JP6923492B2 - メール振分装置、メール振分方法及びメール振分プログラム - Google Patents

メール振分装置、メール振分方法及びメール振分プログラム Download PDF

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Description

本発明は、メール振分装置、メール振分方法及びメール振分プログラムに関する。
近年、電子メールによる連絡が一般的になり、オフィス等における業務分野においても毎日大量のメールが受信される。その結果、重要なメールや読みたいメールを探すのが困難になっている。このため、ユーザが予め設定した設定データに基づいて、受信トレイに蓄積された電子メールを分析することにより、メール振分けルールと振分け先のフォルダとを自動的に作成するメール振分システムが提案されている。また、メール振分けルールを自動で生成して、ユーザに勧めるメール振分システムが提案されている。
特開2017−201514号公報 特許第5704643号公報
しかしながら、上記の従来技術では、ユーザが設定データを予め設定する必要があるため、メール振分設定におけるユーザの負担を低減させることができるとは限らない。具体的には、上記の従来技術では、電子メールに含まれる文字列から振分けを行うための対象とする項目を設定することが必要であるため、ユーザビリティの更なる向上の余地があった。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、メール振分設定におけるユーザの負担を低減させることを実現することができるメール振分装置、メール振分方法及びメール振分プログラムを提供することを目的とする。
本願に係るメール振分装置は、複数のユーザにより設定されたメールの振分条件を取得する取得部と、前記取得部によって取得された振分条件のうち共通の振分条件を抽出する抽出部と、前記抽出部によって抽出された共通の振分条件の設定を前記複数のユーザとは異なるユーザに提案する提案部とを備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、メール振分設定におけるユーザの負担を低減させることを実現することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係るメール振分処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る端末装置20の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係るメールサーバーの構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係る振分条件記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係るメール振分処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、メールサーバーの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係るメール振分装置、メール振分方法及びメール振分プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係るメール振分装置、メール振分方法及びメール振分プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
〔1.メール振分処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係るメール振分処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係るメール振分処理の一例を示す図である。図1では、実施形態に係るメール振分処理がメールサーバーにより実行される例を示す。図1では、複数のユーザにより設定された振分条件を活用することにより、複数のユーザとは異なるユーザ(以下、適宜「他のユーザ」とよぶ)に適した振分条件の設定を他のユーザに提案することができる例を示す。例えば、複数のユーザにより設定された振分条件として、ウェブやアプリで設定された振分条件を活用してもよい。なお、以下では、他のユーザが利用するメールアカウントにおけるメールに関する情報を適宜「メール情報」とよぶ。なお、以下では、「メール情報」には、メールに対する操作(例えば、メールの開封)に関する情報が含まれるものとする。また、図1では、ウェブ上のメールアカウント(以下、適宜「ウェブメール」とよぶ)で複数のユーザにより設定された振分条件を活用する場合を示す。例えば、図1では、複数のユーザにより設定された振分条件を集約することにより、集約された振分条件のうち共通性が所定の範囲に収まる複数の振分条件(以下、適宜「共通の振分条件」とよぶ)を抽出することができる。これにより、他のユーザに対しても汎用的に利用できそうな共通の振分条件の一覧を作成することができる。また、他のユーザのメール情報に合致した共通の振分条件の設定を他のユーザに提案することができる。
図1に示すように、メール振分システム1には、端末装置10と、端末装置20と、メールサーバー100とが含まれる。端末装置10と、端末装置20と、メールサーバー100とは図示しない所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、図1に示すメール振分システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の端末装置20や、複数台のメールサーバー100が含まれてもよい。また、図1では、4台の端末装置10を示しているが、この例に限られない。
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。図1に示す例においては、端末装置10がノート型PCである場合を示す。また、端末装置10は、メールの振分条件の設定をユーザから受け付ける。
端末装置20は、他のユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置20は、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等により実現される。図1に示す例においては、端末装置20がノート型PCである場合を示す。また、端末装置20は、メールに対する操作を他のユーザから受け付ける。
メールサーバー100は、集約された振分条件に基づいて共通の振分条件を抽出し、共通の振分条件の設定を他のユーザに提案する情報処理装置である。具体的には、メールサーバー100は、抽出された共通の振分条件のうち予め定められた適用条件を満たす共通の振分条件の設定を他のユーザに提案する。例えば、メールサーバー100は、他のユーザのメール情報に合致した共通の振分条件の設定を他のユーザに提案する。例えば、メールサーバー100は、他のユーザが受信したメールの開封率に基づいて提案する。また、メールサーバー100は、他のユーザが受信した振分条件の対象となるメールの開封率に基づいて提案してもよい。具体的な例を挙げると、メールサーバー100は、件名が車に関するメールの開封率に基づいて提案してもよい。また、メールサーバー100は、共通の振分条件のうち特定の振分条件に合致するメールが受信トレイに一定数以上存在するか否かに基づいて提案してもよい。例えば、メールサーバー100は、条件名「自動車振分け」である特定の振分条件に合致するメールが、他のユーザの受信トレイに100件以上存在する場合に、特定の振分条件を提案するようにしてもよい。
メールサーバー100は、抽出された共通の振分条件に基づいて、共通の振分条件の条件名と振分けられる振分け先のフォルダ名とを生成する。例えば、メールサーバー100は、共通の振分条件が車に関するメールを振分条件の対象とする場合には、条件名「自動車振分け」とフォルダ名「自動車」とを生成してもよい。また、メールサーバー100は、生成された条件名とフォルダ名と共通の振分条件とを対応付けて振分条件記憶部122に格納する。
以下では、ユーザID「U1」により識別されるユーザを「ユーザU1」とする場合がある。このように、以下では、「ユーザU*(*は任意の数値)」と記載した場合、そのユーザはユーザID「U*」により識別されるユーザであることを示す。例えば、「ユーザU2」と記載した場合、そのユーザはユーザID「U2」により識別されるユーザである。
以下、図1を用いて、メール振分処理の一例を説明する。メールサーバー100は、ユーザが利用するメールアカウントで設定された振分条件を取得する(ステップS101)。図1に示す例では、メールサーバー100は、ユーザU1が設定した振分条件A1と、ユーザU2が設定した振分条件A2と、ユーザU3が設定した振分条件A3と、ユーザU4が設定した振分条件A4とを取得する。なお、図1では、メールサーバー100は、ユーザが設定した1つの振分条件を取得する例を示すが、ユーザにより設定された振分条件が複数ある場合には、ユーザが設定した複数の振分条件の全てを取得してもよい。
メールサーバー100は、取得された振分条件のうち共通性が所定の範囲に収まる複数の振分条件を共通の振分条件として抽出する(ステップS102)。例えば、メールサーバー100は、複数のユーザにより同一に設定されたとみなされた複数の振分条件を共通の振分条件として抽出してもよい。図1に示す例では、メールサーバー100は、ユーザU1により設定された振分条件A1とユーザU3により設定された振分条件A3とは、振分条件の対象が車に関するメールに対する同一の振分条件を示すので、振分条件A1と振分条件A3とを共通の振分条件K1として抽出する。また、メールサーバー100は、ユーザU2により設定された振分条件A2とユーザU4により設定された振分条件A4とは、振分条件の対象がファッションに関するメールに対する同一の振分条件を示すので、振分条件A2と振分条件A4とを共通の振分条件K2として抽出する。
メールサーバー100は、抽出された共通の振分条件に基づいて、共通の振分条件を示す条件名と、共通の振分条件により振分けられる振分け先のフォルダ名とを生成する(ステップS103)。例えば、メールサーバー100は、言語処理など所定の情報処理を適用することにより、共通の振分条件の条件名とフォルダ名とを生成する。図1に示す例では、メールサーバー100は、共通の振分条件K1に基づいて、例えば、条件名「自動車振分け」と、フォルダ名「自動車」とを生成する。また、メールサーバー100は、共通の振分条件K2に基づいて、例えば、条件名「ファッション振分け」と、フォルダ名「洋服」とを生成する。そして、メールサーバー100は、生成された条件名とフォルダ名と共通の振分条件とを対応付けて振分条件記憶部122に格納する(ステップS104)。図1に示す例では、メールサーバー100は、例えば、条件名「自動車振分け」と、フォルダ名「自動車」と、共通の振分条件K1とを対応付けて記憶する。
続いて、メールサーバー100は、他のユーザのメール情報を取得する(ステップS105)。例えば、メールサーバー100は、他のユーザが利用するメールアカウントに送信されたメールに関する情報を取得する。具体的な例を挙げると、メールサーバー100は、他のユーザが利用するメールアカウントに車に関するメールが送信された場合には、車に関するメールが送信された旨や、送信元に関する情報や、メールの件名や本文に含まれる情報などを取得する。例えば、メールサーバー100は、送信元や件名や本文に含まれる文字列や記号などの文字情報を取得する。また、メールサーバー100は、メール記憶部121に格納された他のユーザのメール情報を取得してもよい。具体的な例を挙げると、メールサーバー100は、メール記憶部121に格納されたメール情報から、他のユーザが利用するメールアカウントに送信されたメールの送信元に関する情報や、件名や、本文に含まれる文字列や記号などの文字情報を取得してもよい。また、メールサーバー100は、送信されたメールに対する他のユーザによる操作に基づいて更新されたメール情報を取得する。例えば、メールサーバー100は、送信された車に関するメールを他のユーザが開封した場合には、車に関するメールが開封されたことを示す情報を含むメール情報を取得してもよい。図1に示す例では、メールサーバー100は、他のユーザT1が利用するメールアカウントにおいて、送信元「XX1」から送信された件名「車Aはバーゲン中」のメールが開封されて「既読」になったことを示す情報を取得する。また、メールサーバー100は、例えば、送信元「XX2」から送信された件名「商品発送の連絡」のメールが「未読」であることを示す情報を取得する。
メールサーバー100は、予め定められた適用条件に基づいて、提案される共通の振分条件に関する判定を行う(ステップS106)。例えば、メールサーバー100は、他のユーザのメール情報が、共通の振分条件に対応する適用条件を満たすか否かを判定する。また、メールサーバー100は、共通の振分条件を提案するか否かを判定してもよい。例えば、メールサーバー100は、件名が車に関するメールの開封率が所定の閾値以上であるか否かを判定する。例えば、メールサーバー100は、件名が車に関するメールの開封率に関する共通の振分条件を提案するか否かを判定してもよい。そして、メールサーバー100は、判定結果に基づいて、共通の振分条件の設定を適用するよう他のユーザに提案する(ステップS107)。図1に示す例では、メールサーバー100は、共通の振分条件の設定を適用するよう推奨する旨を通知することにより提案する。
端末装置20は、メールサーバー100から送信された提案に対する操作を他のユーザから受け付ける(ステップS108)。例えば、端末装置20は、メールサーバー100から送信された提案に対して、共通の振分条件の適用を許可する適用許可の指示の操作を他のユーザから受け付ける。そして、端末装置20は、適用許可を指示する操作を受け付けた場合には、適用許可の指示をメールサーバー100に送信する(ステップS109)。また、端末装置20は、共通の振分条件の適用を許可しない指示の操作を受け付けてもよい。この場合には、端末装置20は、適用を許可しない指示をメールサーバー100に送信してもよい。
メールサーバー100は、端末装置20から共通の振分条件の適用許可の指示を受信した場合には、共通の振分条件の設定を他のユーザが利用するメールアカウントに適用する(ステップS110)。
〔2.端末装置10の構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。図2は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。図2に示すように、端末装置10は、通信部11と、入力部12と、出力部13と、制御部14とを有する。
(通信部11)
通信部11は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部11は、所定のネットワークNと有線又は無線で接続され、所定のネットワークNを介して、メールサーバー100との間で情報の送受信を行う。
(入力部12)
入力部12は、ユーザからの各種操作を受け付ける。例えば、入力部12は、タッチパネル機能により表示面を介してユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部12は、端末装置10に設けられたボタンや、端末装置10に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
(出力部13)
出力部13は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。また、出力部13は、ユーザから受け付けられたメールの振分条件を示すコンテンツを出力する。
(制御部14)
制御部14は、例えば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、端末装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM(Random Access Memory)を作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムには、端末装置10にインストールされたアプリケーションのプログラムが含まれる。例えば、この各種プログラムには、ユーザが利用するメールアカウントにおけるユーザからのメールの振分条件の設定を受け付けるアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部14は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図2に示すように、制御部14は、受付部141を有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。
(受付部141)
受付部141は、ユーザが利用するメールアカウントにおけるメールの振分条件の設定をユーザから受け付ける。図1に示す例では、受付部141は、例えば、ユーザU1から振分条件A1の設定を受け付ける。また、受付部141は、同じユーザから複数の振分条件の設定を受け付けてもよい。
〔3.端末装置20の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る端末装置20の構成について説明する。図3は、実施形態に係る端末装置20の構成例を示す図である。図3に示すように、端末装置20は、通信部21と、入力部22と、出力部23と、制御部24とを有する。
(通信部21)
通信部21は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部21は、所定のネットワークNと有線又は無線で接続され、所定のネットワークNを介して、メールサーバー100との間で情報の送受信を行う。
(入力部22)
入力部22は、他のユーザからの各種操作を受け付ける。例えば、入力部22は、タッチパネル機能により表示面を介して他のユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部22は、端末装置20に設けられたボタンや、端末装置20に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
(出力部23)
出力部23は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。また、出力部23は、他のユーザが利用するメールアカウントにおけるメール情報を示すコンテンツを出力する。
(制御部24)
制御部24は、例えば、コントローラであり、CPUやMPU等によって、端末装置20内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムには、端末装置20にインストールされたアプリケーションのプログラムが含まれる。例えば、この各種プログラムには、共通の振分条件を適用するよう提案する旨の表示や適用許可の指示の送信を行うアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部24は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部24は、受付部241と、受信部242と、表示部243と、提案受付部244と、送信部245とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。
(受付部241)
受付部241は、メールに対する操作を他のユーザから受け付ける。例えば、受付部241は、未読メールを開封する操作を受け付ける。例えば、受付部241は、メールを管理するフォルダの構成に関する操作を受け付ける。例えば、受付部241は、メールを管理するフォルダの構成を追加、変更、又は削除する操作を受け付けてもよい。例えば、受付部241は、メールやメールを管理するフォルダに他のユーザにとって重要やお気に入りであることを示すフラグなどの情報を付加する操作を受け付ける。例えば、受付部241は、メールを所定のフォルダに移動させる操作を受け付ける。例えば、受付部241は、所定のメールを迷惑メールのフォルダに移動させる操作を受け付けてもよい。例えば、受付部241は、メールの振分条件の設定を受け付ける。例えば、受付部241は、手動による振分条件の設定を受け付けてもよい。このように、受付部241は、他のユーザが行うメールに関する包括的な操作を受け付けてもよい。
(受信部242)
受信部242は、共通の振分条件の設定を適用するよう推奨する旨の提案をメールサーバー100から受信する。また、受信部242は、複数の共通の振分条件の設定を適用するよう推奨する旨の提案を受信してもよい。例えば、受信部242は、振分条件の対象が車に関するメールに対してである共通の振分条件の設定と、振分条件の対象がドライブに関するメールに対してである共通の振分条件の設定の双方を適用するよう推奨する旨の提案を受信してもよい。
(表示部243)
表示部243は、受信部242により受信された共通の振分条件の設定を適用するよう推奨する旨の提案を表示する。
(提案受付部244)
提案受付部244は、表示部243により表示された共通の振分条件の設定を推奨する旨の提案に対する操作を他のユーザから受け付ける。例えば、提案受付部244は、共通の振分条件の適用を許可する適用許可の指示を受け付ける。例えば、提案受付部244は、複数の共通の振分条件の適用を全て許可する指示を受け付けてもよい。例えば、複数の共通の振分条件のうち一部の共通の振分条件のみの適用を許可する指示を受け付けてもよい。例えば、提案受付部244は、他のユーザの音声に基づく指示を受け付けてもよい。例えば、提案受付部244は、受信部242により受信された共通の振分条件の適用を推奨する旨の提案に対する操作を他のユーザから受け付けてもよい。
(送信部245)
送信部245は、提案受付部244によって受け付けられた操作に基づいて、共通の振分条件の適用を許可する適用許可の指示が受け付けられた旨をメールサーバー100に送信する。また、送信部245は、複数の共通の振分条件の適用を許可する適用許可の指示が受け付けられた旨を送信してもよい。また、送信部245は、共通の振分条件の適用を許可しない指示が受け付けられた旨を送信してもよい。
〔4.メール振分装置の構成〕
次に、図4を用いて、実施形態に係るメールサーバー100の構成について説明する。図4は、実施形態に係るメールサーバー100の構成例を示す図である。図4に示すように、メールサーバー100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、メールサーバー100は、メールサーバー100の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、所定のネットワークNと有線又は無線で接続され、所定のネットワークNを介して、端末装置10と、端末装置20との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図4に示すように、記憶部120は、メール記憶部121と、振分条件記憶部122とを有する。
メール記憶部121は、ユーザ及び他のユーザが利用するメールアカウントにおけるメールに関する包括的な情報を記憶する。例えば、メール記憶部121は、ユーザ及び他のユーザが送受信したメールに関する情報を包括的に記憶する。例えば、メール記憶部121は、ユーザ及び他のユーザが設定したメールの振分条件に関する情報を包括的に記憶する。例えば、メール記憶部121は、ユーザ及び他のユーザが行ったメールの操作に関する情報を包括的に記憶する。例えば、メール記憶部121は、ユーザ及び他のユーザが手動で行ったメールの振分操作に関する情報を包括的に記憶する。例えば、メール記憶部121は、ユーザ及び他のユーザが利用するメールアカウントを介して所定のサーバーを利用中に行ったユーザ及び他のユーザの行動履歴に関する情報を包括的に記憶してもよい。
振分条件記憶部122は、共通の振分条件に関する情報を記憶する。例えば、振分条件記憶部122は、抽出された共通の振分条件と、共通の振分条件に基づいて生成された共通の振分条件の条件名や共通の振分条件によって振分けられる振分け先のフォルダ名とを対応付けて記憶する。ここで、図5に、実施形態に係る振分条件記憶部122の一例を示す。図5に示すように、振分条件記憶部122は、「振分条件ID」、「ユーザID」、「共フォルダ名」、「共条件名」、「条件#」、「フォルダ#」といった項目を有する。
「振分条件ID」は、ユーザにより設定された振分条件を識別するための識別情報を示す。「ユーザID」は、振分条件を設定したユーザを識別するための識別情報を示す。「共フォルダ名」は、共通の振分条件によって振分けられる振分け先のフォルダ名を示す。「共条件名」は、共通の振分条件の条件名を示す。「条件#」は、ユーザにより設定された振分条件の条件に関する情報を示す。図5の例では、「条件#」に条件#13や条件#24といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、条件のデータが記憶される。「フォルダ#」は、ユーザにより設定された振分条件の動作に関する情報を示す。具体的には、「フォルダ#」は、振分条件に基づいたフォルダ移動に関する情報を示す。図5の例では、「フォルダ#」にフォルダ#13やフォルダ#24といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、フォルダ移動のデータが記憶される。なお、フォルダ移動に関する情報が完全に同一でなくても同一の「フォルダ#」を用いて示してもよい場合がある。例えば、車に関するメールを「自動車フォルダ」のフォルダに振分ける場合であったとしても、ユーザにとって「自動車フォルダ」のフォルダをゴミ箱として扱っていた場合には、「自動車フォルダ」のフォルダに振分ける動作とゴミ箱のフォルダに振分ける動作とは同一に設定された動作とみなして同一の「フォルダ#」によって示してもよい。
図5の例では、条件#「条件#13」とフォルダ#「フォルダ#13」とが共通であることによって振分条件ID「A11」と「A13」の振分条件は共通の振分条件であることを示す。また、振分条件ID「A11」と「A13」によって示される共通の振分条件のフォルダ名と条件名はそれぞれ「自動車」と「自動車振分け」であることを示す。
(制御部130)
図4の説明に戻って、制御部130は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、メールサーバー100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図4に示すように、制御部130は、取得部131と、抽出部132と、生成部133と、メール情報取得部134と、判定部135と、提案部136と、受信部137と、適用部138と、メール総合処理部139とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(取得部131)
取得部131は、複数のユーザにより設定されたメールの振分条件を取得する。具体的には、取得部131は、ユーザが利用するメールアカウントで設定された振分条件を取得する。図1に示す例では、取得部131は、ユーザU1により設定された振分条件A1を取得する。また、取得部131は、ユーザが利用するメールアカウントで設定された振分条件が複数ある場合には、ユーザにより設定された複数の振分条件の全てを取得する。
(抽出部132)
抽出部132は、取得部131により取得された振分条件のうち共通の振分条件を抽出する。具体的には、抽出部132は、共通性が所定の範囲に収まる複数の振分条件を共通の振分条件として抽出する。ここで、共通性とは、複数のユーザによって同一に設定されたとみなされるか否かに基づく度合を示す。例えば、抽出部132は、振分条件の対象が同一である複数の振分条件を共通の振分条件として抽出してもよい。具体的な例を挙げると、抽出部132は、車に関するメールに対する振分条件の設定と、自動車に関するメールに対する振分条件の設定とが同一に設定された振分条件であるとみなされることにより共通の振分条件として抽出してもよい。
(生成部133)
生成部133は、抽出部132により抽出された共通の振分条件に基づいて共通の振分条件を示す条件名と共通の振分条件により振分けられる振分け先のフォルダ名とを生成する。例えば、生成部133は、所定の情報処理に基づいて共通の振分条件の条件名とフォルダ名とを生成する。例えば、生成部133は、共通の振分条件を利用するユーザによって設定された条件名又はフォルダ名に基づいて共通の振分条件の条件名又はフォルダ名をそれぞれ生成する。具体的には、生成部133は、共通の振分条件を利用するユーザによって設定された条件名の多数決又はフォルダ名の多数決に基づいて共通の振分条件の条件名又はフォルダ名をそれぞれ生成する。そして、生成された条件名とフォルダ名は、共通の振分条件と対応付けて振分条件記憶部122に格納される。
(メール情報取得部134)
メール情報取得部134は、他のユーザが利用するメールアカウントにおけるメール情報を取得する。具体的には、メール情報取得部134は、他のユーザが利用するメールアカウントに送信されたメールに関する情報を取得する。例えば、メール情報取得部134は、他のユーザが利用するメールアカウントに所定のメールが送信された場合には、所定のメールが送信された旨や、送信元に関する情報や、所定のメールの件名や本文に含まれる情報などを取得する。例えば、メール情報取得部134は、送信元や件名や本文に含まれる文字列や記号などの文字情報を取得する。また、メール情報取得部134は、メール記憶部121に格納された他のユーザのメール情報を取得してもよい。具体的な例を挙げると、メール情報取得部134は、メール記憶部121に格納されたメール情報から、他のユーザが利用するメールアカウントに送信されたメールの送信元に関する情報や、件名や、本文に含まれる文字列や記号などの文字情報を取得してもよい。また、メール情報取得部134は、送信されたメールに対する他のユーザによる操作に基づいて更新されたメール情報を取得する。例えば、メール情報取得部134は、他のユーザにより所定のメールが開封された場合には、所定のメールが開封されたことを示す情報を含むメール情報を取得する。また、メール情報取得部134は、メール情報が更新される毎又は定期毎にメール情報を取得してもよい。また、メール情報取得部134は、他のユーザが設定したメールの振分条件に関する情報を取得する。また、メール情報取得部134は、他のユーザが手動で行ったメールの振分操作に関する情報を取得する。また、メール情報取得部134は、他のユーザが利用するメールアカウントを介して所定のサーバーを利用中に行った行動履歴に関する情報を取得する。
(判定部135)
判定部135は、抽出部132により抽出された共通の振分条件のうち提案される共通の振分条件に関する判定を行う。例えば、判定部135は、他のユーザのメール情報が、共通の振分条件に対応する適用条件を満たすか否かを判定する。例えば、判定部135は、他のユーザが受信したメールの開封率に基づいて判定する。また、例えば、判定部135は、振分条件の対象となるメールの開封率に基づいて判定する。例えば、判定部135は、他のユーザが受信したメールを管理するフォルダの構成に基づいて判定する。具体的な例を挙げると、車に関するフォルダの構成の細分性を示す階層度に基づいて判定する。また、例えば、判定部135は、メールに含まれる文字情報に基づいて判定する。具体的な例を挙げると、判定部135は、メールの送信元アドレス、件名、又は本文に含まれる文字列や記号などの文字情報に基づいて判定する。例えば、判定部135は、提案された共通の振分条件に関する他のユーザの採用率に基づいて判定する。具体的には、判定部135は、提案された共通の振分条件のうち採用された共通の振分条件の割合が所定の閾値以上であるか否かに基づいて判定する。
また、判定部135は、他のユーザのメール情報に合致した共通の振分条件を提案するか否かを判定してもよい。例えば、判定部135は、他のユーザが予め手動で設定した振分条件により振分けの対象となるメールと、共通の振分条件により振分けの対象となるメールとの関係性に基づいて判定してもよい。そして、判定部135は、共通の振分条件により振分けの対象となるメールに他のユーザが予め手動で設定した振分条件により振分けの対象となるメールが含まれる場合には、共通の振分条件を提案しない判定をしてもよい。また、判定部135は、他のユーザにより予め手動で設定された振分条件の利用頻度に基づいて判定してもよい。例えば、判定部135は、手動で設定された振分条件の利用頻度が所定の閾値以下である場合には、共通の振分条件を提案する判定をしてもよい。また、判定部135は、手動で設定された振分条件に、他のユーザにとって重要であることを示す情報が付されているか否かに基づいて判定してもよい。
また、判定部135は、共通の振分条件を採用したユーザの特徴の学習結果と他のユーザの特徴とに基づいて、他のユーザに共通の振分条件を提案するか否かを判定してもよい。ここで、判定部135は、共通の振分条件を採用したユーザの特徴を学習したモデルに基づいて、判定対象となるユーザの属性が過去に共通の振分条件を採用したユーザの属性と類似するか否かを判定してもよい。また、判定部135は、他のユーザの属性情報に基づいて判定してもよい。例えば、判定部135は、他のユーザと属性が類似するユーザにより設定された振分条件に対応する共通の振分条件を優先的に提案する判定をしてもよい。また、判定部135は、他のユーザが手動で行った操作履歴に基づいて特定された共通の振分条件を優先的に提案する判定をしてもよい。例えば、判定部135は、他のユーザが車に関するメールを所定のフォルダに移動させる操作を多々行っていた履歴がある場合には、車に関するメールの振分けを行う共通の振分条件を優先的に提案する判定をしてもよい。また、判定部135は、他のユーザが利用する所定のサーバーに対して他のユーザが行った行動履歴に基づいて特定された共通の振分条件を優先的に提案する判定をしてもよい。例えば、判定部135は、他のユーザが所定のアプリを介して行った検索履歴、決済履歴、購買履歴、又は入札履歴に基づいて判定してもよい。
(提案部136)
提案部136は、抽出部132によって抽出された共通の振分条件の設定を他のユーザに提案する。具体的には、提案部136は、共通の振分条件の設定を適用するよう推奨する旨を他のユーザに提案する。また、提案部136は、共通の振分条件を適用するよう推奨する旨を通知することにより提案してもよい。例えば、提案部136は、共通の振分条件の適用を選択するよう推奨する旨を示すコンテンツを通知することにより提案してもよい。また、提案部136は、複数の共通の振分条件の設定を適用するよう推奨する旨を他のユーザに提案してもよい。例えば、提案部136は、振分条件の対象が関連する複数の共通の振分条件を適用するよう推奨する旨を提案してもよい。例えば、提案部136は、車に関するメールを対象とした共通の振分条件と、車に関連する対象として、ドライブに関するメールを対象とした共通の振分条件とを適用するよう推奨する旨を提案してもよい。
また、提案部136は、抽出部132によって抽出された共通の振分条件のうち予め定められた適用条件を満たす共通の振分条件を提案する。例えば、提案部136は、他のユーザが受信したメールの開封率に基づいて提案する。具体的には、提案部136は、振分条件の対象となるメールの開封率が所定の条件を満たした場合に提案する。例えば、提案部136は、他のユーザが受信したメールを管理するフォルダの構成に基づいて提案する。具体的な例を挙げると、車に関するフォルダの構成の細分性を示す階層度に基づいて提案する。また、例えば、提案部136は、他のユーザが受信したメールに含まれる文字情報に基づいて提案する。具体的な例を挙げると、提案部136は、メールの送信元アドレス、件名、又は本文に含まれる文字列や記号などの文字情報に基づいて提案する。
また、提案部136は、他のユーザが予め手動で設定した振分条件により振分けの対象となるメールと、共通の振分条件により振分けの対象となるメールとの関係性に基づいて提案する。そして、提案部136は、共通の振分条件により振分けの対象となるメールに他のユーザが予め手動で設定した振分条件により振分けの対象となるメールが含まれる場合には、共通の振分条件を提案しなくてもよい。また、提案部136は、他のユーザにより予め手動で設定された振分条件の利用頻度に基づいて提案してもよい。例えば、提案部136は、手動で設定された振分条件の利用頻度が所定の閾値以下であるか否かに基づいて提案してもよい。また、提案部136は、手動で設定された振分条件に、他のユーザにとって重要であることを示す情報が付されているか否かに基づいて提案してもよい。
また、提案部136は、提案された共通の振分条件に関する他のユーザの採用率が所定の条件を満たしたか否かに基づいて提案する。例えば、提案部136は、提案された共通の振分条件のうち採用された共通の振分条件の割合が所定の閾値以上であるか否かに基づいて提案する。また、提案部136は、共通の振分条件を採用したユーザの特徴の学習結果と他のユーザの特徴とに基づいて、他のユーザに共通の振分条件を提案するか否かを判定する。具体的には、提案部136は、モデルに共通の振分条件を採用したユーザの特徴を学習させる。ここで、提案部136は、いかなる学習アルゴリズムに基づくモデルを学習させてもよい。このようなモデルは、例えば、SVM(Support Vector Machine)やDNN(Deep Neural Network)等、任意の学習器又は分類器等のモデルにより実現される。また、提案部136は、ユーザのデモグラフィック属性やサイコグラフィック属性等の各種属性を示す情報の特徴をモデルに学習させてもよい。そして、提案部136は、学習されたモデルに基づいて、判定対象となるユーザの属性が過去に共通の振分条件を採用したユーザの属性と類似するか否かを判定する。そして、提案部136は、類似するか否かの判定結果に基づいて提案する。例えば、提案部136は、モデルにより、振分条件の提案先の候補となるユーザの属性と、共通の振分条件を採用したユーザの属性とが類似すると判定された場合は、その振分条件を候補となるユーザに対して提案する。
また、提案部136は、他のユーザとの属性の類似性に基づいて提案してもよい。例えば、提案部136は、他のユーザと属性が類似するユーザにより設定された振分条件に対応する共通の振分条件を優先的に提案してもよい。また、提案部136は、メールアカウントに予め登録された年齢、性別、又は職業などが類似するユーザにより設定された振分条件に対応する共通の振分条件の適用を推奨する旨を優先的に提案してもよい。例えば、提案部136は、他のユーザと趣味嗜好が類似するユーザにより設定された振分条件に対応する共通の振分条件の適用を推奨する旨を優先的に提案してもよい。例えば、提案部136は、他のユーザと趣味嗜好が類似するか否かをメール情報に基づいて特定されたユーザにより設定された振分条件に対応する共通の振分条件の適用を推奨する旨を優先的に提案してもよい。例えば、提案部136は、他のユーザが車に関するメールを多々受信している場合には、メールの件名又は本文の内容が類似するメールを多々受信しているユーザにより設定された振分条件に対応する共通の振分条件の適用を推奨する旨を優先的に提案してもよい。
また、提案部136は、共通の振分条件のうち特定の振分条件に合致するメールが受信トレイに一定数以上存在するか否かに基づいて提案してもよい。例えば、提案部136は、条件名が「自動車振分け」である特定の振分条件に合致するメールが、他のユーザの受信トレイに100件以上存在する場合に、特定の振分条件を提案するようにしてもよい。そして、提案部136は、共通の振分条件のうち特定の振分条件に合致するメールが受信トレイに一定数以上存在するメールアカウントに対して、特定の振分条件の適用を推奨する通知をウェブメーラーやスマホアプリで表示することで提案してもよい。この場合には、提案部136は、メール記憶部121に格納されたメール情報に基づいて、特定の振分条件に合致するメールが受信トレイに一定数以上存在するメールアカウントを特定してもよい。また、この場合には、提案部136は、他のユーザは特定の振分条件を適用するか否かを選択できる。
また、提案部136は、他のユーザが手動で行った振分けの操作履歴に基づいて特定された共通の振分条件を優先的に提案する。例えば、提案部136は、他のユーザが車に関するメールを所定のフォルダに移動させる操作を多々行っていた履歴がある場合には、車に関するメールの振分けを行う共通の振分条件を優先的に提案してもよい。また、提案部136は、他のユーザが利用する所定のサーバーに対して他のユーザが行った行動履歴に基づいて特定された共通の振分条件を優先的に提案してもよい。例えば、提案部136は、他のユーザが所定のアプリを介して行った検索履歴、決済履歴、購買履歴、又は入札履歴に基づいて提案してもよい。例えば、提案部136は、所定のサーバーに蓄積された複数の他のユーザの行動履歴に基づいて特定された共通の振分条件を優先的に提案してもよい。具体的な例を挙げると、提案部136は、他のユーザと所定のサーバー上での行動履歴が類似するユーザにより設定された振分条件に対応する共通の振分条件の適用を推奨する旨を優先的に提案してもよい。例えば、提案部136は、他のユーザが所定のサーバー上で車に関する情報を多々検索していた場合には、同様の検索を多々行ったユーザにより設定された振分条件に対応する共通の振分条件の適用を推奨する旨を優先的に提案してもよい。
(受信部137)
受信部137は、提案部136による提案に対する操作に基づいて、端末装置20から送信された共通の振分条件の適用を許可する適用許可の指示を受信する。また、受信部137は、共通の振分条件の適用を許可しない指示を受信してもよい。また、受信部137は、複数の共通の振分条件の適用を許可する適用許可の指示を受信してもよい。また、受信部137は、複数の共通の振分条件のうち一部の共通の振分条件の適用を許可する指示を受信してもよい。
(適用部138)
適用部138は、提案部136による提案に対する操作に基づいて適用する。具体的には、適用部138は、受信部137により受信された指示に基づいて、他のユーザが利用するメールアカウントに共通の振分条件を適用する。より具体的には、適用部138は、抽出部132により抽出された共通の振分条件のうち他のユーザのメール情報に合致した共通の振分条件を他のユーザが利用するメールアカウントに適用する。例えば、適用部138は、他のユーザが車に関する多数のメールを受信している場合や、他のユーザにより車に関する多数のメールが開封されている場合には、車に関する共通の振分条件を適用する。また、適用部138は、他のユーザが利用するメールアカウントに複数の共通の振分条件を適用してもよい。
また、適用部138は、対応する共通の振分条件に関する情報を適用する。具体的には、適用部138は、生成部133により生成された条件名とフォルダ名とを適用する。より具体的には、適用部138は、抽出部132によって抽出された共通の振分条件に基づいて生成された共通の振分条件を示す条件名と共通の振分条件によって振分けられる振分け先のフォルダ名とを適用する。また、適用部138は、ユーザにより設定された条件名の多数決又はフォルダ名の多数決に基づいて生成された条件名やフォルダ名を適用してもよい。例えば、適用部138は、「条件#13」の振分条件を設定した過半数以上のユーザが条件名を「自動車振分け」と設定していた場合には、共通の振分条件の条件名として生成された「自動車振分け」を適用してもよい。また、例えば、適用部138は、「条件#13」の振分条件を設定した過半数以上のユーザが振分け先のフォルダ名を「自動車」と設定していた場合には、共通の振分条件のフォルダ名として生成された「自動車」を適用してもよい。
(メール総合処理部139)
メール総合処理部139は、ユーザ及び他のユーザのメールアカウントにおける総合的なメールに関する処理を行う。例えば、メール総合処理部139は、ユーザ又は他のユーザのメールアカウントに送信されたメールに関する情報をメール記憶部121に記憶する処理を行ってもよい。例えば、メール総合処理部139は、ユーザ又は他のユーザが設定したメールの振分条件に関する情報をメール記憶部121に記憶する処理を行ってもよい。例えば、メール総合処理部139は、ユーザ又は他のユーザのメールの操作に基づく処理を行ってもよい。例えば、メール総合処理部139は、ユーザ又は他のユーザが設定したメールの振分条件に基づいてユーザ又は他のユーザが受信したメールに対する振分処理を行ってもよい。このように、メール総合処理部139は、ユーザ及び他のユーザのメールアカウントにおけるメールに関する一般的な処理を全て行う。
〔5.メール振分処理のフロー〕
次に、図6を用いて、実施形態に係るメール振分システム1によるメール振分処理の手順について説明する。図6は、実施形態に係るメール振分システム1によるメール振分処理の手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、メールサーバー100は、ユーザが利用するメールアカウントで設定された振分条件を取得する(ステップS201)。メールサーバー100は、取得した振分条件のうち共通の振分条件を抽出する(ステップS202)。例えば、メールサーバー100は、複数のユーザによって同一に設定されたとみなされた複数の振分条件を共通の振分条件として抽出する。具体的には、メールサーバー100は、複数のユーザがそれぞれのメールアカウントにおいて車に関するメールに対する同一の振分条件を設定していた場合には共通の振分条件として抽出する。
続いて、メールサーバー100は、抽出された共通の振分条件に基づいて共通の振分条件を示す条件名と共通の振分条件により振分けられる振分け先のフォルダ名とを生成する(ステップS203)。メールサーバー100は、共通の振分条件に関する情報を振分条件記憶部122に格納する(ステップS204)。例えば、メールサーバー100は、抽出された共通の振分条件と生成された条件名とフォルダ名とを対応付けて記憶する。
続いて、メールサーバー100は、他のユーザのメール情報を取得する(ステップS205)。ここで、メールサーバー100は、他のユーザのメール情報が更新されるまで待機してもよい。例えば、メールサーバー100は、他のユーザのメールアカウントに新たなメールが送信されるまで待機してもよい。
続いて、メールサーバー100は、他のユーザのメール情報に基づいて、提案される共通の振分条件に関する判定を行う(ステップS206)。メールサーバー100は、判定結果に基づいて、共通の振分条件の適用を推奨する旨を提案せずに終了する(ステップS206;No)。メールサーバー100は、判定結果に基づいて(ステップS206;Yes)、共通の振分条件を適用するよう推奨する旨を提案する(ステップS207)。そして、メールサーバー100は、提案に対する指示を端末装置20から受信するまで待機する。
続いて、メールサーバー100は、共通の振分条件の適用を許可する適用許可の指示を受信した場合(ステップS208;Yes)、他のユーザが利用するメールアカウントに共通の振分条件を適用する(ステップS209)。メールサーバー100は、共通の振分条件の適用を許可しない指示を受信した場合(ステップS208;No)、共通の振分条件を適用せずに終了する。また、メールサーバー100は、提案に対する指示を端末装置20から受信しない場合、共通の振分条件の適用を許可しない指示を受信したものとみなして、共通の振分条件を適用せずに終了してもよい。
〔6.変形例〕
上述した実施形態に係るメール振分システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、メール振分システム1の他の実施形態について説明する。
〔6−1.メーラーの場合〕
上記実施形態では、メールサーバー100は、ウェブメールでユーザにより設定された振分条件を取得する例を示した。ここで、メールサーバー100は、端末装置10にインストールされたメールソフトに基づくメールアカウント(以下、適宜「メーラー」とよぶ)でユーザにより設定された振分条件を取得してもよい。図6を用いて、上記変形例に係るメール振分処理の手順について説明する。
図6のステップS201において、メールサーバー100は、ユーザのメーラーで設定された振分条件を取得する。ここで、メールサーバー100は、端末装置10に対してユーザのメーラーで設定された振分条件を送信するよう要求してもよい。この場合には、メールサーバー100は、制御部130に要求部を有していてもよい。そして、メールサーバー100は、端末装置10から送信された振分条件を取得してもよい。また、メールサーバー100は、ユーザのメーラーで設定された振分条件を蓄積した外部サーバーに対して振分条件を送信するよう要求してもよい。また、図6のステップS202からS204については、上記実施形態に係る処理の手順と同様である。
図6のステップS205において、メールサーバー100は、他のユーザが利用するメーラーにおけるメール情報を取得する。また、メールサーバー100は、他のユーザのメーラーにおけるメール情報が更新されるまで待機してもよい。例えば、メールサーバー100は、他のユーザのメーラーが新たなメールを受信するまで待機してもよい。また、図6のステップS206からS207については、上記実施形態に係る処理の手順と同様である。
図6のステップS208において、メールサーバー100は、共通の振分条件の適用を許可する適用許可の指示を受信した場合、他のユーザが利用するメールアカウントに共通の振分条件を適用する。ここで、メールサーバー100は、共通の振分条件を適用するための情報を端末装置20に送信してもよい。この場合には、メールサーバー100は、制御部130に送信部を有していてもよい。また、メールサーバー100は、共通の振分条件の適用を許可しない指示を受信した場合、共通の振分条件を適用するための情報を送信せずに終了する。また、メールサーバー100は、提案に対する指示を端末装置20から受信しない場合、共通の振分条件の適用を許可しない指示を受信したものとみなして、共通の振分条件を適用するための情報を送信せずに終了してもよい。
〔6−2.条件名、フォルダ名の取得〕
上記実施形態では、メールサーバー100は、ユーザが設定した振分条件を取得する例を示した。ここで、メールサーバー100は、ユーザが設定した振分条件に関する情報を取得してもよい。図6を用いて、上記変形例に係るメール振分処理の手順について説明する。
図6のステップS201において、メールサーバー100は、ユーザが設定した振分条件に関する情報を取得する。例えば、メールサーバー100は、ユーザが設定した振分条件を示す条件名や振分条件により振分けられる振分け先のフォルダ名に関する情報を取得する。この他にも、例えば、メールサーバー100は、ユーザが設定した振分条件の重要度や利用頻度を示す情報を取得してもよい。例えば、メールサーバー100は、ユーザにとって重要であることやお気に入りであることを示すフラグやアイコンなどの情報を取得してもよい。例えば、メールサーバー100は、振分条件により振分けられる振分け先のフォルダの構成に関する情報を取得してもよい。メールサーバー100は、振分条件により振分けられる振分け先のフォルダの構成の細分性に関する情報を取得してもよい。また、メールサーバー100は、ユーザがメーラーで設定した振分条件に関する情報を取得してもよい。
図6のステップS202において、メールサーバー100は、取得した振分条件のうち共通の振分条件を抽出する。ここで、メールサーバー100は、複数のユーザにより設定された振分条件が同一であったとしても、条件名やフォルダ名などの振分条件に関する情報がユーザによって様々である複数の振分条件を共通の振分条件として抽出してもよい。例えば、メールサーバー100は、「条件#13」の条件名が「自動車振分け」でありフォルダ名が「自動車」である振分条件と、「条件#13」の条件名が「ドライブ振分け」でありフォルダ名が「ドライブ」である振分条件とを取得した場合には、共通の振分条件として抽出してもよい。
図6のステップS203において、メールサーバー100は、共通の振分条件を代表する条件名やフォルダ名を生成する。具体的には、メールサーバー100は、取得した振分条件に関する情報に基づいて、代表する条件名やフォルダ名を生成する。例えば、メールサーバー100は、取得した条件名又はフォルダ名の多数決によって、代表する条件名やフォルダ名を生成してもよい。例えば、メールサーバー100は、取得した条件名又はフォルダ名の中から、メールサーバー100を管理する管理者による選択に基づいて、代表する条件名やフォルダ名を生成してもよい。例えば、メールサーバー100は、振分条件に関する情報として取得された重要度や利用頻度に基づいて、代表する条件名やフォルダ名を生成してもよい。例えば、メールサーバー100は、利用頻度が少ない振分条件に設定された条件名又はフォルダ名を加算せずに多数決によって、代表する条件名やフォルダ名を生成してもよい。
〔7.効果〕
上述してきたように、実施形態に係るメールサーバー100は、取得部131と、抽出部132と、提案部136を有する。取得部131は、複数のユーザにより設定されたメールの振分条件を取得する。抽出部132は、取得部131によって取得された振分条件のうち共通の振分条件を抽出する。提案部136は、抽出部132によって抽出された共通の振分条件の設定を複数のユーザとは異なるユーザに提案する。
これにより、実施形態に係るメールサーバー100は、多くの他のユーザにとって汎用的に利用できる振分条件を他のユーザに提案することができる。また、実施形態に係るメールサーバー100は、集約された振分情報を活用することで、振分設定における他のユーザの負担を低減させて、ユーザビリティを向上させることができる。
また、提案部136は、抽出部132によって抽出された共通の振分条件のうち予め定められた適用条件を満たす共通の振分条件を提案する。
これにより、実施形態に係るメールサーバー100は、予め定められた適用条件に基づいて提案することができる。
また、提案部136は、共通の振分条件の提案先となるユーザが受信したメールの開封率に基づいて共通の振分条件を提案する。
これにより、実施形態に係るメールサーバー100は、メールの開封率に基づいて提案することができる。
また、提案部136は、振分条件の対象となるメールの開封率が所定の条件を満たした場合に共通の振分条件を提案する。
これにより、実施形態に係るメールサーバー100は、振分条件の対象となるメールの開封率に基づいて提案することができる。
また、提案部136は、共通の振分条件の提案先となるユーザが受信したメールを管理するフォルダの構成に基づいて共通の振分条件を提案する。
これにより、実施形態に係るメールサーバー100は、メールを管理するフォルダの構成に基づいて提案することができる。
また、提案部136は、共通の振分条件の提案先となるユーザが受信したメールに含まれる文字情報に基づいて共通の振分条件を提案する。
これにより、実施形態に係るメールサーバー100は、メールに含まれる文字情報に基づいて提案することができる。
また、提案部136は、共通の振分条件の提案先となるユーザが予め手動で設定した振分条件により振分けの対象となるメールと、共通の振分条件により振分けの対象となるメールとの関係性に基づいて共通の振分条件を提案する。
これにより、実施形態に係るメールサーバー100は、手動で設定された振分条件との関係性に基づいて提案することができる。
また、提案部136は、共通の振分条件により振分けの対象となるメールに、共通の振分条件の提案先となるユーザが予め手動で設定した振分条件により振分けの対象となるメールが含まれる場合には、共通の振分条件を提案しない。
これにより、実施形態に係るメールサーバー100は、手動で設定された振分条件を優先させることができる。
また、提案部136は、共通の振分条件が採用された度合を示す採用率であって共通の振分条件の提案先となるユーザの採用率が所定の条件を満たした場合に共通の振分条件を提案する。
これにより、実施形態に係るメールサーバー100は、共通の振分条件の提案先となるユーザによる採用率に基づいて提案することができる。
また、提案部136は、共通の振分条件を採用したユーザの特徴の学習結果と共通の振分条件の提案先となるユーザの特徴とに基づいて共通の振分条件の提案先となるユーザに共通の振分を提案するか否かを判定する。
これにより、実施形態に係るメールサーバー100は、共通の振分条件を採用したユーザの特徴の学習結果に基づいて提案することができる。
また、提案部136は、共通の振分条件の提案先となるユーザと属性が類似するユーザにより設定された振分条件に対応する共通の振分条件を優先的に提案する。
これにより、実施形態に係るメールサーバー100は、属性情報の共通性に基づいて特定の共通の振分条件を優先的に提案することができる。
また、提案部136は、共通の振分条件の提案先となるユーザが手動で振分け操作を行った操作履歴に基づいて特定された共通の振分条件を優先的に提案する。
これにより、実施形態に係るメールサーバー100は、操作履歴に基づいて特定された共通の振分条件を優先的に提案することができる。
また、提案部136は、共通の振分条件の提案先となるユーザが利用する所定のサーバーに対して共通の振分条件の提案先となるユーザが行った行動履歴に基づいて特定された共通の振分条件を優先的に提案する。
これにより、実施形態に係るメールサーバー100は、所定のサーバーで行った行動履歴に基づいて特定された共通の振分条件を優先的に提案することができる。
また、提案部136は、共通の振分条件を推奨する旨を通知することにより提案する。
これにより、実施形態に係るメールサーバー100は、通知により提案をすることができる。
また、実施形態に係るメールサーバー100は、提案部136による提案に対する操作に基づいて適用する適用部138を有する。
これにより、実施形態に係るメールサーバー100は、推奨される共通の振分条件の設定を適用するか否かを選択する機会を与えることができる。
また、適用部138は、抽出部132によって抽出された共通の振分条件に基づいて生成された共通の振分条件を示す条件名と共通の振分条件によって振分けられる振分け先のフォルダ名とを適用する。
これにより、実施形態に係るメールサーバー100は、共通した条件名とフォルダ名とを適用することができる。
また、適用部138は、振分条件を設定した複数のユーザによって設定された条件名の多数決又はフォルダ名の多数決に基づいて生成された条件名又はフォルダ名を適用する。
これにより、実施形態に係るメールサーバー100は、多数決により代表される条件名とフォルダ名とを適用することができる。
また、実施形態に係るメールサーバー100は、共通性が所定の範囲に収まる複数の振分条件を共通の振分条件とする。
これにより、実施形態に係るメールサーバー100は、共通であるとみなされた複数の振分条件を共通の振分条件として処理を行うことができる。
〔8.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る端末装置10、端末装置20およびメールサーバー100は、例えば、図7に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図7は、端末装置10、端末装置20およびメールサーバー100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る端末装置10、端末装置20およびメールサーバー100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部14、24および130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔9.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 メール振分システム
10 端末装置
11 通信部
12 入力部
13 出力部
14 制御部
20 端末装置
21 通信部
22 入力部
23 出力部
24 制御部
100 メールサーバー
110 通信部
120 記憶部
121 メール記憶部
122 振分条件記憶部
130 制御部
131 取得部
132 抽出部
133 生成部
134 メール情報取得部
135 判定部
136 提案部
137 受信部
138 適用部
139 メール総合処理部
141 受付部
241 受付部
242 受信部
243 表示部
244 提案受付部
245 送信部

Claims (20)

  1. 複数のユーザにより設定されたメールの振分条件を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された振分条件のうち共通の振分条件を抽出する抽出部と、
    前記抽出部によって抽出された共通の振分条件の設定を前記複数のユーザとは異なるユーザに提案する提案部と、
    を備えたことを特徴とするメール振分装置。
  2. 前記提案部は、
    前記抽出部によって抽出された共通の振分条件のうち予め定められた適用条件を満たす共通の振分条件を提案する
    ことを特徴とする請求項1に記載のメール振分装置。
  3. 前記提案部は、
    前記共通の振分条件の提案先となるユーザが受信したメールの開封率に基づいて当該共通の振分条件を提案する
    ことを特徴とする請求項2に記載のメール振分装置。
  4. 前記提案部は、
    前記振分条件の対象となるメールの開封率が所定の条件を満たした場合に前記共通の振分条件を提案する
    ことを特徴とする請求項3に記載のメール振分装置。
  5. 前記提案部は、
    前記共通の振分条件の提案先となるユーザが受信したメールを管理するフォルダの構成に基づいて当該共通の振分条件を提案する
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載のメール振分装置。
  6. 前記提案部は、
    前記共通の振分条件の提案先となるユーザが受信したメールに含まれる文字情報に基づいて当該共通の振分条件を提案する
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1つに記載のメール振分装置。
  7. 前記提案部は、
    前記共通の振分条件の提案先となるユーザが予め手動で設定した振分条件により振分けの対象となるメールと、当該共通の振分条件により振分けの対象となるメールとの関係性に基づいて当該共通の振分条件を提案する
    ことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1つに記載のメール振分装置。
  8. 前記提案部は、
    前記共通の振分条件により振分けの対象となるメールに、当該共通の振分条件の提案先となるユーザが予め手動で設定した振分条件により振分けの対象となるメールが含まれる場合には、当該共通の振分条件を提案しない
    ことを特徴とする請求項7に記載のメール振分装置。
  9. 前記提案部は、
    前記共通の振分条件が採用された度合を示す採用率であって当該共通の振分条件の提案先となるユーザの採用率が所定の条件を満たした場合に当該共通の振分条件を提案する
    ことを特徴とする請求項2〜8のいずれか1つに記載のメール振分装置。
  10. 前記提案部は、
    前記共通の振分条件を採用したユーザの特徴の学習結果と当該共通の振分条件の提案先となるユーザの特徴とに基づいて当該共通の振分条件の提案先となるユーザに当該共通の振分を提案するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項2〜9のいずれか1つに記載のメール振分装置。
  11. 前記提案部は、
    前記共通の振分条件の提案先となるユーザと属性が類似するユーザにより設定された振分条件に対応する当該共通の振分条件を優先的に提案する
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載のメール振分装置。
  12. 前記提案部は、
    前記共通の振分条件の提案先となるユーザが手動で振分け操作を行った操作履歴に基づいて特定された当該共通の振分条件を優先的に提案する
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載のメール振分装置。
  13. 前記提案部は、
    前記共通の振分条件の提案先となるユーザが利用する所定のサーバーに対して当該共通の振分条件の提案先となるユーザが行った行動履歴に基づいて特定された当該共通の振分条件を優先的に提案する
    ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載のメール振分装置。
  14. 前記提案部は、
    前記共通の振分条件を推奨する旨を通知することにより提案する
    ことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1つに記載のメール振分装置。
  15. 前記提案部による提案に対する操作に基づいて適用する適用部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1つに記載のメール振分装置。
  16. 前記適用部は、
    前記抽出部によって抽出された共通の振分条件に基づいて生成された当該共通の振分条件を示す条件名と当該共通の振分条件によって振分けられる振分け先のフォルダ名とを適用する
    ことを特徴とする請求項15に記載のメール振分装置。
  17. 前記適用部は、
    前記振分条件を設定した前記複数のユーザによって設定された前記条件名の多数決又は前記フォルダ名の多数決に基づいて生成された当該条件名又は当該フォルダ名を適用する
    ことを特徴とする請求項16に記載のメール振分装置。
  18. 共通性が所定の範囲に収まる複数の振分条件を前記共通の振分条件とする
    ことを特徴とする請求項1〜17のいずれか1つに記載のメール振分装置。
  19. コンピュータにより実行されるメール振分方法であって、
    複数のユーザにより設定されたメールの振分条件を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された振分条件のうち共通の振分条件を抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程によって抽出された共通の振分条件の設定を前記複数のユーザとは異なるユーザに提案する提案工程と、
    を含んだことを特徴とするメール振分方法。
  20. 複数のユーザにより設定されたメールの振分条件を取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得された振分条件のうち共通の振分条件を抽出する抽出手順と、
    前記抽出手順によって抽出された共通の振分条件の設定を前記複数のユーザとは異なるユーザに提案する提案手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするメール振分プログラム。
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