JP6928139B2 - 照明装置 - Google Patents

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本発明は、照明装置に関するものである。
近年、照明装置の光源として、LED(Light Emmitting Diode、発光ダイオード)の使用が多くなっている。天井に取り付けるタイプの室内照明装置用の光源としても蛍光管に代わってLEDが使われ始めている。LED照明装置は水銀レスであることが特徴であり、環境を配慮した光源である。さらに、LED照明装置として、LEDからの出射光に指向性を付与することがある。特許文献1から特許文献4にLEDからの出射光に指向性を付与した光学系に関して開示されている。
特開2014‐154461号公報 特開2014‐135233号公報 特開2011‐204397号公報 特開2014‐13744号公報
LEDから出射した光を散乱して広げる拡散カバーが、LEDを覆うように備えられている照明装置において、デザイン性の観点で拡散カバーが均一に光ることが望まれる。従来は、LEDを拡散カバーの下に広範囲に配置し、さらに、LEDからの光をLEDに対応して配置されるレンズで広げることで、拡散カバーを均一に光らせていた。しかしながら、近年ではLEDの効率が向上し、照明装置として必要なLED数が少なくなったことから、隣接LED間の距離が広がり個々のLEDからの光をより広範囲に出射するレンズが必要となった。一方で、広範囲に光を出射するレンズは、拡散カバー上に輝線など局所的に発生する局所ムラを形成することがあり、デザイン性を損なうことがある。本発明は、局所ムラを抑制して拡散カバー全体が均一に光る照明装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、複数の環状列に配置されたLED光源と、前記LED光源を実装する基板と、前記LED光源を覆う広角レンズと、前記LED光源と前記広角レンズと、を覆い、曲面を有する拡散カバーと、を有し、前記広角レンズは、前記LED光源の列の内、外側に配置された列のLED光源を覆う外広角レンズと、前記LED光源の列の内、内側に配置された列のLED光源を覆う内広角レンズと、を備え、記広角レンズの外形の横幅に対する高さの比は、前記内広角レンズ、前記外広角レンズの順に小さくなり、前記基板の法線からの角度を極角θ、前記LED光源の放射強度I(θ)、前記LED
光源を前記広角レンズで覆ったときの放射強度I(θ)とし、その放射強度比をRI(θ)=(I(θ)/I(θ))とした場合に、放射強度比のピークが、前記内広角レンズ、前記外広角レンズの順に大きくなる。
本発明によれば、レンズおよびそのレンズ群の構成により、局所的なムラを抑制して拡散カバー全体に光を照射し、デザイン性の良い照明装置を提供するという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る照明装置の構成を説明するための正面図 本発明の第1の実施形態に係る照明装置の構成を説明するための断面図 本発明の第1の実施形態に係る照明装置のレンズの放射強度分布を示す図 (a)本発明の第1の実施形態に係る照明装置のレンズの放射強度比を示す図(b)放射強度の比が2以下を拡大した図 (a)(b)の点線の断面図 (b)内広角レンズ4の正面図 (a)(b)の点線の断面図 (b)中広角レンズ5の正面図 (a)(b)の点線の断面図 (b)外広角レンズ6の正面図 (a)拡散カバーを近似的に平面とした場合の光源から極角θに出射した光を示す図(b)拡散カバーを近似的に曲面とした場合の光源から極角θに出射した光を示す図
《第1の実施形態》
図1は、本発明の第1の実施形態に係る照明装置の構成を説明するための正面図であって、LED光源3を実装する基板2を基板2の法線方向から見た図である。本実施形態において、基板2は略環状の板形状の部材である。基板2において、LED光源3が実装されている面を実装面と呼ぶことにする。LED光源3は複数の環状列に配置され、各LED光源3を広角レンズ(内広角レンズ4、中広角レンズ5、外広角レンズ6)が覆う構成である。
LED光源3の環状列の内、外側に配置された列のLED光源3を覆う広角レンズを外広角レンズ6とし、内側に配置された列のLED光源3を覆う広角レンズを内広角レンズ4とし、それら(外広角レンズ6に対応するLED光源3の列と内広角レンズ4に対応するLED光源3の列の)の間に配置された列のLED光源3を覆う広角レンズを中広角レンズ5とする。本実施形態では、外広角レンズ6が最外列のLED光源3を覆い、中広角レンズ5が外側から2列目(内側から3列目)のLED光源3を覆い、内広角レンズ4が最内列とその次に内側にある列(内側から2列目)のLED光源3を覆う構成である。基板2の中心Cから各広角レンズ中心までの距離は、内広角レンズ4、中広角レンズ5、外広角レンズ6の順に大きくなっている。
図2は、第1の実施形態に係る照明装置の断面図である。当該断面は、LED光源3が実装されている基板2の法線に平行な面における断面図である。図2中に矢印で示すように、照明装置1が主に光を照射する方向を正面方向Zとする。照明装置1が主に光を照射する方向は、例えば天井に設置して室内を照明するタイプの照明装置であれば、天井の法線方向、または天井から床に向かう方向(照明装置1の直下方向)が正面方向Zである。正面方向Zと略垂直な方向を側面方向とする。
照明装置1は、筐体としてのフレーム11が有り、フレーム11は例えば鉄製である。フレーム11の一部の平面11Aには基板2がネジ止めなどで取り付けられている。フレーム11は中空部を有し、中空部にはLED光源3を駆動する点灯回路9が設置されている。基板2の端部2E付近でフレーム11は折れ曲がって傾斜し、傾斜部11Bを有する。フレーム11には、拡散カバー8が取り付けられる。図2に示す本実施形態では、フレーム11は、基板2が取り付けられる部材と、拡散カバー8が取り付けられる部材の2部材で構成されているが、この限りではなく1部材でも複数部材でも良い。
照明装置1は、固定具51によって天井50に固定される。固定具51があるために、照明装置1の中心にはLED光源3が置けない。固定具51の正面方向Z側には中心カバー10が設置されており、固定具51が配置されている溝に光が入らないようになっている。当該溝に向かって伝播して来る光は、中心カバー10で正面方向Zに反射散乱される。中心カバー10は反射率が高い部材が好ましい。さらに、基板2や、フレーム11の内側は、白色塗装、白色レジスト、白色シートなどを用いて、白色の物質で覆うので、中心カバー10も白色散乱反射する部材が好ましい。
本実施形態では、内広角レンズ4、中広角レンズ5、外広角レンズ6に対応するLED光源3を、必要な場合には区別して、それぞれLED光源3A、LED光源3B、LED光源3Cと呼ぶことにする。これらLED光源3は、同じ種類や色のLED光源でも、異なる種類や色のLED光源でも良い。LED光源3の例としては、青色発光のLEDと黄色の蛍光体を用いる白色LEDモジュールなどがあげられる。なお、本実施形態では光源をLED光源としたが、LED光源に限定されない。
内広角レンズ4、中広角レンズ5、外広角レンズ6は、平坦部7にて接続され、レンズカバー12を形成する。本実施の形態では、レンズカバー12は一括成型される。レンズカバー12の材料としては、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリルなどの樹脂を材料としている。
本実施形態においては、拡散カバー8は全てのLED光源3及びレンズカバー12を覆うような形状であって、LED光源3が発光した光を拡散反射・透過させる。説明のために、拡散カバー8を、拡散カバー8の表面の法線が正面方向Zにおおよそ向いている正面部8Aと、拡散カバー8の表面の法線が側面方向におおよそ向いている側面部8Bに大別する。拡散カバー8は、多くの場合、樹脂であって、樹脂内にシリカなどの拡散材を含有している。拡散カバー8の全光線透過率は、拡散材の種類や濃度で制御できる。拡散カバー8に入射した光は、ある散乱角度分布を持って拡散カバー8から照明装置1の外へ出射する。なお、本発明は、拡散カバー8の形状を限定せず、全てのLED光源3を覆わない形状であってもよく、拡散カバー8の全域に拡散性が付与されて無くても良い。
次に、広角レンズに関して説明する。一般的には、LED光源3からの発光光の光度分布は、実装面の法線方向を最大とするランバーシアン(法線からの角度θ(極角と呼ぶことにする)と光度(放射強度)I(θ)と法線方向の光度(放射強度)I(0)との関係が、次の関係にある。I(θ)=I(0)cosθ)である。なお、ここで示す光度[cd]とは、LED光源3やレンズから十分に離れた位置で測定した光度を意味する。以下、LED光源3の光度(または、放射強度)をI(θ)と表記する。光度は分光放射強度に視感度を乗じて波長を変数として積分した量であり、本発明においては、何れを用いても誤解が生じないので、同等のものとして取り扱う。例えば、両者は概ね比例関係にあるので、角度θが80度の場合に、光度のピークがあるという場合は、放射強度も同様に80度にピークがあるという意味である。ランバーシアンの場合には、角度θが0度の角度にピークがある。
広角レンズは、LED光源3から発光された光が入射してきた際に屈折させ、より広い範囲(角度)となるように出射するレンズである。例えば、広角レンズからの出射光の光度をIL(θ)(または、放射強度)とした場合に、θ=0度におけるLED光源3に対するレンズの光度(または、放射強度)の比R(0)=(IL(0)/I(0))が、ある角度θ(θ>0)における光度(または、放射強度)の比R(θ)=(IL(θ)/I(θ))よりも小さくなるレンズが広角レンズである。本実施形態においては、少なくとも45度よりも大きな角度θで、R(0)<R(θ)を部分的には満たすレンズを広角レンズとする。
図3に、本実施形態の内広角レンズ4、中広角レンズ5、外広角レンズ6に関して、シミュレーションで計算した放射強度分布を示す。計算に用いた光学系は、LED光源3を各広角レンズで覆った系であり、各広角レンズからの出射光の放射強度を測定した。図3の縦軸は放射強度[W/sr]、横軸は出射角度θ[deg]を示す。破線、鎖線(一点鎖線、二点鎖線)、実線は、それぞれ、内広角レンズ4、中広角レンズ5、外広角レンズ6の放射強度であり、点線はLED光源3の放射強度である。なお、図1では、中広角レンズ5の正面から見た形状を、等方的に簡略化して描いたが、実際は長円であり、短軸と長軸方向の放射強度(5a、5b)も示した。何れの分布もピークを有し、内広角レンズ4、中広角レンズ短軸5aと長軸5b、外広角レンズ6のピークIpに対応する角度θpは、61.5度、68.5度、69.5度、80.5度であり、レンズの位置が外側になるにつれて角度θpも大きくなる。
図4は、放射強度の比R(θ)を示す図であり、図の縦軸は放射強度の比R(θ)、横軸は出射角度θ[deg]を示す。図4(b)は放射強度の比が2以下を拡大した図である。何れのレンズも広角レンズであり、放射強度の比R(θ)がR(0)よりも大きくなる領域が45度以上に必ず存在し、角度θpにおける放射強度の比R(θp)も必ずR(0)よりも大きくなる。
本実施形態の広角レンズの形状と配置は、拡散カバー8が均一に光る構成であり、広角レンズを用いた場合に拡散カバー上に輝線など局所的に発生する恐れのある局所ムラを抑制する構成でもある。それらについて順次説明する。
図2に示すように、拡散カバー8は、中央でLED光源3Aからの距離が最も大きく、照明装置1の端部に向かうにつれてLED光源3Cに近づくような、断面が曲線形状の構成である。本実施形態の例としては、基板2から拡散カバー8までの垂直距離が、中心部のLED光源3付近で約80mm、端部2Eで約60mmである。広角レンズからの出射光が拡散カバー8上に形成する照度分布は、広角レンズと拡散カバー8の距離が大きくなるほど、広くなだらかな分布となる。LED光源3Cは、LED光源3Cの直上は拡散カバー8との距離が小さい上に、LED光源3Cより外側に位置する拡散カバー8を照射する主な光源である。それゆえ、LED光源3Cに対応する外広角レンズ6は直上への出射光を少なくし、できるだけ多くの光を広範囲に出射するレンズである必要がある。したがって、外広角レンズ6は、拡散カバー8との距離が大きく、かつ、光を照射すべき領域が狭い内広角レンズ4よりも光を広げる必要がある。
中広角レンズ5は、内広角レンズ4と外広角レンズ6の光度分布が大きく異なる場合に、拡散カバー8上に局所ムラが発生することがあるので、光度分布の変化を緩やかにするために、光を広げる性能を内広角レンズ4と外広角レンズ5の間の性能として、性能変化を緩衝することが望ましい。
また、LED光源3は環状列に配置されており、環状列内におけるLED光源3間の距離に比べて、実装面内において器具中心から外側に向かう動径方向のLED光源3間の距離の方が大きいことが多いので、動径方向の光の広がりが重要であり、以下、動径方向の光の広がりに着目して各広角レンズに関して説明する。
図5は、内広角レンズ4を説明するための図で、図5(b)は正面図、図5(a)は図5(b)の点線の断面図を示す。照明装置1において、当該点線に平行となる方向が動径方向である。
本実施形態では外形が3×5mmのLED光源の場合を示す。LED光源3Aに対向するレンズ内面4iは楕円面であり、外側のレンズ外面4oはレンズ内面4iからの光を所定の方向に屈折する面である。内広角レンズ4の形状の寸法を、レンズ内面の高さ4Hiと幅4Wi、レンズ外面の高さ4Hと幅4W、レンズ中心肉厚(4H−4Hi)、レンズ端部肉厚(4W−4Wi)とする。
図6は、中広角レンズ5を説明するための図で、図6(b)は正面図、図6(a)は図6(b)の点線の断面図を示す。照明装置1において、当該点線に平行となる方向が動径方向である。中広角レンズ5は、正面から見た場合に、動径方向が短軸で、動径方向と垂直方向に長軸を持つ長円形状である。長軸の方が短軸より約1mm長い構成である。内広角レンズと同様に、LED光源3Bに対向するレンズ内面5iは楕円面であり、外側のレンズ外面5oはレンズ内面5iからの光を所定の方向に屈折する面である。中広角レンズ5の形状の寸法を、レンズ内面の高さ5Hiと幅5Wi、レンズ外面の高さ5Hと幅5W、レンズ中心肉厚(5H−5Hi)、レンズ端部肉厚(5W−5Wi)とする。
図7は、外広角レンズ6を説明するための図で、図7(b)は正面図、図7(a)は図7(b)の点線の断面図を示す。照明装置1において、当該点線に平行となる方向が動径方向である。内広角レンズと同様に、LED光源3Cに対向するレンズ内面6iは楕円面であり、外側のレンズ外面6oはレンズ内面6iからの光を所定の方向に屈折する面である。外広角レンズ6の形状の寸法を、レンズ内面の高さ6Hiと幅6Wi、レンズ外面の高さ6Hと幅6W、レンズ中心肉厚(6H−6Hi)、レンズ端部肉厚(6W−6Wi)とする。なお、本実施形態のように、LED光源3の外形が長方形の場合には、LED光源3の短軸方向が動径方向と略平行になるようにすることで、動径方向のレンズからの出射光を広げる効果を奏する。なぜならば、レンズは光源が点光源に近づくほど、本来の性能を発揮するためであり、動径方向の光源の大きさを小さくした方が、動径方向においてレンズの光を広げる性能が得られやすいためである。
それぞれのレンズの寸法例を下記表に示す。なお、中広角レンズ5に関しては、短軸方向(動径方向)の寸法を示している。中広角レンズ5に関しては動径方向に着目して説明する。なお、本実施形態において、広角レンズ外面の中心は平らな面である。その理由は次の通りである。広角レンズ外面の中心を凹まして、レンズ外面の中心付近からの光も広角に出射させようとすると、LED光源3の中心とレンズの中心とが高精度に一致しない場合、当該中心位置ずれに応じて局所的なムラが発生する。それゆえ、広角レンズが複数あるレンズカバー12の場合には、広角レンズ外面の中心を、当該中心位置ずれに最も強い平らな面とすることで、局所的なムラの発生を抑制するという効果を奏する。
Figure 0006928139
何れの広角レンズにおいても、レンズ内面は幅より高さが大きく、断面は基板2の法線方向に長い楕円面となっている。レンズ中心付近のレンズ内面の傾斜は大きい方がより光を広げられる。図6(a)を用いて説明する。ある角度θに出射した光がレンズ内面に到達した際に、レンズ内面の接平面の傾斜が、レンズ内面が球面の場合の接平面の傾斜よりも大きい場合は、レンズ内面で光はレンズの中心から遠ざかる方向に屈折する。
レンズ内面が球面の場合には接平面の法線は光線と平行となるが、本実施形態の広角レンズの場合には図のように接平面の法線5Niが光線Ray5aの角度θよりも外側に傾くので、レンズ内の光線の角度も屈折により角度θより大きくなり光が広がる。レンズ内面の高さを幅より大きくすることで光を広げる効果を奏する。なお、この効果はレンズ内面が楕円面に限らず、曲線、折れ線、それらの組み合わせなどでも得られる。また、各レンズのLED光源3に対向するレンズ内面の横幅に対する高さの比は、内広角レンズ4の比よりも外広角レンズ6の比の方が大きい。これは、外広角レンズ6の方が内広角レンズ4よりも光を大幅に広げるためである。
但し、レンズ内面は、楕円面などの滑らかな曲面であることが望ましい。滑らかさとしては、レンズ内面の断面形状を曲線または折れ線で近似した時に、1階微分が連続(ある点を基準として、正側からの微分値と負側からの微分値が略等しい。)であることが望ましい。なぜならば、広角レンズは中心に置かれた点光源からの光に対して所定の方向に光を出射するが、LED光源3の発光面は3mm程度の大きさがあり完全な点光源ではない。それゆえ、発光面の中心からずれた位置から発光した光は所定の出射方向からずれる。レンズ内面形状(傾斜)がある点で不連続に変わると、当該不連続点の前後の位置にレンズ中心以外から光が入射した場合、入射した光のレンズからの出射方向は入射位置に応じて所定の出射方向とは大きく変化し、当該不連続点の前後を通る光線がレンズから出射後に交差したりするため、当該出射光が拡散カバー8上に局所的なムラを形成することがあるためである。
レンズ外面の幅に対する高さの比(高さ/幅)は、レンズの位置が外側になるにつれて小さくなっている。つまり、内、中、外広角レンズの順に小さくなっている。これは、均一性の観点で、外側のレンズは光を広げる必要があるためと、光を広げるレンズは後述するようにレンズの幅を広げる必要があり全てのレンズを幅が広いレンズとすると、レンズが制約となって必要な数のLED光源3が基板2に実装できない点から、均一性の観点で幅を小さくしても問題の無い内広角レンズ4は小さくし、外広角レンズ6は幅が大きなレンズとしているためである。
中広角レンズ5は、内広角レンズ4と外広角レンズ6の性能差が大きい場合に、その差を緩和するために配置している。例えば、図2において、基板2の中心から端部2Eまでの距離が200mmで、拡散カバーの正面部8Aの中心から端部までの距離が300mmの場合、外広角レンズ6は、拡散カバー8の端部までの約100mmの範囲に光を照射する必要があるので、光度(放射強度)のピークIpに対応する角度θpが75度よりも大きな角度をとる広角レンズとなる。一方で、内広角レンズ4は角度θpが60度程度のレンズとなる。この場合、中広角レンズ5が無いと、内広角レンズ4と外広角レンズ6の境界で、それぞれのレンズが拡散カバー8に形成する照度分布が異なるため、局所的なムラが発生する恐れがある。そのため、両者が拡散カバー8に形成する照度分布の差を緩和するために、中広角レンズ5を実装した方が良い。その際には、中広角レンズ5の角度θpが、内広角レンズ4と外広角レンズ6の角度θpの間にある方が良く、そのためには、レンズ外面の横幅に対する高さの比は、レンズの位置が外側になるにつれて小さくなる、つまり、LED光源3を点灯させた状態で、拡散カバー8にムラが生じることを抑制することができるように、内広角レンズ4、中広角レンズ5、外広角レンズ6の順に小さくなる必要がある。これにより、拡散カバー8にムラが生じることを抑制することができるようになる。 レンズ外面の幅に対する高さの比と光の広がりの関係に関して説明する。図5(a)および図7(b)に示す光線Ray4およびRay6は、LEDの中心から極角θが45度の方向に出射し、広角レンズによって屈折した光線を示している。内広角レンズ4の外面に光線Ray4が入射する入射角度(法線4Noと入射光線の角度)よりも、外広角レンズ6の外面に光線Ray6が入射する入射角度(法線6Noと入射光線の角度)の方が大きい。そのため、内広角レンズ4より外広角レンズ6の方が、レンズ外面6から出射する出射光線の極角が大きくなる。つまり、光をより広い角度に出射する。
ある極角θに出射した光のレンズ外面への入射角度を大きくすることで、光をより広い範囲に出射できる。外面が球面の場合に比べて光を広げる場合は、ある極角θに出射した光のレンズ外面への入射角度を、球面が外面の場合に比べて大きくすることで、外面が球面の場合よりも光を広げられる。これは、ある極角θに出射した光がレンズ外面に入射する位置の接平面と基板2の法線と垂直な面(実装面)との角度が、外面が球面の場合に比べて、小さいことを意味する。そのため、より広角に光を出射するレンズほど、当該接平面と基板2の実装面との角度が小さくなる。レンズ外面の各位置における接平面と基板2の実装面との角度が、外面が球面の場合に比べて小さいということは、レンズ外面の各面素の横方向の成分が大きくなるので、レンズ外面が球面の場合よりも横方向に長くなる、つまり、幅が長くなるということである。したがって、レンズ外面の幅に対する高さの比(高さ/幅)が小さくなるほど、レンズは光を広げるという効果を奏する。
また、レンズ中心肉厚に対するレンズ端部肉厚の比(レンズ端部肉厚/レンズ中心肉厚)は、レンズの位置が外側になるにつれて大きくなる、つまり、内、中、外広角レンズの順に大きくなる。レンズの光を広げる性能が大きくなるにつれて、レンズの幅が広がることに起因して、レンズ肉厚比も大きくなるためである。
ピークに対応する角度θpが10度以上異なる2つの広角レンズを用いる場合に、角度θpが2つの広角レンズの角度θpの間に入る中広角レンズ5を有し、レンズ外面の幅に対する高さの比をレンズの位置が外側になるにつれて小さくなるようにすることで、拡散カバー8の全体の照度を均一にし、さらに、局所的なムラを抑制するという効果を奏する。
また、同様に中広角レンズ5を有し、レンズ中心肉厚に対するレンズ端部肉厚の比を、レンズの位置が外側になるにつれて大きくすることで、拡散カバー8の全体の照度を均一にし、さらに、局所的なムラを抑制するという効果を奏する。
次に、レンズ単体が拡散カバー8上に形成する局所的なムラの抑制に関して詳細に説明する。LED間隔が広いことにより、LED直上が明るくなり隣接LED間が暗くなるというムラは、レンズからの光を広げることで抑制可能であり、光を広げるレンズ形状に関しては上述した通りであるが、ある一つのLED光源3と対応するレンズに着目した場合に、そのレンズの出射光が拡散カバー8上に局所的なムラを形成する場合がある。とりわけ、明るい線状(曲線状)のムラ(輝線)を発生させることがあり、光度分布にピークを有する広角レンズで発生しやすい。これら輝線を抑制する方法としては、レンズ外面に凹凸形状(所謂、シボ)を付与して光散乱により抑制することが考えられるが、多くの場合、シボを付けるとレンズの光を広げる性能が低下する。さらに、シボで周辺の基板などに向けて散乱反射して光線が損失し、効率を下げるという課題がある。
我々の実験によれば、その様な局所的なムラは、レンズから出射した光が拡散カバー8上に形成する照度分布が、LED光源3の直上から離れるにつれて単調減少すれば抑制できることが分かった。好ましくは、LED光源3の直上を最大値として離れるにつれて滑らかに低下した方が良い。滑らかにとは位置に対する照度分布の1次微分が略連続であれば良い。また、例えば、照度分布がガウス分布など単調減少する曲線でフィッティングできる分布であれば、照度分布の不連続性に依存したムラは発生しない。
したがって、レンズが広角レンズであっても、レンズ単体が拡散カバー8上に形成する照度分布を、LED光源3の直上から単調減少する構成とし、好ましくは、LED光源3の直上を最大値として連続的に低下させる構成、または、ガウス分布など滑らかな任意の関数でフィッティングできる分布とすることで局所ムラを抑制するという効果を奏する。さらに、レンズ外面に凹凸形状を付与して局所ムラ抑制をしないで済むので、損失を低減するという効果も奏する。
特に、外広角レンズ6は、LED光源3を単体で点灯させた状態において、拡散カバー8上の照度がLED光源3から離れるにつれて緩やかに減衰するような形状である。
本実施形態のレンズ外面は、二乗平均平方根粗さがLED光源3の主たる波長(例えば450nm)よりも小さく光学的に鏡面であり、光がほとんど散乱されない面である。
特に、外広角レンズ6は、光度のピークが大きすぎると、図2に示すように拡散カバー8は外側になるほど基板2の方向に近づくように曲がっているため、角度θp方向に出射した光が到達する拡散カバー8の部位付近に輝線を生じることがある。輝線を抑制する放射強度分布は、図3に示す構成であり、外広角レンズ6のピークIpは、内広角レンズ4や中広角レンズ5のいずれのピークIpよりも小さいことが分かる。上述したが、光度分布は放射強度分布とおおよそ比例関係(プロファイルが相似形状)になるので、外広角レンズ6の光度分布のピークも、内広角レンズ4や中広角レンズ5のいずれの光度分布のピークよりも小さくなる。したがって、以下述べる特徴や効果も放射強度だけでなく、光度でも成り立つ。
外広角レンズ6は、出射角度80度以上にも光を出射するレンズでありながら、放射強度の出射角度依存性は他の分布に比べて緩やかに増加し、ピークIpは内側に配置されるレンズよりも小さい構成となっている。外広角レンズ6の放射強度分布を、角度θpが他の全てのレンズの分布よりも大きくなるようにし、そのピークIpは他のレンズのピークIpよりも小さくすることで、光を広げ、かつ、局所的なムラを抑制する効果を奏する。さらに、レンズ外面に凹凸形状を付与して局所ムラ抑制をしないで済むので、損失を低減するという効果も奏する。別の観点で言い換えると、特に、凹凸形状をレンズ外面に付与しない鏡面のレンズの場合に、放射強度分布または光度分布において、外広角レンズ6の角度θpが他の全てのレンズの分布よりも大きくなるようにし、そのピークは他のレンズのピークよりも小さくすることで、光を広げ、かつ、局所的なムラを抑制する効果を奏する。鏡面とは、凹凸による散乱の少ない面である。凹凸による散乱の少ない面の目安としては、二乗平均平方根粗さがLED光源3の主たる波長(例えば450nm)よりも小さい面と言え、さらに、二乗平均平方根粗さが200nm未満の場合にはほとんど散乱が発生しないので鏡面と言え、100nm未満の場合には散乱が著しく小さく完全な鏡面と言える。
ここで、光を広げる性能に関して再度説明する。図4に示した放射強度比R(θ)より、角度θpにおいて、LED光源3に対して、外広角レンズ6は十分に大きな放射強度比となっており、角度θpにおける放射強度比は3種の広角レンズの中で最も大きな値となっている。ここで、LED光源の光度IC(θ)、LED光源3を広角レンズで覆ったときの光度ICL(θ)とし、その光度比をRIC(θ)=(ICL(θ)/IC(θ))としたときも、光度比RIC(θ)は、放射強度比と概ね同じ分布となるので、放射強度比と同様のことが言えて、LED光源3に対して、外広角レンズ6は十分に大きな光度比となり、角度θpにおける光度比は3種のレンズの中で最も大きな値となる。つまり、外広角レンズ6の光度分布(放射強度分布)を、角度θpと光度比(放射強度比)のピークが他のレンズの、好ましくは他の全てのレンズの、分布よりも大きくなるようにし、光度分布(放射強度分布)のピークは他のレンズのピークよりも小さくすることで、光を広げ、かつ、局所的なムラを抑制する効果を奏する。さらに、レンズ外面に凹凸形状を付与して局所ムラ抑制をしないで済むので、損失を低減するという効果も奏する。つまり、RIC(θ)=(ICL(θ)/IC(θ))とした場合に、光度比のピークが、内広角レンズ4、中広角レンズ5、外広角レンズ6の順に大きくなることで、上記効果を奏する。さらに、外広角レンズ6の光度のピークが、内広角レンズ4または中広角レンズ5の光度のピークよりも低いことで更なる効果を奏する。
また、放射強度比をRI(θ)=(I(θ)/I(θ))とした場合に、放射強度比のピークが、内広角レンズ4、中広角レンズ5、外広角レンズ6の順に大きくなることで、上記効果を奏する。さらに、外広角レンズ6の放射強度のピークが、内広角レンズ4または中広角レンズ5の放射強度のピークよりも低いことで更なる効果を奏する。
なお、このような光度分布を持つレンズが拡散カバー8に形成する照度分布は、基本的には、上述したLED光源の直上から単調減少する分布となる。
また、図3において、極角が0度の放射強度に対する角度θpの放射強度の比(角度θpの放射強度/極角0度の放射強度)は、内広角レンズ4、中広角レンズ5、外広角レンズ6の順に、2.11、4.27、2.80である。中広角レンズの比4.27は、局所ムラが発生しない上限に近い値である。したがって、極角が0度に対する角度θpの放射強度比は4.27未満にすることが望ましい。当該放射強度比を4.27未満にすることで、局所ムラを抑制するという効果を奏する。再度述べるが、光度比と放射強度比は概ね一致するので、光度比を4.27未満とすることで、同様に、局所ムラを抑制するという効果を奏する。
次に、広角レンズ単体が拡散カバー8に形成する照度分布として好ましいプロファイルを説明する。前述したように、拡散カバー8の照度はLED光源の直上から離れるにつれて単調減少し、望ましくは滑らかに照度が低下することが望ましい。そのような分布として、ガウス分布を用いると、局所ムラを抑制して拡散カバー全体に光を照射することが容易に実現できるという効果を奏する。
図8(a)を用いて説明する。拡散カバー8を近似的に平面とし、LED光源3Aから拡散カバー8までの距離をtz、内広角レンズ4の中心軸Caxからの距離をρとした場合、拡散カバー8上の照度分布を、距離ρに関するガウス分布(Exp(-1/2*(ρ/σ)2、σは広がりを表す定数)とする場合、光源から極角θに出射した光が、拡散カバー8の到達するべき距離ρは、次式1で与えられる。
Figure 0006928139
式1を用い、レンズ内面を任意の形状(本実施形態では、楕円面)に設定すれば、レンズ外面は一義的に決まる。拡散カバー8を平面と仮定して、この方法で作製したレンズであっても、拡散カバー8の曲面の曲率が大きければ、局所ムラは発生しない。したがって、ある平面を仮定し、そこに単一のレンズが形成する照度分布がガウス分布となるとき、局所ムラは抑制される。当該ガウス分布を形成するレンズは、式(1)の関係を満たす。なお、ρとθの関係は必ずしも式(1)で表されなくても、ρとθの関係が決まり、それによりレンズ出射光の光度分布(放射強度分布)が決まり、レンズ内面形状が決まれば、レンズ外面は一義的に決まる。
また、平面だけではなく、曲面の場合にも上記考え方は適用可能である。図8(b)を用いて説明する。LED光源3Aから極角θ方向に光が出射し、基板2に平行方向における内広角レンズ4の中心軸Caxからの光線到達位置までの距離をρとし、基板2の法線方向におけるLED光源3Aと光線到達位置との距離をtzとし、基板2の法線とレンズ外面4oからの出射光線の角度をδとした場合に、tzとρは角度δの関数として与えられ、式1に対応する関係式は、曲面形状を反映した極角θと角度δの微分方程式で与えられる。当該関係と、レンズ内面形状を設定すればレンズ外面形状は一義的に決まる。したがって、照度分布を決めれば、レンズの光度分布(距離ρと極角θの関係や角度δと極角θの関係)が決まり、レンズ内面を設定すれば対応するレンズ形状が決まる。つまり、例えば、LED光源の直上を最大値として離れるにつれて滑らかに低下する照度分布を設定した場合、レンズ内面を設定すれば対応するレンズ形状が決まるということである。
図8(a)(b)では、広角レンズ単体が拡散カバー8に形成する照度分布として好ましいプロファイルとそれを実現するレンズの作製方法を、LED光源3Aと、内広角レンズ4と、拡散カバー8およびそれに形成する照度分布との関係で説明したが、LED光源3BやLED光源3Cと、中広角レンズ5や外広角レンズ6と、拡散カバー8およびそれに形成する照度分布との関係からも、同様に対応するレンズ形状を作製することが可能である。
上述したが、本実施形態の一部の説明は、本実施形態の広角レンズから出射する光の放射強度[W/sr]を用いて、放射強度の特徴やその特徴による効果を説明したが、それらは本実施形態の広角レンズから出射する光の光度[cd]でも同様に成り立つ。
また、本発明はLED光源に限定されず、例えば、あるLED光源の環状列が、色や種類の異なるLED光源で構成されていても良い。
1・・・照明装置
2・・・基板
3・・・LED光源
4・・・内広角レンズ
5・・・中広角レンズ
6・・・外広角レンズ
7・・・平坦部
8・・・拡散カバー
9・・・点灯回路
10・・・中心カバー
11・・・フレーム
12・・・レンズカバー
50・・・天井
51・・・固定具

Claims (8)

  1. 複数の環状列に配置されたLED光源と、前記LED光源を実装する基板と、前記LED光源を覆う広角レンズと、前記LED光源と前記広角レンズと、を覆い、曲面を有する拡散カバーと、を有し、
    前記広角レンズは、
    前記LED光源の列の内、外側に配置された列のLED光源を覆う外広角レンズと、前記LED光源の列の内、内側に配置された列のLED光源を覆う内広角レンズと、を備え、
    前記広角レンズの外形の横幅に対する高さの比は、前記内広角レンズ、前記外広角レンズの順に小さくなり、
    前記基板の法線からの角度を極角θ、前記LED光源の放射強度I(θ)、前記LED
    光源を前記広角レンズで覆ったときの放射強度IL(θ)とし、その放射強度比をRI(
    θ)=(IL(θ)/I(θ))とした場合に、放射強度比のピークが、前記内広角レン
    ズ、前記外広角レンズの順に大きくなることを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1において、
    前記強度比のピークに対応する角度が、前記内広角レンズ、前記外広角レンズの順に大きくなることを特徴とする照明装置。
  3. 複数の環状列に配置されたLED光源と、前記LED光源を実装する基板と、前記LED光源を覆う広角レンズと、前記LED光源と前記広角レンズと、を覆い、曲面を有する拡散カバーと、を有し、
    前記広角レンズは、
    前記LED光源の列の内、外側に配置された列のLED光源を覆う外広角レンズと、前記LED光源の列の内、内側に配置された列のLED光源を覆う内広角レンズと、を備え、
    前記広角レンズの外形の横幅に対する高さの比は、前記内広角レンズ、前記外広角レンズの順に小さくなり、
    前記基板の法線からの角度を極角θ、前記LED光源の光度IC(θ)、前記LED光源を前記広角レンズで覆ったときの光度ICL(θ)とし、その光度比をRIC(θ)=(ICL(θ)/IC(θ))とした場合に、光度比のピークが、前記内広角レンズ、前記外広角レンズの順に大きくなることを特徴とする照明装置。
  4. 複数の環状列に配置されたLED光源と、前記LED光源を実装する基板と、前記LED光源を覆う広角レンズと、前記LED光源と前記広角レンズと、を覆い、曲面を有する拡散カバーと、を有し、
    前記広角レンズは、
    前記LED光源の列の内、外側に配置された列のLED光源を覆う外広角レンズと、前記LED光源の列の内、内側に配置された列のLED光源を覆う内広角レンズと、を備え、
    前記広角レンズの外形の横幅に対する高さの比は、前記内広角レンズ、前記外広角レンズの順に小さくなり、
    前記広角レンズの光度分布において、前記基板の法線からの角度を極角θとし、光度のピークに対応する極角をθpとした場合に、
    極角が0度の光度に対する角度θpの光度の比(極角θpの光度/極角0度の光度)が、4.27よりも低いことを特徴とする照明装置
  5. 請求項1又は3において、
    前記広角レンズの光度分布において、前記基板の法線からの角度を極角θとし、光度のピークに対応する極角をθpとした場合に、
    極角が0度の光度に対する角度θpの光度の比(極角θpの光度/極角0度の光度)が、4.27よりも低いことを特徴とする照明装置。
  6. 複数の環状列に配置されたLED光源と、前記LED光源を実装する基板と、前記LED光源を覆う広角レンズと、前記LED光源と前記広角レンズと、を覆い、曲面を有する拡散カバーと、を有し、
    前記広角レンズは、
    前記LED光源の列の内、外側に配置された列のLED光源を覆う外広角レンズと、前記LED光源の列の内、内側に配置された列のLED光源を覆う内広角レンズと、を備え、
    前記広角レンズの外形の横幅に対する高さの比は、前記内広角レンズ、前記外広角レンズの順に小さくなり、
    前記基板の法線からの角度を極角θとし、
    前記基板に平行で、前記広角レンズの上に位置する平面において、
    前記平面における前記広角レンズの中心直上を原点とし、
    前記LED光源から極角θ方向に光線が出射し、
    該光線が前記平面に到達した位置と前記原点の距離をρとし、
    前記平面における前記広角レンズが形成する照度分布を最大値で規格化した規格化照度分布を次式で表されるガウス分布で、定数σを用いてフィッティングした場合に、
    Figure 0006928139
    極角θと距離ρが次式の関係を満たす前記広角レンズを有することを特徴とする照明装置。
    Figure 0006928139
  7. 複数の環状列に配置されたLED光源と、前記LED光源を実装する基板と、前記LED光源を覆う広角レンズと、前記LED光源と前記広角レンズと、を覆い、曲面を有する拡散カバーと、を有し、
    前記広角レンズは、
    前記LED光源の列の内、外側に配置された列のLED光源を覆う外広角レンズと、前記LED光源の列の内、内側に配置された列のLED光源を覆う内広角レンズと、を備え、
    前記広角レンズの外形の横幅に対する高さの比は、前記内広角レンズ、前記外広角レンズの順に小さくなり、
    前記外広角レンズの光度のピークが、前記内広角レンズの光度のピークよりも低く、
    前記外広角レンズのレンズ外面が、鏡面であることを特徴とする照明装置。
  8. 請求項1又は3において、
    前記外広角レンズの光度のピークが、前記内広角レンズの光度のピークよりも低く、
    前記外広角レンズのレンズ外面が、鏡面であることを特徴とする照明装置。
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