JP6929715B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成装置に関する。
近年、画像形成装置の高速化、高画質化に伴い、従来のオフセット印刷における製版工程、刷版工程を経ることなくデジタルデータを直接印刷するPOD(Print On Demand)と呼ばれる印刷方式が実現されている。
PODは、小ロット多品種印刷や短納期が可能であり在庫レスを図ることができる。また、多様な印刷物を扱うことができるようにするため、JDF(Job Definition Format)のようなジョブチケットを使用して、ジョブごとに細かい設定を行う手段が実現されている。また、扱われる印刷物が多様であるため、印刷形態に応じて求められる品質、信頼性も様々である。例えば、封筒に入れて使用する郵便物や証明書では、ページの重複や抜けが発生すると正しい宛先に郵便物が届かなかったり、書類の信頼性が失われてしまうので、品質が最も重視される。一方で、大量に同じものを印刷するチラシ、社内資料など、品質よりもコストやスピードが重視される印刷物もある。
ところで、画像形成装置では、搬送中の用紙が機内に詰まるジャム等のエラーが発生した場合、印刷が停止することがある。印刷が停止した際、ユーザによって、装置内に残留している用紙を取り除く作業が行なわれるが、通常、ジャム紙が取り除かれた後、中断した印刷処理を自動的に再開するリカバリ処理が実行される( 特許文献1参照)。
リカバリ処理は、ジャム発生時の用紙の排出状況をセンサによって検知しておき、どのページから印刷処理を再開するかを決定することによって実現される。しかし、センサの位置は装置によって異なるため、必ずしも正しいページから印刷が再開できるとは限らず、ページに重複又は抜けが発生することもある。このような問題を解決するために、ジャムが発生した場合に、ジャムが発生したジョブの実行を中止し、改めてジョブの最初から印刷をやり直す技術も提案されている( 特許文献2 参照)。
また、ジャム発生時に一律にジョブを中止するのではなく、ジョブチケットで指定されたジョブの設定によって、発生したジャムが解消した時点で印刷ジョブを再開するか、中止させるかをジョブごとに指定できる装置もある。
特開平9−311770号公報 特開2008−194849号公報
しかしながら、ジョブの設定によって、ジャム解消後のリカバリ処理を実行するか否かを設定できる装置では、ジャム解消後、異なる動作が混在することになる。すなわち、ジョブの設定時に、ジャム解消後のリカバリ処理を実行しないことを指定したジョブでジャムが発生した場合、ジャム解消後に、ユーザがジョブの再投入を実行しなければ、印刷がやり直されることはない。また、ジョブがキャンセルになったことは、デバイスに残る履歴を見る以外知り得る方法がないので、ユーザがジャム解消後にジョブの再投入を忘れてしまったり、ジョブの再投入が遅れてしまうという問題があった。
本発明は、ジョブの設定時に、紙詰まり解消後の印刷回復処理を実行しない旨の設定がなされたジョブについて、紙詰まり解消後、ユーザに対して必要な操作を認識させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1記載の画像形成装置は、印刷データと前記印刷データに関連する印刷ジョブの設定を受け付ける受付手段と、用紙画像を形成する画像形成手段と、前記受付手段が受け付けた前記印刷データに基づいて、用紙に画像を形成するよう前記画像形成手段を制御する制御手段と、情報をユーザに通知する通知手段と、前記印刷ジョブに関する情報を記録する記録手段と、を有し、紙詰まり解消後に印刷回復処理を実行しない旨の指定がある印刷ジョブにおいて紙詰まりが発生した場合、前記制御手段は、前記印刷ジョブを中止させ、前記通知手段は、印刷ジョブの再投入を促す情報をユーザに通知し、前記記録手段は、前記印刷ジョブが中止された旨を記録することを特徴とする。
本発明によれば、紙詰まり解消後の印刷回復処理を実行しないことが設定されたジョブで紙詰まりが発生して当該ジョブが中止された場合、紙詰まり解消後に、ユーザに対してジョブの再設定が必要であることが通知される。これによって、ユーザがジョブの再設定を忘れたり、ジョブの再設定が遅れたりする不都合をなくすることができる。
実施の形態に係る画像形成装置を示す図である。 図1の画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 図1における情報処理装置(PC)の制御構成を示すブロック図である。 図1の画像形成装置で実行される印刷処理の手順を示すフローチャートである。 ジョブの設定でジャム解消後のリカバリ処理を実行しない旨の指定を行ったジョブチケット(JDF)の一部を示す図である。 ジャム処理時に、操作部に表示される紙詰まり解消指示画面を示す図である。 ジョブの設定でジャム解消後のリカバリ処理を実行しない旨の指定が行われていた場合に、通知される通知内容の一例を示す図である。 デバイス設定における紙詰まり解消後のリカバリ処理設定画面を示す図である。 設定の整合性チェックするジョブ受信処理の手順を示すフローチャートである。
以下、実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、実施の形態に係る画像形成装置を示す図である。この画像形成装置101は、MFP(Multifunction Peripheral)であり、情報処理装置としてのPC102とネットワーク100を介して通信可能に接続されている。MFP101は、プリンタ部201と、大容量給紙装置220と、インサータ221とから主として構成されている。プリンタ部201の上部には、スキャナ部203及び操作部204が配置されている。操作部204は、プリンタ部201の各種設定や操作を行う場合の各種インタフェースを提供する。
先ず、情報処理装置としてのPC102について説明する。PC102は、ジョブを投入するアプリケーションプログラム等の各種のプログラムを実行することができる。また、PC102には、MFP101に対応するプリンタ言語に印刷データを変換する機能を有するプリンタドライバがインストールされている。印刷を行うユーザは、各種のアプリケーションなどから印刷指示を行うことができる。プリンタドライバは、印刷指示に基づいてアプリケーションが出力するデータをMFP101が解釈可能な印刷データに変換してMFP101に送信する。
次に、MFP101について説明する。MFP101は、シート上の画像を読み取る読取機能、シートに画像を印刷する印刷機能を有する。また、MFP101は、画像が印刷された複数のシートを綴じたり、複数のシートを揃えたり、複数のシートの排出先を複数のトレイに分けたりする後処理機能を有する。シートには、普通紙や厚紙などの用紙や、フィルムなどが含まれ、これらの印刷用の用紙又はフィルムがシートとして使用される。
MFP101は、複数の異なる役割を備えた装置が相互に連結され、複雑なシート処理を実行可能に構成されている。以下、MFP101を構成する各部位について説明する。
プリンタ部201は、画像データに基づいて、給紙部から給紙されたシートにトナーを用いて画像を形成(印刷)する。プリンタ部201の構成及び動作原理は以下のとおりである。
画像データに応じて変調された、例えば、レーザ光などの光線を回転多面鏡(ポリゴンミラー等)によって反射して走査光として感光ドラムに照射して感光ドラム上に静電潜像を形成する。感光ドラム上に形成された静電潜像はトナーによって現像され、転写ドラムに貼り付けられたシートに、トナー像が転写される。このような一連の画像形成プロセスをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナーに対して順次実行することにより、シート上に複数のトナー像を重ねてフルカラー画像を形成する。プリンタ部201は、4色に加え、特色と呼ばれるトナーや、透明トナーなどを適用する構成としても良い。フルカラー画像が転写された転写ドラム上のシートは定着器へ搬送される。定着器では、トナー像が転写されたシート上のトナーを熱と圧力によって溶解して当該シートに定着させる。
大容量給紙装置220は、プリンタ部201に対して脱着可能な給紙手段である。大容量給紙装置220は、複数の給紙部223を備える。これによって、プリンタ部201は、大容量の印刷用シートに対し印刷処理を行うことができる。
インサータ221は、プリンタ部201によって作成された印刷成果物に対して画像形成を伴わないシートを挿入する際に用いられる装置である。図1において、インサータ221は、2つのトレイ224、225を備えている。
図1から分かるように、MFP101は、プリンタ部201を境界とし、大きく3つの部位に分けることができる。図1中、プリンタ部201よりも右側に配置された機器は、給紙系装置と呼ばれ、給紙系装置の主な役割は内部に装填されたシートを適切なタイミングで連続的にプリンタ部201に供給することである。また、給紙系装置は、内部に装填されているシート残量の検知なども行う。プリンタ部201の内部にも給紙部223が存在し、機能的には給紙系装置と同等のことを実行することができる。プリンタ部201が備えるこれら給紙部についても説明の便宜上、給紙系装置と呼ぶ。
一方、図1中、プリンタ部201よりも左側に配置された機器は、シート加工装置と呼ばれる。シート加工装置は、シート処理装置又は後処理装置と呼ばれることもある。シート加工装置は、印刷処理が完了したシートに各種加工処理を加えるか又はシートを集積するなどの処理を行う。以下、給紙系装置とシート加工装置を併せてシート処理装置202という。
次に、図1の画像形成装置の制御構成について説明する。
図2は、図1の画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。なお、図2のブロック図は、システム単位で分割して示されているので、機器単位で示された図1とは必ずしも対応しない部分がある。
図2において、MFP101は、制御部(以下、「CPU」という。)205を備えている。CPU205は、プリンタ部201、シート処理装置202、スキャナ部203、操作部204、圧縮展開部206、ROM207、RAM208、HDD209及び外部インターフェース(I/F)210とそれぞれ接続されている。
MFP101は、複数の機能を備えた多機能処理装置(画像形成装置)である。すなわち、MFP101は、スキャナ部203から受付けたデータをHDD209に記憶し、記憶したデータをHDD209から読み出してプリンタ部201によって印刷する。またMFP101は、外部装置から通信手段の一例である外部I/F210を介して受信したジョブデータをHDD209に記憶し、HDD209から読み出してプリンタ部201で印刷することもできる。MFP101は、カラープリント可能装置又はモノクロプリント専用装置のいずれであっても良い。
図2において、プリンタ部201は、画像データに基づいて、給紙部から給紙されたシートにトナーを用いて画像を形成する。シート処理装置202は、図1で説明した給紙系装置及びシート加工装置に相当する。スキャナ部203は、原稿画像を読み取り、得られた画像データを画像処理して出力する。操作部204は、ユーザインタフェースとしても機能する表示部を備えている。
CPU205は、ROM207に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、MFP101の各種ユニットの処理や動作等を統括的に制御して各種動作を実行させる。また、CPU205は、外部I/F210を介して外部装置から受信したページ記述言語(以下、「PDL」と略す。)データを解釈し、ラスタイメージデータ(ビットマップ画像データ)に展開する動作を実行する。同様に、CPU205は、外部I/F210を介して外部装置から受信したジョブを解釈して処理する。
CPU205は、スキャナ部203や外部I/F210等の各種入力ユニットを介して入力された処理対象となるジョブのデータをHDD209に格納し、HDD209から読み出してプリンタ部201に出力してプリントを実行させる。また、CPU205は、HDD209から読み出したジョブデータを、外部I/F210を介して外部装置へ送信することもできる。
圧縮展開部206は、JBIGやJPEG等といった各種圧縮方式によってRAM208、HDD209に記憶された画像データ等を圧縮したり伸張したりする。ROM207は、読み出し専用のメモリで、ブートシーケンスやフォント情報等のプログラムをはじめ各種プログラムを記憶している。ROM207に格納された各種プログラムの詳細については後述する。ROM207は、CPU205により実行される各種処理等を実行するためのプログラムを記憶する。また、ROM207は、ユーザインタフェース画面(以下、「UI画面」という。)を含む、操作部204の表示部に各種のUI画面を表示させるための表示制御プログラムを記憶する。
RAM208は、読み出し及び書き込み可能なメモリで、スキャナ部203や外部I/F210から送られてきた画像データ、各種プログラム、設定情報等を記憶する。HDD209は、圧縮展開部206によって圧縮された画像データを記憶する。HDD209は、処理対象となるジョブのプリントデータ等の複数のデータを保持する。HDD209には、MFP101によって永続的に記憶及び変更、管理される各種管理情報なども格納される。HDD209は、複数の処理対象となるジョブのデータを記憶する不揮発性メモリである。外部I/F210は、ファクシミリ、ネットワーク接続機器、外部専用装置と画像データなどを送受信する。
図3は、図1における情報処理装置(PC)102の制御構成を示すブロック図である。図3において、PC102は、CPU301を有する。CPU301は、バス304を介してRAM302、ROM303、KBC305、CRTC306、DKC307、及びNC312とそれぞれ接続されている。また、CPU301は、KBC305を介してKB309と接続されており、CRTC306を介してCRT310と接続されている。さらに、CPU301は、DKC307を介してHDD311とも接続されている。
CPU301は、ROM303のプログラム用ROMに記憶された、またはHDD311からRAM302にロードされたOSや一般アプリケーション、製本アプリケーション等のプログラムを実行する。
RAM302は、CPU301の主メモリ、ワークエリア等として機能する。ROM303は、フォントROMやデータROMを有しており、各種プログラムを記憶する。キーボードコントローラ(KBC305)は、キーボード(KB309)やポインティングデバイス(図示省略)からの入力を制御する。表示コントローラ(CRTC306)は、表示部(CRT310)への表示を制御する。ディスクコントローラ(DKC307)は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル等を記憶するHDD311等とのアクセスを制御する。
ネットワークコントローラ(NC312)は、ネットワーク100に接続されており、当該ネットワーク100に接続された他の機器との通信制御処理を実行する。バス304は、CPU301とRAM302、ROM303及び各種コントローラ等を接続して、データ信号や制御信号を搬送する。
次に、図1の画像形成装置で実行される印刷処理について説明する。
図4は、図1の画像形成装置で実行される印刷処理の手順を示すフローチャートである。この印刷処理は、CPU205が、ROM207に格納された印刷処理プログラムに従って実行する。情報処理装置としてのPC102から外部I/F210を介して、印刷ジョブを受け付けたところから印刷処理が開始される。
図4において、印刷処理が開始されると、CPU205は、先ず、印刷データに関連付けられたジョブの設定を解析する(ステップS501)。ジョブの設定は、例えば、ジョブチケット(JDF)によって指定されている。ジョブの設定には印刷処理に関するあらゆる設定を含めることができる。すなわち、印刷に使用する大容量給紙装置220の給紙部223の指定、シート処理装置202で行うシート加工処理、プリンタ部201で行う画像処理などの指定に加え、ジャムが発生した際のリカバリ処理(印刷回復処理)に関する指定等を含めることができる。
図5は、ジョブの設定でジャム解消後のリカバリ処理を実行しない旨の指定を行ったジョブチケット(JDF)の一部を示す図である。ジョブチケットでは、属性に設定の種類、属性値に設定値が記載される。
図5において、ジャム解消後のリカバリ処理の指定が“cj:PaperJamRecoveryMode”属性の値として“false”が指定されている。ジョブの設定でジャム解消後のリカバリ処理の行う旨を指定する場合は、“cj:PaperJamRecoveryMode”属性の値に”true”が指定される。従って、図5のジョブチケットでは、ジャム解消後のリカバリ処理を行わない旨が指定されている。
図4に戻り、ジョブの設定を解析した後(ステップS501)、CPU205は、受け付けたジョブを実行する(ステップS502)。このとき、CPU205は、圧縮展開部206を制御してジョブの受付時にHDD209に保存した画像を伸張し、ステップS501で解析したジョブの設定を反映しつつプリンタ部201を制御して印刷を実行する。ジョブを実行した後(ステップS502)、CPU205は、実行したジョブでジャムが発生したか否か判定する(ステップS503)。
ステップS503の判定の結果、ジャムが発生した場合(ステップS503で「YES」)、CPU205は、ジャム処理を実行する(ステップS504)。
図6は、ジャム処理時に、操作部204に表示される紙詰まり解消指示画面410を示す図である。紙詰まり解消指示画面410は、ユーザに対し、ジャムが発生したことを通知するとともに、ジャム紙を取り除くことを指示する画面である。
図6において、紙詰まり発生箇所表示領域412は、ジャムが発生した箇所を表示するための領域である。この領域にはジャムが発生した箇所が表示される他、アニメーションや動画を表示してジャム紙を取り除くための手順が表示される。ジャム紙が複数の箇所にある場合、そのうちの1つのジャム紙が表示され、ジャム紙が取り除かれる毎に残りのジャム紙の発生箇所が表示される。全てのジャム紙が取り除かれるとジャムが解消されたものとみなし、紙詰まり解消指示画面410に移行する前に表示されていた画面に遷移する。
紙詰まり解消指示画面410における閉じるボタン411は、紙詰まり解消指示画面410を終了させるためのボタンである。閉じるボタン411が選択された場合、紙詰まり解消指示画面410に移行する前に表示されていた画面に遷移する。閉じるボタン411を選択して紙詰まり解消指示画面410を終了させた場合にはジャムが解消されていないものとみなし、ジャム解消後の処理であるジョブに対する印刷回復処理又はキャンセル処理は行われない。
図4に戻り、ジャム処理を実行した後(ステップS504)、CPU205は、ステップS501で解析したジョブの設定に、リカバリ処理を実行しない旨の指定が含まれているか否か判定する(ステップS506)。ステップS506の判定の結果、ジョブの設定にリカバリ処理を実行しない旨の指定が含まれている場合(ステップS506で「YES」)、CPU205は、処理をステップS509に進める。すなわち、CPU205は、外部I/F210を介して、ジョブを再度設定する必要があることをPC102に通知する(ステップS509)。この場合、同時に又は単独で、ジョブの再投入又は再送信が必要であることを操作部204の表示画面に表示するようにしてもいい。これによって、ユーザがMFP101の近傍にいる場合又はPC102がMFP101の近傍に設置してある場合、ユーザは、操作部204の表示画面を見ることによっても、ジョブの再投入が必要であることを知ることができる。
図7は、ジョブの設定でジャム解消後のリカバリ処理を実行しない旨の指定が行われている場合に、PC102に通知される通知内容の一例を示す図である。図7において、(A)は、ジャムが発生し、ジョブの再投入が必要なことを通知するメッセージの一例であり、図7(B)は、ジャムが発生せずにジョブが完了し、ジョブの再投入は不要であることを通知するメッセージの一例である。
ジョブの設定でジャム解消後のリカバリ処理を実行しない旨の指定が行われているジョブでジャムが発生した場合、ジャム処理が行われた後(ステップS504)、図7(A)のメッセージが通知される(ステップS509)。これによって、ユーザであるジョブの投入者は、デバイスの履歴を見ることなくジョブの再設定が必要であることを認識することができる。また、これによって、ジョブの再設定をし忘れたり、ジョブの再設定が遅くなったりする不都合を回避することができる。
なお、ジャム解消後のリカバリ処理を実行しない旨の指定をした時の通知は、ジョブの投入元であるPC102に通知されるが、操作部204を介して行うデバイスの設定時又はジョブの設定時に通知先を指定できるようにしても良い。これによって、メッセージの通知効果がより高まる。
図4に戻り、ジョブの再設定の必要性を通知した後、CPU205は、ジョブの実行結果としてジョブをキャンセルする(ステップS512)。そして、CPU205は、ジョブの情報と紐付けてRAM208又はHDD209に、ジョブのキャンセルをデバイス履歴として記録する(ステップS514)。記録された履歴は、操作部204を操作することによって、ユーザが参照することができる。ジョブキャンセルを記憶した後(ステップS514)、CPU205は、本印刷処理を終了する。
一方、ステップS503の判定の結果、ジャムが発生していない場合(ステップS503で「NO」)、CPU205は、ジョブが完了したか否か判定する(ステップS505)。ジョブの完了には最後のページまで印刷が終わった正常終了のほか、ユーザがユーザ自身の判断で操作部204を操作してジョブのキャンセルを指示する等によって中断された場合も含まれる。
なお、図7(a)のメッセージは、ジョブ設定におけるジャム解消後のリカバリ動作の指定によってジョブの再投入が必要になったか否かを示すものである。このため、ユーザ自身の操作によってジョブが中断された場合の通知は、ジョブの再設定不要となる。この場合、デバイスの履歴ではジョブキャンセルが記録される。印刷の結果通知を行うメッセージである“Command-ReturnQueueEntry”などで通知される結果に関しても同様である。これは操作者であるユーザが、ユーザ自身の操作によって意図的にキャンセルを行った場合にはジョブの再設定は不要である場合があるためであり、また、この場合、ユーザは、ジョブの再設定が必要であるか否かを認識しているので、通知は不要だからである。
ステップS505の判定の結果、ジョブが完了している場合(ステップS505で「YES」)、CPU205は、処理をステップS507に進める。すなわち、CPU205は、ステップS501で解析したジョブの設定に、リカバリ処理を実行しない旨の指定が含まれているか否か判定する(ステップS507)。ステップS507の判定の結果、ジョブ設定にリカバリ処理を実行しない旨の指定が含まれている場合(ステップS507で「YES」)、CPU205は、処理をステップS510に進める。すなわち、CPU205は、外部I/F210を介してPC102へ、ジョブの再設定が不要であることを通知する(ステップS510)。ジョブの設定でジャム解消後のリカバリ処理を実行しない旨の指定が行われているジョブにおいて、ジャムが発生せずにジョブが完了した場合は、図7(b)に示したジョブの再設定が不要である旨のメッセージが通知される。
ジョブの再設定が不要であることを通知した後(ステップS510)、CPU205は、処理をステップS513に進める。すなわち、CPU205は、ステップS505で判定したジョブ完了が正常終了であったか否か判定する(ステップS513)。ステップS513の判定の結果、正常終了であった場合(ステップS513で「YES」)、CPU205は、処理をステップS515に進める。すなわち、CPU205は、ジョブの実行結果として印刷完了をジョブの情報と紐付けてRAM208又はHDD209に記憶する(ステップS515)。ユーザは、操作部204を操作することによって記憶された実行結果を参照することができる。ジョブの完了及びジョブ情報を記憶した後、CPU205は、本印刷ジョブを終了する。
一方、ステップS513の判定の結果、ジョブが正常に終わっていなかった場合(ステップS513で「NO」)、CPU205は、処理をステップS514に進め、デバイス履歴にジョブがキャンセルされたことを記録する。ジョブ完了には正常終了の他、ユーザによって当該ジョブがキャンセルされた場合も含まれる。ジョブが完了しており(ステップS505で「YES」)、かつ正常終了していなければ(ステップS513で「NO」)、ユーザによってキャンセルされたと考えられるからである。
また、ステップS507の判定の結果、ジョブ設定がリカバリ処理を実行しない旨の設定がなかった場合(ステップS507で「NO」)、CPU205は、ジョブ再設定不要通知(ステップS510)をすることなく、処理をステップS513に進める。ジョブ設定において、リカバリ処理を実行しない旨の設定がなかった場合、例えば、リカバリ処理を実行する旨の設定があった場合は、ジャム処理後にリカバリ処理が実行されるので、ユーザに対する注意喚起の通知は不要である。
ジャム処理後のリカバリ処理は、発生したジャムが解消した後、ジャムの対象となったページから印刷を再開させるものであるが、センサの配置位置のずれ等に起因して、最終製品にページ抜け、又はページ重複が発生する場合がある。ジャム処理後のリカバリ処理を実行しない旨の設定を行うユーザは、このような不都合の発生を回避して精度の高い印刷成果物を得ようとするものであり、本実施の形態は、かかるユーザを積極的に救済するものである。
図4に戻り、ステップS505の判定の結果、ジョブが完了していなかった場合(ステップS505で「NO」)、CPU205は、処理をステップS503に戻す。
更に、ステップS506の判定の結果、ジョブ設定にリカバリ処理を実行しない旨の指定が含まれていなかった場合(ステップS506で「NO」)、CPU205は、処理をステップS508に進める。すなわち、CPU205は、デバイス設定にリカバリ処理を実行しない旨の指定があるか否かを判定する(ステップS508)。
図8は、デバイス設定における紙詰まり解消後のリカバリ処理設定画面400を示す図である。ユーザから操作部204を介して入力されたデータはCPU205へ伝送され、操作部204に表示される画面はCPU205からの指示によって切り替えられる。
ユーザから紙詰まり解消後のリカバリ処理設定画面の表示の指示を受け付けると、CPU205は、操作部204に、図8の紙詰まり解消後のリカバリ処理設定画面400を表示する。紙詰まり解消後のリカバリ処理設定画面400は、ジャム解消後のリカバリ処理の実施又は不実施をデバイスの設定で指定するための画面である。なお、デバイス設定は、例えば、MFP101を設置した際、または、その後、必要に応じて行われる。
図8において、再開するボタン401は、ジャム解消後のリカバリ処理を実施することを指定するためのボタンである。デバイス設定でジャム解消後のリカバリ処理を実施することが指定された場合には、ジョブ設定で、ジャム解消後のリカバリ処理の設定がされていないジョブ又はリカバリ処理を実施することが指定されているジョブで、ジャム解消後のリカバリ処理が実施される。一方、ジョブ設定でジャム解消後のリカバリ処理を実施しないことが指定された場合、ジャム解消後のリカバリ処理は実施されない。
キャンセルボタン402は、ジャム解消後のリカバリ処理を実施しないことを指定するためのボタンである。デバイス設定でジャム解消後のリカバリ処理を実施しないことが指定された場合には、ジョブ設定のジャム解消後のリカバリ処理を実行する旨の指定があっても、ジャム解消後のリカバリ処理は実施されない。デバイス設定におけるジャム解消後のリカバリ処理を実行しない旨の指定が、ジョブ設定によるリカバリ処理を実行する旨の設定よりも優先される。これは、ジャム解消後のリカバリ処理を実行しない旨の設定を行った、より品質の高い印刷物を得ようとする設定の装置を用いるユーザを救済するためである。
図8において、選択された再開するボタン401、キャンセルボタン402はそれぞれ違う色で表示される。2つのボタンが同時に選択状態になることはなく、既に一方のボタンが選択状態の時に、他方のボタンが選択された場合、新たに選択されたボタンが選択状態となり、先に選択状態となっていたボタンの選択状態は解除される。RAM208に選択状態が保存されている場合、その選択状態を初期状態とする。ユーザによって一度も設定操作が行われていない場合、ジャム解消後のリカバリ処理を実施する旨が指定された状態になっている。
取り消すボタン403は、紙詰まり解消後のリカバリ処理の設定を終了するためのボタンである。取り消すボタン403の選択を受けつけた場合、ジャム解消後のリカバリ処理の指定を保存することなく破棄し、紙詰まり解消後のリカバリ処理設定画面400に移行する前の画面に遷移する。
OKボタン404は、紙詰まり解消後のリカバリ処理の設定を終了するためのボタンである。OKボタン404の選択を受けつけた場合は、選択状態となっているボタンをデバイス設定のジャム解消後のリカバリ処理の指定としてRAM208に保存し、その後、紙詰まり解消後のリカバリ処理設定画面400に移行する前の画面に遷移する。
図4に戻り、ステップS508の判定の結果、デバイス設定がリカバリ処理を実行しない旨の指定になっている場合(ステップS508で「YES」)、CPU205は、処理をステップS512に進め、ジョブをキャンセルする。この場合、ユーザへの注意喚起のための通知は行われない。ユーザは、ジョブの設定で、紙詰まり解消後のリカバリ処理を実行しない旨の設定を行っていないので、相当の注意を払っているか又は印刷成果物に関してそれほど高い精度を要求していないと考えられる。従って、注意喚起のための通知は不要である。但し、この場合も、ジョブの再設定が必要である旨の通知を行うようにしてもよい。
一方、ステップS508の判定の結果、デバイス設定がリカバリ処理を実行しない旨の指定になっていない場合(ステップS508で「NO」)、CPU205は、ジョブを再開させ(ステップS511)、処理をステップS503戻す。ジョブの再開は、ジャムの発生前に出力を完了していたページの次ページから印刷を再開することである。なお、ジャムの発生箇所及びタイミングによっては、出力が完了していなかった用紙が完了しているとされてページが欠けてしまうことや、完了していた用紙を完了していないと判定してページが重複することが起こりうる。
図4の処理によれば、ジョブの設定によってジャム処理後のリカバリ処理を実行しない旨の設定があった場合(ステップS506で「YES」)、CPU205は、ジャム処理後、ユーザに対してジョブの再設定が必要である旨の通知を行う(ステップS509)。これによって、ジャム処理後のユーザに対して、必要な操作を認識させることができるので、ジョブの再設定が遅れたり、忘れられたりする不都合をなくしてジャム処理後のリカバリ処理を実行しない旨の設定をしたユーザを救済することができる。
また、本実施の形態によれば、ジョブの設定によってジャム処理後のリカバリ処理を実行しない旨の設定があるジョブで、ジャムが発生することなく完了した場合(ステップS507で「YES」)、ユーザにジョブ再設定不要通知がなされる(ステップS513)。これによって、ジャム処理後のリカバリ処理を実行しない旨の設定をしたユーザは、ジョブが完了し、再設定が不要であることを確認することができ、ユーザにとって利便性が高くなる。
なお、ジョブ設定において、ジャム処理後のリカバリ処理を実行する旨の指定がなされている場合は、ジャムの発生の有無に関わらず、ジョブの結果は通知されない。ジャム処理後のリカバリ処理を実行する旨の設定を行ったユーザは、それ相当の注意を払っているか又は、高精度の印刷結果を要求していないと考えられるからである。これによって処理の簡素化を図ることもできる。
本実施の形態において、デバイスの設定で、ジャム解消後のリカバリ処理を実行しない旨の指定がされている場合、当該ジャム解消後のリカバリ処理を実行しない旨の指定は、ジョブ設定の如何に拘らず、ジョブ設定よりも優先される。高品質の印刷結果物を得ようとして、ジャム解消後のリカバリ処理を実行しない旨の設定がなされた装置を使用するユーザを救済するためである。
すなわち、ジョブの設定でジャム解消後のリカバリ処理を実行する旨の指定がされていても、ステップS508におけるジャム解消後のリカバリ処理を実行しない旨の指定が有効となり、ステップS512でジョブはキャンセルされる。デバイスの設定でジャム解消後のリカバリ処理を実行する旨の指定がある場合(ステップS508で「NO」)であって、ジョブの設定でジャム解消後のリカバリ処理を実行する旨の指定がある場合は、リカバリ処理が実行される。
また、ジョブの設定で、リカバリ処理を実行するかしないかの指定がされていない場合(ステップS506で「NO」)、デバイスの設定に従ってジャム解消後のリカバリ処理を行うか否かが決定される。すなわち、ステップS508でジャム解消後のリカバリ処理を実行しない旨の指定がある場合、ジョブがキャンセルされる(ステップS512)。一方、ステップS508でジャム解消後のリカバリ処理を実行する旨の指定がある場合、ジョブが再開される(ステップS511)。
本実施の形態に係る画像形成装置は、プリンタ部201に、大容量給紙装置220及び又はインサータ221を接続した画像形成システムでもある。
本実施の形態において、ジョブ設定とは、外部I/F210を介して設定されるジョブごとに行われる設定であり、印刷データと、印刷データに関連する印刷ジョブの設定等が含まれる。ジョブ設定において、ジャム解消後のリカバリ処理を実行するか否かを設定できる。また、デバイス設定とは、原則として、画像形成装置101を設置した際に行われる設定であり、当該画像形成装置101で実行される全てのジョブに共通の条件を設定するものである。デバイス設定において、ジャム解消後のリカバリ処理を実行するか否かを設定することもできる。
次に、第2の実施の形態について説明する。
上述の第1の実施の形態では、ジョブの指定でジャム解消後のリカバリ処理をしない旨の指定が行われているジョブでジャムが発生した場合に、ジョブの再投入が必要なことが通知された。
しかし、ジョブ設定でジャム解消後のリカバリ処理を行う指定をした場合に、デバイス指定がジャム解消後のリカバリ処理をしない指定になっていると、ユーザが、ジョブの再投入の必要性を認識できない可能性がある。
そこで、第2の実施の形態では、ジョブ設定とデバイス設定が不一致であり、ジョブの投入時のユーザの意図と、ジョブ実行時のユーザの意図が必ずしも一致しない場合に、設定の不一致を通知する。
ジョブ受付時の流れは、図4のフローチャートと同じであるため省略する。
図9は、設定の整合性をチェックするためのジョブ受信処理の手順を示すフローチャートである。図9のフローチャートは、図4のステップS501のジョブ設定解析処理の一部であり、ジョブ設定がデバイス設定と整合しているか否かをチェックするためのフローチャートである。このジョブ受信処理は、CPU205がROM207に格納されたジョブ受信処理プログラムに従って実行する。
図9において、設定の整合性をチェックするためのジョブ受信処理は、図4のステップS501のジョブ設定の解析が終了した時点で開始される。
本処理が開始されると、CPU205は、解析したジョブ設定に、ジャム解消後のリカバリ処理に関する指定が含まれているか否か判定する(ステップS801)。ステップS801の判定の結果、リカバリ処理に関する指定が含まれている場合(ステップS801で「YES」)、CPU205は、処理をステップS802に進める。すなわち、CPU205は、ジョブ設定に含まれているジャム解消後のリカバリ処理の指定が、リカバリ処理を実行する指定である否か判定する(ステップS802)。
ステップS802の判定の結果、リカバリ処理を実行する指定であった場合(ステップS802で「YES」)、CPU205は、デバイスの指定が、当該リカバリ処理を実行しない旨の指定であるか否か判定する(ステップS803)。ステップS803の判定の結果、デバイス設定が、リカバリ処理を実行しない指定である場合(ステップS803で「YES」)、CPU205は、処理をステップS804に進める。すなわち、CPU205は、ジャム解消後のリカバリ処理の指定が、ジョブ設定とデバイス設定で異なっていることを操作部204の表示部に表示し、且つ、PC102に通知する(ステップS804)。そして、CPU205は、その後、本処理を終了する。通知先は実施例1の通知先と同じでもよく、別の通知先を指定できるようにしても良い。
一方、ステップS803の判定の結果、デバイス設定がリカバリ処理を実行する旨の指定である場合(ステップS803で「NO」)、CPU205は、本処理を終了する。また、ステップS802の判定の結果、ジョブ設定がリカバリ処理を実行しない旨の設定である場合(ステップS802で「NO」)、CPU205は、本処理を終了する。また、ステップS801の判定の結果、ジョブ設定に、リカバリ処理の指定が含まれていない場合(ステップS801でNO)、CPU205は、本処理を終了する。いずれの場合も、設定が不一致である旨の通知を行う必要がないからである。
図9の処理によれば、ジョブ指定でリカバリ処理を実行する旨の指定がされ(ステップS802で「YES」)、かつデバイス指定でリカバリ処理をしない旨の指定がなされている場合(ステップS803で「YES」)、設定が整合しない旨が通知される。これによって、ユーザは、デバイス設定が優先されてリカバリ処理が実行されず、結果として、ジョブがキャンセルされる可能性があることを事前に知ることができ、設定を変更するなどの対策を行うことができる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 ネットワーク
101 画像形成装置(MFP)
102 PC
201 プリンタ部
202 シート処理装置
203 スキャナ部
204 操作部
205 制御部(CPU)
206 圧縮展開部
207 ROM
208 RAM
209 HDD
210 外部I/F

Claims (14)

  1. 印刷データと前記印刷データに関連する印刷ジョブの設定を受け付ける受付手段と、
    用紙画像を形成する画像形成手段と、
    前記受付手段が受け付けた前記印刷データに基づいて、用紙に画像を形成するよう前記画像形成手段を制御する制御手段と、
    情報をユーザに通知する通知手段と、
    前記印刷ジョブに関する情報を記録する記録手段と、を有し、
    詰まり解消後に印刷回復処理を実行しない旨の指定がある印刷ジョブにおいて紙詰まりが発生した場合、
    前記制御手段は、前記印刷ジョブを中止させ、
    前記通知手段は、印刷ジョブの再投入を促す情報をユーザに通知し、
    前記記録手段は、前記印刷ジョブが中止された旨を記録する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記受付手段は、外部装置から前記印刷ジョブを受け付け、
    前記通知手段は、前記印刷ジョブの再投入を促す情報を前記外部装置に通知することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記通知手段は、前記印刷回復処理を実行しない旨の指定がある印刷ジョブが紙詰まりを発生することなく完了した場合、印刷ジョブの再送信が不要であることを前記外部装置に通知することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  4. 前記記録手段は、前記通知手段が前記通知をした後、前記印刷ジョブが完了したことを記録することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記通知手段による通知の通知先は、ユーザによって前記受付手段を介して指定された通知先であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記受付手段とは別に、紙詰まり解消後の印刷回復処理を実行しない旨の設定を受け付ける設定手段を有し、前記受付手段の設定に紙詰まり解消後の印刷回復処理を実行しない旨の指定がなく、前記設定手段の設定に前記紙詰まり解消後の印刷回復処理を実行しない旨の指定がある場合、前記制御手段は、前記設定手段における前記紙詰まり解消後の印刷回復処理を実行しない旨の指定を優先させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記通知手段は、前記制御手段前記設定手段の指定を優先させた結果、前記紙詰まり解消後の印刷回復処理を実行しない旨の指定がある印刷ジョブを中止した場合、ユーザに対して前記紙詰まり解消後の印刷ジョブの再投入が必要である旨の通知を行わないことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記通知手段は、前記制御手段前記設定手段の指定を優先させた結果、前記紙詰まり解消後の印刷回復処理を実行しない旨の指定がある印刷ジョブを中止した場合、ユーザに対して印刷ジョブの再投入を促す情報を通知することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  9. 前記通知手段は、前記設定手段の設定と、前記受付手段における前記印刷ジョブの設定とが異なる場合、紙詰まり解消後に印刷回復処理を実行するかしないかの設定が不一致である旨を通知することを特徴とする請求項6乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記通知手段による通知の通知先は、ユーザによって前記受付手段または前記設定手段を介して指定された通知先であることを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 前記制御手段は、前記印刷ジョブに、前記紙詰まり解消後に印刷回復処理を実行しない旨の指定がある場合、前記紙詰まり解消後に前記印刷ジョブを中止させることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記印刷ジョブに、前記紙詰まり解消後に印刷回復処理を実行しない旨の指定がない場合、
    前記制御手段は、前記紙詰まり解消後に印刷回復処理を実行し、
    前記記録手段は、前記印刷ジョブが完了したことに基づいて、前記印刷ジョブの完了を記録することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 用紙画像を形成する画像形成手段と、
    外部装置と情報を送受信するための通信手段と、
    前記通信手段を介して受信した、印刷データと前記印刷データに関連する印刷ジョブの設定に基づき、用紙に画像を形成するよう前記画像形成手段を制御する制御手段と、
    前記印刷ジョブに関する情報を記録する記録手段と、を有し、
    詰まり解消後に印刷回復処理を実行しない旨の指定がある前記印刷ジョブにおいて紙詰まりが発生した場合、
    前記制御手段は、前記印刷ジョブを中止させるとともに、前記通信手段を制御して印刷ジョブの再送信を促す情報を前記外部装置に通知し、
    前記記録手段は、前記印刷ジョブが中止された旨を記録する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  14. 印刷データと前記印刷データに関連する印刷ジョブの設定を受け付ける受付手段と、
    用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    前記受付手段が受け付けた前記印刷データに基づいて、用紙に画像を形成するよう前記画像形成手段を制御する制御手段と、
    情報をユーザに通知する通知手段と、
    前記印刷ジョブに関する情報を記録する記録手段と、を有し、
    紙詰まり解消後に印刷回復処理を実行しない旨の指定がある印刷ジョブにおいて紙詰まりが発生した場合、
    前記制御手段は、前記印刷ジョブを中止させ、
    前記通知手段は、前記印刷ジョブが中止されたことを示す情報をユーザに通知し、
    前記記録手段は、前記印刷ジョブが中止された旨を記録する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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