JP6929702B2 - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents
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Description
図1(a)は、本実施形態の情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。まず、S101において、評価対象の撮影画像を入力する。撮影画像は、例えば、各画素にR(赤)、G(緑)、B(青)各8ビットの色信号を格納するカラー画像データである。図2は、撮影画像に係る撮影範囲と評価対象の関係を示す模式図である。撮影画像に係る撮影範囲は、図に示すように評価対象の一部でもよいし、評価対象の全体を含んでもよい。なお、目視観察と同じ照明下で撮影した撮影画像に基づいて色差値を算出することによって、目視観察と異なる光源で照明する測色器で測定した色差値よりも、観察者の感じる色の差に近い評価ができるが照明と光源とは異なってもよい。また、目視観察と同じ方向から評価対象を撮影した撮影画像に基づいて色差値を算出することによって、目視観察と異なる照明と受光の幾何条件で測定する測色器で測定した色差値よりも、観察者の感じる色の差に近い評価ができる。一方で、目視観察と異なる照明と受光の幾何条件で測定する測色器で測定してもよい。
D=(((X1−X2)^2+(Y1−Y2)^2+(Z1−Z2)^2)^(1/2))/Y0・・・(1)
ただし、^はべき乗の演算を表す。
Di≦Dmaxのとき、Rde=Gde=Bde=255−(Di/Dmax)x255・・・(2)
上記以外のとき、Rde=Gde=Bde=0・・・(3)
式(2)および式(3)によれば、色差画像はR、G、Bの各信号の値が等しいモノクロの画像となる。また、色差値Diが0の画素は、RGB色信号が(255,255,255)の白色、色差値DiがDmax以上の画素は、RGB色信号が(0,0,0)の黒色となる。
実施形態1では、撮影画像の全ての点について色差値を算出して色差画像を生成する例を説明したが、実施形態2では指定した点の色差値を出力する構成について説明する。なお、実施形態1と同じ構成については、詳細な説明を省略する。
実施形態3では、実施形態1と異なる方法で色差値を算出する例を説明する。なお、実施形態1と同じ構成については、詳細な説明を省略する。
D=(((L1−L2)^2+(a1−a2)^2+(b1−b2)^2)^(1/2)・・・(4)
ただし、^はべき乗の演算を表す。また、L1、a1、b1、L2、a2、b2は、次の式(5)乃至式(10)による。
L1=116(Y1/Yw)^(1/3)−16・・・(5)
a1=500((X1/Xw)^(1/3)−(Y1/Yw)^(1/3))・・・(6)
b1=200((Y1/Yw)^(1/3)−(Z1/Zw)^(1/3))・・・(7)
L2=116(Y2/Yw)^(1/3)−16・・・(8)
a2=500((X2/Xw)^(1/3)−(Y2/Yw)^(1/3))・・・(9)
b2=200((Y2/Yw)^(1/3)−(Z2/Zw)^(1/3))・・・(10)
なお、Xw、Yw、Zwは、次の式(11)乃至式(13)による。
Xw=95.039/100.0xY0・・・(11)
Yw=Y・・・(12)
Zw=108.880/100.0xY・・・(13)
式(5)乃至式(7)および、式(8)乃至式(10)は、CIEXYZ色空間の信号からCIELAB色空間の信号を算出するときの算出式であり、式(4)は、CIE1976色差式に基づく色差の算出式である。なお、上記のXw、Yw、Zwは、CIE(国際照明員会)の定義では基準白色面の三刺激値であるが、実施形態3では、輝度特徴量Y0に係る値に置き換えて利用している。詳細には、白色面のY値であるYwの値の代わりに輝度特徴量Y0を利用し、Xw、Zwの値は、三刺激値Xw、Yw、Zwの色度がCIEの定めるD65光源の色度となるようにY0から算出した値を利用している。図11は、輝度特徴量Y0と、色差値Dの関係を示す模式図である。横軸が輝度特徴量Y0、縦軸が上記の式(4)に基づく色差値Dであり、基準点と評価点の三刺激値を所定の定数としたときの、Y0とDの関係を示す。図に示すように、輝度特徴量Y0が大きくなるほど、色差値Dの値が小さくなる。すなわち、実施形態3の情報処理装置によれば、2点の三刺激値の組み合わせが同じ場合、輝度特徴量の示す輝度値が大きいほど、当該2点の色差値が小さくなるように色差値が算出される。また、CIELAB色空間は、CIEXYZ色空間と比べて均等性が高いため、評価対象の色の違いによらず、人の感じる色の差に対応した色差値が得られる。例えば、彩度の高い緑色の2つの色(第一色差対)と、無彩色の白色の2つの色(第二色差対)とでは、CIEXYZ色空間上の距離が等しかったとしても、人の感じる色の差は異なり、第二色差対の方により大きな色の差を感じる。一方、CIELAB色空間では、色空間上の距離が等しければ、人の感じる色の差も略等しい。よって、色の異なる評価対象間で色差値を比較するような場合には、CIELAB色空間を利用する実施形態3の構成が有効である。
実施形態4では、実施形態1と異なる方法で輝度特徴量を算出する例を説明する。なお、実施形態1と同じ構成については、詳細な説明を省略する。
PS2X=(PS0X+PS1X)/2・・・(14)
PS2Y=(PS0Y+PS1Y)/2・・・(15)
円1404の半径Rは、次の式(16)で算出する。
R=(((PS2X−PS0X)^2+(PS2Y−PS0Y)^2)^(1/2))x1.5・・・(16)
次にS1302において、対象点数カウンタcntと、累積輝度値格納バッファSYに初期値0を設定する。
L=((PS3X−PS2X)^2+(PS3Y−PS2Y)^2)^(1/2)・・・(17)
次にS1305において、距離Lが半径Rよりも小さいか判定する。距離Lが半径Rよりも小さい場合には、輝度特徴量の算出の対象点であり、S1306に進む。他の場合は、S1310へ進む。
Y0=SY/cnt・・・(18)
以上説明したように、実施形態4の情報処理装置によれば、輝度特徴量を撮影画像全体の平均輝度ではなく、基準点と評価点を含む所定の部分領域に基づいて算出する。その結果、色の差の評価に影響する領域を考慮して算出した好適な輝度特徴量に基づいて色差値が算出され、色の差をより目視と合うように評価できる。
実施形態5では、実施形態1および実施形態4と異なる方法で輝度特徴量を算出する例を説明する。なお、実施形態4と同じ構成については、詳細な説明を省略する。
L1=((PS2X−PS0X)^2+(PS2Y−PS0Y)^2)^(1/2)・・・(19)
次にS1312では、累積輝度値格納バッファSYと、累積ウエイト格納バッファSWに初期値0を設定する。
(L/L1)<1のとき、W=1・・・(20)
上記以外のとき、W=L1/L・・・(21)
次にS1316において、累積ウエイト格納バッファSWに、着目点の重みWの値を加算する。
Y0=SY/SW・・・(22)
まずS1311において、実施形態4と同様に、基準点と評価点の中点の座標と、部分領域の境界を表す円1204の半径を算出する。この処理は、実施形態4の処理手順S1301と同じである。
実施形態6では、撮影画像の一部の領域について色差画像を生成する構成について説明する。なお、実施形態1と同じ構成については、詳細な説明を省略する。
実施形態7では、観察環境の明るさに基づいて色差を算出する構成について説明する。なお、実施形態1と同じ構成については、詳細な説明を省略する。また、実施形態1〜6において基準点の色情報および評価点の色情報と記載した内容について、実施形態7以降においては第一の色、第二の色と記す。
Yw=Ev*ρ/π ・・・(23)
Xw=95.04/100.0*Yw
Zw=108.88/100.0*Yw
ただし、*は乗算の演算を示す。ρは反射率を示し、ここでは1を代入する。観察照度Evから基準白色板のYwを算出し、Xw及びZwの値はCIEの定めるD65光源の色度となるように算出している。第一の色のLab値を(L1,a1,b1)、第二の色のLab値を(L2,a2,b2)とする。
kL=kC=kH=1
Cab_gm=√(Cab1*Cab2)
SL=1
SC=1+0.045*Cab_gm
SH=1+0.015*Cab_gm
ΔL=L1−L2
Δa=a1−a2
Δb=b1−b2
ΔCab=Cab1−Cab2
Dab=√{(ΔL)^2+(Δa)^2+(Δb)^2}
ΔHab=√{(Dab)^2−(ΔL)^2−(ΔCab)^2)}
実施形態7では、上記CIE1994色差式のSLを式(25)に置き換えることで照度に応じた色差を算出する。
SL=1+d*Ev・・・(25)
ただし、^はべき乗の演算を示す。式(25)に示すdの値は、後述する主観評価実験結果にフィッティングした係数である。図15は観察照度と、明度差(ΔL/SL)の関係を示すグラフである。なお、最大値が1となるように正規化して示している。図15より、CIE1994色差式における明度差は観察照度によらず一定である。一方、式(24),(25)で示す色差式の明度差は、観察照度が高くなるほど減少する。また、観察照度が高くなるほど明度差の減少率が小さくなり、下に凸の形状をもつ。つまり、観察照度が高くなるほど色差Dに対する明度差が減少するため、色差Dが小さく算出される。式(24),(25)で示す色差式を導出した主観評価実験の詳細については後述する。
ここで、実施形態7における色差式を導出した色差主観評価実験について説明する。図16は主観評価実験環境を上から見た模式図である。図16に示すように、被験者の右眼側は高出力の光源が複数設置された高照度環境(照度7,500lx、15,000lx、35,000lxの3条件)、左眼側は屋内照度環境(照度1,500lx)となるように被験者の右眼と左眼の間に壁を設置した。なお、照度条件間で光源の色温度は一定である。まず、被験者は右眼で高照度環境におけるテスト刺激対1601の色差を観察し、左眼で屋内照度環境におけるリファレンス色差対1602の見えを観察した。ここで、テスト刺激対1601として金属光沢のある板を使用し、リファレンス色差対1602として明度のみが異なる刺激対を複数使用した。テスト刺激対1601のXYZ値をそれぞれ(Xa,Ya,Za)、(Xb,Yb,Zb)とする。次に、被験者は右眼側のテスト刺激対1601の色差と等しい大きさに感じる左眼側のリファレンス色差対1602を選択する。すなわち、ここで選ばれたリファレンス色差対1602の色差が、被験者がテスト刺激対1601に対して知覚した色差の大きさを示している。なお、図16では右眼側にテスト刺激対、左眼側にリファレンス刺激対1602を設置しているが、これが逆であっても良い。
次に、式(24),(25)で示す色差式により算出する色差値と、CIE1994色差式等の従来色差式が算出する色差値を比較する。図19は2つの環境(A環境とB環境)において、第一の色及び第二の色の組み合わせをそれぞれ示した模式図である。A環境における観察照度をEva、第一の色を(Xa1,Ya1,Za1)、第二の色を(Xa2,Ya2,Za2)とする。また、B環境における観察照度をEvb、第一の色を(Xb1,Yb1,Zb1)、第二の色を(Xb2,Yb2,Zb2)とする。A環境とB環境の観察照度にはEva>Evbの関係があるとする。また、A環境の照度Evaに対する第一の色とB環境の照度Evbに対する第一の色とが等しく、さらに、A環境の照度Evaに対する第二の色とB環境の照度Evbに対する第二の色が等しいとする。このとき、式(26)及び式(27)の関係が成り立ち、図24(a)(b)にその具体例を示す。
(Xa1,Ya1,Za1)/Eva=(Xb1,Yb1,Zb1)/Evb・・・(26)
(Xa2,Ya2,Za2)/Eva=(Xb2,Yb2,Zb2)/Evb・・・(27)
このとき、観察照度と各色差式で算出する色差値との関係を図20(a)(b)に示す。
D_CAM02=√((ΔJ)^2+(Δa_CAM)^2+(Δb_CAM)^2))・・・(28)
なお、ΔJ、Δa_CAM、Δb_CAMはCIECAM02を用いて算出した明度差、a軸の色度差、b軸の色度差をそれぞれ示している。
実施形態7では、S121において、第一の色及び第二の色を観察する環境の観察照度Evを取得したが、分光放射輝度計などの測定装置15を用いて測定した基準白色板の三刺激値(Xw,Yw,Zw)から計算した値でも良い。観察照度Evは下記の式(29)により算出できる。
Ev=Yw×π/ρ・・・(29)
なお、ρは反射率を示し、ここでは1を代入する。この場合でも実施例7と同様の結果が得られる。
実施形態7では、S2において、色差DはCIE1994色差式をベースとした計算式により算出したが、CIE1976色差式やCIE2000色差式をベースとした計算式でも構わない。例えば、CIE1976色差式をベースとする場合、式(30)で示す色差式のSLを式(25)に置き換えることで照度に応じた色差を算出する。
kL=kC=kH=1
SL=1
Sa=1
Sb=1
ΔL=L1−L2
Δa=a1−a2
Δb=b1−b2
また、第一の色、第二の色の色情報としてXYZ値を取得したが、CIEXYZ表色系の数値でなくとも構わない。例えば、S2においてCIELAB表色系の値を色情報として取得した場合、S2におけるCIEXYZ表色系からCIELAB色空間への変換は不要となる。また、S2において、HSV表色系のHSV値を色情報として取得した場合、S123において下記の式(31)を用いて算出すればよい。なお、式(31)に示すdの値は、実施形態7で述べた主観評価実験結果にフィッティングした係数である。
SV=1+d*Ev
SS=1+0.045*S_gm
SH=1+0.015*S_gm
S_gm=√(S1*S2)
kV=kS=kH=1
ΔV=V1−V2
ΔS=S1−S2
ΔH=H1−H2
[実施形態8]
実施形態7では、観察環境の明るさ情報として、観察照度を用いる場合について説明した。実施形態8では、観察環境の明るさ情報として、第一の色及び、第二の色を含む色分布情報の平均輝度値を用いる構成について説明する。なお、実施形態1〜7と同じ構成については、詳細な説明を省略する。実施形態8の処理の流れは、図1(c)に示す実施形態7のフローチャートを用いて説明する。
SL=1+d´*Yave・・・(31)
式(31)は、式(25)における環境照度Evが、撮影画像の平均輝度Yaveに置き換わった式である。式(31)に示すd´の値は、実施形態7で述べた主観評価実験結果にフィッティングした係数である。実施形態7では、観察照度が高くなるほど色差を小さく算出する色差式について説明したが、観察照度Evが変化すると、一般的に撮影画像の平均輝度Yaveも同様に変化する。したがって、明るさ情報として、第一の色及び第二の色を含む領域を撮影した撮影画像の平均輝度を用いても実施形態7と同等の結果が得られる。
実施形態8では、観察環境の明るさ情報として、第一の色と第二の色を含む領域を撮影した撮影画像の平均輝度を用いる場合について説明した。実施形態9では、観察環境の明るさ情報として、ユーザが明るさ情報を設定する構成について説明する。なお、実施形態1〜8と同じ構成については、詳細な説明を省略する。実施形態9の処理の流れは、図1(c)に示す実施形態7のフローチャートを用いて説明する。
実施形態では、撮影画像がRGBカラー画像の例を説明したが、モノクロ画像や、マルチバンド画像、分光画像であってもかまわない。モノクロ画像の場合は、実施形態の説明における三刺激値は、輝度値Yに置き換えればよい。マルチバンド画像、分光画像の場合は、マルチバンド色信号や、分光信号からXYZ色信号に変換する公知の色変換方法によって、XYZ色信号を算出すればよい。
702 入力部
704 基準点設定部
806 輝度特徴量算出部
808 色差画像生成部
Claims (22)
- 第一の色及び第二の色を取得する色情報取得手段と、
前記第一の色及び前記第二の色を観察する観察環境の明るさを示す照度に基づいて、前記第一の色と前記第二の色との色差を算出する色差算出手段と、を備え、
前記色差算出手段は、前記観察環境が明るいほど前記色差が小さくなるように、前記色差を算出するための明度に関する係数を前記照度に基づいて決定することを特徴とする情報処理装置。 - 前記色差算出手段は、前記観察環境が明るいほど、前記色差に対する明度差の寄与度を減少させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記色差算出手段は、前記観察環境が明るいほど、前記寄与度の減少率を小さくすることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- ΔL*を前記第一の色と前記第二の色のCIELab色空間における明度差、Δa*を前記第一の色と前記第二の色のCIELab色空間におけるa軸の色度差、Δb*を前記第一の色と前記第二の色のCIELab色空間におけるb軸の色度差とするとき、
前記色差算出手段は、
D=√((ΔL*)/(WL))^2+((Δa*)/(Wa))^2+((Δb*)/(Wb))^2
で示される式において、前記観察環境が明るいほどWLを大きく算出することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の情報処理装置。 - ΔL*を前記第一の色と前記第二の色のCIELCH色空間における明度差、ΔCを前記第一の色と前記第二の色のCIELCH色空間における彩度差、ΔHを前記第一の色と前記第二の色のCIELCH色空間における色相差とするとき、
前記色差算出手段は、
D=√((ΔL*)/(WL))^2+((ΔC*)/(WC))^2+((ΔH*)/(WH))^2
で示される式において、前記観察環境が明るいほどWLを大きく算出することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記第一の色及び前記第二の色は、CIEXYZ表色系、CIELAB表色系、CIELUV表色系、CIELCH表色系、HSV表色系、のうちの何れかの表色系で示される色信号であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 第一の色及び第二の色を取得する色情報取得手段と、
前記第一の色及び前記第二の色を観察する観察環境の明るさを示す情報に基づいて、前記第一の色と前記第二の色との色差を算出する色差算出手段と、を備え、
前記色差算出手段は、前記観察環境が明るいほど前記色差が小さくなるように、前記色差を算出するための明度に関する係数を前記情報に基づいて決定し、
前記情報は、前記第一の色及び前記第二の色を含む所定の観察範囲の平均輝度値であることを特徴とする情報処理装置。 - 第一の色及び第二の色を取得する色情報取得手段と、
前記第一の色及び前記第二の色を観察する観察環境の明るさを示す情報に基づいて、前記第一の色と前記第二の色との色差を算出する色差算出手段と、を備え、
前記色差算出手段は、前記観察環境が明るいほど前記色差が小さくなるように、前記色差を算出するための明度に関する係数を前記情報に基づいて決定し、
前記情報は、ユーザーインタフェースを介してユーザ操作により指定された値であることを特徴とする情報処理装置。 - 第一の色及び第二の色を取得する色情報取得手段と、
前記第一の色及び第二の色を観察する観察環境の明るさを示す照度に基づいて、前記第一の色と前記第二の色との色差を算出する色差算出手段と、を備え、
前記色差算出手段は、第一の観察環境と、前記第一の観察環境よりも明るい第二の観察環境がある場合に、前記第二の観察環境で算出する色差が前記第一の観察環境で算出する色差以下となるように、前記色差を算出するための明度に関する係数を前記照度に基づいて決定することを特徴とする情報処理装置。 - 第一の色及び第二の色を取得する色情報取得工程と、
前記第一の色及び前記第二の色を観察する観察環境の明るさを示す照度に基づいて、前記第一の色と前記第二の色との色差を算出する色差算出工程と、を有し、
前記色差算出工程において、前記観察環境が明るいほど前記色差を小さくなるように、前記色差を算出するための明度に関する係数を前記照度に基づいて決定することを特徴とする情報処理方法。 - 評価対象を撮影した撮影画像を入力する入力手段と、
前記撮影画像から輝度特徴量を算出する特徴量算出手段と、
前記輝度特徴量に基づいて、前記撮影画像中の基準点における前記評価対象の色と、前記撮影画像中の評価点における前記評価対象の色との色差値を算出する色差値算出手段と、を備え、
前記色差値算出手段は、前記基準点における前記評価対象の色を示す三刺激値が第一の値であり、前記評価点における前記評価対象の色を示す三刺激値が第二の値であり、前記輝度特徴量が示す輝度値が第三の値である場合には、前記基準点における前記評価対象の色を示す三刺激値が前記第一の値であり、前記評価点における前記評価対象の色を示す三刺激値が前記第二の値であり、前記輝度特徴量が示す輝度値が前記第三の値よりも小さい第四の値である場合よりも、値が小さくなるように前記色差値を算出することを特徴とする情報処理装置。 - 前記評価点は、複数であることを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
- 前記複数の評価点の各々の位置と該位置における前記色差値とに基づいて、色差画像を生成する生成手段をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
- 前記撮影画像の一部を評価領域に設定する領域設定手段をさらに備え、
前記評価点は、前記評価領域に設定されることを特徴とする請求項11乃至請求項13の何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記領域設定手段は、前記評価領域の中心点を前記基準点からオフセットした位置に設定することを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。
- 前記色差値は、前記基準点の三刺激値と前記評価点の三刺激値との差を前記輝度特徴量の示す輝度値で除した値であることを特徴とする請求項11乃至請求項15の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記色差値は、前記基準点の三刺激値と前記輝度特徴量が示す輝度値から求めた均等色空間の色信号を第一の色信号、前記評価点の三刺激値と前記輝度特徴量が示す輝度値から求めた均等色空間の色信号を第二の色信号とするとき、前記第一の色信号と前記第二の色信号との色差の値であることを特徴とする請求項11乃至請求項15の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記特徴量算出手段は、前記撮影画像について輝度値の平均値を算出することを特徴とする請求項11乃請求項17の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記特徴量算出手段は、前記基準点と前記評価点とを含む前記撮影画像の部分領域について輝度値の平均値を算出することを特徴とする請求項11乃至請求項17の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記特徴量算出手段は、前記基準点及び前記評価点からの距離に応じて輝度値の重み付け平均値を算出することを特徴とする請求項11乃至請求項17の何れか1項に記載の情報処理装置。
- コンピュータを、請求項1乃至請求項9のいずれか1項、又は、請求項11乃至請求項20のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
- 評価対象を撮影した撮影画像を入力する入力工程と、
前記撮影画像から輝度特徴量を算出する特徴量算出工程と、
前記輝度特徴量に基づいて、前記撮影画像中の基準点における前記評価対象の色と、前記撮影画像中の評価点における前記評価対象の色との色差値を算出する色差値算出工程と、を有し、
前記色差値算出工程において、前記基準点における前記評価対象の色を示す三刺激値が第一の値であり、前記評価点における前記評価対象の色を示す三刺激値が第二の値であり、前記輝度特徴量が示す輝度値が第三の値である場合には、前記基準点における前記評価対象の色を示す三刺激値が前記第一の値であり、前記評価点における前記評価対象の色を示す三刺激値が前記第二の値であり、前記輝度特徴量が示す輝度値が前記第三の値よりも小さい第四の値である場合よりも、値が小さくなるように前記色差値を算出することを特徴とする情報処理方法。
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