JP6925135B2 - ステアリングシャフト用ダストカバー - Google Patents

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本発明は、エンジンルームと車室とを仕切るパネルに設けられたコラムホールを貫通するステアリングシャフトとパネルとの間の隙間(コラムホール)を塞ぐステアリングシャフト用ダストカバーに関する。さらに詳述すると、本発明は、ステアリングシャフトの傾動に追従するためのベローズを備えたステアリングシャフト用ダストカバーに関する。
従来のステアリングシャフト用ダストカバーとしては、ダッシュパネルのコラムホールに嵌合される外筒部材と、ステアリングシャフトに嵌合される内筒部材と、これら外筒部材と内筒部材との間を塞ぐベローズとを有するものがある。
例えば、特許文献1に開示されているステアリングシャフト用ダストカバーは、エンジンルームと車室とを仕切るパネルに設けられたコラムホールに嵌合されるパネル固定部材(外筒部材に相当する)と、ステアリングシャフトが貫通すると共にこのステアリングシャフトに接触する軸シール部(内筒部材に相当する)と、この軸シール部に内周端が連結され外周端がパネル固定部材に接着されている二つのベローズ部とを有し、軸シール部と二つのベローズ部とはゴム材を用いて金型で一体成形されている。
また、特許文献2に開示されているステアリングシャフト用ダストカバーは、エンジンルームと車室とを仕切るパネルに設けられたコラムホールを形成するホールカバーに嵌め込まれる取付部(外筒部材に相当する)と、ステアリングシャフトが貫通する低摩擦材製のブッシュ(内筒部材に相当する)と、ステアリングシャフトの軸方向に複数のべローズを備えかつブッシュとパネルとの間に配置されてこの間をシールするゴム製のダストシール本体(ベローズ部に相当する)とを有し、ダストシール本体は複数のベローズが各外周側の端部を連続させて一体成形されたものであり、複数のベローズの内周側の固定部の端部がそれぞれブッシュの嵌合部に直接並べられて嵌合されると共に、一方のベローズの固定部と他方のベローズの固定部とがそれらの一部が重ねられた状態で取付部材によって包囲されてブッシュとの間で内周側固定部を締め付けることで複数のベローズを当該ダストシール本体とは別部材のブッシュに固定するように設けられている。
特開2001−324018号公報 特許第4987300号公報
しかしながら、いずれのステアリングシャフト用ダストカバーにおいても、内筒部材は、外筒部材をダッシュパネルに装着した際に、その位置が自ずと決まってしまう。このため、周辺機器のレイアウト変更や装着時のずれにより内筒部材の軸方向位置の変更が必要になった場合には、ステアリングシャフト用ダストカバーを新規に開発する必要がある。
内筒部材が軸方向で固定できない場合、内筒部材が外筒部材から外れてしまう可能性がある。内筒部材が外筒部材から外れてしまうと、コラムホールの隙間を塞ぐことができず、エンジンルーム側からの騒音が車室側まで届いてしまうため、騒音に対する遮音性を確保できなくなってしまう。
そこで、本発明は、コラムホールとステアリングシャフトとの間の密封性、シャフトに対する偏心追随性及びエンジンルーム側からの騒音に対する車室への遮音性をそのままに、周辺機器のレイアウトに合わせた内筒部材の軸方向位置の変更を可能にするステアリングシャフト用ダストカバーを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために請求項1記載の発明は、エンジンルームと車室とを仕切るパネルに設けられたコラムホールを貫通するステアリングシャフトとパネルとの間のコラムホールを塞ぐステアリングシャフト用ダストカバーであって、コラムホールの内周面と嵌合する外筒部材と、ステアリングシャフトの外周面と嵌合する内筒部材と、内筒部材と外筒部材との間を塞ぐ少なくとも1枚のベローズとを備え、ベローズは、内筒部材及び外筒部材のうちの一方の部材がある側の端部が当該一方の部材に取り付けられ、他方の部材がある側の端部にスライダーブロックを有し、スライダーブロックは、当該他方の部材へ押しつけられるとともに、当該他方の部材に対して相対的に軸方向移動可能であり、スライダーブロックを当該他方の部材に対して相対的にスライドさせることで外筒部材に対する内筒部材の軸方向位置を変更させるようにしている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のステアリングシャフト用ダストカバーにおいて、スライダーブロックと、スライダーブロックと対向する内筒部材及び該当部材のうちのいずれか他方との間には、スライダーブロックと対向する内筒部材及び外筒部材のうちのいずれか他方に対して相対的に軸方向にスライド可能で且つ一定の外力が加わらない限り選択した位置に止まるスライド機構を有している。
ここで、スライド機構は、特定の機構に限定されるものではないが、軸方向に連続的にまたは断続的に形成されるラック歯形から成る凹部材と、凹部材と噛み合わせ可能な少なくとも1つの歯から成る凸部材とで構成されるものであることが好ましく、さらに好ましくは凸部材の歯が複数であることである。また、スライド機構は、複数対のN極とS極とが軸方向に交互に着磁された帯状多極着磁体と、帯状多極着磁体と対向配置され少なくとも一対のN極とS極とを軸方向に並べて着磁したブロック状着磁体とで構成され、帯状多極着磁体とブロック状着磁体とが対応する磁極に正対したときにスライダーブロックの位置が保持されるようにしたものであっても良い。
請求項1記載のステアリングシャフト用ダストカバーによれば、外筒部材に対する内筒部材の軸方向位置を変更させ得るので、周辺機器のレイアウト変更や装着時のずれにより内筒部材の軸方向位置の変更の必要が生じても、その変更に伴って内筒部材の軸方向位置を簡単に変更できる。依って、1種類の製品で多種機器への併用が可能になるので、周辺機器のレイアウト変更や装着時のずれにより内筒部材の軸方向位置の変更の必要が生じても、新たにステアリングシャフト用ダストカバーを開発する必要がなく、開発コストが削減できる。
また、請求項2記載の発明によれば、スライド可能で且つ一定の外力が加わらない限り選択した位置に止まるスライド機構をスライダーブロックとこれと対向する外筒部材または内筒部材のいずれか一方との間に設けるようにしているので、必要に応じて内筒部材の軸方向位置を変更することができると共に、意図的にスライドさせようとする力が加わらない限り選択した位置に止まり、エンジンの振動等によってスライダーブロックが移動すること即ち内筒部材の軸方向位置が変更されることを防止できる。
また、請求項3記載の発明によれば、ラック歯形から成る凹部材とこれに噛み合う少なくとも1つの歯から成る凸部材との組み合わせという簡単な構造であり、内筒部材の軸方向位置を容易に調整することができる。また、凹部材と凸部材とが噛み合うことでスライダーブロックの軸方向への位置を止める構成であるので、実機での使用中にエンジンの振動等によって内筒部材が移動することを防止できる。
さらに、凸部材の歯の数を複数にすれば、凹部材と凸部材とが噛み合う起点が増えるため、歯にかかる力が分散されて、スライダーブロック引いては内筒部材の移動を一層防止できる。
また、磁気吸引力によりスライダーブロック引いては内筒部材の移動を阻止する場合には、機械的摩耗による影響を少なくすることができる。
本発明にかかるステアリングシャフト用ダストカバーの実施形態の一例を示す中央縦断半截断面図である。 スライダーブロックの外周面に形成される凸部材を構成する歯・突起の変形例の一例を示す概略図である。 ベローズの他の実施形態を示す中央縦断半截断面図である。 スライド機構の他の実施形態を示す中央縦断半截断面図である。
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1に本発明にかかるステアリングシャフト用ダストカバーの実施形態の一例を示す。このステアリングシャフト用ダストカバー1は、車室19とエンジンルーム18との間を仕切るパネル(図示省略)に設けられたコラムホール(図示省略)に取り付けられて、コラムホールを貫通するステアリングシャフト(図示省略)とパネルとの間の隙間(コラムホール)を塞ぐものである。そして、このステアリングシャフト用ダストカバー1は、コラムホールに嵌合されてコラムホールの縁に取り付けられる外筒部材2と、ステアリングシャフトに嵌められる内筒部材4と、内筒部材4と外筒部材2との間を塞ぐ少なくとも1枚のベローズ3と、該ベローズ3の径方向内側の環状部(以下、内周端6と呼ぶ)または径方向外側の環状部(以下、外周端7と呼ぶ)のいずれかに備えられて内筒部材4または外筒部材2のいずれかと対向して軸方向に相対的にスライド可能なスライダーブロック5とを備え、スライダーブロック5を軸方向に相対的にスライドさせることで外筒部材2に対する内筒部材4の軸方向位置を変更させることができるように設けられている。尚、ベローズ3は、内筒部材4または外筒部材2のいずれか一方に内周端6または外周端7が取り付けられると共に、自由端側となるベローズ3の内周端6または外周端7にスライダーブロック5を有する。
本実施形態のステアリングシャフト用ダストカバーの場合、ベローズ3は内周端6が内筒部材4に取り付けられると共に外周端7にスライダーブロック5が取り付けられて外筒部材2に対してスライダーブロック5ひいては内筒部材4の位置が軸方向にスライド可能とされている。さらに、本実施形態の場合、スライダーブロック5は外筒部材2に対し、一定の外力具体的には意図的にスライドさせようとする力が加わらない限り、即ちエンジンや車体の振動などに起因する外力程度では、軸方向に移動せず選択した位置に止まるように設けられている。例えば、スライダーブロック5の外周面と外筒部材2の内周面との間には、軸方向にスライド可能で且つ一定の外力が加わらない限り選択した位置に止まるスライド機構8が構成されている。スライド機構8は、特定の機構に限定されるものではないが、例えば本実施形態の場合には、外筒部材2とその内周面に沿ってスライドするスライダーブロック5とで構成されると共にそれらの間に凹凸の噛み合わせ例えばラック歯形(複数の溝)から成る凹部材10とこれに噛み合う少なくとも1つの歯(突起)から成る凸部材9との組み合わせを設けることで噛み合わせ位置で止まるように設けられている。
外筒部材2または内筒部材4へのスライダーブロック5を介したベローズ3の連結は、ステアリングシャフト用ダストカバー1の追随性・遮音性をそのままに、内筒部材2の軸方向位置を任意に変更可能とする。スライダーブロック5は、例えばベローズの外周端7または内周端6を包み込んで対向する外筒部材2の内周面または内筒部材4の外周面に対して軸方向に相対的にスライド可能に支持している。また、図示していないが、スライダーブロック5は、外筒部材2の内環12の凹部材10の溝に対して外周の凸部材9が嵌まり込んだり乗り越えたりすることを可能とするため、必要に応じて周方向に分割されて径方向内側または外側へ僅かに変位可能な環状体としても良い。尚、スライダーブロック5は、特定の材質に限定されるものではないが、滑り易い材質例えばPTFE(フッ素樹脂)やPPS(ポリフェニレンサルファイド)などの摺動材料として周知の低摩擦特性を有する樹脂材料や、固体潤滑剤(黒鉛)を微細で均一に分散させた金属系無給油軸受材や潤滑メタル、アルミなどの金属材料等で構成されることが好ましい。
また、本実施形態の場合、スライダーブロック5の外周面側には外筒部材2の内環12に設けられた内周面のラック歯形から成る凹部材10と噛み合わせ可能な凸部材9を有している。この凸部材9は、少なくとも1つの歯・突起によって形成されるが、本実施形態の場合には図1に示すように2つの歯によって形成されている。そして、凸部材9の2つの歯・突起は凹部材10の互いに逆向きとなる溝の傾斜面に同時に当接するように設けられている。即ち、凸部材9と凹部材10とは、嵌合された際に、互いに逆向きの斜面に同時に接触するように設けられている。したがって即ち、凹部材10と凸部材9との互いに接触する斜面の間に楔状に力が作用して軸方向への遊びが無くなることで密着し、高いシール性が得られる。勿論、突起となる歯は少なくとも1つ有れば良く、図示の如き2つの例に限られるものでは無いが、場合によっては3つ以上有っても良い。
また、図示されていないが、外筒部材2の内周面に形成された凹部材10及びスライダーブロック5の外周面に形成された凸部材9は、周方向に連続的に形成されるものに限られず、周方向に不連続的(断続的)に形成されても良い。また、凹部材10を構成するラック歯形も、場合によっては軸方向に断続的に形成しても良い。例えば、凸部材9が離れた2つの歯(突起)によって構成される場合には、対応するラック歯形も断続的に形成されても、実質的に位置調整量(範囲)を狭くすることがない。
また、スライダーブロック5は、本実施形態の場合には、図1に示すように、軸方向に分割可能で、ベローズの外周端7を軸方向から挟み込むようにして一体化する構造とされている。例えば、スライダーブロック5は、印籠継手構造によって軸方向に2分割されると共に互いに噛み合う印籠継ぎ手部分に凹凸を設け、軸方向に噛み合わせると同時に凹凸を噛み合わせて固定して容易に分離できないようにしている。軸方向に2分割されたスライダーブロック5の一方のブロックには、ベローズの外周端7を軸方向並びに径方向内側から受支える逆鉤(かえし)となる辺を有するL形のベローズ保持部5aが、他方のブロックにはベローズの外周端を軸方向に挟持するI形のベローズ保持部5bがそれぞれ設けられ、これら両ブロック5a,5bによって第1及び第2のベローズ3a,3bの各外周端7が挟み込まれることで一体化されている。この場合、スライダーブロック5に複数枚のベローズの外周端7を組み込む作業が容易になる。勿論、スライダーブロック5は、図1における印籠継ぎ手構造を無くして分割不能の単一ブロックとして一体成形されたものとしても良い。この場合には、ベローズの外周端7または内周端6を変形させながら内部空間に押し込むことで、ベローズ3の外周端7あるいは内周端6とにスライダーブロック5が組み付けられる。
凸部材9の歯並びに凹部材10の溝(換言すれば歯)は、図1に示すように、本実施形態では、軸平面断面が台形状を成し、軸方向の力が作用したときに凸部材9と凹部材10との嵌合が解除される方向に作用する分力を発生させる斜面を双方向に有す構造とされている。この歯・突起または溝形状によれば、エンジンルーム19側または車室18側へスライド移動させたい時に、スライダーブロック5を移動させたい方向に荷重をかけることで、凹部材10のラック形歯と接触する凸部材9の歯・突起が斜面を滑って乗り越え、外筒部材2からスライダーブロック5を離間させることができる。したがって、スライダーブロック5はどちらの方向から荷重をかけても外筒部材2に対してスライドさせることができる。
本実施形態の場合、凸部材9の歯・突起は2つ備えられ、それぞれの歯・突起が凹部材10の溝の傾斜面と当接する面が互いに逆向きとなるように設けられている。即ち、凸部材9と凹部材10とは、互いに嵌合した際に、軸方向の双方向に同時に互いの斜面が接触して軸方向への遊びが無くなるように設けられている。したがって、凹部材10と凸部材9との互いに接触する斜面の間に相対的に楔状に力が作用する位置関係が保たれ、径方向外側に向けて押しつけられることで密着するように設けられている。これにより、歯面間の隙間が無くなって、高いシール性が得られる。同時に、凹部材10と凸部材9とが噛み合う起点が増えるため、歯にかかる力が分散されて、スライダーブロック5引いては内筒部材4の移動を一層防止できる。勿論、突起となる歯は少なくとも1つ有れば良く、図示の如き2つの例に限られるものでは無いが、場合によっては3つ有っても良い。また、スライダーブロック5の外周面に形成される凸部材9は、本実施形態の場合、2分割されたスライダーブロック5の一方に形成されているが、これに特に限られるものでは無く、双方のブロックに分けて設けても良い。
尚、外筒部材2の内周面の凹部材10のラック歯形とスライダーブロック5の外周面に形成した凸部材9の歯(突起)とは、本実施形態の場合、凹部材10の溝の大きさに比べて凸部材9の歯の大きさが小さく形成されているが、これに特に限られず、場合によっては合同若しくはそれに近い相似形状としても良い。この場合には、凹部材10に凸部材9が嵌合した状態でのシール性を高めることができる。
また、凸部材9の歯並びに凹部材10の溝(換言すれば歯)の断面形状は図1に例示する台形状に限られず、例えば図2(A)に示すような双方向移動を可能とする略R形状(断面半円状のビード)や、図2(B),(C)に示すような斜面と垂直面(絶壁)との組み合わせによって一方向移動用の歯としても良い。また、本実施形態では、凹部材10の歯・溝は一定ピッチで軸方向に形成されたラック形歯の連続した溝であり、スライダーブロック5の外周面側の歯は少なくとも1つから成る突起であるが、これに特に限られない。例えば、外筒部材2の内周面に突起に相当する少なくとも1つの歯を形成する一方、スライダーブロック5の外周面側にラック状の歯を設けるようにしても良い。
コラムホールを区画するパネルの穴の縁(内周面)に嵌合させられる外筒部材2は、本実施形態の場合、コラムホールの内周面と嵌合する外環11と、スライダーブロック5と接する内環12との2部材で構成され、内環12の内周面には軸方向にラック歯形(複数の溝)から成る凹部材10が形成されている。外環11は例えば天然ゴム(NR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、NR/SBR、クロロプレンゴム(CR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)等のゴムで構成されており、内環12は好ましくは摺動性に富む素材例えば摺動性に優れた自己潤滑性摺動材PTFE(フッ素樹脂)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)などの摺動材料として周知の低摩擦特性の樹脂で構成されている。なお、内環12はゴムから成る外環11とインサート成形により一体成形する場合には、耐高温性に優れている樹脂であることが望ましい。
外筒部材2は、本実施例の場合、ゴム製外環11と樹脂製内環12との2層構造となっているが、これに特に限られるものではなく、例えば全体を樹脂で射出成型した1層の筒部材で構成し、その内周面に凹部材10または凸部材9を設けるようにしても良い。樹脂製の一体成形品として外筒部材2を形成する場合には、凹部材10または凸部材9も射出成形時に同時に成形することが好ましい。本実施形態において、凹部材10は一定ピッチで歯が形成されるラック歯形で構成した例を示しているがこれに特に限られるものでは無く、場合によっては不定ピッチで凹部を設けるようにしても良い。
内筒部材4はステアリングシャフトの外周面と嵌合する樹脂、好ましくは摺動性の良い低摩擦特性に優れた樹脂(自己潤滑性摺動材PTFE(フッ素樹脂)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)などの摺動材料としてのプラスチック)で構成されている。
本実施形態においてベローズ3は、ステアリングシャフトの軸方向に間隔をあけて配置される複数枚のベローズ、例えば車室19側寄りの第1ベローズ3aと、エンジンルーム18側寄りの第2ベローズ3bとで構成されている。ここで、ベローズ3を構成するゴム材は、ステアリングシャフトの傾動に良好に追従させるべく高い柔軟性を有するものの使用が好ましく、例えば本実施形態ではエチレンプロピレンゴムが用いられている。但し、上記に挙げた材料は1つの好適な例示であって、他の材料を用いても良いのは勿論である。尚、本実施形態では第1と第2の2枚1組のベローズ3a,3bを設けた例について主に説明するが、少なくとも1つのベローズを備えておれば良く、場合によっては3つ以上のベローズを設けるようにしても良い。
そして、第1及び第2のベローズ3a,3bは、その各外周端7をスライダーブロック5に径方向に一部重ね合わせるように嵌め込んで一体化する一方、内周端6側を内筒部材4の外周面に径方向に一部重ね合わせるように被せてからベローズ取付部材13で固定するように設けられている。これにより、スライダーブロック5と、第1及び第2ベローズ3a,3b並びに内筒部材4とが一体化されて1部品として構成されるので、ステアリングシャフト用ダストカバーの組立作業が容易なものとなり、さらにステアリングシャフト用ダストカバー1のパネルへの取付作業が簡単に行なえるものとなる。尚、本実施形態の第1,第2ベローズ3a,3bは、エンジンルーム18側に向かって突出した形状であるが、場合によっては車室19側に向かって突出した形状としても良い。また、本実施形態の第1,第2ベローズ3a,3bは、1つの頂部を有する形状であるが、場合によっては複数の頂部を有する形状としても良い。
本実施形態のベローズ3は、別体に成形された第1,第2ベローズ3a,3bをスライダーブロック5及び内筒部材4で連結して一体化する構造であることから、射出成形の際の型抜きを極めて容易にすることができる。勿論、第1ベローズ3aと第2ベローズ3bとを径方向内側または外側のいずれか一方で一体成形する場合においても、他方において分離されるように形成すれば射出成形の際の型抜きを容易にすることができることは言うまでもない。
ステアリングシャフトが貫通する内筒部材4は、図1に示すように、ステアリングシャフトが摺接する内周面には主に潤滑剤としてのグリースを保持するための溝22が少なくとも1本設けられている。この溝22に潤滑剤としてのグリースが保持されることにより、内筒部材4に対してステアリングシャフトをより長期に且つより円滑に回転摺動させることができる。ここで、内筒部材4を構成する低摩擦材は、摺動性が良好すなわち低い摩擦係数であり、且つステアリングシャフトの回転や傾動によって或いはベローズ取付部材13の締め付け力によって容易に変形することのない程度の剛性を備える硬質低摩擦材を用いることが好ましく、例えば本実施形態ではポリアミド樹脂を用いているが、ポリテトラフルオロエチレン樹脂やアルミ等の金属材料を用いても良い。また、ポリアセタールや含油樹脂を用いてもよい。
内筒部材4の外周面には、第1,2ベローズ3a,3bの各内周端6が嵌め込まれる嵌合凹部16と、第1,2ベローズ3a,3bの抜け止めのための段部17と、ベローズ取付部材13が所定の位置に嵌め込まれると固定されるスナップロック式のベローズ取付部材装着部20が形成されている。スナップロックは、内筒部材4の車室19側の端部に径方向に弾性変形するフック21を少なくとも1カ所備えるものであり、リング状のベローズ取付部材13を嵌め込む際にフック21の先端が径方向内側へ撓み、ベローズ取付部材13が通過した後にはフック21の先端が元の位置に復帰してベローズ取付部材13の後端にフック21が引っかかって内筒部材4に嵌め込まれたベローズ取付部材13の抜け止めとして機能させるようにしたものである。したがって、第1,第2ベローズ3a,3bの内周端6は、ベローズ取付部材13と段部17との間に挟まれて固定される。
第1,第2ベローズ3a,3bは、各内周端6が部分的に径方向に重なるように組み合わされて内筒部材4の嵌合凹部16に嵌合されるため、その締め付け力だけでも内筒部材4に固定されるが、ベローズ取付部材13でさらに周りから締め付けることでより確実に内筒部材4に固定される。そして、内筒部材4に対するステアリングシャフトの摺動性を悪化させることなく、ベローズ3を内筒部材4に確実に固定することができる。
本実施形態のステアリングシャフト用ダストカバーでは、図1に示すように、内筒部材4のエンジンルーム18側の端面に配置される車室内側シールリップ14と、車室19側の端面に配置されるエンジンルーム側シールリップ15とが配置され、ステアリングシャフトの外周面と接触して内筒部材4の溝22に充填されたグリースを両側から密封する構造とされている。これによって、ステアリングシャフトと内筒部材4との間に充填されるグリースの流出を防いで、グリース不足に因るスティックスリップの発生を十分に防止することが可能となる。これらエンジンルーム側シールリップ15並びに車室内側シールリップ14は、例えば摺動性、シール性に優れるゴム材あるいはエラストマーの使用が好ましく、特定の材料に限定されるものではないが摺動部分の密封に良好な物性を有するゴム例えばNBR(アクリロニトリル−ブタジエンゴム)の使用が好適である。
ここで、本実施形態におけるベローズ取付部材13は、合成樹脂例えばポリアミド樹脂によって第1,第2ベローズ3a,3bの内周端6を保持する大径筒部13aと内筒部材4に直接嵌合する小径筒部13bとを有する段付きリング形状に成形され、内筒部材4に装着されたときに大径筒部5aと内筒部材4との間で第1及び第2のベローズ3a,3bの各内周端6を一部重ねた状態で締め付けて保持するものである。本実施形態の場合、ベローズ取付部材13には車室内側シールリップ14がインサート成形により一体的に設けられている。
また、本実施形態のステアリングシャフト用ダストカバーでは、ベローズ取付部材13を内筒部材4に装着する構造として、ベローズ取付部材13が所定の位置に押し込まれると固定されるスナップロック式を採用している。スナップロックは、内筒部材4の車室19側の端部に径方向に弾性変形するフック21を少なくとも1カ所備えるものであり、リング状のベローズ取付部材13を嵌め込む際にフック21の先端が径方向内側へ撓み、ベローズ取付部材13が通過した後にはフック21の先端が元の位置に復帰してベローズ取付部材13の後端にフック21が引っかかって内筒部材4に嵌め込まれたベローズ取付部材13の抜け止めとして機能させるようにしたものである。
このステアリングシャフト用ダストカバー1によれば、ステアリングシャフト用ダストカバーの追随性・遮音性をそのままに、スライドによる内周部の軸方向位置を任意に変更することができる。例えば、図1に示す例では、外筒部材2をダッシュパネルに装着して固定しても、外筒部材2の内周面の凹部材10の範囲内でスライダーブロック5を軸方向にスライドさせて内筒部材4の位置を軸方向に任意に移動させることができる。このため、周辺機器のレイアウトの変更やカバー装着時のずれが起きても、内筒部材の軸方向位置の変更で対応させることができる。依って、1種類のステアリングシャフト用ダストカバー1で多種機器への併用が可能になる。
また、スライド可能で且つ一定の外力が加わらない限り選択した位置に止まるスライド機構をスライダーブロックとこれと対向する外筒部材または内筒部材のいずれか一方との間に設けるようにしているので、必要に応じて内筒部材の軸方向位置を変更することができると共に、意図的にスライドさせようとする力が加わらない限り選択した位置に止まり、エンジンの振動等によってスライダーブロックが移動すること即ち内筒部材の軸方向位置が変更されることや外筒部材から外れることを防止できる。
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述の実施形態では、内筒部材4にベローズ3を取り付けると共にベローズ3の外周端7側にスライダーブロック5を取り付け、外筒部材2の内周面とスライダーブロック5との間に必要に応じて軸方向にスライド可能なスライド機構(凹凸)8を構成するようにしているが、これに特に限られるものではなく、外筒部材2にベローズ3を取り付けると共にベローズ3の内周端6に内筒部材4に対して軸方向にスライド可能なスライダーブロック5を取り付け、内筒部材4の外周面とスライダーブロック5の内周面との間に必要に応じてスライド可能なスライド機構8を構成するようにしても良い。つまり、スライダーブロック5の配置は、ベローズ3の外周端7への配置と内周端6への配置の双方が想定され、外筒部材2にベローズ3を取り付けた場合には、スライダーブロック5はベローズ3の内周端6側に設けられ、内筒部材4の外周面に凹部材10または凸部材9が設けられた場合にはスライダーブロック5の内周面側に凸部材9または凹部材10が設けられることとなる。
また、上述の実施形態では、内筒部材4、ベローズ3及びスライダーブロック5はそれぞれ独立した別部品として構成されたものを組み立てることによって1部品化するようにしているが、これに特に限られず、場合によってはインサート成形などにより予め一体的に成形しても良い。
また、図示していないが、スライダーブロック5と外筒部材2との嵌合部の密封性を高めるために、例えばスライダーブロック5の車室19及びエンジンルーム18に向く側面(軸直交平面)部分に外筒部材2の内周面と接触する環状リップを設けても良い。同様に、外筒部材2にベローズ3の外周端7を取り付ける一方、ベローズ3の内周端6にスライダーブロック5を備えて内筒部材4との間に凸部材9と凹部材10とを有するスライド機構8を設ける場合にも、スライダーブロック5の側面部分に内筒部材4の外周面と接触する環状リップを設けるようにしても良い。
また、上述の実施形態では、ベローズ3は互いに独立した2枚のベローズ3a,3bによって構成されているが、これに特に限られるものでは無く、型抜き可能な一体構造、例えば図3に示すように内周端6あるいは外周端7のいずれか一方を繋げると共に、他方を分離された開口可能な形状として複数枚のベローズを一体成形するようにしても良い。この実施形態では、第1ベローズ3aと第2ベローズ3bの内周端6は一体的に成形されているのに対して、外周端7はスライダーブロック5に囲まれた状態では径方向に一部重なって面一な外周面を形成しながら、型抜きの際には第1ベローズ3aと第2ベローズ3bとに分割されて開口可能な形状に成形されている。
また、スライド機構8としては、上述の実施形態の如き自己摺動性樹脂の摺り合わせと凹部材10と凸部材9との噛み合わせとの組み合わせに限られず、磁気吸引力を利用したスライダーブロック5の固定しつつ必要に応じて軸方向へ移動することを許容するものとしても良い。例えば、図4に示すように、スライド機構8としては、N極とS極とが交互に軸方向に並ぶように着磁された帯状多極着磁体(凹部材10に相当する)10’と、少なくとも一対のN極とS極とを軸方向に並べて着磁したブロック状着磁体(凸部材9に相当する)9’とを対向配置させ、互いのN極とS極とが正対したときに磁気吸引力が最大化してスライダーブロック5の位置が保持されるようにしても良い。この実施形態では、帯状多極着磁体10’並びにブロック状着磁体9’は、外筒部材2の内環12及びスライダーブロック5の外周面の一部に埋設されるか、あるいは接着などで固着されているが、これに特に限られず、内環12あるいはスライダーブロック5の少なくとも一部材質が例えばボンド磁石のような着磁可能な素材とされていれば、着磁することによって一体的に磁石部分を形成するようにしても良い。
1 ステアリングシャフト用ダストカバー
2 外筒部材
3 ベローズ
3a 第1のベローズ
3b 第2のベローズ
4 内筒部材
5 スライダーブロック
6 ベローズの内周端
7 ベローズの外周端
8 スライド機構
9 凸部材(歯・突起)
9’ブロック状着磁体(凸部材9に相当する)
10 凹部材(ラック歯形・溝)
10’帯状多極着磁体(凹部材10に相当する)

Claims (5)

  1. エンジンルームと車室とを仕切るパネルに設けられたコラムホールを貫通するステアリングシャフトと前記パネルとの間の前記コラムホールを塞ぐステアリングシャフト用ダストカバーであって、
    前記コラムホールの内周面と嵌合する外筒部材と、
    前記ステアリングシャフトの外周面と嵌合する内筒部材と、
    前記内筒部材と前記外筒部材との間を塞ぐ少なくとも1枚のベローズとを備え、
    前記ベローズは、
    前記内筒部材及び前記外筒部材のうちの一方の部材がある側の端部が当該一方の部材に取り付けられ、他方の部材がある側の端部にスライダーブロックを有し、
    前記スライダーブロックは、
    当該他方の部材へ押しつけられるとともに、当該他方の部材に対して相対的に軸方向移動可能であり、
    前記スライダーブロックを当該他方の部材に対して相対的にスライドさせることで前記外筒部材に対する前記内筒部材の軸方向位置を変更させることが可能である
    ステアリングシャフト用ダストカバー。
  2. 前記スライダーブロックと、前記スライダーブロックと対向する前記内筒部材及び前記外筒部材のうちのいずれか他方との間には、前記スライダーブロックと対向する前記内筒部材及び前記外筒部材のうちのいずれか他方に対して相対的に軸方向にスライド可能で且つ一定の外力が加わらない限り選択した位置に止まるスライド機構を有する請求項1記載のステアリングシャフト用ダストカバー。
  3. 前記スライド機構は、軸方向に連続的にまたは断続的に形成されるラック歯形から成る凹部材と、前記凹部材と噛み合わせ可能な少なくとも1つの歯から成る凸部材とで構成されるものである請求項2記載のステアリングシャフト用ダストカバー。
  4. 前記凸部材の歯は複数である請求項3記載のステアリングシャフト用ダストカバー。
  5. 前記スライド機構は、複数対のN極とS極とが軸方向に交互に着磁された帯状多極着磁体と、前記帯状多極着磁体と対向配置され少なくとも一対のN極とS極とを軸方向に並べて着磁したブロック状着磁体とで構成され、前記帯状多極着磁体と前記ブロック状着磁体とが対応する磁極に正対したときに前記スライダーブロックの位置が保持されるようにしたものである請求項2記載のステアリングシャフト用ダストカバー。
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