JP6925736B2 - 電食防止ワンタッチクリップ及びヒートインシュレータの固定構造 - Google Patents

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本発明は、電食防止ワンタッチクリップ及びヒートインシュレータの固定構造に関するものである。
特許文献1に記載されているように、遮熱板として用いられるヒートインシュレータは、ボルトなどを用いてねじ固定されている。
特開2017−072079号公報
ところで、ヒートインシュレータは、通常アルミニウムを用いて構成されている。これに対してボルトやナットは鉄製のものを用いることが多い。アルミニウムと鉄には電位差があるため、電食が生じ、ヒートインシュレータに設けられていた穴が拡大することがあった。また、ヒートインシュレータを固定させるために、ナットなどを回してボルトとナットを締め付けると、ヒートインシュレータに亀裂が生じる場合があった。
本件の発明者は、この点について鋭意検討することにより、解決を試みた。本発明の課題は、電食を防止可能なワンタッチクリップとすることである。
上記課題を解決するため、本発明では、雄ねじが差し込まれる差し込み穴を備えた樹脂製の第一部材と、前記第一部材に差し込まれた雄ねじに係合可能な係合片を備えた金属ばねと、前記金属ばねが組み込まれる樹脂製の第二部材と、を備えた電食防止ワンタッチクリップとする。
また、第一部材は、基台面と、基台面から突出する突出部とを備え、前記突出部の内側に、雄ねじが差し込まれる差し込み穴を備えた構成とすることが好ましい。
また、金属ばねは、第一部材に差し込まれた雄ねじが侵入可能な差し込み口を備え、前記差し込み口に沿って複数の係合片が設けられた構成とすることが好ましい。
また、金属ばねは、第二部材と係合する第二の係合片と、第一部材と係合する第三の係合片を備えた構成とすることが好ましい。
また、第二部材には、径方向に延びる板状の把持部を備えた構成とすることが好ましい。
また、このような電食防止ワンタッチクリップを用いてヒートインシュレータが固定された、ヒートインシュレータの固定構造とすることが好ましい。
本発明では、電食を防止可能なワンタッチクリップとすることができる。
実施形態の電食防止ワンタッチクリップの断面図である。 実施形態の電食防止ワンタッチクリップの概略分解斜視図である。 実施形態の電食防止ワンタッチクリップがヒートインシュレータを固定している状態の内部構造を示した図である。 第一部材の側面図である。 第一部材を突出部側から見た図である。 第一部材を図5の反対側から見た図である。 図4のVII−VII断面図である。 図5のVIII−VIII断面図である。 第二部材の側面図である。 第二部材を把持部側から見た図である。 第二部材を図10の反対側から見た図である。 図9のXII−XII断面図である。 ヒートインシュレータを取り付けたクリップを雄ねじに取り付ける方法を表した図である。 ヒートインシュレータを取り付けたクリップを雄ねじに取り付けた状態を示した図である。 クリップを雄ねじから取り外す方法を表した図である。
以下に発明を実施するための形態を示す。なお、以下では、車両の床裏に備えられた鉄製のスタッドボルトを雄ねじ81として用いてヒートインシュレータ9を固定する電食防止ワンタッチクリップ1について説明する。図1乃至図3に示すことから理解されるように、実施形態の電食防止ワンタッチクリップ1は、雄ねじ81が差し込まれる差し込み穴21を備えた樹脂製の第一部材2と、第一部材2に差し込まれた雄ねじ81に係合可能な係合片31を備えた金属ばね3と、この金属ばね3が組み込まれる樹脂製の第二部材4と、を備えている。このため、樹脂同士でヒートインシュレータ9などの部材を挟み込むことができ、電食を防止可能なワンタッチクリップとすることができる。また、電食防止ワンタッチクリップ1を雄ねじ81に取り付ける際に、工具が不要であり、組み付け工数の抑制をもたらすことができる。
また、このような電食防止ワンタッチクリップ1を用いてヒートインシュレータ9を固定した、ヒートインシュレータ9の固定構造10とすれば、ヒートインシュレータ9の損傷を抑制しつつヒートインシュレータ9を固定することができる。なお、実施形態における樹脂の材質はポリフェニレンサルファイド(PPS)としており、ヒートインシュレータ9を車両の床裏に取り付けた際にも、周囲の熱に耐えることができる。
図3に示すように、実施形態の電食防止ワンタッチクリップ1を用いてヒートインシュレータ9を固定する際は、第一部材2と第二部材4はヒートインシュレータ9を挟み込むように取り付けられる。より具体的には、雄ねじ81の付け根側に位置することになる部位である第一部材2と、雄ねじ81の先端側を覆うように位置することになる第二部材4によりヒートインシュレータ9が挟み込まれる。このように、樹脂製の第一部材2と樹脂製の第二部材4でアルミニウム製のヒートインシュレータ9を挟み込む構造であると、絶縁性が確保され電食が抑制される。なお、実施形態の第二部材4は、雄ねじ81の先端を覆うことができるようキャップ状に構成されており、雨や雪や泥などから雄ねじ81を守ることができる。
図3乃至図8に示すことから理解されるように、実施形態の第一部材2は、ヒートインシュレータ9の固定時にヒートインシュレータ9と対向する基台面22と、基台面22から突出する突出部23とを備えている。また、この突出部23の内側に、雄ねじ81が差し込まれる差し込み穴21を備えている。このような構成であるため、雄ねじ81とヒートインシュレータ9が非接触である状態を容易に確保できる。なお、実施形態のヒートインシュレータ9は、雄ねじ81などを差し込むことが可能な穴部91が設けられており、この穴部91に突出部23が差し込まれた状態で、金属ばね3が内部に組み込まれた第二部材4を取り付ければ、電食防止ワンタッチクリップ1とヒートインシュレータ9を固定することができる。なお、実施形態では、この固定の際に、第二部材4の端部と基台面22でヒートインシュレータ9を挟み込んでおり、金属ばね3とヒートインシュレータ9の接触を回避している。
なお、実施形態の突出部23は、金属ばね3に備えられた係合片31が雄ねじ81に係合できるように構成されている。より具体的には、係合片31の一部が突出部23の内方側に侵入することを許容する隙間部24を設けている。このため、金属ばね3の構造の複雑化を抑制することができる。
ところで、図3に示すことから理解されるように、実施形態の金属ばね3は、第二部材4と係合する第二の係合片32と、第一部材2と係合する第三の係合片33を備えている。このため、挿入時に必要な力を抑制するとともに、抜去力は確保することが可能となる。なお、第二の係合片32は、第二部材4との固定に用いられ、金属ばね3が第二部材4の内部で回転することを抑制するようにも機能する。また、第三の係合片33は、第一部材2と第二部材4を組み合わせた際に、第一部材2を押圧するように弾性力が働く部位であり、第一部材2と第二部材4が意図せず分離することを回避するように機能する。実施形態における係合片31と第三の係合片33は、その先端が内側に向くように構成され、第二の係合片32の先端は、外側に向くように構成されている。
実施形態の金属ばね3は、第一部材2に差し込まれた雄ねじ81が侵入可能な差し込み口35を備え、この差し込み口35に沿って複数の係合片31が設けられている。このため、複数方向から雄ねじ81と係合片31を接触させることができる。なお、実施形態においては、丸型の差し込み口35を設けるように、略円形状の部位34が形成されており、円形状の部位34の内周側から係合片31と第三の係合片33が突設されている。この係合片31と第三の係合片33は、その基部が同一円状に交互に現れるように構成されている。また、係合片31は第三の係合片33よりも大きく構成されている。なお、円形状の部位34の外周側から第二の係合片32が突設されている。
図9乃至図12に示すことから理解されるように、実施形態の第二部材4は、概略円筒形状であり、内部に金属ばね3を取り付けることができる。金属ばね3が第二部材4に組み込まれた状態において、金属ばね3の全体が第二部材4の内方に位置している。より詳しくは、第一部材2の突出部23が挿入される差し込み開口42の奥に金属ばね3の全体が位置している。
雄ねじ81と係合する係合片31は、その基部から雄ねじ81と接することになる部位に向けて徐々に差し込み開口42から遠ざかるように延びる。このため、雄ねじ81が差し込まれる際は、係合片31が外方に向けて撓みやすく、取り付け作業に過度な力が必要ない。一方、係合片31はねじ溝82に嵌るため、第二部材4が雄ねじ81と分離することが抑制される。なお、第三の係合片33は、先端が差し込み開口42から遠ざかるように延びているが、第二部材4と係合する第二の係合片32は、先端が差し込み開口42に近づくように延びている。
また、実施形態の第二部材4には、径方向に延びる板状の把持部41を備えている。このため、キャップ部を手で回し易くなり、電食防止ワンタッチクリップ1を雄ねじ81と分離する際の作業性を良くすることができる。なお、実施形態では、板状の把持部41を二カ所としている。
ここで、ヒートインシュレータ9をベース部材8に固定する方法の例を説明する。先ずベース部材8に雄ねじ81が固定された状態にする。また、電食防止ワンタッチクリップ1をヒートインシュレータ9に取り付ける。次に、図3、図13及び図14に示すことから理解されるように、雄ねじ81に対して電食防止ワンタッチクリップ1を押し込めば、電食防止ワンタッチクリップ1と雄ねじ81を固定することができる。したがって、ヒートインシュレータ9をベース部材8に固定することができる。このように、電食防止ワンタッチクリップ1を押し込むことでヒートインシュレータ9をベース部材8に固定するようにすれば、ナットを締め付ける際に生じるようなヒートインシュレータ9の亀裂を回避することができる。また、ヒートインシュレータ9をベース部材8に固定する際に、工具が不要であり、組み付け工数の抑制をもたらすことができる。
ところで、雄ねじ81に対して電食防止ワンタッチクリップ1を押し込めば、係合片31が雄ねじ81のねじ溝82に嵌った状態となる。このため、電食防止ワンタッチクリップ1を、押し込んだ側と反対方向に引っ張っても脱落しにくい状態となる。一方、ねじ溝82に嵌った係合片31は、第二部材4を所定方向に回転させれば、ねじ溝82に沿って移動させることができる。このため、電食防止ワンタッチクリップ1を雄ねじ81と分離したい場合には、図15に示すように、第二部材4を回転させれば、分離させることができる。これは、雄ねじ81とナットを分離する要領と同様である。
以上、実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されることはなく、各種の態様とすることが可能である。例えば、板状の把持部は二カ所である必要は無く、一カ所でも、三カ所でも、四カ所以上でも良い。また、板状の把持部が無い構成とすることも可能である。
第二部材は、雄ねじの先端を覆う構造とする必要は無く、取付時に雄ねじの先端が露出するようなものでもよい。
電食防止ワンタッチクリップは、車両の床裏で用いられるものである必要は無く、その他の箇所で用いても良い。
頭部のついた雄ねじをベース部材の穴に差し込んだ状態とした上で、電食防止ワンタッチクリップを押し込むことで、雄ねじをベース部材に固定するようにしても良い。
1 電食防止ワンタッチクリップ
2 第一部材
3 金属ばね
4 第二部材
9 ヒートインシュレータ
10 固定構造
21 差し込み穴
22 基台面
23 突出部
31 係合片
32 第二の係合片
33 第三の係合片
35 差し込み口
41 把持部
81 雄ねじ

Claims (6)

  1. 雄ねじが差し込まれる差し込み穴を備えた樹脂製の第一部材と、
    前記第一部材に差し込まれた雄ねじに係合可能な係合片を備えた金属ばねと、
    前記金属ばねが組み込まれる樹脂製の第二部材と、
    を備えた電食防止ワンタッチクリップ。
  2. 第一部材は、基台面と、基台面から突出する突出部とを備え、
    前記突出部の内側に、雄ねじが差し込まれる差し込み穴を備えた請求項1に記載の電食防止ワンタッチクリップ。
  3. 金属ばねは、第一部材に差し込まれた雄ねじが侵入可能な差し込み口を備え、
    前記差し込み口に沿って複数の係合片が設けられた請求項1又は2に記載の電食防止ワンタッチクリップ。
  4. 金属ばねは、第二部材と係合する第二の係合片と、第一部材と係合する第三の係合片を備えた請求項1乃至3の何れかに記載の電食防止ワンタッチクリップ。
  5. 第二部材には、径方向に延びる板状の把持部を備えた請求項1乃至4の何れかに記載の電食防止ワンタッチクリップ。
  6. 請求項1乃至5の何れかの電食防止ワンタッチクリップを用いてヒートインシュレータが固定された、ヒートインシュレータの固定構造。
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