JP6923222B2 - ロールパックサイレージ用のネット - Google Patents

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Description

本出願はロールパックサイレージ用のネット及び該ネットの使用方法に関する。
従来、牧草等の青刈りした飼料を乳酸発酵させた餌はサイレージと呼ばれ、乳酸発酵飼料の製造及び貯蔵庫であるサイロ(円筒状の建物で三角錐状の屋根を持つ)に保存されることが多かった。しかし、サイロは建設費用、保守費用がかさみ、サイレージを製造する作業効率も悪いという理由から、最近では使用されなくなってきている。このため、乳酸発酵させた飼料を保存する新たな形態として、サイロに代わってロールパックサイレージ(ロールベールサイレージと呼ばれることもある)が広く利用されている。
ロールパックサイレージは、ロールベーラーと呼ばれる機械で、飼料を圧縮しながらロール状塊にし、ロール状塊を崩れない様にトワイン(紐)やネットで梱包し、その上を、空気と雨水から遮断するため耐候性ラップフィルムで覆ったものである。以後、ロール状は螺旋状とも記すことがある。飼料が牧草の場合は、まず、牧草を機械で刈り取って天日干しにして水分調整を行い、水分調整された牧草をロールベーラーによって集めることによりロールパックサイレージが作られる。
このようなロールパックサイレージは、飼料を密封下で嫌気性乳酸発酵させて長期保存させる技術であり、腐敗となる好気性酪発酵を押さえることで、飼料の価値低下を防ぐことができる。このため、かつては、牧場の代名詞と言われたタワー型のサイロの数は激減し、現在は、貯蔵量が大量の場合に限り、トレンチ型、スタック型のサイロが使用されることがあるが、ハンドリングに優れ作業効率の良いロールパックサイレージが主流になりつつある。サイレージ、ロールベーラー、及びラップフィルムについては、非特許文献1に開示がある。
サイレージは、牧草などの飼料の貯蔵形態であり、飼料が空気に触れないようにし、乳酸菌による嫌気性発酵を促し、腐敗を防止する技術である。従って、良質のサイレージを調整によって得ようとする場合、乳酸菌が十分に活動出来るように飼料の環境を整える必要がある。良質なサイレージを作る環境の第一は水分調整であり、調整した水分を完全気密状態で維持することが大事である。水分調整する場合は、飼料を予乾することが望ましい。このため、飼料が牧草の場合、牧草を刈り取った後にそのまま畑に2〜3時間放置して水分を飛ばし、立毛では通常80%の水分を、60%前後にしてからロールパックサイレージにすることが行われる。
飼料の刈り取りタイミングは、例えば、飼料が牧草の場合、草高が35〜45cm位の出穂前後が質量ともに望ましいと言われているが、刈取り適期に天候が保証される訳ではない。晴れない日が続いたり、翌日が雨の場合などは、予乾なしに、つまり水分調製をせずに一気に刈り取り、ダイレクトにサイレージにする方法がとられる取られることがある。その場合は、乳酸発酵が見込まれにくいので、腐敗菌繁殖防止の為、ギ酸などの酸が添加されることがある。
刈り取った飼料を密封しておくことは、飼料において嫌気性の乳酸菌発酵を促進するため必須である。これは、サイレージ調整方法によって異なるが、ロールパックの場合、フィルムを4〜6重にも巻き気密性を保つことが行われている。
「牧草用サイレージラップフィルム取扱マニュアル」、ホクレン 施設資材部 資材課編 2004年8月作成
ところが、ロールパックサイレージでは、飼料を圧縮してロール状塊にし、ロール状を保つようにトワインやネットで固定した上を、耐候性ラップフィルムで覆っているので、トワインやネットによる固定が緩むと、ロール状塊が変形し、気密性が損なわれることがある。つまり、ロールパックサイレージ全体で歪みが生じると、パック内に隙間が生じ、その隙間に空気が侵入しサイレージが腐敗する虞があった。
また、動物にサイレージを与える際、ラップフィルムやトワイン、ネットなどの梱包材料は合成樹脂製なので、全て外さなければならないが、これが残留する場合があり、残留合成樹脂の繰り返し摂取で合成樹脂が動物の体内に溜まると食滞をおこし、死に至る虞があった。
本発明は、ロールパックサイレージにおいて、飼料をフィルムでラッピングする前の一時梱包におけるネットの改良に関するもので、ネットによる飼料の梱包機能を向上させて、安定的に高品質のサイレージが調製出来るロールパックサイレージ用のネットを提供することを目的とする。また、摂取を繰り返しても動物に悪影響を及ぼさないロールパックサイレージ用のネットを提供することを目的とする。
前記目的を達成する1つの形態によれば、刈り取られた後に圧縮されてロール状の塊になった飼料の外側に被せるロールパックサイレージ用のネットであって、ロール状の塊の円周方向に伸びる複数本の第1の糸と、第1の糸と交差する方向に伸びる第2の糸とを備え、第2の糸は、少なくとも第1の糸の最も外側の糸と結合されており、第1の糸は、水分の吸収により収縮する植物繊維で形成されていることを特徴とするロールパックサイレージ用のネットが提供される。
前記目的を達成する別の形態によれば、ロールパックサイレージ用のネットの使用方法であって、水分の吸収により収縮する植物繊維で形成されている第1の糸を複数本、形成するサイレージの幅に合わせて並べ、並べた第1の糸と交差する方向に伸びる第2の糸を、少なくとも第1の糸の最も外側の糸と結合させて配置することにより形成したロールパックサイレージ用のネットを、飼料を集めて圧縮し、ロール状の塊にしてサイレージを作る工程において、集めた飼料の圧縮段階で連続的に供給し、ネットがサイレージの中心から外側に向かってロール状に牧草の間に配置されるようにし、出来上がったサイレージの中に飼料とネットが一層置きにロール状に配置されるようにしたロールパックサイレージ用のネットの使用方法が提供される。
前記目的を達成する更に別の形態によれば、ロールパックサイレージ用のネットの使用方法であって、水分の吸収により収縮する植物繊維で形成されている第1の糸を複数本、形成するサイレージの幅に合わせて並べ、並べた第1の糸と交差する方向に伸びる第2の糸を、少なくとも第1の糸の最も外側の糸と結合させて配置することにより形成したロールパックサイレージ用のネットを、サイレージの幅方向に分断し、飼料を集めて圧縮し、ロール状の塊にしてサイレージを作る工程において、分断したネットを、集めた飼料の圧縮段階で幅を合わせて断続的に供給して、ネットがサイレージの中心から外側に向かってロール状に所定間隔で牧草の間に配置されるようにし、出来上がったサイレージの中に分断されたネットがロール状に点在するようにしたロールパックサイレージ用のネットの使用方法が提供される。
本発明のロールパックサイレージ用のネットによれば、刈り取られた後に圧縮されてロール状の塊になった飼料の外側に被せられたネットが、飼料からの水分を吸収すると収縮するので、ロール状の塊の飼料が型崩れする虞がなくなり、ネットによる飼料の梱包機能が向上し、安定的に高品質のロールパックサイレージが調製出来るという効果がある。また、本発明のロールパックサイレージ用のネットの使用方法によれば、サイレージを作る際に、巻き固められたサイレージの中に、水分を吸収する植物繊維が内側から外側に向かってロール状に連続して或いは断続的に巻き込まれているので、ロールパックサイレージにした後も植物繊維によってサイレージ内の水分調整ができ、ロールパックサイレージが高温になって発火する虞を無くすことができる。
(a)はロール状にされたサイレージにネットを被せる状態を示す斜視図、(b)はネットで固定されたサイレージをラップフィルムで覆う状態を示す斜視図、(c)はフィルムで覆われたロールパックサイレージの斜視図、(d)はロールパックサイレージの内部に隙間が生じて空気が侵入した状態を示す斜視図である。 (a)はサイレージ用のネットの第1の糸に延伸加工を行う工程を示す斜視図、(b)は延伸された第1の糸に第2の糸を交差させ、両サイドを接着した後に圧接する工程を示す斜視図である。 (a)は第1の糸に対する第2の糸の配置の第1の実施例を示す平面図、(b)は第1の糸に対する第2の糸の配置の第2の実施例を示す平面図、(c)は第1の糸に対する第2の糸の配置の第3の実施例を示す平面図である。 (a)は偏平に形成された第1の糸の断面図、(b)は第1の糸および第2の糸が共に偏平な形状に形成されて編まれた状態を示す断面図、(c)は第2の糸に滑り止め部材が塗布された状態を示す断面図である。 第1の糸の繊維組織が水分を吸収して変形する様子を説明する斜視図である。 (a)は第1の糸の延伸加工前の状態を示す図、(b)は第1の糸の延伸加工後の状態を示す図、(c)は(b)に示した第1の糸が水分を吸って収縮した状態を示す図である。 (a)は水を吸わない繊維でできた第1の糸に中空孔が形成され、中空孔内に水分を吸収すると膨張する物質が充填された状態を示す斜視図、(b)は(a)に示した第1の糸の中空孔内の物質が水分を吸収して膨張し、第1の糸の全長が縮んだ状態を示す斜視図である。 (a)は第1の糸が撚られた繊維で構成されている実施例を示す部分斜視図、(b)は(a)に示した第1の糸が水分を吸収して膨張した状態を示す部分斜視図である。 (a)は螺旋状に編まれた第1の糸の部分斜視図、(b)は(a)に示した第1の糸が水分を吸収して縮んだ状態を示す部分斜視図、(c)は(b)に示した第1の糸が更に水分を吸収して縮んだ状態を示す部分斜視図である。 (a)は複数本の第1の糸の外面全体に渡って吸湿すると膨張するコーティングが施されている状態を示す斜視図、(b)は第1の糸の外面の所定箇所に吸湿すると膨張するコーティングが施されている状態を示す斜視図、(c)は(b)に示した糸が吸湿して膨張した状態を示す斜視図である。 (a)から(c)は第1の糸に第2の糸を接合する別の実施例を示す工程図である。 (a)はネット供給装置が取り付けられたロールベーラーと牽引ロッドで接続されたトラクターを示す図、(b)はネット供給装置がネットを連続的にネットをロールベーラーのチャンバーに供給した時にロールベーラーから放出されるサイレージを示す図、(c)はネット供給装置がネットをその幅方向に切断してロールベーラーのチャンバーに断続的に供給した時にロールベーラーから放出されるサイレージを示す図である。
以下、添付図面を用いて本出願の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、以後の説明では、飼料として刈り取った牧草を塊にしてロールパックサイレージを作るのに使用するネットについて説明するが、本発明のネットはロールパックサイレージ以外にも使用が可能である。
図1(a)は、ロール状にされたサイレージ1にネット2を被せる状態を示すものである。サイレージ1はロールベーラーという機械で刈り取られた牧草を圧縮しながらロール塊状にされる。図1(b)は、ネット2で固定されたサイレージ1をラップフィルム3で覆う状態を示すものである。図1(b)に示したラップフィルム3は円筒状をしているが、実際には一定幅の薄いフィルムがネット2で固定されたサイレージ1に隙間なく巻き付けられる。図1(c)は、ネットで固定されたサイレージがラップフィルム3で覆われて形成されたロールパックサイレージ4を示している。図1(c)に示したロールパックサイレージ4は、ネットによるサイレージの固定が緩むと、ロールパックサイレージ4の内部にできた隙間に空気が侵入して図1(d)に示すように膨らみ、サイレージが腐敗する虞があった。本発明のロールパックサイレージ用のネットは、一度サイレージを固定すると緩まない構造を備えるものである。
また、これまでのロールパックサイレージは、積み重ねによる下層のロール変形が大きく、貯蔵場所に広い面積を必要とした。特に、飼料用稲のホールクロップサイレージは荷崩れがひどく、2段以上は積み重ねが出来なかった。本発明のロールパックサイレージ用のネットは、一度サイレージを固定すると緩まない構造を備えるものであり、2段以上の積み重ねにも対応できるものである。以下に本発明のロールパックサイレージ用のネットの構造例を幾つか説明する。
まず、本発明のロールパックサイレージ用のネットを作る製造装置30の一例を、図2(a)を用いて説明する。製造装置30には、複数本の第1の糸11を抑える第1から第3のローラ31、32,33がある。第1から第3のローラ31、32,33は、上下方向から第1の糸11を挟んで移動させる。
第1の糸11に対して、第1のローラ31と第2のローラの間の第1の区間41で第1の延伸加工が行われ、第2のローラ32と第3のローラの間の第2の区間42で第2の延伸加工が行われる。延伸加工は、例えば、第2のローラ32の回転速度を第1のローラ31の回転速度よりも速くし、第3のローラ33の回転速度を第2のローラ32の回転速度よりも速くすることによって行うことができる。第1の糸11は第1の延伸加工と第2の延伸加工により、イールドポイントを越えない範囲で徐々に伸ばされる。第1の糸11に対する延伸加工は、第1の糸11が水分を吸収した際により多く縮むように行われる。第1の区間41には、延伸加工された第1の糸11がすぐには縮まないようにするための薬剤を塗布するノズル39が、第1の糸11の本数と同数だけある。第2の区間42では、第2と第3のローラ32,33による第1の糸11の延伸加工時に、加熱、冷却処理が行われる。
図2(b)は延伸された第1の糸11に第2の糸12を交差させて編み込む製造装置30の第2の糸の挿入部45の構造の一例を示すものであり、第1の糸11が搬送される方向に対して第3のローラ33の下流側に設けられている。第2の糸の挿入部45には、第4から第6のローラ34,35,36がある。第4のローラ34と第5のローラ35は離れており、対向していない。また、第2の糸の挿入部45は、第5のローラ35と第6のローラ36の間の第3の区間43にあり、第3の区間43で第1の糸11に交差するように、第2の糸12が編み込まれる。第2の糸12は第1の糸11の間隔を保つために編み込まれる。第1の糸11に第2の糸12を編み込む装置は公知であるので、ここには第2の糸12の編込装置は図示していない。
第2の糸12は、複数本の第1の糸11の両端部で、接着剤吐出器38から吐出された接着剤によって第1の糸11に接着される。この実施例では、第2の糸12は第1の糸11に対して斜め方向にジグザクに交差するように挿入される。第1の糸11に対して斜めに挿入された第2の糸12は対向する押えローラである第6のローラ36によって接着され、第4の区間44でネット10が形成される。第1の糸11に対して挿入する第2の糸12は、この実施例では斜めにジグザグに挿入されているが、複数本の第2の糸12を挿入しても良いし、第1の糸11に対して直角に挿入しても良い。図3、及び図4にネット10の3種類の実施例21,22,23を示す。
第1の糸11は、その一部に、綿、麻、レーヨンを使用することができる。第2の糸12は、複数本の第1の糸11の両端部で、接着剤吐出器38から吐出された接着剤15によって第1の糸11に接着される。接着剤15は、その原料の一部をでんぷん質とすることができる。また、接着剤15の一部に、腐敗を防止する塩や酸化防止とペーハー(pH)調整を行うクエン酸、リンゴ酸、乳酸などを含ませることができる。
この実施例では、第2の糸12は第1の糸11に対して斜め方向にジグザクに交差するように編み込まれる。第1の糸11に対して斜めに編みこまれた第2の糸12は、対向する押えローラである第6のローラ36によって接着され、第4の区間44でネット10が形成される。第1の糸11に対して編みこまれる第2の糸12は、この実施例では斜めにジグザグに編み込まれているが、複数本の第2の糸12を編み込んでも良いし、第1の糸11に対して編み込んでも良い。図3(a)から(c)にネット10の3種類の実施例21,22,23を示す。
図3(a)は、第1の糸11に対して第2の糸12を直交する方向に配置した第1の実施例のネット21を示すものである。黒丸で示す第1の糸11と第2の糸12の交差部は、接着剤で結合されている。図3(b)は、第1の糸11に対して第2の糸12を斜め方向にジグザグ状に配置した第2の実施例のネット22を示すものである。黒丸で示す第1の糸11と第2の糸12の交差部は、接着剤で結合されている。図3(c)は、第1の糸11に対する第2の糸12の配置を直交する方向と斜め方向とを組み合わせて配置した第3の実施例のネット23を示すものである。黒丸で示す第1の糸11と第2の糸12の交差部は、接着剤で結合されている。
第1の糸11、または第2の糸12は、通常は断面が円であるが、図4(a)に示すように、ネットのロール状の塊になった飼料の外側の面に対して偏平な形状(長方形の角ばった形状)に形成しても良い。第1の糸11、または第2の糸12の断面を偏平な形状に形成すると、重ね合わせた時に接触する部分が増え、摩擦力によって糸同士が滑り難くなる。そして、第1の糸11、または第2の糸12の断面を偏平な形状に形成した場合は、第1の糸11または第2の糸12の偏平な面、図4(b)に示すように、滑り留め加工NSを施すか、或いは、図4(c)に示すように、滑り止め部材Sを塗布すれば摩擦力が増す。
滑り止め部材Sには活性炭を含ませることができる。活性炭はポーラスの構造を有し、発酵ガスを吸収する。これにより、フィルムラッピング後のガスを抑え、膨張による全体梱包の崩れを防止するが、サイレージの表面から起こるカビを防止する働きを持つ。ロールパックプサイレージは、屋外に放置されるものが多く、寒暖にさらされる為、表面から菌糸がはびこることが多いが、菌糸は炭や、活性炭をまたいで伸ばすことが難しく、滑り止め部材Sには活性炭を含ませることにより良質なサイレージ調整に役立つ。つまり、活性炭によって、サイレージ表面に発生する所謂「ヌメリ」がなくなり、本発明のネットが最終状態まで、ずれない状態でサイレージを保持し、本発明の目的を達成する。
このように、円柱状に圧縮されたサイレージの上を、ネットで巻く場合、サイレージの型崩れを防止するためには、サイレージとネット、或いはネットとネットの間の摩擦が高いことが望ましい。よって、前述のように、第1の糸11または第2の糸12の偏平な面を形成したり、第1の糸11または第2の糸12の偏平な面に滑り留め加工NSを施すか、或いは、滑り止め部材Sを塗布して摩擦力を増すことは非常に有効である。
更に、サイレージを製造するロールベーラーには、サイレージを製造する機械の横に丸い穴が設けられており、そこから円柱状のネットホルダーをセットするタイプのものがある。また、サイレージを製造する機械の口の部分を大きく開け、後方から所定のネットホルダーに納めるタイプのものもある。何れのタイプのロールベーラーでも、ネットが薄いほど、限られたネットホルダーに対して、より長尺のネットが収容出来る事になり、作業上好ましい状況となる。よって、前述の実施例のように、第1の糸11または第2の糸12に偏平な面を形成してネットを薄くすることは有効である。
何れの実施例のネット21,22,23においても、本発明では、ロール状の塊の外周方向に伸びる第1の糸11は、図5に示すように、水分を吸収すると、その全長L1がL2(<L1)に収縮し、直径D1がD2(>D1)に増大するような繊維で形成する。第2の糸12は特に収縮する繊維で形成しなくても良い。そして、第1の糸11をたとえば綿や麻などの植物繊維で形成しておけば、ロールパックサイレージの梱包を解いて家畜に食べさせる場合に、第1と第2の糸11,12がサイレージに残留していて家畜が食べた場合でも植物繊維は家畜の胃で消化されるので、家畜に被害が及ばない。
このように、本発明のロールパックサイレージ用のネットを使用すれば、ネットがロール状になったサイレージを締め付け、円柱状になった飼料の隙間が拡大しないため、空気が入らず良質のサイレージ飼料が作れる。
ここで、第1の糸11の水分吸収による収縮機能をアップするために、繊維に施す延伸加工について説明する。繊維は、バネと同じで、ある条件が開放されると自由長に戻る働きがある。一般に延伸加工は、繊維の縮みを防止するための加工であるが、材料劣化を起こすイールドポイント以前の状態で繊維に延伸加工を行うと、繊維が水分を吸収した際に収縮機能が働くようになる。例えば、図6(a)に示すような所定の長さの第1の糸11に延伸加工を行って、図6(b)に示すように全長を伸ばしておくと、この糸が水分を吸うと、図6(c)に示すようにその全長が収縮するのである。
また、繊維には、繊維自体が水分を吸収するものと、水分を吸収しないものがある。本発明を実現するための第1の糸としては、繊維自体が水分を吸収して収縮するものを使用することが望ましい。水を吸う代表的な繊維としては綿糸がある。綿糸は、部分的に中空糸のようになっており、水分を吸収することで細かい組織が膨張し、結果として長さが短くなる。
一方、第1の糸に水分を吸収しない繊維を使っても、水分が存在する状態で収縮させることが出来る。例えば、図7(a)に示すように、第1の糸11として水を吸わない繊維ではあるが、中空の孔14を備える繊維の場合は、中空の孔14の中に、水分を吸収することで膨張する物質Eを充填しておく。すると、水分がある状態では、中空の孔14の内部にある物質Eが膨張することにより、図7(b)に示すように、第1の糸11の全長L3がL4(<L3)に縮む。繊維が中空の孔14を備えていない場合であっても、中空の孔14に類する構造を持つ繊維、例えば多孔質の繊維の場合、多孔の中に水分を吸収することで膨張する物質Eを充填しておけば、物質Eが水分を吸収することで膨張し、繊維の全長が収縮する。
更に、本発明のネットに使用する第1の糸11としては、図5(a)に示したものフィラメントの繊維ではなく、水分を吸収すると縮む性質を備えるモノフィラメントの糸を複数本束ねてマルチフィラメントの糸とし、これを図8(a)に示すように撚ることによって第1の糸11Mとしても良い。マルチフィラメントの糸を撚った第1の糸11Mは、ものフィラメントの糸に比べて水分を吸収した場合の収縮率を高めることができる。これは、図8(b)に示すように、直径aのモノフィラメントの糸11が直径b(>a)のように太くなることにより、第1の糸11Mの撚りが若干戻ることになり、結果としてその長さの収縮と直径の増大がモノフィラメントに比べて大きくなるからである。
なお、第1の糸11にモノフィラメントの繊維を使用する場合でも、図9(a)に示すように、第1の糸11自体を螺旋状にして伸ばした状態にしておけば、第1の糸11が水分を吸収すると、図9(b)、(c)に示すように吸収した水分の量に応じて収縮する。
図7(a)、(b)では、第1の糸11として水を吸わない繊維で、中空の孔14を備える繊維の場合を説明した。しかし、水分を吸収しない繊維で内部に連続孔や多孔が存在しないものもある。このような水分を吸収しない繊維に対しても、水分が存在する状態で収縮させることが出来る。例えば、図10(a)に示すように、平行状態で複数本並んでおり、水を吸わない繊維でできた第1の糸11の外周面に、図10(b)に示すように、水分を吸収すると膨張する素材Fを不均一に塗布しておく。第1の糸11の外周面への水分を吸収すると膨張する素材Fの塗布は、第1の糸11の外周面全体でも良い。
このように、第1の糸11の外周面に水分を吸収すると膨張する素材Fを不均一に塗布(部分的にコーティング)しておくと、素材Fが水分を吸収して(吸湿して)膨張することによって、複数の平行な第1の糸11の平行状態が崩れ、図10(c)に示すように、第1の糸11の長さが短くなる。なお、第1の糸11の外周面全体に水分を吸収すると膨張する素材Fを均一に塗布した場合でも、ロールパックサイレージの内部における水分の分布は一定でないので、各部における素材Fの膨張度が異なり、同様の現象が発生して、第1の糸11の長さが短くなる。
以上説明した実施例では、第1の糸に対して第2の糸を固定する場合に接着剤による固定を行うものを説明したが、第1の糸に対して第2の糸を固定する手法は縫製でも良い。図11(a)から図11(c)は、第1の糸11に第2の糸12を縫製によって接合する実施例を示すものである。第1の糸11に第2の糸12を縫製によって接合する場合は、図11(a)に示すような縫製装置50を用意する。縫製装置50には、昇降可能なベース55の先端部にある取付板56に、第1と第2のアーム51,52が回転可能に取り付けられており、第1と第2のアーム51,52の先端部に溝付のローラ53,54が設けられている。
第1の糸11に第2の糸12を縫製によって接合する場合は、図11(a)に示すように、溝付のローラ53,54に第2の糸12を掛け渡し、第2の糸12を引っ張った状態で、図11(b)に示すように、縫製装置50を下降させる。第2の糸12を保持する溝付のローラ53,54が、第1の糸11より下方に移動したら、第1と第2のアーム51,52を回転させて交差させ、図11(c)に示すように、溝付のローラ53,54に保持された第2の糸12が「8の字」を形成するようにする。この状態で、第2の糸12が形成する下側のループ(上側のループには第1の糸11が挿通されている)に、縫製用の第3の糸13を挿入し、直ちに縫製装置50を上昇させれば、第1の糸11と第2の糸12の第3の糸13による縫製が終了する。
綿糸を本発明のネットに使用すると、綿糸は水分を吸収すると縮む機能を持ち合わせていることに加え、水分の蒸発機能を備えるので、サイレージの品質向上が可能となる。収穫された飼料の水分は、円柱状に圧縮される過程で比較的高速で回転させるために比較的外側に配置されるが、これを綿糸で吸収し、蒸散させることが出来る。すると、毛細管現象により、表面から次の層の水分が表層に出て蒸散する。この働きにより、表層の水分調整がなされ、良質のサイレージがより高い確率で生産出来る事になる。
ネットを綿または麻で形成すると、動物にサイレージを給与する時、ネットをサイレージから取り外すことなくサイレージ撹拌用のミキサーに投入したり、サイレージカッターや、牧草の籠におけるため、作業効率が向上する。なお、現在のロールパックサイレージ用のネットに使用されているポリプロピレン(pp)は、サイレージから取り外された後に埋められたり、もしくは焼却処分をされるが、現在国内でのロールパックサイレージ用のネットの総使用量はおよそ2000トンであり、焼却すると6000トンを越す二酸化炭素が排出される。これに対して本発明のロールパックサイレージ用のネットは、家畜に食べさせることが可能であるので、埋めたり焼却したりする必要がなくなり、二酸化炭素が発生しないことから自然環境にも優しい事になる。
次に、以上のようにして形成されるロールパックサイレージ用のネット10,21,22,23の使用方法について説明する。なお、ここでは、ロールパックサイレージ用のネット10,21,22,23をまとめてネットNで表し、ネットNが分断されてできた分断されたネットをNPで表す。図12(a)は、ネット供給装置64が取り付けられたロールベーラー60と牽引ロッド71で接続されたトラクター70を示すものである。ネット供給装置64が動作しない状態では、トラクター70が地面GNDに置かれた干し草(刈り取られた牧草)7の上を走行すると、ロールベーラー60のピックアップ61が干し草7を拾い上げることによって集めてチャンバー62に供給する。チャンバー62の内部では干し草7の圧縮と成型が行われて干し草7が中心から外側に向かうロール状になる。ロール状になった干し草7の直径が所定値に達すると、トラクター70が停車し、ロールベーラー60の後部カバー63が二点鎖線位置まで開かれ、サイレージ1が地面GNDの上に放出される。放出されたサイレージ1はこの後にラッピングされてロールパックサイレージとなる。このとき、圧縮された干し草が高水分のままラッピングされると、ロールパックサイレージ内で発酵が促進され、ロールパックサイレージ内が高温となって発火する虞があった。
ここでまず、ネット供給装置64がチャンバー62の内部にネットNを連続的に供給する場合を説明する。この場合は、トラクター70が地面GNDに置かれた干し草7の上を走行し、ピックアップ61が干し草を拾い上げてチャンバー62に供給する際に、ネット供給装置64がチャンバー62の内部に連続的にネットNを供給する。ネットNの幅は、チャンバー62によって出来上がるサイレージの幅と同じである。チャンバー62の内部に供給されたネットNは、干し草7の圧縮と成型の段階で、干し草7と一緒にロール状に成型される。したがって、出来上がったサイレージでは、干し草7とネットNが所定間隔で一層置きにロール状になっている。
この結果、ロール状になった干し草7の直径が所定値に達すると、トラクター70が停車し、ロールベーラー60の後部カバー63が二点鎖線位置まで開かれ、図12(b)に示すような、ネットNがロール状に配置されたサイレージ1Aが地面GNDの上に放出される。このサイレージ1Aは、サイレージ1Aの幅方向にネットNが配置されており、ネットNを形成する糸は、水分の吸収により収縮する植物繊維で形成されているので、ネットNは、サイレージ1A内の水分含有率が減る方向に水分調整が行われる調湿作用を備える。このため、サイレージ1Aでは、発酵によるサイレージ1Aの内部の温度上昇を防止することができ、サイレージ1Aの発火を防止することができる。また、ネットNは植物繊維で形成されているので家畜が食べても問題ない。
次に、ネット供給装置64がネットNを幅方向に切断して所定長さに分断されたネットNPを作り、この分断されたネットNPをチャンバー62の内部に断続的に供給する場合を説明する。この場合は、トラクター70が地面GNDに置かれた干し草7の上を走行し、ピックアップ61が干し草7を拾い上げてチャンバー62に供給する際に、ネット供給装置64がチャンバー62の内部に分断されたネットNPを断続的に供給する。分断されたネットNPの幅は、チャンバー62によって出来上がるサイレージの幅と同じである。チャンバー62の内部に供給された分断されたネットNPは、干し草7の圧縮と成型の段階で、干し草7と一緒にロール状に点在するように成型される。
この結果、ロール状になった干し草7の直径が所定値に達すると、トラクター70が停車し、ロールベーラー60の後部カバー63が二点鎖線位置まで開かれ、図12(c)に示すような、分断されたネットNPがロール状に点在するサイレージ1Bが地面GNDの上に放出される。このサイレージ1Bは、サイレージ1Bの幅方向に分断されたネットNPが配置されており、分断されたネットNPを形成する糸は、水分の吸収により収縮する植物繊維で形成されているので、分断されたネットNPは、サイレージ1B内の水分含有率が減る方向に水分調整が行われる調湿作用を備える。このため、サイレージ1Bでは、発酵によるサイレージ1Bの内部の温度上昇を防止することができ、サイレージ1Bの発火を防止することができる。また、分断されたネットNPは植物繊維で形成されているので家畜が食べても問題ない。
1 サイレージ
2,10.21,22,23 ネット
3 ラップフィルム
4 ロールパックサイレージ
7 干し草(刈り取られた牧草)
11 第1の糸
12 第2の糸
13 第3の糸
14 孔
30 製造装置
31〜36 ローラ
38 接着剤吐出器
50 縫製装置
53,54 溝付ローラ
60 ロールベーラー
61 ピックアップ
62 チャンバー
63 後部カバー
64 ネット供給装置
70 トラクター
71 牽引ロッド
E,F 水分を吸収すると膨張する物質

Claims (9)

  1. 刈り取られた後に圧縮されてロール状の塊になった飼料の外側に被せるロールパックサイレージ用のネットであって、
    前記ロール状の塊の外周方向に伸びる複数本の第1の糸と、
    前記第1の糸と交差する方向に伸びる第2の糸とを備え、
    前記第2の糸は、少なくとも前記第1の糸の最も外側の糸と結合されており、
    前記第1の糸は、水分の吸収により収縮する植物繊維で形成されていると共に、水分吸収時に収縮機能が発生するように、延伸加工が施されていることを特徴とするロールパックサイレージ用のネット。
  2. 前記第1の糸は、水分を吸収すると、太くなると共に、長さが短くなる機能を備える繊維を一部に含むことを特徴とする請求項1に記載のロールパックサイレージ用のネット。
  3. 前記第1の糸、または前記第2の糸は、前記ネットの前記ロール状の塊になった飼料の外側の面に対して偏平な形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のロールパックサイレージ用のネット。
  4. 前記第1の糸または前記第2の糸は、前記偏平な面に滑り留め加工が施されているか、或いは滑り止め部材が塗布されていることを特徴とする請求項3に記載のロールパックサイレージ用のネット。
  5. 前記第1の糸と前記第2の糸との結合は接着剤で行うことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のロールパックサイレージ用のネット。
  6. 前記第1の糸と前記第2の糸との結合は縫製で行うことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のロールパックサイレージ用のネット。
  7. 前記第2の糸は、前記第1の糸に対して直交する方向に配置されていることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載のロールパックサイレージ用のネット。
  8. 前記第2の糸は、前記第1の糸に対して斜めに交差する方向に配置されていることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載のロールパックサイレージ用のネット。
  9. 前記第2の糸は、前記第1の糸に対してジグザグ状に配置されていることを特徴とする請求項8に記載のロールパックサイレージ用のネット。
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