JP6929616B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は液体吐出装置に関する。
特許文献1に開示されるプリンタは、カートリッジホルダをキャリッジとは別の場所に設けている。カートリッジホルダには、インクが貯留されたインクカートリッジが交換可能に装着されている。供給チューブを介して、インクカートリッジから供給されたインクをサブタンクに貯留し、そこからインクジェットヘッドへ供給する構成を備えている。インクをインクジェットヘッドへ供給する際、もともとインクに含まれる空気に加えて、外部の空気が供給チューブを透過してインク中に気泡が混入することがある。そのためインクジェットヘッドの上流に排気ユニットを設けて、インク中から気泡を排出する、いわゆる排気パージを行う。特許文献1では、インクジェットヘッドが記録動作を行わないメンテナンス位置に移動した際に、排気ユニットに溜まった気泡を外部に排出する。そして排出された気泡を含むインクは廃液タンクに廃棄される。
特開2015−182444号公報
特許文献1の構成では、排気パージに伴って排出された気泡を含むインクは、全て廃液タンクに廃棄されて、インクを無駄に廃棄してしまう技術的な課題がある。
このような事情に鑑みて、本発明の目的は、液体をヘッドへ供給するサブタンクから気泡を排出する際に廃棄してしまう液体の量を低減することができる液体吐出装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、液体を吐出する吐出口が設けられたヘッドと、前記ヘッドへ供給される液体を貯留する液体貯留部と、前記液体貯留部へ供給される液体を収容するメインタンクと、記液体貯留部に設けられた排出口と接続され前記排出口から気泡を含む液体を排出可能な接続状態と、前記排出口と接続しない非接続状態と、に切替可能な排出部と、前記排出口から排出された液体を前記排出部から前記メインタンクへ戻すための流路と、前記吐出口をキャッピングする吸引キャップと、前記キャップの中を負圧にするための吸引ポンプと、を備え前記吸引ポンプを駆動することによって前記排出部から前記流路を介して前記メインタンクへ液体が戻されることを特徴とする。
本発明によれば、液体をヘッドへ供給するサブタンクから気泡を排出する際に廃棄してしまう液体の量を低減することができる液体吐出装置が提供される。
第1実施形態に係るプリンタの外観斜視図である。 第1実施形態に係るプリンタの内部構造を示す図である。 第1実施形態に係るキャリッジとサブタンクを示す斜視図である。 第1実施形態に係るインク供給の流れを示す模式図である。 第1実施形態に係るメインタンクを示す図である。 第1実施形態に係るプリンタの制御構成を示す概略ブロック図である。 第1実施形態に係る排気パージの制御を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るメインタンクの変形例を示す図である。 第2実施形態および第3実施形態に係るインク供給の流れを示す模式図である。 第2実施形態および第3実施形態に係るプリンタの制御構成を示す概略ブロック図である。 第2実施形態に係る排気パージの制御を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る排気パージの制御を示すフローチャートである。
本発明に係る液体吐出装置の実施形態について説明する。ただし、実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲を限定する趣旨のものではない。本明細書において液体吐出装置は、インクジェット方式の画像記録装置を意味する。特に、間欠的に搬送される記録媒体に対しインクを吐出する記録ヘッドを、記録媒体の搬送方向と交差する方向に往復移動させて記録を行う、シリアル型のインクジェット記録装置を例にとり説明する。しかしながら、本発明はシリアル型のインクジェット記録装置に限らず、長尺プリントヘッドを用いて連続的にプリントを行うライン型のインクジェット記録装置にも適用することができる。また、本明細書において「インク」とは、記録液、定着処理液、レジストなどの液体の総称として用いる。さらに、本明細書において「記録」とは、平面的なものに対する記録に限らず、立体物に対する記録も含む。本明細書において「シート」とは、液体を吐出されるものであって、紙、プラスチック、布などの記録媒体の総称として用いる。なお、シートはカットシートに限らずロール状のものも含む。また、本明細書において「気泡」とは、液体の内部や表面にできる、気体を含んで丸まったものに限らず、液体に含まれる空気の総称として用いる。
〔第1実施形態〕
<装置概要>
図1は本実施形態におけるインクジェット記録装置(以下、プリンタ)10の外観を示す斜視図である。プリンタ10の開口13が設けられている側を前面とすると、プリンタ10の前面には給送トレイ20と排出トレイ21とが備えられている。プリンタ10の前面にはさらに、メインタンク100が色ごとに設けられている。本実施形態では、ブラック用メインタンク100K、マゼンタ用メインタンク100M、シアン用メインタンク100C、イエロー用メインタンク100Yの、4つのメインタンク100を備える。プリンタ10には、メインタンク100を覆う被覆位置と露出させる露出位置とにユーザーが回動可能なカバー70が設けられている。図1(a)においてカバー70は被覆位置にあり、図1(b)においては露出位置にある。図1(a)に示すように、カバー70が被覆位置にあっても、ユーザーがメインタンク100の前面を部分的に視認できるように、カバー70の前面の一部は透明なプラスチック等で構成されている。
4つのメインタンク100の前面の上部には、それぞれインクを注入するための注入口112が設けられている。すなわち、ブラック用注入口112K、マゼンタ用注入口112M、シアン用注入口112C、イエロー用注入口112Yが、それぞれ対応するメインタンク100に設けられている。また、メインタンク100はさらに注入口112を封止するためのキャップ113を有する。すなわちメインタンク100はブラック用キャップ113K、マゼンタ用キャップ113M、シアン用キャップ113C、イエロー用キャップ113Yを有する。キャップ113は色ごとに独立した形状でも、複数のキャップ113が繋がった形状でもよい。ユーザーは、カバー70を露出位置に移動させた状態で、注入口112に対してキャップ113を着脱する。また、ユーザーは注入口112からキャップ113を取り外し、インクボトル(不図示)などのインク供給容器から、注入口112を通じてメインタンク100内へインクを注入することができる。
図2はプリンタ10の内部構造を示す。インクを吐出するヘッド39を搭載したキャリッジ23が、画像記録時にシート(不図示)を支持するプラテン42と鉛直方向において対向する位置に配されている。キャリッジ23は、図2に示すように2本のガイドレール43に支持されている。ガイドレール43はプリンタ10のフレームに支持されている。キャリッジ23はキャリッジモータ(不図示)の駆動によってガイドレール43に沿って往復移動する。キャリッジ23の移動範囲は図2の一点鎖線で示すように、矢印で示すシート通過領域65より図2のX方向において長い距離に及ぶ。プリンタ10は、ヘッド39がキャリッジ23と共にX方向に沿って往復移動しつつ、シート(不図示)に対してインクを吐出して画像を記録する。また、シート搬送機構(不図示)が、X方向と交差する方向(本実施形態では、X方向と直交するY方向)にシート(不図示)を間欠的に搬送する。ヘッド39のX方向の往復移動とシート(不図示)のY方向の間欠的な搬送動作とを繰り返すことにより、シート(不図示)の表面(プリント面)に画像を記録していく。なお、X方向はキャリッジ23の移動方向であるとともに、搬送されるシート(不図示)の幅方向でもあるため、本明細書中でシート幅方向とも称する。また、Y方向は本明細書中でシート搬送方向とも称する。さらに、図1に示すZ方向は本明細書中で鉛直方向と称する。
<キャリッジの構成>
図3に示すように、キャリッジ23はヘッド39の他に、サブタンク50、ジョイント51、排気ユニット52、およびヘッド制御基板(不図示)を略直方体の内部空間で支持する。ヘッド39はキャリッジ23の底部に配されている。また、排気ユニット52はキャリッジ23の側面側の底部に配されている。図3(a)は、キャリッジ23からサブタンク50を外した斜視図で、ジョイント51も示す。
図3(a)に示すように、ジョイント51の側面にはインクチューブ32と接続される接続部59が設けられている。インクチューブ32は、メインタンク100とサブタンク50を接続し、メインタンク100に収容されたインクをサブタンク50へ供給する。より詳細には、ブラックのインクチューブ32K、マゼンタのインクチューブ32M、シアンのインクチューブ32C、イエローのインクチューブ32Yの、4本のインクチューブ32がある。接続部59は、4本のインクチューブ32に対応して一列に並んで設けられ、ジョイント51の下面に設けられている開口(不図示)と連続している。接続部59に対応するインクチューブ32が色ごとに挿入されて、インクチューブ32内と接続部59が接続される。このように、インクチューブ32はジョイント51によって束ねられた状態で、サブタンク50とメインタンク100を接続する(図2参照)。これにより、メインタンク100からサブタンク50へインクが供給される。なお、インクチューブ32はエラストマ等の可撓性材料により構成される。
排気ユニット52は鉛直方向における上方と下方が開口した筒状に構成され、上方は後述する液体貯留部40の排出口44と接続している。排気ユニット52は色ごとに筒状に設けられ、図4に示すように、内部に弁部材31とコイルバネ33が設けられている。また、排気ユニット52の鉛直下方には排気口30が設けられている。弁部材31は排気ユニット52内で鉛直方向において上下移動ができるように、排気ユニット52の内壁面と弁部材31との間には隙間ができるように設けられている。弁部材31の鉛直方向下部には環状のシール材(不図示)が設けられている。
コイルバネ33の鉛直方向における上端は排気ユニット52の上壁に当接し、下端は弁部材31の鉛直方向における上面と当接している。また、コイルバネ33は排気ユニット52の上壁と弁部材31との間において圧縮状態で配され、弁部材31を鉛直下方へ付勢している。この付勢力によって弁部材31がシール材(不図示)を介して排気ユニット52の下壁に当接することで、排気口30を封止している。
<サブタンクの構成>
図3(b)はサブタンク50の詳細を示す斜視図である。キャリッジ23において、ヘッド39の鉛直方向上方にサブタンク50が設けられ、サブタンク50はヘッド接続口54を介してヘッド39と接続している。サブタンク50は、流路部55、圧力ダンパ室56、液体貯留部40の3つの部位を有する。
流路部55は、薄い板形状の流路を形成しており、インク供給方向における上流側は上流側流路部55a、下流側は下流側流路部55bとなっている。以下、上流側流路部55aと下流側流路部55bをまとめて流路部55とも称する。上流側流路部55aの、インク供給方向における上流側には、各色のインクが導入される4つの導入口57が鉛直上方に開口して一列に並んで設けられている。4つの導入口57はそれぞれ、図3(a)に示すジョイント51に設けられた4つの開口(不図示)と接続される。上流側流路部55aは、導入口57が配されている面とは反対側の面(鉛直方向における下面)に設けられた溝と、その溝を覆うように上流側流路部55aに溶着された可撓性フィルム(不図示)とにより構成されている。下流側流路部55bは、鉛直方向における上面に設けられた溝と、その溝を覆うように下流側流路部55bに溶着されたフィルム(不図示)とにより構成されている。流路部55はシート搬送方向に沿って、上流側の導入口57から下流側の圧力ダンパ室56へ向かって延びている。
圧力ダンパ室56は、4本の流路部55に対応して4つの部屋に区切られている。各部屋には各色のインクを独立して貯留することができる。圧力ダンパ室56の一方の面(鉛直方向における上面)は開口されており、当該開口を覆うようにフィルム(不図示)が溶着されている。溶着されたシート状のフィルム(不図示)が圧力ダンパ室56の圧力変動に応じて撓むことにより、圧力ダンパ室56の容積が増減される。これにより、圧力ダンパ室56はキャリッジ23の往復移動によってインクに生じる動圧力を吸収するダンパとして機能する。
液体貯留部40はインク供給方向において圧力ダンパ室56より下流に配され、圧力ダンパ室56と連通している。液体貯留部40はさらに、ヘッド接続口54を介してヘッド39とも接続されている。液体貯留部40には、液体貯留部40に貯留されているインク中の気泡を排出するための排出口44が設けられている。さらに液体貯留部40には、排出口44から気泡を排出する際に、気泡を含むインクが通過する気泡排出経路41が配されている。圧力ダンパ室56によって圧力変動を吸収されたインクは、液体貯留部40に貯留された後ヘッド39へ供給され、吐出口39a(図4参照)から吐出される。
排出口44はサブタンク50の鉛直方向における下面に設けられ、キャリッジ23に設けられた排気ユニット52を介して、後述するメンテナンスユニット9と接続する。ここで、気泡排出経路41から排出口44へインクに含まれる気泡が移動し易いように、気泡排出経路41の内壁の表面性を変えるなどの処理を施すことが好ましい。これにより、気泡排出経路41から排出口44へ向けて気泡が移動しやすくなり、効率よく気泡を排出することができる。なお、前述した流路部55、圧力ダンパ室56および液体貯留部40はすべて、インクの色ごとに独立して設けられている。
<メンテナンスユニットの構成>
プリンタ10はさらにメンテナンスユニット9を備える。図2に示すように、メンテナンスユニット9はシート通過領域65の外側に設けられている。具体的には、プラテン42よりもシート幅方向の右側の位置(メンテナンス位置)に配されている。図4はキャリッジ23がメンテナンス位置に移動した際のインク供給に関する模式図である。メンテナンスユニット9は吸引キャップ36、排出部37、吸引ポンプ38a、排気ポンプ38b等を不図示の保持部材で一体的に保持している。メンテナンスユニット9は、ヘッド39の吐出機能の維持、回復のための動作を行う。具体的には、メンテナンスユニット9は、ヘッド39の複数の吐出口39aからインクを強制的に吸引し、ヘッド内の気泡、および乾燥等により増粘したインクをヘッド39から廃棄する、いわゆる吸引パージを行う。また、メンテナンスユニット9は、サブタンク50内のインクに混入している気泡を、ヘッド39へ流れ込む前に排出口44から排出する、いわゆる排気パージも行う。なお、図4では便宜上、1色分の液体貯留部40と吐出口39aのみ示されている。
吸引キャップ36と排出部37は隣接しており、不図示の駆動部によって上下に一体的に移動する。排出部37は、シート幅方向において吸引キャップ36より外側に隣接して配されている。図4に示すようにキャリッジ23がメンテナンス位置に移動すると、吸引キャップ36がヘッド39の吐出口39aと対向し、排出部37が排気ユニット52の排気口30と対向する。その状態で、不図示の駆動部によって吸引キャップ36と排出部37が上方へ移動すると、吸引キャップ36が吐出口39aに密着し、排出部37が排気ユニット52の排気口30に密着する。これにより、複数の吐出口39aが吸引キャップ36によって共通に覆われ、複数の排気口30が排出部37によって共通に覆われる。
吸引パージは、吸引キャップ36が吐出口39aを覆ってキャッピングし、吸引ポンプ38aによって吸引キャップ36の中を負圧状態にすることで行われる。吸引キャップ36には可撓性チューブ等で構成された廃液路60が接続される。廃液路60の他端は廃液タンク61と接続される。上記構成によって、吸引キャップ36によって吐出口39aから吸引されたインクは廃液タンク61へ廃棄される。
排出部37は排気キャップ35と棒状の排気部材24を有する。排気部材24は色ごとに独立して設けられ、不図示の駆動部によって排気キャップ35と共に鉛直方向において昇降する。排気パージは、排気キャップ35が排気口30を覆い、排気ポンプ38bによって排気キャップ35の中を負圧状態にすることで行われる。この状態で、不図示の駆動部により排気部材24が上方へ移動し、排気ユニット52の弁部材31を鉛直上方へ押し上げる。これにより、弁部材31が排気ユニット52の下壁から離れ、排気口30が開放される。このように排出部37が排気ユニット52を介して排出口44と接続される。排出部37には可撓性チューブ等で構成された戻し路(流路)45が接続される。また、戻し路45の他端はメインタンク100と接続される。上記構成によって、排出部37によって排出された気泡を含むインクはメインタンク100へ戻される。なお、本明細書中で、排気ユニット52と排出部37が接続した状態を接続状態、接続していない状態を非接続状態と表現する。
本実施形態では吸引ポンプ38aを吸引パージに、排気ポンプ38bを排気パージに用いているが、本発明はこれに限定されない。1つの吸引ポンプを共用し、切替装置によって切り替えることで、吸引キャップ36と排出部37のいずれか一方と選択的に接続される構成にしてもよい。
<メインタンクの構成>
図4に示すように、メインタンク100はヘッド39の吐出口39aよりも鉛直方向下方に配されている。これによってメインタンク100とサブタンク50の間における水頭差を維持し、吐出口39aからインクが漏れるのを抑制している。
図5はメインタンク100の詳しい構成を示す。図5(a)は外観斜視図、図5(b)は上面図、図5(c)は図5(b)におけるA1−A2間で切断し、矢印の方向に見た図である。図5(b)ではA1−A2間における切断によってブラック用メインタンク100Bを切断しているが、他の色のメインタンク100C、100M、100Yも同様の構成である。メインタンク100には鉛直方向の上部に不図示の大気連通孔が色ごとに設けられている。大気連通孔を通してメインタンク100は外気と連通する。上述した排気パージによって排出された気泡を含むインクは、戻し路45を介してメインタンク100へ戻される。図5(c)に示すように、メインタンク100には鉛直方向上方で、注入口112の反対側の面(背面)に戻し口300が色ごとに設けられ、戻し口300に戻し路45が接続される。さらに、サブタンク50へインクを供給するための供給口(不図示)がメインタンク100の底部に設けられていて、供給口(不図示)は色ごとにインクチューブ32と接続されている。
メインタンク100の内部は鉛直方向において上下2つの空間に分かれていて、上の空間を上部空間301、下の空間を下部空間302と称する。注入口112から供給されたインクは直接、下部空間302に収容される。一方、排気パージによって戻し口300から戻された気泡を含むインクは、上部空間301を通過してから下部空間302に収容される構成となっている。
図5(d)は図5(c)におけるB1−B2間で切断し、矢印の方向から見た図である。上部空間301は鉛直方向上方から見るとU字型の迂回流路303を有する。さらに、上部空間301と下部空間302とを接続する落下口304が、上部空間301の底部でメインタンク100の背面側に設けられている。従って、迂回流路303は、戻し口300から戻されたインクの流れにおいて、上流側の戻し口300と下流側の落下口304を接続する。これにより、戻し口300から戻された気泡を含むインクは、矢印に沿ってU字型の迂回流路303を通過してから落下口304より下部空間302へ収容される。
図5(e)は図5(c)におけるC1−C2間で切断し、矢印の方向から見た図である。迂回流路303は、図5(e)に示すように鉛直方向上方の流路が狭い、山なりの形状となっている。これにより、気泡を含むインクが山なりの迂回流路303を通過する際に、狭い流路を構成する流路壁と気泡の距離が小さいため、流路壁に気泡が集められやすい。従って、戻し口300から戻された気泡を含むインクは、迂回流路303を通過する間に気泡がトラップされ、インクのみが落下口304より下部空間302へ供給される。
<プリンタの制御系>
次にプリンタ10の制御系について、図6を用いて説明する。図6はプリンタ10の制御構成を示す概略ブロック図である。プリンタ10は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行する制御プログラム及び制御プログラムに使用されるデータが記憶されているROM(Read Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時記憶するためのRAM(Random Access Memory)とを有する制御部120を備えている。
制御部120は、図6に示すように、ヘッド制御部121、排気ポンプ制御部122、メンテナンス機構制御部123を有している。ヘッド制御部121は、制御部120が不図示のPC(パーソナルコンピュータ)からの画像記録信号を受信したときに、ヘッド駆動回路124を制御してヘッド39からインクを吐出させて、シート(不図示)に画像を記録する。排気ポンプ制御部122は、排気ポンプドライバ125を制御して排気ポンプ38bを駆動する。メンテナンス機構制御部123は、吸引ポンプドライバ126を制御して吸引ポンプ38aを駆動する。
次にメインタンク100からサブタンク50へのインクの供給動作について説明する。排気ポンプドライバ125を制御して排気ポンプ38bを駆動し、排気キャップ35で排気ユニット52の排気口30に負圧をかけて吸引排出動作を行う。吸引排出動作を行うことにより、インクチューブ32を介してメインタンク100からサブタンク50へインクが供給される。そして、サブタンク50へインクが供給され続け、排気口30までインクが満たされたら排気ポンプ38bの駆動を停止する。続いて、吸引ポンプドライバ126を制御して吸引ポンプ38aを駆動し、吸引キャップ36でヘッド39の吐出口39aに負圧をかけて吸引動作を行う。液体貯留部40のインクの液面高さが所定値に達すると吸引ポンプ38aの駆動を停止し、メインタンク100からサブタンク50へのインク供給動作を停止する。本実施形態において、メンテナンス機構制御部123がサブタンク50のインクの液面制御手段に相当する。なお、吸引ポンプドライバ126のみを駆動して、吸引ポンプ38aのみでメインタンク100からサブタンク50へインクを供給する構成としてもよい。
続いて、排出口44から気泡を含むインクを排出する、排気パージについて説明する。排気ポンプ制御部122により排気ポンプ38bを駆動することによって、気泡を含むインクが戻し路45を介して排出口44からメインタンク100へ戻される。後述する所定時間を使って排出口44から気泡を含むインクが排出されると、プリンタ10はポンプ制御部123により排気ポンプ38bの駆動を停止する。
<排気パージの制御系>
続いて、排気パージの制御について説明する。本実施形態のように、メインタンク100からサブタンク50へインクを供給する構成のプリンタ10においては、インクチューブ32にはエラストマなどの可撓性材料が用いられる。これにより、キャリッジ23の動きにインクチューブ32を追従させることができる。一方、可撓性のあるインクチューブ32の材質によってはガスバリア性が低く、外部の空気がインクチューブ32を透過してインク中に溶け込むことがある。サブタンク50の流路部55や圧力ダンパ室56に用いられるフィルムも同様で、フィルム膜の材質によってはガスバリア性が低く、外部の空気がフィルムを透過してインク中に溶け込むことがある。これらは特に、プリンタ10をソフトパワーオフした状態など、インクがしばらく使われず、同じ場所に留まっているときに発生しやすい。
本実施形態では、プリンタ10のソフトパワーオフからの経過時間に対する閾値T0を定めて、閾値T0を基準とした排気パージの制御を行う。閾値T0はインクチューブ32やフィルムのガスバリア性に応じて適宜設定される。図7は排気パージの制御を示すフローチャートである。まず、プリンタ10のソフトパワーオフからの経過時間Tを取得する(S200)。続いて、取得したTが閾値T0より大きいか判断を行う(S201)。TがT0より大きい場合は、排出部37と排気ユニット52を接続し(S202)、気泡を含むインクをメインタンク100へ戻す(S203)。そして、メインタンク100から液体貯留部40へインクを供給し(S204)、液体貯留部40のインクが所定量に達したかの判断を行い(S205)、達した場合インク供給動作を停止する。なお、S202〜S204における排気ポンプ38bの駆動時間も、閾値T0およびサブタンク50の容積に応じて適宜設定される。また、S201で否の判断の場合、排気パージは実行せずに終了する。
インク中に気泡が混入する他の原因として、プリント動作時にキャリッジ23が往復移動することによる、サブタンク50内のインクの揺動も挙げられる。サブタンク50内でインクが揺動することで、インク中に気泡が発生しやすくなる。本実施形態では、液体貯留部40に貯留されたインクに含まれる気泡は、排出口44から排出される構成になっている。そのため、気泡を含むインクがヘッド39へ供給されることを抑制することができる。これにより、プリント動作中にヘッド39内の気泡を排出するための吸引パージを行う回数を低減することができる。なお、吐出口39aから吐出したインク量をカウントするドットカウントを行い、カウント数がある閾値を超えたらプリント動作中に排気パージを行う構成にしても良い。
上述のように、排気パージで排出された気泡を含むインクをメインタンク100へ戻す構成を設けることで、排気パージ動作によって廃棄するインク量を低減することができる。また、メインタンク100からサブタンク50へのインク供給動作においても、排出部37を用いて供給を行うことで、インク供給動作によって廃棄するインク量も低減することができる。これにより、廃液タンク61のサイズを小さくすることができ、プリンタ10を小型化することができる。さらに、効率的な気泡回収を行うことで、気泡が混入したインクをヘッド39へ供給することを抑制でき、その結果、ヘッド39からの気泡排出を目的としたヘッド39の吸引パージの回数も低減することができる。
続いて図8を用いて、本実施形態の変形例を説明する。図8は別の構成のメインタンク101を示す。図8(a)は外観斜視図、図8(b)は上面図、図8(c)は図8(b)におけるD1−D2間で切断し、矢印の方向から見た図である。図8(b)ではD1−D2間における切断によってブラック用メインタンク101Bを切断しているが、他の色のメインタンク101C、101M、101Yも同様の構成である。図8(c)に示すように、本例もメインタンク101の内部は鉛直方向において上下2つの空間に分かれていて、注入口112から供給されたインクは直接、下部空間302に収容される。一方、戻し口300から供給されたインクは、上部空間301を通過してから下部空間302に収容される構成となっている。本例では、上部空間301にフィルタ305をシート搬送方向に沿って仕切りのように設けている。図8(d)は図8(c)におけるE1−E2間で切断し、矢印の方向から見た図である。フィルタ305が設けられた上部空間301において、気泡を含むインクは矢印に沿って流れ、フィルタ305によって気泡とインクが分離される。気泡はフィルタ305を通過せず、インクのみフィルタ305を通過して落下口304より下部空間302へ収容される。つまり、本例ではフィルタ305が気泡分離の役割を果たし、気泡を含むインクが迂回流路303を通過する間に気泡がトラップされ、インクのみが落下口304より下部空間302へ供給される。
なお、本実施形態はインクを4色用いるカラープリンタであるが、本発明はこれに限らず単色のモノクロプリンタや4色以外の複数色のカラープリンタにも適用することができる。また、本実施形態においてメインタンク100はインク供給容器(不図示)からインクを注入する構成であるが、本発明はこれに限らず、カートリッジ交換式のインクタンクにも適用することができる。
〔第2実施形態〕
図9は第2実施形態におけるインク供給の流れを示す模式図である。本実施形態では、排出部37から排出された気泡を含むインクをメインタンク100に戻す場合と、廃液タンク61に廃棄する場合とに切り替えることができる。なお、装置の基本構成は第1実施形態と同様であり、同一機能を有する部材には同一符号を付する。
図9に示すように、本実施形態では第1実施形態の構成に加えて、流路弁80、廃棄弁81、分岐路82をさらに備える。流路弁80は排気ポンプ38bより上流側の戻し路45に配され、戻し路45によって排出部37とメインタンク100とを連通する連通状態と連通しない非連通状態とに切り替える。分岐路82は流路弁80より上流側で戻し路45から分岐するように配され、廃棄路60と接続する。分岐路82は色ごとに独立しておらず、4色のインクに対して共通の可撓性チューブ等が用いられる。分岐路82には廃棄弁81が配されていて、分岐路82によって戻し路45と廃液タンク61とを連通する連通状態と連通しない非連通状態とに切り替える。排出部37で排出した気泡を含むインクをメインタンク100へ戻す際は、流路弁80を開いて連通させ、廃棄弁81を閉じて排気ポンプ38bを駆動する。一方、排出部37から排出されたインクを廃液タンク61へ廃棄する際は、流路弁80を閉じて、廃棄弁81を開いて連通させて吸引ポンプ38aを駆動する。
本実施形態のように、排気ユニット52と排出部37の接続状態と非接続状態が切り替えられる構成において、排気パージの際にインクが排気口30などの接続部分に付着することがある。排気口30に付着したインクは、非接続状態の際に大気に露出されることになる。特にキャリッジ23がシート搬送方向に往復移動するシリアルプリンタにおいては、排気口30が往復移動に伴い気流に晒されることになる。排気口30に付着したインクが大気に触れると、水分が蒸発して粘性が高い増粘インクになることがある。このような増粘インクをメインタンク100へ戻すと、メインタンク100内のインク全体の増粘を引き起こすことがある。そこで本実施形態では、排気口30付近の比較的粘性の高いインクは廃液タンク61へ廃棄する廃棄経路を選択し、排気ユニット52や気泡排出経路41内で貯留されていた気泡を含むインクはメインタンク100へ戻す循環経路を選択する。具体的には、排気パージ動作において、初めのうちは廃棄経路を選択し、途中から循環経路に切り替える。
図10は本実施形態の制御構成を示す概略ブロック図である。制御部120は、図10に示すように、ヘッド制御部121、流路弁制御部127、廃棄弁制御部128、排気ポンプ制御部122、メンテナンス機構制御部123を有している。ヘッド制御部121は、制御部120が図示しないPC(パーソナルコンピュータ)から印刷信号を受信したときに、ヘッド駆動回路124を制御してヘッド39からインクを吐出させて記録動作を行う。流路弁制御部127は流路弁80の開閉を制御する。廃棄弁制御部128は廃棄弁81の開閉を制御する。排気ポンプ制御部122は、排気ポンプドライバ125を制御して排気ポンプ38bを駆動する。メンテナンス機構制御部123は、吸引ポンプドライバ126を制御して吸引ポンプ38aを駆動する。
図11を用いて、本実施形態における排気パージの制御について説明する。まず、排出部37と排気ユニット52を接続し(S401)、流路弁80を閉じて廃棄弁81を開く(S402)。その後、吸引ポンプ38aを駆動して、排気口30付近の増粘インクを廃液タンク61へ廃棄する(S403)。続いて、吸引ポンプ38aの駆動時間Tが所定の閾値T1よりも大きいか判断を行い(S404)、大きい場合は廃棄弁81を閉じて流路弁80を開く(S405)。これにより、気泡を含むインクがメインタンク100へ戻される(S406)。そして、メインタンク100から液体貯留部40へインクを供給し(S407)、液体貯留部40のインクが所定量に達したかの判断を行い(S408)、達した場合インク供給動作を停止する。なお、吸引ポンプ38aの駆動時間に対する閾値T1は、排気口30の大きさやインクの液性等に応じて適宜設定する。
上述のように、粘性の高い増粘インクは廃液タンク61へ廃棄し、気泡を含むインクはメインタンク100へ戻す構成とすることにより、メインタンク100内のインクを良好な状態に保つことができる。また、廃棄するインク量を低減することで廃液タンク61のサイズを小さくすることができ、プリンタ10を小型化することができる。さらに、効率的な気泡回収を行うことで、気泡が混入したインクをヘッド39へ供給することを抑制でき、その結果、ヘッド39からの気泡排出を目的としたヘッド39の吸引パージの回数も低減することができる。
〔第3実施形態〕
本実施形態も第2実施形態のように、排出部37から排出された気泡を含むインクをメインタンク100に戻す場合と、廃液タンク61に廃棄する場合とに切り替えることができる(図9参照)。本実施形態の基本構成は第2実施形態と同様であり、同一機能を有する部材には同一符号を付する。
本実施形態のように、メインタンク100からキャリッジ23に搭載されたサブタンク50へインクを供給する構成においては、ヘッド39までのインク供給経路が長い。特に、メインタンク100とサブタンク50を接続するインクチューブ32が長く、外部の空気がインクチューブ32を透過してインク中に空気が溶け込むことがある。さらに、圧力ダンパ室56に用いられるフィルムにおいても、外部の空気がフィルムを透過してインク中に空気が混入することがある。そのため、プリンタ10をソフトパワーオフした状態等、インクが使われない時間が長いと、特にインクチューブ32や圧力ダンパ室56に留まっているインクに対して空気が混入しやすい。また、排気口30に付着したインクも長時間大気に露出されることになり、粘性の高い増粘インクとなっている。このように、空気の混入や大気への露出によって、インクを良好な状態に保てないことがある。
そこで、本実施形態では所定時間以上プリント動作が行われなかった場合は、インクチューブ32からヘッド39および排気ユニット52までのインクを廃液タンク61へ廃棄する廃棄経路を選択する。所定時間が経過していない場合は、インクチューブ32からヘッド39および排気ユニット52までのインクをメインタンク100へ戻す循環経路を選択する。具体的には、プリンタ10のソフトパワーオフからの経過時間に対する閾値T2を定めて、閾値T2を基準とした排気パージの制御を行う。閾値T2はインクチューブ32とフィルムの長さやガスバリア性等に応じて適宜設定される。
図12は、本実施形態に係る排気パージの制御を説明するフローチャートである。プリンタ10のソフトパワーオフからの経過時間Tを取得する(S501)。取得したTが、閾値T2より大きいか判断を行う(S502)。大きい場合は、流路弁80を閉じて廃棄弁81を開く(S503)。吸引ポンプ38aを駆動して、インクチューブ32から下流のインクを廃液タンク61へ廃棄する(S504)。そして、メインタンク100から液体貯留部40へインク供給を行い(S505)、液体貯留部40のインク量が所定量に達したかの判断を行う(S506)。達した場合はインク供給動作を停止する。
また、S502で否の判断が行われた場合、廃棄弁81を閉じて流路弁80を開く(S507)。これにより、気泡を含むインクがメインタンク100へ戻される(S508)。そして、メインタンク100から液体貯留部40へインクを供給し(S505)、液体貯留部40のインクが所定量に達したかの判断を行い(S506)、達した場合インク供給動作を停止する。
上述のように、気泡が多く混入している可能性があるインク等を廃棄し、それ以外のインクはメインタンク100へ戻してインクを循環させることにより、メインタンク100内のインクを良好な状態に保つことができる。また、排気パージ動作によって廃棄するインク量を低減することで廃液タンク61のサイズを小さくすることができ、プリンタ10を小型化することができる。さらに、効率的な気泡回収を行うことで、気泡が混入したインクをヘッド39へ供給することを抑制でき、その結果、ヘッド39からの気泡排出を目的としたヘッド39の吸引パージの回数も低減することができる。
10 プリンタ(画像記録装置)
23 キャリッジ
37 排出部
39 ヘッド
40 液体貯留部
44 排出口
45 戻し路(流路)
100 メインタンク

Claims (14)

  1. 液体を吐出する吐出口が設けられたヘッドと、
    前記ヘッドへ供給される液体を貯留する液体貯留部と、
    前記液体貯留部へ供給される液体を収容するメインタンクと、
    前記液体貯留部に設けられた排出口と接続され前記排出口から気泡を含む液体を排出可能な接続状態と、前記排出口と接続しない非接続状態と、に切替可能な排出部と、
    前記排出口から排出された液体を前記排出部から前記メインタンクへ戻すための流路と、
    前記吐出口をキャッピングする吸引キャップと、
    前記キャップの中を負圧にするための吸引ポンプと、を備え、前記吸引ポンプを駆動することによって前記排出部から前記流路を介して前記メインタンクへ液体が戻されることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記流路に配され前記排出部の中を負圧にするための排気ポンプを備えることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記吸引キャップから吸引された液体を収容する廃液タンクと、
    前記吸引キャップと前記廃液タンクとを接続する廃液路と、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記排出部と前記吸引キャップとを保持する保持部材を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  5. 前記メインタンクは、前記流路と接続する戻し口と、鉛直方向における上方に設けられた上部空間と、前記上部空間の下方に設けられた下部空間と、前記上部空間と前記下部空間を連通する落下口と、を有し、前記戻し口から戻された液体は前記上部空間を通過してから前記落下口を通じて前記下部空間へ収容されることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  6. 前記メインタンクは前記上部空間に、前記戻し口と前記落下口とを接続する迂回流路を有することを特徴とする請求項に記載の液体吐出装置。
  7. 前記メインタンクは前記上部空間であって、前記戻し口と前記落下口との間にフィルタを有することを特徴とする請求項5または6に記載の液体吐出装置。
  8. 前記メインタンクは外部から液体を注入するための注入口が設けられていることを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  9. 前記注入口は前記下部空間と接続されていることを特徴とする請求項に記載の液体吐出装置。
  10. 前記流路から分岐して前記廃液路と接続する分岐路と、
    前記分岐路に配され前記分岐路の連通と非連通を切り替える廃棄弁と、
    前記流路に配され前記流路の連通と非連通を切り替える流路弁と、を備え、
    前記廃棄弁を閉じて前記流路弁を開くことで前記排出口から排出された気泡を含む液体を前記メインタンクへ戻す循環経路と、前記廃棄弁を開けて前記流路弁を閉じることで前記排出口から排出された気泡を含む液体を前記廃液タンクへ廃棄する廃棄経路と、に切り替えることができることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
  11. 前記排出口から気泡を含む液体を排出する際、初めは前記廃棄経路を選択し、途中から前記循環経路に切り替えることを特徴とする請求項10に記載の液体吐出装置。
  12. 液体としてインクを用いることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  13. 前記インクとして複数色のインクを用い、前記流路は色ごとに独立していて、前記吐出口をキャッピングする吸引キャップ及び廃液タンクを接続する廃液路は各色で共用していることを特徴とする請求項12に記載の液体吐出装置。
  14. 前記ヘッドと前記液体貯留部を搭載して往復移動するキャリッジを備えることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
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