JP6924684B2 - フレッシュコンクリート、及び、それを用いた鉄筋コンクリート硬化体の製造方法 - Google Patents

フレッシュコンクリート、及び、それを用いた鉄筋コンクリート硬化体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6924684B2
JP6924684B2 JP2017234390A JP2017234390A JP6924684B2 JP 6924684 B2 JP6924684 B2 JP 6924684B2 JP 2017234390 A JP2017234390 A JP 2017234390A JP 2017234390 A JP2017234390 A JP 2017234390A JP 6924684 B2 JP6924684 B2 JP 6924684B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
fresh concrete
less
fresh
hardened
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017234390A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019099435A (ja
Inventor
松本 修治
修治 松本
坂田 昇
昇 坂田
吾郎 坂井
吾郎 坂井
柳井 修司
修司 柳井
橋本 学
橋本  学
小林 聖
聖 小林
浩平 水野
浩平 水野
和英 倉田
和英 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP2017234390A priority Critical patent/JP6924684B2/ja
Publication of JP2019099435A publication Critical patent/JP2019099435A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6924684B2 publication Critical patent/JP6924684B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

本発明は、フレッシュコンクリート、及び、それを用いた鉄筋コンクリート硬化体の製造方法に関する。詳しくは、流動性に優れ、締固めが不要のフレッシュコンクリートでありながら、従来の高流動コンクリートよりも各段に低コストで得ることができるフレッシュコンクリートと、それを用いた締固め不要の鉄筋コンクリート硬化体の製造方法に関する。
近年、建設現場における労働力の不足が深刻化しつつあり、これを打破するための選択肢の一つとして、締固め不要なコンクリートの採用が検討されている。「締固め不要なコンクリート」とは、一定以上の高流動性と材料分離抵抗性を併せ持つことにより、型枠への打設後に締固めを行わずに自己充填が可能な性能が付与されているコンクリート材料のことを言うものとする。
締固め不要な高流動コンクリートは、すでに実用化はされているが、従来の締固め不要なコンクリートは、いずれも、高い流動性を付与するために、単位水量を極力少なくした上で粉体量を多くし、高性能AE減水剤等の分散剤を配合し、加えて、充分な粘性を付与して材料分離抵抗性を得るために増粘剤が配合されることにより、締固めを不要とするための自己充填性が担保されているものであった(特許文献1及び2参照)。
特開平3−237049号公報 特開平10−146822号公報
上述の通り、従来の締固め不要なコンクリートは、いずれも、大量の粉体(セメント材)と、大量の高性能AE減水剤や高価な増粘剤等の各種の添加剤を必要とする。これにより、一般的な建築現場においては、その採用により、コスト面の負担が過大となってしまうことが、締固め不要なコンクリートを用いた工法の広範な普及を妨げているというのが現状であった。
本発明は、締固めが不要のフレッシュコンクリートでありながら、従来の高流動コンクリートよりも各段に低コストで得ることができるフレッシュコンクリートと、それを用いた締固め不要の鉄筋コンクリート硬化体の製造方法を提供することを課題とする。
本発明者は、締固め不要なコンクリートの配合において、従来、看過されていた、「モルタルに対する細骨材の容積比」を最適化することによって、高価な増粘剤を用いることなく、粉体量と添加剤の使用量を最小限に抑えた締固め不要なコンクリートを得ることができることを見出し、本発明を完成させるに至った。本発明は具体的には、以下の各方法等を提供する。
(1) セメント材と、細骨材と、粗骨材と、水と、高性能AE減水剤と、を含有し、単位体積当りセメント量が、280kg/m以上350kg/m以下で、水セメント比が、45%以上55%以下であり、スランプフローが400mm以上である、自己充填型のフレッシュコンクリートであって、増粘剤を含有せず、前記セメント材と、前記細骨材と、前記水とからなるモルタルに対する、細骨材の容積比が、55%以上58%以下である、フレッシュコンクリート。
(1)の発明によれば、従来の高流動コンクリートよりも、粉体量、即ち、単位体積当りセメント量を少なく抑えたまま、スランプフロー400mm以上の高流動性を維持し、尚且つ、高価な増粘剤を使用することなく、優れた材料分離抵抗性をも有するフレッシュコンクリートを得ることができる。このようなフレッシュコンクリートは、建設現場におけるコンクリート打設時に優れた自己充填性を発揮し、締固めの工程を省略した鉄筋コンクリートの製造を可能とすることができる。尚、本明細書における「単位体積当りセメント量」とは、フレッシュコンクリート中における上記セメント材の含有量を体積比で表した量のことを言う。又「水セメント比」とは、フレッシュコンクリート中における水と上記セメント材の質量比のことを言う。
(2) 単位体積当り粗骨材量が、340L/m以上350L/m以下であって、単位体積当りセメント量が、310kg/m以下である、(1)に記載のフレッシュコンクリート。
(2)の発明によれば、特に、鉄筋間の隙間が125mm以上である型枠内への打設を想定する場合に、(1)の発明の効果を、更に粉体量を抑えて、より低コストで得ることができるフレッシュコンクリートで安定的に享受することができる。
(3) 単位体積当り粗骨材量が、310L/m以上330L/m以下であって、単位体積当りセメント量が、310kg/m以上である、(1)に記載のフレッシュコンクリート。
(3)の発明によれば、鉄筋間の隙間が125mm未満の型枠内への打設を想定する場合に、そのような自己充填性の発現が難しい条件下においても、(1)の発明の効果を十分に享受することができる。
(4) 鉄筋コンクリート硬化体の製造方法であって、(1)から(3)のいずれかに記載のフレッシュコンクリートを、鉄筋を敷設した型枠内に打設する工程を含み、打設した前記フレッシュコンクリートの締固めを行わずに、該フレッシュコンクリートを硬化させる、鉄筋コンクリート硬化体の製造方法。
(4)の発明によれば、(1)から(3)のいずれかのフレッシュコンクリートを用いることにより、鉄筋コンクリートの製造において、締固めの工程を省略することが可能となり、鉄筋コンクリートの建設現場における労働生産性の向上に大きく貢献することができる。
(5) 鉄筋コンクリート硬化体の製造方法であって、(2)に記載のフレッシュコンクリートを、鉄筋間の隙間が125mm以上となるように、該鉄筋が敷設されている型枠内に打設する工程を含み、打設した前記フレッシュコンクリートの締固めを行わずに、該フレッシュコンクリートを硬化させる、鉄筋コンクリート硬化体の製造方法。
(5)の発明によれば、(2)のフレッシュコンクリートを用いることにより、特に、鉄筋間の隙間が125mm以上である型枠内への打設において、更にフレッシュコンクリートの材料コストを抑えて、(1)の発明の効果をより低コストで享受することができる。
(6) 鉄筋コンクリート硬化体の製造方法であって、(3)に記載のフレッシュコンクリートを、鉄筋間の隙間が100mm以上125mm未満となるように、該鉄筋が敷設されている型枠内に打設する工程を含み、打設した前記フレッシュコンクリートの締固めを行わずに、該フレッシュコンクリートを硬化させる、鉄筋コンクリート硬化体の製造方法。
(6)の発明によれば、(3)のフレッシュコンクリートを用いることにより、特に、鉄筋間の隙間が125mm未満であって、打設したフレッシュコンクリートが自己充填することが難しい条件下においても、(1)の発明の効果を十分に享受することができる。
以上の通り、本発明によれば、流動性に優れる締固めが不要のフレッシュコンクリートでありながら、従来の高流動コンクリートよりも各段に低コストで得ることができるフレッシュコンクリートと、それを用いた締固め不要の鉄筋コンクリート硬化体の製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。尚、本発明は以下の実施形態に限定されない。
<フレッシュコンクリート>
本発明のフレッシュコンクリート(以下、単に「フレッシュコンクリート」とも言う。)は、セメント材と、細骨材と、粗骨材と、水と、高性能AE減水剤と、を含有し、増粘剤を含有しないコンクリート組成物である。又、このフレッシュコンクリートは、スランプフローが400mm以上の高流動性を有するコンクリート組成物である。ここで、スランプフローとは、JIS A 1150によるスランプフロー値(mm)のことを言う。
フレッシュコンクリートは、同等の高流動性(スランプフロー)を有する従来の高流動コンクリートよりも粉体量(単位体積当りセメント量)が少なく抑えられている。この点につき、具体的には、フレッシュコンクリートは、単位体積当りセメント量が、280kg/m以上350kg/m以下であればよく、より好ましくは、300kg/m以上330kg/m以下である。又、水セメント比については、45%以上60%以下であればよく、より好ましくは、50%以上60%以下である。尚、従来の締固め不要のコンクリートにおける単位体積当りセメント量は、通常、400kg/m〜700kg/m程度である(特許文献2参照)。
フレッシュコンクリートに結合材として用いることができるセメント材としては、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント等の一般的なポルトランドセメントを挙げることができる。又、セメント材の一部を、上記以外のセメント材、具体的には、高炉セメント、シリカセメント、フライアッシュセメント等で代替することもできる。
骨材としては、従来公知の一般的な骨材を適宜使い分けることができる。骨材中における細骨材の比率は、重量比で、45%〜60%程度であることが好ましい。又、粗骨材については、フレッシュコンクリート中における単位体積当りの粗骨材量が、310L/m以上350L/m以下であればよく、鉄筋コンクリートの鉄の隙間幅等の条件に応じて、上記範囲内で、適宜最適に調整すればよい。
フレッシュコンクリート中における単位体積当りの粗骨材量について、より詳しくは、以下の通りである。例えば、フレッシュコンクリートを打設する型枠内に敷設されている鉄筋間の隙間が125mm以上である型枠内への打設が想定される場合には、先ず、単位体積当りセメント量を、更に小さく310kg/m以下の範囲に調整した上で、更に上記の粗骨材の単位体積当りの粗骨材量を、340L/m以上350L/m以下とすることにより、そのような比較的鉄筋間の隙間幅が大きな鉄筋コンクリートの製造において、打設後に型枠内で優れた自己充填性を発現させることができる。尚、本明細書における「鉄筋間の隙間」とは、型枠内に敷設されている相互に平行で隣接する鉄筋間の隙間(距離)のうち、最も狭い隙間の幅のことを言うものとする。
一方で、敷設されている鉄筋間の隙間が125mm未満(100mm以上)である、自己充填性の発現可能性の観点においては施工条件が厳しい型枠内への打設が想定される場合であっても、単位体積当りセメント量が310kg/m以上になることは許容した上で、更に上記の粗骨材の単位体積当りの粗骨材量を、310L/m以上330L/m以下とすることにより、そのような比較的鉄筋間の隙間幅が小さい鉄筋コンクリートの製造においても、打設後に型枠内で優れた自己充填性を発現させることができる。
このようなフレッシュコンクリートは、細骨材/モルタル比、即ち、「セメント材と細骨材と水とからなるモルタル」に対する、「細骨材」の容積比が、55%以上58%以下の範囲に調整されている点を、従来品に対する主たる相違点とするものである。
フレッシュコンクリートは、その他の混和剤として、高性能AE減水剤を含有する。フレッシュコンクリート中の高性能AE減水剤の含有量は、セメント材に対する体積比で0.7%〜0.8%程度であることが好ましい。尚、高性能AE減水剤とは、「空気連行性能をもち、AE減水剤よりも高い減水性能及び良好なスランプ保持性能をもつ化学混和剤であり、JIS A 6204「コンクリート用化学混和剤」に規定された性能に適合するもの」のことを言う。
フレッシュコンクリートは、更に、必要に応じて、適量のAE剤を添加することが好ましい。これにより、コンクリートの用途や使用環境に応じて必要とされるコンクリート内の空気量を適宜調整することができる。
フレッシュコンクリートは、従来の高流動コンクリートにおいて、材料分離抵抗性を担保するために必須の成分と考えられていた増粘剤を積極的に排除しこれを含有しない。ここで、増粘剤とは、液体の粘性を高めるために混入する添加物の総称であるが、具体的には、メチルセルロース(MC)、HEC(ヒドロキシエチルセルロース)、或いは、微生物発酵のバイオポリマー、例えばウェランガム等が、本発明の技術分野であるコンクリート材料分野における増粘剤の代表的な具体例である。本発明のフレッシュコンクリートは、上述の通り、従来、高流動コンクリートの調合においては看過されてきた、細骨材/モルタル比を最適化することにより、増粘剤を用いることなく、優れた材料分離抵抗性が付与されている。
本発明のフレッシュコンクリートの調整方法は特に限定されず、公知の方法で、上記各材料を混錬することにより調整することができる。又、フレッシュコンクリートの調整に際しては、上述した各材料の他にも、本発明の効果を損なわない範囲内で、必要に応じて、防錆剤、防水剤、防腐剤等のその他の添加剤を併用することができる。
<コンクリート硬化体の製造方法>
鉄筋コンクリート硬化体の製造を含む建設或いは土木作業において、上記においてその詳細を説明した本発明のフレッシュコンクリートを用いることにより、打設後の締固めを行わずに、フレッシュコンクリートを好ましい状態で硬化させることができる。
又、フレッシュコンクリート中の粉体量と粗骨材量とを、上述の通り、打設対象の型枠内の鉄筋間の隙間幅に応じて、適宜最適の組成に調整することにより、様々な鉄筋の隙間幅に対しても広く対応することができる。
室内試験にて、本発明のフレッシュコンクリートの性状確認試験を実施した。実施例及び比較例の各フレッシュコンクリートには以下の材料を使用した。配合比は、下記表1の通りとした。
[使用材料]
(セメント材)
普通ポルトランドセメント材:市販品、ブレーン値2,500cm/g、密度3.16g/cm
(細骨材)
砕砂(高知県吾川郡産、表乾密度:2.66g/cm)、山砂(千葉県富津産、表乾密度:2.62g/cm
(粗骨材)
砕石2005(高知県吾川郡産、表乾密度:2.69g/cm
(高性能AE減水剤)
ポリカルボン酸系の高性能AE減水剤「フローリックSF500S」(フローリック社製)を、全ての実施例及び比較例において、セメント材に対する質量比が0.75%となるような割合で添加した。
(AE剤)
AE剤「AE−4」(フローリック社製)を、全ての実施例及び比較例において、セメント材に対する質量比が、表1に記載の割合(質量%)となるように添加した。
Figure 0006924684
[スランプフロー試験]
表1の各フレッシュコンクリートについて、JIS A 1150によるスランプフロー試験を行った。試験結果についての評価基準は以下の通りとした。結果は表2に示す通りであった。
(評価基準)
A:スランプフロー値が400mm以上
C:スランプフロー値が400mm未満
[V漏斗流下試験]
表1の各フレッシュコンクリートについて、コンクリート標準示方書に示されているV漏斗試験器を用いた試験(JSCE‐F512)により、V漏斗流下試験を行った。試験結果についての評価基準は以下の通りとした。尚、比較例2及び3のフレッシュコンクリートについては、試験開始後16.8秒後に、材量分離を起こした状態のフレッシュコンクリートがV漏斗試験器の排出口に詰まって、同排出口が閉塞してしまった。
(評価基準)
A:V漏斗流下時間が7秒以上20秒未満
B:V漏斗流下時間が5秒以上7秒未満又は20秒以上25秒未満
C:V漏斗流下時間が5秒未満又は25秒以上、或いは、試験完了前に装置が閉塞
[間げき通過性試験]
コンクリート標準示方書に示されている充てん装置を用いた、間げき通過性試験(JSCE‐F511)により、実施例及び比較例の各フレッシュコンクリートについて、鉄筋の間の間げき通過のしやすさ等からなる自己充填性を評価した。評価基準は以下の通りとした。
(評価基準)
A:充填高さ310mm以上
B:充填高さ300mm以上310mm未満
C:充填高さ300mm未満
Figure 0006924684
[鉄筋コンクリート硬化体製造試験]
(実施例1のフレッシュコンクリート)
鉄筋間の隙間を125mmに設定した試験用型枠(0.8m×6.0m×0.9m)に、実施例1のフレッシュコンクリートを試験的に打設したところ、外部振動器等を用いた締固めを行うことなく、材料分離を生じずに、コンクリートが型枠内の隅々にまで完全に自己充填することが確認できた。次に、鉄筋間の隙間を100mmに設定した試験用型枠(0.8m×6.0m×0.9m)に、実施例1のフレッシュコンクリートを同様に打設したところ、外部振動器等を用いた締固めを行うことなく、材料分離を生じずに、コンクリートが型枠内の隅々にまで概ね自己充填することを確認できた。但し、この場合は、一部の鉄筋の周辺にコンクリートが充填しきらない微小な空隙が目視できる範囲で一部残存していた。
(実施例2のフレッシュコンクリート)
鉄筋間の隙間を100mmに設定した試験用型枠(0.8m×6.0m×0.9m)に、実施例2のフレッシュコンクリートを試験的に打設したところ、外部振動器等を用いた締固めを行うことなく、材料分離を生じずに、コンクリートが型枠内の隅々にまで完全に自己充填することが確認できた。この場合、実施例1のフレッシュコンクリートの場合に、一部の鉄筋の周辺に残存していた微小な空隙も存在しないことが確認された。
上記各試験の結果より、本発明のフレッシュコンクリートは、従来の高流動コンクリートと比較して、単位体積当りセメント量を少なく抑えたものでありながら、従来の高流動コンクリートと同様に、打設したフレッシュコンクリートの締固めを行わずに、フレッシュコンクリートを硬化させる鉄筋コンクリート硬化体の製造方法に、好適に用いることができるものであることが分かる。

Claims (6)

  1. セメント材と、細骨材と、粗骨材と、水と、高性能AE減水剤と、を含有し、
    単位体積当りセメント量が、280kg/m以上350kg/m以下で、
    水セメント比が、50%以上55%以下であり、
    単位体積当り粗骨材量が、310L/m 以上350L/m 以下であり、
    スランプフローが400mm以上である、
    自己充填型のフレッシュコンクリートであって、
    増粘剤を含有せず、前記セメント材と、前記細骨材と、前記水とからなるモルタルに対する、細骨材の容積比が、55%以上58%以下である、フレッシュコンクリート。
  2. 単位体積当り粗骨材量が、340L/m以上350L/m以下であって、単位体積当りの前記セメント材の量が、280kg/m以上310kg/m未満である、請求項1に記載のフレッシュコンクリート。
  3. 単位体積当り粗骨材量が、310L/m以上330L/m以下であって、単位体積当りセメント量が、310kg/m以上350kg/m以下である、請求項1に記載のフレッシュコンクリート。
  4. 鉄筋コンクリート硬化体の製造方法であって、
    請求項1から3のいずれかに記載のフレッシュコンクリートを、鉄筋を敷設した型枠内に打設する工程を含み、
    打設した前記フレッシュコンクリートの締固めを行わずに、該フレッシュコンクリートを硬化させる、鉄筋コンクリート硬化体の製造方法。
  5. 鉄筋コンクリート硬化体の製造方法であって、
    請求項2に記載のフレッシュコンクリートを、鉄筋間の隙間が125mm以上となるように、該鉄筋が敷設されている型枠内に打設する工程を含み、
    打設した前記フレッシュコンクリートの締固めを行わずに、該フレッシュコンクリートを硬化させる、鉄筋コンクリート硬化体の製造方法。
  6. 鉄筋コンクリート硬化体の製造方法であって、
    請求項3に記載のフレッシュコンクリートを、鉄筋間の隙間が100mm以上125mm未満となるように、該鉄筋が敷設されている型枠内に打設する工程を含み、
    打設した前記フレッシュコンクリートの締固めを行わずに、該フレッシュコンクリートを硬化させる、鉄筋コンクリート硬化体の製造方法。
JP2017234390A 2017-12-06 2017-12-06 フレッシュコンクリート、及び、それを用いた鉄筋コンクリート硬化体の製造方法 Active JP6924684B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017234390A JP6924684B2 (ja) 2017-12-06 2017-12-06 フレッシュコンクリート、及び、それを用いた鉄筋コンクリート硬化体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017234390A JP6924684B2 (ja) 2017-12-06 2017-12-06 フレッシュコンクリート、及び、それを用いた鉄筋コンクリート硬化体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019099435A JP2019099435A (ja) 2019-06-24
JP6924684B2 true JP6924684B2 (ja) 2021-08-25

Family

ID=66975804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017234390A Active JP6924684B2 (ja) 2017-12-06 2017-12-06 フレッシュコンクリート、及び、それを用いた鉄筋コンクリート硬化体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6924684B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112225502A (zh) * 2020-09-25 2021-01-15 青岛青泰建筑科技有限公司 一种超早强减水混凝土及其制备方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03237049A (ja) * 1989-12-11 1991-10-22 Hajime Okamura 締固め不要の気中打設コンクリートの製造方法
JP2015044730A (ja) * 2013-07-29 2015-03-12 公立大学法人高知工科大学 粗骨材による流動性低下が抑制された自己充填コンクリート、及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019099435A (ja) 2019-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008184353A (ja) 補修用モルタルおよびこれを用いたトンネル補修工法
JP6891041B2 (ja) 早強性超高強度グラウト組成物
JP2014129209A (ja) グラウト組成物及びグラウト材
JP5965295B2 (ja) セメント組成物
JP6924684B2 (ja) フレッシュコンクリート、及び、それを用いた鉄筋コンクリート硬化体の製造方法
JP6423766B2 (ja) 高流動コンクリート、及び、それを用いた覆工コンクリートの打設方法
RU2498955C1 (ru) Бетонная смесь для монолитного бетонирования
JP6035784B2 (ja) 増粘剤及び収縮低減剤を混入した中流動コンクリート
JP7103771B2 (ja) コンクリート、トンネル覆工体およびコンクリートの配合設計方法
JP6296600B2 (ja) プレミックスグラウト組成物
JP5083966B2 (ja) 高流動軽量モルタル組成物
JP2000086320A (ja) グラウト組成物及びグラウト材用混和材
JP3806420B2 (ja) シラスを用いた低強度モルタル充填材
JPH06219809A (ja) 自己充填性コンクリートの製造方法
JP5709046B2 (ja) セメント組成物
JP6983522B2 (ja) セメント組成物
JP6955938B2 (ja) 高流動コンクリート
JP7187090B1 (ja) コンクリート組成物
JP2015024957A (ja) 高強度コンクリートの製造方法
KR102619818B1 (ko) 일액형 혼화제 조성물을 포함하는 무다짐 콘크리트 조성물
JP2001206754A (ja) 高流動コンクリート
JP6983523B2 (ja) セメント組成物
JP5840341B2 (ja) 高強度コンクリートの製造方法
JP6180273B2 (ja) 高流動コンクリート
JP2002137952A (ja) 水硬性組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210720

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210802

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6924684

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250