JP6924873B1 - 救出システム、及び、救出方法 - Google Patents

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【課題】負傷者が負担なく移動でき、既存設備の改造の必要がない、救出システムを提供する。【解決手段】ニューマチックケーソン10で使用される作業者の救出システムSであって、作業室14から延びるマテリアルシャフト21と、マテリアルシャフト21の途中に設置されたマテリアルロック22と、加減圧可能に形成されたホスピタルロック30と、作業室14内で作業者を横たわった状態で収容するカプセル40であって、圧気状態のままでマテリアルシャフト21及びマテリアルロック22を通過して外部に搬出可能に形成され、ホスピタルロック30内に収納可能に形成されるカプセル40と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、ニューマチックケーソン工法において、緊急に函外に救出する必要が生じた際の救出システム、及び、救出方法に関するものである。
従来から、ニューマチックケーソン工法において、通常は掘削作業は無人化されているが、メンテナンスや組立・解体作業等で作業員が高気圧下の函内に入って作業を行う場合がある。また、岩盤を掘削する場合にも、発破作業や削孔、装薬作業等で函内に入る場合がある。
このような函内での作業中に、作業員が負傷したり、災害が発生したりして函外に緊急脱出する必要がある場合、従来は、マンロックに一旦移動してから減圧を行い、その後に函外に出て必要な措置を行っていた。このように、減圧を行うためには、マンロックに移動する必要があるが、負傷した場合には移動困難な場合があった。
作業員を函内から搬送するための装置として、例えば、特許文献1に記載された技術が知られている。この特許文献1では、マテリアルシャフトを通じて、負傷者等を函内から搬送するためのカプセルを降ろし、負傷者等をカプセル内に収容した後に、クレーンでマテリアルロック内に移動し、大気圧まで減圧してから地上に移動して必要な措置を行っていた。
実開平7−34048号公報 特開平3−122319号公報
しかしながら、特許文献1では、マテリアルロック内で減圧するために、カプセルに搭乗した状態でバルブを操作するようになっている。そのため、同伴者がカプセルに搭乗して、バルブ操作を行う必要があった。さらに、高気圧作業安全衛生規則改正前は、空気呼吸・空気減圧のみであったが、改正後は酸素減圧の併用があるため、所定の時間酸素吸入を行った後マスクを一定期間外す等の作業を同伴者が負傷者の分も含めて繰り返し行う必要があり、バルブ操作と併行して行うことは極めて困難である。
また、特許文献2には、カプセル内の気圧を維持したまま函外に移動し、事前に設置した加減圧室に接続した後、加減圧室に作業員が移動して加減圧を行う技術の記載がある。しかしながら、加減圧室を別途製作する必要があるためコストがかかる、という問題があった。
そこで、本発明は、負傷者が負担なく移動でき、既存設備の改造の必要がない、救出システムと救出方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の救出システムは、ニューマチックケーソンで使用される作業者の救出システムであって、作業室から延びるシャフトと、前記シャフトの途中に設置されたロックと、加減圧可能に形成されたホスピタルロックと、前記作業室内で作業者を横たわった状態で収容するカプセルであって、圧気状態のままで前記シャフト及び前記ロックを通過して外部に搬出可能に形成され、前記ホスピタルロック内に収納可能に形成されるカプセルと、を備えている。
このように、本発明の救出システムは、ニューマチックケーソンで使用される作業者の救出システムであって、シャフトと、ロックと、ホスピタルロックと、作業室内で作業者を横たわった状態で収容するカプセルであって、圧気状態のままでシャフト及びロックを通過して外部に搬出可能に形成され、ホスピタルロック内に収納可能に形成されるカプセルと、を備えている。このような構成であれば、作業者はカプセルに収容されたままでホスピタルロックまで負担なく移動でき、既存設備をそのまま使用できる、救出システムとなる。
救出システムの全体構成を説明する断面図である。 ニューマチックケーソンの構成を説明する断面図である。 ホスピタルロックの構成を説明する断面図である。(a)は側面から見た断面であり、(b)は正面から見た断面図である。 カプセルの構成を説明する断面図である。(a)はガイドを取り付けない場合であり、(b)はガイドを取り付けた場合である。 救出方法の手順を示す説明図(その1)である。 救出方法の手順を示す説明図(その2)である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、以下の実施例に記載されている構成要素は例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(全体構成)
本実施例の救出システムSは、ニューマチックケーソン10で使用される作業者の救出システムSであり、主として、マテリアルシャフト21と、マテリアルロック22と、ホスピタルロック30と、カプセル40と、から構成されている。
ニューマチックケーソン10は、図2に示すように、側壁部11と、作業室天井スラブ12と、刃口部13と、から構成されており、設備として、外気(大気圧)と連通・遮断可能なシャフトとしてのマテリアルシャフト21と、内部を加減圧可能なロック(気閘室)としてのマテリアルロック22と、を備えている。この他、ニューマチックケーソン10は、作業者が作業室(14)に出入りするためのマンロック(不図示)も備えている。
マテリアルシャフト21の下部にはアンカーハッチ21aが取り付けられている。マテリアルロック22には、加圧/減圧ができるように、圧気設備(送気設備、排気設備)が接続されている。
作業室天井スラブ12と刃口部13と地山Gによって囲まれて作業室14が形成される。作業室14は高気圧下に保持されて、周囲から水の浸入を防ぐようになっている。そして、作業室天井スラブ12の地山に向いた下面には、レール(不図示)が取り付けられており、地山Gを掘削する掘削機(不図示)がレールに沿って走行できるようになっている。掘削機は、操作室からモニタを見ながら遠隔操作できるようになっている。
この他、図示を省略するが、作業室14やマンロック(不図示)内に圧縮空気を送り込んだり排気したりするための圧気設備(送気設備、排気設備)が配置されている。
(ホスピタルロックの構成)
さらに、地上には、中央監視室(不図示)とホスピタルロック(再圧室)30が設置されている。ホスピタルロック30は、図3に示すように、中空の円筒状に形成されており、地上に配置されている(図1参照)。
ホスピタルロック30の内部は、主室31と副室32の2室に区画されている。外部と副室32の間にはハッチ35が設置され、副室32と主室31の間にはハッチ34が設置される。主室31及び副室32には、それぞれ圧気設備36(送気バルブ、排気バルブ)が設置されており、独立して加圧/減圧できるようになっている。
(カプセルの構成)
そして、本実施例では、作業者が負傷した際などの緊急時において使用される、救出用のカプセル40がさらに配置されている。カプセル40は、図4(a)に示すように、中空の円筒状に形成されており、負傷者を担架41に乗せたまま横にされた状態で収納できるようになっている。また、カプセル40は、気密性を保持する構造となっているとともに、一方の端部には、開閉自在の蓋(ハッチ)43が取り付けられており、担架41が出入りできるようになっている。
さらに、カプセル40には、外部に圧気設備(送気弁、排気弁)が設置されており、カプセル40内の気圧を外部から調整できるようになっている。そして、カプセル40は気密性のある構造となっており、内部の気圧の調整と、気圧の保持が可能となっている。
さらに、カプセル40は、その内部に呼吸用ガスボンベ45が設置されて、負傷者に供給できるようになっている。また、カプセル40は、外部から予備の呼吸用ガスボンベ(45)を接続可能な構造となっている。
加えて、変形例のカプセル40Aは、図4(b)に示すように、着脱自在な緩衝器であるガイド44を備えることで、マテリアルシャフト21内をスムーズに通過可能とすることもできる。ガイド44は、例えば、円環状のものをカプセル40の本体の周囲に複数配置することで、マテリアルシャフト21やマテリアルロック22との接触による衝撃を緩和することができるようになっている。具体的には、この変形例のガイド44は、円環部材441と、円環部材441を支持するアーム部材442と、から構成されることが好ましい。
また、別の変形例のカプセル40Bは、上述した円環状のガイド44以外に、図4(c)に示すように、縦長形状等の他の形状のガイド45を備えてもよい。具体的には、この変形例のガイド45は、円筒殻状の盾部材451と、盾部材451を支持するアーム部材452と、から構成されることが好ましい。このように構成すれば、マテリアルシャフト21内をいっそうスムーズに通過できるようになる。
さらに、カプセル40は、ホスピタルロック30内に収納可能な大きさに形成されており、より詳細に言うと、ホスピタルロック30内に、カプセル40が横にされた状態で収納可能な大きさに形成されている。すなわち、負傷者は、ホスピタルロック30内で横になった状態で減圧されることが可能となっている。
上述したように、本実施例の救出システムSは、昇降自在に吊下げられて負傷者を救出するためのカプセル40と、マテリアルロック22やマンロック(不図示)とは別に配置されたホスピタルロック(再圧室)30と、を備えていることを特徴としている。
(救出方法の手順)
次に、図5〜図6を参照しながら、本実施例の救出方法の手順について説明する。本実施例の救出方法は、以下に説明するように、作業室内で作業者をカプセル内に収容してカプセルを閉じる工程(下記(1)−(5)に相当)と、カプセルをシャフト及びロックを通じて外部に搬出する工程(下記(6)−(7)に相当)と、カプセルをホスピタルロック内に移送する工程(下記(8)−(12)に相当)と、ホスピタルロック内を加圧する工程(下記(13)に相当)と、ホスピタルロック内でカプセルを開く工程(下記(15)−(17)に相当)と、を備えている。最後に、減圧後、負傷者を病院に搬送する工程となる(下記(18)に相当)。
さらに、本実施例の救出方法は、ホスピタルロック内を加圧する工程(下記(13)に相当)は、ホスピタルロック内を第1減圧停止圧力まで加圧する工程を含み、カプセル内を第1減圧停止圧力まで減圧する工程(下記(14)に相当)をさらに備えている。以下、各工程について、順に説明する。
(1)カプセル40をクレーンで吊り、マテリアルロック22に入れる。
(2)マテリアルロック22を函内圧力まで加圧し、下部のハッチを開けて、作業室14内に下ろす。この時、カプセル40内に空気が流入するように、蓋若しくはバルブを開けた状態とする(図5参照)。
(3)カプセル40を横に寝かせる(フェンダーやガイド44を取り付けている場合は、少なくとも片側を取り外すか、又は、折り畳む)。
(4)負傷者P1を担架に乗せ、ベルトで固定する。
(5)負傷者P1を担架41ごとカプセル40内に収容し、担架41をカプセル40内に固定する(図5参照)。担架41を予めカプセル40内に収容しておき、引き出して負傷者P1を乗せるようにしてもよい。ベルトによる負傷者の固定は、負傷箇所(足など)に負荷がかからないように固定する。腰、股下等。負傷者P1にはマスクを装着させ、呼吸用ガスボンベ45から供給される呼吸用ガスを吸入する。呼吸用ガスボンベ45はカプセル40に収納する。処置が長引くことを考慮して、カプセル40外部に設置した弁とマスクにホースを接続し、外部から呼吸用ガスボンベを接続し、供給できる呼吸用ガス吸入設備を設けることが好ましい。
(6)蓋43を閉め、カプセル40を吊り上げ、ガイド44を取り付け、マテリアルシャフト21内を吊り上げ、マテリアルロック22内で停止させる(図2参照)。
(7)マテリアルロック22の下部のハッチを閉めて、マテリアルロック22内を大気圧まで減圧し、マテリアルロック22の上部のハッチを開けて、カプセル40を吊り上げる(図2参照)。
(8)カプセル40を吊り上げてリフター90の上に下ろし、固定する(図6(a)参照)。
(9)リフター90をホスピタルロック30建屋内に移動する(図6(a)参照)。
なお、リフター90を使わずに、クレーンを使ってカプセル40を架台33に載せることも可能である(図6(b)参照)。また、図示したリフターは電動式の大型のものであるが、人力で移動させて油圧で上下する型の台車を使用することも可能である。
(10)ホスピタルロック30のハッチ35を開ける。必要な場合には、カプセル搬入用の架台33等を設置しておく(図6(b)参照)。
(11)リフター90をホスピタルロック30の入り口まで移動し、リフター90でカプセル40をホスピタルロック30の高さに合わせる(図6(a)参照)。または、クレーンを使用して、カプセル40を架台33に載せる(図6(b)参照)。
(12)カプセル40の固定を解除し、必要な場合には架台33に移動させ、架台33上を移動させてホスピタルロック30内に搬入する(図3参照)。
(13)介助者P2と必要に応じて医師がホスピタルロック30内に入り、ホスピタルロック30を当該作業気圧における作業時間に対する減圧表の第一減圧停止圧力まで加圧する。
(14)介助者P2がカプセル40のバルブを操作して、カプセル40内を減圧し、ホスピタルロック30内と同じ圧力(第一減圧停止圧力)まで下げる。
(15)カプセル40の蓋43を開け、負傷者P1を引き出す。
(16)カプセル40は上下に分割されていてもよく、その場合は、上半部401を外して天井から吊るすか、又は、側方に置く(図6(c)参照)。カプセル40はテレスコ(登録商標)構造(伸縮構造)であってもよく、足側を頭側に収納させて縮め、副室に置くようにすることもできる。
(17)応急処置が必要な場合は、応急処置を行い大気圧まで減圧する。処置と減圧の順序は、負傷の程度や圧力により適宜選択する。酸素減圧を行う場合は、必要に応じて介助者P2がマスクの付け外しの補助を行う。
(18)減圧後、負傷者P1を病院に搬送する。
(効果)
次に、本実施例の作業者の救出システムSの奏する効果を列挙して説明する。
(1)上述したように、本実施例の救出システムSは、ニューマチックケーソン10で使用される作業者の救出システムSであって、作業室14から延びるマテリアルシャフト21と、マテリアルシャフト21の途中に設置されたマテリアルロック22と、加減圧可能に形成されたホスピタルロック30と、作業室14内で作業者を横たわった状態で収容するカプセル40であって、圧気状態のままでマテリアルシャフト21及びマテリアルロック22を通過して外部に搬出可能に形成され、ホスピタルロック30内に収納可能に形成されるカプセル40と、を備えている。このような構成であれば、作業者はカプセル40に収容されたままでホスピタルロック30まで負担なく移動でき、既存設備をそのまま使用できる、救出システムSとなる。
つまり、マテリアルロック22やマンロック(不図示)とは別に、ホスピタルロック30を備え、カプセル40ごとホスピタルロック30に収納することによって、既存設備を利用しつつ、負傷者の負担を抑えて搬送することができる。
(2)また、カプセル40は、横たわった状態の作業者(負傷者)P1を乗せることのできる担架41を搭載することが好ましい。このように担架41を搭載することで、負傷者P1を楽な姿勢で移送することができる。
(3)さらに、カプセル40は、横にされた状態でホスピタルロック30内に収納可能な大きさ・形状に形成されることが好ましい。このように構成すれば、負傷者P1を横たわった状態で収容したまま、カプセル40をホスピタルロック30内に収納することができる。したがって、いっそう負傷者P1の負担を少なくできる。
(4)また、カプセル40は、呼吸用ガス吸入設備である呼吸用ガスボンベ45をさらに有することが好ましい。このように構成すれば、容体のすぐれない負傷者の呼吸を補助することができる。さらに、外部から呼吸用ガスボンベを接続して供給できる呼吸用ガス吸入設備を設けることで、長時間の減圧が必要になった場合でも負傷者の呼吸を補助することができる。
(5)さらに、カプセル40は、マテリアルシャフト21及びマテリアルロック22を通過する際に、マテリアルシャフト21の内面及びマテリアルロックの内面との接触による衝撃を緩和する緩衝器としてのガイド44を着脱自在にさらに有することが好ましい。このように構成すれば、マテリアルシャフト21及びマテリアルロック22をスムーズに通り抜けることができるうえ、カプセル40自体及び負傷者P1を保護することもできる。
(6)また、カプセル40は、複数のパーツに分解可能に形成されることが好ましい。例えば、上半部401と下半部402に分解可能に形成すれば、ホスピタルロック30内でカプセル40を分解して開くことで、負傷者P1を担架41に乗せた状態のままで処置することができる(図6(c)参照)。
(7)さらに、カプセル40は、長手方向に伸縮可能に形成されることが好ましい。例えば、内筒と外筒とによって、入れ子状(テレスコ状)に形成されることが好ましい。このように構成すれば、縮めた状態にすれば、例えばホスピタルロック30の副室32にカプセル40を置くこともできる。
(8)そして、本実施例の作業者の救出方法は、作業室14内で負傷者P1をカプセル40内に収容してカプセル40を閉じる工程と、カプセル40をマテリアルシャフト21及びマテリアルロック22を通じて外部に搬出する工程と、カプセル40をホスピタルロック30内に移送する工程と、ホスピタルロック30内を加圧する工程と、ホスピタルロック30内でカプセル40を開く工程と、を備えている。このような手順によれば、負傷者はカプセル40に収容されたままでホスピタルロック30まで負担なく移動でき、かつ、既存設備をそのまま使用できる。
(9)また、ホスピタルロック30内を加圧する工程は、ホスピタルロック30内を第1減圧停止圧力まで加圧する工程を含み、カプセル40内を第1減圧停止圧力まで減圧する工程をさらに備えることが好ましい。このような手順によれば、短時間で加圧・減圧を終了して、ホスピタルロック30内で早くカプセル40を開くことができるようになる。
以上、図面を参照して、本発明の実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
10 :ニューマチックケーソン
11 :側壁部
12 :作業室天井スラブ
13 :刃口部
14 :作業室
21 :マテリアルシャフト
21a :アンカーハッチ
22 :マテリアルロック
30 :ホスピタルロック
31 :主室
32 :副室
33 :架台
34 :ハッチ
35 :ハッチ
36 :圧気設備
40 :カプセル
41 :担架
43 :蓋
44 :ガイド
45 :呼吸用ガスボンベ
90 :リフター
401 :上半部
402 :下半部
G :地山
P1 :負傷者
P2 :介助者
S :救出システム

Claims (9)

  1. ニューマチックケーソンで使用される作業者の救出システムであって、
    作業室から延びるシャフトと、
    前記シャフトに設置されたロックと、
    加減圧可能に形成されたホスピタルロックと、
    前記作業室内で作業者を横たわった状態で収容するカプセルであって、圧気状態のままで前記シャフト及び前記ロックを通過して外部に搬出可能に形成され、前記ホスピタルロック内に収納可能に形成されるカプセルと、を備える、救出システム。
  2. 前記カプセルは、横たわった状態の作業者を乗せることのできる担架を搭載する、請求項1に記載された、救出システム。
  3. 前記カプセルは、横にされた状態で前記ホスピタルロック内に収納可能に形成される、請求項1又は請求項2に記載された、救出システム。
  4. 前記カプセルは、呼吸用ガス吸入設備をさらに有する、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載された、救出システム。
  5. 前記カプセルは、前記シャフト及び前記ロックを通過する際に、前記シャフトの内面及び前記ロックの内面との接触による衝撃を緩和する緩衝器を着脱自在にさらに有する、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載された、救出システム。
  6. 前記カプセルは、複数のパーツに分解可能に形成される、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載された、救出システム。
  7. 前記カプセルは、長手方向に伸縮可能に形成される、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載された、救出システム。
  8. ニューマチックケーソンの作業室内で作業者をカプセル内に収容して前記カプセルを閉じる工程と、
    前記カプセルをシャフト及びロックを通じて外部に搬出する工程と、
    前記カプセルをホスピタルロック内に移送する工程と、
    前記ホスピタルロック内を加圧する工程と、
    前記ホスピタルロック内で前記カプセルを開く工程と、
    を備える、作業者の救出方法。
  9. 前記ホスピタルロック内を加圧する工程は、前記ホスピタルロック内を第1減圧停止圧力まで加圧する工程を含み、前記カプセル内を第1減圧停止圧力まで減圧する工程をさらに備える、請求項8に記載された、作業者の救出方法。
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