JP6925241B2 - 空調制御システム、遠隔制御装置及び空調制御方法 - Google Patents

空調制御システム、遠隔制御装置及び空調制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、空調制御システム、遠隔制御装置及び空調制御方法に関する。
簡易、かつ、広範囲に人の在圏及び不在を検知するシステムとして、特許文献1に記載されている人物在圏検知システムがある。この人物在圏検知システムは、TV放送波等の一定の送信電力にてサービスを行っている無線システムを活用している。具体的には、この人物在圏検知システムは、人の動きによって、屋内のマルチパス環境での電波の受信信号強度が変動する原理を利用し、電波の受信信号強度の変化幅を検知することで人の在圏及び不在を検知する。
この人物在圏検知システムによれば、一定の送信電力で送信されている電波を室内の電波受信装置により受信することで、信号を送信する専用のハードウェアを必要とせずにシステムを実現することができる。また、この人物在圏検知システムは、部屋全体に伝搬する反射波を利用しているため、広い部屋全体の在圏検知を行うことができる。
特開2006−221213号公報
しかしながら、従来の人物在圏検知システムは、使用環境に合わせた適切な空調制御を行うことができない。
そこで、本発明の一態様は、使用環境に合わせた適切な空調制御を行うことができるようにすることを目的とする。
本発明の一態様に係る空調制御システムは、空気の調和を行う空気調和機、及び、前記空気調和機を遠隔制御する遠隔制御装置を備える空調制御システムであって、前記空気調和機は、複数の信号を、順次、電波に載せて前記遠隔制御装置に送信する第1の無線送信部と、前記遠隔制御装置からの制御信号を受信する第1の無線受信部と、を備え、前記遠隔制御装置は、前記電波から、前記複数の信号に対応する複数の受信信号を順次生成する第2の無線受信部と、前記複数の受信信号から、各々が前記複数の受信信号の各々の受信強度を示す複数の受信信号強度を測定する受信信号強度測定部と、前記複数の受信信号強度の変動の大きさが予め定められた大きさよりも大きい場合に、予め定められた空間に人がいる在圏と判定し、前記変動の大きさが前記予め定められた大きさ以下である場合に、前記予め定められた空間に人がいない不在と判定する在圏判定部と、前記空気調和機の環境の状態を示す物理量と、前記物理量における前記空気調和機の動作状態とを各々の項目で示す複数の項目を有する参照データを記憶する記憶部と、前記在圏判定部の判定結果が前記不在から前記在圏に変化した場合に、前記空気調和機の最新の環境の状態を示す物理量を用いて選択された少なくとも一つの項目に含まれている少なくとも一つの動作状態に従って、前記空気調和機の好適な動作状態を特定し、前記空気調和機を前記好適な動作状態にすることを示す前記制御信号を生成する制御部と、前記制御信号を前記空気調和機に送信する第2の無線送信部と、を備え、前記空気調和機は、前記制御信号に従って前記空気調和機を制御する空調制御部をさらに備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る遠隔制御装置は、空気の調和を行う空気調和機を遠隔制御する遠隔制御装置であって、前記空気調和機からの電波から、複数の受信信号を順次生成する無線受信部と、前記複数の受信信号から、各々が前記複数の受信信号の各々の受信強度を示す複数の受信信号強度を測定する受信信号強度測定部と、前記複数の受信信号強度の変動の大きさが予め定められた大きさよりも大きい場合に、予め定められた空間に人がいる在圏と判定し、前記受信信号強度の変動の大きさが前記予め定められた大きさ以下である場合に、前記予め定められた空間に人がいない不在と判定する在圏判定部と、前記空気調和機の環境の状態を示す物理量と、前記物理量における前記空気調和機の動作状態とを各々の項目で示す複数の項目を有する参照データを記憶する記憶部と、前記在圏判定部の判定結果が前記不在から前記在圏に変化した場合に、前記複数の項目から、前記空気調和機の最新の環境の状態を示す物理量を用いて選択された少なくとも一つの項目に含まれている少なくとも一つの動作状態に従って、前記空気調和機の好適な動作状態を特定し、前記空気調和機を前記好適な動作状態にすることを示す制御信号を生成する制御部と、前記制御信号を前記空気調和機に送信する無線送信部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る空調制御方法は、空気の調和を行う空気調和機、及び、前記空気調和機を遠隔制御する遠隔制御装置を備える空調制御システムが行う空調制御方法であって、前記空気調和機が、複数の信号を、順次、電波に載せて前記遠隔制御装置に送信し、前記遠隔制御装置が、前記電波から、前記複数の信号に対応する複数の受信信号を順次生成し、前記遠隔制御装置が、前記複数の受信信号から、各々が前記複数の受信信号の各々の受信強度を示す複数の受信信号強度を測定し、前記遠隔制御装置が、前記複数の受信信号強度の変動の大きさが予め定められた大きさよりも大きい場合に、予め定められた空間に人がいる在圏と判定し、前記受信信号強度の変動の大きさが前記予め定められた大きさ以下である場合に、前記予め定められた空間に人がいない不在と判定し、前記遠隔制御装置が、前記判定の結果が前記不在から前記在圏に変化した場合に、前記空気調和機の環境の状態を示す物理量と、前記物理量における前記空気調和機の動作状態とを各々の項目で示す複数の項目を有する参照データを参照して、前記複数の項目から、前記空気調和機の最新の環境の状態を示す物理量を用いて選択された少なくとも一つの項目に含まれている少なくとも一つの動作状態に従って、前記空気調和機の好適な動作状態を特定し、前記遠隔制御装置が、前記空気調和機を前記好適な動作状態にすることを示す制御信号を生成し、前記遠隔制御装置が、前記制御信号を前記空気調和機に送信し、前記空気調和機が、前記遠隔制御装置からの前記制御信号を受信し、前記空気調和機が、前記制御信号に従って、前記空気調和機を制御することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、使用環境に合わせた適切な空調制御を行うことができる。
空調制御システムの構成を示すブロック図である。 空気調和機の構成を概略的に示すブロック図である。 (A)及び(B)は、ハードウェア構成例を示す概略図である。 無線リモコン装置の構成を概略的に示すブロック図である。 参照データの一例を示す概略図である。 抽出された参照データのレコードの一部を示す概略図である。 空調制御装置における在圏検知方法を示すフローチャートである。 (A)及び(B)は、受信信号強度測定回路で測定されるRSSIの時間における変動状態を示すグラフである。 RSSIの標準偏差を示す概略図である。 無線リモコン装置が空気調和機を制御する方法を示すシーケンス図である。
図1は、実施の形態に係る空調制御システム100の構成を概略的に示すブロック図である。
空調制御システム100は、空気調和機110と、無線リモコン装置130とを備える。
空気調和機110は、空気の調和を行い、無線リモコン装置130は、空気調和機110を遠隔制御する遠隔制御装置である。
空気調和機110は、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、並びに、920MHz帯又は400MHz帯の特定小電力無線局を用いた通信網等によって構築された無線通信における電波101を用いて、無線リモコン装置130と通信する。
例えば、空気調和機110は、電波101を用いて、無線リモコン装置130において受信信号強度を検知するために使用される測定信号を、定期的に送信する。本実施の形態においては、測定信号として、空気調和機110からのビーコン信号及び通信信号の少なくとも何れか一方が用いられるが、本実施の形態は、このような例に限定されない。空気調和機110から送信される他の信号も、測定信号として利用することができる。
空気調和機110からの電波101は、天井、床、及び、配置されている什器等により、反射、回折又は透過を繰り返し、マルチパスで無線リモコン装置130に到達する。
空気調和機110からの電波101を用いて人の検知ができる圏内は、人の出入りがあり、電波101を用いて人の在圏検知を行うことのできる、予め定められた空間である。これは、基本的に室内ではあるが、室外であってもよい。また在圏を検出する圏内は、室内において、複数の部屋を含む空間であってもよい。
無線リモコン装置130は、空気調和機110と電波101を用いて通信を行うことができ、ユーザからの操作に応じて、空気調和機110を制御することができる装置である。言い換えると、無線リモコン装置130は、空気調和機110の遠隔制御を行うことができる装置である。
なお、空気調和機110と無線リモコン装置130とは、電波101を用いていれば、どのような形態の通信で接続されていてもよい。
図2は、空気調和機110の構成を概略的に示すブロック図である。
空気調和機110は、室内機111と、室外機123とを備える。
室内機111は、空気調和機110の室内側の処理を行う装置であり、室外機123は、空気調和機110の室外側の処理を行う装置である。
室内機111は、アンテナ112と、温度センサ113と、湿度センサ114と、通信回路115と、信号処理部116と、送信用無線回路117と、受信用無線回路118と、空調制御部119と、室内機本体120とを備える。
室外機113は、通信回路115に接続されている。
アンテナ112は、送信信号を電波101に載せて空間に放射するとともに、空間の電波101を受信信号に変換することで、受信信号を生成する。例えば、アンテナ112は、送信用無線回路117からの信号を電波101に載せて放射するとともに、電波101を受信信号に変換して、受信用無線回路118に与える。アンテナ112は、電波101を受けやすくするため、例えば、ダイポールアンテナのような指向性の小さいアンテナが望ましい。
温度センサ113は、温度を検知する。温度センサ113で検知される温度を室温とする。温度センサ113は、室温を信号処理部116に与える。
湿度センサ114は、湿度を検知する。湿度センサ114で検知される湿度を室内の湿度とする。湿度センサ114は、室内の湿度を信号処理部116に与える。
通信回路115は、室外機123と通信する通信インタフェースであり、通信部として機能する。例えば、通信回路115は、室外機123と通信して、室外機123で検知された温度及び湿度を取得する。室外機123で検知された温度を、外気温とし、室外機123で検知された湿度を、室外の湿度とする。通信回路115は、外気温及び室外の湿度を信号処理部116に与える。
なお、以上に記載した温度センサ113、湿度センサ114及び室外機123は、空気調和機110の環境の状態を示す物理量を検知する検知部として機能する。なお、本実施の形態における物理量は、室温、室内の湿度、外気温及び室外の湿度であるが、これらに限定されるものではない。
信号処理部116は、受け取った室温、室内の湿度、外気温及び室外の湿度を示す通信信号を生成し、生成された通信信号を送信用無線回路117に与える。なお、信号処理部116は、室温、室内の湿度、外気温及び室外の湿度のそれぞれを一つの通信信号で示すように、通信信号を生成してもよい。
また、信号処理部116は、無線LAN等の予め定められた規格に対応したビーコン信号を生成し、生成されたビーコン信号を送信用無線回路117に与える。
送信用無線回路117は、無線を用いて信号を送信する無線送信インタフェースである。例えば、送信用無線回路117は、通信信号及びビーコン信号のそれぞれから、無線で送信するための送信信号を生成する。具体的には、送信用無線回路117は、信号を帯域制限するフィルタ及び信号を増幅するアンプ等を備える。送信用無線回路117で生成された送信信号は、アンテナ112に与えられる。
ここで、アンテナ112及び送信用無線回路117により、複数の信号を、順次、電波101に載せて無線リモコン装置130に送信する無線送信部121が構成される。なお、無線送信部121を第1の無線送信部ともいう。
受信用無線回路118は、無線を用いて信号を受信する無線受信インタフェースである。例えば、受信用無線回路118は、アンテナ112から与えられる受信信号から制御信号を生成する。具体的には、受信用無線回路118は、信号を帯域制限するフィルタ及び信号を増幅するアンプ等を備える。受信用無線回路118で生成された制御信号は、空調制御部119に与えられる。
ここで、アンテナ112及び受信用無線回路118により、無線リモコン装置130からの制御信号を受信する無線受信部122が構成される。なお、無線受信部122を第1の無線受信部ともいう。
空調制御部119は、受信用無線回路118から与えられる制御信号で示される制御内容に従って、空気調和機110、特に、室内機本体120及び室外機123を制御する。
例えば、空調制御部119は、受信用無線回路118から与えられる制御信号で示される制御内容に従って、室外機123を制御するために、室外機123を制御するための室外機制御信号を生成して、生成された室外機制御信号を通信回路115に与える。通信回路115は、受け取った室外機制御信号を室外機123に送信する。
室内機本体120は、空気を調和する機能を実行する。例えば、室内機本体120は、熱交換器及びファン等の装置を備える。
以上に記載された信号処理部116及び空調制御部119の一部又は全部は、例えば、図3(A)に示されているように、メモリ10と、メモリ10に格納されているプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ11とにより構成することができる。このようなプログラムは、ネットワークを通じて提供されてもよく、また、記録媒体に記録されて提供されてもよい。即ち、このようなプログラムは、例えば、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
また、信号処理部116及び空調制御部119の一部又は全部は、例えば、図3(B)に示されているように、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等の処理回路12で構成することもできる。
図4は、無線リモコン装置130の構成を概略的に示すブロック図である。
無線リモコン装置130は、アンテナ131と、受信用無線回路132と、情報収集部133と、記憶部134と、受信信号強度測定回路135と、在圏判定部136と、演算部137と、制御部138と、送信用無線回路139と、入力部140とを備える。
アンテナ131は、送信信号を電波101に載せて、空間に放射するとともに、空間の電波を受信信号に変換することで、受信信号を生成する。例えば、アンテナ131は、空気調和機110から放射される電波101を受信信号に変換して、受信用無線回路132に与えるとともに、送信用無線回路139からの信号を電波101に載せて放射する。アンテナ131は、電波101を受けやすくするため、例えば、ダイポールアンテナのような指向性の小さいアンテナが望ましい。
受信用無線回路132は、無線を用いて信号を受信する無線受信インタフェースである。例えば、受信用無線回路132は、アンテナ131から与えられる受信信号から通信信号又はビーコン信号を生成する。具体的には、受信用無線回路132は、信号を帯域制限するフィルタ及び信号を増幅するアンプ等を備える。受信用無線回路132で生成された通信信号又はビーコン信号は、情報収集部133に与えられる。
ここで、アンテナ131及び受信用無線回路132により、電波101から、空気調和機110から送信された複数の信号に対応する複数の受信信号を順次生成する無線受信部141が構成される。なお、無線受信部141を、第2の無線受信部ともいう。
情報収集部133は、受信用無線回路132から通信信号を受け取った場合には、その通信信号で示されている室温、室内の湿度、外気温及び室外の湿度を環境蓄積データとして、記憶部134に記憶させる。
また、情報収集部133は、受信用無線回路132からビーコン信号を受け取った場合には、無線通信を行うために予め定められた規格に従って、そのビーコン信号を処理する。
記憶部134は、無線リモコン装置130での処理に必要なデータを記憶する。例えば、記憶部134は、情報収集部133から与えられた環境蓄積データを記憶する。
また、記憶部134は、複数の項目を有する参照データを記憶する。参照データにおける複数の項目の各々は、空気調和機110の環境の状態を示す物理量と、その物理量における空気調和機110の動作状態とを示す。
さらに、記憶部134は、在圏判定部136での判定に用いられる閾値を閾値データ及び在圏判定部136での判定結果を示す判定結果データを記憶する。具体的には、記憶部134は、フラッシュメモリ等の不揮発メモリ又はRAM(Random Access Memory)等の揮発メモリで構成される。
受信信号強度測定回路135は、受信用無線回路132における受信信号の受信強度である受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を測定する受信信号強度測定部である。受信信号強度測定回路135は、複数の受信信号から複数のRSSIを測定する。複数のRSSIの各々は、複数の受信信号の各々に対応する。受信信号強度測定回路135によって測定されたRSSIは、在圏判定部136に与えられる。
在圏判定部136は、複数のRSSIの変動の大きさが予め定められた大きさよりも大きい場合に、予め定められた空間に人がいる在圏と判定し、複数のRSSIの変動の大きさが予め定められた大きさ以下である場合に、予め定められた空間に人がいない不在と判定する。ここで、予め定められた空間は、通常、室内機111が設置されている空間である。
例えば、在圏判定部136は、一定時間、受信用無線回路132から与えられる複数のRSSIを蓄積し、蓄積された複数のRSSIの標準偏差を算出する。そして、在圏判定部136は、算出された標準偏差と、記憶部134に記憶されている閾値とを比較することで、在圏検知の範囲である予め定められた空間に人が存在するか否かを判定する。
また、在圏判定部136は、記憶部134に記憶されている閾値データを更新する。
例えば、在圏判定部136は、不在と判定された際に用いられた複数のRSSIと、在圏と判定された際に用いられた複数のRSSIとを保持し、不在と判定された際に用いられたRSSIの内、最も高い値と、在圏と判定された際に用いられた複数のRSSIの内、最も低い値との中間の値を閾値とする。
演算部137は、参照データを更新する。例えば、演算部137は、参照データに新たな項目を追加することで、その参照データを更新する。
具体的には、演算部137は、環境蓄積データが記憶部134に記憶された際に空気調和機110が動作中である場合に、通信信号で示されている物理量、及び、その際の空気調和機110の動作状態を示す項目を生成して、生成された項目を参照データに追加する。
図5は、参照データの一例を示す概略図である。
本実施の形態における参照データは、例えば、日付列150aと、時間列150bと、環境データ列150cと、制御データ列150dとを備える参照テーブル150である。参照テーブル150の一つのレコードが、参照データの一つの項目に対応する。
日付列150aには、環境データが得られた日付が格納される。
時間列150bには、環境データが得られた時間が格納される。
環境データ列150cには、空気調和機110から得られた環境データの値が格納される。ここでは、室温、室内の湿度、外気温及び室外の湿度が格納される。
制御データ列150dは、環境データが得られた際の、空気調和機110の動作状態を示す値が格納される。ここでは、動作時間、動作モード及び設定温度が格納される。
制御部138は、空気調和機110を制御する制御信号を生成する。
例えば、制御部138は、在圏判定部136の判定結果が不在から在圏に変化した場合に、参照テーブル150の複数のレコードから、空気調和機110の最新の環境の状態を示す物理量を用いて選択された少なくとも一つのレコードに含まれている少なくとも一つの動作状態に従って、空気調和機110の好適な動作状態を特定し、空気調和機110を好適な動作状態にすることを示す制御信号を生成する。
ここで、空気調和機110の最新の環境の状態を示す物理量は、例えば、記憶部134に記憶されている最新の環境蓄積データで示されている物理量である。
具体的には、制御部138は、記憶部134に記憶されている判定結果データが、不在を示す判定結果データから在圏を示す判定結果データに変わったタイミングで、参照テーブル150から、最新の環境データに対して予め定められた範囲にあり、かつ、不在を示す判定結果データから在圏を示す判定結果データに変わったタイミングにおける空気調和機110の動作時間に対して、参照テーブル150における動作時間が予め定められた範囲にあるレコードを選択する。
例えば、不在を示す判定結果データから在圏を示す判定結果データに変わったタイミングにおける空気調和機110の動作時間に対して、動作時間±10分、並びに、最新の環境データに対して、室温±1℃、室内の湿度±5%、外気温±1℃及び室外の湿度±5%の範囲内に含まれる動作時間、室温、室内の湿度、外気温及び室外の湿度を有するレコードを選択する。
選択されたレコードが一つである場合には、制御部138は、選択されたレコードに含まれている動作状態が好適な動作状態であると判断し、そのような動作状態とすることを示す制御信号を生成する。
一方、選択されたレコードが複数である場合には、制御部138は、選択されたレコードに対して、不在から在圏変化した日付である現在の日付に近いほど、重みが大きくなるように、重み付けを行う。
例えば、図6に、選択されたレコードを示す。
ここで、現在の日付が9月20日だとすると、9月18日のレコードが最も重くなるように、重み付けが行われる。
そして、制御部138は、例えば、最も重い重み付けが行われたレコードに含まれている動作モードを好適な動作モードとして決定する。
また、制御部138は、例えば、重み付けされた温度を加重平均することで、好適な設定温度を決定する。重み付けの方法は、特に限定しないが、例えば、現在の日付に最も近い参照データに「3」、次に近い参照データに「2」、その他の参照データに「1」の重み付けを行った場合には、好適な設定温度は、下記の(1)式により算出された26.625℃の小数点第1位を四捨五入して、27℃に決定される。
(27×3+27×2+26×1+26×1+26×1)÷(3+2+1+1+1)
=26.625 (1)
即ち、図6に示されている例では、設定温度は、26℃が多いが、直近2日は27℃に設定されている。この場合、好適な設定温度は、27℃となる。このように、日付の重み付けをすることで、ユーザの嗜好の変化に合わせた制御が可能となる。
そして、制御部138は、好適な動作モード及び好適な設定温度を示す制御信号を生成する。
また、制御部138は、入力部140への入力に従って、制御内容を決定し、決定した内容を示す制御信号を生成する。
さらに、制御部138は、在圏判定部136の判定結果が在圏から不在に変化してから、予め定められた時間、不在が続いた場合には、空気調和機110を停止することを示す制御信号を生成する。
図4に戻り、送信用無線回路139は、無線を用いて信号を送信する無線送信インタフェースである。例えば、送信用無線回路139は、制御信号から、無線で送信するための送信信号を生成する。具体的には、送信用無線回路139は、信号を帯域制限するフィルタ及び信号を増幅するアンプ等を備える。送信用無線回路139で生成された送信信号は、アンテナ131に与えられる。
ここで、アンテナ131及び送信用無線回路139により、制御信号を空気調和機110に送信する無線送信部142が構成される。無線送信部142を、第2の無線送信部ともいう。
入力部140は、指示の入力を受け付ける。例えば、入力部140は、ボタン等の入力装置により実現することができる。
以上に記載された情報収集部133、在圏判定部136、演算部137及び制御部138の一部又は全部は、例えば、図3(A)に示されているように、メモリ10と、メモリ10に格納されているプログラムを実行するCPU等のプロセッサ11とにより構成することができる。このようなプログラムは、ネットワークを通じて提供されてもよく、また、記録媒体に記録されて提供されてもよい。即ち、このようなプログラムは、例えば、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
また、情報収集部133、在圏判定部136、演算部137及び制御部138の一部又は全部は、例えば、図3(B)に示されているように、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC又はFPGA等の処理回路12で構成することもできる。
次に、この実施の形態に係る空調制御システム100の動作について説明する。
空気調和機110は、定期的に測定信号を送信する。例えば、空気調和機110は、室温、室内の湿度、外気温及び室外の湿度を示す通信信号を、1分に1回程度の間隔で送信する。
空気調和機110から送信された測定信号は、無線リモコン装置130に直線的に到達するものと、周りの環境に反射してから、無線リモコン装置130に到達する伝搬経路をとるものがある。
在圏検知の範囲に人が不在の場合、伝搬経路の変動はなく、無線リモコン装置130におけるRSSIは、安定し、ほぼ一定の値になる。一方、在圏検知の範囲に人がいる場合、伝搬経路が遮断されたり、人により反射したりすることで、無線リモコン装置130におけるRSSIは、人の活動状態に応じて変動する。
図7は、空調制御装置102における在圏検知方法を示すフローチャートである。
無線リモコン装置130では、空気調和機110が放射した測定信号の電波101をアンテナ131で受けて、その受信信号を受信信号強度測定回路135に与える。受信信号強度測定回路135は、受信信号のRSSIを測定し、測定されたRSSIを在圏判定部136に与える(S10)。在圏判定部136は、受信信号強度測定回路135から取得されたRSSIを蓄積する。
RSSIの取得は、1サイクルのウェイト(S11)を挟んで行われ、RSSIが一定時間分蓄積できるまで実行される(S12)。
ここで、ステップS11の1サイクルは、予め定められた時間、例えば、1秒間であり、ステップS12の一定時間も、予め定められた時間、例えば、30秒間である。
一定時間におけるRSSIが蓄積された場合には(S12でYes)、処理はステップS13に進む。
ステップS13では、在圏判定部136は、蓄積されたRSSIを用いてRSSIの標準偏差Xを算出する。
そして、在圏判定部136は、算出された標準偏差Xと、記憶部134に記憶されている閾値データで示される閾値とを比較する(S14)。
標準偏差Xが閾値以下である場合には(S15でYes)、処理はステップS16に進み、標準偏差Xが閾値よりも大きい場合には(S15でNo)、処理はステップS17に進む。
ステップS16では、在圏判定部136は、在圏検知の範囲に人がいない不在であると判定する。
ステップS17では、在圏判定部136は、在圏検知の範囲に人がいる在圏であると判定する。
ここで、在圏検知の範囲において、無線リモコン装置130と空気調和機110とが無線通信を行っている際に、人が数分間連続して複数の活動を行った場合のRSSIの計測結果を説明する。
図8(A)及び(B)は、受信信号強度測定回路135で測定されるRSSIの時間における変動状態を示すグラフであり、図9は、在圏判定部136で算出されるRSSIの標準偏差を示す概略図である。
在圏検知の範囲に人がいない場合には、受信信号強度測定回路135で測定されるRSSIの時間における変動状態は、図8(A)に示されているようになる。図8(A)に示されているように、このような場合には、RSSIのばらつきが非常に小さいことが分かる。
一方、在圏検知の範囲に人がいる場合には、受信信号強度測定回路135で測定されるRSSIの時間における変動状態は、図8(B)に示されているようになる。図8(B)に示されているように、このような場合には、電波101が人に反射することで、RSSIは、低くなったり大きくなったりと、人の動きに合わせて変動する。具体的には、在圏検知の範囲内で人が歩行を行っている場合には、10dB〜15dBの変動が数秒間の内に起き、RSSIは大きく変動する。この変動は、一般的には腕、足又は立ち位置が大きく変われば変わる程、大きくなる。
図9に示されているように、不在の場合のRSSIの標準偏差は、0.06〜0.2dBであり、在圏の場合のRSSIの標準偏差は、1.3〜4.2dBであった。このため、図9に示されているように、閾値により不在及び在圏を検知することができる。
次に、図10を用いて、空調制御システム100において、人の活動状態に基づいて、空気調和機110を制御する方法について説明する。
ここでは、在圏検知の範囲を室内として説明する。
図10は、無線リモコン装置130が空気調和機110を制御する方法を示すシーケンス図である。
まず、室内に人がいない状態から開始する。
空気調和機110は、定期的に、室温、室内の湿度、外気温及び室外の湿度を示す通信信号を生成し、測定信号として、無線リモコン装置130に送信する(S20)。この時点では人が検知されていないため、空気調和機110は、動作しない。その間も、空気調和機110は、定期的に通信信号を送信し続け、無線リモコン装置130はそれを受信して、参照データを生成して、参照データを記憶部134に蓄積するとともに、RSSIを測定し、測定されたRSSIを蓄積している(S21)。
その後、室内に人が入ってきたことを想定する。
人が室内に歩いて入ってくることにより、空気調和機110と無線リモコン装置130間の通信における電波101が乱れ、RSSIの変化のばらつきに基づいて、RSSIの標準偏差が閾値を超える(S22)。
無線リモコン装置130は、記憶部134に記憶されている参照データを参照することで、空気調和機110の動作モード及び設定温度を決定し、決定された動作モード及び設定温度を示す制御信号を生成し、空気調和機110にその制御信号を送信する(S23)。
制御信号を受信した空気調和機110は、空調制御部119が、制御信号で示される動作モード及び設定温度で室内機本体120の動作を開始する(S24)。
次に、室内に入ってきた人が、空気調和機110の操作を行ったことを想定する。
無線リモコン装置の130の入力部140に入力が行われる(S25)と、制御部138は、入力に従って制御内容を決定し、決定した内容を示す制御信号を生成して、それを空気調和機110に送信する(S26)。
制御信号を受信した空気調和機110は、空調制御部119が、制御信号で示される動作モード及び設定温度で室内機本体120の動作を開始する(S27)。
また、空気調和機110は、定期的に、室温、室内の湿度、外気温及び室外の湿度を示す通信信号を生成し、測定信号として、無線リモコン装置130に送信する(S28)。
測定信号を受信した無線リモコン装置130は、参照データの項目を生成して、参照データに項目を追加するとともに、RSSIを測定し、測定されたRSSIを蓄積する(S29)。
次に、空気調和機110を運転したまま室内から人が不在となることを想定する。
人が室内からいなくなることにより、空気調和機110と無線リモコン装置130間の電波101のばらつきは解消し、RSSIの標準偏差は、閾値以下になる(S30)。
但し、トイレ又は短時間の外出等、短期間の不在で空気調和機110を制御してしまうことを防ぐため、所定の期間中(例えば、1時間)、常に不在となっていた場合には、消し忘れと判断し、無線リモコン装置130の制御部138は、空気調和機110の運転を停止する制御信号を生成して、それを空気調和機110に送信する(S30)。
制御信号を受信した空気調和機110は、空調制御部119が、制御信号に従って、室内機本体120の動作を停止する(S32)。
なお、省エネ等の観点から、1時間以上の外出でも空気調和機110を停止したくない場合がある。その場合には、無線リモコン装置130は、入力部140を介して、ユーザから、予め自動停止を許可しない設定を選択できるようにしておくことが望ましい。
その後も、空気調和機110は、定期的に測定信号を送信し続け、無線リモコン装置130はそれを受信し続ける。
以上のように、本実施の形態によれば、無線リモコン装置130は、空気調和機110からの電波101における受信信号強度の変動の大きさが予め定められた大きさよりも大きい場合に、予め定められた空間に人がいる在圏と判定し、その変動の大きさが予め定められた大きさ以下である場合に、予め定められた空間に人がいない不在と判定することで、不在から在圏に変化した場合に、現在の空気調和機110の環境の状態に応じて、好適な動作状態となるように、空気調和機110を遠隔制御することができる。
また、空気調和機110は、その環境の状態を示す物理量を示す通信信号を電波101に載せて無線リモコン装置130に送ることで、無線リモコン装置130は、空気調和機110の環境の状態を適切に把握することができる。
無線リモコン装置130は、通信信号で示されている物理量を環境蓄積データとして記憶しておくことにより、空気調和機110の環境の状態を正確に把握することができる。
また、無線リモコン装置130は、通信信号で示されている物理量を記憶した際に、空気調和機110が動作中である場合に、通信信号で示されている物理量、及び、そのときの動作状態を示す項目を生成して、生成された項目を参照データに追加することで、参照データを更新することができる。このような更新により、無線リモコン装置130は、参照データを用いて、好適な動作状態となるように空気調和機110を制御することができる。
無線リモコン装置130は、不在から在圏に変化した際に、参照データの複数の項目から、空気調和機110の最新の環境の状態を示す物理量に対して、予め定められた範囲内の物理量を示し、かつ、不在から在圏に変化した際における空気調和機110の動作時間に対して、動作状態に含まれている動作時間が予め定められた範囲内である動作状態を含む項目を選択することで、容易に好適な動作状態を特定することができる。
例えば、そのようにして選択された項目が一つである場合には、無線リモコン装置130は、選択された一つの項目に含まれている動作状態を、好適な動作状態とすることで、容易に好適な動作状態を特定することができる。
また、選択された項目が複数である場合でも、無線リモコン装置130は、不在から在圏に変化した日付に最も近い日付の動作モードを、好適な動作モードとして容易に特定することができる。また、無線リモコン装置130は、選択された複数の項目に含まれている複数の設定温度に、日付に応じて重み付けを行って、重み付けが行われた設定温度を加重平均することで、容易に好適な設定温度を特定することができる。
無線リモコン装置130は、在圏から不在に変化してから、予め定められた時間、不在が続いた場合には、空気調和機110を停止することで、ユーザの消し忘れに対して適切な制御を行うことができる。
無線リモコン装置130は、複数の受信信号強度を予め定められた時間蓄積し、蓄積された複数の受信信号強度の標準偏差が閾値を超えた場合に、在圏と判定し、その標準偏差が閾値以下である場合に、不在と判定することで、容易に、人の在圏及び不在を判定することができる。
ここで、無線リモコン装置130は、不在と判定された際に用いられた複数の受信信号強度の内、最も小さい値と、在圏と判定された際に用いられた複数の受信信号強度の内、最も大きい値との中間値となるように、閾値を更新することで、在圏及び不在の判定をより適切に行うことができるようになる。
100 空調制御システム、 101 電波、 110 空気調和機、 111 室内機、 112 アンテナ、 113 温度センサ、 114 湿度センサ、 115 通信回路、 116 信号処理部、 117 送信用無線回路、 118 受信用無線回路、 119 空調制御部、 120 室内機本体、 121 無線送信部、 122 無線受信部、 123 室外機、 130 無線リモコン装置、 131 アンテナ、 132 受信用無線回路、 133 情報収集部、 134 記憶部、 135 受信信号強度測定回路、 136 在圏判定部、 137 演算部、 138 制御部、 139 送信用無線回路、 140 入力部、 141 無線受信部、 142 無線送信部。

Claims (11)

  1. 空気の調和を行う空気調和機、及び、前記空気調和機を遠隔制御する遠隔制御装置を備える空調制御システムであって、
    前記空気調和機は、
    複数の信号を、順次、電波に載せて前記遠隔制御装置に送信する第1の無線送信部と、
    前記遠隔制御装置からの制御信号を受信する第1の無線受信部と、を備え、
    前記遠隔制御装置は、
    前記電波から、前記複数の信号に対応する複数の受信信号を順次生成する第2の無線受信部と、
    前記複数の受信信号から、各々が前記複数の受信信号の各々の受信強度を示す複数の受信信号強度を測定する受信信号強度測定部と、
    前記複数の受信信号強度の変動の大きさが予め定められた大きさよりも大きい場合に、予め定められた空間に人がいる在圏と判定し、前記変動の大きさが前記予め定められた大きさ以下である場合に、前記予め定められた空間に人がいない不在と判定する在圏判定部と、
    前記空気調和機の環境の状態を示す物理量と、前記物理量における前記空気調和機の動作状態とを各々の項目で示す複数の項目を有する参照データを記憶する記憶部と、
    前記在圏判定部の判定結果が前記不在から前記在圏に変化した場合に、前記空気調和機の最新の環境の状態を示す物理量を用いて選択された少なくとも一つの項目に含まれている少なくとも一つの動作状態に従って、前記空気調和機の好適な動作状態を特定し、前記空気調和機を前記好適な動作状態にすることを示す前記制御信号を生成する制御部と、
    前記制御信号を前記空気調和機に送信する第2の無線送信部と、を備え、
    前記空気調和機は、前記制御信号に従って前記空気調和機を制御する空調制御部をさらに備えること
    を特徴とする空調制御システム。
  2. 前記空気調和機は、前記物理量を検知する検知部をさらに備え、
    前記第1の無線送信部は、前記検知部で検知された前記物理量を示す通信信号を、前記複数の信号の一つとして送信すること
    を特徴とする請求項1に記載の空調制御システム。
  3. 前記遠隔制御装置は、
    前記第2の無線受信部から前記通信信号を受け取り、前記通信信号で示されている前記物理量を環境蓄積データとして前記記憶部に記憶させる情報収集部と、
    前記通信信号で示されている前記物理量が前記記憶部に記憶された際に前記空気調和機が動作中の場合に、前記通信信号で示されている前記物理量、及び、前記動作状態を示す項目を生成して、前記生成された項目を前記参照データに追加する演算部と、を備えること
    を特徴とする請求項2に記載の空調制御システム。
  4. 前記動作状態には、前記空気調和機の動作時間が含まれており、
    前記制御部は、前記在圏判定部の判定結果が前記不在から前記在圏に変化した際に、前記複数の項目から、前記空気調和機の最新の環境の状態を示す前記物理量に対して、予め定められた範囲内の前記物理量を示し、かつ、前記在圏判定部の判定結果が前記不在から前記在圏に変化した際における前記空気調和機の動作時間に対して、前記動作状態に含まれている前記動作時間が予め定められた範囲内である前記動作状態を含む項目を、前記少なくとも一つの項目として選択すること
    を特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の空調制御システム。
  5. 前記制御部は、前記少なくとも一つの項目として、前記複数の項目から一つの項目を選択した場合には、前記選択された一つの項目に含まれている動作状態を、前記好適な動作状態とすること
    を特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の空調制御システム。
  6. 前記複数の項目の各々には、対応する日付が含まれており、
    前記動作状態には、前記空気調和機の動作モード及び設定温度が含まれており、
    前記制御部は、前記少なくとも一つの項目として、前記複数の項目から複数の項目を選択した場合には、前記選択された複数の項目に含まれている複数の動作モードの内、前記在圏判定部の判定結果が前記不在から前記在圏に変化した日付に最も近い日付の動作モードを、好適な動作モードとして特定するとともに、前記選択された複数の項目に含まれている複数の設定温度に、前記選択された複数の項目に含まれている複数の日付が前記在圏判定部の判定結果が前記不在から前記在圏に変化した前記日付に近い程重くなるように、重み付けを行い、前記重み付けが行われた設定温度を加重平均することで算出された温度により好適な設定温度を特定し、前記好適な動作モード及び前記好適な設定温度を前記好適な動作状態とすること
    を特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の空調制御システム。
  7. 前記制御部は、前記在圏判定部の判定結果が前記在圏から前記不在に変化してから、予め定められた時間前記不在が続いた場合には、前記空気調和機を停止することを示す前記制御信号を生成すること
    を特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の空調制御システム。
  8. 前記在圏判定部は、前記複数の受信信号強度を予め定められた時間蓄積し、前記蓄積された複数の受信信号強度の標準偏差が閾値を超えた場合に、前記在圏と判定し、前記標準偏差が前記閾値以下である場合に、前記不在と判定すること
    を特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の空調制御システム。
  9. 前記在圏判定部は、前記不在と判定された際に用いられた前記蓄積された複数の受信信号強度の内、最も小さい値と、前記在圏と判定された際に用いられた前記蓄積された複数の受信信号強度の内、最も大きい値との中間値となるように、前記閾値を更新すること
    を特徴とする請求項8に記載の空調制御システム。
  10. 空気の調和を行う空気調和機を遠隔制御する遠隔制御装置であって、
    前記空気調和機からの電波から、複数の受信信号を順次生成する無線受信部と、
    前記複数の受信信号から、各々が前記複数の受信信号の各々の受信強度を示す複数の受信信号強度を測定する受信信号強度測定部と、
    前記複数の受信信号強度の変動の大きさが予め定められた大きさよりも大きい場合に、予め定められた空間に人がいる在圏と判定し、前記受信信号強度の変動の大きさが前記予め定められた大きさ以下である場合に、前記予め定められた空間に人がいない不在と判定する在圏判定部と、
    前記空気調和機の環境の状態を示す物理量と、前記物理量における前記空気調和機の動作状態とを各々の項目で示す複数の項目を有する参照データを記憶する記憶部と、
    前記在圏判定部の判定結果が前記不在から前記在圏に変化した場合に、前記複数の項目から、前記空気調和機の最新の環境の状態を示す物理量を用いて選択された少なくとも一つの項目に含まれている少なくとも一つの動作状態に従って、前記空気調和機の好適な動作状態を特定し、前記空気調和機を前記好適な動作状態にすることを示す制御信号を生成する制御部と、
    前記制御信号を前記空気調和機に送信する無線送信部と、を備えること
    を特徴とする遠隔制御装置。
  11. 空気の調和を行う空気調和機、及び、前記空気調和機を遠隔制御する遠隔制御装置を備える空調制御システムが行う空調制御方法であって、
    前記空気調和機が、複数の信号を、順次、電波に載せて前記遠隔制御装置に送信し、
    前記遠隔制御装置が、前記電波から、前記複数の信号に対応する複数の受信信号を順次生成し、
    前記遠隔制御装置が、前記複数の受信信号から、各々が前記複数の受信信号の各々の受信強度を示す複数の受信信号強度を測定し、
    前記遠隔制御装置が、前記複数の受信信号強度の変動の大きさが予め定められた大きさよりも大きい場合に、予め定められた空間に人がいる在圏と判定し、前記受信信号強度の変動の大きさが前記予め定められた大きさ以下である場合に、前記予め定められた空間に人がいない不在と判定し、
    前記遠隔制御装置が、前記判定の結果が前記不在から前記在圏に変化した場合に、前記空気調和機の環境の状態を示す物理量と、前記物理量における前記空気調和機の動作状態とを各々の項目で示す複数の項目を有する参照データを参照して、前記複数の項目から、前記空気調和機の最新の環境の状態を示す物理量を用いて選択された少なくとも一つの項目に含まれている少なくとも一つの動作状態に従って、前記空気調和機の好適な動作状態を特定し、
    前記遠隔制御装置が、前記空気調和機を前記好適な動作状態にすることを示す制御信号を生成し、
    前記遠隔制御装置が、前記制御信号を前記空気調和機に送信し、
    前記空気調和機が、前記遠隔制御装置からの前記制御信号を受信し、
    前記空気調和機が、前記制御信号に従って、前記空気調和機を制御すること
    を特徴とする空調制御方法。
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