まず、本実施形態に用いる写真シール作成システム1について図1から図3を用いて説明する。
なお、図1は写真シール作成システム1における構成図を示し、図2は写真シール作成装置3における上方からの外観斜視図を示し、図3は前部ユニット3aにおける利用者と対面する面の前部ユニット正面図を示している。
また、図2において、図中の右方向を写真シール作成装置3の前方とし、図中の左方向を写真シール作成装置3の後方とする。
写真シール作成システム1は、図1に示すように、利用者が所有する携帯電話、タブレット端末、あるいはノートパソコンなどの携帯端末2と、利用者を被写体として撮影する写真シール作成装置3と、携帯端末2に画像を提供する配信サーバ4とが、通信回線5を介して相互に接続されている。
写真シール作成装置3は、図2に示すように、例えば、映画館などに設置され、利用者が硬貨を投入して実際に撮影を行う、撮影した画像に対する編集を行う、所謂、撮影編集ブースである。より詳しくは、写真シール作成装置3は、利用者と対面する前部ユニット3aと、前部ユニット3aに対して前後方向に所定の間隔を介して配置した後部ユニット3bとを、前後方向で連結して構成している。さらに、写真シール作成装置3は、前部ユニット3a、及び後部ユニット3bで囲まれた空間を撮影空間Sとして構成している。
前部ユニット3aにおける利用者と対面する部分は、図3に示すように、略中央よりもやや上方において、撮影空間S(後部ユニット3b)に向けて配置されたカメラ11と、カメラ11の上方、及び左右両側に配置された照明装置12と、カメラ11の下方に配置されたライブビューモニタ13と、照明装置12(後述する下部傘状ストロボ12c)の下方に配置された一対のスピーカ14と、ライブビューモニタ13の下方に配置されたタブレット内蔵モニタ15、及び一対のタッチペン16とで構成されている。
なお、照明装置12は、カメラ11の上方に配置された上部中央ストロボ12aと、上部中央ストロボ12aの左右両側にそれぞれ配置された2つの上部傘状ストロボ12bと、上部傘状ストロボ12bの下方に配置された2つの下部傘状ストロボ12cで構成されている。この上部中央ストロボ12a、2つの上部傘状ストロボ12b、及び2つの下部傘状ストロボ12cは、いずれも撮影空間S(後部ユニット3b)に向けて配置されている。
さらに、前部ユニット3aは、図2及び図3に示すように、利用者が投入する硬貨を受付ける硬貨受付部17を利用者と対面する面の右側下方に備えるとともに、写真シールが排出される写真シール排出口18を右側面に備えている。
また、後部ユニット3bは、図2に示すように、撮影空間Sを挟んで前部ユニット3aに対面するように、写真シール作成装置3の後部に配置されている。この後部ユニット3bは、前部ユニット3aと対面する部分が、利用者が実際に撮影する際の背景としての機能を有するユニットである。
さらに、後部ユニット3bは、広告用モニタ19と、一組のスピーカ20と、ポスターなどの紙媒体を掲示する掲示部21とを背面に備えるとともに、背景カーテンユニット22を上部に備えている。
背景カーテンユニット22は、図2に示すように、後部ユニット3bにおける撮影空間S側の上部に配置され、モータ駆動(図示省略)によって昇降するロール状の背景カーテン(図示省略)を内部に収容している。この背景カーテンは、クロマキー合成による合成画像を撮影する際の背景となる単一色のカーテンである。
また、配信サーバ4は、写真シール作成装置3から取得した画像(後述する合成画像)を、専用のウェブサイトを介して利用者の携帯端末2に提供画像として提供するためのサーバであって、写真シール作成装置3が設置された場所とは離れた遠隔地に設置されている。この配信サーバ4は、写真シール作成装置3との間において、画像データや音声データであるコンテンツデータ、及び写真シール作成装置3の利用実績データなどの各種情報の受け渡しを行う機能も有している。
なお、コンテンツデータの画像データとしては、写真シール作成装置3から取得した撮影画像、合成画像、編集画像、あるいは印刷画像などの画像データ、及び写真シール作成装置3へ提供される合成用画像や落書きなどの編集に用いるスタンプなどの画像データなどとする。一方、コンテンツデータの音声データとしては、遊技の進行に応じた操作案内に関する音声データ、広告用モニタ19に表示される動画像に対応する音声データなどとする。
引き続き、上述した写真シール作成システム1における配信サーバ4、及び写真シール作成装置3の内部構成と、各機能とについて、図4から図6を用いてより詳しく説明する。
なお、図4は写真シール作成システム1における内部構成のブロック図を示し、図5は写真シール作成装置3における内部構成のブロック図を示し、図6はコース情報テーブル24bの構成図を示している。
写真シール作成装置3は、図4に示すように、撮影に関する機能ブロックである撮影部31と、編集に関する機能ブロックである編集部32と、撮影後の利用者への接客に関する機能ブロックである事後接客部33と、広告表示に関する機能ブロックである広告部34と、通信部23と、記憶部24と、ドライブ25と、ROM26と、RAM27と、これらの動作を制御する制御部30とで構成されている。
撮影に関する機能ブロックである撮影部31は、図5に示すように、前部ユニット3aに設けた硬貨受付部17、背景カーテンユニット22、照明装置12、カメラ11、ライブビューモニタ13、及びスピーカ14で構成され、それぞれ所定のバスを介して制御部30に接続されている。
硬貨受付部17は、遊技の開始を所望する利用者による硬貨の投入を受付ける受付部としての機能と、携帯端末2に提供される画像の取得可能枚数を増加させるために利用者による硬貨の投入を受付ける受付部として機能とを有している。より詳しくは、硬貨受付部17は、制御部30から起動信号にしたがって、硬貨が投入される投入口を開放して、利用者による硬貨の投入を受付ける機能と、投入された硬貨の種類、及び枚数を識別して、識別結果を制御部30に送信する機能とを有している。
背景カーテンユニット22は、制御部30からの背景制御信号にしたがって、背景カーテンを昇降させて、利用者を被写体として撮影する際の背景を変更する機能を有している。
照明装置12は、制御部30からの照明制御信号にしたがって、上部中央ストロボ12a、上部傘状ストロボ12b、及び下部傘状ストロボ12cが、それぞれ撮影タイミングにあわせて発光して撮影空間S内を照明する機能を有している。
カメラ11は、制御部30からのシャッタ信号にしたがって、撮影空間Sの利用者を被写体として撮影する機能と、利用者が所有する二次元コードを被写体として撮影する機能と、被写体が撮像された動画像データを制御部に送信する機能とを有している。
なお、二次元コードは、例えば、写真シール作成装置3が設置された映画館を利用した利用者に対して、映画館が配布した二次元コードである。この二次元コードは、映画館で上映されている映画に登場するキャラクターの画像を、後述する合成用画像として選択可能にする、あるいは写真シール作成装置3の利用を安価にするためのものである。
ライブビューモニタ13は、制御部30からのRGB信号にしたがって、カメラ11が撮影した被写体の映像を、後述する合成用画像とともに表示する機能と、異常の通知や各種設定画面を表示する機能を有している。
スピーカ14は、制御部30からの音声信号にしたがって、遊戯の進行を案内する音声、及びタブレット内蔵モニタ15を用いた各種操作案内の音声などを出力する機能を有している。
編集に関する機能ブロックである編集部32は、図5に示すように、前部ユニット3aに設けたタブレット内蔵モニタ15、及び1対のタッチペン16で構成され、それぞれ所定のバスを介して制御部30に接続されている。
タブレット内蔵モニタ15は、利用者に対して各種情報を表示する表示部としての機能と、利用者による各種操作を受付ける操作受付部としての機能とを有している。
より詳しくは、タブレット内蔵モニタ15は、制御部30からの信号にしたがって、遊戯にかかる利用者の各種操作を受け付ける機能と、遊戯の進行を案内する操作案内メッセージなどを表示する機能と、利用者による落書きなどの編集作業を受け付ける機能と、利用者による操作を受付けたことを示す情報を制御部30に送信する機能とを有している。
このタブレット内蔵モニタ15は、編集用モニタ15aと、タブレット15bとで構成されている。
編集用モニタ15aは、制御部30の指示により、撮影画像やデモ画面及び広告などを表示する機能を有している。
タブレット15bは、利用者がタッチペン16を用いてタブレット内蔵モニタ15をタップした際、タッチペン16がタップされた位置を示す位置情報を取得して、制御部30に位置情報を送信する機能を有している。
撮影後の利用者への接客に関する機能ブロックである事後接客部33は、図5に示すように、所定のバスを介して制御部30に接続されたプリンタ28と、所定のバスを介してプリンタ28に接続されたシール紙ユニット29とで構成されている。
プリンタ28は、制御部30からの印刷データにしたがって、利用者を撮影した撮影画像から作成した印刷画像を、シール紙ユニット29に備えられているシール紙29aに印刷する機能と、シール紙29aを写真シール排出口18に排出する機能とを有している。
シール紙ユニット29は、印刷画像が印刷されるシール紙29aを収納する機能と、プリンタ28からの指示にしたがって、シール紙29aをプリンタ28に送り出す機能とを有している。
広告表示に関する機能ブロックである広告部34は、後部ユニット3bに設けた広告用モニタ19、及びスピーカ20で構成され、それぞれ所定のバスを介して制御部30に接続されている。
広告用モニタ19は、制御部30からのRGB信号にしたがって、順番を待つ利用者、あるいは写真シール作成装置3の利用を検討している利用者などに対して、各種広告を表示する機能を有している。
なお、広告用モニタ19には、後述する合成用画像にちなんだ内容の広告、写真シール作成装置3が設定された施設に応じた広告、写真シール作成装置3の新しい機能を紹介する広告、あるいはニュース映像など順番を待つ利用者に有益な広告以外の各種動画像などが表示される。
スピーカ20は、制御部30からの音声信号にしたがって、広告用モニタ19に表示される画面に応じた音声を、画面の進行に連動して出力する機能を有している。このような構成の広告部34によって、写真シール作成装置3は、より高い集客効果を得ることができる。
通信部23は、図5に示すように、通信回線5を介して配信サーバ4と通信するLANカード等の通信装置で構成し、通信回線5を介して配信サーバ4と各種情報の受け渡しを行う機能を有している。
記憶部24は、図5に示すように、ハードディスクや不揮発性メモリなどの記憶装置で構成され、制御部30の指示によって、各種情報を記憶する機能と、制御部30の指示によって各種情報を読み出して制御部30に出力する機能とを有している。
この記憶部24には、編集部32で使用される編集ツールのデータ、照明設定データ、広告用モニタ19に表示する広告データ、及びプレイ時間設定データなどの各種データが記憶されている。
さらに、記憶部24には、映画館で配布された二次元コードを用いた認証のためのコード認証情報24aと、利用者を撮影した撮影画像に合成される複数の合成用画像と、利用者によって選択される撮影コースごとの各種情報が登録されたコース情報テーブル24bとが記憶されている。
なお、記憶部24には、合成用画像として、利用者の前景または/および背景に合成される画像データであって、利用者が選択した撮影コースに関わらず使用される通常合成用画像24cと、映画館で配布された二次元コードを用いた認証が必要な撮影コースで使用される二次元コード対応合成用画像24dとが記憶されている。
この二次元コード対応合成用画像は、キャラクター画像、あるいは人物画像などのデジタルコンテンツであって、デジタルコンテンツにかかる様々な権利が提供元にある画像とする。
コース情報テーブル24bは、図6に示すように、撮影コース欄、コード認証欄、編集欄、撮影料金欄、撮影枚数欄、シール画像枚数欄、携帯配信枚数欄、追加料金欄、及び携帯配信追加枚数欄で構成され、各欄に登録された各種情報が、撮影コース欄に登録された各撮影コースに関連付けて登録されている。
具体的には、コード認証欄には、図6に示すように、例えば、写真シール作成装置3が設置された映画館で発行された二次元コードを用いて、映画館で上映されている映画の内容に応じた二次元コード対応合成用画像24dの利用を許容するために、二次元コードを用いた認証が有効か無効かを示す情報が登録されている。
編集欄には、利用者を撮影した撮影画像、または撮影画像に合成用画像を合成した合成画像に対して、利用者による落書きなどの編集を許容する場合、有効を示す情報が登録され、利用者による落書きなどの編集を許容しない場合、無効を示す情報が登録されている。
撮影料金欄には、写真シール作成ゲームを所望する利用者が最初に支払う料金を示す情報が登録されている。
撮影枚数欄には、撮影料金欄に登録された料金で、写真シール作成装置3が取得する利用者を被写体とした画像の枚数を示す情報が登録されている。
シール画像枚数欄には、撮影料金欄に登録された料金で、シール紙29aに印刷可能な画像の枚数を示す情報が登録されている。
携帯配信枚数欄には、撮影料金欄に登録された料金で、携帯端末2が取得できる画像の取得可能枚数を示す情報が登録されている。
携帯配信追加枚数欄には、携帯端末2が取得できる画像の取得可能枚数を増加させる際、現在の取得可能枚数に加算される枚数を示す情報が登録されている。
追加料金欄には、携帯配信追加枚数欄に登録された枚数の画像を取得するために、利用者が追加で支払う追加料金を示す情報が登録されている。
より詳しくは、コース情報テーブル24bにおける撮影コース欄の「Aコース」には、コード認証欄に「無効」、編集欄に「無効」、撮影料金欄に「500円」、撮影枚数欄に「6枚」、シール画像枚数欄に「2枚」、携帯配信枚数欄に「2枚」、追加料金欄に「200円」、携帯配信追加枚数欄に「4枚」が登録されている。
さらに、撮影コース欄の「Bコース」には、コード認証欄に「無効」、編集欄に「有効」、撮影料金欄に「600円」、撮影枚数欄に「6枚」、シール画像枚数欄に「4枚」、携帯配信枚数欄に「4枚」、追加料金欄に「100円」、携帯配信追加枚数欄に「2枚」が登録されている。
さらにまた、撮影コース欄の「Cコース」には、コード認証欄に「有効」、編集欄に「無効」、撮影料金欄に「500円」、撮影枚数欄に「6枚」、シール画像枚数欄に「2枚」、携帯配信枚数欄に「2枚」、追加料金欄に「100円」、携帯配信追加枚数欄に「4枚」が登録されている。
ドライブ25は、図5に示すように、携帯型の不揮発性メモリやUSBメモリといったリムーバブルメディア25aに対してデータの読み書きを行うドライブ装置で構成されている。このドライブ25は、制御部30の指示により、リムーバブルメディア25aに記憶している撮影画像や編集画像、あるいは編集用アイテムといったデータを読取る機能を有している。
ROM26は、図5に示すように、写真シール作成装置3で実行するゲームのプログラムやメンテナンス用のプログラムなど、各種プログラムやデータが記憶されている。ゲームのプログラムには、撮影コースに応じて照明設定や編集ツールを切り替えるプログラムが含まれている。
RAM27は、図5に示すように、制御部30の指示により、各種情報を一時記憶する一時記憶領域としての機能を有している。
制御部30は、図5に示すように、各部の動作の制御する機能と、プログラムの実行処理機能と、カメラ11から取得した画像データに基づいて利用者が撮影された撮影画像を作成する機能と、クロマキー合成によって画像データと合成用画像とを合成する、あるいは撮影画像と合成用画像とを合成して合成画像を作成する機能と、シール紙29aに印刷するために、撮影画像または/および合成画像を所定のレイアウトに配置した印刷画像を作成する機能とを有している。
また、配信サーバ4は、図4に示すように、サーバ記憶部41と、サーバ通信部42と、サーバ制御部43とを所定のバスで接続して構成されている。
サーバ記憶部41は、ハードディスクや不揮発性メモリなどで構成され、写真シール作成装置3から取得した各種情報、写真シール作成装置3に提供する各種情報、及び利用者の携帯端末2に提供する各種情報が記憶されている。
より詳しくは、サーバ記憶部41には、図4に示すように、写真シール作成装置3から取得した情報、及び利用者の携帯端末2に提供する各種情報として、写真シール作成装置3から取得するとともに、携帯端末2に提供される提供画像41aが記憶され、利用者の携帯端末に提供する各種情報として、提供画像41aを配信するためのウェブサイトのHTML文書や画像データなどを示すサイト情報41bなどが記憶されている。
サーバ通信部42は、通信回線5を介して写真シール作成装置3や携帯端末2と通信するLANカード等の通信装置で構成し、写真シール作成装置3や携帯端末2と通信回線5を介して各種情報の受け渡しを行う機能を有している。
サーバ制御部43は、CPU、及びメモリ等のハード構成と、プログラム、及びデータ等のソフト構成とで構成し、通信回線5を介した写真シール作成装置3や携帯端末2との各種情報の受け渡しにかかる各種処理機能や、所定のバスを介して接続された各部の動作を制御する制御機能を有している。
次に、上述した構成の写真シール作成装置3において、制御部30が実行する1回の写真シール作成ゲーム処理における動作を図7から図21を用いて詳しく説明する。
なお、図7は1回の遊技における写真シール作成装置3の動作のフローチャートを示し、図8は撮影処理における動作のフローチャートを示し、図9は印刷画像作成処理における動作のフローチャートを示し、図10は追加課金処理における動作のフローチャートを示している。
さらに、図11は硬貨投入される前に表示される待機画面500を示し、図12は撮影コースの選択を促すコース選択画面510を示し、図13は二次元コードの提示を促す二次元コード提示画面520を示し、図14は合成用画像の選択を促す画面を示す合成用画像選択画面530を示し、図15は利用者が撮影された合成画像の確認を促す画像確認画面540を示している。
加えて、図16はシール紙29aに印刷される合成画像の選択を促す画像選択画面550を示し、図17は印刷レイアウトの選択を促すレイアウト選択画面560を示し、図18は残りの合成画像の携帯端末2への送信を問い合わせる問合せ画面570を示し、図19は合成画像に対する編集操作を受付ける編集画面580を示し、図20はメールアドレスの入力を促すアドレス入力画面590を示し、図21は配信サーバ4と携帯端末2との間におけるシーケンス図を示している。
まず、写真シール作成装置3の制御部30は、図7に示すように、写真シール作成ゲーム処理を開始すると、前部ユニット3aのタブレット内蔵モニタ15に待機画面を表示させる(ステップS101)。
この待機画面500には、図11に示すように、写真シール作成装置3が設置された映画館で上映されている映画の告知、及び上映予定の映画の告知が画面中央の告知エリア501に表示されるとともに、利用者によって押下されることで写真シール作成ゲームが開始されることを示すスタートボタン502が告知エリア501の下部に表示されている。
そして、制御部30は、図7に示すように、タブレット内蔵モニタ15に表示された待機画面500のスタートボタン502を、利用者がタッチペン16で押下したか否かを判定する(ステップS102)。
利用者によってスタートボタン502が押下されていないと判定した場合(ステップS102:No)、制御部30は、利用者によってスタートボタン502が押下されるまで待機画面500をタブレット内蔵モニタ15に表示させたまま待機する。
一方、利用者によってスタートボタン502が押下されたと判定した場合(ステップS102:Yes)、制御部30は、図7に示すように、利用者に撮影コースの選択を促すコース選択画面をタブレット内蔵モニタ15に表示させる(ステップS103)。
このコース選択画面510には、図12に示すように、「撮りたいコースを選んでね」という操作案内、及びタイムアウトまでの残り時間とが画面上部に表示され、その下方に撮影コースの1つを示し「Aコース」の選択を促すAコースボタン511と、撮影コースの1つを示す「Bコース」の選択を促すBコースボタン512と、撮影コースの1つを示す「Cコース」の選択を促すCコースボタン513とが表示されている。
さらに、Aコースボタン511、Bコースボタン512、及びCコースボタン513の下方には、コース情報テーブル24bの撮影コース欄、及び撮影料金欄に基づいて、各撮影コースの利用に必要な料金がそれぞれ表示されている。加えて、Cコースボタン513の下方には、上述した料金に加えて、「二次元コードが必要です」というメッセージが表示されている。
残り時間が「0秒」になる前に、利用者がタッチペン16を操作してコース選択画面510のAコースボタン511、Bコースボタン512、及びCコースボタン513のいずれか1つの撮影コースが選択押下されると、制御部30は、図7に示すように、コース情報テーブル24bを参照して、利用者が選択した撮影コースのコード認証欄が「有効」か否かを判定する(ステップS104)。なお、残り時間が「0秒」となった場合、制御部30は、図7のステップS101に処理を戻して、待機画面500をタブレット内蔵モニタ15に表示させる。
利用者が選択した撮影コースのコード認証欄が「有効」の場合(ステップS104:Yes)、制御部30は、二次元コードが必要な「Cコース」のため、利用者に対して二次元コードの提示を促す二次元コード提示画面を、タブレット内蔵モニタ15に表示させる(ステップS105)。
この二次元コード提示画面520には、図13に示すように、「二次元コードを認証します」というメッセージ、及びタイムアウトまでの残り時間が画面上部に表示され、その下方において、「カメラに二次元コードをかざしてね!」という操作案内と、カメラ11の位置を明示するカメラ位置明示イラスト521と、「読み取り中です・・・」というメッセージとがこの順番で表示されている。
利用者によって二次元コードがカメラ11にかざされると、制御部30は、カメラ11から取得した画像データと、記憶部24に記憶されたコード認証情報24aとを比較して、二次元コードの真偽を判定する。この際、二次元コードが真の場合、制御部30は、二次元コードを用いた認証が完了したものと判定する。
その後、制御部30は、図7に示すように、二次元コードを用いた認証が完了したか否かを判定する(ステップS106)。
二次元コードを用いた認証が完了していない場合(ステップS106:No)、制御部30は、画面上部に表示された残り時間が「0秒」になる、あるいは二次元コードを用いた認証が完了するまで、処理を待機する。なお、残り時間が「0秒」となった場合、制御部30は、処理をステップS101に戻す。
一方、二次元コードを用いた認証が完了した場合(ステップS106:Yes)、制御部30は、利用者に対して硬貨の投入を促す硬貨投入案内画面(図示省略)をタブレット内蔵モニタ15に表示させる。さらに、制御部30は、硬貨受付部17に対して起動信号を出力することで、硬貨受付部17に硬貨の投入口を開放させて、利用者による硬貨の投入を受付け可能な状態に硬貨受付部17を移行させる。
硬貨の投入を受付け可能な状態に硬貨受付部17が移行すると、制御部30は、コース情報テーブル24bに基づいて、利用者が選択した撮影コースの撮影料金欄に対応する金額の硬貨が、利用者によって硬貨受付部17に全て投入されたか否かを判定する(ステップS107)。
利用者が選択した撮影コースの撮影料金欄に対応する金額の硬貨が、利用者によって硬貨受付部17に全て投入されていない場合(ステップS107:No)、制御部30は、利用者による硬貨の投入が完了するまで処理を待機する。
一方、硬貨投入案内画面の指示にしたがって、利用者が選択した撮影コースの撮影料金欄に対応する金額の硬貨が、利用者によって硬貨受付部17に全て投入された場合(ステップS107:Yes)、制御部30は、硬貨の投入口の閉鎖を硬貨受付部17に指示したのち、利用者を被写体として撮影する撮影処理を開始する(ステップS108)。
詳述すると、撮影処理を開始した制御部30は、図8に示すように、コース情報テーブル24bを参照して、利用者が選択した撮影コースのコード認証欄が「有効」か否かを判定する(ステップS121)。
利用者が選択した撮影コースのコード認証欄が「無効」の場合(ステップS121:No)、制御部30は、通常合成用画像読込み処理を開始して(ステップS122)、記憶部24に記憶された通常合成用画像24cを、合成用画像として読み出す。
その後、制御部30は、利用者に対して合成用画像を選択させる合成用画像選択処理を開始する(ステップS123)。具体的には、まず、制御部30は、利用者に対して合成用画像の選択を促す合成用画像選択画面を、タブレット内蔵モニタ15に表示させる。
この合成用画像選択画面530には、図14に示すように、「撮りたいイメージを6枚選んでね」という操作案内、及びタイムアウトまでの残り時間が画面上部に表示され、背景または前景となる8種類の合成用画像の一覧である画像一覧表示部531が画面中央に表示され、別の合成用画像の一覧を表示するためのボタンである次頁ボタン532が画面右上に表示されている。
なお、合成用画像選択画面530の操作案内で表示される枚数、及び利用者によって選択される合成用画像の枚数は、コース情報テーブル24bの撮影枚数欄に登録された枚数と同数とする。例えば、実施例1では、いずれの撮影コースであっても、コース情報テーブル24bの撮影枚数欄が「6枚」のため、制御部30は、「撮りたいイメージを6枚選んでね」という操作案内を合成用画像選択画面530に表示して、利用者に6枚の合成用画像を選択させる。
タッチペン16を操作する利用者によって6枚の合成用画像が選択押下されると、制御部30は、利用者が選択した6枚の合成用画像を、利用者を撮影した撮影画像に合成する画像として一時記憶する。
合成用画像が選択されると、制御部30は、図8に示すように、利用者を被写体として撮影する撮影開始処理を開始する(ステップS124)。
具体的には、制御部30は、コース情報テーブル24bを参照して、利用者が選択した撮影コースに応じた撮影枚数欄の値を取得して、撮影枚数を決定する。例えば、実施例1では、いずれの撮影コースであっても、撮影枚数欄にも「6枚」が登録されているため、制御部30は、6枚を撮影枚数として決定する。
その後、制御部30は、撮影にかかる操作案内をタブレット内蔵モニタ15に表示させるとともに、利用者が選択した6つの合成用画像のうち1つの合成用画像を、カメラ11で取得している動画映像に重ね合せてライブビューモニタ13に表示させる。このようにして、制御部30は、仕上がりをイメージした画像をライブビューモニタ13に表示して、利用者に適宜のポーズをとらせる。
さらに、制御部30は、カウントダウンを示す情報をライブビューモニタ13に表示させるとともに、スピーカ14を介した音声によるカウントダウンを開始する。このカウントダウンの終了タイミングで、制御部30は、照明装置12に対して照明制御信号を出力するとともに、カメラ11にシャッタ信号を出力する。
そして、照明装置12の上部中央ストロボ12a、上部傘状ストロボ12b、及び下部傘状ストロボ12cは、照明制御信号を受信すると、それぞれ撮影空間Sへ向けて閃光を照射する。
一方、カメラ11は、シャッタ信号を受信すると、照明装置12によって照明された利用者を被写体として1回撮影するとともに、1つの画像データを制御部30に出力する。
画像データを取得した制御部30は、撮影画像と合成用画像とを合成する合成処理を開始する(ステップS125)。具体的には、制御部30は、カメラ11から取得した画像データに基づいて作成した1枚の撮影画像と、ライブビューモニタ13に表示した1つの合成用画像とを、例えばクロマキー合成によって合成した合成画像を作成して一時記憶する。このように制御部30は、1回の撮影につき1枚の合成画像を作成する。
合成画像を一時記憶すると、制御部30は、合成画像を利用者に確認させる画像確認画面をタブレット内蔵モニタ15に表示させる。
この画像確認画面540には、図15に示すように、「こんな風に撮れたよ」というメッセージが画面上部に表示され、その下方に先ほど作成した合成画像541が画面中央に表示されている。
その後、制御部30は、図8に示すように、利用者が選択した撮影コースにおける撮影枚数欄の値を目標撮影枚数として、目標撮影枚数の合成画像を取得したか否かを判定する(ステップS126)。例えば、実施例1では、いずれの撮影コースであっても、撮影枚数欄に「6枚」が登録されているため、制御部30は、6枚の合成画像を取得したか否かを判定する。
目標撮影枚数である6枚の合成画像を取得していない場合(ステップS126:No)、制御部30は、選択された別の合成用画像をライブビューモニタ13に表示して、ステップS124の撮影開始処理と、ステップS125の合成処理とを、6枚の合成画像を取得するまで繰り返す。
一方、目標撮影枚数である6枚の合成画像を取得した場合(ステップS126:Yes)、制御部30は、撮影処理を終了して、処理を図7のステップS108に戻す。
また、図8のステップS121において、利用者が選択した撮影コースのコード認証欄が「有効」の場合(ステップS121:Yes)、制御部30は、二次元コード対応合成用画像読込み処理を開始して(ステップS127)、記憶部24に記憶された二次元コード対応合成用画像24dを読み出す。
さらに、制御部30は、通常合成用画像読込み処理を開始して(ステップS128)、記憶部24に記憶された通常合成用画像24cを読み出す。その後、制御部30は、ステップS127で読み出した二次元コード対応合成用画像24dと、ステップS128で読み出した通常合成用画像24cとを、合成用画像として一時記憶する。
合成用画像を一時記憶すると、制御部30は、図8に示すように、二次元コード対応合成用画像、及び通常合成用画像からなる合成用画像から6枚の合成用画像を利用者に選択させる合成用画像選択処理(ステップS129)、利用者を被写体として撮影する撮影開始処理(ステップS130)、撮影画像と合成用画像とを合成する合成処理(ステップS131)とをこの順番で実行して、目標撮影枚数である6枚の合成画像を取得したか否かを判定する(ステップS132)。
そして、制御部30は、目標撮影枚数である6枚の合成画像を取得していない場合(ステップS132:No)、処理をステップS130に戻し、目標撮影枚数である6枚の合成画像を取得した場合(ステップS132:Yes)、撮影処理を終了して、処理を図7のステップS108に戻す。
なお、ステップS129からステップS132の処理は、図8のステップS123からステップS126と同様の処理のため、その詳細な説明を省略する。
図7のステップS108に戻り、撮影処理を終了すると、制御部30は、シール紙29aに印刷される印刷画像を作成する印刷画像作成処理を開始する(ステップS109)。
詳述すると、印刷画像作成処理を開始すると制御部30は、図9に示すように、画像選択処理を開始して(ステップS141)、利用者に対してシール紙29aに印刷する合成画像の選択を促す画像選択画面を、タブレット内蔵モニタ15に表示させる。なお、本実施例1では、携帯端末2に提供画像41aとして提供される合成画像も同時に選択させる。
この画像選択画面550には、例えば、図16に示すように、「印刷する画像を2枚選んでね」という操作案内、及びタイムアウトまでの残り時間が画面上部に表示され、6枚の合成画像の一覧である合成画像一覧表示部551が画面中央に表示されている。
この合成画像一覧表示部551には、例えば、図16に示すように、上段に3枚の合成画像551a,551b,551cを縮小表示し、下段に3枚の合成画像551d,551e,551fを縮小表示している。
なお、画像選択画面550の操作案内で表示される枚数、及び利用者によって選択される合成画像の枚数は、コース情報テーブル24bのシール画像枚数欄に登録された枚数と同数とする。
例えば、実施例1では、利用者が選択した撮影コースが「Aコース」または「Cコース」の場合、コース情報テーブル24bのシール画像枚数欄に「2枚」が登録されているため、制御部30は、「印刷する画像を2枚選んでね」という操作案内を画像選択画面550に表示して、2枚の合成画像を利用者に選択させる。
一方、利用者が選択した撮影コースが「Bコース」の場合、コース情報テーブル24bのシール画像枚数欄に「4枚」が登録されているため、「印刷する画像を4枚選んでね」という操作案内を画像選択画面550に表示して、4枚の合成画像を利用者に選択させる。
画像選択画面550を表示すると、制御部30は、利用者による合成画像の選択が完了したか否かを判定する(ステップS142)。
例えば、制御部30は、利用者が選択した撮影コースが「Aコース」または「Cコース」の場合、利用者によって2枚の合成画像が選択されたか否かを判定し、利用者が選択した撮影コースが「Bコース」の場合、利用者によって4枚の合成画像が選択されたか否かを判定する。
利用者による合成画像の選択が完了していない場合(ステップS142:No)、制御部30は、利用者による合成画像の選択が完了する、あるいは残り時間が「0秒」となるまで処理を待機する。
一方、利用者による合成画像の選択が完了した場合(ステップS142:Yes)、制御部30は、選択された合成画像を、シール紙29aへの印刷に用いる画像、及び配信サーバ4に送信される取得可能枚数の合成画像として一時記憶する。
この際、制御部30は、選択された複数枚の合成画像に対して1つの固有情報である1つのID情報を付与するとともに、選択された複数枚の合成画像にID情報を関連付けて一時記憶する。
なお、ステップS142で残り時間が「0秒」となった場合、制御部30は、例えば1枚も利用者が選択していなければ、6枚の合成画像からランダムに抽出した合成画像を、シール紙29aへの印刷に用いる画像、及び配信サーバ4に送信される取得可能枚数の合成画像として決定するとともに、ID情報を関連付けて一時記憶する。
その後、制御部30は、印刷レイアウト選択処理を開始して(ステップS143)、利用者に対して、印刷レイアウトの選択を促すレイアウト選択画面をタブレット内蔵モニタ15に表示させる。
このレイアウト選択画面560には、図17に示すように、「印刷するシールを1枚選んでね」という操作案内、及びタイムアウトまでの残り時間が画面上部に表示され、その下方に5種類の印刷レイアウトの一覧であるレイアウト一覧表示部561と、現在選択されている印刷レイアウトが原寸大で表示される原寸表示部562とがこの順番で表示され、選択押下されることで印刷レイアウトが決定されるOKボタン563が画面右下に表示されている。
このレイアウト選択画面560のレイアウト一覧表示部561には、選択された2枚の合成画像を交互に4枚分並置した画像が2枚配置された「画像4枚×2枚」という印刷レイアウトと、選択された2枚の合成画像が2枚ずつ配置された「画像2枚×2枚」という印刷レイアウトと、選択された2枚の合成画像が1枚ずつ並置された「画像2枚」という印刷レイアウトと、選択された2枚の合成画像のうち1枚が配置された「画像1枚」という印刷レイアウトと、他方の合成画像が配置された「画像1枚」という印刷レイアウトとが、利用者によって選択される印刷レイアウトとして表示されている。
レイアウト選択画面560を表示すると、制御部30は、図9に示すように、タッチペン16を操作する利用者によってOKボタン563が押下されたか否かを判定する(ステップS144)。利用者によってOKボタン563が押下されていない場合(ステップS144:No)制御部30は、残り時間が「0秒」になる、あるいは利用者によってOKボタン563が押下されるまで処理を待機する。
一方、利用者によってOKボタン563が押下された場合(ステップS144:Yes)、制御部30は、OKボタン563が押下された際に原寸表示部562に表示されていた印刷レイアウトを、利用者によって選択された印刷レイアウトとして決定する。
その後、制御部30は、利用者によって選択された合成画像と、決定した印刷レイアウトとに基づいて、シール紙29aに印刷するための印刷画像の作成を開始して、印刷画像作成処理を終了するとともに、処理を図7のステップS109へ戻す。
なお、ステップS144において、残り時間が「0秒」となった場合、制御部30は、原寸表示部562に表示されている印刷レイアウトを、選択された印刷レイアウトとして、印刷画像の作成を開始する。
図7のステップS109に戻り、印刷画像作成処理を終了すると、制御部30は、残りの合成画像を携帯端末2で取得するか否かを利用者に問い合わせて、取得を所望する利用者の課金を受付ける追加課金処理を開始する(ステップS110)。
詳述すると、追加課金処理を開始した制御部30は、図10に示すように、図7のステップS109の印刷画像作成処理において、利用者によって選択されなかった残りの合成画像を、携帯端末2に送信するか否かを利用者に問い合わせる問合せ画面を、タブレット内蔵モニタ15に表示させる(ステップS161)。
この問合せ画面570には、図18に示すように、「残り画像も携帯送信する?」というメッセージ、及びタイムアウトまでの残り時間が画面上部に表示され、その下方に利用者によって選択されなかった4枚の合成画像571が表示され、さらにその下方に押下されることで残り画像の携帯送信を行わないキャンセルボタン572と、押下されることで残り画像の携帯送信を行うOKボタン573とが表示されている。
より詳しくは、例えば、上述したステップS109の印刷画像作成処理で、図16の画像選択画面550に表示された合成画像551bと合成画像551eとを利用者が選択した場合、問合せ画面570には、残りの合成画像551a,551c,551d,551f(図16参照)が、利用者によって選択されなかった4枚の合成画像571として表示される。
なお、OKボタン573には、コース情報テーブル24bにおける利用者が選択した撮影コースの追加料金欄に登録された料金が重ね合わせるように表示されている。
例えば、実施例1では、利用者が選択した撮影コースが「Aコース」の場合、コース情報テーブル24bの携帯配信追加枚数欄が「4枚」で、追加料金欄が「200円」であるため、4枚の合成画像が問合せ画面570に表示されるとともに、OKボタン573に「200円」が表示される。
また、利用者が選択した撮影コースが「Bコース」の場合、コース情報テーブル24bの携帯配信追加枚数欄が「2枚」で、追加料金欄が「100円」であるため、2枚の合成画像が問合せ画面570に表示されるとともに、OKボタン573に「100円」が表示される。
さらにまた、利用者が選択した撮影コースが「Cコース」の場合、コース情報テーブル24bの携帯配信追加枚数欄が「4枚」で、追加料金欄が「100円」であるため、4枚の合成画像が問合せ画面570に表示されるとともに、「OKボタン573に「100円」が表示される。
問合せ画面570を表示すると、制御部30は、タッチペン16を操作した利用者によってOKボタン573が押下されたか否かを判定する(ステップS162)。利用者によってOKボタン573が押下された場合(ステップS162:Yes)、制御部30は、利用者による硬貨の追加投入を受付ける硬貨追加受付処理を開始する(ステップS163)。
具体的には、制御部30は、利用者に対して硬貨の追加投入を促す硬貨追加投入案内画面(図示省略)をタブレット内蔵モニタ15に表示させる。さらに、制御部30は、硬貨受付部17に起動信号を出力することで、硬貨受付部17に硬貨の投入口を開放させて、利用者による硬貨の追加投入を受付け可能状態に移行させる。
その後、制御部30は、硬貨追加投入案内画面の指示にしたがって追加料金分の硬貨が、利用者によって硬貨受付部17に全て投入されたか否かを判定する(ステップS164)。追加料金分の硬貨が、利用者によって硬貨受付部17に全て投入されていない場合(ステップS164:No)、制御部30は、利用者による硬貨の投入が完了するまで、処理を待機する。
一方、硬貨追加投入案内画面の指示にしたがって追加料金分の硬貨が、利用者によって硬貨受付部17に全て投入された場合(ステップS164:Yes)、制御部30は、投入口の閉鎖を硬貨受付部17に指示したのち、携帯端末2に提供画像41aとして提供される取得可能枚数の合成画像を決定する提供画像決定処理を開始する(ステップS165)。
具体的には、制御部30は、図7のステップS109の印刷画像作成処理で選択された取得可能枚数の合成画像と、ステップS161の問合せ画面570に表示した残りの合成画像とを、携帯端末2に提供画像41aとして提供される新しい取得可能枚数の合成画像として決定する。
つまり、制御部30は、コース情報テーブル24bの携帯配信枚数欄の枚数を、撮影料金欄の料金で取得可能な取得可能枚数として、利用者による追加料金の支払いがあった場合、取得可能枚数に携帯配信追加枚数欄の枚数を加算した値を、新しい取得可能枚数とする。
例えば、利用者が選択した撮影コースが「Aコース」の場合、図7のステップS109で選択された2枚の合成画像に、選択されなかった4枚の合成画像を加えた計6枚の合成画像を、新しい取得可能枚数の合成画像として決定する。
その後、制御部30は、追加課金処理を終了して、処理を図7のステップS110に戻す。
また、図10のステップS162において、OKボタン573が押下されなかった場合、すなわちキャンセルボタン572が押下された場合(ステップS162:No)、制御部30は、携帯端末2に提供画像41aとして提供される取得可能枚数の合成画像を決定する提供画像決定処理を開始する(ステップS166)。
この提供画像決定処理は、ステップS165の処理とは異なり、制御部30は、コース情報テーブル24bの携帯配信枚数欄に登録された枚数を取得可能枚数として、取得可能枚数の合成画像を提供画像41aとして決定する。
つまり、制御部30は、図7のステップS109で利用者によって選択された取得可能枚数の合成画像を、携帯端末2に提供画像41aとして提供される取得可能枚数の合成画像として決定する。
提供画像を決定すると、制御部30は、追加課金処理を終了して、処理を図7のステップS110に戻す。
図7のステップS110に戻り、制御部30は、コース情報テーブル24bを参照して、利用者が選択した撮影コースの編集欄が「有効」か否かを判定する(ステップS111)。
利用者が選択した撮影コースの編集欄が「有効」の場合(ステップS111:Yes)、制御部30は、シール紙29aに印刷するための印刷画像を合成画像に基づいて作成する間に、利用者による落書きなどの編集操作を受付ける編集受付処理を開始する(ステップS112)。
編集受付処理を開始すると、制御部30は、落書きなどの編集操作を受付ける編集画面を、タブレット内蔵モニタ15に表示して、ステップS109で選択された合成画像への利用者による落書きなどの編集操作を受付ける。
この編集画面580は、図19に示すように、二人の利用者それぞれがタッチペン16を用いて個別に、あるいは共同して落書きなどの編集を行えるように編集対象である合成画像を同時に2枚表示している。なお、この同時に表示される編集対象である2枚の合成画像は、同一のものであってもよいし、異なるものであってもよい。
より詳しくは、編集画面580には、図19に示すように、編集対象の合成画像が表示された編集対象画像表示部581、消しゴムツールやペン設定、あるいは編集作業の進行にかかる各種ボタン群である編集作業ボタン582、スタンプなどの予め容易されたコンテンツの選択するボタン群であるコンテンツパレット583、及び押下されることで編集作業を終了する終了ボタン584が、それぞれ画面中央を挟んで2つ表示され、タイムアウトまでの残り時間が画面中央上部に表示されている。
これら一対の編集対象画像表示部581、一対の編集作業ボタン582、一対のコンテンツパレット583、及び一対の終了ボタン584によって、二人の利用者それぞれがタッチペン16を用いて個別に編集作業可能に構成している。
利用者が合成画像に対して任意に編集を行ったのち、利用者によって終了ボタン584を押下される、あるいは残り時間が「0秒」となった場合、制御部30は、編集受付処理を終了する。
一方、図7のステップS111において、利用者が選択した撮影コースの編集欄が「無効」の場合(ステップS111:No)、制御部30は、編集受付処理をスキップして処理を進める。
その後、制御部30は、利用者によるメールアドレスの入力操作を受付ける宛先受付処理を開始して(ステップS113)、利用者に対して携帯端末2のメールアドレスの入力を促すアドレス入力画面590を、タブレット内蔵モニタ15に表示させる。
このアドレス入力画面590は、図20に示すように、編集画面580と同様、二人の利用者がそれぞれタッチペン16を用いて個別にメールアドレスを入力できるように構成されている。
より詳しくは、アドレス入力画面590には、図20に示すように、「携帯のアドレスを入力してね」という操作案内と、メールアドレスを入力する宛先入力欄591と、英字のボタン群である英字ボタン592と、数字のボタン群である数字ボタン593と、記号のボタン群である記号ボタン594と、操作を1つ前に戻す戻るボタン595と、操作を最初からやり直すやり直しボタン596と、入力したメールアドレスを確定する決定ボタン597とが、画面中央を挟んで2つ表示されている。
そして、タッチペン16を操作する利用者によって宛先入力欄591にメールアドレスを入力され、利用者によって決定ボタン597が押下されると、制御部30は、入力されたメールアドレスを、利用者の携帯端末2を特定する宛先情報として一時記憶する。
宛先受付処理を完了すると、制御部30は、送信処理を開始して(ステップS114)、図10のステップS165またはステップS166の提供画像決定処理で決定された取得可能枚数の合成画像と、ステップS113の宛先受付処理で受付けた宛先情報と、ステップS109で付与されたID情報とを関連付けて、配信サーバ4に通信回線5を介して送信する。
例えば、実施例1において、利用者が選択した撮影コースが「Aコース」で、ステップS110の追加課金処理で利用者による追加料金の支払いを受付けた場合、コース情報テーブル24bの携帯配信枚数欄、及び携帯配信追加枚数欄に基づいて決定された計6枚の合成画像を配信サーバ4に送信し、ステップS110の追加課金処理で利用者による追加料金の支払いを受付けていない場合、コース情報テーブル24bの携帯配信枚数欄に基づいて決定された計2枚の合成画像を配信サーバ4に送信する。
なお、配信サーバ4から携帯端末2への合成画像(提供画像41a)の送信については、後ほど詳しく説明する。
取得可能枚数の合成画像を配信サーバ4に送信すると、制御部30は、シール紙29aに印刷画像を印刷する印刷処理を開始する(ステップS115)。具体的には、制御部30に指示よって、プリンタ28は、ステップS109の印刷画像作成処理で利用者が選択した印刷レイアウトに基づいて作成された印刷画像を、シール紙29aに印刷して写真シールを作成する。
この際、制御部30は、図7のステップS109で付与されたID情報を、写真シール紙29aの外縁部分に印字させる。
印刷画像をシール紙29aに印刷開始すると、制御部30は、利用者に対して撮影空間Sから退出して、写真シール排出口18に移動するよう促す音声案内をスピーカ14に出力する。
印刷処理が終了すると、制御部30は、シール排出処理を実行し(ステップS116)、完成した写真シールを写真シール排出口18から排出して、利用者に提供することで、1回の写真シール作成ゲーム処理を終了する。
引き続き、配信サーバ4に送信した合成画像を、提供画像41aとして利用者の携帯端末2に取得させる方法について、図21を用いて説明する。
配信サーバ4のサーバ制御部43は、図21に示すように、宛先情報、及びID情報が関連付けられた取得可能枚数の合成画像を写真シール作成装置3から取得すると、携帯端末2を特定する宛先情報と、合成画像に付与されたID情報とを関連付けた状態で、取得可能枚数の合成画像を取得可能枚数の提供画像41aとしてサーバ記憶部41に保存する(ステップS181)。
その後、サーバ制御部43は、図21に示すように、提供画像41aを取得するためのウェブサイトのURLを示すURL情報が記載されたメールを、宛先情報に基づいて利用者が所有する携帯端末2に送信する(ステップS182)。
一方、配信サーバ4からのメールを受信した携帯端末2は、利用者の操作によってメールが開封されると、提供画像41aを取得するためのウェブサイトへのリンクとしてURL情報を閲覧可能に表示する(ステップS183)。
そして、利用者の選択操作によってウェブサイトへのリンクが押下されると、携帯端末2は、URL情報に基づいて、ウェブサイトのHTML文書や画像などを示すサイト情報41bを要求する要求情報を、配信サーバ4へ送信する(ステップS184)。
携帯端末2からの要求情報を取得すると、配信サーバ4のサーバ制御部43は、サイト情報41bを携帯端末2へ送信する(ステップS185)。
一方、サイト情報41bを受信した携帯端末2は、取得したサイト情報41bをウェブサイトとして閲覧可能にして表示する(ステップS186)。この携帯端末2に表示されたウェブサイトには、利用者に対して写真シールに印字されたID情報の入力を促す操作案内が表示されている。
その後、携帯端末2に表示されたウェブサイトの指示にしたがって、利用者が写真シールに印字されたIDを入力すると、携帯端末2は、入力されたIDをID情報として配信サーバ4へ送信する(ステップS187)。
ID情報を取得した配信サーバ4のサーバ制御部43は、取得したID情報と一致するID情報が関連付けられた取得可能枚数の提供画像41aをサーバ記憶部41から読み出すとともに、取得可能枚数の提供画像41aを携帯端末2へ送信する(ステップS188)。
配信サーバ4から取得可能枚数の提供画像41aを受信した携帯端末2は、提供画像41aを閲覧可能に表示するとともに、その内部の記憶部(図示省略)に提供画像41aを記憶する(ステップS189)。
このようにして、写真シール作成システム1は、写真シール作成装置3が利用者を被写体として撮像した提供画像41aを、配信サーバ4を介して利用者の携帯端末2に提供する。
以上のような動作を実現する写真シール作成装置3、写真シール作成方法、及び写真シール作成プログラムは、より多くの提供画像41aの取得を所望する利用者が追加課金をした場合に、携帯端末2に提供される提供画像41aの取得可能枚数を増加させることができる。
このため、写真シール作成装置3、写真シール作成方法、及び写真シール作成プログラムは、より多くの提供画像41aの取得を所望する利用者に対する利便性を向上することができる。
一方で、より多くの提供画像41aの取得を所望しない利用者に対して、写真シール作成装置3、写真シール作成方法、及び写真シール作成プログラムは、1回の利用を安価に提供することできる。
さらに、例えば、追加課金を受付けて利用者に提供する写真シールの枚数を増加させる場合、印刷に要する時間によって1回の利用時間が長くなるのに対して、写真シール作成装置3、写真シール作成方法、及び写真シール作成プログラムは、提供画像41aの取得可能枚数を容易に増加させることができるため、1回の利用時間が長くなることを抑えることができる。
これにより、写真シール作成装置3、写真シール作成方法、及び写真シール作成プログラムは、回転率の低下を抑えることができ、利用者の利便性をより向上することができる。
加えて、回転率の低下を抑えることで、より多くの提供画像41aの取得を所望する利用者の増加を期待できるため、写真シール作成装置3、写真シール作成方法、及び写真シール作成プログラムは、追加課金による収益の向上を期待することができる。
従って、写真シール作成装置3、写真シール作成方法、及び写真シール作成プログラムは、利用者による追加課金を受付けて、利用者の携帯端末2に提供される提供画像41aの取得可能枚数を増加させることで、収益性の向上を図るとともに、利用者の利便性を向上することができる。
また、例えば、利用者が選択した撮影コースが「Aコース」の場合、撮影画像の枚数を示す6枚(N枚)よりも少ない「2枚(n枚)」を取得可能枚数としてコース情報テーブル24bの携帯配信枚数欄に登録し、図10のステップS164において、利用者による硬貨の追加投入を受付けたと判定した場合、制御部30が、携帯配信枚数欄に登録された「2枚(n枚)」に携帯配信追加枚数欄に登録された「4枚」を加えた計6枚(n+1枚以上N枚以下)を新しい取得可能枚数としたことにより、写真シール作成装置3は、利用者による追加課金の有無に関わらず、n枚の提供画像41aを常に利用者の携帯端末2に提供することができる。
さらに、より多くの提供画像41aの取得を所望する利用者に対して、写真シール作成装置3は、利用者による追加課金を受付けることで、n+1枚以上N枚以下の提供画像41aを利用者の携帯端末2に提供することができる。
一方で、写真シール作成装置3は、より多くの提供画像41aの取得を所望しない利用者に、必要以上の提供画像41aが提供されることを防止できる。これにより、写真シール作成装置3は、利用者のニーズにより応じた取得可能枚数の提供画像41aを、利用者の携帯端末2に提供することができる。
従って、写真シール作成装置3は、利用者による追加課金の有無に関わらずn枚の提供画像41aを携帯端末2に提供し、利用者による追加課金を受付けた場合、n+1枚以上N枚以下の取得可能枚数の提供画像41aを携帯端末2に提供することで、利用者の利便性をより向上することができる。
また、携帯端末2で取得可能な提供画像41aの取得可能枚数が、撮影コースに関連付けられたことにより、写真シール作成装置3は、回転率の向上をより図ることができるとともに、利用者の利便性をさらに向上させることができる。
具体的には、例えば、コース情報テーブル24bにおける携帯配信枚数欄の値だけが異なる複数の撮影コースを設定することで、写真シール作成装置3は、所望する枚数の撮影コースを選択した利用者が、追加課金を行う手間を省くことができる。
従って、写真シール作成装置3は、携帯端末2で取得可能な提供画像41aの取得可能枚数が、撮影コースに関連付けられたことにより、回転率の向上をより図ることができるとともに、利用者の利便性をさらに向上させることができる。
また、携帯端末2で取得可能な提供画像41aを、利用者によって選択された合成用画像と撮影画像とを合成した合成画像としたことにより、写真シール作成装置3は、利用者を撮影しただけの撮影画像を提供画像とした場合に比べて、利用者にとって付加価値の高い提供画像41aを、利用者の携帯端末2に提供できるとともに、より集客効果を得ることができる。
さらに、写真シール作成装置3は、利用者にとって付加価値の高い提供画像41aを利用者の携帯端末2に提供することで、追加課金に抵抗感のある利用者であっても、提供画像41aの取得をより所望させることができる。
これにより、より多くの提供画像41aの取得を所望する利用者の増加を期待できるため、写真シール作成装置3は、追加課金による収益の向上を期待することができる。
従って、写真シール作成装置3は、携帯端末2に提供される提供画像41aを合成画像としたことにより、集客効果、及び追加課金による収益性の向上を図るとともに、利用者の利便性をより向上することができる。
また、図7のステップS108の撮影処理後、制御部30が、追加課金処理を開始して、残りの合成画像を携帯端末2で取得するかを利用者に問い合わせる構成としたことにより、写真シール作成装置3は、撮影開始後に、取得可能枚数の増加を希望する利用者のニーズに容易に対応することができる。
さらに、残りの合成画像をタブレット内蔵モニタ15に表示することで、写真シール作成装置3は、合成画像の出来栄えに応じて、残りの合成画像の取得を利用者に決定させることができる。
これにより、より多くの提供画像41aの取得を所望する利用者の増加を期待できるため、写真シール作成装置3は、追加課金による収益の向上を期待することができる。
従って、写真シール作成装置3は、カメラ11による撮影後、取得可能枚数の増加の可否を問い合わせることにより、収益性の向上を図るとともに、利用者の利便性をより向上することができる。
また、写真シール作成装置3が設置された施設、実施例1では映画館が配布した二次元コードを利用者が所有している場合、通常では選択できない二次元コード対応合成用画像24dを選択可能にすることで、写真シール作成装置3は、利用者に対するサービスの向上と利便性の向上とを図ることができる。
次に、上述した実施例1に対してコース情報テーブル24bの構成と、写真シール作成装置3における動作が異なる写真シール作成システム1について、図22から図25を用いて説明する。
なお、図22は実施例2におけるコース情報テーブル24eの構成図を示し、図23は実施例2における写真シール作成装置3の動作のフローチャートを示し、図24は実施例2における印刷画像作成処理の動作のフローチャートを示し、図25は実施例2における追加課金処理の動作のフローチャートを示している。
また、上述した実施例1と同じ構成は、同じ符号を付してその説明を省略する。
まず、実施例2におけるコース情報テーブル24eは、図22に示すように、撮影コース欄、コード認証欄、編集欄、追加課金欄、撮影料金欄、撮影枚数欄、シール画像枚数欄、携帯配信枚数欄、追加料金欄、及び携帯配信追加枚数欄で構成され、各欄に登録された各種情報が、撮影コース欄に登録された各撮影コースに関連付けて登録されている。
このコース情報テーブル24eは、上述した実施例1のコース情報テーブル24bに対して、追加課金欄が追加されている点が相違している。このため、撮影コース欄、コード認証欄、編集欄、撮影料金欄、撮影枚数欄、シール画像枚数欄、携帯配信枚数欄、追加料金欄、及び携帯配信追加枚数欄については、その詳細な説明を省略する。
追加課金欄は、配信サーバ4を介して利用者の携帯端末2に提供される提供画像41aの総枚数である取得可能枚数の増加を許容する場合、有効を示す情報が登録され、取得可能枚数の増加を許容しない場合、無効を示す情報が登録されている。
より詳しくは、コース情報テーブル24eには、「Aコース」として、コード認証欄に「無効」、編集欄に「無効」、追加課金欄に「有効」、撮影料金欄に「500円」、撮影枚数欄に「6枚」、シール画像枚数欄に「2枚」、携帯配信枚数欄に「2枚」、追加料金欄に「200円」、携帯配信追加枚数欄に「4枚」が登録されている。
さらに、「Bコース」として、コード認証欄に「無効」、編集欄に「有効」、追加課金欄に「無効」、撮影料金欄に「500円」、撮影枚数欄に「6枚」、シール画像枚数欄に「4枚」、携帯配信枚数欄に「4枚」、追加料金欄に「0円」、携帯配信追加枚数欄に「0枚」が登録されている。
さらにまた、「Cコース」として、コード認証欄に「有効」、編集欄に「無効」、追加課金欄に「有効」、撮影料金欄に「500円」、撮影枚数欄に「6枚」、シール画像枚数欄に「2枚」、携帯配信枚数欄に「2枚」、追加料金欄に「0円」、携帯配信追加枚数欄に「3枚」が登録されている。
引き続き、このような構成のコース情報テーブル24eが記憶部24に記憶された写真シール作成装置3において、制御部30が実行する1回の写真シール作成ゲーム処理における動作を説明する。
まず、写真シール作成装置3の制御部30は、図23に示すように、写真シール作成ゲーム処理を開始すると、前部ユニット3aのタブレット内蔵モニタ15に待機画面を表示させる(ステップS201)。
その後、制御部30は、スタートボタン502が押下されたか否かを判定して(ステップS202)、スタートボタン502が押下された場合(ステップS202:Yes)、コース選択画面を表示する(ステップS203)。
さらに、制御部30は、コース情報テーブル24eを参照して、利用者が選択した撮影コースのコード認証欄が「有効」か否かを判定し(ステップS204)、利用者が選択した撮影コースのコード認証欄が「有効」の場合(ステップS204:Yes)、利用者に対して二次元コードの提示を促す二次元コード提示画面を表示して(ステップS205)、二次元コードの認証が完了した場合(ステップS206:Yes)、あるいは利用者が選択した撮影コースのコード認証欄が「無効」の場合(ステップS204:No)、利用者による硬貨の投入の受付けを開始して、利用者によって硬貨が全て投入されたか否かを判定する(ステップS207)。
その後、利用者によって硬貨が全て投入された場合(ステップS207:Yes)、制御部30は、撮影処理を開始して(ステップS208)、利用者を被写体として撮影する。
なお、図23のステップS201からステップS208までの処理は、上述した実施例1における図7のステップS101からステップS108までの処理と同様のため、その詳細な説明を省略する。
撮影処理を完了すると、制御部30は、シール紙29aに印刷される合成画像のレイアウトなどを利用者に決定させる印刷画像作成処理を開始する(ステップS209)。
詳述すると、印刷画像作成処理を開始した制御部30は、図24に示すように、コース情報テーブル24eを参照して、利用者が選択した撮影コースの追加課金欄が「有効」か否かを判定する(ステップS231)。
そして、利用者が選択した撮影コースの追加課金欄が「有効」の場合(ステップS231:Yes)、制御部30は、利用者にシール紙29aに印刷する合成画像を選択させる画像選択処理を開始する(ステップS232)。
この画像選択処理は、上述した実施例1における図9のステップS141の画像選択処理と同様の処理のため、その詳細な説明を省略する。
画像選択画面を表示すると、制御部30は、利用者による合成画像の選択が完了したか否かを判定する(ステップS233)。
例えば、制御部30は、利用者が選択した撮影コースが「Aコース」または「Cコース」の場合、利用者によって2枚の合成画像が選択されたか否かを判定し、利用者が選択した撮影コースが「Bコース」の場合、利用者によって4枚の合成画像が選択されたか否かを判定する。
利用者による合成画像の選択が完了していない場合(ステップS233:No)、制御部30は、利用者による合成画像の選択が完了する、あるいは残り時間が「0秒」となるまで処理を待機する。
一方、利用者による合成画像の選択が完了した場合(ステップS233:Yes)、制御部30は、選択された合成画像を、シール紙29aへの印刷に用いる画像として一時記憶する。
なお、ステップS233で、残り時間が「0秒」となった場合、制御部30は、例えば1枚も利用者が選択していなければ、6枚の合成画像からランダムに抽出した合成画像を、シール紙29aへの印刷に用いる画像として一時記憶する。
その後、制御部30は、印刷レイアウト選択処理を開始して(ステップS234)、利用者に対して、印刷レイアウトの選択を促すレイアウト選択画面をタブレット内蔵モニタ15に表示させる。この印刷レイアウト選択処理は、上述した実施例1における図9のステップS144の印刷レイアウト選択処理と同様の処理のため、その詳細な説明を省略する。
レイアウト選択画面を表示すると、制御部30は、タッチペン16を操作する利用者によってOKボタンが押下されたか否かを判定する(ステップS235)。利用者によってOKボタンが押下されていない場合(ステップS235:No)、制御部30は、残り時間が「0秒」になる、あるいは利用者によってOKボタンが押下されるまで処理を待機する。
一方、利用者によってOKボタンが押下された場合(ステップS235:Yes)、制御部30は、OKボタンが押下された際に原寸表示部に表示されていた印刷レイアウトを、利用者によって選択された印刷レイアウトとして決定する。
その後、制御部30は、利用者によって選択された合成画像と、決定した印刷レイアウトとに基づいて、シール紙29aに印刷するための印刷画像の作成を開始して、印刷画像作成処理を終了するとともに、処理を図23のステップS209へ戻す。
なお、ステップS235において、残り時間が「0秒」となった場合、制御部30は、原寸表示部に表示されている印刷レイアウトを、選択された印刷レイアウトとして、印刷画像の作成を開始する。
また、図24のステップS231において、利用者が選択した撮影コースの追加課金欄が「無効」の場合(ステップS231:No)、制御部30は、画像抽出処理を開始して(ステップS236)、6枚の合成画像からシール紙29aに印刷される合成画像をランダムに抽出する。
具体的には、制御部30は、コース情報テーブル24eを参照し、シール画像枚数欄の値を取得して、シール画像枚数欄に登録された枚数の合成画像を6枚の合成画像からランダムに抽出して一時記憶する。
例えば、利用者が選択した撮影コースが「Bコース」の場合、コース情報テーブル24bの撮影枚数欄に「6枚」が登録され、追加課金欄に「無効」が登録され、シール画像枚数欄に「4枚」が登録されているため、制御部30は、6枚の合成画像から4枚の合成画像をランダムに抽出して一時記憶する。
その後、制御部30は、処理をステップS234に進めて、ステップS236で抽出した複数枚の合成画像に基づいて、印刷レイアウト選択処理(ステップS234)を開始する。さらに、制御部30は、印刷レイアウトが決定された場合(ステップS235:Yes)、印刷画像の作成を開始して、印刷画像作成処理を終了したのち、図23のステップS209に処理を戻す。
図23のステップS209に戻り、印刷画像作成処理を終了すると、制御部30は、後述する追加課金処理の実行回数を示す課金カウントTに「0」を代入して、課金カウントTを初期化する(ステップS210)。
課金カウントTを初期化すると、制御部30は、課金カウントTが「1」以上か否かを判定する(ステップS211)。
課金カウントTが「1」以上でない場合(ステップS211:No)、制御部30は、携帯端末2に提供画像41aとして提供される取得可能枚数の合成画像を抽出する送信画像抽出処理を開始する(ステップS212)。
具体的には、制御部30は、コース情報テーブル24eの携帯配信枚数欄の値を取得可能枚数として、6枚の合成画像から取得可能枚数の合成画像をランダムに抽出して一時記憶する。
この際、制御部30は、取得可能枚数の合成画像に対して1つの固有情報である1つのID情報を付与するとともに、抽出された取得可能枚数の合成画像にID情報を関連付けて一時記憶する。
例えば、利用者が選択した撮影コースが「Aコース」の場合、コース情報テーブル24bの追加課金欄が「有効」で、撮影枚数欄に「6枚」が登録され、携帯配信枚数欄に「2枚」が登録されているため、制御部30は、取得可能枚数を2枚として、6枚の合成画像から2枚の合成画像をランダムに抽出するとともに、ID情報を関連付けて一時記憶する。
一方、課金カウントTが「1」より小さい場合、すなわち課金カウントTが「0」の場合(ステップS211:Yes)、制御部30は、送信画像抽出処理をスキップして処理を進める。
送信画像抽出処理を終了する、あるいは課金カウントTが「0」の場合、制御部30は、残りの合成画像を携帯端末2で取得するかを利用者に問い合わせて、取得を所望する利用者の課金を受付ける追加課金処理を開始する(ステップS213)。
詳述すると、追加課金処理を開始した制御部30は、図25に示すように、コース情報テーブル24eを参照して、利用者が選択された撮影コースに対応する追加課金欄に「有効」が登録されているか否かを判定する(ステップS251)。
追加課金欄に「有効」が登録されている場合(ステップS251:Yes)、制御部30は、コース情報テーブル24eの携帯配信追加枚数欄に登録された増加枚数だけ取得可能枚数を増加させることを許容する撮影コースが選択されていると判定する。
さらに、制御部30は、利用者が選択した撮影コースに対応するコース情報テーブル24eの撮影枚数欄、携帯配信枚数欄、及び携帯配信追加枚数欄を参照して、携帯配信枚数欄の値と携帯配信追加枚数欄の値とを加算した値が、撮影枚数欄の値に等しいか否かを判定する(ステップS252)。
携帯配信枚数欄の値と携帯配信追加枚数欄の値とを加算した値が、撮影枚数欄の値と等しくない場合(ステップS252:No)、制御部30は、追加画像抽出処理を開始して(ステップS253)、図23のステップS212の送信画像抽出処理で抽出されなかった複数枚の合成画像から、携帯配信追加枚数欄に登録された枚数の合成画像をランダムに抽出する。そして、制御部30は、ランダムに抽出した合成画像を、残りの合成画像として一時記憶する。
一方、携帯配信枚数欄の値と携帯配信追加枚数欄の値とを加算した値が、撮影枚数欄の値と等しい場合(ステップS252:Yes)、制御部30は、図23のステップS212の送信画像抽出処理で抽出されなかった全ての合成画像を、残りの合成画像として一時記憶する。
その後、制御部30は、残りの合成画像を携帯端末2に送信するか否かを利用者に問い合わせる問合せ画面を、タブレット内蔵モニタ15に表示させる(ステップS254)。
なお、詳細な図示を省略するが、問合せ画面には、「残り画像も携帯送信する?」というメッセージ、及びタイムアウトまでの残り時間が画面上部に表示され、その下方に図23のステップS212の送信画像抽出処理でランダムに抽出された複数枚の合成画像が携帯端末2に提供される提供画像41aとして表示されるとともに、残りの合成画像が表示され、さらにその下方に押下されることで残りの合成画像の携帯送信を行わないキャンセルボタンと、押下されることで残りの合成画像の携帯送信を行うOKボタンとが表示されているものとする。
さらに、OKボタンには、コース情報テーブル24eにおける利用者が選択した撮影コースの追加料金欄に登録された料金が重ね合わせるように表示されている。
例えば、実施例2では、利用者が選択した撮影コースが「Aコース」の場合、コース情報テーブル24eの携帯配信追加枚数欄が「4枚」で、追加料金欄が「200円」であるため、4枚の合成画像が問合せ画面に表示されるとともに、OKボタンに「200円」が表示される。
問合せ画面を表示すると、制御部30は、タッチペン16を操作した利用者によってOKボタンが押下されたか否かを判定する(ステップS255)。利用者によってOKボタンが押下された場合(ステップS255:Yes)、制御部30は、図23のステップS206において、二次元コードを用いた認証が完了済みか否かを判定する(ステップS256)。
二次元コードを用いた認証が完了していない場合、すなわち二次元コードによる認証が行われていない、もしくはエラー等で完了していない場合(ステップS256:No)、制御部30は、利用者による硬貨の追加投入を受付ける硬貨追加受付処理を開始する(ステップS257)。なお、硬貨追加受付処理は、上述した実施例1における図10のステップS163の硬貨追加受付処理と同様の処理のため、その詳細な説明を省略する。
その後、制御部30は、硬貨追加投入案内画面の指示にしたがって追加料金分の硬貨が、利用者によって硬貨受付部17に全て投入されたか否かを判定する(ステップS258)。追加料金分の硬貨が、利用者によって硬貨受付部17に全て投入されていない場合(ステップS258:No)、制御部30は、利用者による硬貨の投入が完了するまで、処理を待機する。
一方、硬貨追加投入案内画面の指示にしたがって追加料金分の硬貨が、利用者によって硬貨受付部17に全て投入された場合(ステップS258:Yes)、制御部30は、投入口の閉鎖を硬貨受付部17に指示したのち、提供画像決定処理を開始する(ステップS259)。
具体的には、制御部30は、残りの合成画像と、図23のステップS212で抽出された取得可能枚数の合成画像とを、携帯端末2に提供画像41aとして提供される新しい取得可能枚数の合成画像として決定する。
より詳しくは、携帯配信枚数欄の値と携帯配信追加枚数欄の値とを加算した値が、撮影枚数欄の値と等しい場合(ステップS252:Yes)、制御部30は、図23のステップS212の送信画像抽出処理で抽出されなかった残りの合成画像と、図23のステップS212で抽出された取得可能枚数の合成画像とを、携帯端末2に提供画像41aとして提供される新しい取得可能枚数の合成画像として決定する。
あるいは、携帯配信枚数欄の値と携帯配信追加枚数欄の値とを加算した値が、撮影枚数欄の値と等しくない場合(ステップS252:No)、制御部30は、ステップS253の追加画像抽出処理で抽出された残りの合成画像と、図23のステップS212で抽出された取得可能枚数の合成画像とを、携帯端末2に提供画像41aとして提供される新しい取得可能枚数の合成画像として決定する。
この際、制御部30は、新しい取得可能枚数の合成画像に対して1つの固有情報である1つのID情報を付与するとともに、ID情報を関連付けて取得可能枚数の合成画像を一時記憶する。
例えば、利用者が選択した撮影コースが「Aコース」の場合、コース情報テーブル24eの追加課金欄が「有効」で、撮影枚数欄が「6枚」で、携帯配信枚数欄が「2枚」で、携帯配信追加枚数欄が「4枚」であるため、制御部30は、図23のステップS212で抽出された2枚の合成画像に、残りの合成画像、すなわち4枚の合成画像を加えた計6枚の合成画像を、新しい取得可能枚数の合成画像として決定する。
あるいは、利用者が選択した撮影コースが「Cコース」の場合、コース情報テーブル24eの追加課金欄が「有効」で、撮影枚数欄が「6枚」で、携帯配信枚数欄が「2枚」で、携帯配信追加枚数欄が「3枚」であるため、制御部30は、図23のステップS212で抽出された2枚の合成画像に、残りの合成画像、すなわち3枚の合成画像を加えた計5枚の合成画像を、新しい取得可能枚数の合成画像として決定する。
新しい取得可能枚数の合成画像を決定すると、制御部30は、課金カウントTに「1」を加えて、新しい課金カウントTとする(ステップS260)。その後、制御部30は、追加課金処理を終了して、図23のステップS213に処理を戻す。
また、図25のステップS256において、二次元コードを用いた認証が完了済みの場合(ステップS256:Yes)、制御部30は、処理をステップS259に進めて、提供画像決定処理を開始する。
また、図25のステップS251において、利用者が選択した撮影コースの追加課金欄が「無効」の場合(ステップS251:Yes)、あるいは図25のステップS255において、OKボタンが押下されず、キャンセルボタンが押下された場合(ステップS255:No)、制御部30は、提供画像決定処理を開始する(ステップS261)。
ステップS259の提供画像決定処理と異なり、ステップS261の提供画像決定処理を開始すると、制御部30は、図23のステップS212の送信画像抽出処理でランダムに抽出された取得可能枚数の合成画像を、携帯端末2に提供画像41aとして提供される取得可能枚数の合成画像として決定する。
この際、制御部30は、取得可能枚数の合成画像に対して1つの固有情報である1つのID情報を付与するとともに、ID情報を関連付けて取得可能枚数の提供画像を一時記憶する。
その後、制御部30は、課金カウントTに「1」を加えたのち、追加課金処理を終了して、図23のステップS213に処理を戻す。
図23のステップS213に戻り、追加課金処理を終了すると、制御部30は、利用者が選択した撮影コースが編集可能な撮影コースか否かを判定し(ステップS214)、コース情報テーブル24bの編集欄が「有効」の場合(ステップS214:Yes)、編集受付処理を開始し(ステップS215)、編集可能な撮影コースでない場合(ステップS214:No)、編集受付処理をスキップして処理を進める。
なお、ステップS214、及びステップS215の処理は、上述した実施例1におけるステップS111、及びステップS112と同様の処理のため、その詳細な説明を省略する。
その後、制御部30は、ステップS213の追加課金処理で、利用者による追加料金の支払いを受付けたか否かを判定する(ステップS216)。
利用者による追加料金の支払いを受付けていない場合(ステップS216:No)、制御部30は、追加課金処理を開始して(ステップS217)、ステップS212の送信画像抽出処理によって選択されなかった合成画像を携帯端末2で取得するための課金を再度受付ける。
この追加課金処理は、上述したステップS213における追加課金処理と同じ処理のため、その詳細な説明を省略する。
一方、ステップS216において、利用者による追加料金の支払いを受付け済みの場合(ステップS216:Yes)、制御部30は、ステップS217の追加課金処理をスキップして処理を進める。
ステップS217の追加課金処理を終了する、あるいは利用者による追加料金の支払いを受付け済みの場合、制御部30は、宛先受付処理を開始して(ステップS218)、利用者によるメールアドレスの入力操作を受付けたのち、送信処理を開始して(ステップS219)、図25のステップS259またはステップS261の提供画像決定処理で決定された取得可能枚数の合成画像と、ステップS218の宛先受付処理で受付けた宛先情報と、ステップS213またはステップS217の追加課金処理で付与したID情報とを関連付けて、配信サーバ4に通信回線5を介して送信する。
提供画像を配信サーバ4に送信すると、制御部30は、印刷処理を開始して(ステップS220)、印刷画像をシール紙29aに印刷したのち、シール排出処理を開始して(ステップS221)、完成した写真シールを写真シール排出口18から排出して利用者に提供することで、1回の写真シール作成ゲーム処理を終了する。
なお、ステップS218からステップS221の処理は、上述した実施例1における図7のステップS113からステップS116と同様の処理のため、その詳細な説明を省略する。
このようにして携帯端末2で提供画像41aとして取得される取得可能枚数の合成画像を、写真シール作成装置3から配信サーバ4に送信する。
そして、提供画像41aを取得するためのウェブサイトのURLを示すURL情報が記載されたメールを取得すると、利用者は、携帯端末2を操作して、配信サーバ4にアクセスする。その後、携帯端末2に表示された画面にしたがって、利用者が携帯端末2を操作することで、利用者は、配信サーバ4に記憶された取得可能枚数の提供画像41aを携帯端末2に取得させる。
なお、配信サーバ4に送信した取得可能枚数の合成画像を、提供画像41aとして利用者の携帯端末2に取得させる方法は、上述した実施例1の図21におけるステップS181からステップS189と同様のため、その詳細な説明を省略する。
以上のような動作を実現する写真シール作成装置3、写真シール作成方法、及び写真シール作成プログラムは、上述した実施例1と同様の効果を奏することができる。
また、例えば、図25のステップS252において、コース情報テーブル24eの携帯配信枚数欄の値と携帯配信追加枚数欄の値とを加算した値が、撮影枚数欄の値と等しくならない場合、残りの合成画像、すなわち携帯配信追加枚数欄に登録された値(m枚)の合成画像を、図23のステップS212の送信画像抽出処理で抽出されなかった複数枚の合成画像からランダムに抽出する制御部30を備えたことにより、写真シール作成装置3は、回転率の低下を抑えて収益性の向上を図ることができる。
具体的には、例えば、図23のステップS212の送信画像抽出処理で抽出されなかった複数枚の合成画像からm枚の合成画像を利用者が選択決定する場合、複数枚の合成画像からm枚の合成画像を迷いながら選択決定し易くなる。このため、m枚の合成画像が決定されるまでに要する時間が長くなり、写真シール作成装置3の回転率が低下するおそれがある。
これに対して、写真シール作成装置3の制御部30が、m枚の合成画像を抽出決定するため、写真シール作成装置3は、m枚の合成画像が決定されるまでに要する時間を短縮することができる。これにより、写真シール作成装置3は、利用者による追加課金を受付けたことによる回転率の低下を抑えることができる。
さらに、例えば、複数枚の合成画像からm枚の合成画像をランダムに決定する様子をタブレット内蔵モニタ15に表示することで、写真シール作成装置3は、利用者をより楽しませることができる。
従って、写真シール作成装置3は、利用者による追加課金を受付けた場合、4枚の合成画像から3枚の合成画像を抽出決定する追加画像抽出処理部(制御部30)により、回転率の低下を抑えて収益性の向上を図ることができる。
また、図23のステップS212において、コース情報テーブル24eの携帯配信枚数欄の値をn枚として、6枚の合成画像からn枚の合成画像をランダムに抽出する制御部30を備えたことにより、写真シール作成装置3は、回転率の低下をより抑えて収益性の向上を図ることができる。
具体的には、追加課金の有無に関わらず利用者の携帯端末2に提供画像41aとして提供されるn枚の合成画像が6枚の合成画像から利用者によって選択決定される場合、利用者が、6枚の合成画像からn枚の合成画像を迷いながら選択決定し易くなる。このため、n枚の合成画像が決定されるまでに要する時間が長くなり、写真シール作成装置3の回転率が低下するおそれがある。
これに対して、追加課金の有無に関わらず利用者の携帯端末2に提供画像41aとして提供されるn枚の合成画像を制御部30が抽出決定するため、写真シール作成装置3は、n枚の合成画像が決定されるまでに要する時間を短縮することができる。これにより、写真シール作成装置3は、回転率の低下を抑えることができる。
さらに、制御部30がn枚の合成画像を6枚の合成画像から抽出決定することで、写真シール作成装置3は、利用者が所望する合成画像と、利用者が所望しない合成画像とを混在させて抽出決定することができる。このため、選択されなかった合成画像を取得したい利用者の増加を期待できるため、写真シール作成装置3は、追加課金による収益の向上を期待することができる。
加えて、例えば、6枚の合成画像からn枚の合成画像を写真シール作成装置3がランダムに抽出決定する様子をタブレット内蔵モニタ15に表示することで、写真シール作成装置3は、n枚の合成画像の決定を待つ利用者をより楽しませることができる。
従って、写真シール作成装置3は、追加課金の有無に関わらず利用者の携帯端末2に提供画像41aとして提供されるn枚の合成画像を6枚の合成画像から抽出決定する制御部30により、回転率の低下をより抑えて収益性の向上を図ることができる。
また、携帯端末2で取得可能な提供画像41aの取得可能枚数、及び取得可能枚数の増加の可否が、撮影コースに関連付けられたことにより、写真シール作成装置3は、回転率の向上をより図ることができるとともに、利用者の利便性をさらに向上させることができる。
具体的には、例えば、コース情報テーブル24eにおける携帯配信枚数欄の値だけが異なる複数の撮影コースを設定することで、写真シール作成装置3は、所望する枚数の撮影コースを選択した利用者が、追加課金を行う手間を省くことができる。
あるいは、携帯端末2で取得できる提供画像41aの追加を所望しない利用者のニーズに応じて、コース情報テーブル24eの追加課金欄に無効が登録された撮影コースを設定することで、写真シール作成装置3は、携帯端末2で取得できる提供画像41aの増加に関する問い合わせや、硬貨受付部17による硬貨の追加投入の受付けを不要にすることができる。
従って、写真シール作成装置3は、携帯端末2で取得可能な提供画像41aの取得可能枚数、及び取得可能枚数の増加の可否が、撮影コースに関連付けられたことにより、回転率の向上をより図ることができるとともに、利用者の利便性をさらに向上させることができる。
また、図25の追加課金処理において、二次元コードを用いた認証が完了済みの場合(ステップS256:Yes)、制御部30は、ステップS257の硬貨追加受付処理をスキップして提供画像決定処理を開始する構成としたことにより、写真シール作成装置3は、二次元コードを所有している利用者による追加料金の支払いを不要にして、新しい取得可能枚数の合成画像を提供画像41aとして利用者の携帯端末2に提供することができる。
これにより、写真シール作成装置3は、写真シール作成装置3が設置された映画館を利用した利用者に対して、写真シール作成ゲーム、写真シール、及び提供画像41aを安価に提供でき、遊技性の向上、及び利便性の向上を図ることができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の撮影部は、実施形態のカメラ11に対応し、
以下同様に、
所有端末は、携帯端末2に対応し、
所定画像は、合成画像に対応し、
サーバは、配信サーバ4に対応し、
回線接続部は、通信部23に対応し、
撮影制御部は、図8のステップS124、及びステップS130を実行する制御部30に対応し、
端末特定情報は、宛先情報に対応し、
画像送信制御部は、図7のステップS114を実行する制御部30、及び図23のステップS219を実行する制御部30に対応し、
画像提供装置は、写真シール作成装置3に対応し、
貨幣は、硬貨に対応し、
第1貨幣受付部、及び第2貨幣受付部は、硬貨受付部17に対応し、
表示部は、タブレット内蔵モニタ15に対応し、
問合せ処理部は、図10のステップS161を実行する制御部30、及び図25のステップS254を実行する制御部30に対応し、
操作受付部、コース選択受付部、及び編集操作受付部は、タブレット内蔵モニタ15、及びタッチペン16に対応し、
追加貨幣投入判定処理部は、図10のステップS162:YesからステップS164を実行する制御部30、並びに図25のステップS255:Yes、ステップS257、及びステップS258を実行する制御部30に対応し、
現在の前記取得可能枚数は、携帯配信枚数欄に登録された枚数に対応し、
新しい取得可能枚数は、携帯配信枚数欄に登録された枚数に、携帯配信追加枚数欄に登録された枚数を加算した枚数に対応し、
取得枚数変更処理部は、図10のステップS164:Yes、及びステップS165を実行する制御部30、並びに図25のステップS258:Yes、及びステップS259を実行する制御部30に対応し、
N枚は、撮影枚数欄に登録された枚数に対応し、
n枚は、携帯配信枚数欄に登録された枚数に対応し、
m枚は、携帯配信追加枚数欄に登録された枚数に対応し、
追加画像抽出処理部は、図25のステップS253を実行する制御部30に対応し、
画像抽出処理部は、図23のステップS212を実行する制御部30に対応し、
合成用画像は、通常合成用画像24c、及び二次元コード対応合成用画像24dに対応し、
合成用画像記憶部は、記憶部24に対応し、
合成画像出力処理部は、図8のステップS125、及びステップS131を実行する制御部30に対応し、
問合せ工程、及び問合せステップは、図10のステップS161、及び図25のステップS254に対応し、
追加貨幣投入判定工程、及び追加貨幣投入判定ステップは、図10のステップS162:YesからステップS164、並びに図25のステップS255:Yes、ステップS257、及びステップS258に対応し、
取得枚数変更工程、及び取得枚数変更ステップは、図10のステップS164:Yes、及びステップS165、並びに図25のステップS258:Yes、及びステップS259に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述した実施形態において、硬貨の投入を受付ける構成としたが、これに限定せず、紙幣、あるいは電子取引で用いられる電子貨幣や仮想紙幣を受付ける構成としてもよい。この場合、硬貨受付部17に換えて、あるいは硬貨受付部17に加えて、紙幣、電子貨幣、あるいは仮想紙幣を受付け可能な受付部を、写真シール作成装置3の適宜の位置に配置する。
また、携帯端末2に提供画像41aとして提供される取得可能枚数の合成画像を、全て異なる合成画像としたが、これに限定せず、全て同じ合成画像、あるいは複数枚のうち一部が同じ合成画像であってもよい。
また、利用者によって選択される印刷レイアウトは、上述した実施形態に限定されず、例えば、コース情報テーブル24b,24eの撮影枚数欄、シール画像枚数欄、携帯配信枚数欄、及び携帯配信追加枚数欄に登録された値に応じて、適宜のレイアウトとしてもよい。
また、利用者が選択した合成用画像と、利用者を撮像した撮影画像とを合成した合成画像を、携帯端末2で取得可能な提供画像41aとしたが、これに限定せず、配信サーバ4に送信される画像、すなわち携帯端末2で取得可能な提供画像41aを、利用者を撮影した撮影画像としてもよい。
この場合、写真シール作成装置3は、利用者の利便性を損なうことなく、利用が制限された画像の不正使用を防止することができる。
具体的には、例えば、写真シール作成装置では、利用者を撮影した撮影画像に、キャラクター画像や人物画像などの合成用画像(二次元コード対応合成用画像24d)を合成した写真シールを提供しているものがある。このようなキャラクター画像や人物画像などの合成用画像(二次元コード対応合成用画像24d)は、デジタルコンテンツとして権利者から提供されていることが多いため、合成用画像(二次元コード対応合成用画像24d)の提供元からの要望によって、その利用に関して厳しく制限されていることがある。
そこで、携帯端末2で取得可能な提供画像41aを撮影画像としたことにより、写真シール作成装置3は、少なくとも利用者を撮影した撮影画像を提供画像41aとして提供する一方で、利用が制限された合成用画像(二次元コード対応合成用画像24d)が携帯端末2に提供されることを防止できる。
従って、写真シール作成装置3は、携帯端末2に提供される提供画像41aを撮影画像としたことにより、利用者の利便性を損なうことなく、利用が制限された合成用画像(二次元コード対応合成用画像24d)の不正使用を防止することができる。
あるいは、利用者による編集操作によって編集された合成画像を編集画像として制御部30が出力する構成として、配信サーバ4に送信される画像、すなわち携帯端末2で取得可能な提供画像41aを、編集画像としてもよい。この場合、写真シール作成装置3は、利用者にとって付加価値の高い提供画像41aを、利用者の携帯端末2に提供できるとともに、より集客効果を得ることができる。
さらに、写真シール作成装置3は、利用者にとって付加価値の高い提供画像41aを利用者の携帯端末2に提供することで、追加課金に抵抗感のある利用者であっても、提供画像41aの取得をより所望させることができる。
これにより、より多くの提供画像41aの取得を所望する利用者の増加を期待できるため、写真シール作成装置3は、追加課金による収益の向上を期待することができる。
従って、写真シール作成装置3は、携帯端末2に提供される提供画像41aを編集画像としたことにより、集客効果、及び追加課金による収益性の向上を図るとともに、利用者の利便性をより向上することができる。
もしくは、携帯端末2で取得可能な提供画像41aを、撮影画像、合成画像、及び編集画像を利用者が選択した印刷レイアウトに応じて配置して作成された印刷画像としてもよい。
あるいは、携帯端末2で取得可能な複数枚の提供画像41aを、撮影画像、合成画像、編集画像、及び印刷画像を適宜に組み合わせたものとしてもよい。この場合、利用者によって選択された画像の組合せ、ランダムに抽出した画像の組合せ、または利用者によって選択された画像とランダムに抽出した画像との組み合わせとしてもよい。
例えば、宛先受付処理(図7のステップS113、及び図23のステップS218)を開始する前に、写真シール作成装置3で作成した利用者が撮像された複数の画像(撮影画像、合成画像、編集画像、印刷画像)を表示して、コース情報テーブル24b,24eの携帯配信枚数欄に登録された枚数の画像を利用者に選択させる。さらに、利用者に選択されなかった残りの画像のうち一部をランダムに抽出して、携帯端末2で取得するか否かを利用者に問い合わせるようにする。
また、写真シール作成装置3における1回の写真シール作成ゲームを、複数の利用者が同時に利用することが想定される。この場合、残りの合成画像を携帯端末2で取得するか否かを、利用者ごとに問い合わせてもよい。
より詳しくは、図10の追加課金処理におけるステップS161、及び図25の追加課金処理におけるステップS254において、利用者による選択押下を受付ける複数のOKボタン、及び複数のキャンセルボタンを問合せ画面570に表示して、残りの合成画像を携帯端末2で取得するか否かを、複数の利用者ごとに問い合わせる構成としてもよい。そして、利用者による硬貨の追加投入を受付けた場合、制御部30は、残りの合成画像の取得を所望する利用者の取得可能枚数を増加させる。
これにより、写真シール作成装置3は、例えば、より多くの枚数の提供画像41aを所望する利用者と、多くの枚数の提供画像41aを所望しない利用者とが同時に利用した場合であっても、各利用者のニーズに対応することができる。これにより、写真シール作成装置3は、複数の利用者に対する利便性を向上することができる。
さらに、例えば、利用者が二人であれば、制御部30は、配信サーバ4に送信される複数枚の合成画像に、2つのID情報を関連付けるとともに、2つのID情報をシール紙29aに印字させる。これにより、写真シール作成装置3は、利用者ごとに異なる複数枚の提供画像41aを携帯端末2へ容易に提供できるだけでなく、1つの写真シールを2人の利用者で分割しても、それぞれの利用者がID情報を容易に確認することができる。
また、例えば、1回の写真シール作成ゲームを、K人の利用者が同時に利用する場合、残りの合成画像を携帯端末2で取得するか否かを、1回の写真シール作成ゲーム処理においてK回問い合わせる構成としてもよい。
なお、この際、例えば、カメラ11から取得した画像データに基づいた顔認証によって、制御部30が、利用者の人数を特定してもよい。あるいは、宛先受付処理(図7のステップS113、及び図23のステップS218)を、撮影処理(図7のステップS108、及び図23のステップS208)の前に開始して、利用者の人数を、受付けた宛先情報の数に基づいて特定してもよい。
また、コース情報テーブル24b,24eのシール画像枚数欄に予め登録された枚数の合成画像をシール紙29aに印刷する構成としたが、これに限定せず、取得可能枚数の合成画像を、シール紙29aに収まるように配置してプリンタ28に印刷させる制御部30を備えた構成としてもよい。
例えば、上述した実施例2における図23の写真シール作成ゲームにおいて、ステップS208の撮影処理後、制御部30が、ステップS210、ステップS211、及びステップS212を経て、ステップS213の追加課金処理を行ったのち、ステップS209の印刷画像作成処理を開始する。
この際、制御部30は、コース情報テーブル24eのシール画像枚数欄に登録された枚数ではなく、ステップS213の追加課金処理で決定した携帯端末2に提供画像41aとして提供される合成画像の取得可能枚数を、シール紙29aに印刷される合成画像の枚数として決定する。
これにより、写真シール作成装置3は、利用者による追加課金を受付けた場合、携帯端末2に提供される提供画像41aの枚数だけでなく、シール紙29aに印刷される合成画像の枚数を増加することができる。これにより、写真シール作成装置3は、追加課金によって利用者が取得できるものを増やすことができる。
従って、写真シール作成装置3は、取得可能枚数に応じた合成画像をシール紙29aに印刷させる制御部30により、集客効果による収益性の向上を図るとともに、利用者の利便性をより向上することができる。
また、図10の追加課金処理におけるステップS161、及び図25の追加課金処理におけるステップS254において、残りの合成画像を携帯端末2に送信するか否かを利用者に問い合わせる問合せ画面570に、キャンセルボタン572と、OKボタン573とを同時に表示して、利用者による選択押下を促したが、これに限定せず、適宜の構成で、利用者による選択押下を促してもよい。
例えば、OKボタン573、及びタイムアウトまでの残り時間を問合せ画面に表示して、残り時間が「0秒」となった場合、残りの合成画像を携帯端末2へ送信しない構成としてもよい。
もしくは、キャンセルボタン572、及びタイムアウトまでの残り時間を問合せ画面に表示して、残り時間が「0秒」となった場合、残りの合成画像の取得を利用者が所望するものとして、処理を進める構成としてもよい。
あるいは、OKボタン573が表示された第1問合せ画面を表示したのち、所定時間経過後、キャンセルボタン572が表示された第2問合せ画面を表示して、利用者による選択押下を促す、またはキャンセルボタン572が表示された第1問合せ画面を表示したのち、所定時間経過後、OKボタン573が表示された第2問合せ画面を表示して、利用者による選択押下を促してもよい。
また、コース情報テーブル24b,24eに、3つの撮影コースを登録したが、これに限定せず、適宜の数の撮影コースが登録されたコース情報テーブルとしてもよい。この際、コース情報テーブルの撮影コースは、様々な権利が提供元にある合成用画像の利用可否、撮影枚数、落書きなどの編集操作の受付け可否、編集可能な画像の枚数、携帯端末2への配信可否、利用者を撮影する際の撮影画角(全身またはアップ)、コラージュ撮影や動画などの特殊撮影の可否、あるいはポーズガイドの有無を、適宜に組み合わせてコース分けされてもよい。そして、これらの組合せに応じて、追加課金欄、携帯配信枚数欄、追加料金欄、及び携帯配信追加枚数欄の値を適宜に設定してもよい。
また、コース情報テーブル24b,24eの撮影枚数欄に登録された範囲の枚数を、携帯端末2で取得可能な提供画像41aの取得可能枚数としたが、これに限定せず、例えば、合成画像の複製を許容して、コース情報テーブル24b,24eの撮影枚数欄に登録された範囲の枚数よりも多い枚数を取得可能枚数としてもよい。
また、利用者が、携帯端末2で提供画像41aを取得するためのウェブサイトの有料会員か無料会員か、あるいは会員であるか否かを示す情報を登録する会員登録欄を、コース情報テーブル24b,24eに設けて、会員登録欄の情報に基づいて追加料金欄に登録された金額を異ならせてもよい。
また、図7の写真シール作成ゲームにおけるステップS113、及び図23の写真シール作成ゲームにおけるステップS218の宛先受付処理後、すなわちシール紙29aに印刷画像を印刷する前のタイミングで、取得可能枚数の合成画像を配信サーバ4に送信する構成としたが、これに限定せず、コース情報テーブル24b,24eの携帯配信枚数欄に登録された枚数の合成画像、及びコース情報テーブル24b,24eの携帯配信追加枚数欄に登録された枚数の合成画像を、適宜のタイミングで配信サーバ4に送信してもよい。
例えば、実施例1において、図7のステップS109の印刷画像作成処理で、利用者によって携帯配信枚数欄に登録された枚数の合成画像が決定されると、選択された合成画像を配信サーバ4に送信し、図7のステップS110の追加課金処理で、残りの合成画像の取得を所望する利用者による追加課金を受付けた場合、携帯配信追加枚数欄に登録された枚数の合成画像を、配信サーバ4に送信する構成としてもよい。
あるいは、利用者の操作によって携帯端末2から提供画像41aの送信を要求された場合、配信サーバ4のサーバ制御部43が、写真シール作成装置3に取得可能枚数の合成画像の送信を要求して、写真シール作成装置3から取得可能枚数の合成画像を取得する構成としてもよい。
上述したいずれの場合においても、写真シール作成装置3の制御部30は、携帯配信枚数欄に登録された枚数の合成画像に対して、撮影料金欄に登録された料金で取得できる合成画像であることを示す情報を関連付けるとともに、携帯配信追加枚数欄に登録された枚数の合成画像に対して、追加料金欄に登録された料金で取得できる合成画像であることを示す情報を関連付けて配信サーバ4に送信する。これにより、配信サーバ4にアクセスした携帯端末2において、撮影料金欄に登録された料金で取得できる提供画像41aと、追加料金欄に登録された料金で取得できる提供画像41aとを容易に区別することができる。
また、実施例1における図10のステップS161、及び実施例2における図25のステップS254において、問合せ画面570に表示される残りの合成画像を、利用者によって選択させない構成としたが、これに限定せず、問合せ画面に全ての残り合成画像を表示して、携帯端末2で取得を所望する合成画像を、利用者によって1枚ずつ選択可能にしてもよい。この際、問合せ画面570に、合成画像1枚あたりの単価を同時に表示するとともに、利用者によって選択された枚数に応じた合計金額を表示させる。
また、実施例2における図25のステップS253の追加画像抽出処理において、図23のステップS212の送信画像抽出処理で抽出されなかった複数枚の合成画像から、携帯配信追加枚数欄に登録された枚数の合成画像をランダムに抽出して、残りの合成画像として一時記憶したが、これに限定せず、全ての合成画像(実施例2では6枚の合成画像)から、携帯配信追加枚数欄に登録された枚数の合成画像をランダムに抽出して残りの合成画像として一時記憶する構成としてもよい。
また、携帯配信枚数欄に登録された枚数の合成画像に対して、撮影料金欄に登録された料金で取得できる合成画像であることを示す情報を関連付けるとともに、全ての合成画像を配信サーバ4に送信し、提供画像41aを取得するためのウェブサイトにアクセスした利用者に対して、残りの合成画像の取得を問い合わせる構成としてもよい。この場合、残りの合成画像を取得するための料金を、携帯端末2を用いた電子決済によって支払うことで、利用者が携帯端末2で取得できるようにする。
また、コース情報テーブル24b,24eの撮影料金欄に登録された料金で、全ての合成画像を提供画像41aとして携帯端末2に提供する構成として、撮影処理(図7のステップS108、図23のステップS208)後の適宜のタイミングで、携帯端末2で取得する提供画像41aの取得可能枚数を減らすか否かを利用者に問い合わせて、取得可能枚数を減らす場合、減らした枚数分の料金を利用者に返金するとともに、減らした取得可能枚数を新しい取得可能枚数としてもよい。
例えば、配信サーバ4を介して6枚の合成画像を携帯端末2に提供する提供画像41aとして構成とし、撮影処理後、制御部30が、ランダムに抽出した4枚の合成画像を携帯端末2で取得するか否かを問い合わせる。そして、利用者による選択操作によって4枚の合成画像の取得が選択された場合、制御部30は、硬貨受付部17で受付けた料金のうち、合成画像2枚分の料金を返金するとともに、4枚の合成画像を新しい取得可能枚数の提供画像41aとしてもよい。
また、残りの合成画像に対して利用者による追加料金の支払いを受付ける写真シール作成装置3としたが、これに限定せず、携帯端末2への提供画像41aの送信に対して、利用者による追加料金の支払いを受付ける写真シール作成装置としてもよい。
また、写真シールを所望する利用者による全ての操作を、前部ユニット3aのタブレット内蔵モニタ15で受付ける構成の写真シール作成装置3としたが、これに限定せず、別の写真シール作成装置6の外観を示す図26から図30、及び写真シール作成装置6のブロック図を示す図31のように、利用者が硬貨を投入して実際に撮影する、所謂、撮影ブースである撮影ユニット61と、利用者を撮影した画像に対して利用者が落書きなどの編集作業を行う編集ユニット62と、シール紙の排出を待つ利用者に対して広告などを表示する事後接客ユニット63とで構成された写真シール作成装置6としてもよい。
なお、図26において、図中の右方向を写真シール作成装置6の前方とし、図中の左方向を写真シール作成装置6の後方とする。
また、上述の実施形態における写真シール作成装置3と同じ機能を有する構成には、同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
撮影ユニット61は、図27及び図30に示すように、利用者と対面するユニット前部61aに、カメラ11と、照明装置64と、タッチパネルモニタ65と、スピーカ14と、遊技の開始を所望する利用者による硬貨の投入を受付ける第1硬貨受付部66とを備え、撮影空間Sを挟んでユニット前部61aと対向するユニット後部61bの上部に背景カーテンユニット22を備え、撮影空間S1の上部に照明装置64を構成する天井ストロボ64d(図26参照)を備えている。
照明装置64は、カメラ11の上部に配置された中央上部ストロボ64aと、カメラ11の上方、及び左右両側に配置された3つの傘状ストロボ64bと、タッチパネルモニタ65の下方に配置された箱状ストロボ64cと、天井ストロボ64dとで構成されている。この照明装置64は、図31に示すように、上述した実施形態の照明装置12と同様に、制御部30の指示により、撮影のタイミングに合わせて発光する機能を有している。
タッチパネルモニタ65は、図31に示すように、制御部30から指示にしたがって、カメラ11が撮影した被写体の映像を、後述する合成用画像とともに表示する機能、遊戯の進行を案内する操作案内メッセージなどを表示する機能、及び遊戯にかかる利用者の各種操作を受け付ける機能などを有している。
編集ユニット62は、図26、図28、及び図30に示すように、2組の利用者が同時に撮影画像に対して落書きなどの編集作業を行うことができる構成となっている。
より詳しくは、編集ユニット62は、図30に示すように、利用者が写真シール作成装置6の右側から編集空間S2に入場して編集作業を行う第1編集部62aと、利用者が写真シール作成装置6の左側から編集空間S3に入場して編集作業を行う第2編集部62bとが、左右方向で互いに異なる方向に向けて配置した構成となっている。
この第1編集部62aと第2編集部62bは、図28及び図31に示すように、同一の構成であり、上述した実施形態におけるタブレット内蔵モニタ15に相当するタブレット内蔵モニタ67と、1対のタッチペン68と、制御部30からの音声信号にしたがって、編集作業にかかる進行を案内する音声などを出力する機能を有するスピーカ69と、利用者による追加課金を受付ける第2硬貨受付部70とを備えている。
事後接客ユニット63には、図29から図31に示すように、編集ユニット62から事後接客空間S4に移動した利用者に対して、広告やゲームなどのサービスを提供する構成となっている。
より詳しくは、事後接客ユニット63は、上述した実施形態における広告部34のスピーカ20に相当するスピーカ71と、上述した実施形態における広告部34の広告用モニタ19としての機能に加え、シール紙29aの排出を待つ利用者に対してタッチ操作によるゲームなどを表示する機能を有するタッチパネルモニタ72と、写真シールが排出されるシール排出口18を、上方からこの順番で備えている。
このような写真シール作成装置6において、上述した実施例1及び実施例2の動作を制御部30が実行することにより、写真シール作成装置6、写真シール作成方法、及び写真シール作成プログラムは、上述した実施形態と同様の効果を奏することができる。
さらに、この写真シール作成装置6の場合、撮影空間S1で撮影を行う利用者に対して、残りの合成画像を携帯端末2で取得するかを問い合わせて、残りの合成画像の取得を利用者が所望しない場合、撮影空間Sから編集空間S2,S3に移動した利用者に対して、残りの合成画像を携帯端末2で取得するかを再度問い合わせてもよい。
この際、撮影空間S1で撮影を行う利用者が残りの合成画像の取得を所望する場合、利用者による追加料金の支払いを第1硬貨受付部66で受付けて、編集空間S2,S3に移動した利用者が残りの合成画像の取得を所望する場合、利用者による追加料金の支払いを第2硬貨受付部70で受付ける構成とする。
これにより、編集ユニット62を利用している利用者が、残りの合成画像を取得したくなった場合でも、写真シール作成装置3、写真シール作成方法、及び写真シール作成プログラムは、利用者のニーズに容易に対応することができ、利用者の利便性の向上を図ることができる。