JP6928457B2 - 打込み工具 - Google Patents

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Description

本発明は、射出口から打込み材を射出することで、打込み材を被加工物に打ち込む打込み工具に関する。
ドライバを後方から前方へ向けて直線状に移動させることで、釘等の打込み材を射出し、被加工物に打込むように構成された打込み工具が知られている。かかる打込み工具では、ドライバは打込み材を射出した後に後方に戻されるが、このときの衝撃で前方へ跳ね返り、使用者が意図しないときに次の打込み材を射出してしまう可能性がある。そこで、例えば、特許文献1には、バンパとストッパを用いてドライバの動作を規制することが可能な打込み工具が開示されている。具体的には、この打込み工具では、ドライバは、上方からピンチローラに押圧されてフライホイールに当接し、フライホイールの回転エネルギを受けて前方へ移動し、打込み材を射出する。その後、ドライバは後方へ戻され、バンパによって、打込み材の射出時の経路から若干上方へ逸らされた状態で前方へ跳ね返されて、前方のストッパに衝突する。ドライバは、更に、上方に配置された磁石によって、射出時の経路から逸らされた状態で、初期位置に保持される。
米国特許出願公開第2015/0096776号明細書
上記の打込み工具では、ドライバの跳ね返りに起因する打込み材の射出を防止することはできる。しかしながら、使用者が意図しないときにノイズの影響等によって制御部がピンチローラを作動させた場合には、ドライバが作動して打込み材を射出してしまう。よって、使用者が意図しないときに打込み材が射出される可能性をより確実に低減するという観点からは、上記打込み工具には更なる改善の余地がある。
本発明は、かかる状況に鑑み、ドライバによって打込み材を被加工物に打込むように構成された打込み工具において、使用者が意図しないときに打込み材が射出される可能性を低減するための技術を提供することを課題とする。
本発明の一態様によれば、射出口から打込み材を射出することで、前記打込み材を被加工物に打込むように構成された電動式の打込み工具が提供される。この打込み工具は、モータと、ドライバと、移動部材と、ドライバ規制機構とを備えている。
ドライバは、モータの駆動により、打込み工具の前後方向に延在する所定の移動経路に沿って、待機位置から打撃位置へ移動することで、打込み材を打撃して射出口から射出するように構成されている。打撃位置は、待機位置よりも前方にある。移動部材は、射出口の近傍に配置され、非押圧状態では初期位置に保持されるとともに、被加工物による押圧に応じて初期位置から押圧位置に移動するように構成されている。ドライバ移動機構は、移動部材が初期位置に配置されている場合、ドライバが打撃位置まで移動することを阻止するとともに、移動部材が押圧位置に配置されている場合、ドライバが打撃位置まで移動することを許容するように構成されている。
本態様の打込み工具で打込み作業を行う場合には、使用者は、移動部材を被加工物に対して押し付け、初期位置から押圧位置に移動させることができる。この場合、ドライバ規制機構は、ドライバが打撃位置まで移動することを許容するため、ドライバは打込み材を被加工物に打込むことができる。一方、使用者に打込み材を打込む意図がなく、移動部材を被加工物に押し付けていない非押圧状態では、移動部材は初期位置で保持されるため、ドライバ規制機構は、ドライバが打撃位置まで移動することを阻止する。このように、本態様の打込み工具では、使用者が打込み作業開始の意図をもって移動部材を被加工物に押し付け、これに対応して移動部材が押圧位置に移動しない限り、ドライバは、打込み材を射出することができない。よって、本態様によれば、使用者の意図しないときに打込み材が射出される可能性を確実に低減することができる。
なお、本態様の打込み工具で使用可能な打込み材としては、例えば、釘、鋲、ピン、ステープルが挙げられる。本態様の打込み工具は、使用される打込み材に対応して、例えば、釘打ち機、タッカ、ステープルガンとも称されうるものである。
本態様の打込み工具は、電動式のモータを駆動源として、ドライバを待機位置から打撃位置へ移動可能であればよく、ドライバの駆動方式(駆動機構)は特に限定されない。例えば、モータによってフライホイールを回転駆動し、その回転エネルギをドライバに伝達することでドライバを移動させる方式や、モータの駆動によってピストンをシリンダ内で往復駆動し、空気バネの作用でドライバを移動させる方式等を好適に採用することができる。
移動部材は、射出口近傍に配置され、初期位置と押圧位置との間で移動可能であればよく、その構成は特に限定されないが、典型的には、射出口の近傍で打込み工具の前後方向に移動可能に配置され、付勢部材の前方への付勢力によって初期位置に保持されればよい。
ドライバ規制機構に関して、「ドライバが打撃位置まで移動することを阻止する」とは、ドライバが待機位置から前方に移動すること自体を阻止すること(つまり、ドライバをまったく前方へ移動させないこと)、および、ドライバが待機位置から前方へ若干移動することは許容しつつ、打撃位置に到達することを阻止すること、の両方を含むものである。ドライバが打撃位置まで移動することを阻止する構成は、特に限定されるものではないが、例えば、ドライバの移動経路上でドライバに当接する構成、ドライバを初期位置で移動不能に保持する構成、ドライバの移動を開始させるアクチュエータの起動を禁止する構成等を採用することができる。
本発明の一態様によれば、ドライバ規制機構は、ドライバに物理的に作用することで、ドライバが打撃位置まで移動することを阻止するように構成されていてもよい。電気的な制御によってドライバの移動を阻止する構成では、例えばノイズ等に起因した制御部の誤作動が起こりうる。これに対し、本態様によれば、ドライバに物理的に作用する構成のため、そのような懸念がなく、より確実にドライバの移動を阻止することができる。なお、「物理的に作用する」とは、典型的には、「機械的に作用する」、「機構的な係止部材をもって作用する」ことを意味するものである。
本発明の一態様によれば、ドライバ規制機構は、打込み材の配置位置よりも後方においてドライバの前端部に当接することで、ドライバが打撃位置まで移動することを阻止するように構成されたブロック部材を含んでもよい。言い換えると、ドライバに物理的に作用する具体的な構成の一態様として、ドライバに機械的に当接する部材であるブロック部材が採用されてもよい。本態様によれば、ドライバが打込み材を打撃する前に、ブロック部材がドライバの移動を確実に阻止することができる。
本発明の一態様によれば、ブロック部材は、移動経路上でドライバに当接可能なブロック位置と、移動経路から退避してドライバに当接不能な退避位置との間で移動可能に構成されていてもよい。ブロック部材は、移動部材が初期位置に配置されている場合にはブロック位置に配置される。そして、移動部材は、初期位置から押圧位置への移動に伴って、ブロック部材をブロック位置から退避位置へ移動させるように構成されていてもよい。本態様によれば、移動部材が押圧されて初期位置から押圧位置へ移動するのに伴って、ブロック部材が移動部材によって自動的にブロック位置から退避位置に移動されるため、使用者は、移動部材を被加工物に押し付ける操作をするだけで、ドライバを打込み可能な状態にすることができる。なお、移動部材は、ブロック部材に直接的に作用してブロック部材を移動させてもよいし、別の部材を介してブロック部材を移動させてもよい。
本発明の一態様によれば、ドライバ規制機構は、ブロック部材をブロック位置に向けて付勢する付勢部材を含んでもよい。そして、移動部材は、初期位置から押圧位置への移動に伴って、付勢部材の付勢力に抗してブロック部材をブロック位置から退避位置へ移動させるように構成され、付勢部材は、移動部材の押圧位置から初期位置への移動に伴って、付勢力により、ブロック部材をブロック位置へ復帰させるように構成されていてもよい。本態様によれば、付勢部材という簡易な構成によって、移動部材の押圧位置への移動に伴って退避位置に移動されたブロック部材を、移動部材の初期位置への移動に連動してブロック位置へ復帰させることができる。このため、使用者は、ブロック部材をブロック位置へ復帰させるための別の操作をする必要がない。
本発明の一態様によれば、打込み工具は、モータにより回転駆動され、回転エネルギを貯蔵するフライホイールを更に備えてもよい。ドライバは、フライホイールから伝達された回転エネルギにより、打撃位置まで移動するように構成されていてもよい。そして、ドライバ規制機構は、打込み材の射出に必要なだけの回転エネルギがドライバへ伝達される前に、ドライバが打撃位置まで移動することを阻止するように構成されていてもよい。フライホイールによってドライバが駆動される場合、打込み材の射出に必要な比較的大きな回転エネルギがドライバに伝達されてしまうと、ドライバは高速で打撃位置に向けて移動する。本態様によれば、ドライバが高速で移動しだす前にドライバの移動を阻止することで、ドライバ規制機構が阻止によって受ける衝撃を抑えることができる。なお、ドライバの移動自体は、必ずしもフライホイールの回転エネルギの伝達によって開始される必要はなく、他のアクチュエータによってドライバの移動が開始されてもよい。
ドライバが待機位置に配置されているときの釘打ち機の全体構成を示す説明図である。 図1の本体部の拡大図である。 ドライバの上方からの斜視図である。 打込み位置に配置されているときのドライバの説明図である。 打撃位置に配置されているときのドライバの説明図である。 ドライバが待機位置に配置されているときのフライホイール、リング部材、保持機構、および押圧ローラの斜視図である。 図2のVII−VII線における断面図である。 初期位置に配置されたコンタクトアームと、突出位置に配置されたブロックレバーを示す説明図である。 押圧位置に配置されたコンタクトアームと、退避位置に配置されたブロックレバーを示す説明図である。 伝達位置に配置されているドライバとドライバ駆動機構を示す説明図である。 図10のXI−XI線における断面図である。 コンタクトアームが初期位置に配置されている場合にブロックレバーがドライバの移動を阻止している状態を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、実施形態では、打込み工具の一例として、電動式の釘打ち機1を挙げて説明する。釘打ち機1は、釘101を直線状に打ち出すことで、被加工物(例えば、木材)100)に釘101を打込む釘打ち作業を行うことが可能な工具である。なお、図1および図2では、説明の便宜上、後述するリング部材43の一部が破断された状態で図示されている。
まず、図1を参照して、釘打ち機1の概略構成について説明する。図1に示すように、釘打ち機1の外郭は、主に、本体部10と、ノーズ部12と、ハンドル13と、マガジン17とによって形成されている。
本体部10は、本体ハウジング11と、ドライバ3と、ドライバ駆動機構4と、戻し機構(図示せず)とを含む。本体ハウジング11は、本体部10の外郭を形成し、モータ2と、ドライバ3と、ドライバ駆動機構4と、戻し機構(図示せず)とを収容している。ドライバ3は、所定の動作線Lに沿って直線状に移動可能に構成されている。ドライバ駆動機構4は、モータ2の駆動により、動作線Lに沿ってドライバ3を移動させることで、釘101を釘打ち機1から射出するように構成されている。戻し機構は、釘101を射出した後のドライバ3を元の位置に復帰させるように構成されている。
ノーズ部12は、動作線Lの延在方向(以下、単に動作線L方向という)における本体部10の一端から、動作線Lに沿って突出する部分である。なお、図1では、ノーズ部12の図示が一部省略されている。ノーズ部12の内部には、通路121が動作線Lに沿って(つまり、ドライバ3の移動経路上に)延在している。通路121の一端は本体ハウジング11の内部空間と連通しており、他端は、釘101が打ち出される射出口123として、釘打ち機1の外部に開口している。ノーズ部12の前端部には、コンタクトアーム8が前後方向に移動可能に保持されている。
ハンドル13は、動作線L方向において本体ハウジング11の中央部から動作線Lと交差する方向に延びる。ハンドル13は、作業者によって把持される部位である。ハンドル13の基端部(本体ハウジング11に接続された端部)には、作業者によって引き操作されるトリガ131が設けられている。ハンドル13の先端部(基端部とは反対側の端部)には、端子等を備えたバッテリ装着部15が設けられている。バッテリ装着部15には、充電式のバッテリ19が着脱可能である。また、ハンドル13内部には、トリガ131に接続され、トリガ131の引き操作に応じてオンとされるトリガスイッチ132、ドライバ駆動機構4を制御するためのコントローラ18等が配置されている。
マガジン17は、複数の釘101を充填可能に構成されており、ノーズ部12に装着されている。マガジン17に充填された釘101は、釘送り機構(図示せず)によって、通路121内の所定の配置位置に一本ずつ供給される。通路121内に配置された射出対象の釘101とドライバ3との間には、ドライバ3の移動を阻止するブロックレバー9が配置されている。本実施形態の釘打ち機1では、コンタクトアーム8が被加工物100に押し付けられて移動するのに伴って、ブロックレバー9によるドライバ3の移動阻止が解除される。
以下、釘打ち機1の詳細構成について説明する。なお、以下の説明では、便宜上、ドライバ3の動作線L方向(図1の左右方向)を釘打ち機1の前後方向と規定し、射出口123が設けられている側(図1の右側)を釘打ち機1の前側、反対側(図1の左側)を後側と規定する。また、動作線L方向に直交し、ハンドル13の延在方向に対応する方向(図1の上下方向)を釘打ち機1の上下方向と規定し、ハンドル13が本体部10(本体ハウジング11)に接続されている側(図1の上側)を上側、ハンドル13の先端部(バッテリ19が装着される端部)が配置される側(図1の下側)を下側と規定する。
まず、本体ハウジング11の内部に収容されたモータ2、ドライバ3、およびドライバ駆動機構4について順に説明する。
図2に示すように、ドライバ3の駆動源としてのモータ2は、ロータと共に回転する出力シャフト(図示せず)の回転軸が動作線Lに直交して左右方向に延在するように、本体ハウジング11内に配置されている。本実施形態では、モータ2として、小型で高出力であることから、ブラシレスDCモータが採用されている。モータ2の出力シャフトには、出力シャフトと一体的に回転するプーリ21が連結されている。
図3に示すように、ドライバ3は、長尺状の部材であって、前後方向に延在する長軸に関して左右対称形状に形成されている。ドライバ3は、全体として概ね矩形薄板状に形成された本体部30と、本体部30よりも左右方向の幅が細く形成され、本体部30の前端から前方に延在する打撃部31と、本体部30の後部から左右に突出する一対のアーム部35とを含む。
本体部30は、後述する押圧ローラ493(図2参照)によって押圧されてリング部材43(図2参照)に摩擦係合する部位である。本体部30は、一対のローラ当接部301と、レバー当接部305と、一対のリング係合部306とを有する。以下、これらの要素について順に説明する。
一対のローラ当接部301は、本体部30の上面から上方へ突出し、本体部30の左右の端に沿って前後方向に延在するように、本体部30に一体的に形成されている。ローラ当接部301の突出端(上端)に形成された面部は、押圧ローラ493の外周面に当接する当接面である。ローラ当接部301の前端部は、後方に向けて高さ(上下方向の厚み)が漸増する傾斜部302として形成されている。一方、ローラ当接部301のうち傾斜部302の後側部分は、一定の高さを有する。レバー当接部305は、本体部30の上面から上方へ突出するように設けられ、本体部30の後部において左右のローラ当接部301をつなぐように、左右方向に延在する。レバー当接部305は、後述する押出しレバー473が後方から当接する部位である。
一対のリング係合部306は、本体部30の下面から下方へ突出し、本体部30の左右の端部に沿って前後方向に延在するように、本体部30に一体的に形成されている。リング係合部306の前端部は、後方に向けて高さ(上下方向)の厚みが漸増する傾斜部307として形成されている。一対のリング係合部306には、夫々、後述する2つのリング部材43の外周係合部431に係合可能な係合溝308が形成されている。
本体部30の後端32は、ドライバ3の後端を規定する。後端32は、本体ハウジング11の後端部内に固定された後方ストッパ部118(図2参照)に当接することで、ドライバ3がそれ以上後方へ移動するのを規制する部位である。打撃部31の前端310は、ドライバの前端を規定する。前端310は、釘101(図1参照)の頭部を打撃し、釘101を前方へ射出して被加工物100に打ち込む部位である。
一対のアーム部35は、本体部30の左右に突出している。アーム部35は、本体ハウジング11前端部の内部に固定された一対の前方ストッパ部(図示せず)に当接することで、ドライバ3がそれ以上前方へ移動するのを規制する部位である。なお、詳細説明および図示は省略するが、アーム部35は、接続部材によって、戻し機構に接続されている。本実施形態の釘打ち機1では、戻し機構として、いかなる公知の構成が採用されてもよい。例えば、前方へ移動されたドライバ3を、接続部材を介して、圧縮コイルバネの弾性力により動作線Lに沿って元の位置へ引き戻すように構成された戻し機構を採用することができる。
以上のように構成されたドライバ3は、その長軸が動作線L上に位置するように配置される。また、ドライバ3は、動作線L上に沿って(釘打ち機1の前後方向に、またはドライバ3の長軸方向にとも言い換えられる)、待機位置と打込み位置との間で移動可能に保持されている。
ここで、図1および図4を参照して、ドライバ3の待機位置および打込み位置について説明する。待機位置とは、ドライバ駆動機構4が作動していない状態(以下、待機状態という)でドライバ3が保持される位置である。本実施形態では、図1に示すように、ドライバ3の待機位置は、ドライバ3の後端32が、後方ストッパ部118に当接する位置に設定されている。打込み位置とは、ドライバ駆動機構4によって前方へ移動されたドライバ3が釘101を被加工物に打ち込む位置である。本実施形態では、図4に示すように、ドライバ3の打込み位置は、ドライバ3の前端310が射出口123から僅かに突出した位置に設定されている。打込み位置は、一対のアーム部35の前端が、一対の前方ストッパ部(図示せず)に後方から当接する位置でもある。上記の配置から、本実施形態では、待機位置と打込み位置は、動作線Lに沿って移動するドライバ3の移動可能範囲の両端を規定する最後方位置と最前方位置であると言い換えることもできる。
なお、ドライバ3が実際に釘101を打撃する打撃位置は、打込み位置よりも後方にある。図5に示すように、打撃位置は、ドライバ3の前端310が、通路121内の所定の配置位置に配置された釘101の後端102に接触する位置である。
以下、ドライバ駆動機構4の詳細な構成について説明する。本実施形態では、図2に示すように、ドライバ駆動機構4は、フライホイール41と、2つのリング部材43と、保持機構45と、作動機構47と、押圧機構49とを含む。以下、これらの構成の詳細について順に説明する。
図2に示すように、円筒状に形成されたフライホイール41は、本体ハウジング11内のモータ2の前側で、回転可能に支持されている。フライホイール41の回転軸は、モータ2の回転軸と平行に、ドライバ3の動作線Lに直交する左右方向に延在する。フライホイール41の支持シャフト(図示せず)には、フライホイール41と一体的に回転するプーリ42が連結されている。プーリ21、42にはベルト25が架け渡されている。モータ2の回転は、プーリ21、42およびベルト25を介してフライホイール41に伝達され、フライホイール41は、図2の時計回り方向に回転する。
図6および図7に示すように、フライホイール41の外周には、フライホイール41の全周に亘って延在する一対の係合溝411が形成されている。係合溝411には、リング部材43が係合可能である。係合溝411は、左右方向の幅が径方向内側に向けて狭くなるように形成されている。
図6に示すように、各リング部材43は、フライホイール41よりも大径のリング状に形成されている。本実施形態では、リング部材43の内径は、フライホイール41の外径(厳密には、フライホイール41の回転軸から係合溝411の底部までの径)よりも大きく設定されている。2つのリング部材43は、夫々、フライホイール41外周に設けられた一対の係合溝411に対して径方向外側に配置されている。本実施形態では、2つのリング部材43は、後述する保持機構45によって、フライホイール41の外周(より詳細には係合溝411)から離間した離間位置と、外周(係合溝411)に一部が接触する接触位置との間で移動可能に保持されている。
各リング部材43は、フライホイール41の回転エネルギをドライバ3に伝達するための部材であって、ドライバ3およびフライホイール41と摩擦係合可能に構成されている。具体的には、図7に示すように、リング部材43の外周側部分および内周側部分には、夫々、ドライバ3の係合溝308およびフライホイール41の係合溝411に係合可能な外周係合部431および内周係合部433が設けられている。外周係合部431は、リング部材43の径方向外側へ向けて突出する凸部として形成される一方、内周係合部433は、リング部材43の径方向内側へ向けて突出する凸部として形成されている。なお、リング部材43の径方向の断面形状は、概ね六角形状に形成されており、外周係合部431は、リング部材43の径方向外側へ向けて厚みが小さくなるように形成される一方、内周係合部433は、リング部材43の径方向内側へ向けて軸方向の厚みが小さくなるように形成されている。つまり、外周係合部431および内周係合部433は、いずれも先端に向けて断面が先細り形状に形成されている。
保持機構45は、リング部材43を、フライホイール41の外周(係合溝411)から離間した離間位置と、外周(係合溝411)に接触する接触位置との間で移動可能に保持するように構成されている。図2および図6に示すように、本実施形態の保持機構45は、一対のリング付勢部451と、一対のストッパ453とで構成されている。一対のリング付勢部451は、リング部材43に対して斜め前下方と斜め後ろ下方に配置され、リング部材43を板バネによって下側から上方へ付勢した状態で回転可能に支持している。一対のストッパ453は、夫々、ドライバ3の下方、且つ、リング部材43に対して斜め前上方と斜め後ろ上方に配置され、リング部材43の回転を許容しつつ、リング部材43の上方への移動を規制するように構成されている。
ここで、保持機構45によるリング部材43の保持態様について説明する。待機状態においては、リング付勢部451は、下方からリング部材43に当接し、リング部材43を上方へ付勢する一方、ストッパ453は、リング部材43に対して上方から当接し、リング部材43がそれ以上上方へ移動することを規制する。これにより、リング部材43は、フライホイール41の全周に亘って、外周(係合溝411)から離間した離間位置で保持される(図7参照)。一方、詳細は後述するが、ドライバ駆動機構4によってドライバ3が前方へ移動されるのに伴って、リング部材43がドライバ3によって下方へ押圧されると、リング付勢部451の付勢力に抗してリング部材43が下方へ移動し、フライホイール41の上部において、外周(係合溝411)に接触する接触位置で保持されることになる(図11参照)。
図2に示すように、作動機構47は、本体ハウジング11内において、ドライバ3よりも上方、且つ、フライホイール41よりも後方に配置されている。作動機構47は、待機位置に配置されたドライバ3を、後述する伝達位置に移動させるように構成された機構である。本実施形態では、作動機構47は、トリガスイッチ132(図1参照)がオンとされた場合にコントローラ18(図1参照)によって作動されるソレノイド471と、ソレノイド471によって回動される押出しレバー473とを主体として構成されている。待機状態では、押出しレバー473の先端部は、ドライバ3のレバー当接部305に対して斜め上後方に配置されている。ソレノイド471が作動されると、押出しレバー473が回動され、その先端部がドライバ3のレバー当接部305を後方から前方へ押圧することで、ドライバ3を前方へ移動させる(図10参照)。
図2に示すように、押圧機構49は、本体ハウジング11内において、ドライバ3を挟んでフライホイール41の上方に配置されている。押圧機構49は、ドライバ3がフライホイール41から離れる方向(つまり、上方)に移動するのを規制するように構成されている。更に、押圧機構49は、ドライバ3が待機位置から前方へ移動する過程で、ドライバ3をリング部材43に向けて下方に押圧するように構成されている。本実施形態では、押圧機構49は、皿バネ491によって下方へ付勢された一対の押圧ローラ493を備えている。待機状態では、押圧ローラ493は、下方への移動が規制された状態で、最下方位置で保持されている。
以下、ノーズ部12の構成について説明する。図8に示すように、ノーズ部12は、コンタクトアーム8とブロックレバー9を支持する支持部材125を備えている。本実施形態では、支持部材125は、金属で板状に形成されており、概ね水平方向に伸展するように配置されて、ネジ(図示せず)によって本体ハウジング11に対して固定されている。支持部材125の下面は、動作線Lに沿って延在する通路121の上側の境界を規定している。また、支持部材125は、前方に射出口123まで延在している。
コンタクトアーム8は、射出口123の近傍に配置され、非押圧状態では初期位置に保持されるとともに、被加工物100による押圧に応じて初期位置から押圧位置に移動する。本実施形態では、コンタクトアーム8は、支持部材125によって、初期位置と押圧位置の間で動作線L方向(前後方向)に移動可能に支持されている。コンタクトアーム8は、全体としては前後方向に延在する長尺状に形成されており、ベース部81と、先端部82と、バネ受け部85と、レバー作動部87とを含む。なお、本実施形態では、ベース部81と、先端部82と、バネ受け部85と、レバー作動部87は、金属で一体的に形成されている。
ベース部81は、長尺の棒状に形成された部分であって、前後方向に延在するように支持部材125の上面に配置される。先端部82は、ベース部81の前端に接続する部分であって、コンタクトアーム8の前端部を構成する。先端部82は、断面C字状に形成されており、支持部材125の前端部を囲むように配置されている。支持部材125の前端部は、先端部82を前後方向に摺動案内可能に構成されている。バネ受け部85は、ベース部81の後端部から上方に突出する部分である。レバー作動部87は、ベース部81の後端から後方に延在する部分である。
バネ受け部85の後側には、本体ハウジング11に対して固定された本体側バネ受け部115が設けられている。本体側バネ受け部115とコンタクトアーム8のバネ受け部85の間には、付勢バネ84が配置されている。なお、本実施形態では、付勢バネ84として、圧縮コイルバネが採用されている。
ここで、図8および図9を参照して、コンタクトアーム8の初期位置および押圧位置について説明する。
コンタクトアーム8は、付勢バネ84の付勢力により、後方へ押圧されていない非押圧状態では、その移動可能範囲における最前方位置に配置される。このときのコンタクトアーム8の位置を、初期位置という。図8に示すように、初期位置では、コンタクトアーム8は、先端部82の大部分が射出口123よりも前方に突出した状態となる。一方、図9に示すように、先端部82が被加工物100に対して押し付けられると、コンタクトアーム8は、付勢バネ84の付勢力に抗して後方へ移動する。なお、詳細な図示は省略するが、本実施形態では、コンタクトアーム8の移動可能範囲における最後方位置は、先端部82が、支持部材125の一部に前方から当接し、後方への移動が規制される位置である。このときのコンタクトアーム8の位置を、押圧位置という。押圧位置では、コンタクトアーム8は、先端部82の大部分が支持部材125に重なり、最先端に形成された突起83のみが射出口123よりも前方に突出した状態となる。
ブロックレバー9は、コンタクトアーム8の配置位置に応じて、ドライバ3の移動経路である通路121に突出し、ドライバ3に当接可能なブロック位置と、通路121から上方に退避して、ドライバ3に当接不能な退避位置との間で移動可能に構成されている。本実施形態では、ブロックレバー9は、金属製の回動式のレバーとして構成されており、支持部材125の上面から上方に突出する一対のレバー支持部126によって、回動可能に支持されている。ブロックレバー9の回動軸は、動作線Lに直交する左右方向に延在する。また、支持部材125には、ブロックレバー9の回転軸のやや後方、且つ、動作線Lの真上に、支持部材125を上下方向に貫通する貫通孔127が設けられている。ブロックレバー9は、付勢バネ91によって下方向(図8の反時計回り方向)に付勢されている。なお、本実施形態では、付勢バネ91として、捩りコイルバネが採用されている。
ここで、図8および図9を参照して、コンタクトアーム8とブロックレバー9との配置関係について説明する。
図8に示すように、コンタクトアーム8が初期位置に配置されている場合、レバー作動部87の後端は、貫通孔127よりも前方でブロックレバー9から離間した位置(つまり、ブロックレバー9と干渉しない位置)にある。このため、ブロックレバー9は、付勢バネ91の付勢力によって支持部材125の貫通孔127を通って下方へ突出し、ブロック位置に配置される。このとき、ブロックレバー9はドライバ3の移動経路上にあるため、ドライバ3が前方へ移動されたとしても、ブロックレバー9がドライバ3に当接し、ドライバ3がそれ以上前方へ移動することを阻止する。なお、ブロック位置では、ブロックレバー9は貫通孔127の前端で支持部材125に当接しており、それ以上の回動が規制されている。
一方、図9に示すように、コンタクトアーム8が押圧位置に配置されると、レバー作動部87の後端部が貫通孔127の上方まで後方へ移動してブロックレバー9に当接し、付勢バネ91の付勢力に抗してブロックレバー9を上方(図9の時計回り方向)へ回動させる。これにより、ブロックレバー9は、通路121よりも上方の退避位置に保持される。つまり、ブロックレバー9はドライバ3の移動経路上にはないため、ドライバ3は、ブロックレバー9に阻害されることなく通路121内を前方へ移動することができる。
なお、本実施形態では、ブロック位置は、ブロックレバー9が、ドライバ3が押出しレバー473(図2参照)に押し出されて移動し始めた後、且つ、釘101を打撃する前に(つまり、打撃位置まで到達する前に)、通路121内でドライバ3に当接することができるように設定されている。このために、図8に示すように、待機位置にあるときのドライバ3の前端310の配置位置と、通路121内の釘101の後端102の配置位置との間に、ブロック位置にあるときのブロックレバー9の先端部が配置されるように構成されている。
また、周知の構成であるため図示は省略するが、本実施形態では、コンタクトアーム8は、コンタクトアームスイッチに接続されている。コンタクトアームスイッチは、常時にはオフとされているが、コンタクトアーム8が押圧位置に移動されるとオンに切り替えられるように構成されている。本実施形態では、コントローラ18は、コンタクトアームスイッチがオンとされるとモータ2を駆動するように構成されている。
以下、上述のように構成された釘打ち機1の動作について説明する。
前述の通り、図2に示す待機状態では、ドライバ3は待機位置に配置されており、リング部材43は、保持機構45によって、フライホイール41の外周(より詳細には係合溝411)から径方向外側に僅かに離間した離間位置に保持されている。また、このとき最下方位置で保持されている押圧ローラ493は、ドライバ3の本体部30の前端部に上方から滑り状態で接触しているが、ドライバ3を下方へ押圧している状態ではない。この状態では、図7に示すように、リング部材43は、外周係合部431がドライバ3の係合溝308に対して僅かに下方へ離間した位置で保持されている。更に、図8に示すように、コンタクトアーム8が初期位置に配置されているため、ブロックレバー9は通路121内に突出し、ブロック位置に保持されている。つまり、ブロックレバー9は、ドライバ3が打撃位置まで移動することを阻止する状態にある。
使用者が、打込み作業開始の意図をもってコンタクトアーム8を被加工物100に押し付けると、図9に示すように、コンタクトアーム8は、押圧位置まで移動しつつ、ブロックレバー9を上方へ回動させて退避位置へ退避させる。これにより、ドライバ3が打撃位置まで移動することが許容された状態となる。また、コンタクトアーム8が押圧位置まで押し込まれると、ブロックレバー9の回動とあわせて、コンタクトアームスイッチ(図示せず)がオンとされる。コントローラ18は、モータ2の駆動を開始する。これにより、フライホイール41の回転が開始される。しかしながら、この段階では、リング部材43は離間位置に配置されているため、フライホイール41の回転エネルギをドライバ3に伝達不能な状態にある。よって、フライホイール41が回転しても、リング部材43およびドライバ3は動作しない。
その後、作業者によってトリガ131が引き操作され、トリガスイッチ132がオンとされると、コントローラ18はソレノイド471を作動させる。これにより、押出しレバー473が回動し、ドライバ3のレバー当接部305を後方から前方へ押圧する。ドライバ3は、初期位置から打込み位置へ向かって、動作線Lに沿って前方へ移動を開始する。ドライバ3は、離間位置に保持されているリング部材43に対しても相対的に移動する。
押圧ローラ493は、傾斜部302の当接面に前方から当接する。傾斜部302が押圧ローラ493に押圧されつつ前方へ移動するのに伴って、リング部材43の外周係合部431の一部がドライバ3の係合溝308に進入して、係合溝308の開口端に当接する。ドライバ3が更に前方へ移動すると、傾斜部302はカムとして機能し、また、くさび効果を発揮する。このため、離間位置に保持されていたリング部材43が、リング付勢部451の付勢力に抗して下方へ押し下げられると共に、最下方位置に保持されていた押圧ローラ493が皿バネ491の付勢力に抗して上方へ押し上げられる。
ドライバ3が更に前方へ移動し、図10に示す伝達位置に達すると、図11に示すように、下方へ移動されたリング部材43の内周係合部433の一部がフライホイールの係合溝411に進入して、係合溝411の開口端に当接し、リング部材43は、それ以上下方への移動が禁止された状態となる。このとき、リング部材43は、保持機構45によって接触位置に保持されている。傾斜部302によって押圧ローラ493が押し上げられることで圧縮された皿バネ491の弾性力により、リング部材43は、ドライバ3を介してフライホイール41に対して押し付けられている。このため、ドライバ3の係合溝308の開口端において、ドライバ3とリング部材43の外周係合部431の一部が摩擦係合状態に置かれるとともに、フライホイール41の係合溝411の開口端において、フライホイール41とリング部材43の内周係合部433の一部が摩擦係合状態に置かれる。
このように、リング部材43がドライバ3およびフライホイール41と摩擦係合状態に置かれることで、リング部材43は、釘101を射出するのに必要なフライホイール41の回転エネルギをドライバ3に伝達可能となる。なお、「摩擦係合状態」とは、2つの部材が互いに摩擦力によって係合した状態(滑り状態を含む)をいう。リング部材43は、内周係合部433のうち、ドライバ3によってフライホイール41に押し付けられた部分のみがフライホイール41と摩擦係合した状態で、フライホイール41によって回転される。但し、フライホイール41の回転軸とリング部材43の回転軸とは異なっている。リング部材43は、リング部材43と摩擦係合した状態のドライバ3を、前方へ向けて高速で押し出す。
押圧ローラ493が、傾斜部302の後側部分の当接面に当接すると、押圧ローラ493は最上方位置まで押し上げられ、皿バネ491の弾性力により、リング部材43は、ドライバ3を介してフライホイール41に対して更に押し付けられる。よって、ドライバ3と外周係合部431の一部、および、フライホイール41と内周係合部433の一部は、より強固に摩擦係合した状態となる。これにより、リング部材43は、より効率的にフライホイール41の回転エネルギをドライバ3に伝達することができる。
ドライバ3は、図5に示す打撃位置に達して釘101を打撃し、更に、図4に示す打込み位置まで移動して、釘101を被加工物100に打ち込む。ドライバ3のアーム部35の前端が前方ストッパ部(図示せず)に後方から当接することで、ドライバ3の移動が停止される。コントローラ18は、トリガスイッチ132がオンとされてからドライバ3が打撃位置に到達するまでに必要な所定時間が経過すると、ソレノイド471への電流供給を停止することで、押出しレバー473を初期位置に戻す。この状態で作業者がコンタクトアーム8の被加工物100への押し付けを解除し、コンタクトアームスイッチ(図示せず)がオフとされると、コントローラ18は、モータ2の駆動を停止する。これに伴い、フライホイール41の回転が停止すると共に、戻し機構(図示せず)が作動し、ドライバ3を待機位置に復帰させる。
コントローラ18が正常に動作している場合、釘打ち機1は上述したように動作する。一方、例えばノイズの影響でコントローラ18が誤動作し、コンタクトアーム8が押圧位置に配置されていないにもかかわらず、モータ2の駆動を開始し、更にソレノイド471を作動させてしまった場合、ドライバ3は待機位置から前方へ送り出されてしまう。本実施形態では、このような場合、ブロックレバー9によって、ドライバ3が打撃位置まで移動することが阻止される。具体的には、ブロックレバー9は、コンタクトアーム8が押圧位置に移動されない限り、ドライバ3の移動経路上のブロック位置に保持されている。よって、図12に示すように、ドライバ3が前方へ送りだされても、ドライバ3の前端310にブロックレバー9が前方から当接し、ドライバ3が打撃位置に到達するのを確実に阻止することができる。上述のように、ブロックレバー9は、ブロック位置において貫通孔127の前端で支持部材125に当接しているため、後方からドライバ3が衝突しても、それ以上前方へ回動することがなく、確実にドライバ3を止めることができる。
なお、ブロックレバー9は、押出しレバー473によって押し出され、移動を開始したドライバ3に、釘101を射出するのに必要なフライホイール41の回転エネルギが完全に伝達される前にドライバ3に当接して移動を阻止することが好ましい。これは、ドライバ3が比較的低速で移動している間にドライバ3の移動を阻止することで、ブロックレバー9が受ける衝撃を抑えることができるためである。この観点から、待機位置にあるときのドライバ3の前端310の配置位置と、ブロック位置にあるときのブロックレバー9との間の前後方向距離(図8参照)は、待機位置から伝達位置までのドライバ3の移動距離よりも短いことが好ましい。
以上に説明したように、本実施形態の釘打ち機1によれば、使用者が打込み作業開始の意図をもって、コンタクトアーム8を被加工物100に押し付け、押圧位置に移動させない限り、ブロックレバー9がドライバ3の打撃位置までの移動を阻止するため、ドライバ3は釘101を射出することができない。よって、使用者の意図しないときに釘101が射出される可能性を確実に低減することができる。
特に、ブロックレバー9は、ドライバ3に物理的に作用する(詳細には、当接する)ことで、ドライバ3が打撃位置まで移動することを阻止する。電気的な制御によってドライバ3の移動を阻止する構成では、例えばノイズ等に起因した制御部の誤作動が起こりうる。これに対し、ブロックレバー9にはそのような懸念がなく、より確実にドライバ3の移動を阻止することができる。また、ブロック位置は、通路121における釘101の配置位置よりも後方に設定されているため、ブロックレバー9は、ドライバ3が釘101を打撃する前に、ドライバ3の移動を確実に阻止することができる。
更に、ブロックレバー9は、コンタクトアーム8が非押圧状態で初期位置に配置されている場合には、ドライバ3の移動経路上で(通路121内で)、ドライバ3に当接可能なブロック位置に保持される。そして、コンタクトアーム8が、初期位置から押圧位置への移動に伴って、ブロックレバー9を、ドライバ3に当接不能な退避位置へ移動させる。よって、使用者は、コンタクトアーム8を被加工物100に押し付ける操作をするだけで、ドライバ3を釘101の射出が可能な状態にすることができる。また、ブロックレバー9は、付勢バネ91によってブロック位置へ向けて付勢されているため、使用者は、コンタクトアーム8の押し付けを解除し、コンタクトアーム8を初期位置に戻すだけで、ブロックレバー9をブロック位置へ復帰させることができる。つまり、使用者は、ブロックレバー9をブロック位置へ復帰させるための別の操作をする必要がない。
上記実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係を以下に示す。釘打ち機1は、本発明の「打込み工具」に対応する構成例である。射出口123は、本発明の「射出口」の構成例である。釘101は、本発明の「打込み材」に対応する構成例である。モータ2は、本発明の「モータ」の構成例である。ドライバ3は、本発明の「ドライバ」の構成例である。コンタクトアーム8は、本発明の「移動部材」の構成例である。ブロックレバー9は、本発明の「ドライバ規制機構」、「ドライバに物理的に作用するドライバ規制機構」、「ドライバの前端部に当接するブロック部材」の構成例である。付勢バネ91は、本発明の「付勢部材」の構成例である。フライホイール41は、本発明の「フライホイール」の構成例である。
上記実施形態は単なる例示であり、本発明に係る打込み工具は、例示された釘打ち機1の構成に限定されるものではない。例えば、下記に例示される変更を加えることができる。なお、これらの変更は、これらのうちいずれか1つのみ、あるいは複数が、実施形態に示す釘打ち機1、あるいは各請求項に記載された発明と組み合わされて採用されうる。
打ち込み工具は、釘101以外の打込み材を打出す工具であってもよい。例えば、鋲、ピン、ステープル等を打出すタッカ、ステープルガンとして具現化されてもよい。また、フライホイール41の駆動源は、特にモータ2に限定されない。例えば、ブラシレスDCモータに代えて交流モータが採用されてもよい。
ドライバ3の形状や、モータ2を駆動源としてドライバ3を駆動する駆動機構の構成は、適宜、変更可能である。例えば、上記実施形態のドライバ駆動機構4は、モータ2によって回転駆動されるフライホイール41の回転エネルギが、リング部材43によってドライバ3に伝達される構成である。かかる構成が採用される場合には、リング部材43と、ドライバ3およびフライホイール41との係合態様は、上記実施形態で例示された態様には限られない。例えば、リング部材43の数と、リング部材43に対応するドライバ3の係合溝308およびフライホイール41の係合溝411の数は、1であってもよいし、3以上であってもよい。また、例えば、外周係合部431および内周係合部433、並びに対応する係合溝308および係合溝411の形状、配置、数、係合位置等は、適宜変更が可能である。
また、ドライバ駆動機構4に代えて、ドライバ3をフライホイール41に摩擦係合させることで、リング部材43を介することなく、フライホイール41からドライバ3に直接回転エネルギを伝達するように構成された駆動機構が採用されてもよい。あるいは、シリンダ内に配置されたピストンをモータ2によって往復駆動し、空気バネの作用によってドライバ3を移動させるように構成された駆動機構が採用されてもよい。
コンタクトアーム8の形状や、保持態様は、適宜、変更が可能である。また、コンタクトアーム8の移動に伴って、ブロック位置と退避位置に移動して、ドライバ3の打撃位置までの移動を阻止または許容する構成は、ブロックレバー9に限られない。例えば、回動式のレバーに代えて、貫通孔127を介して通路121に対して上下方向に出没可能に構成されたブロック部材を備えた機構が採用されてもよい。なお、上記実施形態では、コンタクトアーム8は、ブロックレバー9に当接してブロックレバー9を退避位置へ移動させるように構成されているが、コンタクトアーム8は、別の介在部材を介して、ドライバ3に当接する部材を移動させてもよい。
また、上記実施形態では、ブロックレバー9は、ドライバ3が押出しレバー473によって押し出されて低速で移動を開始した後、且つ、打撃位置に到達する前にその移動を阻止しているが、ドライバ3が待機位置から移動すること自体を阻止してもよい。つまり、コンタクトアーム8が初期位置に配置されている場合、ブロックレバー9は、待機位置にあるドライバ3の前端310に当接して移動を阻止するように構成されてもよい。あるいは、例えば、コンタクトアーム8が初期位置に配置されている場合、押出しレバー473に前側から当接してドライバ3の押出し(つまり、ドライバ3の移動開始)を阻止し、コンタクトアーム8が押圧位置に配置されている場合、押出しレバー473から離間して、ドライバ3の押出しを許容する機構が設けられてもよい。
更に、本発明および上記実施形態の趣旨に鑑み、以下の構成(態様)が構築される。以下の構成のうちいずれか1つのみ、あるいは複数が、実施形態に示す釘打ち機1、あるいは各請求項に記載された発明と組み合わされて採用されうる。
[態様1]
前記ブロック部材は、前記ブロック位置と前記退避位置との間で回動可能な回動式のレバーとして構成されており、
前記移動部材は、前記初期位置から前記押圧位置への移動に伴って、前記ブロック部材に当接して、前記ブロック位置から前記退避位置へ回動させるように構成されていてもよい。
本態様によれば、非常に簡便な構成で、移動部材の移動に連動してブロック位置から退避位置へ移動するブロック部材を実現することができる。
[態様2]
前記モータによって、第一回転軸周りに回転駆動されるフライホイールと、
前記フライホイールの回転エネルギを前記ドライバに伝達可能に構成されたリング部材と、
前記ドライバを、前記待機位置から、前記リング部材が前記ドライバに前記回転エネルギを伝達可能となる伝達位置へ、前記リング部材に対して相対移動させるように構成されたドライバ移動機構とを備え、
前記ドライバは、前記フライホイールの径方向に前記フライホイールの外周に対して対向配置されており、
前記リング部材は、前記ドライバが前記待機位置に配置されている場合には、前記外周に対して遊嵌状に配置されており、
前記リング部材は、前記ドライバ移動機構によって前記ドライバが前記伝達位置に移動された場合に、前記ドライバおよび前記フライホイールと摩擦係合し、前記フライホイールによって前記第一回転軸と異なる第二回転軸周りに回転され、前記回転エネルギを前記ドライバに伝達することで、前記ドライバを前記伝達位置から前方へ押し出すように構成されていてもよい。
本態様によれば、ドライバは、直接、高速回転するフライホイールに押し当てられることがない。このため、ドライバの摩耗を確実に抑制することができる。つまり、ドライバの耐久性を高めることができる。なお、リング部材が摩耗した場合には交換が必要となるが、リング部材はドライバに比べれば安価であるため、交換部品のコストを低減することができる。
[態様3]
前記態様2に記載の打込み工具であって、
前記ブロック部材は、前記ドライバが前記伝達位置まで移動する前に、前記ドライバの前端部に当接することで、前記ドライバの移動を阻止してもよい。
本態様によれば、ドライバが比較的低速で移動している間にドライバの移動を阻止することで、ブロックレバーが受ける衝撃を抑えることができる。
1:釘打ち機
10:本体部
11:本体ハウジング
115:本体側バネ受け部
118:後方ストッパ部
12:ノーズ部
121:通路
123:射出口
125:支持部材
126:レバー支持部
127:貫通孔
13:ハンドル
131:トリガ
132:トリガスイッチ
15:バッテリ装着部
17:マガジン
18:コントローラ
19:バッテリ
2:モータ
21:プーリ
25:ベルト
3:ドライバ
30:本体部
301:ローラ当接部
302:傾斜部
305:レバー当接部
306:リング係合部
307:傾斜部
308:係合溝
31:打撃部
310:前端
32:後端
35:アーム部
4:ドライバ駆動機構
41:フライホイール
411:係合溝
42:プーリ
43:リング部材
431:外周係合部
433:内周係合部
45:保持機構
451:リング付勢部
453:ストッパ
47:作動機構
471:ソレノイド
473:押出しレバー
49:押圧機構
491:皿バネ
493:押圧ローラ
8:コンタクトアーム
81:ベース部
82:先端部
83:突起
84:付勢バネ
85:バネ受け部
87:レバー作動部
9:ブロックレバー
91:付勢バネ
100:被加工物
101:釘
102:後端
L:動作線

Claims (5)

  1. 射出口から打込み材を射出することで、前記打込み材を被加工物に打込むように構成された電動式の打込み工具であって、
    モータと、
    前記モータの駆動により、前記打込み工具の前後方向に延在する所定の移動経路に沿って、待機位置から前記待機位置よりも前方の打撃位置へ移動することで、前記打込み材を打撃して、前記射出口から射出するように構成されたドライバと、
    前記射出口の近傍に配置され、非押圧状態では初期位置に保持されるとともに、前記被加工物による押圧に応じて前記初期位置から押圧位置に移動するように構成された移動部材と、
    前記移動部材が前記初期位置に配置されている場合、前記ドライバが前記打撃位置まで移動することを阻止するとともに、前記移動部材が前記押圧位置に配置されている場合、前記ドライバが前記打撃位置まで移動することを許容するように構成されたドライバ規制機構とを備え、
    前記ドライバ規制機構は、前記ドライバに当接することで、前記ドライバが前記打撃位置まで移動することを阻止可能なブロック位置と、前記ドライバに当接不能な退避位置との間で移動可能なブロック部材を含み、前記移動部材の前記初期位置から前記押圧位置への移動に伴って、前記移動部材が前記ブロック部材に当接して、あるいは、前記移動部材に機械的に連動する介在部材が前記ブロック部材に当接して、前記ブロック部材を前記ブロック位置から前記退避位置へ移動させるように構成されていることを特徴とする打込み工具。
  2. 射出口から打込み材を射出することで、前記打込み材を被加工物に打込むように構成された電動式の打込み工具であって、
    モータと、
    前記モータの駆動により、前記打込み工具の前後方向に延在する所定の移動経路に沿って、待機位置から前記待機位置よりも前方の打撃位置へ移動することで、前記打込み材を打撃して、前記射出口から射出するように構成されたドライバと、
    前記射出口の近傍に配置され、非押圧状態では初期位置に保持されるとともに、前記被加工物による押圧に応じて前記初期位置から押圧位置に移動するように構成された移動部材と、
    前記移動部材が前記初期位置に配置されている場合、前記ドライバが前記打撃位置まで移動することを阻止するとともに、前記移動部材が前記押圧位置に配置されている場合、前記ドライバが前記打撃位置まで移動することを許容するように構成されたドライバ規制機構とを備え、
    前記ドライバ規制機構は、前記打込み材の配置位置よりも後方において前記ドライバの前端部に当接することで、前記ドライバが前記打撃位置まで移動することを阻止するように構成されたブロック部材を含むことを特徴とする打込み工具。
  3. 請求項2に記載の打込み工具であって、
    前記ブロック部材は、前記移動経路上で前記ドライバに当接可能なブロック位置と、前記移動経路から退避して前記ドライバに当接不能な退避位置との間で移動可能に構成されるとともに、前記移動部材が前記初期位置に配置されている場合には前記ブロック位置に配置されており、
    前記移動部材は、前記初期位置から前記押圧位置への移動に伴って、前記ブロック部材を前記ブロック位置から前記退避位置へ移動させるように構成されていることを特徴とする打込み工具。
  4. 請求項1〜3の何れか1つに記載の打込み工具であって、
    前記ドライバ規制機構は、前記ブロック部材を前記ブロック位置に向けて付勢する付勢部材を含み、
    前記移動部材は、前記初期位置から前記押圧位置への移動に伴って、前記付勢部材の付勢力に抗して前記ブロック部材を前記ブロック位置から前記退避位置へ移動させるように構成され、
    前記付勢部材は、前記移動部材の前記押圧位置から前記初期位置への移動に伴って、前記付勢力により、前記ブロック部材を前記ブロック位置へ復帰させるように構成されていることを特徴とする打込み工具。
  5. 請求項1〜4の何れか1つに記載の打込み工具であって、
    前記モータにより回転駆動され、回転エネルギを貯蔵するフライホイールを更に備え、
    前記ドライバは、前記フライホイールから伝達された前記回転エネルギにより、前記打撃位置まで移動するように構成されており、
    前記ドライバ規制機構は、前記打込み材の射出に必要なだけの前記回転エネルギが前記ドライバへ伝達される前に、前記ドライバが前記打撃位置まで移動することを阻止するように構成されていることを特徴とする打込み工具。
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