JP6926784B2 - スピーカシステムおよび車両ドア - Google Patents

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本発明は、例えば車両ドアに取付けられるスピーカシステムおよびスピーカシステムを備えた車両ドアに関する。
車両ドアは、例えば特許文献1に記載のように、外部に接するアウタパネルと、車室側に設けられるドアトリムと、アウタパネルとドアトリムとの間に設けられるインナパネルとにより構成される。また、スピーカシステムは、インナパネルに取り付けられる。また、インナパネルに設けられるメンテナンス用の貫通孔は、シートや弾性材でなる遮音部材により閉塞してエンクロージャーを構成することにより、音質が向上することが知られている。
特許第4989763号公報
上述のように、従来のスピーカシステムを有する車両ドアにおいて、インナパネルに設けられた貫通孔は、シートや弾性材でなる遮音部材により閉塞される構造である。このため、車両ドアの組立時にこれらの遮音部材を準備すると共に、これらの遮音部材をインナパネルに取り付ける工程が必要となる。また、メンテナンスの際には、これらの部材を着脱する必要がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、組立工程やメンテナンスのための工程が簡略化されるスピーカシステムとスピーカシステムを備えた車両ドアを提供することを解決課題の一つとする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係わるスピーカシステムは、車両ドアにおいて外部と接する第1パネルと、前記車両ドアにおいて車室側に設けられた第2パネルと、前記第1パネルと前記第2パネルとの間に設けられ、貫通孔を有する第3パネルと、前記貫通孔を塞ぎ、前記第3パネルに取り付けられたキャリアモジュールと、前記車室に向けて放音する放音面を有し、前記キャリアモジュールに取り付けられ、前記第3パネル及び前記キャリアモジュールと前記第1パネルとで囲われた空間をエンクロージャーとして用いるスピーカと、を備えることを特徴とする。
本発明のスピーカシステムは、キャリアモジュールを第3パネルの貫通孔に取り付けることにより、第3パネルの貫通孔を閉塞してスピーカのエンクロージャーを構成したものである。このため、エンクロージャーを構成するため、従来要していた貫通孔閉塞専用の閉塞部材を要することが無くなり、閉塞部材等の着脱が不要となるので、スピーカシステムの組立や、メンテナンスのための分解工程が簡略化される。
上述した本発明の一態様において、前記キャリアモジュールにおける前記スピーカを取り付ける取付部分は、他の部分と比較して厚さが厚いことが好ましい。この場合には、キャリアモジュールのスピーカの取付部分の剛性が高まる。この結果、スピーカからのキャリアモジュールへの振動伝達を抑制でき、いわゆる箱鳴りを抑制して音質を高めることができる。
上述した本発明の一態様において、前記キャリアモジュールは、さらに前記スピーカの取付部分と連続して形成されるリブを備えることが好ましい。この場合、キャリアモジュールの剛性はさらに高まるため、キャリアモジュールの振動抑制効果がさらに高まり、音質を高めることが可能となる。
上述した本発明の一態様において、前記キャリアモジュールは、ハニカム構造又は発泡構造のコア材を含む構成としてもよい。この場合、キャリアモジュールは、軽量でありながら剛性の高いものを得ることができ、さらに低音域の透過損失が増加する。この結果、スピーカの背面放射音のキャリアモジュールにおける透過音を減少させ、音質を高めることが可能となる。
上述した本発明の一態様において、前記第2パネルと前記第3パネルの一方と一体として設けられ、前記第2パネルと前記第3パネルとの間に位置する支柱を備える構成としてもよい。この場合、支柱によって車室に面する第2パネルの振動が抑制される。この結果、いわゆる箱鳴りを抑制して音質を高めることができる。
上述した本発明の一態様において、前記第2パネルと前記キャリアモジュールの一方と一体として設けられ、前記第2パネルと前記キャリアモジュールとの間に位置する支柱を備える構成としてもよい。この場合、支柱によって車室に面する第2パネルの振動が抑制されるので、いわゆる箱鳴りを抑制して音質を高めることができる。
上述した本発明の一態様において、前記第1パネルと前記第2パネルの一方と一体として設けられ、前記第1パネルと前記第2パネルとの間に位置する支柱を備える構成としてもよい。この場合、支柱によって車室に面する第2パネルの振動が抑制されるので、いわゆる箱鳴りを防止して音質を高めることができる。
上述した本発明の一態様において、前記キャリアモジュールの外縁部分に設けられた第1の孔及び第2の孔と、前記第1の孔を通り、前記キャリアモジュールと前記第3パネルとを連結する第1の連結部材と、前記第2の孔を通り、前記キャリアモジュールと前記第3パネルとを連結する第2の連結部材とを備え、前記キャリアモジュールと前記第3パネルとが分離された状態で、前記キャリアモジュールは前記第1の孔と前記第2の孔との間が、前記第3パネルに向かう方向に撓んでいる構成とすることが好ましい。この場合、前記キャリアモジュールを第3パネルに取り付けた状態においては、キャリアモジュールの第1の孔と第2の孔との間の部分が第3パネルに押しつけられるので、気密性が高まる。よって、キャリアモジュールと第3パネルとの間の隙間からの音漏れが抑制され、音質を高めることができると共に、音質のばらつきをなくすことができる。
上述した本発明の一態様において、前記キャリアモジュールは、外縁に沿って設けられた第1のパッキン取付部と、前記第1のパッキン取付部に沿って設けられた第2のパッキン取付部とを備え、前記第1のパッキン取付部と前記第2のパッキン取付部の各々に取り付けられて前記第3パネルに突き当て状態に接するパッキンを備えてもよい。この場合、パッキンが第1のパッキン取付部と第2のパッキン取付部の各々に設けられるため、気密性が高まり、キャリアモジュールと第3パネルとの間の隙間からの音漏れが抑制され、音質を高めることができると共に、音質のばらつきをなくすことができる。
上述した本発明の一態様において、前記キャリアモジュールの外縁に沿って設けられたパッキン取付部と、前記パッキン取付部に取り付けられたパッキンと、前記第3パネルに設けられ、前記パッキンを介して前記パッキン取付部と連結される凸部と、を備えてもよい。この場合、第3パネルの凸部がパッキンに突き当て状態に接して連結されるため、第2パネルの外縁と第3パネルの外縁との密着度が上がり、気密性が高まり、キャリアモジュールと第3パネルとの間の隙間からの音漏れが抑制されるので、音質を高めることができると共に、音質のばらつきをなくすことができる。
上述した本発明の一態様において、前記第1パネル又は前記キャリアモジュールは壁部を備え、前記壁部と前記キャリアモジュール又は前記第1パネルによって、前記第1パネルと前記キャリアモジュールとで囲まれた内部空間に発生する定在波を低減させる管部が形成されてもよい。この場合、第1パネルとキャリアモジュール及び第3パネルとで構成されるエンクロージャー内の定在波が抑制され、音質が向上する。
また、本発明は上記課題を解決するため、本発明の一態様に係わる車両ドアは、外部と接する第1パネルと、車室側に設けられた第2パネルと、前記第1パネルと前記第2パネルとの間に設けられ、貫通孔を有する第3パネルと、前記貫通孔を塞ぎ、前記第3パネルに取り付けられたキャリアモジュールと、前記車室に向けて放音する放音面を有し、前記キャリアモジュールに取り付けられ、前記第3パネル及び前記キャリアモジュールと前記第1パネルとで囲われた空間をエンクロージャーとして用いるスピーカと、を備えることを特徴とする。
本発明の車両ドアによれば、キャリアモジュールを第3パネルの貫通孔に取り付けることにより、第3パネルの貫通孔を閉塞してスピーカのエンクロージャーを構成することができる。このため、エンクロージャーを構成するために従来必要としていた貫通孔閉塞専用の閉塞部材を要することが無くなり、閉塞部材等の着脱が不要となるので、スピーカシステムの組立や、メンテナンスのための分解工程が簡略化される。
本発明の一実施形態のスピーカシステムを備えた車両ドアを示す分解斜視図である。 同スピーカシステムの縦断面図である。 同スピーカシステムのスピーカのキャリアモジュールへの取付構造の他の例を車室側から見た図である。 図3のE−E断面図である。 同スピーカシステムを構成するキャリアモジュールの一例を示す断面図である。 図5のキャリアモジュールに用いられるハニカム構造を示す斜視図である。 同スピーカシステムを構成するキャリアモジュールの他の例を示す断面図である。 同スピーカシステムにおける第2パネルの補強構造の一例を示す縦断面図である。 同スピーカシステムにおける第2パネルの補強構造の他の例を示す縦断面図である。 同スピーカシステムにおける第2パネルの補強構造のさらに他の例を示す縦断面図である。 同スピーカシステムを構成するキャリアモジュールと第3パネル(インナパネル)との結合構造の一例を、結合前の状態で示す側面図である。 図11のキャリアモジュールと第3パネルとの結合構造を、結合後の状態で示す側面図である。 同スピーカシステムにおけるキャリアモジュールの外縁と第3パネルとの組合わせ構造を示す断面図である。 同スピーカシステムにおけるキャリアモジュールの外縁と第3パネルとの組合わせ構造の他の例を示す断面図である。 同スピーカシステムにおいて、キャリアモジュールに設けるJ字管形成用の壁部を車室外側から見た図である。 同スピーカシステムにおいて、キャリアモジュールと第1パネルとの間に形成されるJ字管の一部を示す図15のF−F相当断面図である。
<1.第1実施形態>
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るスピーカシステム及び車両ドアの構成を示す分解斜視図である。この図に示されるように、車両ドア1は、外部と接するアウタパネルと称される第1パネル2と、車両ドア1において車室側に内装材として設けられ、ドアトリムと称される第2パネル3と、第1パネル2と第2パネル3との間に設けられ、インナパネルと称される第3パネル4と、第3パネル4に取り付けられるキャリアモジュール8と、車室に向けて放音する放音面5aを有し、キャリアモジュール8に取り付けられるスピーカ5とを備える。
第1パネル2と第3パネル4には一般的に鋼板が用いられてその前後及び下部の外縁部分が互いに結合される。第2パネル3には一般的には合成樹脂成形板が用いられる。キャリアモジュール8には鋼板又は合成樹脂成形板が用いられる。第1パネル2と第3パネル4には、アルミニウム合金あるいは炭素材を使用することも可能である。しかしながら、本発明においては、これらのパネル2、3、4の構成材料は上記のものに限定されない。第1パネル2と第3パネル4の上部には、窓ガラス6を上下動可能に収容した枠体7が設けられる。
第3パネル4には、スピーカ5を収容するための貫通孔4aや、窓ガラス6を上下動させるための不図示のモータやドアロックアクチュエータ等を収容するための貫通孔4bが設けられている。図1、図2の例では、貫通孔4a、4bとが連通して形成されているが、これらは独立して形成されたものでもよく、また、貫通孔4bは複数設けられた構成としてもよい。
スピーカ5は、取付部材14を介してキャリアモジュール8に取付けられる。キャリアモジュール8には、不図示のモータやドアロックアクチュエータ等のドア搭載部品が取り付けられる。また、キャリアモジュール8には、スピーカ5を収容するための円環状の取付部8aを備える。取付部材14は、円環状をなし、スピーカ5を取り付けるためのねじ孔14aと、取付部材14をキャリアモジュール8に取付けるねじ15を通すための孔14bを有する。
スピーカ5はフランジ5bを有し、フランジ5bに設けた孔5cにねじ16を通し、取付部材14に設けられたねじ孔14aにねじ込むことによってスピーカ5に取付部材14が取付けられる。そしてこの取付部材14の孔14bにねじ15を通し、キャリアモジュール8に設けられたねじ孔8bにねじ15をねじ込むことにより、スピーカ5がキャリアモジュール8に取付けられる。スピーカ5の放音面5aに対面する第2パネル3の領域には、スピーカ5で発生させる音を車室内に放音するための複数の孔3cが設けられている。第1パネル2におけるスピーカ5の背面に対向する面には、スピーカ5で発生する音を吸収して定在波を抑制する吸音部材18が設けられている。
スピーカ5の放音面5a側には、図2に示すように、スピーカ5で発生する音がスピーカ5の車室側の面以外の第2パネル3と第3パネル4との間の空間11に漏れることを抑制するために、遮音用の筒体40が、第2パネル3に設けられ、筒体40の先端は、パッキン41を介してスピーカ5のフランジ5bに突き当て状態に接して気密性を保持している。
スピーカ5が取り付けられたキャリアモジュール8は、図11、図12により後述するように、キャリアモジュール8に設けた第1の孔43a又は第2の孔43bに通しかつ固定する連結部材9X、9Yを、第3パネル4に設けた第1の孔44a又は第2の孔44bに嵌め込んで係止させることにより、第3パネル4との間にパッキン50を挟んで取り付けられる。
第2パネル3の第3パネル4に対する固定は連結部材9によりなされる。連結部材9は連結部材9X、9Yと同様の構造を有するもので、図11、図12によりに示すように、雄部材9aと雌部材9bとからなり、第2パネル3の外縁部分が第3パネルに着脱可能に固定される。図2に示すように、第2パネル3の外縁部分には外縁部分に沿って溝状の凹部3aが設けられ、凹部3aにはパッキン10が嵌め込まれており、このパッキン10が第2パネル3と第3パネル4との間の空間11の気密性が保持される。
図1、図2に示すスピーカシステムにおいては、第1パネル2と第3パネル4及びキャリアモジュール8との間で形成された空間12が、スピーカ5のエンクロージャーとして形成される。
図1、図2に示すスピーカシステムによれば、キャリアモジュール8を第3パネル4に取り付けることにより、第3パネル4の貫通孔4a、4bをキャリアモジュール8で閉塞してスピーカ5のエンクロージャーを構成することができる。このように、貫通孔4a、4bをキャリアモジュール8で閉塞してエンクロージャーを構成するために、従来必要としていた貫通孔閉塞専用の閉塞部材を要することが無くなり、閉塞部材等の着脱が不要となるので、スピーカシステムの組立や、メンテナンスのための分解工程が簡略化される。
本発明を実施するに当たり、以下の実施例で説明する構成をとることによって、さらなる音質の向上を図ることができる。図3、図4の例は、スピーカ5を取り付けるキャリアモジュール8の取付部分8dの厚さW1を他の部分8eの厚さW2より厚く形成したものである。このように、キャリアモジュール8のスピーカ5の取付部分8dの厚さを他の部分8eより厚くすることにより、取付部分8dの剛性が高まり、また、スピーカ5の取付部分8dの質量が増加する。このため、スピーカ5が振動しても、第2パネル3が振動することを抑制することができる。よって、スピーカ5の振動によってエンクロージャーが振動するいわゆる箱鳴り音を抑制し、音質を高めることができる。
また、図3、図4の例においては、キャリアモジュール8は、取付部分8dと連続してリブ8fを取付部分8dを中心として放射状に形成している。このように、取付部分8dに連続してリブ8fを形成することにより、キャリアモジュール8の剛性はさらに高まるため、キャリアモジュール8の振動抑制効果がさらに高まり、音質をより高めることが可能となる。なお、取付部分8dは、木製、合成樹脂製又は金属製のリングとし、そのリングをキャリアモジュール8に接着剤により固着することによって肉厚に構成してもよい。
図5は制振効果を得るための本発明における他のキャリアモジュール8Aの例を示す。このキャリアモジュール8Aは、図6に示すハニカム構造をなすプレート状のコア材(内部部材)20を含むものであり、このコア材20の両面に接着剤21を介して合成樹脂製又は金属製の表面材22、裏面材23を固着したものである。
このように、ハニカム構造をなすプレート状のコア材20を用いることにより、軽量でありながら剛性の高いキャリアモジュールを得ることができる。よって、低音域の透過損失が増加し、スピーカ5の背面放射音のキャリアモジュール8Aにおける透過音を減少させ、音質を向上させることができる。また、図5の構成において、接着剤21として弾性を有するゴム系接着剤を用いることにより、さらに制振効果を高めることができる。
図7は制振効果を得るための本発明における他のキャリアモジュール8Bの例を示す。このキャリアモジュール8Bは、コア材24として合成樹脂製等の発泡構造の素材を用い、その表裏面に接着剤21を介して合成樹脂製又は金属製の表面材22、裏面材23を固着したものである。
このように、コア材24として発泡構造の材料を用いることにより、振動に伴う発泡構造の材料内の気泡の膨張収縮が振動エネルギーを吸収し、もって低音域の透過損失が増加し、スピーカ5の背面放射音のキャリアモジュール8Bにおける透過音を減少させ、音質を向上させることができる。発泡構造のコア材24として、それぞれの気泡が隔壁によって区切られる独立気泡を持つものを用いることが、軽量でありながら高い剛性を得られるため好ましい。
上記例の他、キャリアモジュール8の取付部分に例えば弾性の高い部材等、制振効果の高い材料を用いることにより、キャリアモジュール8の振動を抑制することも可能となる。このような材料の選択は、前述のように肉厚を厚くした取付部分8dの構成や、リブ8fを設けた構成等に加えて採用することにより、さらなる振動抑制効果が得られる。また、キャリアモジュール8は、ハニカム構造又は発泡構造のコア材20、24を含む構成に加え、さらに車室側(表面材22側)又はその反対側(裏面材23側)の面、もしくは両側の面にリブを設けた構成とすることにより、剛性がより高まり、音質のさらなる向上が可能となる。
図8は第2パネル3の制振効果を得るための本発明におけるスピーカシステムの他の構成例を示す。この構成例は、第2パネル3と第3パネル4との間に、第2パネル3を車室側に押圧する支柱26Aを設けたものである。この支柱26Aは第2パネル3と一体に設けられ、支柱26Aの先端に、第3パネル4に圧接されるゴム等の弾性材でなるパッキン27Aを備える。また、キャリアモジュール8には、支柱26A又はパッキン27Aを通すための孔8xが設けられている。なお、パッキン27Aは支柱26Aと一体に形成してもよい。
このような支柱26Aで第2パネル3を支持することによって車室に面する第2パネル3の振動が抑制されるので、いわゆる箱鳴りを抑制して音質を高めることができる。また、第2パネル3の振動が抑制されるため、必ずしも第2パネル3の厚みを厚くしたりリブを設ける等の対策をとる必要が無くなる。
図8の構成において、弾性を有するパッキン27Aは、第2パネル3を押圧する支持力を適度に調整すると共に、振動を減衰させる上で有効な作用を発揮する。なお、この支柱26Aは、第2パネル3と一体に設けるのではなく、第3パネル4と一体に設けてもよい。しかしながら、第2パネル3が合成樹脂製で、第3パネル4が鋼板製の場合に、支柱26Aを第2パネル3と一体成形で容易に形成できるため、第2パネル3側に支柱26Aを一体に設けることが製造工程上有利となる。また、支柱26Aは、なるべく第2パネル3の中央付近に設けることが、制振効果を得るために有利である。また、支柱26Aは、なるべく第2パネル3の平板部に設けることが、制振効果を得るために有利である。また、支柱26Aを1本のみではなく、複数本設けてもよい。
図9は第2パネル3の制振効果を得るための本発明におけるスピーカシステムの他の構成例を示す。この構成例は、第2パネル3とキャリアモジュール8との間に、第2パネル3を車室側に押圧する支柱26Bを設けたものである。この支柱26Bは第2パネル3と一体に設けられ、支柱26Bの先端に設けたゴム等の弾性材でなるパッキン27Bを、キャリアモジュール8に圧接して取付けられる。
このような支柱26Bで第2パネル3を支持することによって車室に面する第2パネル3の振動が抑制されるので、いわゆる箱鳴りを抑制して音質を高めることができる。また、図9の構成例においても、図8の構成例と同様に、第2パネル3の振動が抑制される。
図9の構成においても、弾性を有するパッキン27Bは、第2パネル3を押圧する支持力を適度に調整すると共に、振動を減衰させる上で有効な作用を発揮する。なお、支柱26Bは、第2パネル3と一体に設けるのではなく、キャリアモジュール8と一体に設けてもよい。しかしながら、第2パネル3が合成樹脂製で、キャリアモジュール8が鋼板製の場合に、支柱26Bを第2パネル3と一体成形で容易に形成できるため、第2パネル3側に支柱26Bを一体に設けることが製造工程上有利となる。また、支柱26Bは、なるべく第2パネル3の中央付近や平板部に設けることが、制振効果を得るために有利である。また、支柱26Bを1本のみではなく、複数本設けてもよい。
図10は第2パネル3の制振効果を得るための本発明におけるスピーカシステムの他の構成例を示す。この構成例は、第2パネル3と第1パネル2との間に、第2パネル3を車室側に押圧する支柱26Cを設けたものである。この支柱26Cは第2パネル3と一体に設けられ、キャリアモジュール8に設けられた貫通孔8g及び第3パネル4に設けられた貫通孔4bに通し、支柱26Cの先端に設けたゴム等の弾性材でなるパッキン27Cを、第1パネル2に圧接して取付けられる。
このような支柱26Cで第2パネル3を支持することによって車室に面する第2パネル3の振動が抑制されるので、いわゆる箱鳴りを抑制して音質を高めることができる。また、図10の構成例においても、図8、図9の構成例と同様に、第2パネル3の振動が抑制されるため、必ずしも第2パネル3の厚みを厚くしたりリブを設ける等の対策をとる必要が無くなり、第2パネルの軽量化が達成できる。
また、弾性を有するパッキン27Cは、第2パネル3を押圧する支持力を適度に調整すると共に、振動を減衰させる上で有効な作用を発揮する。なお、この支柱26Cは、第2パネル3と一体に設けるのではなく、第1パネル2と一体に設けてもよい。しかしながら、第2パネル3が樹脂製で、第1パネル2が鋼板製の場合には、支柱26Cを一体成形で容易に形成できるため、第2パネル3側に支柱26Cを一体に設けることが製造工程上有利となる。また、支柱26Cは、なるべく第2パネル3の中央付近や平板部に設けることが、制振効果を得るために有利である。また、支柱26Cを1本のみではなく、複数本設けてもよい。
図8、図9、図10の例においては、支柱26A、26B、26Cの先端にそれぞれパッキン27A、27B、27Cを設けたが、これらのパッキン27A、27B、27Cを設けず、支柱26A、26B又は26Cの先端を第2パネル3、第3パネル4、キャリアモジュール8又は第1パネル2に直接突き当て状態に接するようにしてもよい。また、図8、図10において、支柱26A、26Cとこれらを通す貫通孔8x、8gとの間の隙間を閉塞するパッキンを設ければ、密閉性が上がり、音質向上に寄与する。
図11、図12はキャリアモジュール8と第3パネル4との間の気密性を高めるための本発明における他の構成例を示す。図11は第2パネル3と第3パネル4とが結合される前の状態を示し、図12は結合後の状態を示す。図11、図12に示すように、キャリアモジュール8の外縁部分には、間隔を有して第1の孔43a及び第2の孔43bとが設けられ、第3パネル4にも、それぞれ第1の孔43a及び第2の孔43bに対応して、第1の孔44a及び第2の孔44bとが設けられている。
キャリアモジュール8を第3パネル4に連結する連結部材は、第1の孔43aに挿入する第1の連結部材9Xと、第2の孔43bに挿入する第2の連結部材9Yとからなる。これらの連結部材9X、9Yは、いずれも雌部材9bとこの雌部材9bに嵌め込まれる雄部材9aとからなる公知のものであり、雄部材9aを例えば回わすことにより、雄部材9aは雌部材9bに対して固定、分離可能である。
第1の連結部材9Xは、図11に示すように、キャリアモジュール8の第1の孔43aに雄部材9aを通すと共に、第1の孔43aに雄部材9aの鍔部を係止させ、第3パネル4の第1の孔44aに、雄部材9aを嵌めて固定した雌部材9bを嵌め込んで係止させる。第2の連結部材9Yは、キャリアモジュール8の第2の孔43bに雄部材9aを通すと共に、第2の孔43bに雄部材9aの鍔部を係止させ、第3パネル4の第2の孔44bに、雄部材9aを嵌めて固定した雌部材9bを嵌め込んで係止させる。これにより、キャリアモジュール8が第3パネル4に固定に連結、固定される。
図11に示すように、キャリアモジュール8と前記第3パネル4とが分離された状態では、弾性を有するキャリアモジュール8は、第1の孔43aと第2の孔43bとの間の部分8hが、第3パネル4に向かう方向にΔH分撓んでいる。このため、図12に示すように、キャリアモジュール8を第3パネル4に連結部材9X、9Yにより連結、固定した状態においては、キャリアモジュール8の第1の孔43aと第2の孔43bとの間の部分8hが第3パネル4にパッキン50を介して押しつけられるので、気密性、密着性が高まり、キャリアモジュール8と第3パネル4との間の隙間からの音漏れが抑制され、音質を高めることができると共に、音質のばらつきをなくすことができる。
なお、連結部材9X、9Yとしては公知のものとして種々の構造のものがあり、これら公知のものから適宜選択して、使用することができ、連結部材の取り付け構造も、図11、図12のものに限定されない。
図13はキャリアモジュール8と第3パネル4との間の気密性を高めるための本発明における他の構成例を示す。この例においては、キャリアモジュール8は、外縁部分に沿って設けられた溝状の第1のパッキン取付部8iと、第1のパッキン取付部8iに沿って設けられた溝状の第2のパッキン取付部8jとを備える。また、第1のパッキン取付部8iと第2のパッキン取付部8jの各々に嵌め込まれて取り付けられ、第3パネル4に突き当て状態に接するゴム等でなるパッキン50a、50bを備える。
図13の構成においては、パッキン50a、50bが第1のパッキン取付部8iと第2のパッキン取付部8jの各々に設けられるため、気密性が上がり、キャリアモジュール8の外縁部分からの音の漏れが確実に抑制され、低音域における音圧を確保する上で有効な作用を発揮する。
図14はキャリアモジュール8と第3パネル4との間の気密性を高めるための本発明におけるさらに他の構成例を示す。この例においては、キャリアモジュール8の外縁部分に沿って設けられた溝状のパッキン取付部8kと、このパッキン取付部8kに埋め込まれて取り付けられたゴム等でなるパッキン50cと、第3パネル4に設けられ、パッキン50cを介してパッキン取付部8kと連結される凸部4dとを備える。
図14の構成においては、第3パネル4の凸部4dがパッキン50cに突き当て状態に接して連結されるため、キャリアモジュール8の外縁部分と第3パネル4との密着度が上がり、キャリアモジュール8の外縁部分からの音の漏れが確実に抑制され、低音域における音圧を確保する上で有効な作用を発揮する。
なお、パッキン取付部8i、8j又は8kは例えば平面状等、溝状と異なる形状に形成し、そのパッキン取付部にパッキン50a、50b又は50cを溶着、接着又は固定具等によりキャリアモジュール8に固定してもよい。
図15、図16は第1パネル2と第3パネル4及びキャリアモジュール8との間で発生する定在波を低減するための本発明による構成例を示す。図15、図16に示すように、キャリアモジュール8の第1パネル2に対向する面には、第1パネル2側に突出させた壁部35、36が形成されている。これらの壁部35、36は両者の間に溝37が形成される。壁部35、36の第1パネル2側先端にはゴム等のパッキン38が取り付けられており、このパッキン38が第1パネル2に密着することにより、壁部35、36と第1パネル2との間の気密性を高めている。
このように、壁部35、36により、キャリアモジュール8と第1パネル2との間に、第1パネル2とキャリアモジュール8及び第3パネル4とで囲まれた内部空間に発生する定在波を低減させる管部39が形成される。
スピーカ5から第1パネル2とキャリアモジュール8及び第3パネル4とで囲まれた内部空間にその固有周波数と同じ周波数の音波が伝わった場合、音波が内部空間の壁の間を往復し、往復する複数の音波が合わさって第1パネル2とキャリアモジュール8及び第2パネル3とで仕切られる内部空間の形状に応じた定在波SWk(k=1,2…)が発生する。
管部39は、この定在波SWkを低減させる役割を果たす部材である。この管部39は、抑圧対象の定在波SWkのうち最も低次である1次の定在波SW1の略半波長分の管長を有している。この管部39は、一方の開口端39aから他方の開口端39bに至る途中の2点において90度ずつ屈曲している。管部39は、第1の条件及び第2の条件を満たすような姿勢で内部空間に収められている。
第1の条件は内部空間における抑圧対象の定在波SWkのうち最も低次のものの音圧の略腹の位置と略節の位置に一方の開口端39aから他方の開口端39bが各々配置されることである。
第2の条件は内部空間におけるキャリアモジュール8の上端部8m側の上部壁面及びキャリアモジュール8の下端部8p側の下部壁面の2つの対向面の対向方向に定在波SWkの略4分の1波長分だけ離れた各位置に一方の開口端39aと他方の開口端39bが各々配置されることである。
この例において、管路39はJ字形状をなしており、J字形状の管部39の一方の開口端39aは、第1パネル2とキャリアモジュール8及び第2パネル3とで仕切られる内部空間における、キャリアモジュール8の上端部8m側の隅角部51、すなわち第3パネル4の上端部4mにおける上隅角部4nに近い箇所、又は下端部8p側の内部空間の隅角部52、すなわち第3パネル4の下端部4pにおける下隅角部4qに近い箇所に位置させる。これらの隅角部51、52は音圧の高い箇所(定在波の腹部)である。他方の開口端39bは、内部空間の上下方向の中間部、すなわち音圧の低い箇所(定在波の節部)に位置させる。すなわち開口端39a、39b間の距離は定在波の基本波の波長λの4分の1(λ/4)に設定される。
図15、図16に示すように、第1パネル2とキャリアモジュール8との間でJ字形状の管部39を形成することにより、第1パネル2とキャリアモジュール8及び第2パネル3とで仕切られる内部空間に発生する定在波が抑制され、音質が向上する。なお、J字形状の管部39を構成するための壁部35、36は、第1パネル2側に設けてもよい。また、J字形状の管部39の向きは上下方向でなくてもよい。
なお、前述した実施例は、本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、前述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更、付加が可能である。
上述した実施形態では、キャリアモジュール8及びスピーカ5によって、第3パネル4に設けられた貫通孔4a、4bが塞がれており、第2パネル3はエンクロジャーとして機能しない。このため、第2パネル3と第3パネル4との間のパッキン10を省略してもよい。第3パネル4に他の貫通孔が設けられており、他の貫通孔がキャリアモジュール8によって塞がれない場合には、上述した実施形態のように第2パネル3と第3パネル4との間のパッキン10を設けて気密性を高めることが好ましい。
1…車両ドア、2…第1パネル、3…第2パネル、4…第3パネル、4a、4b…貫通孔、5…スピーカ、8…キャリアモジュール、8d…肉厚部、8f…リブ、8i、8j、8k…パッキン取付部、9…連結部材、9X…第1の連結部材、9Y…第2の連結部材、12…エンクロージャーを構成する空間、14…取付部材、15、16…ねじ、20…ハニカム構造のコア材、21…接着剤、22…表面材、23…裏面材、24…発泡構造のコア材、26A、26B、26C…支柱、27A、27B、27C…パッキン、35、36…壁部、39…J字形状の管部、40…遮音用の筒体、43a、44a…第1の孔、43b、44b…第2の孔。

Claims (11)

  1. 車両ドアにおいて外部と接する第1パネルと、
    前記車両ドアにおいて車室側に設けられた第2パネルと、
    前記第1パネルと前記第2パネルとの間に設けられ、貫通孔を有する第3パネルと、
    前記貫通孔を塞ぎ、前記第3パネルに取り付けられたキャリアモジュールと、
    前記車室に向けて放音する放音面を有し、前記キャリアモジュールに取り付けられ、前記第3パネル及び前記キャリアモジュールと前記第1パネルとで囲われた空間をエンクロージャーとして用いるスピーカと、を備え、
    前記キャリアモジュールは、前記キャリアモジュールの外縁に沿って設けられたパッキン取付部と、
    前記パッキン取付部に取り付けられて前記第3パネルに突き当て状態に接するパッキンを備え、
    前記キャリアモジュールにおいて、前記スピーカを取り付ける取付部分は、他の部分と比較して厚さが厚く、
    前記キャリアモジュールは、前記取付部分と連続して形成されるリブを備えることを特徴とするスピーカシステム。
  2. 車両ドアにおいて外部と接する第1パネルと、
    前記車両ドアにおいて車室側に設けられた第2パネルと、
    前記第1パネルと前記第2パネルとの間に設けられ、貫通孔を有する第3パネルと、
    前記貫通孔を塞ぎ、前記第3パネルに取り付けられたキャリアモジュールと、
    前記車室に向けて放音する放音面を有し、前記キャリアモジュールに取り付けられ、前記第3パネル及び前記キャリアモジュールと前記第1パネルとで囲われた空間をエンクロージャーとして用いるスピーカと、を備え、
    前記キャリアモジュールは、前記キャリアモジュールの外縁に沿って設けられたパッキン取付部と、
    前記パッキン取付部に取り付けられて前記第3パネルに突き当て状態に接するパッキンを備え
    前記キャリアモジュールの外縁部分に設けられた第1の孔及び第2の孔と、
    前記第1の孔を通り、前記キャリアモジュールと前記第3パネルとを連結する第1の連結部材と、
    前記第2の孔を通り、前記キャリアモジュールと前記第3パネルとを連結する第2の連結部材とを備え、
    前記キャリアモジュールと前記第3パネルとが分離された状態で、前記キャリアモジュールは前記第1の孔と前記第2の孔との間が、前記第3パネルに向かう方向に撓んでいることを特徴とするスピーカシステム。
  3. 前記キャリアモジュールは、ハニカム構造又は発泡構造のコア材を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のスピーカシステム。
  4. 前記第2パネルと前記第3パネルの一方と一体として設けられ、前記第2パネルと前記第3パネルとの間に位置する支柱を備えることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のスピーカシステム。
  5. 前記第2パネルと前記キャリアモジュールの一方と一体として設けられ、前記第2パネルと前記キャリアモジュールとの間に位置する支柱を備えることを特徴とする請求項1乃
    至4のうちいずれか1項に記載のスピーカシステム。
  6. 前記第1パネルと前記第2パネルの一方と一体として設けられ、前記第1パネルと前記第2パネルとの間に位置する支柱を備えることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のスピーカシステム。
  7. 前記パッキン取り付け部は、
    外縁に沿って設けられた第1のパッキン取付部と、
    前記第1のパッキン取付部に沿って設けられた第2のパッキン取付部とを備え、
    前記パッキンは、前記第1のパッキン取付部と前記第2のパッキン取付部の各々に取り付けられて前記第3パネルに突き当て状態に接することを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載のスピーカシステム。
  8. 前記第3パネルに設けられ、前記パッキンを介して前記パッキン取付部と連結される凸部を備えることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載のスピーカシステム。
  9. 前記第1パネル又は前記キャリアモジュールは壁部を備え、
    前記壁部と前記キャリアモジュール又は前記第1パネルによって、前記第1パネルと前記キャリアモジュールとで囲まれた内部空間に発生する定在波を低減させる管部が形成されたことを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載のスピーカシステム。
  10. 外部と接する第1パネルと、
    車室側に設けられた第2パネルと、
    前記第1パネルと前記第2パネルとの間に設けられ、貫通孔を有する第3パネルと、
    前記貫通孔を塞ぎ、前記第3パネルに取り付けられたキャリアモジュールと、
    前記車室に向けて放音する放音面を有し、前記キャリアモジュールに取り付けられ、前記第3パネル及び前記キャリアモジュールと前記第1パネルとで囲われた空間をエンクロージャーとして用いるスピーカと、を備え、
    前記キャリアモジュールは、前記キャリアモジュールの外縁に沿って設けられたパッキン取付部と、
    前記パッキン取付部に取り付けられて前記第3パネルに突き当て状態に接するパッキンを備え、
    前記キャリアモジュールにおいて、前記スピーカを取り付ける取付部分は、他の部分と比較して厚さが厚く、
    前記キャリアモジュールは、前記取付部分と連続して形成されるリブを備えることを特徴とする車両ドア。
  11. 外部と接する第1パネルと、
    車室側に設けられた第2パネルと、
    前記第1パネルと前記第2パネルとの間に設けられ、貫通孔を有する第3パネルと、
    前記貫通孔を塞ぎ、前記第3パネルに取り付けられたキャリアモジュールと、
    前記車室に向けて放音する放音面を有し、前記キャリアモジュールに取り付けられ、前記第3パネル及び前記キャリアモジュールと前記第1パネルとで囲われた空間をエンクロージャーとして用いるスピーカと、を備え、
    前記キャリアモジュールは、前記キャリアモジュールの外縁に沿って設けられたパッキン取付部と、
    前記パッキン取付部に取り付けられて前記第3パネルに突き当て状態に接するパッキンを備え
    前記キャリアモジュールの外縁部分に設けられた第1の孔及び第2の孔と、
    前記第1の孔を通り、前記キャリアモジュールと前記第3パネルとを連結する第1の連結部材と、
    前記第2の孔を通り、前記キャリアモジュールと前記第3パネルとを連結する第2の連結部材とを備え、
    前記キャリアモジュールと前記第3パネルとが分離された状態で、前記キャリアモジュールは前記第1の孔と前記第2の孔との間が、前記第3パネルに向かう方向に撓んでいることを特徴とする車両ドア。
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