動素子により共振周波数の調整を行っている。
次に、図4に示すように、第1磁性体シート3Aの長さL1と第2磁性体シート3Bの長さL2とが同じ場合であって、振幅値及び位相の調整を行う前の状態において振幅(YZ面放射パターン、ZX面放射パターン)について、シミュレーションした結果を図5及び図6に示す。また、この場合において、位相差及び軸比について、シミュレーションした結果を図7及び図8に示す。
給電アンテナ部2A及び無給電アンテナ部2Bのアンテナ長はどちらも13mmとし、第1磁性体シート3A及び第2磁性体シート3Bの長さL1,L2も13mmとした。
なお、図4に示すように、第1磁性体シート3Aと第2磁性体シート3Bとが接触している状態では、接触部分を共通にして第1磁性体シート3Aと第2磁性体シート3Bとを一体化しても構わない。
また、各受動素子は、以下の設定とした。
第1周波数調整用受動素子P1:4.6nHのインダクタ
第2周波数調整用受動素子P2:4.6nHのインダクタ
第1インピーダンス調整用受動素子P3:12pFのコンデンサ
第2インピーダンス調整用受動素子P4:12pFのコンデンサ
上記結果から分かるように、直交するEphiとEthetaとの振幅値は、0°方向で3dB以上の差があり、位相差も90°からずれている。また、軸比は、3dB以下にする必要があるが、3dB以下はほとんど得られていない。そのため、振幅値を同じにするために、給電アンテナ部2A側の第1磁性体シート3Aを短くし、YZ面Etheta(又はZX面Ephi)成分を下げる必要がある。さらに、第1周波数調整用受動素子P1及び第2周波数調整用受動素子P2によって位相差を90°に調整する必要がある。
そこで、図1に示すように、無給電アンテナ部2Bの第2磁性体シート3Bの長さL2に対して給電アンテナ部2Aの第1磁性体シート3Aの長さL1を短く変更すると共に、第1周波数調整用受動素子P1、第2周波数調整用受動素子P2、第1インピーダンス調整用受動素子P3及び第2インピーダンス調整用受動素子P4の値を変えて調整を行った結果を、図9から図12に示す。
すなわち、第1磁性体シート3Aの長さL1を第2磁性体シート3Bの長さL2より短くして振幅値及び位相の調整を行った後の状態における振幅(YZ面放射パターン、ZX面放射パターン)について、シミュレーションした結果を図9及び図10に示す。また、この場合において、位相差及び軸比について、シミュレーションした結果を図11及び図12に示す。
なお、給電アンテナ部2A及び無給電アンテナ部2Bのアンテナ長はどちらも13mmとし、第1磁性体シート3Aの長さL1は6.5mmとすると共に第2磁性体シート3Bの長さL2は13mmとした。
また、各受動素子は、以下の設定とした。
第1周波数調整用受動素子P1:5.3nHのインダクタ
第2周波数調整用受動素子P2:4.63nHのインダクタ
第1インピーダンス調整用受動素子P3:11.5pFのコンデンサ
第2インピーダンス調整用受動素子P4:15pFのコンデンサ
これらの結果から分かるように、調整後は、直交するEphiとEthetaとの振幅値は、0°方向で一致しており、位相差も90°となっている。また、軸比はYZ面で99°、ZX面で83°の角度で、3dB以下となっている。
次に、上記調整後のアンテナ装置1において、VSWR特性(電圧定在波比)及び放射効率を図13及び図14に示す。
これらの結果から分かるように、所望の周波数において良好なアンテナ特性が得られている。
このように本実施形態のアンテナ装置1では、第1磁性体シート3A上の第1アンテナエレメント4Aと第2磁性体シート3B上の第2アンテナエレメント4Bとが、互いの開放端を近接させた状態で互いに直交する方向に延在しているので、金属物Mに近接配置しても磁性体シートが逆F型のアンテナエレメントと金属物Mとに間に介在することで、低背な構造で直交した偏波を得ることができると共に、金属影響を低減することができる。また、第1磁性体シート3A及び第2磁性体シート3Bの寸法、透磁率又は損失(tanδ)を適宜変えることで、給電アンテナ部2Aと無給電アンテナ部2Bとの放射効率を変えて直交した偏波の振幅値を調整し、軸比を改善することが可能である。
なお、第1磁性体シート3A及び第2磁性体シート3Bが厚いほど、また寸法が大きいほど、金属影響を小さくする効果が得られる。また、第1磁性体シート3A及び第2磁性体シート3Bの透磁率が高いほど、金属影響を小さくする効果が得られる。さらに、第1磁性体シート3A及び第2磁性体シート3Bの損失が高くなるほど、放射効率が低下する。また、第1アンテナエレメント4A又は第2アンテナエレメント4Bに受動素子として抵抗素子を挿入することで、抵抗により電力を損失させて放射効率を低下させることが可能である。また、入力特性の調整による不整合により放射効率を下げることも可能である。
また、第1磁性体シート3Aの第1アンテナエレメント4Aの延在方向における長さL1と、第2磁性体シート3Bの第2アンテナエレメント4Bの延在方向における長さL2とが、互いに異なっているので、第1磁性体シート3Aと第2磁性体シート3Bとの互いの長さL1,L2に応じて給電アンテナ部2Aと無給電アンテナ部2Bとの放射効率が変化し、直交したそれぞれの偏波の振幅値を調整することができる。
さらに、第1周波数調整用受動素子P1及び第2周波数調整用受動素子P2により、給電アンテナ部2Aと無給電アンテナ部2Bとの互いの共振周波数をずらして設定しているので、アンテナ線路途中に設けた集中定数である第1周波数調整用受動素子P1及び第2周波数調整用受動素子P2により位相差の調整を行い、直交した偏波の90°の位相差を得ることができる。
このように本実施形態のアンテナ装置1では、給電アンテナ部2A及び無給電アンテナ部2Bが、第1磁性体シート3A又は第2磁性体シート3Bを設置面側に配して金属物M上に設置されるので、金属物Mによる金属影響を小さくすることができる。
次に、本発明に係るアンテナ装置の第2及び第3実施形態について、図15から図19を参照して以下に説明する。なお、以下の実施形態の説明において、上記実施形態において説明した同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、第1アンテナエレメント4A及び第2アンテナエレメント4Bが直接、第1磁性体シート3A又は第2磁性体シート3B上に設けられているのに対し、第2実施形態のアンテナ装置21では、図15及び図16に示すように、第1アンテナエレメント24A及び第2アンテナエレメント24Bが絶縁性の第1基板27A又は第2基板27Bを挟んで第1磁性体シート3A又は第2磁性体シート3B上に設けられている点である。
また、第1実施形態では、アンテナグランドを金属物Mとしているが、第2実施形態では、第1基板27A,第2基板27B上に第1グランドパターンG1,第2グランドパターンG2が形成され、金属物Mとグランドとは接続されていない。
第2実施形態では、給電アンテナ部22Aの第1基板27Aの先端側が第1磁性体シート3Aから突出し、無給電アンテナ部22Bの第2磁性体シート3B上にまで延在している。また、第1アンテナエレメント24Aの先端側も、第1基板27Aと同様に、第1磁性体シート3Aから突出している。
また、第2実施形態では、第1アンテナエレメント24Aの先端に、誘電体アンテナの第1アンテナ素子AT1が接続されていると共に、第2アンテナエレメント24Bの先端に、誘電体アンテナのアンテナ素子AT2が接続されている点でも第1実施形態と異なっている。
上記第1基板27A及び第2基板27Bは、例えば一般的なプリント基板であって、本実施形態では、ガラスエポキシ樹脂等からなる長方形のプリント基板を採用している。
また、第1アンテナエレメント24A及び第2アンテナエレメント24Bは、第1基板27A又は第2基板27B上に銅箔等の金属箔でパターン形成されている。
第2実施形態では、2つの第1周波数調整用受動素子P1a,P1bが第1アンテナエレメント24Aに直列に接続されていると共に、2つの第2周波数調整用受動素子P2a,P2bが第2アンテナエレメント24Bに直列に接続されている。
給電アンテナ部22Aでは、第1基板27A上に、グランド(図示略)に接続された第1グランドパターンG1が第1基板27Aに沿って帯状に延在してパターン形成されている。また、無給電アンテナ部22Bでは、第2基板27B上に、グランド(図示略)に接続された第2グランドパターンG2が第2基板27Bに沿って帯状に延在してパターン形成されている。
第1アンテナエレメント24Aは、基端部が第1グランドパターンG1の近傍に配されて給電点FPとされ、給電点FPから第1グランドパターンG1の反対側に向けて第1基板27Aに沿って延在している。
また、第2アンテナエレメント24Bは、基端部が第2グランドパターンG2の近傍に配され第2グランドパターンG2の反対側に向けて第2基板27Bに沿って延在している。
なお、例えば給電手段として同軸ケーブルを採用する場合、同軸ケーブルの芯線が給電点FPに接続されると共に、給電点FP近傍の第1グランドパターンG1に同軸ケーブルのグランド線が接続される。このように、給電点FPは、同軸ケーブル等の給電手段を介して別のメイン基板に設けられた高周波回路(図示略)の給電点に接続される。この給電手段としては、同軸ケーブル、レセプタクル等のコネクタ、接点が板バネ形状を有する接続構造、接点がピンプローブ形状またはピン形状を有する接続構造、ハンダ付け用のランドを用いた接続構造等の種々の構造が採用可能である。
第1接続エレメント25Aは、第1周波数調整用受動素子P1bのよりも基端側の第1アンテナエレメント24Aの途中に一端が接続され、他端が給電点FPから離間した位置の第1グランドパターンG1に接続されている。
また、第2接続エレメント25Bは、第2周波数調整用受動素子P2bのよりも基端側の第2アンテナエレメント24Bの途中に一端が接続され、他端が第2アンテナエレメント24Bの基端から離間した位置の第2グランドパターンG2に接続されている。
なお、第1グランドパターンG1及び第2グランドパターンG2と金属物Mとの導通は無いが、導通させても構わない。
上記第1アンテナ素子AT1及び第2アンテナ素子AT2は、所望の共振周波数に自己共振しないローディング素子であって、例えば図16に示すように、セラミックス等の誘電体121の表面にAg等の導体パターン122が螺旋状に巻回形成されたチップアンテナである。
これらの第1アンテナ素子AT1及び第2アンテナ素子AT2は、共振周波数等の設定に応じて、その長さ、幅、導体パターン等が異なる素子を選択しても構わない。また、所望の周波数によっては、第1アンテナ素子AT1及び第2アンテナ素子AT2に使用している誘電体121を、磁性体、若しくは誘電体と磁性体とを混合した複合材料としても構わない。
第2実施形態のアンテナ装置21について、放射効率と軸比とをシミュレーションした結果を、図17及び図18に示す。
なお、第1磁性体シート3Aの長さL1を24mmとし、第2磁性体シート3Bの長さL2を31mmとした。また、第1磁性体シート3A及び第2磁性体シート3Bの幅は、どちらも5mmとし、それぞれの厚みは1mmとした。さらに、第1磁性体シート3Aと第2磁性体シート3Bとの間隔は、1mmとしている。
第1磁性体シート3Aと第2磁性体シート3Bとの比透磁率μ’を10、損失(tanδ)を0.01とした。
また、整合回路となる各受動素子は、以下のように設定した。
第1周波数調整用受動素子P1a:1nHのインダクタ
第1周波数調整用受動素子P1b:4nHのインダクタ
第2周波数調整用受動素子P2a:1nHのインダクタ
第2周波数調整用受動素子P2b:3nHのインダクタ
第1インピーダンス調整用受動素子P3:0.5nHのインダクタ
第2インピーダンス調整用受動素子P4:ジャンパ線(0Ω)
また、放射特性については、比較として給電アンテナ部22Aのみで第1磁性体シート3Aを採用しない場合(「ANT基板単体 磁性体シート無」と図中に表記)と、給電アンテナ部22Aのみで第1磁性体シート3Aを採用した場合(「ANT基板単体 磁性体シート有」と図中に表記)とについても同様にシミュレーションした。なお、第2実施形態のアンテナ装置21は、「円偏波構成(ANT2個、直交配置」と図中に表記している。
これらの結果から分かるように、軸比はYZ面で60°、ZX面で75°の角度で3dB以下の良好な軸比が得られた。このように磁性体シートの挿入により低背で高効率な円偏波特性が得られている。
このように第2実施形態のアンテナ装置21では、第1アンテナエレメント24A及び第2アンテナエレメント24Bが絶縁性の第1基板27A又は第2基板27Bを挟んで第1磁性体シート3A又は第2磁性体シート3B上に設けられているので、第1アンテナエレメント24A及び第2アンテナエレメント24Bを直接、第1磁性体シート3A又は第2磁性体シート3B上に設ける場合に比べて、第1アンテナエレメント24A及び第2アンテナエレメント24Bを金属箔で高精度にパターン形成することができると共に、アンテナ素子や受動素子の実装が容易になる。
また、第1アンテナエレメント24Aの先端及び第2アンテナエレメント24Bの先端に、それぞれ誘電体アンテナの第1アンテナ素子AT1又は第2アンテナ素子AT2が接続されているので、所望の共振周波数に自己共振しないローディング素子の第1アンテナ素子AT1又は第2アンテナ素子AT2によってエレメント長の短縮化及び高インピーダンス化ができ、小型化とアンテナ特性の向上とを図ることができる。
次に、第3実施形態と第2実施形態との異なる点は、第2実施形態では、第1アンテナエレメント24A及び第2アンテナエレメント24Bが別々の第1基板27A,第2基板27Bに設けられているのに対し、第3実施形態のアンテナ装置31では、図19に示すように、第1基板と第2基板とが一体となり、一枚の共通基板37で構成されている点である。
すなわち、第3実施形態では、第2実施形態の第1基板27Aや第2基板27Bのように帯状に長い基板ではなく、正方形に近い広い面積の共通基板37を採用し、共通基板37に第1アンテナエレメント34A,第2アンテナエレメント34Bが形成されている。
また、第2実施形態では、第1グランドパターンG1と第2グランドパターンG2とが別々に設けられているが、第3実施形態では、第1グランドパターンG1と第2グランドパターンG2とが一体になって共通グランドパターンG3が共通基板37上に形成されている。
このように第3実施形態のアンテナ装置31では、第1基板と第2基板とが一体となり、一枚の共通基板37で構成されているので、部材点数を削減できると共に、広い基板面が得られることで共通グランドパターンG3や高周波回路を設ける広いスペースを得ることができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、第2実施形態のようにアンテナ素子を接続してエレメントの一部とすることが好ましいが、アンテナ素子を接続せずに、銅箔等の金属箔のみで延在したアンテナエレメントでも構わない。この際、高インピーダンス化するために、アンテナエレメントの少なくとも一部を他の部分よりも幅狭の細いパターンにしたり、ジグザグに折り返しながら全体として一定方向に延在するミアンダパターンとしたりすることが好ましい。
さらに、第1基板及び第2基板のサイズに余裕がある場合には、上記エレメントの一部を線状若しくは板状の金属を折り返した形状のパターンに置き換えても構わない。また、同一の基板本体の表裏面に対してスルーホールを用いて、螺旋状などの形状に旋回させたパターンにしても構わない。
1,21,31…アンテナ装置、2A,22A…給電アンテナ部、2B,22B…無給電アンテナ部、3A…第1磁性体シート、3B…第2磁性体シート、4A,24A,34A…第1アンテナエレメント、4B,24B,34B…第2アンテナエレメント、5A,25A…第1接続エレメント、5B,25B…第2接続エレメント、27A…第1基板、27B…第2基板、37…共通基板、AT1…第1アンテナ素子、AT2…第2アンテナ素子、FP…給電点、P1,P1a,P1b…第1周波数調整用受動素子、P2,P2a,P2b…第2周波数調整用受動素子、M…金属物

Claims (7)

  1. 給電アンテナ部と無給電アンテナ部とを備え、
    前記給電アンテナ部が、磁性体で形成された第1磁性体シートと、
    前記第1磁性体シート上に直接又は絶縁性の第1基板を挟んで金属で形成され基端側が給電点と接続された第1アンテナエレメントと、
    前記第1磁性体シート上に直接又は前記第1基板を挟んで金属で形成され基端がグランドに接続されると共に先端が前記第1アンテナエレメントの基端側に接続された第1接続エレメントとを備え、
    前記無給電アンテナ部が、磁性体で形成された第2磁性体シートと、
    前記第2磁性体シート上に直接又は絶縁性の第2基板を挟んで金属で形成された第2アンテナエレメントと、
    前記第2磁性体シート上に直接又は前記第2基板を挟んで金属で形成され基端がグランドに接続されると共に先端が前記第2アンテナエレメントの基端側に接続された第2接続エレメントとを備え、
    前記第1アンテナエレメントと前記第2アンテナエレメントとが、互いの開放端を近接させた状態で互いに直交する方向に延在していることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 請求項1に記載のアンテナ装置において、
    前記第1磁性体シートの前記第1アンテナエレメントの延在方向における長さと、前記第2磁性体シートの前記第2アンテナエレメントの延在方向における長さとが、互いに異なっていることを特徴とするアンテナ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のアンテナ装置において、
    前記第1アンテナエレメントの途中に、第1周波数調整用受動素子が接続され、
    前記第2アンテナエレメントの途中に、第2周波数調整用受動素子が接続されていることを特徴とするアンテナ装置。
  4. 請求項3に記載のアンテナ装置において、
    前記第1周波数調整用受動素子及び前記第2周波数調整用受動素子により、前記給電アンテナ部と前記無給電アンテナ部との互いの共振周波数をずらして設定していることを特徴とするアンテナ装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のアンテナ装置において、
    前記第1アンテナエレメントの先端及び前記第2アンテナエレメントの先端に、それぞれ誘電体アンテナのアンテナ素子が接続されていることを特徴とするアンテナ装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のアンテナ装置において、
    前記給電アンテナ部及び前記無給電アンテナ部が、前記第1磁性体シート又は前記第2磁性体シートを設置面側に配して金属物上に設置されることを特徴とするアンテナ装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のアンテナ装置において、
    前記第1基板と前記第2基板とが一体となり、一枚の共通基板で構成されていることを特徴とするアンテナ装置。
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